少なくとも教科書Nextがある分野のはいらないかも

「分野別編集の数学教材をいくつもこなして高校数学を完成させよう」というのは「企画倒れ」になりやすいのでオススメできません。

それは「分野別編集の数学教材がカバーしていない分野がある」「分野別編集の数学教材ごとに問題の難易度に凸凹がある」「分野別編集の数学教材ごとに出来・不出来の凸凹がある」などによって、 最終的には、全分野をカバーした教材をこなす必要に迫られ、結果として二度手間になるからです。 例えば、「細野数学」(中経出版 → 小学館)や「坂田アキラ数学」(KADOKAWA/中経出版)も、結局は全分野をカバーできぬまま、未カバー分野の新刊の発売が停止しています。 「細野数学」「坂田アキラ数学」には、全分野のカバーを期待することはできません。

分野別編集の数学教材が有効なのは、数学 IIIの「微分・積分」ぐらいだと思います。

教科書レベル~入試基本レベルまでは、『エクセル数学(ブルー版)|実教出版』などで全分野を万遍なく学習するのが得策です。

実教出版|エクセル · ゆきんこの勉強法 | 自修人

強調しておきますけれども、分野別編集の数学教材は、いらないと思います。

高校数学 弱点克服講座I 数列編|9784862239815|4862239811

教科書Next 数列の集中講義 東京出版 · ゆきんこの勉強法 | 自修人

高校数学 弱点克服講座II 三角・対数関数編|9784862239822|486223982X

これには対応する『教科書Next』がありません。

関連書籍

高校数学 弱点克服講座III ベクトル編|9784862239839|4862239838

教科書Next ベクトルの集中講義 東京出版 · ゆきんこの勉強法 | 自修人

同じ問題を何度も

同じ問題を何度も解いて、完全に「身体の一部」にしたほうがいいですよ。

印刷教材をたくさん買いすぎないでください。

「定義の確認」「公式の導出」

高校数学公式活用ハンドブック|9784792210397|4792210399

『高校数学公式活用ハンドブック|9784792210397|4792210399』は、教科書の代用になるポテンシャルを秘めた良書です。

『定理公式証明辞典(数学要項)|9784792200152|4792200156』と組み合わせると最強です。

定理公式証明辞典(数学要項)|9784792200152|4792200156

公式の導出が丁寧に書かれています。 教科書を何冊も買うより、これ1冊を買ったほうがオトクです。

教科書ガイド

高校数学|教科書ガイド · ゆきんこの勉強法 | 自修人

未検証ですけれども、教科書で習得するべき内容のうち重要な内容は、教科書ガイドだけでカバーできるように思います。

つまり検定済教科書を買わなくても、教科書ガイドを(中古でも)入手して、教科書ガイドをしっかりこなせば、教科書を習得したことになると思います。

これまで、マセマ出版社の本とか、 『やさしい高校数学(数1・A)―はじめての人も学び直しの人もイチからわかる』 『やさしい高校数学 数2・B―はじめての人も学び直しの人もイチからわかる』 『やさしい高校数学(数III)』 などが、教科書レベルの学習に役立つかもしれないと思い、 検討してきましたけれども、 やはり「ムダが多い」とか「抜け漏れがある」とか、欠点があるんですよ、こういう「噛み砕きタイプの印刷教材」には。

あくまでも教科書ガイドを「主食」にして、「おかず」として、多少の解説本を読んだほうが、結局は近道かもしれない。 そう思うに至りました。

実際問題としては、『数研出版|数学』の教科書ガイド、または、『数研出版|高等学校 数学』の教科書ガイドの2つから、1つを選択する(そして古書として入手する)のが現実的でしょう。 数研出版以外の教科書の教科書ガイドは、古書でも商品の数が出回っていないので、結局、新本を購入するということになりがちです。

高校数学|教科書ガイド · ゆきんこの勉強法 | 自修人

教科書レベル → センター試験

入手できるうちに、ぜひ。

エクセル数学 II+B―新課程|9784407329834|4407329831

エクセル数学 II+B 解答編―新課程|9784407329841|440732984X

計算のコツと小問の解き方

合格る計算 数学 I・A・II・B(シグマベスト)|9784578240709|4578240703

有名な神書。

大学入試|短期集中ゼミ|センター数学 II・B|10日あればいい!

「センター試験の問題を構成する部品」となっている「単純な問題」がカタログのように並んでいる問題集であり、初歩のセンター試験対策に向きます。

大学入試|短期集中ゼミ|センター数学 II・B|10日あればいい!

