英語の基本

章立てが定まるまでは、内容を記述しません

これは個人的なメモです。

章立てが定まるまでは、内容を記述しません。

内容は、自分で記述するより、英語の専門家が書いた英文法書を紹介するかもしれません。

由来はどうでもいい|現状を説明するだけでいい

英文法でも、「動名詞と現在分詞は由来が違うから」とかいって、「-ingの名詞用法が動名詞だ」という説明を嫌う先生がいる。 そういう先生は、「生徒が学習しやすい方便を使う知恵が不足している」といえる。

漢字だってそうだ、肉月と月偏を分けても、初学者には意味がない。

学習の障害になるのであれば、歴史・うんちくを語るなかれ。

体言〔名詞類〕

文法性(gender)と自然性(sex)

代名詞が指し示す先の体言〔名詞類〕を、代名詞の先行詞(せんこうし)といいます。

先行詞といっても、代名詞より位置的に前にあるとはかぎりません。

It is~thatにおいて、Itの先行詞はthat節です。 先行詞なのに、後ろにあるわけです。

文法性(gender)というのは、「性・数の一致」によって、代名詞と先行詞との照応(しょうおう)関係を明確化することを制度趣旨とする、体言〔名詞類〕の属性です。

男性名詞(単数形)を指し示す代名詞は、「男性単数形」になります。 逆算して、「男性単数形」の代名詞の先行詞は、男性名詞(単数形)です。

女性名詞(単数形)を指し示す代名詞は、「女性単数形」になります。 逆算して、「女性単数形」の代名詞の先行詞は、女性名詞(単数形)です。

男性名詞(複数形)を指し示す代名詞は、「男性複数形」になります。 逆算して、「男性複数形」の代名詞の先行詞は、男性名詞(複数形)です。

女性名詞(複数形)を指し示す代名詞は、「女性複数形」になります。 逆算して、「女性複数形」の代名詞の先行詞は、女性名詞(複数形)です。

その代名詞が何を指しているのか。 そこをハッキリさせるための文法制度が、文法性(gender)なのです。

体言〔名詞類〕を限定修飾する冠詞や形容詞も、「性・数による語形変化」をするのですけれども、それは、注目している体言〔名詞類〕の性・数をよりハッキリさせる目的で、「性・数の看板」として付けられているだけです。

何がいいたいのかというと、冠詞や形容詞それ自体は、性・数という属性を帯びていない。 性・数という属性を帯びるのは、体言〔名詞類〕だけなのだ、ということです。

「体言〔名詞類〕が文法性(gender)をもつ」「性・数の一致をおこなう」といった制度は、フランス語やドイツ語などには存在します。

しかし「体言〔名詞類〕が文法性(gender)をもつ」「性・数の一致をおこなう」といった制度は、英語には存在しません。

「Queenが女性名詞」というのは「ちがう」

したがって、「Queenが女性名詞」だという考え方は、文法的ではありません。

「文法的ではない」というのは「文法的に間違っている」という意味です。

「Queenが女性である」というのは自然性(sex)の問題です。

sexというのは、オス・メスという生物学的な属性を意味します。

ドイツ語のMädchen(少女)は中性名詞です。 つまり文法性(gender)と自然性(sex)は、それぞれ別個の概念であり、文法性(gender)と自然性(sex)とが必ずしも連動しないこともあるわけです。

Mädchen - ウィクショナリー日本語版

英語に文法性(gender)はない

「英語に文法性(gender)はない」ということを強調しておきます。

例えば、constitution(憲法)は男性名詞か女性名詞かといったら、文法性(gender)も自然性(sex)もないのです。

例えば、car(憲法)は男性名詞か女性名詞かといったら、文法性(gender)も自然性(sex)もないのです。

以下同様ですね。

『現代英文法講義|開拓社』の392ページ以降の「20.3 名詞の性」は、私は正しくない説明だと思います。

『現代英文法講義|開拓社』だけが間違っているのではなく、イギリスやアメリカの偉い文法学者が、英語の名詞の性について間違った説明をしてきたので、学問の体裁上、間違った説明を踏襲せざるを得ないわけです。

