結論(1)|芸術性の高い映像作品

低予算映画、ASMR(音声や映像をきっかけにして起こる自律至福反応)、ミュージックビデオ、プロモーションビデオなど、「非日常性・異空間の幻想的な雰囲気」を重視した「芸術性の高い映像作品」の撮影をおこなうための最低ラインの機材は?  それを考えたのが「結論(1)」です。

総じていえることは、「音声の伝送系統をシンプルにしたほうが、ノイズは入りにくい」ということです。

ワイヤレスマイクなど、余計なものを入れるのではなく、ボイスレコーダー/フィールドレコーダーのXLR端子(キャノン端子)に、XLR端子(キャノン端子)出力をもつラベリアマイクを直接差し込む。

フィールドレコーダーと一眼カメラは、タイムコードによって音声を同期させる。

これが最もシンプルで、音質のよい撮影・録音方法ではないかと思います。

このラベリアマイクを SONY ( ソニー ) >ECM-44B/9X | サウンドハウス

このフィールドレコーダーで録音して

異なるレベルで2系統の同時録音を行うことができるデュアル録音機能
不 意な過大入力でクリッピングしてしまった場合でも、レベルの異なる録音を同時に行うことでバックアップファイルを作成することができます。

引用元: DR-701D | 特長 | TASCAM

このカメラで撮影する 映画的な動画が撮れる格安カメラ · ゆきんこの勉強法 | 自修人

α7 II | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー
価格.com - SONY α7 II ILCE-7M2K ズームレンズキット 価格比較
ただし、バリアングル液晶ではないし、タッチパネル式液晶でもないし、バッテリー容量が小さいので電池もちが悪い。 それでも、フルサイズでLog撮影機能をもち、タイムコードで音声の同期ができて、映像外部レコーダー(ATOMOS、BlackmagicDesign、Convergent Design、FOCUS Enhancements、SOUND DEVICES、datavideoなど)にも接続できる。

ASMR(Autonomous Sensory Meridian Response)|自律至福反応 · ゆきんこの勉強法 | 自修人

結論(2)|セミナー動画など(1)

このワイヤレスマイクを

このフィールドレコーダーで録音して

異なるレベルで2系統の同時録音を行うことができるデュアル録音機能
不 意な過大入力でクリッピングしてしまった場合でも、レベルの異なる録音を同時に行うことでバックアップファイルを作成することができます。

引用元: DR-701D | 特長 | TASCAM

このカメラで撮影する DMC-FZH1|デジタルカメラ LUMIX(ルミックス)| Panasonic
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ただし、レンズ交換ができません。それでも、1型センサーでLog撮影機能をもち、タイムコードで音声の同期ができて、映像外部レコーダー(ATOMOS、BlackmagicDesign、Convergent Design、FOCUS Enhancements、SOUND DEVICES、datavideoなど)にも接続できる。 DMDSC03 | DMC-FZH1 V-Log L拡張機能について | ソフトウェアダウンロード一覧 | デジタルカメラ LUMIX(ルミックス) | お客様サポート | Panasonic

結論(3)|セミナー動画など(2)

このワイヤレスマイクを

このフィールドレコーダーで録音して

異なるレベルで2系統の同時録音を行うことができるデュアル録音機能
不 意な過大入力でクリッピングしてしまった場合でも、レベルの異なる録音を同時に行うことでバックアップファイルを作成することができます。

引用元: DR-701D | 特長 | TASCAM

このカメラで撮影する DC-GH5|デジタルカメラ LUMIX(ルミックス)|Panasonic
価格.com - パナソニック LUMIX DC-GH5 ボディ 価格比較
ただし、レンズを用意する必要があります。 それでも、マイクロフォーサーズセンサーでLog撮影機能をもち、タイムコードで音声の同期ができて、映像外部レコーダー(ATOMOS、BlackmagicDesign、Convergent Design、FOCUS Enhancements、SOUND DEVICES、datavideoなど)にも接続できる。

