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もくじ
■英文法と古典文法|もくじ · ゆきんこの勉強法 | 自修人
be動詞
「存在を表すbe動詞」「イコールの意味を表すbe動詞」
「あり、をり、はべり、いまそかり」がラ変で、活用が特殊ですね。
同じように、be動詞も活用が特殊なんです。
古文のラ変、be動詞などは、存在詞ともいわれ、根底には「存在する」という意味があります。
「存在を表すbe動詞」も「イコールの意味を表すbe動詞」も、根底には「存在する」という意味があります。
それで「イコールの意味を表すbe動詞」=「補語(C)をとるbe動詞」だけ、「S=Cという条件を満たしながら存在する」という二重の意味をもっているのです。
この「補語(C)をとるbe動詞」のニックネームとして「繋辞(けいじ:copula:コピュラ」というものがあります。
まぁ、コピュラなどという用語は覚えなくていいですけど。
結局、be動詞には「コピュラのbe動詞」と「存在詞のbe動詞」があり、両方とも根底には「存在する」=「あり、をり、はべり、いまそかり」という意味が含まれているわけです。
日本語の形容詞、形容動詞が単独で述語になることができるのは、日本語の形容詞、形容動詞に「あり」が内蔵されているからです。 つまり「be動詞を内蔵しているから単独で述語になることができている」だけなのです。
日本語の形容詞、形容動詞は「be動詞+補語」そのものです。
ぶっちゃけ、「存在を表すbe動詞」と「イコールの意味を表すbe動詞」をいちいち分類することは、有益とは思えません。
be動詞の範囲|動詞・助動詞の活用表の4・5・9・10行目
be動詞の範囲は、下表の「4行目」「5行目」「9行目」「10行目」の「4行」です。
動詞・助動詞の活用表では、 「助動詞(じょどうし:auxliliary verb:オグスィリアリィ・ヴァーブ) としてのbe動詞」と 「本動詞(ほんどうし:main verb:メイン・ヴァーブ) としてのbe動詞」 とを分けています。 しかし、「助動詞としてのbe動詞」と「本動詞としてのbe動詞」の使い方はまったく同じです。
※【本動詞(ほんどうし:main verb:メイン・ヴァーブ)】:ほんどうし。「助動詞(じょどうし:auxliliary verb:オグスィリアリィ・ヴァーブ)以外のふつうの動詞」のこと。
「助動詞としてのbe動詞」とは、受動態と進行形をつくるためのbe動詞です。
― | 非定形 =準動詞 |
定形 | 非定形 =準動詞 |
|||
A | B | C | D | E | F | |
1 | 原形 不定法 |
現在形 | 過去形 | -en形 | -ing形 | |
2 | 非三単現 | 三単現 | ||||
3 | 助動詞 | |||||
4 | be | am | is | was | been | being |
5 | are | were | ||||
6 | have | have | has | had | had | having |
7 | (Don't) | do | does | did | ― | ― |
8 | 本動詞 | |||||
9 | be | am | is | was | been | being |
10 | are | were | ||||
11 | have | have | has | had | had | having |
12 | do | do | does | did | done | doing |
13 | write | write | writes | wrote | written | writing |
14 | play | play | plays | played | played | playing |
15 | 法助動詞 | |||||
16 | ― | can | could | ― | ― | |
17 | ― | may | might | ― | ― | |
18 | ― | shall | should | ― | ― | |
19 | ― | will | would | ― | ― | |
20 | ― | ought_to | ― | ― | ― | |
21 | ― | must | ― | ― | ― | |
22 | ― | need | ― | ― | ― | |
23 | ― | dare | dared | ― | ― | |
24 | ― | ― | used | ― | ― |