フォニックス|phonics

フォニックスは日本の小中学生には合っていない

●「日本の小学生=児童に対して、あるいは、日本の幼児に対して、フォニックスを使って英単語の発音を教える」というのは、まったくデタラメなことです。

●フォニックスは、英語圏で考えた場合、例えば、小学校1年生レベル(6歳~7歳レベル)の「音声言語としての英語」がすでに身についている学習者へ向けたものだと思います。

●「日常生活において、英語の発音はできるけれども、文字が読めない」という状態、いいかえれば、いわゆる「文盲(もんもう)=非識字(ひしきじ)」の状態を解消して、印刷教材が自力で読めるようにするための科目がフォニックスなのです。

●英語教育を本格的におこなうとしたら、幼児や児童は、「文字なしに、音声言語のみを通じて、『聞くだけのトレーニング』」を何千時間、何万時間と受ける必要があります。 それは教室や学校でおこなうことではなく、音声教材を個々人が聞いておこなうことです。 最も効果的なのは、英語のラジオだと思います。

●こうした「音声言語の経験値」がない状態でフォニックスを中心とする英語教育をおこなうことは、「文字言語と音声言語を同時に教える」という「無理なやり方」=「失敗するやり方」です。

●「音声言語を先に学習する」「文字言語は後から学習する」という順番を守らないと、間違った読み方を覚えてしまいます。

●この「間違った読み方を覚える」という最大のリスクをおかすやり方が、「文字言語と音声言語を同時に教える」というアホなやり方なのです。

●日本の漢字教育も同じあやまちをおかしています。 「その漢字を使った熟語を、フレーズとして、音声言語の中で自然に使える状態」が達成されて、2年~3年と経過した後に、「ところで、あの言葉は、どうやって綴るの?」という疑問から、漢字学習を始めるべきなのです。

●文字というものは、意識がハッキリしてから覚えればいいものです。

●発音と文字を同時に覚えるべきではない。 これが私の考え方です。

『ルミナス英和辞典―つづり字と発音解説』でフォニックスのルールだけは知っておこう

「つづり字と発音との関係」だけ学習したい場合には、『ルミナス英和辞典―つづり字と発音解説』が最も的を射ています。

「つづり字と発音との関係」を定着させる英和辞典:『ニューヴィクトリーアンカー英和辞典』

『ルミナス英和辞典―つづり字と発音解説』でフォニックスのルールを身につけたら、その知識を維持する必要があると思います。

辞書を引くごとにフォニックスのルールが意識できる辞書として『ニューヴィクトリーアンカー英和辞典』があります。

「PH番号」の「番号」に数字が代入され、「この見出し語において、フォニックスのルールのうち、何が適用されているのか」が表示してあるのです。 つまり「PH番号」を巻末で調べているうちに、フォニックスが身についてしまう辞書が『ニューヴィクトリーアンカー英和辞典』なのです。

【特集】ニューヴィクトリーアンカー英和辞典|学研出版サイト

【特集】ニューヴィクトリーアンカー英和辞典・実物大サンプル|学研出版サイト
【特集】ニューヴィクトリーアンカー英和辞典|学研出版サイト
ニューヴィクトリーアンカー英和辞典 第3版 | 学研プラス


小学校で英語を習う場合でも、『ニューヴィクトリーアンカー英和辞典』から始めたほうがいいでしょう。

『ニューヴィクトリーアンカー英和辞典』というのは、高校1年生ぐらいをターゲットにした、「中学生にはやや採録語数が多い」と一般には考えられている英和辞典です。 簡易な和英辞典も内蔵されています。

この『ニューヴィクトリーアンカー英和辞典』を、小学生から中学生に推薦しているわけです。

『ニューヴィクトリーアンカー英和辞典』よりも採録語数を絞った「中学生用の英和辞典」がたくさん出ていますけれども、短期間で語数不足の不満が出てくると思います。 つまり「引いても載っていない単語がある」という状態に、短期間で到達します。

小学校の卒業記念品として、ベネッセの「中学生用の英和辞典」が流行していた時代もありました。

小学校名がプリントしてあるベネッセの「中学生用の英和辞典」が、新品同様で、BOOKOFFに大量に売られているのですね。

つまり「中学では英和辞典は使わない」「中学生用の英和辞典では語数が少なすぎて、短期間で使えなくなる」ということなのです。

『ニューヴィクトリーアンカー英和辞典』なら、発音がカタカナで印刷されているので、小中学生にも使えると思います。


『ニューヴィクトリーアンカー英和辞典』の巻末には、「フォニックスのルール」と「語源(接頭辞・語幹・接尾辞の一覧表)が付録として付いています。 発音記号の読み方の小冊子(CD)も付いています。

