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教科書の行間に単語の意味を書き込む

英文、古文を読解する授業に使う教科書は、教科書そのものに、単語の意味をメモしてください。

(1)教科書本文の行間に、細書きの水性ボールで、「単語の意味」を書き込む。傍注型。

(2)教科書の欄外に、細書きの水性ボールで、「単語」と「単語の意味」を書き込む。サイドノート型。

(3)教科書の脚注欄に、細書きの水性ボールで、「単語」と「単語の意味」を書き込む。フットノート型。

単語の意味を書き込むペンは、細くてにじまないものがよく、黄色、オレンジなど、赤シートで消える色にします。

「単語から線を引っ張って欄外に意味を書く」というのは、線が邪魔になって、教科書を捨てたくなりますので、やめましょう。

教科書とは別に単語帳を作ったりしないでください。時間・手間の無駄です。

お金があれば、教科書ガイドを購入してください。教科書ガイドがあるのに、「教科書傍用の単語帳」は必要ありません。

手で書く勉強を減らして、「暗記する」ことに集中できるようにしてください。

成績の悪い人ほど、「頭を働かせずに、ノートという作品を仕上げる」という逃避の仕方をします。

勉強は頭を使うものであり、手を使うものではありません。

成績の悪い人ほど、「頭を働かせずに、単語を100回書いて覚える」という逃避の仕方をします。

勉強は頭を使うものであり、手を使うものではありません。

電子辞書ではなくポメラを買おう

電子辞書で調べた結果をノートに手で複写するのはムダです。

電子辞書で調べた結果を、コピペすることで、単語帳をデジタル的に作れるのでなければ、まったく意味がありません。

電子辞書は他の端末との連携が苦手であり、古語辞典など、ほぼ使わないものが入っているので、カネのムダです。 古語辞典を引かずに、早く300語の古文単語を覚えたほうがいいです。

電子辞書に投入する資金があったら、ポメラがオススメです。 「明鏡国語辞典MX」「ジーニアス英和辞典MX」「ジーニアス和英辞典MX」「角川類語新辞典.S」が入っています。

調べた英単語を、別端末で利用できるリストにしてゆくことができなければ、勉強の効率は高まりません。

Evernoteなどのクラウドストレージにテキストファイルをメールでアップロードできます。

引用元: DM200|デジタルメモ「ポメラ」|キングジム

教科書は手で打ち込め

OCR(文字をデジタル化するソフト)は、「rn」=「RN」と「m」=「M」を読み違えることが多く、手間がけっこうかかります。

OCRで読み取ったデータは、MIFESなどの一括置換機能をもったテキストエディタで「rn → m」などの定形置換を行い、それをLibreOfficeのWriterなど、スペルチェック用のワープロにかけて、スペリングを修正します。

それから、読み上げソフトで読み上げさせて、本当に読み取り内容に誤りがないかチェックします。

ですので、教科書など、暗記するべき対象としての英文の場合、手で打ち込んだほうが手っ取り早い傾向は否めません。

ぶっちゃけ、電子辞書でチマチマ辞書を引くより、次のようにするとよいでしょう。

(1)教科書本文の打ち込み英文を、Google翻訳で粗訳をさせる。

(2)教科書本文の打ち込み英文を、英辞郎に付属している、「ポップアップ検索ウィンドウ」にコピペして、辞書を引く。

(3)その過程で、文意のあらましはつかめているので、和訳をするだけでよく、あえて単語帳(単語リスト=グロサリー)を作る必要はない。

(4)気になる単語だけ、紙の英和辞典を引いて、意味・語法・用例などをチェックする。

(5)紙のノートは作成せず、この和訳のデジタルデータをノートとする。

(6)Dropboxは、便利だけれども2GBの容量はすぐに使いきるので、非実用的。Google Drive、OneDriveなどを利用して、端末間でノートデータを共有する。Amazon、NTT西日本フレッツ光など、クラウドストレージを別途料金なしに提供している会社はけっこう多い。

自力で和訳しても英語力は付かない

(1)意味のわかった用例を音声言語として暗記する。

(2)そして実際に暗記できているか否か、自分に和訳を与えてみて、瞬間英作文ができるかどうかテストしてみる。

以上の2点が英語力の原動力になる部分です。これ以外の勉強をやっても、英語学習としては、まったく仕方がないのです。

なぜならば、英作文できる英文は、リスニングも、英文読解も可能なのです。

中学1年から高校3年までのすべての教科書について、「自分に和訳を与えてみて、瞬間英作文ができるかどうかテストしてみる」というかたちで覚え込んでください。

そうすれば、中間・期末テスト対策としても万全ですし、それを行うだけで、標準よりやや上位の志望校に合格する準備ができます。

教科書には、その周辺教材を販売する利権がつきまとっていますので、和訳、あるいは、EXERCISESの解答は隠蔽されています。しかし、それによって学習が邪魔されているのです。

夏休みの課題などで、和訳の付属していない英文の小冊子と、その英文にまつわるEXSERCISESの小冊子がセットになったものが、学校から与えられることがあるでしょう。

自分で辞書を引いて、この課題をやれ、ということでしょうね。

ハッキリいいますと、この手のものをこなしても、まったく英語力はつきません。暇つぶしにしかなりません。

「自分に和訳を与えてみて、瞬間英作文ができるかどうかテストしてみる」というかたちで、覚える価値のある文章を覚え込む。語学は、これ以外にないのです。

みなさんは、理系に進学するために、数学と理科を頑張る必要があるのですから、英語の課題のために、夏休みをつぶされてはかないません。

OCRを使ってもいいですし、手で打ち込んでもいいですから、とにかく、英語教科書の英文を電子文字にして、それを自動翻訳にかけて粗訳をする。そういう「情報処理」で、英語学習でラクをしてください。

英語教科書、あるいは、英語の副教材に単語リスト(グロサリー)を付けないのは、英和辞典を売りたいとか、電子辞書を売りたいとか、そういう利権がらみなんですよ。

そんなもん、PCで英辞郎に付属している、「ポップアップ検索ウィンドウ」を使ったほうが効率がいいです。