授業動画、セミナー動画を撮る場合、生徒・聴衆の背後から撮るため、望遠がよくきく必要があり、テレコンバーター付きの望遠高級レンズを載せておきます。 レンズで画質が決まるので、レンズだけはケチらないことです。 「DMC-GH4からDC-GH5へのモデルチェンジ」においてMP4での収録時間に制限がなくなった(SDカードの容量、電池容量の制約は受けます)ので、GH5はその点でも授業動画、セミナー動画に向いています。 授業動画、セミナー動画の撮影は三脚固定で行われるので、「ボディがPanasonicでレンズがOLYMPUSだから手ぶれ補正の整合性が」云々は度外視します。 この組み合わせでは、ボディ内手ぶれ補正だけが有効だと思いますけれども、三脚固定なら大丈夫です。
DMDSC03 | DMC-FZH1 V-Log L拡張機能について | ソフトウェアダウンロード一覧 | デジタルカメラ LUMIX(ルミックス) | お客様サポート | Panasonic

動画音声は[48kHz 16bit]または[48kHz 24bit]

サンプリングレート・ビット深度・ビットレートの意味と関係性

なお、音楽業界は44.1kHzで、映像業界は48kHzを採用しているため、動画に利用する音声では、特に問題がない限りは48kHzを採用することを推奨します。
異なるサンプリングレートの音声素材をあつめて動画にする場合、音ズレなどの問題が起こってきます。

引用元: 動画の音質を高めるには? – サンプルサイズ・サンプリングレート・ビットレート | 動画サイト運営ノウハウブログ by ソーシャルキャスト

動画用の音声は収録から書き出しまで48kHzで統一する

映像業界の標準的な音声品質は「48kHz 16bit」なので、特に理由がなければ、 動画音声としては「48kHz 16bit」にします。

「48kHz」がサンプリングレート、16bitがサンプルサイズ(ビット深度=量子化ビット数)。

アップロードする動画の推奨エンコード設定 - YouTube ヘルプ

YouTubeが「納品先」の場合、動画はMP4(H.264コーデック/MP4コンテナ)、音声はAAC(AAC-LC STEREO)が推奨されています。

動画編集ソフトからの書き出しにおいて、万が一にも映像と音声のズレを招かないために、AAC-LC STEREOにトランスコード(再エンコード)するときも「48kHz」というサンプリングレートは動かさないほうがいいと私は思います。 つまり動画の音声のサンプリングレートは、収録から書き出しまで、常に48kHzを選び、ぜったいに動かさないほうが無難であろうということです。

高音質を狙う場合、サンプリングレートを増やすのではなく、サンプルサイズ(ビット深度=量子化ビット数)を増やすのがよいらしいです。 つまり「44.1kHz 16bit → 44.1kHz 24bit」「48kHz 16bit → 48kHz 24bit」のように、bitの数値を16から24にすると、聴感的にも「ハイレゾ(ハイレゾリューション)化した」という実感が生まれやすいようです。

サンプリングレートを96kHzや192kHzなど「高すぎる状態」にすると、機器類に高負荷がかかりレコーダーや編集ソフトがフリーズする原因になったり、音声のファイルサイズが極度に大きくなったりするため、避けたほうがよさそうです。 [44.1kHz 16bit]から[44.1kHz 24bit]にするだけで、じゅうぶんハイレゾ(ハイレゾリューション)化され、音質は見違えるように向上するようです。96kHzや192kHzなど、極度のハイサンプリングレートは、ストレージの無駄づかいになるだけでしょう。

YouTubeが「納品先」の場合、動画の音声としては、次のようにするのが、たぶん「正解」でしょう。

【音声(標準音質)】:YouTubeが「納品先」の場合、ふつうの動画では[LPCM (.wav) 48kHz 16bit]で収録したものを、動画編集ソフトから[AAC-LC STEREO 48kHz]で書き出すのがよいと思います。 LPCMは「リニアPCM」と表記されることもあります。
【音声(高音質)】:YouTubeが「納品先」の場合、ASMR、音楽コンテンツなど、特に音質に重点がある動画では[LPCM (.wav) 48kHz 24bit]で収録したものを、動画編集ソフトから[AAC-LC STEREO 48kHz]で書き出すのがよいと思います。 ASMR(音声や映像をきっかけにして起こる自律至福反応)の動画など、高音質を求める場合でも「48kHz 24bit」で十分だと思います。 音声をハイレゾ化して、大きく違いが感じられるのは