『ニューヴィクトリーアンカー英和辞典』はカタカナ表記も付いています。

カタカナ表記は有害ではありません。

favoriteを「×ファヴォリテ」ではなく「フェイヴァリットゥ/フェイヴァリトゥ」と読めればいいわけです。

advancedを「×アドバンスド」ではなく「アドヴァンストゥ」と読めればいいわけです。

大きく間違えないために、カタカナを補助的に使うのであれば、問題はありません。

発音記号も読めない状態で、発音記号を与えられて、間違った発音を覚えるより、発音がカタカナ表記になっている英和辞典を使ったほうがマシってもんだぜ。

辞書は読むものだから、紙の英和辞典でないと「使えない」よ。

電子辞書は、英語力が完成してから使えば役に立つけれども、英語力がないうちは、紙の辞書を読み込んだほうがいいよ。

持ち運ぶのがおっくうだったら、学校の机かロッカーに、英和辞典を置いておけばいい。 盗まれたって、また買えばいいさ。

持ち運びの便のためだけに、電子辞書を買うなんてアホだよ。 電子辞書の画面は、何よりも見づらい。

学校の教科書の和訳がほしい場合、Google翻訳を使ってもいいよ。 和訳しても英語力はつかないから、自動翻訳をバンバン使おうぜ。

英語力を身につけるためには、英文を暗記して、和訳から英文が瞬間英作文できるように練習するのがいちばんだよ。 だから学校の教科書のように英語の教科書が英文になっているテキストは、答えが書いてあるだけの問題集みたいなもので、役に立たない。

「日本語から英文がつくれる」ことが目標なんだから、英語の教科書には和文が書かれていないとおかしいんだよ。

『ニューヴィクトリーアンカー英和辞典』は、高校1年で単語不足を感じるようになります。

『ニューヴィクトリーアンカー英和辞典』の後に使うなら、『スーパー・アンカー英和辞典』が最適です。 中学生用の和英辞典は説明が簡素すぎて、小中学生にとってすら、屁の突っ張りにもならんぐらい役に立ちません。 和英辞典は、小中学生でも『スーパー・アンカー和英辞典』を買って利用してください。

記述式英作文が出るような大学を受験する場合には、『アドバンストフェイバリット和英辞典』も用意しておいたほうがいいかもしれません。 『アドバンストフェイバリット和英辞典』は、大学生・大人になっても使えるものです。

『スーパー・アンカー英和辞典』よりハイレベルなものとしては『アンカーコズミカ英和辞典』があります。 これは高校3年とか、大学に入ってから使うものです。 英和辞典としては、小学校から大学まで、下記のものを利用すれば十分です。

5 小学 5
6 6
7 中学 1
8 2
9 3
10 高校 1
11 2
12 3
大人

スーパー・アンカーの表紙が異なるバージョン

「学研|アンカー」には、ほかに「マーキングしたり書き込んだりするための英和辞典-兼-英単語集」として利用しやすい、『アクセスアンカー英和辞典』があります。 『アクセスアンカー英和辞典』は、高校2年生以上で、すでに大学受験の英語力が、ほとんど確立された人が、細かい知識を詰め込むのに使うための英和辞典です。

英語力がそれほどでもない段階で『アクセスアンカー英和辞典』という用例がカットされている英和辞典を使うのは、やめておいたほうがよいでしょう。

アニメ『ひみつのアッコちゃん』のお父さん(船乗り)のように英和辞典をまるごと覚えるとしたら『ニューヴィクトリーアンカー英和辞典』または『アクセスアンカー英和辞典』が適していると思います。 『ひみつのアッコちゃん』のお父さんは、辞書を破って、その紙を食べて暗記していたようです。 ってことは、お父さんはヤギですね、明らかに。

