書きこみノート英文解釈|9784053043580|4053043581

(1)『書きこみノート英文解釈』には、英文の構造解析(parsing)のやり方が具体的に書いてあります。 パーシングとは、英文に対してカッコを付けたり、SVOCMを振ったりして、英文の構造を調べることです。

――ただし、すでに「この英文から、この文意が導き出される機序(きじょ:メカニズム)がわかる」という(レベルの易しい)英文をパーシングしても意味はありません。

――「この英文から、この文意が導き出される機序(きじょ:メカニズム)がわからない」。 そういう場合にだけ、パーシングします。

――英文をパースするのは最初のうちだけです。 英文読解に慣れてきたら、いちいちパースしません。

――いちいちパースしなくても英文が読めるようになるためには、その英文を暗記する必要があります。 音声教材を利用したり、音読したりして、その英文を音声言語として覚え込む。 しかも文意を映像情報として脳裏に思い描きながら、何度も音声言語を体験する。 この「文意を脳裏に映像として思い描きながらの音声言語体験」を繰り返すことによって、英文はあなたの内側に知的財産として蓄えられます。 次回以降、その暗記した英文に似ている英文は、だいたい直感的に読みこなすことができるようになるでしょう。

――英文読解をやっても、仕上げにその英文を音声言語として暗記しなければ、次回以降、またパースしながら読むような、どんくさい結果になります。 逆にいえば、くだらない英文読解の勉強を省略しようと思ったら、たくさん英文を暗記して、直感的に読みこなせる英文の範囲を拡げ、直感的に読みこなせる英文のレベルを上げることです。 いちいちパーシングしながら英文読解をチマチマやっている人は、いつまでたっても英語の素人で終わります。 チマチマパーシングしているキミは、真面目なのではなく、どんくさいだけです。

――飛躍したかったら、英文読解の参考書をやる前に、英語構文集をアホみたいに一所懸命覚えちまえよ。 英語構文集を覚えた人間からすると、英文読解の参考書の大半は、知っている英文だから秒殺レベルとなる。 チマチマパーシングしているキミは、真面目なのではなく、どんくさいだけです

(2)『書きこみノート英文解釈』は、音声教材がダウンロードできます。

書きこみノート英文解釈

――英文読解の参考書は、最後は用例・パッセージを暗記してしまうべきです。 ですので、英文読解の印刷教材は、できるだけ音声教材が用意されているものを選びましょう。

――逆にいえば、英文読解の参考書を出したのに、それに対応する音声を用意しない著者には、気合いとやる気がないのです。 やる気がない先生なら、やめちまえよ。

(3)『書きこみノート英文解釈』は、カラーページは最初の部分だけで、メインとなるページは「空色+黒の2色刷」で印刷されており、落ち着いて勉強ができます。 学研でいえば『ハンドブック』シリーズとかは、カラー刷りの色使いがけばけばしく、目がチカチカします。 『ハンドブック』シリーズと同じけばけばしい色使いをしているのが 『カリスマ講師の 日本一成績が上がる魔法の英文読解ノート』 です。 『カリスマ講師の 日本一成績が上がる魔法の英文読解ノート』 の内容はすぐれているのに、紙面の色使いがひどすぎ、また行間や空白も少ないため、「ノート」というわりに使いづらいです。 おまけに、きたならしい手書き文字、何とかせえや。 他方、『書きこみノート英文解釈』は「空色+黒の2色刷」という落ち着いた配色で、勉強に集中することができます。

(4)『書きこみノート英文解釈』は、いったい何なのかというと、「総合英語」と呼ばれる高校で配布される英文法書に登場するレベルの、あるいは、英語構文集に登場するレベルの、比較的平易な英文に対して、丹念にパーシングを加え、構造をつぶさに解明している印刷教材です。 『書きこみノート英文解釈』は、文法項目別の構成になっています(音声教材のダウンロードサイトで『書きこみノート英文解釈』の章立てがわかります。書きこみノート英文解釈)。

(5)『書きこみノート英文解釈』は、「この英文から、この文意が導き出される機序(きじょ:メカニズム)がわからない」という学習者にとっては、とても役立つ本だと思います。 英文読解の第一歩として、有力な候補の1つになると思います。

(6)学習が一定以上に進んでいる人は、『書きこみノート英文解釈』を省略して、英語構文集に取り組んだほうが早いです。  英文読解は英語構文集で学べ · ゆきんこの勉強法 | 自修人  「この英文から、この文意が導き出される機序(きじょ:メカニズム)がわからない」という「わからなさ」を感じていない人にとって、『書きこみノート英文解釈』はムダな本です。

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(1)意味不明の手書き部分がある。活字のほうが見やすい。

(2)オールカラーで、ゴチャゴチャしており、たいへん見づらかった。 書いてある内容が、本格的で高度であるだけに、この「幼稚っぽい紙面デザイン」との間に、不釣り合いなものを感じる。 もっと落ち着いた紙面デザインにしてほしい。