[MP3]は音が悪い

大まかにいって、LPCM(.wav)が高音質で、AAC(.m4a)が中程度の音質で、MP3(.mp3)が低音質です。

ファイルサイズは小さいけれども「ほどよい高音質」というのがAAC(.m4a)です。

[MP3]は音が悪いので、動画の音声収録としては[LPCM (.wav) 48kHz 16bit]または[LPCM (.wav) 48kHz 24bit]を推奨します。

[MP3]は音質がかなり残念なので、動画の音声収録にかぎらず、できるだけ使わない方針にすることをおすすめします。

4K動画になるとファイルサイズも大きい。 そして4K動画は「高画質」を目指した動画規格です。 「高画質」なら「高音質」にしないと釣り合いません。

外付けHDDの主流が4TB程度になってきている昨今です。 動画のファイルサイズが大きいので、音声ファイルのサイズを多少減らしても、焼け石に水です。

そのように「ファイルサイズが大きくなる傾向」「高画質を求める傾向」が世間では強まっている。 こうした中で、音声ファイルだけを多少小さくするために[MP3]を選択して「低音質」を許しても、まったく釣り合いません。

YouTube動画はMP4(H.264)で収録

YouTubeを「納品先」とした動画は[MP4](H.264コーデック/MP4コンテナ)で収録し、動画編集ソフトのスマートレンダリング機能を用いて、カット部分の継ぎ目だけトランスコード(再エンコード)するにとどめます。

かなり多くのカメラでは、AVCHDでの収録時間は無制限であっても、MP4での収録時間には制限がかかります。

しかしYouTubeはMP4を要求していますので、AVCHDで収録する必要のある長時間コンテンツの場合以外は、MP4で収録します。

長時間コンテンツの実例としては、「長時間セミナー」「ゲーム実況の顔出し動画」など。

AVCHDで収録した動画を動画編集ソフトからMP4で書き出すことは、動画全体をトランスコード(再エンコード)することになります。 これだと、動画全体の画質が大きく劣化しますので、まったくおすすめできません。

特に家庭用ビデオカメラを使った低ビットレートのAVCHD動画をMP4にトランスコード(再エンコード)すると、かなり残念な画質になります。

いいかえれば、YouTubeで動画を発表する場合、AVCHDでしか撮影できない家庭用ビデオカメラを買っても、残念な結果しか生まないことを覚えておいてください。

AVCHDをデコード(再生するために解凍)するためには、再生端末に相当なパワーが必要であり、スマホ/タブレットでは、AVCHDは再生できません。 すべての再生端末で再生できる動画のフォーマットはMP4です。

「なるべくAVCHDを使わない方針」で撮影を進めると、スマホ/タブレットにやさしい動画になります。

ハイレゾww

ハイレゾは、48kHz 24bit以上は、「費用をかけた割に効果がない」(コスパが悪い)ように思われます。

ハイレゾというのは、オーディオ業界が作っているブームです。 一言でいえば、カネのためだから、乗せられないほうがいい。

私は耳がいいほうだと思っていますけれども、音楽の聞き方というものは、「聞いた音を聞く」のではなく「聞いたから想像して聞く」のですよ。

「数センチの口径しかないラジオ(しかもAMラジオ)のスピーカーから流れる音声」をもとに、その裏側で展開されている演奏を想像して聞く。 これが「ラジオの達人が音楽を聞く極意」です。 私はラジオの達人なんぢゃよ。

「実際に聞かなければ音が想像できない」というのは、未熟者なんぢゃ。

そういう意味で、高級なポータブルアンプや高級なイヤホンを買っている人は、アレだと思う。 まぁ、人それぞれだけど。

ただし、ダウンロード販売コンテンツのMP3の音質の悪さだけは許せない。 有料で販売している以上、ビビリ音のようなノイズが入ることは、絶対にNG。 MP3の音声には、ヒズミっていうのかな? ビビリ音が発生するんですよ。

