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英文法と古典文法|もくじ · ゆきんこの勉強法 | 自修人

非定形
定形

非定形

動詞・助動詞の変化形のうち、文の法(mood:ムード)、文の時制(tense:テンス)が反映される範囲を定形(ていけい:finite form:ファイナイト・フォーム)といいます。

動詞・助動詞の変化形のうち、文の法(mood:ムード)、文の時制(tense:テンス)が反映されない範囲を非定形(ひていけい:non-finite form:ノンファイナイト・フォーム)といいます。

非定形とは「不定詞」「-ing形」「-en形」という3つの語形を意味します。

非定形とは、下表では濃い灰色の部分(A、E、Fの各列)のことです。

非定形と準動詞は「同じものの別名」です。

非定形 = 準動詞

finite formの意味・使い方 - 英和辞典 Weblio辞書


「英文法でいう動詞の原形」のこと 「英文法でいう動詞の原形」のことをフランス語文法ではinfinitif(アンフィニティーフ)といい、「不定形」=「不定詞」=「不定法」などの訳語を採用しているようです。

法、時制が決まるからこそ、動詞・助動詞の語形が決定できる。 この「動詞・助動詞の語形が決定できる」ありさまが「定(finite)」です。

非定形(ひていけい:non-finite form)と、不定詞(infinitive)は「finite(定)を否定している」という意味において、語源的には、同じ意味です。

ただし、文法用語としての「非定形」と「不定詞」は別物です。 非定形は「定でない語形ぜんぶ」を指し示します。 「定でない語形ぜんぶ」とは、具体的には「不定詞、-ing形、-en形」のことです。

例えば、「法助動詞+動詞の原形」(例:will start)などという説明の「動詞の原形」はbare infinitive(裸の不定詞=toのない不定詞)です。 というのも、「法助動詞+動詞の原形」では、法助動詞が「述語動詞の語順の最も左側=トップに置かれている」ため、法助動詞が定形(法、時制を反映する部分)になるので、法助動詞のウシロに続く動詞・助動詞は非定形(法、時制を反映しない部分)になるのです。

述語動詞において、定になるのは「述語動詞の語順の最も左側=トップに置かれている語」だけです。


「-en形」はふつう「過去分詞」とよばれます。

過去分詞は「過去の情報の所有(possession of history)」を原義とします。

それなので、不定詞で過去を表そうとする場合、 He seemed to have been to Tokyo.(彼は東京へ行ったことがあるようすだった)のように、完了のhaveを使います。

つまり準動詞の世界で過去の時(タイム)を表すためには、完了形が必要になるわけです。 そして、完了形で使われる「-en形」を、過去分詞というのです。

このとき、受動態を表す「-en形」は無視されています。

結局、過去分詞という名前がよくないわけです。

ほんらいならば、次のような説明になります。

「-en形」には2つの用法があり、1つな「過去分詞」としての用法、もう1つは「受動分詞」としての用法である。 「過去分詞」は「過去の情報の所有(possession of history)」における「過去の情報」の担い手(にないて)であり、完了形の背景にある分詞である(完了形のhaveと縁が深い)。 「受動分詞」は受動態を表現するときの「-en」で、be動詞と縁が深い。

非定形
=準動詞
定形 非定形
=準動詞
A B C D E F
1 原形
不定法
現在形 過去形 -en形 -ing形
2 非三単現 三単現
3 助動詞
4 be am is was been being
5 are were
6 have have has had had having
7 (Don’t) do does did
8 本動詞
9 be am is was been being
10 are were
11 have have has had had having
12 do do does did done doing
13 write write writes wrote written writing
14 play play plays played played playing
15 法助動詞
16 can could
17 may might
18 shall should
19 will would
20 ought_to
21 must
22 need
23 dare dared
24 used

-en形 -en形というのは、ふつう「過去分詞」と呼ばれるものです。 -en形には、「自動詞に由来して完了の意味をふくんでいるもの」 と 「他動詞に由来して受動態の意味をふくんでいるもの」 の2つがあります。 「過去分詞」という用語は、「完了の意味を表す」というニュアンスを含んでいます。 なぜならば、完了形の表現は、「過去の情報の所有(possession of history)」が意味のもとになっているからです。 したがって、-en形というのが中立な表現方法であり、過去分詞というのは偏っています。 -en形は、過去分詞でもあり、受動分詞でもあるわけですから。 そこで、-en形という中立な表現方法を、ここでは選択しています。

-ing形 -ing形には「動名詞」と「現在分詞」があります。 以下の表において、-「現在分詞」という表現を使うと、あたかも「動名詞は除外されている」かのような誤解を与えてしまうでしょう。 そこで、-ing形という中立な表現方法を、ここでは選択しています。

 
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