センター試験

ベストセレクションセンター試験数学重要問題集

ベストセレクション センター試験 数学重要問題集

センター数学 II・B 満点のコツ(満点のコツシリーズ)|9784325194767|4325194762

センター試験の「当然知っていなければならない裏ワザ(マーク式問題特有の脆弱性を突く)」が載っています。

入試標準問題レベル

下記のうち、どれか1冊をするとよさげ。

数学 II・B標準問題集 プリンシプル|9784046008206|4046008202

数学 II+B入試問題集ーSureStudy 点数が確実にUPする!(シュアスタ!)|9784491032542|4491032548

スバラシクよく解けると評判の合格!数学2・B実力UP!問題集|9784907165789|4907165781

数学入試問題集─SureStudy 点数が確実にUPする!|東洋館出版社

『数学入試問題集─SureStudy 点数が確実にUPする!』は、おのおの「厚紙にPPコーティングした表紙」をもつ「問題集本冊」「別冊解答編」からなります。両者は完全に独立した冊子になります。

別冊解答編がインターネットで閲覧できます。これは購入者において「別冊解答編をいちいち持ち歩く必要がなくなる」ことを目的としたものです。

http://www.toyokan-publishing.jp/study-book/math/math2B.pdf

http://www.toyokan-publishing.jp/study-book/math/math3.pdf

ID :

studybook

PW :

ty5524yk

(1)『数学入試問題集─SureStudy 点数が確実にUPする!』は、本冊の解説は素晴らしいけれども別冊解答編の解説が貧弱です。別冊解答編は、問題(執筆者)によっては式変形に飛躍が見られ、式変形に対する傍注もありません(傍注スペースを取っていない)。

――本冊の解説には、「公式の導出過程」「公式の意味・考え方・覚え方」が載っています。この本冊の解説を読むためにだけでも、『数学入試問題集─SureStudy 点数が確実にUPする!』を購入する意味はあると思います。ただし、数学学習が進んでいる方々には、ほとんどが「こんなの知っている」という内容です。

――問題の下に「POINT」という解き方の方針が載っています。ここには、とても親切な解説が書いてあります。

――別冊解答編は、文字がデカすぎ、文字間・行間が広すぎ、スカスカなので、すぐに次のページになってしまい、不親切。70%に縮小して、ビッチリ文字を詰め込んだほうがいい。そうすると詳しい解説をたくさん入れることができます。

――別冊解答編は、問題(執筆した先生)によっては式変形に飛躍が多く、解説の多さも問題(執筆した先生)ごとにまちまちで、数学が得意ではない人にとってはキツいでしょう。

(2)『数学入試問題集─SureStudy 点数が確実にUPする!』は、まえがきで「必要な解法パターンを網羅している」と豪語しているので、解法事典として利用するのも1つの方法です。

――特に「数学 III」において、こうした基本問題~標準問題を丁寧に解説した解法暗記本が少ないので、「数学 III」の存在は貴重です。計算問題がたくさん載っていますので、トレーニングを積むのに適しています。

――「数学 III」については、『合格る計算 数学III|文英堂』と『数学入試問題集─SureStudy 点数が確実にUPする!』を併用するのが、1つの近道になるかもしれませんね。

(3)『数学入試問題集─SureStudy 点数が確実にUPする!』は、$\LaTeX$で組まれていますので、著者自身の原稿が印刷まで維持されていると思います。致命的な誤植はない可能性が高いです。ただし、まえがきで「ほう → 方」(p.v|数学 II+B、数学 IIIともに)という誤植が1個ありました。

――駿台文庫、鉄綠会、Z会の印刷教材も、理系科目は$\LaTeX$で組まれています。あの「スカスカした安っぽい印刷」が、『数学入試問題集─SureStudy 点数が確実にUPする!』にも出てしまっています。「スカスカした安っぽい印刷」が、内容の稀薄さ、説明不足に直結します。

――『数学入試問題集─SureStudy 点数が確実にUPする!』の印刷の欠点。和文字が大きすぎ、それに比して英小文字、数字が極度に小さい。英数字の数式フォントぐらい、見やすいフォントを使うべき(安田亨先生のフォントでもよい)。ギリシア文字は特に見にくい。

――『数学入試問題集─SureStudy 点数が確実にUPする!』の印刷の欠点。全体に文字ピッチが大きすぎてスカスカの組版(特に下付文字)。行ピッチも大きすぎ。もっと「詰め打ち」しなければ見づらい。プロポーショナルフォントで、文字ピッチをもっと小さく。

【結論】:

数学 IIIは、『数学入試問題集─SureStudy 点数が確実にUPする!』を購入したほうがいいと思います。

数学 II+Bは、『数学入試問題集─SureStudy 点数が確実にUPする!』と、『 数学 II・B標準問題集 プリンシプル|KADOKAWA/中経出版』とで、迷いますね。私なら『プリンシプル』かも。ただし、『数学入試問題集─SureStudy 点数が確実にUPする!』の数学 II+Bも、解法パターンの抜け漏れチェックのために買っておきます。

数学 I+Aは、『チョイス新標準問題集数学|河合出版』がいいかも。『数学標準問題精講|旺文社』では基本問題に穴があくから。

 
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