これは英文法書の間違いを指摘して偉ぶりたいとか、そういうことではありません。

学習者が混乱するから、こういう説明は、もうやめるべきだということを申し上げたいのです。

名詞・代名詞の数の一致

「英語に文法性(gender)はない」のですけれども、数(number)だけは残っちゃってるんですよね。

「性・数の一致」というよに、性(gender)と数(number)とがペアになって複合して初めて、先行詞と代名詞との照応関係が表見的/機械的に明瞭化されるわけです。

英文読解では、theyやthoseが何を指すかは、可算名詞の複数形なのです。 これは「名詞・代名詞の数の一致」によって、先行詞と代名詞との照応関係が表見的/機械的に明瞭化される一例です。

けれども「可算名詞の複数形(あるいは複数扱いの体言〔名詞類〕)」でないものは、すべて単数扱いであり、そういうものをit、that、thisなどで指し示す。

この「可算名詞の複数形(あるいは複数扱いの体言〔名詞類〕)」でないものは、きわめて広範囲なのです。 このとき、先行詞と代名詞との照応関係が表見的/機械的に明瞭化されることはありません。

つまりit、that、thisなどが何を指すかについては、文意・文脈から推測する以外にないわけです。

英文読解の問題集などで、「このitは何を指すか」「このthatは何を指すか」「このthisは何を指すか」という問題が出ますけれども、「知らねぇよ、このたこ!」と答えてやりましょう。

というのも、英語には「性・数の一致」がないため、「このitは何を指すか」「このthatは何を指すか」「このthisは何を指すか」については、文法的な根拠がないのですよ。 文法的な根拠がないから、文意・文脈から推測する以外にないわけです。

英文読解では、あちこちに体言〔名詞類〕があるので、「このitは何を指すか」「このthatは何を指すか」「このthisは何を指すか」について、注目している代名詞の先行詞の候補がいくつかある場合には、複数の正解が成り立ちうるのです。 したがって、そういうものを「点数をつける問題」として出題するのは、誠実さに欠けるわけです(多大なる恣意性がある)。

英文読解では、「このitは何を指すか」「このthatは何を指すか」「このthisは何を指すか」について、文意・文脈から推測・補間(interpolate)することが、大きな比重を占めます。 コレって、すでに語学ではないのですよ。 「推測・補間(interpolate)」というでっち上げの世界なのですから。

学校の英語の授業というのは、この「このitは何を指すか」「このthatは何を指すか」「このthisは何を指すか」について、延々とやっているような部分が大きい。 これでは、ほとんど意味がないのです。

つまり英文読解というのは、授業や試験で、やらないほうがいい。 解釈の余地があるから。

反対に、「平易な日本語表現を、次々と平易な英語表現に直していく知識・技能」というのは、検証可能であり、実用性があるわけです。

英語教育をおこなうのだったら、こちらの「平易な日本語表現を、次々と平易な英語表現に直していく知識・技能」を鍛えるほうです。

どうして、これがおこなえないのかというと、日本人英語教師には、英文を添削するだけの英語力がないからです。 私は英語教師ではありませんけれども、もちろん、私にもそんな英語力はありません。

「平易な日本語表現を、次々と平易な英語表現に直していく知識・技能」というのは、結局、英作文した内容をメールで、あるサーバーに送ればいいことです。

サーバーには、たくさんの用例が記憶されていて、その用例に該当するものがあれば、「正解」という返信メールが返ってくる、という仕組みで十分なのです。 学校の授業は必要ないのです。

そして、人間が判断する要素があれば、人間の添削者が添削して返信する。 その返信内容も、またサーバーに蓄積されて、次回からは、自動的に「正解」の返信メールが返ってくるようにする。

この仕組みさえあれば、学校で英語を教える必要はないでしょう。

三単現のs

三単現のs(さんたんげんのえす)というのは、主語がhe・she・itで指し示すことができる状態(三人称・単数)で、時制が現在時制のとき、動詞の現在形のうしろにsをつけて「ス」「ズ」「イズ」などと発音する制度をいいます。