『アクセスアンカー英和辞典 第2版』 | 学研出版サイト


高校生以上向けで、私が好きなのは、『アドバンストフェイバリット英和辞典』と『プログレッシブ英和中辞典』です。

中学時代に英語の勉強をどうするか

中学生用の英語教材の多くは、利権のために売られているだけであって、そういうものをいちいち使うと、最短コースがとれません。

教育産業としては、遠回りさせたほうが儲かる仕組みなので、「無駄と重複」というワナがあちこちに仕掛けられています。

ぶっちゃけ、『ニューホライズン』とか『ニュークラウン』などのカリキュラムに沿って勉強しても、あんまり意味がない。

中学英語教科書の種類と政令指定都市内での教科書の採択率(シェア)

英語と数学は、学校の教科書を使わなくても、別の教材で勉強することによって、中間・期末テストもちゃんと点数が取れる科目です。

だから、中学英語なら以下の囲みの2冊だけやれば十分だと思うし、中学数学なら『代数の先生』と『幾何の先生』の2冊だけやれば十分だと思います。

昇龍堂出版 · ゆきんこの勉強法 | 自修人

教科書ガイドとか、教科書トレーニングとか、教科書ワークとかは、学校の成績を上げて内申点を稼ぐための「必要悪」にすぎません。

純粋に中学英語と中学数学の実力を付けることだけが目的なら、中学英語なら以下の囲みの2冊だけやれば十分だと思うし、中学数学なら『代数の先生』と『幾何の先生』の2冊だけやれば十分だと思います。 それ以外に手を出しているヒマはねぇと思います。

教科書利権に巻き込まれないで、実力のつく印刷教材だけを、しっかりと身につけることを意識するのが得策です。

中学英語には、ほとんど内容というものがありません。 中学英語は1年半ぐらいで終了させましょう。

中学英語を身につけるためには、この2冊だけ「和訳から英文が瞬間英作文(口頭と筆記の両方で)できるようにする」ことを目標にするのがよいかもしれません。

この2冊だけで中学英語は完成

1表現が1ファイルで整理しやすいデータ形式のCDが付いてきます ※CDプレイヤーで再生するのではなく、MP3ファイルをPC、スマホ/タブレットなどで再生する形式です。


中学入学から大学入試までの「英語構文」「英熟語」「英単語」を一括して学習したい場合には、『SOEL -Sentence-oriented English Learning』がいいと思います。

英語学習は、「やるべきことをちゃんとやる」だけで、安定します。 新しい学習参考書が出てきたからといって、あれこれやっていると、どれもモノにできず、挫折します。 少ない教材をしっかりと繰り返すスタンスなら、『SOEL -Sentence-oriented English Learning』は、かなりおすすめです。 ただし解説がないので、それが嫌いな人には向かないでしょう。

英文に解説を求める人には「学習する才能」がないと思う

「見知らぬ言語の文意がどうして発生するのか」にかんして、いろいろと説明することはできるでしょう。

しかしそれは、自分で考えれば(自分で理屈をでっち上げれば)いいのです。

「たくさんの用例を覚えて、そのデータから帰納(きのう)することによって、文法ぐらい自分でつくれ、かす」ということです。

『SOEL -Sentence-oriented English Learning』には、英文の解説が付いていませんけれども、法と時制による変化を起こすのは、述語動詞をなしている「助動詞や本動詞のグループ」のトップに位置する「助動詞または本動詞」だけです。 それは用例を観察しているとわかりますよ。

そういうことは、「用例ごとの変化を読み取り、仮説を立てて、仮説が他の用例にも妥当(だとう)するか否かを検証して、『やっぱ、そうなんだ』」と納得すればいいことです。

どうして先生などの「外部」に説明を求めるの?  自分で考えて、自分で文法をつくってもいいんだよ。

こういう本は時間・手間を無駄にすると私は思います

成川博康先生の「脱丸暗記」と「本質からしっかり説明」するという姿勢では、ぜったいに英語はできるようにならないと思います。

なぜかというと、その姿勢は「英語の部外者」「英語の傍観者」という地点から、英語に間接的に触れることを意味するからです。

「和訳から英文が瞬間英作文(口頭と筆記の両方で)できるようにする」という目標設定は、「英語を内在させる目標設定」です。 いいかえれば、「英文を暗記する」とは「英語と一体化する道」です。

この違いがわかりますか? 