だから音楽はCDの44.1kHz 16bitとか、44.1kHz 24bitをおすすめします。

他方、限界効用は逓減(ていげん)するのだから、96kHzや192kHzというハイレゾは、「バカ」だと思う。

したがって「高音質」といっても、 「リニアPCM 44.1kHz 16bit」 「リニアPCM 44.1kHz 24bit」 「リニアPCM 48kHz 16bit」 「リニアPCM 48kHz 24bit」 の4つのうちのどれか。 それ以上は、追求しても「バカ」だと思います。 まぁ、人それぞれだけど。

ハイレゾ 例えば、クラシック、ジャズその他、アコースティック楽器のライブ音源なら、ハイレゾの価値はあると思います。 しかし、その場合でも、ほんとうになめらかな音質を楽しみたい場合には、「高音質のアナログレコード」「重量級のターンテーブル」「真空管アンプ」「よくエージングされた大型のスピーカー」「よく調整されたオーディオルーム」などの環境が必要です。 オーディオは沼が深く、千万単位・億単位の投資になってきます。 結局、波形が「なめらかな曲線」になっているのがアナログ・オーディオであり、アナログの波形をシミュレートしたものがデジタル音源なのです。
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一瞬の音波をどれだけ細かくスライスするか(タテ軸の概念)がサンプルサイズ(ビット深度=量子化ビット数)らしいです。
時間(t)をどれだけ細かくスライスするか(ヨコ軸の概念)がサンプリングレートらしいです。
そのどちらも、「なめらかな曲線」になっているのがアナログ・オーディオです。 アナログ・オーディオは、写真でいえば、フィルムみたいなものです。
なお音楽はディスク(44.1kHz 16bit)でそろえたほうが音がいいことは確実であり、音楽をMP3でダウンロード購入するのは「お買い損(ぞん)」です。 本気で好きなアーティストのアルバムだけは、ディスクでそろえることをおすすめします。 リマスタリングされた音源は、もともとの音源とは、まったく別のものですから、過去のディスクを処分して、最新盤でそろえ直す、というのもありです。 高音質ディスクも、沼が深いです。

連載『辛口ハイレゾ・レビュー 太鼓判ハイレゾ音源はこれだ!』 第6回 - ハイレゾ音源配信サイト【e-onkyo music】

① レコーディングでは44.1kHzや48kHz録音が使われることが多く、プロデュース側が指示しないと96kHzや192kHz録音にはならない可能性が高い。
② スタジオで鳴っている44.1kHz/16bitは、とっても良い音。
まず①については、“慣れ”という理由が大きいと思います。録音現場では、とにかくストレス無く作業が進むのが優先です。ミュージシャンはもちろん、スタジオに居る全員が音楽を生み出すことに集中したいのです。今でこそコンピュータの性能が向上しましたので問題は少ないですが、96kHzや192kHzといった大きなデータ量を扱うのは高負荷の元。名演奏がいつ誕生するかわからない現場で、コンピュータのフリーズなどのトラブルは絶対に避けたいのです。44.1kHzや48kHzのほうが負荷は軽く安全といえるでしょう。

引用元: 連載『辛口ハイレゾ・レビュー 太鼓判ハイレゾ音源はこれだ!』 第6回 - ハイレゾ音源配信サイト【e-onkyo music】

反響の多い部屋での動画撮影/録音

反響の多い部屋|実例

反響の多い部屋を「ライブ(live)な音響特性の部屋」といいます。

反響の少ない部屋を「デッド(dead)な音響特性の部屋」といいます。

room acoustics - Google 検索

反響の多い部屋|実例 ●引っ越してきたばかりで、部屋に何も置かれていない状態では、部屋の反響が多い。
●フローリングの部屋(絨毯、カーペットを敷いていない状態で)は、部屋の反響が多い。
●鉄筋コンクリートでリノリウム床の教室は、部屋の反響が多い。

YouTubeに「無料授業」の動画が数多くあります。

せっかく「無償で教育を」という高い志(こころざし)によって撮影された動画ですけれども、そうした動画の多くが「音声不良」によって、実際には使い物にならない動画です。

