YouTubeのBGM

● publish : 2022-07-23 06:50 ● update : 2022-07-24 23:52

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ダメな音楽提供者

マスタリングが下手で、音圧が過剰であり、他の音源と釣り合いがとれていないことがある。コンプレッサーを駆使して音圧をアホみたいに高めるのは、品がない音楽である。かつまた、他の音楽との音圧的なバランスが崩れる。
DAWの音源が安っぽくて、音楽全体が粉っぽい曲が多い。曲や発想は素晴らしいのに、音源が安っぽくてダメな音楽が、DOVAにはたくさんある。
ハードウェア音源は、ROLAND INTEGRA-7を最後として、絶滅しそうらしいので、高音質のソフトウェア音源をSSDに入れて利用するのが現代流らしいです。
とくにドラム音源、ピアノ音源が安っぽいと、音楽全体が破綻する。
MP3に圧縮するなど、圧縮フォーマットにエンコードした段階で、コーデックのアラが見えてしまい、がっかり音源になる。
例えば、［EDM＋ボカロ曲］の要領で、16ビートの刻みすべてに、ドラムス、ベース、主旋律を詰め込む手法は、音楽的には最底辺。間をつくらないと、音が重なり合って、干渉し合うことで、音波がきたなくなる。［間をどのように取るか］がリズムの要諦であり、リズムの上にメロディがあり、メロディの文脈の中に和音がある。リズムセクションが［EDM＋ボカロ曲］の要領で一本調子だと、音楽として成立しないことが多い。
効果音で、シンセの波形そのものを使った効果音をつくって配布すると、数多くの動画において、その［耳を突き刺すような刺激のある効果音］が多用されることになる。いろいろな動画で、［キュプ］のような、耳に刺さる効果音が採用されており、それだけで、動画を止めて、他のどうがへ移行することになる。
動画編集者の大半は、音調整＝MA〔マルチオーディオ〕にかんして、まったくセンスがない。
動画の品質の９割は、音声が決定づける。［肉声を収録するマイク・録音機］と［BGMのクォリティ］で、動画の品質の９割が決まる。
画質は、機材がよければ、素人でも向上させることができる。
音質は、機材とともに、工夫とノウハウの蓄積がなければ、向上させることができない。