読んで見て覚える 古文攻略マストアイテム76 <常識・文法・和歌>|9784342351464|4342351463

『読んで見て覚える 古文攻略マストアイテム76』は、センター古文にも向いており、すぐれていると思いますので、購入して損はないでしょう。 240ページの比較的薄い本です。 索引が付いていますので、最終的な知識のチェックもできます。

常識編(p.8~~p.136)

古文のパッセージで述べられている内容には、どのようなものが「ありがち」であるか。 この「ありがちなストーリー」を「場面ごと」「分野ごと」に整理してあるのが、「古文常識(冒頭~~p.136)」という部分です。

この部分には「古文単語のシソーラス(thesaurus:同義語辞典)」が脚注として掲載されています。 しかも「思い出すべき古文単語」が赤刷りされていますので、赤シートによって、記憶チェックをすることが可能です。

古文単語集では「見出し語から意味を思い出す」という方向性での記憶刺激が加わります。

シソーラスでは、「こういう意味を表す古文単語には、何と何があるか?」という方向性での記憶刺激が加わります。 この方向性での記憶刺激は、記憶の再整理、活性化にとても役立つと思います。

文法編(p.138~p.176)

「識別問題への対応方法の解説(下記)」と「助詞の要点のまとめ」「敬語法の要点のまとめ」からなります。 内容が絞り込まれており、濃密です。 センター古文にも、個別試験の古文にも、十分な内容だと思います。

同音の文法的識別

「ぬ・ね」「なり」「る・れ」「に」「なむ」

意味(用法)の識別

【助動詞】:「む・むず」「べし」「まし」「る・らる」
【助詞】:「の」「だに」

さらに「多くの実例を見たい」「演習を積みたい」という場合には、下記があります。

和歌編(p.178~p.233)

必要最小限の内容がまとまっており、時間・体力から見たコストパフォーマンスが高いと思います。

さらに和歌を突っ込んでやりたい場合には、下記があります。

『読んで見て覚える 古文攻略マストアイテム76 <常識・文法・和歌>』が登場したことによってお役目を終えた学習参考書

『マドンナ古文常識217』にはイラストの間違いがある 『マドンナ古文常識217』は、「索引がない」「イラストに時代考証にまつわる間違いがある」などの指摘がAmazonのレビュー欄にあります。 学研の学習参考書は、大きく劣化している部分が目立ちます。 学習参考書を作ったことのない、たぶん女性デザイナーが中心のデザイン事務所に外部委託しているのでしょう。 「学研がかつて出してきた古い学習参考書」を「デザイン事務所に外部委託する」という方式で、練られていない学習参考書を大量生産しているように見受けられます。 特に気になるのが、サンセリフ(文字を構成する線の太さが同じフォント)、手書き文字風フォントを必要以上に多用している点です。 特にダメなのが、数学、物理、化学などの学習参考書において、式を構成する英数字のフォントにサンセリフ系統のフォントを使っている点です。 これがとても見づらい。 学研の学習参考書は、「紙面を雑誌のようにする」「(下手な)イラストを多用する」「堅苦しさを払拭する」などをモットーにして作っているのでしょうけれども、そのネライ、ぜんぶ逆効果だよ。 学研は、「女性ウケを狙ったと考えられるビミョーな紙面デザインを改める」「低品質なイラストだったら載せない(ダメなイラストレーターより、漫画家のタマゴなどをpixivなどで見つけてください)」「低予算で請け負う弱小のデザイン事務所との契約を打ち切る」「安いフォントを使わない(紙面が安っぽい)」。 クセのない、高級感のある明朝体で、おとなしい色使いだけれども、しっかりと余白をとっている。 そういうオーソドックスな紙面作りに戻さないと、そのうち、大逆風が来ると思います。

『速読古文常識』はムダが多い 『速読古文常識』のAmazonの中古価格の最低額を見てください。 1円です。 そういう本です。
どんな大学を受けるにしても、『速読古文常識』は過剰です。 『速読古文常識』は「古文は受験のための方便」という原点を忘れて、「得点力に関係のない情報」を過剰に盛り込んだ、ダメな古文常識の学習参考書です。 古文沼に塡まってしまうことは、受験戦略として、失敗です。 『速読古文常識』は大学(国語国文学科など)に入学してから読みましょう。 そういう本です、『速読古文常識』は。
英語・数学・理科といった、理系へ進学するのに必要な科目をしっかりやりましょう。 数学が得意なら、文系に転じても、社会(地理・歴史・公民)の代わりに、数学受験ができる学部がけっこうあります。 社会を暗記するより、数学の解法パターンを暗記したほうがラクであり、そのほうがライバルが少なくなります。 国語の中では、古文が最も「時間・体力を投入すべき科目」なのですけれども、古文単語と古典文法に7割の時間を割いて、古文常識は3%未満に抑えないと、演習を積むことができません。 「古文常識は3%未満」だとして、『速読古文常識』の情報量から古文単語と古典文法の情報量を「イメージとして」推定すると、古文単語が何千語とか、古典文法書のページ数が何千ページとか、そんな漢字でしょう。 つまり『速読古文常識』は、受験に必ずしも必要のない情報が多すぎて、時間・体力を奪われる点で、ほとんどの受験生にとって有害です。 Z会が『速読古文常識』を出している、ということは、Z会には「受験指導」は無理だということを表しています。 Z会って『漢文法基礎|二条案主人』とか出してたんだ。 漢文にこんな分厚い本がは必要ないのは自明なのに。 Z会って、そういう会社なんだ。 よく覚えておいてね。

 
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