この記事は「もくじ」です

英文法と古典文法の概略を、サイト上で学習できることを目指していきます。 いつも工事中です。

余計な文法用語を使わないで説明するように方針転換しました。 使用する用語の数をできるだけ少なくしようとしています。

-ingbe動詞havewh-everWIT〔whether、if、that〕過去完了過去分詞完了間接疑問関係詞関係代名詞関係副詞疑問詞疑問代名詞疑問副詞形容詞形容詞句形容詞節形容詞相当形容詞相当の不定詞現在完了現在進行形現在分詞自動詞主語受動態修飾語従位接続詞従属節述語動詞準動詞進行形前置詞の目的語他動詞定形動詞動詞型動名詞能動態非定形品詞転換不定詞副詞副詞句副詞節副詞相当副詞相当の不定詞分詞構文文型補語名詞名詞句名詞節名詞相当名詞相当の不定詞目的語

定形
非定形
分類 名詞相当 形容詞相当 副詞相当
動詞定形
品詞転換
従属節 名詞節 】:
疑問詞間接疑問
WIT〔whether、if、that〕
wh-ever
形容詞節 】:
関係詞
関係代名詞関係副詞
副詞節 】:
従位接続詞
wh-ever
動詞非定形
品詞転換
準動詞 が導く 不定詞 名詞句 】:
名詞相当の不定詞
形容詞句 】:
形容詞相当の不定詞
副詞句 】:
副詞相当の不定詞
-ing 名詞句 】:
動名詞
前置詞の目的語
になる -ing
形容詞句 】:
現在分詞
副詞句 】:
分詞構文
現在分詞 名詞句 】:
過去分詞の導くhave目的語
になったものが 完了
形容詞句 】:
過去分詞
自動詞由来= 完了have 系】
他動詞 由来= 受動態be動詞 系】
―― このタテの系列は
ニュアンスの違い
こそあれ
「同じもの」です。
このタテの系列は
ニュアンスの違い
こそあれ
「同じもの」です。
このタテの系列は
ニュアンスの違い
こそあれ
「同じもの」です。

定形とは?
現在形と過去形のことです。「法(mood)と時制(tense)によって語形変化する」という性質をもつ動詞・助動詞の語形が定形(finite form:ファイナイト・フォーム)です。
非定形とは?
不定詞(infinitive)、-ing、過去分詞(past paticiple)のことです。「法(mood)と時制(tense)によって語形変化を**おこなわない**」という性質をもつ動詞・助動詞の語形が定形(non-finite form:ノンファイナイト・フォーム)です。
準動詞と非定形は同じか?
同じ。準動詞(verbal)と非定形(non-finite form)は同じものを指しており、それらは、不定詞、-ing、過去分詞の3つ。
分詞構文が副詞節相当である件を英文法書(総合英語)では強調しない。
正しい。分詞構文は「従位接続詞が導く副詞節」を圧縮したものにすぎない。分詞構文という名前からしてセンスがない。

「節を導く」=「節を形成する」

従位節(従属節)をつくり出す語句は、「疑問詞、関係詞、従位接続詞」です。

従位節(従属節)をつくり出す語句={疑問詞、関係詞、従位接続詞}
疑問詞={疑問代名詞、疑問副詞}
関係詞={関係代名詞、関係副詞}

従位節(従属節)というのは、「名詞節と形容詞節と副詞節」の総称です。

従位節(従属節)={名詞節、形容詞節、副詞節}

疑問詞は名詞節を導き、関係詞は形容詞節を導き、従位接続詞は副詞節を導きます。

疑問詞 : 名詞節を導く
関係詞 : 形容詞節を導く
従位接続詞 : 副詞節を導く
疑問詞が導くのは?
名詞節(間接疑問)
関係詞が導くのは?
形容詞節
従位接続詞が導くのは?
副詞節

トリビアルなことは捨象せよ 例えば、関係詞にも、「関係詞の先行詞を内蔵しているタイプ」「関係詞の先行詞を慣例的に省略するタイプ」があり、これらは「関係詞の先行詞+関係詞が導く形容詞節」=「全体で名詞節」という状態になります。 これについて「関係詞も名詞節を導く」と説明することは、整理状況を複雑にするデメリットをもつ説明の仕方です。 **関係詞は形容詞節しか導きません。**

従位接続詞のうちWIT〔whether、if、that〕は「副詞節を導く」かつ「名詞節を導く(このときif〔=「~かどうか」の意味〕)」という性質をもちます。 このうちWIT〔whether、if、that〕が「名詞節を導く(このときif〔=「~かどうか」の意味〕)」ケースが、例外にあたります。 それ以外の従位接続詞は、すべて「副詞節を導く」というふうだからです。

thatはジョーカーのような特別カードです。 that節については、英文法書の中でも特集的な章を設けて、大きく採り上げるといいかもしれません。 whether、if〔=「~かどうか」の意味〕は、間接疑問みたいなものなので、疑問詞のその他の項目にでも放り込んでおけばいいでしょう。 こうした結果として、従位接続詞は副詞節しか導かず、副詞節を導く語句は従位接続詞のほかには存在しない、と割り切ることができます。

