ランク順 入試英単語2300(大学入試 ランク順)|9784053043597|405304359X

『ランク順 入試英単語2300(大学入試 ランク順)|9784053043597|405304359X』は、せっかく買ったけれども売却することにしました。

(1)『音読英単語|Z会』、『システム英単語|駿台文庫』(無印とBasic)、『入試英単語の王道2000+50|河合出版』という英単語集の候補がすでに存在する。 『ランク順 入試英単語2300(大学入試 ランク順)』は、そのどれにも匹敵しないので、検討対象外となった。

(2)『ランク順 入試英単語2300(大学入試 ランク順)』では、用例の一部をオレンジ色のインクで刷って、赤セルで消えるようにしてある。 そのオレンジ色の印刷部分の「文字が細い」「色が薄い」という条件が重なり、ぜんぜん見えない。 この「文字が細い」「色が薄い」という部分は、「学習者が記憶する」という英単語集の主要部分であり、ただちに回収して代替品を無償で提供するのが本来の道ではないのか?  これは欠陥商品レベルであり、これを平気で出している学研はどうなっているのか? 

フォントというのは、大きな文字のウエイト(文字を構成する線の太さ)を、そのまま縮小コピーすると、小さなフォントではウエイトが軽すぎる(線が細すぎる)ため視認性が悪くなるのです。 文字の大きさを縮小するとき、ウエイトは等倍で縮小せず、小さな文字では線をやや太めにしたフォントにするのが普通です。 『ランク順 入試英単語2300(大学入試 ランク順)』では、小さな文字用のフォントを使わなかったのかもしれません。

河合出版の学習参考書のフォントも、なんだか文字が細くて、読みづらいことがある。 小さな文字のための専用フォントを使っていないのかもしれません。

どこのフォントがいいのか?  それは数研出版です。 数研出版は、フォントだけは一流です。

『ランク順 入試英単語2300(大学入試 ランク順)』のフォント、色彩の問題は、「デザイン事務所」も悪いのですけれども、それよりも「編集者」がこれをスルーして商品として市場に出してしまったところが重大です。

(3)本が重たい。『ランク順 入試英熟語1100(大学入試 ランク順)|9784053043924|4053043921』はページ数が少ないので、まだよいのですけれども、『ランク順 入試英単語2300(大学入試 ランク順)』はページ数が多い(分厚い)ので、より重たい。 持ち運びに苦労します。 判型をこんなに小さくしないで、変形B6判にして、もっとフォントを大きくして、セルロース系のちゃんとした紙(ストーンパウダーの入っていない紙)にして、2色刷にすれば十分です。 「本を読んだことのない人、受験勉強を実際にやったことのない人がデザインを担当しているな」とすぐにわかるのが『ランク順 入試英単語2300(大学入試 ランク順)』です。 学研は、『ハンドブック』シリーズの色使いとか、けばけばしくて見ていられません。 デザインの一新が必要でしょう。

ランク順 入試英熟語1100(大学入試 ランク順)|9784053043924|4053043921

『ランク順 入試英熟語1100(大学入試 ランク順)|9784053043924|4053043921』は、『ランク順 入試英単語2300(大学入試 ランク順)』よりも用例の文字が大きい。 その分、見づらさについては、ややマシになります。 ですので、『ランク順 入試英熟語1100(大学入試 ランク順)|9784053043924|4053043921』は保管しておきます。

しかし『ランク順 入試英単語2300(大学入試 ランク順)』と『ランク順 入試英熟語1100(大学入試 ランク順)|9784053043924|4053043921』のデザインは、完全にアウトですから、早期に改訂することです。 「アウト」というのは、「単語・熟語を暗記する」という機能に関わりのない部分で「必要のないケバケバしい彩色」をしている、その「色使いについてのセンスのなさ」が第一の理由です。 第二に、「単語・熟語を暗記する」という機能とは無関係な「見出し語の表示」をデカ文字にするなど、機能を無視した組版です。 この組版をしたデザイナーは、高卒から専門学校へ進学したか、美大を出ていて、左脳系の暗記による受験勉強をまともにやった経験がないものと想像されます。 こういう現場を知らぬ人にデザインを任せるんでないよ、このタコ。 第三に、サンセリフという、「文字を構成する線」の太さを等倍にしたフォントです。 このサンセリフという系統のフォント(Helveticaが代表格)は、縮小しても「文字を構成する線が接近しすぎない」点では視認性がよいのですけれども、 調子に乗って文字を小さくしすぎると、『ランク順 入試英単語2300(大学入試 ランク順)』のように悲惨なことになります。

英語の教科書、模試、入試に使われているのは、たいていTimes New Romanに類似したフォントです。 学習参考書である以上、模試、入試に使われているフォントに類似した字形をもつフォントにしたほうが有利です。

「文字を速く読む」というのは、特に英語の場合、文字を見ているのではなく、「単語のシルエット」を見ているわけです。 極端に言えば、addressでも、adddresssでも、あまり違いがわからない、そういう「見方」をしているのです。 それは文字がなす「山脈」の「稜線」を画像として見ているからです。

この稜線が大きく崩れるのは、文字ピッチを極度に小さくした場合です。 サンセリフという系統のフォントは、文字ピッチを小さくとることが可能なので、 同じ紙面に対して、たくさんの文字数を詰め込むことが可能です。

ですので、センスの悪いデザイナーがサンセリフを多用するのですけれども、 英単語がなす稜線が左右方向に縮小されており、和文フォントでいう「長体」のかかったような状態になるのです。 そうすると、可読性が極度に下がるわけです。 実際、『システム英単語|駿台文庫』(無印とBasic)のコロケーション(ミニマルフレーズ)の英字はサンセリフなので、読みづらいでしょ?  あれは本の横幅が足りないから、コロケーションを1行に詰め込むために、サンセリフ体を使っているのです。

Times New Romanに類似したフォント(セリフ体という系統に属する)は、セリフ(フォントを構成する装飾)が付いている文字なので、 文字ピッチを極端に小さくすることはできないのです。 ゆえにセリフ系のフォントでは「一定以上の文字ピッチ」が担保される。 言い換えれば、セリフ系のフォントは、可読性が高い状態をキープしやすいのです。

アート系の専門家から見ると、学習参考書のデザインは「ダサい」ように見えるでしょう。 しかし、ダサいのは、機能を重視しているからなのですよ。

ちなみに、書店ではこの『ランク順 入試英単語2300(大学入試 ランク順)』と『ランク順 入試英熟語1100(大学入試 ランク順)|9784053043924|4053043921』を、間違えて中学生の学習参考書コーナーに置いているところが多いです。 それだけ、「デザインが子供っぽい」ということなのです。 中学生用のランク順と、デザインを共通にする必要が、ありますかね?  もうちょっと頭を冷やしてはいかがでしょうか。 高校生には、年齢相応のフォーマルなデザインにするのが、結局は、多くの読者を獲得することになるのだと思います。

英熟語集は結局、「熟語の選定」と「レイアウト」という2つの点で、『英熟語Always1001(河合塾SERIES)|9784777200139|4777200132』が最も無難な選択かな、と思います。

英単語集は、『音読英単語|Z会』(全2冊)が最も無難な線でしょう。 『ランク順 入試英単語2300(大学入試 ランク順)』よりも 『音読英単語 入門編[改訂版]|9784865310986|4865310983』 『音読英単語 必修編[改訂版]|9784865311303|4865311300』 のほうがいいと思います。

音読英単語 必修編[改訂版] · ゆきんこの勉強法 | 自修人

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