動画は音声が9割。 つまり「動画における重要度は9割が音声、残りの1割が映像」です。

クリアな音声があれば、実際には板書は「PDFファイルとしての印刷教材」として提供すれば十二分であり、動画という形式でないほうがむしろスマートな「インターネット授業」なのです。

具体的には、「どこかの教室を借りて、ビデオで授業を撮影する」ということが、そもそも失敗の始まりです。

例えば、YouTubeで授業動画を公開する際に、「深緑色の黒板に、白いチョークで板書する」という形式をかたくなに貫いている、頭の固い先生がおられますけれども、それは淘汰される側の先生でしょう(たぶん)。

「深緑色の黒板に、白いチョークで板書する」という映像は、コントラストが低く、不鮮明になりがちです。 ホワイトボードに書いたものを撮影するほうがずっと見やすい。

いや、そもそも動画の中に「深緑色の黒板でも、ホワイトボードでも、板書という文字・図形を『映像』として登場させる」のは、筋がよくありません。 というのも、動画内の文字は「ラスターデータ」(点画データ)であり、拡大するとジャギーが出るからです。

ジャギー - Google 検索

そもそも、「授業時間中に板書する」というのは、授業時間の無駄遣いです。 「板書している時間のあいだ受講者・視聴者を待たせている」のは教師の準備不足、教師の甘えだと、私は感じます。 板書する内容は最初からわかっているのだから、「板書はすべてレジュメ/印刷教材として、プリントして来る」というのが、受講者・視聴者に対する礼儀であり、本来の筋というものです。 現時点のテクノロジーの水準からして、「授業のレジュメは、GoogleドライブなどにPDFファイルとしてアップロードしておく」というのが、受講者・視聴者に対する礼儀であり、本来の筋というものだと思います。

視聴端末がスマホ/タブレット、PCであることを考慮すれば、板書は手書きではなく、電子的な印刷文字であったほうがいい。 板書をなくして、すべて「PDFファイルとしての印刷教材」にした場合、フォントは「ベクターデータ」(線画データ)ですので、拡大してもジャギーは出ません。

「PDFファイルとしての印刷教材」ならば、これをEvernoteにアップロードすれば、複数のPDFファイルを串刺し的に検索することも可能になります。

現在はまだ、私的財産の観念が強く、「奪い取られることへの恐怖」に基づく社会が展開されています。 ですので、著作権とか、特許権などの「知的財産権」にまつわる法令を根拠に、「コピーするのは悪だ」という社会通念が根強く残っています。

しかしこれからの社会は、共存・共栄の時代に入っていきますので、「囲い込み、出し渋り、課金する」といった、「ねずみ男」のような精神では、これからの時代に適合できません。

反響の多い部屋での収録はラベリアマイク(ピンマイク)しかない

反響の多い部屋での動画撮影/録音で、反響音を録音したくない場合には、口とマイクを近づけるしかなく、現実的にはラベリアマイク(ピンマイク)を使う以外の手立てがありません

FM放送の受信とマルチパス FM放送を受信するときに、アンテナの向きによっては、ザーザーいいますよね?  それは「送信塔から直接送られてくる電波」と「反射して遅れてくる電波」とが互いに干渉し合うからです。 これをマルチパスといいます。 電波のpath(パス:道筋、経路)が複数(multi:マルチ)あるということです。
マルチパスを解消するためには、アンテナの指向性を高めます。 つまり送信塔の方角へ向けて、鋭い指向性をもつアンテナを屋根に立てて、その屋根のアンテナで受信すれば、ザーザーいいません(マルチパスが解消されます)。
八木アンテナといって、FM用だと3素子とか、5素子とか、7素子とか、いろいろあります。 素子数が多いほど、指向性がとんがります。 送信塔が遠い場合、素子数の多い八木アンテナを、しっかりと送信塔の方角へ向けて固定します。 ゲイン(利得)が足りない場合は、ブースターで増強します。
FM用 八木アンテナ - Google 検索