(3)語りかけ口調によって、かえって読みづらい。 要点だけを書き言葉で淡々と説明してほしかった。 語学春秋社の『実況中継シリーズ』が衰退したのは、語りかけ口調が冗長すぎて、再読する意欲が湧きづらかったから。 「文字ばっかり多くて、要点は少ない」のが語学春秋社の『実況中継シリーズ』。 それと同じ轍を踏んでいる。

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よりマクロな視点からのルールを述べておきます。

およそ言語というものは、「格を帯びた名詞類」が「副詞句」として「述語となっている動詞(形容詞・形容動詞も動詞のうち)」を副詞的に修飾するプロセスです。

「私が」というのは副詞句であり、副詞句として述語動詞を修飾するのです。このとき「私」という代名詞は、主格(しゅかく)という格を帯びているのです。

「あなたに」というのは副詞句であり、副詞句として述語動詞を修飾するのです。このとき「あなた」という代名詞は、与格(よかく)=間接目的格という格を帯びているのです。

「バラの花を」というのは副詞句であり、副詞句として述語動詞を修飾するのです。このとき「バラの花」という名詞句は、対格(たいかく)=直接目的格という格を帯びているのです。

主格、与格、対格という格を帯びた名詞類は、述語動詞を副詞的に修飾します。

主格、与格、対格という格を帯びた名詞類は、原子核の周囲を回転する電子だと思ってください。 電子から原子核へ向けて、修飾という力が放たれているのだと考えてください。

与格という格を要する動詞は、「授与動詞」=「SVOO=第4文型をとる動詞」だけです。 「授与動詞」とは、「誰が、誰に、何を与える」といった「根本的な意味の構造」をもつ動詞の総称です。

英語の動詞の多くは「SVO=第3文型をとる動詞」です。 ということは、動詞の次にくる名詞句・名詞節は、たいがい対格を帯びている(直接目的語である)ということです。

補語をとる動詞の代表格は「等号の意味を表すbe動詞」です。

「be動詞以外の補語をとる動詞」も、その背景に「等号の意味を表すbe動詞」の意味を含有しています。

補語は基本的に、形容詞であり、形容詞として主語を叙述(じょじゅつ)するのが補語の役割です。

補語をとる文型には、SVC(第2文型)とSVOC(第5文型)がありますけれども、SVOC(第5文型)のOCは(たれぞうではなく)SVCを圧縮したものにすぎません。 SVOC(第5文型)は「SVsvc」にすぎません。

修飾には、「副詞的修飾」=「名詞類でないものに対する修飾」と、「形容詞的修飾」=「名詞類に対する修飾」の2つしかありません。

形容詞節という巨大な形容詞を形成するためには、関係代名詞・関係副詞が必要です。 関係代名詞・関係副詞を、合わせて関係詞と呼び、関係詞はその限定用法(制限用法)において、形容詞節を作ります。 その形容詞節が修飾する名詞句のことを、関係詞の先行詞といいます。

関係詞の先行詞とは、関係詞はその限定用法(制限用法)においては、形容詞節から修飾を受ける、被修飾語という意味です。

限定用法(制限用法)の関係詞の制度趣旨は、被修飾語となる名詞句を修飾する点にあります。

副詞節という巨大な副詞を形成するためには、従位接続詞が必要です。 従位接続詞を「つなぐ」と考える人が多いのですけれども、従位接続詞の働きは前置詞と同じで、「名詞類に格を与える」というのが本当の文法です。

前置詞にも、従位接続詞にもなる、例えば、asという単語を考えてください。 このasがどうして、前置詞と従位接続詞とで共有されているのか?  働きが同じだからだよ。

前置詞と従位接続詞は、機能が同じであり、その機能とは、「名詞類の前に置かれて、名詞類に格を与える」という機能です。

「as+名詞句」は「asが名詞句に格を与えている」。このasを前置詞と名づけ、「as+名詞句」などを前置詞句という。前置詞句は、形容詞句または副詞句になる(どちらか二者択一)。 名詞句が格を帯びて、形容詞化されると形容詞句になる。 名詞句が格を帯びて、副詞化されると副詞句になる。

「as+名詞節」は「asが名詞節に格を与えている」。このasを従位接続詞と名づけ、「as+名詞節」などを副詞節という。「従位接続詞節」などという用語は使わない。

「as+名詞節」など「従位接続詞がみちびく節」は、従位接続詞の種類として考えた場合、99.99%、副詞節である。 例外は3つだけ。 (1)「名詞節としてのthat節」 (2)「if節(名詞節=『~かどうか』という意味になる)」 (3)「whether節(名詞節=『~かどうか』という意味になる)」の3点がそれ。