この中の(1)と(2)は同じと考えて結構です (1)動詞の現在形の後ろに「三単現のs」を付けるやり方と、その発音方法。
(2)名詞の後ろに「複数形のs」を付けるやり方と、その発音方法。

三単現のsは、文法知識という「死んだ知識」で覚えても意味がありません。

三単現のsという用語も忘れてください。

It doesn’t matter(イッ ダズント マター)で1つのイディオム(熟語)、He makes me happy.(ヒメイクスミパピィ)で1つのイディオムなどと考えて、まるごと音声で覚えます。

「doにesを付けてダス」などと、考えて組み立てるのではなく、It doesn’t matter(イッ ダズント マター)で1つのイディオムだと思って、「イッ ダズント マター」という音を覚えます。

「格を帯びる」という考え方

代名詞

代名詞の覚え方は?
「代入できる名詞」と覚えればよい。代名詞が指し示している先の体言〔名詞類〕を、「代名詞の先行詞(せんこうし)」という。そして、代名詞には「代名詞の先行詞」を代入することができる。これが「代名詞(和名)」(pronoun)の由来だと覚えておけばよい。

人称代名詞〔主格:I、you、he、she、it、we、they〕

目的格(与格+対格=目的格)

9大前置詞
9大前置詞={at、by、for、from、in、of、on、to、with}。英語表現全体で使われている前置詞を、その使用頻度順にランキングした場合のトップ9が9大前置詞(at、by、for、from、in、of、on、to、withの並び順はアルファベット順)。前置詞が用いられる頻度ベースで考えると、9大前置詞だけで、前置詞の使用頻度全体の9割を占めるらしい。

目的格が使われる場面

主格や所有格〔my、your、his、her、its、our、their、your brother’s、Tom’s……〕はカンタンなので、ご自身の印刷教材をご覧ください。

人称代名詞〔主格:I、you、he、she、it、we、they〕

人称代名詞は〔目的格:me、you、him、her、it、us、them〕の語形を、用例の中で覚えることが大事だと思います。

目的格が使われる場面(1)|他動詞の目的語
ザ ソング オールウェイズ メイクス ミー クライ
The song always makes me cry.
ザ ソング オールウェイズ メイクス ユー クライ
The song always makes you cry.
ザ ソング オールウェイズ メイクス ヒム クライ
The song always makes him cry.
ザ ソング オールウェイズ メイクス ハー クライ
The song always makes her cry.
ザ ソング オールウェイズ メイクス イトゥ クライ
The song always makes it cry.
ザ ソング オールウェイズ メイクス アス クライ
The song always makes us cry.
ザ ソング オールウェイズ メイクス ユー クライ
The song always makes you cry.
ザ ソング オールウェイズ メイクス ゼム クライ
The song always makes them cry.

The song always makes me cry.(その歌はいつも私を泣かせる=その歌を聞くと私はいつも泣いてしまう)
The song always makes you cry.(あなた)
The song always makes him cry.(彼)
The song always makes her cry.(彼女)
The song always makes it cry.(それ)
The song always makes us cry.(私たち)
The song always makes you cry.(あなたがた)
The song always makes them cry.(彼ら・彼女ら・それら)

目的格が使われる場面(2)|前置詞の目的語

「前置詞の目的語」というのは、英文法の方言で、「at me」を例にとると、「人称代名詞meが前置詞atの目的語になっている」と(英語教師が説明のために)表現する。

