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英文法と古典文法|もくじ · ゆきんこの勉強法 | 自修人

補語(complement)

補語についてザックリと

コンピュータ言語の書式では、オペレータ(演算子)とオペランド(被演算子)という言い方をします。

オペレーターとオペランド - Google 検索

「オペレータ=命令語」と「オペランド=引数(ひきすう)」といったように私は考えています。

このことを英語の文法に当てはめると、オペレータが動詞であり、オペランドが主語目的語補語などになるのだと考えています。

complementという言葉は、そもそも、以下でいう「オペランド」

第2文型と第5文型にしか出現しない

第1オペランド オペレータ 第2オペランド 第3オペランド ――
主語(S) 述語動詞(V) ―― ―― 第1文型
主語(S) 述語動詞(V) 補語(C) ―― 第2文型
主語(S) 述語動詞(V) 直接目的語(O) ―― 第3文型
主語(S) 述語動詞(V) 間接目的語(O) 直接目的語(O) 第4文型
主語(S) 述語動詞(V) 直接目的語(O) 補語(C) 第5文型

[第1オペランド][be動詞][第2オペランド]  これが第2文型
[第1オペランド][述語動詞」[第2オペランド](be動詞)[第3オペランド]  これが第5文型

補語(C:complement)が登場するのは、第2文型(SVC)と第5文型(SVOC)の2つのケースにおいてのみです。

さて、難しいのは第5文型であり、第5文型がわからなくて苦労している人が多いでしょうから、こちらから説明します。

[第3文型]+[第2文型]=[第5文型]

以上のように割り切ってください。

SVO(第3文型)のOをSに換えてVCを付けると、SVsvcという複合文型になります。
これが第5文型(SVOC)の正体です。
SVsvc = SVOC

まとめると以上のようになります。

We call him Tom.(私たちは彼をトムと呼びます)
We call him ∅.(私たちは彼を∅と呼んでいます)
We call {He is Tom}.(私たちは{彼はトムです}と呼びます)

結局、SVOCのOC間にbe動詞をブチ込めば、だいたいおk。

We painted the wall yellow.(私たちは壁を黄色く塗った)
We painted the wall ∅.(私たちは壁を∅の状態に塗った)
We painted {The wall is yellow}.(私たちは{壁が黄色い}状態に塗った)

結局、SVOCのOC間にbe動詞をブチ込めば、だいたいおk。

OCの関係性など、主語述語の関係になっている部分を「ここはネクサス(nexus)になっている」などというけれども、余計な知識だね、これは。

第5文型のOCのあいだにbe動詞をブチ込みゃあだいたいおk
[第3文型(SVO)]と[第2文型(SVC)]を複合させたものが[第5文型(SVOC)]だ。

あと、[第5文型(SVOC)]ではO=Cの関係が成り立っているという説明は、「OCが[O be C]である件」に含まれている話だから、無視していいです。

とにかく「第5文型のOCのあいだにbe動詞をブチ込みゃあだいたいおk」だお。


be動詞には「copula(コピュラ=繋辞けいじ)のbe」と「存在のbe」とがあります。

「copula(コピュラ=繋辞けいじ)のbe」とは「イコールの役割を果たすbe」のことです。

それで[第5文型(SVOC)]ではO=Cの関係が成り立っているという話題は、OC間に「copulaであるbe動詞」が潜在的に埋め込まれていることを暗示しています。

そして[第2文型(SVC)]ではS=Cの関係が成り立っているという話題は、SC間に「copulaであるbe動詞」が実在することの反映です。

[第5文型(SVOC)]のOCは[第2文型(SVC)]にほかならないわけです。

細かくやっていけば、「[第5文型(SVOC)]のOCは[第2文型(SVC)]にほかならない」という件が成り立たないケースも出てくるでしょう。

そうしたら、「be動詞」ではなくて「be to」=「法助動詞相当」を挿入してみてください。 うまくいきますから。

とにかく、SVOCのOCを見たらbe動詞をブチ込めばいい。 そんだけ。

そして、[第5文型(SVOC)]のOC間のbe動詞も、[第2文型(SVC)]のVであるbe動詞も、「コピュラbe動詞」つまり「イコールの役割を果たすbe動詞」です。


補語(complement)の意味論上の本質は、「形容詞相当が対象を捕捉説明のために描写しているものが補語(complement)である」という感じになると思います。

SVOCの場合、Oを捕捉説明のための描写する形容詞相当がCの位置にきている。 これが繋辞が導く補語(complement)の職能です。

まったく同様に、SVC場合、Sを捕捉説明のための描写する形容詞相当がCの位置にきている。 これが繋辞が導く補語(complement)の職能です。

補語というのは、結局、「叙述用法=捕捉説明のための描写する用法」の形容詞相当が代入される「変数」なのです。

補語にブチ込むべきものは、「叙述用法=捕捉説明のための描写する用法」の形容詞相当である。

これが補語の本質部分です。

 
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