勉強の世界で落ち穂拾いをするなかれ。 細かいことは捨てなさい。 捨象(しゃしょう)のできない人は、抽象(ちゅうしょう)ができない人なのです。 抽象度を上げて現象を観察するからこそ、大きな傾向が見えてきて、よりシンプルな原則が見いだせるおうになるわけです。 英文法書は、細かい分類の好きな人が書いた「作品」が多いのですけれども、その細かい分類というデータの大半は「捨象すべきゴミ情報」です。

世の中の「分厚くてゴチャゴチャした英文法書」が、「くわしいけれども『構造』が見えてこない」というのは、書き手自身が抽象度を下げていく方向に向かって書いているからです。 つまり「分類に次ぐ分類」を繰り返して、末広がりに細かいデータを増やそうとしている書き手だから、英文法書が分厚く読みづらくなってしまうわけです。 「研究」というと、そうした獣道に入りがちではありますけれども、学習者の側からすると、たまったものではありません。 学習者はサクッと学び終えたいのに、長い長いうんちく自慢の話が始まろうとしているではないですか。 結局、抽象度を上げて、例外をときには切り捨てて、太い幹だけを残してバッサリと剪定(せんてい)する勇気が求められているように思います。

「疑問詞、関係詞、従位接続詞」が従位節(従属節)をつくり出すとき、「疑問詞、関係詞、従位接続詞」が節の先頭に置かれます。 これは従位節(従属節)の開始位置を明確に表示するためだと思ってください。

●「疑問詞、関係詞、従位接続詞」が従位節(従属節)の先頭に置かれているため、後続の従位節(従属節)が、あたかも「先頭のことばに導かれている」=「先頭の機関車が、後続の列車を引っ張っている」というふうに見えます。 こうしたことから、「疑問詞が名詞節を導く(みちびく)」「関係詞が形容詞節を導く」「従位接続詞が副詞節を導く」という言い方をします。

このように考えてください ■疑問詞■―――――節―――――
■関係詞■―――――節―――――
■従位接続詞■―――節―――――

●「疑問詞が名詞節を導く」=「疑問詞が名詞節を形成している」
●「関係詞が形容詞節を導く」=「関係詞が形容詞節を形成している」
●「従位接続詞が副詞節を導く」=「従位接続詞が副詞節を形成している」

従位接続詞を導く語句の再整理

このセクションに含まれている3項目を経ると、従位節(従属節)をつくり出す語句は「疑問詞、関係詞、従位接続詞」かつ「下記の黒スクリーン」のように割り切ることができます。

疑問詞 : 名詞節を導く
関係詞 : 形容詞節を導く
従位接続詞 : 副詞節を導く

制限用法≒限定用法、非制限用法≒叙述用法

ふつうの英文法書では、「関係詞の制限用法」「関係詞の非制限用法」という言い方をしていますけれども、実態を表していません。

「関係詞の制限用法」「関係詞の非制限用法」という煮え切らぬ説明の仕方は、英文法書の書き手に「関係詞が形容詞節しか導かない」という確信がないことから始まっています。

「関係詞がその先行詞を含有/省略した形式は、先行詞コミで考えるから、『先行詞=名詞(句)+形容詞節』=『名詞節』という形式になるだけ」なのです。

「つまり、関係詞は形容詞節しか導かず、逆に、形容詞を導く主体は、関係詞以外に存在しない」のです。

そして、「制限用法≒限定用法」とは、絞り込む(to narrow down)用法であり、「形容詞節の場合には制限用法と表現し、形容詞(句)の場合には限定用法と表現する」ということです。

そして、「非制限用法≒叙述用法」とは、絞り込む(to narrow down)用法であり、「関係詞が導く形容詞節が、その関係詞の先行詞を『割込情報的に捕捉説明する』場合を非制限用法といい、補語として『主語(第2文型)または目的語(第5文型)を捕捉説明する』場合を叙述用法」というだけなのです。

重箱の隅を楊枝でほじくるのではなく、関係詞の非制限用法によって導かれる節も、形容詞節だと割り切ってください。

結局、「単語の形容詞や形容詞句」にも、「形容詞節」にも、「その修飾対象の意味を絞り込む語句(narrow-downer)」としての用法と、「その修飾対象に補足説明というかたちで描写を加える語句(describer)」としての用法があり、形容詞相当(単語の形容詞+形容詞句+形容詞節)においては、この2つの用法しか存在しないということです。

形容詞相当は「絞り込み」か「捕捉説明の描写」か、2つに1つです。 割り切れましたか? 

バッサリ切り落として、ザックリまとめて、大雑把に覚えておくようにしてください。

―― 対象を絞り込む
narrow-downer
対象を描写する
describer
英名 和名 英名 和名
形容詞 attributive use 限定用法 predicative use 叙述用法
形容詞節
(関係節)
restrictive use 制限用法 non-restrictive use 非制限用法

 
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