● Table of Contents :
もくじ
■英文法と古典文法|もくじ · ゆきんこの勉強法 | 自修人
従属節
語(word)とは、空白(space)で分かち書きされた、意味をもつ文字の集まりをいいます。
句(phrase)とは、語(word)が2語以上集まったもの、かつ、その2語以上の語の集まり全体で、ある品詞に相当するものです。 例えば、 「その2語以上の語の集まり全体で自動詞相当」 「その2語以上の語の集まり全体で他動詞相当」 「その2語以上の語の集まり全体で形容詞相当」 「その2語以上の語の集まり全体で副詞相当」 など。
節(clause)とは、 述語動詞(predicate verb)を含む語の集まりをいいます。
述語動詞は必ず1つの定形の動詞または助動詞を含んでいます。 助動詞が含まれていれば、必ず本動詞が含まれています。
従属節(subordinate clause)とは、 「名詞相当の節」 「形容詞相当の節」 「副詞相当の節」 の3つに対する総称です。
主節(main clause)とは、従属節を名詞として、あるいは、形容詞として、あるいは、副詞として扱う節のことです。
従属節が主節になることもあります。 それは従属節が、そのまた従属節を従えている場合です。
主節と従属節との関係は、親と子の関係と同じです。
従属節は何に従属しているの?
従属節は「主節の述語動詞(V)」に従属しているのです。
主節の述語動詞にとって名詞相当である節は、主節に従属している名詞節であると考える。
主節の述語動詞にとって形容詞相当である節は、主節に従属している形容詞であると考える。
主節の述語動詞にとって副詞相当である節は、主節に従属している副詞であると考える。
この「従属」という言葉がネガティブなので、これは「品詞相当節」とかに改めたほうがいいです。
英文法が難しいように見えるのは、ネーミングが悪いからです。
過去の英文法はドブに流して(水に流して?)、新しい英文法をでっち上げていきゃあええことです。
従属節(従位節)とは、品詞相当節で、名詞節、形容詞節、副詞節を合わせたものを「従属節(従位節)」=「品詞相当節」というのです。
それでは、誰にとって名詞相当、形容詞相当、副詞相当なのでしょうか。
それは「主節の述語動詞(S)にとって」です。
主節の述語動詞(S)にとって、名詞相当であるような節を名詞節という。
主節の述語動詞(S)にとって、形容詞相当であるような節を形容詞節という。
主節の述語動詞(S)にとって、副詞相当であるような節を副詞節という。
従属節
従属節(じゅうぞくせつ)={名詞節(めいしせつ)、形容詞節(けいようしせつ)、副詞節(ふくしせつ)
従位節(じゅういせつ) = 従属節(じゅうぞくせつ) = 従節(じゅうせつ)
従属節(じゅうぞくせつ)とは、名詞節(めいしせつ)、形容詞節(けいようしせつ)、副詞節(ふくしせつ)の3つを合わせたものをいいます。
「従位節(じゅういせつ)」「従属節(じゅうぞくせつ)」「従節(じゅうせつ)」は、互いに同じものの別名です。
従位接続詞(じゅういせつぞくし)というふうに「従位」を使っているのであるから、従属節よりも従位節のほうが統一感があると思います。
日本の高校までの英語教育では、従属節という言い回しが一般的だと思います。
―― | 品詞別 | 疑問詞 | 関係詞 | 複合関係詞 | 従位接続詞 |
従位節 (従属節) |
名詞節 =名詞相当の節 |
導く 〔間接疑問〕 |
「導く」 ※先行詞コミで 考えた場合 |
wh-ever 特別な疑問詞 とも解釈できる |
WIT 〔whether、if、that〕 |
形容詞節 =形容詞相当の節 |
―― | 導く | ―― | ―― | |
副詞節 =副詞相当の節 |
―― | ―― | wh-ever 特別な従位接続詞 とも解釈できる |
導く |