反響の多い部屋での語りが、どうして聞き取りづらいのかというと、音波におけるマルチパスが発生しているからだと考えると、わかりやすいかもしれません。

口から発せられる直接の音波以外の「ディレイがかかった音声(いわばノイズ)」が絡んでくるわけです。 その音声はピュアではない。 したがって、聞き取りづらい。

実際、ナレーションなどは、レコーディング・ブースに入って行われます。 レコーディング・ブースは、上下・四方の6面が吸音処理されており、いわゆるデッドな部屋になっています。 反響音は原則として「ノイズ」だから、反響音を吸音して(音波の運動エネルギーを熱エネルギーに変換して)、消してしまうわけです。

レコーディング・ブースはドアが重たく、飛行機のドアみたいに、ボスッっと閉めて、ものによっては、空気が漏れないように、ニュッとロックをかけます。

口という音源からの直接の音波だけを指向性鋭く選び取る。 これしか「音波におけるマルチパス」を解消する手立てはないのです。

ということは「口とマイクを近づける」しかないわけです。

しかし、近づけすぎてはいけない。 それは、マイクを吹いてしまい、ボワボワいうだけだからです。

マイクに息を吹きかけたり、マイクが風を受けたりすることを「吹かれ」といいます。

風圧によって、ボワボワというノイズを発生しやすいマイクを「吹かれに弱いマイク」といいます。


人間の口に近い位置にセットすることができる小型のマイクには、「ラベリアマイク(ピンマイク)」「イヤウォーン・マイク(片耳用の耳掛マイク)」「ヘッドウォーン・マイク(両耳用の耳掛マイク)」「ヘッドセットマイク(ヘッドホン付きマイク)」という、おもに4種類があります。

ラベリアマイク(lavalier microphone)/ピンマイク(pin microphone) lavalier microphone - Google 検索

片耳用の耳掛マイク(ear-worn microphone:イヤウォーン・マイク) ear-worn microphone - Google 検索

両耳用の耳掛マイク(head-worn microphone:ヘッドウォーン・マイク) head-worn microphone - Google 検索

ヘッドセットマイク(headset microphone:ヘッドセットマイク) headset microphone - Google 検索

「ラベリアマイク(ピンマイク)」以外の3つは、耳や頭に密着させるので、衛生面から「使い回しは好ましくない」=「個人所有になる」=「他者との間で共用」ということが基本になると思います。

ラベリアマイク 一覧|サウンドハウス
ヘッドセット/コンデンサー 一覧|サウンドハウス

口という音源に最も近づけることのできるマイクが、「イヤウォーン・マイク」や「ヘッドウォーン・マイク」です。

ただし、「イヤウォーン・マイク」や「ヘッドウォーン・マイク」の先端部にあるマイクロフォン・ユニットは、口角あたりに位置させてください。 マイクロフォン・ユニットを、ぜったいに口の正面にマイクロフォン・ユニットを位置させないでください。 マイクを吹いてしまい、ボワボワいいますから。

「イヤウォーン・マイク」や「ヘッドウォーン・マイク」は、コードが細く軽く目立たなく作ってありますので、断線しやすい(耐久性に問題アリ)です。

「イヤウォーン・マイク」や「ヘッドウォーン・マイク」のユニットがコネクターをもっており、接続コードだけ取り替えられるものもあります。

「イヤウォーン・マイク」は両面テープで耳に貼らないとずれてきます。 見かけよりずっと、やりにくいものです。

ヘッドセットマイクは、見かけが大仰なので、基本的には、動画に顔出しをしない場合に利用します。 ふつうの動画でヘッドセットマイクを使っても、「異様さ」が目立つだけでしょう。 ただし、ゲーム実況ならヘッドセットマイクを利用した顔出し動画もありでしょう。

ぶっちゃけ、「イヤウォーン・マイク」は、装着が面倒で耐久性がないから、すぐイヤになると思います。

CLASSIC PRO CEM1-SE

かつてサウンドハウスで、JTSの3000円ぐらいの「イヤウォーン・マイク」を3本まとめて買いました。 現在はCLASSIC PROというサウンドハウスのプライベートブランドで売られていますけれども、同じものがJTSから出ていて、今より500円ぐらい安かったです。