この3つ以外の「従位接続詞がみちびく節」は副詞節である。

したがって、次のように考えてよい。

――「形容詞節をみちびくのは関係詞だけである」。

――「副詞節をみちびくのは従位接続詞だけである」。ただし複合関係詞(-ever)は従位接続詞にカウントする。

――「形容詞節と副詞節」以外の節は、主節か名詞節である。

そして、大事なことを述べておきます。

文中の名詞類、つまり、名詞・代名詞、名詞句、名詞節などの「名詞類」は必ず何らかの格を帯びるのです。

I went there last Sunday.(私は先週の日曜日にそこへ行った」という場合のlast Sundayを「副詞的目的格」=「副詞的対格」といいます。

「last Sunday」は名詞句にすぎませんけれども、「前置詞もないのに」副詞句になっている。そこが不思議なのですよ。

けれども、文中では「名詞類」は必ず何らかの格を帯びるという法則を考えると、last Sundayは副詞句です。 last Sundayが修飾する対象である「名詞類」が近くにないので、これは形容詞句ではない。 形容詞句でなければ、副詞句と見なす。 なぜならば、文中では「名詞類」は必ず何らかの格を帯びるし、格を帯びた「名詞類」は、形容詞類または副詞類のどちらか1つだからである。

名詞類が格を帯びるとしたら、その反応の結果は「形容詞化される」または「副詞化される」の二者択一です。

格を帯びた名詞類は、形容詞化または副詞化のどちらかになります。

事実、「前置詞+名詞句=前置詞句」は、形容詞句または副詞句ですよね? 

a book in the box(箱の中の本)のthe boxは名詞句であり、inによって格を帯びています。

この場合、in the box(前置詞句)は名詞句a bookを後置修飾する形容詞句になっていますので、このとき名詞句the boxは、形容詞化されたのです。

名詞句が形容詞化されない場合、いいかえれば、「格を帯びた名詞類」の前後に「形容詞化された名詞類」が修飾する対象である「名詞類」が存在しない場合、その名詞句は副詞化されたとしか考えられません。 余事象・補集合の考え方です。 それは「名詞類が格を帯びる」という反応の結末は、形容詞化または副詞化の2つに1つだからです。

結果として、文中に意味不明の名詞句があったら、副詞句だと思って、副詞化させて考えてみりゃあよかんべえ、ということです。

“毎年出る”頻出英文解釈(毎年出るシリーズ)|9784816801730|4816801731

(1)過去に複数の大学で出題された英文パッセージの中から、6行前後の英文を取り出し、和訳問題集としてあります。

(2)解答・解説冊子が書籍本体をなしており、その中に英文冊子をはめ込むタイプです。英文冊子だけ取り出すと、独立した小冊子になります。

(3)6行前後の長さをもつ和訳問題が「例題(実際にはPart 1所収)として110題」「類題(実際にはPart 2所収)として110題」用意されており、例題と類題が1対1対応の演習になっています。

(4)「例題1(実際にはPart 1所収)で学んだ考え方で解ける類題1(実際にはPart 2所収)」という関係になっており、他のペアも同様です。

(5)「例題1(実際にはPart 1所収)」には、そのパッセージが内包する「英文読解のテーマ」が与えられています。いいかえれば、110の例題を通じて、110のテーマが学べる仕組みです。  テーマの一例:「46. 分詞構文(付帯状況の全体withも分詞構文に)」  この110のテーマは、英文冊子の「CONTENTS」に、すべて列挙されています。

(6)例題の語注は、脚注である「NOTES」に載っています。英和辞典を引く手間が省けます。 類題の語注は、載っていないこともあり、載っていても(英文の直下に載っている)難しい単語のみです。

(7)例題の解説は、そのパッセージに対する評論・感想みたいなものが中心であり、手取り足取りの解説はありません。 類題の解説は、ごく短いコメントがあるのみで、ほぼ無解説です。

(8)例題にのみ、詳細な文構造の解析図解(SVOCMをほどこしたパーシングのチャート)が載っています(類題にパーシングの図解はありません)。 和訳を見て、さらに、このパーシング・チャートを読めば、グダグダ言葉で説明されなくてもわかります。 これがわからない場合、もっと基本的な学習参考書からやり直すのが適切です。

(9)問題演習を通じて得られた教訓が75項目の「英文解釈のためのRULES」として英文冊子の巻頭にまとめられています。

AmazonのレビューでCDの発売を望む声があります。 それは、ご自身でパッセージを入力して、Google翻訳に読み上げさせればいいのです。

入試英文・精読の極意|9784327763473|4327763470

基礎英文問題精講 3訂版|9784010329610|4010329610

旺文社の中で、最もよくできた学習参考書の1つです。 下線部和訳問題を究めるための学習参考書です。

中原道喜先生は、伊藤和夫先生よりはるかに英語がおできになる先生だと感じます。 『マスター』シリーズは聖文新社の前は、吾妻書房が版元でした。

新英文読解法―本格的な読解力を確実に|9784792218041|4792218047

これには難しい英文もたくさん含まれています。見開き対訳式です。 下線部和訳問題を究めるための学習参考書です。

 
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