「英語の部外者」「英語の傍観者」という地点から英語にアプローチしても、その努力はすべて水泡に帰することを覚えておいてください。

成川博康先生は、生徒・学習者に「暗記から逃げる姿勢」「暗記せずに理屈でごまかす姿勢」を教え伝えているわけです。

「暗記から逃げる姿勢」「暗記せずに理屈でごまかす姿勢」では、「和訳から英文が瞬間英作文(口頭と筆記の両方で)できるようにする」という目標は、何年やっても達成できません。

文法・語法をいくら「理屈」として覚えても、「和訳から英文が瞬間英作文(口頭と筆記の両方で)できるようにする」という目標は達成できません。

文法・語法は、実際の用例に内在する「埋込サブデータセット」でしかないのです。

私たちが直接覚えるべきなのは、実際の用例であり、しかも、実際の用例を「音声言語として」覚えることなのです。 音声として覚えなければ、リスニングとスピーキングができませんので。

実際の用例を2つ3つ思い出せば、文法・語法の理屈は、その場で生成する(でっち上げる)ことが可能です。

その場で生成された文法・語法の理屈を、いま注目している表現に当てはめて、その場で英文を生成する(でっち上げる)。 こういう動的な行いなのですよ、文法・語法というのは。

そこは「数列(規則性)の問題で、次に発生する数を推定する」というアレの考え方と同じです。

だから成川先生の説明を読むことに費やす時間があったら、音声教材を使って用例を1本でも多く覚えたほうがいい。

それには、『SOEL -Sentence-oriented English Learning』を使うのも、1つの方法だということです。

それから、「英文法・語法問題集をたくさん解いて、英文法・語法問題に強くなろう」というのは、間違ったアプローチです。

英文法・語法問題で問われる論点は、「音声言語としての正解英文(その問題で正しい選択肢を選んだときの完成された英文)」の中に内在しています。

ですので、「音声言語としての正解英文」を耳で聞いて覚えていれば、英文法・語法問題で問われる論点を「言語として」知らなくても、暗黙知(あんもくち)としてすでに知っているわけです。

「暗黙知として知っている」とは、「知識がすでに身体化している状態」「知識がすでに内在化している状態」を意味します。 こういう知識は、長持ちするのですよ。

したがって、中学生のうちから、大学入試の準備を始めようという意欲的なあなたには、「英文法・語法問題集の正解英文を音声として暗記する」というやり方をおすすめしておきます。

ネクステ|桐原書店 音声はサイトからダウンロードできます。
Next Stage 英文法・語法問題[4th Edition] | 桐原書店

ヴィンテージ|いいずな書店 音声はサイトからダウンロードできます。
いいずな書店 - 問題音声ダウンロード

桐原書店といいずな書店は、メンソレータムとメンタームのような関係性です。 同じようなコンセプトの学校一括採用教材を出しています。

英文法・語法問題集は、『Next Stage英文法・語法問題』=『ネクステージ(ネクステ)』でも、『英文法・語法Vintage』=『ヴィンテージ』でも、どちらでも結構です。

『ネクステ』と『ヴィンテージ』とのあいだに、優劣はとくにありません。 微小な優劣があったとしても、大学入試の合格・不合格に直接かかわるようなものではありません。

『ネクステ』または『ヴィンテージ』のどちらか1つを、正解英文を音声言語として暗記する(和訳を見たら英文が口頭と筆記でアウトプットできるようにする)というかたちで学び終えてください。 それによって、英文法・語法問題だけでなく、リスニングや英作文まで強化されます。

このように使用する教材は何でもよいので、英文そのものを内在化させるかたちで英語学習を進めてください。

それ以外のやり方をするのは遠回りになるだけです。

「英単語の綴りを適切に直すこと」が先決問題

そもそもフォニックスなどというくだらんものが必要になるのは、英単語のスペリングの定義が不規則だからです。

breatheは「ブリーズ」で、breathは「ブレス」だって。 ふざけんなし! 

「ea」を「イー」と読んだり、「エ」と読んだりする不統一さ。 英語って、バカかよ? 

こういうのは、発音と綴り字の規則性を保つように、スペリングのほうを改定するべきなのです。

「ブリーズ」から導きだせる「自然な綴り」はbreetheです。そうあるべきです。

「ブレス」から導きだせる「自然な綴り」はbrethです。そうあるべきです。

結局、綴りの定義のほうが間違ってるんだよ、英語は。

こういうバカな言語は、サクっと勉強し終えて、数学とか、物理とか、化学とか、学んで役に立つ科目に、時間・手間を振り向けましょう。

英語に深入りしても腹が立つばかりです。

 
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