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) >CEM1-SE | サウンドハウス

CEM1-SEの音は悪くはなく、ややキンキンしていますけれども、イコライザーで直せます。 コネクターにはネジが付いていますけれども、ふつうのボイスレコーダーのφ3.5mmジャックにそのまま入ります。 ワイヤレス送信機のφ3.5mmジャックにも、そのまま入ると思います。 私はCEM1-SEをボイスレコーダーでしか使ったことがないので、ワイヤレス送信機を使ってセミナーをする場合に、この「イヤウォーン・マイク」がハウリングに強いかどうかまでは確認できていません。 PAのイコライザーの調整しだいだと思います。

YouTube等の動画投稿サイトに投稿する動画で、特に動き回るのでないかぎり、「イヤウォーン・マイク」「ヘッドウォーン・マイク」は必要ない。 ヘッドセットマイクは大仰です。

つまり、「反響の多い部屋での収録はラベリアマイク(ピンマイク)しかない」ということです。

繰り返しになりますけれども、どうして「反響の多い部屋での収録はラベリアマイク(ピンマイク)しかない」なのかというと、反響の多い部屋での動画撮影/録音には口とマイクを近づける以外の手立てがないからです。

ラベリアマイクとしては、XLR端子(キャノン端子)のものを強くおすすめします。 安く上げようとか、軽便な手段で済ませようなんて思わないで、最初からXLR端子(キャノン端子)のラベリアマイクを使ってください。

φ3.5mmのラベリアマイク(ピンマイク)でうまくいく場合もありますけれども、多くの場合、φ3.5mmのマイクは、高いレベルのホワイトノイズを伴いますので、まったくおすすめしません。

φ3.5mmのラベリアマイク(ピンマイク)というのは、あくまでも妥協案なのです。

おすすめできるのは、XLR端子(キャノン端子)で接続するラベリアマイクです。

それに合わせて、XLR端子(キャノン端子)をもつボイスレコーダー/フィールドレコーダーを用意しないといけません。

XLR端子(キャノン端子)をもつボイスレコーダー/フィールドレコーダーは、たいていφ3.5mmのマイク接続端子をもっています(機種ごとに違う)。

とにかく、動画の9割は音声で決まると考えて、マイク、ボイスレコーダー/フィールドレコーダーへの投資をケチらないでください。

SONY ECM-44B/9X

おすすめラベリアマイク SONY ECM-44B/9X は、実際に買いました。意外と低音が強くて、迫力のある高音質です。 そしてホワイトノイズは低く、安定した音声です。 特に高音質を求めるのでないかぎり、このラベリアマイクを強く推奨します。 安心のSONYですし。 コードはけっこう太くてしっかりしており、断線のリスクは低いでしょう。 大事に扱えば、10年はもつとおもいます。 外部からのファンタム電源は受け付けず、[単3形]でファンタム電源を自己供給するので、結果として、マイクの取り扱いについては、「ファンタム電源不要」という点でダイナミックマイクと同じ扱いになります。 電池は過放電によって液漏れします。 アルカリ乾電池は特に液漏れについて要警戒です。 2万円以上するマイクが液漏れでわやになってはもったいないので、エネループ等を使うか、リチウム乾電池(液漏れしにくい)を使います。 スイッチはなく、[単3形]はずっと入れっぱなしです。 6,000時間(250日)もつので、なくなったら電池効果すればいい。 [単3形]は固くて取り出しにくいので、セロテープを電池に巻き付けてでタブ(つまみ)を作っておいてください。
SONY ( ソニー ) >ECM-44B/9X | サウンドハウス
主な仕様 | ECM-44B/9X | 業務用オーディオ | 法人のお客様 | ソニー

録音機材 · ゆきんこの勉強法 | 自修人

アツデン(AZDEN)

AZDEN CM-20D/CM-20D(H)|代ゼミ式マイク

授業動画では、神経質にホワイトノイズと戦うよりも、「マイクが口元から離れず、講師の語りがクリアな音声で収録できる」ということが大事です。

その仕組みを最もよく研究しているのがアツデン(AZDEN)という音響メーカーです。

「代ゼミ式マイク」はフレキシブルアーム素材を基調とする、アツデン製のマイクです。

「代ゼミ式マイク」は、代ゼミの講師がよく使っていたマイクで、フレキシブルアーム部分を首に巻き付けて、端子をワイヤレス送信機に接続するタイプのマイクです。

耳や頭に密着させることの「ない」マイクですので、衛生面で心配なく、他者との間で共用することができます。

「フレキシブルアームの先端にマイクユニットが直付けされている」のが「代ゼミ式マイク」です。

「フレキシブルアームのもう1つの先端」は「RCAモノラルのメス」です。 それに「RCAモノラルのオス → φ3.5mmモノラルプラグ」というコードを取り付けます。 「φ3.5mmモノラルプラグ → ワイヤレス送信機」という接続になります。

首に巻いて、マイクユニット部分を口元の近くに位置させます。

CM-20D/CM-20D(H) 無指向性グースネック型マイクロホン | ハンズフリー | マイクロホン | 製品情報 | アツデン株式会社

アツデン 無指向性グースネック型マイクロフォン CM-20D - NTT-X Store

audio-technicaのワイヤレスマイクは、ヒロセコネクタータイプを採用しているので、端子がヒロセコネクタータイプのモデルは、暗にaudio-technicaのワイヤレスマイクシステムに向けて作られたものです。

メーカーの仕様詳細には「当社ワイヤレス用4ピンコネクター」としか記載がないが、オーディオテクニカのピンマイクでお馴染みのHIROSEコネクタです。

引用元: audio-technica ATW-1701/L 買ってみたよ! – TOYFARMなブログ

アツデンはワイヤレスの送受信機が安いです(SONYやaudio-technicaなどと比べて)。

講演会場では、800MHz帯のチャンネルの多くが埋まっており、空いているチャンネルを探すのに苦労します。 そういうふうに、空きチャンネルを探す必要のある人は、SONYのワイヤレス送受信機を購入してください。 私が実際に使い倒していたのは、UWP-V1という前モデルです。

UWP-V1 | 業務用オーディオ | 法人のお客様 | ソニー

SONY UWP-D11

SONYのワイヤレス送受信機は、30チャンネルのどれでも選べます。 最も無難なのがSONYのワイヤレス送受信機です(その分、高いけどね)。

UWP-D11 | 業務用オーディオ | 法人のお客様 | ソニー

そうではなく、家庭で撮影する場合には、アツデンのワイヤレスの送受信機でも大丈夫かもしれません。 ただし、こういう世界の製品は、値段なりだから、audio-technicaとか、アツデンのは、私だったら避けますよ。 安いからにはウラがあるんだよ、きっと。

こんなところで2万円・3万円ケチっても、意味がない。 失敗したくなかったら、SONYを買ってください。 SONYのUWP-V1は、φ3.5mmからXLR端子(キャノン端子)への変換コネクターとかも付いてきて、けっこうてんこ盛りでしたよ。 受信機からボイスレコーダー/フィールドレコーダーのXLR端子(キャノン端子)につなぐとき、その変換ケーブルが必要なのです。

アツデンのワイヤレスの送受信機は、安いモデルでは、チャンネルを切り替えるのが面倒なのですよ。 だから安いのですが。

105LT / ビデキンドットコム 業務用機器取扱店
105LT UHF B型 ワイヤレスマイクロホンシステム | ワイヤレス | マイクロホン | 製品情報 | アツデン株式会社

ワイヤレスマイクとホワイトノイズ

UWP-V1も、しょせん、φ3.5mmのシステムですから、ホワイトノイズは発生します。

UWP-V1 | 業務用オーディオ | 法人のお客様 | ソニー

ホワイトノイズが多いピンマイクの場合、送信機のアッテネーターの値を高めると、音量は小さくなりますけれども、ホワイトノイズは減ります。

こういうふうに、受信側の抵抗値を高めてやると、「信号は小さくなるけれども、ホワイトノイズが減る」という原理があります。

この「信号は小さくなるけれども、ホワイトノイズが減る」というプロセスを経た音声を、大きくしてやると、ホワイトノイズの少ない音声になります。

オーディオプレイヤーとポータブルアンプとイヤホンとの接続においても、「抵抗入りの変換ケーブルを使うことによってホワイトノイズを減らす」という基本技があります。 これはアッテネーターの値を高めることと同じです。

 
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