「前置詞の目的語」というのは、学習者を混乱させる表現であり、廃止するべきだと思うけれども、伝統的に使われているくそ用語である。

目的語というのは、「他動詞がとる間接目的語(与格を帯びた体言〔名詞類〕)」と「他動詞がとる直接目的語(与格を帯びた体言〔名詞類〕)の2つを合わせた概念である。

つまり「与格+対格=目的格」であり、「間接目的語+直接目的語=目的語」なのである。

いいかえれば、「目的格は、与格と対格に分類され、それ以外を含有しない」「目的語は、間接目的語と直接目的語に分類され、それ以外を含有しない」ということ。

いいかえれば、「目的格とは、与格と対格の総称である」「目的語とは、間接目的語と直接目的語の総称である」ということ。

意味は分からなくて、音だけで覚えておいてください。 そうすると、あとから「あっ、それ知ってる」となって、暗記がぐんぐん進みます。

アト ミー
at me
バイ ミー
by me
フォー ミー
for me
フロム ミー
from me
イン ミー
in me
オヴ ミー
of me
オン ミー
on me
トゥー ミー
to me
ウィズ ミー
with me
アト ユー
at you
バイ ユー
by you
フォー ユー
for you
フロム ユー
from you
イン ユー
in you
オヴ ユー
of you
オン ユー
on you
トゥー ユー
to you
ウィズ ユー
with you
アト ヒム
at him
バイ ヒム
by him
フォー ヒム
for him
フロム ヒム
from him
イン ヒム
in him
オヴ ヒム
of him
オン ヒム
on him
トゥー ヒム
to him
ウィズ ヒム
with him
アト ハー
at her
バイ ハー
by her
フォー ハー
for her
フロム ハー
from her
イン ハー
in her
オヴ ハー
of her
オン ハー
on her
トゥー ハー
to her
ウィズ ハー
with her
アト イトゥ
at it
バイ イトゥ
by it
フォー イトゥ
for it
フロム イトゥ
from it
イン イトゥ
in it
オヴ イトゥ
of it
オン イトゥ
on it
トゥー イトゥ
to it
ウィズ イトゥ
with it
アト アス
at us
バイ アス
by us
フォー アス
for us
フロム アス
from us
イン アス
in us
オヴ アス
of us
オン アス
on us
トゥー アス
to us
ウィズ アス
with us
アト ユー
at you
バイ ユー
by you
フォー ユー
for you
フロム ユー
from you
イン ユー
in you
オヴ ユー
of you
オン ユー
on you
トゥー ユー
to you
ウィズ ユー
with you
アト ゼム
at them
バイ ゼム
by them
フォー ゼム
for them
フロム ゼム
from them
イン ゼム
in them
オヴ ゼム
of them
オン ゼム
on them
トゥー ゼム
to them
ウィズ ゼム
with them

所有代名詞〔mine、yours、his、hers、ours、theirs〕

再帰代名詞〔myself、yourself、himself、herself、itself、ourselves、yourselves、themselves〕

myselfの意味は?
私自身(を・に・と)。
yourselfの意味は?
あなた自身(を・に・と)。
himselfの意味は?
彼自身(を・に・と)。
herselfの意味は?
彼女自身(を・に・と)。
itselfの意味は?
それ自身(を・に・と)。
ourselvesの意味は?
私たち自身(を・に・と)。
yourselvesの意味は?
あなたがた自身(を・に・と)。
themselvesの意味は?
彼ら・彼女ら・それら自身(を・に・と)。
再帰代名詞の人称は?
主格で考えたときI・we・you以外の体言〔名詞類〕は、すべて三人称です。
myselfの人称は?
三人称です。主格で考えたときI・we・you以外の体言〔名詞類〕は、すべて三人称です。
yourselfの人称は?
三人称です。主格で考えたときI・we・you以外の体言〔名詞類〕は、すべて三人称です。
himselfの人称は?
三人称です。主格で考えたときI・we・you以外の体言〔名詞類〕は、すべて三人称です。
herselfの人称は?
三人称です。主格で考えたときI・we・you以外の体言〔名詞類〕は、すべて三人称です。
itselfの人称は?
三人称です。主格で考えたときI・we・you以外の体言〔名詞類〕は、すべて三人称です。
ourselvesの人称は?
三人称です。主格で考えたときI・we・you以外の体言〔名詞類〕は、すべて三人称です。
yourselvesの人称は?
三人称です。主格で考えたときI・we・you以外の体言〔名詞類〕は、すべて三人称です。
themselvesの人称は?
三人称です。主格で考えたときI・we・you以外の体言〔名詞類〕は、すべて三人称です。

指示代名詞〔this、that、these、those、such、so、same……〕

疑問代名詞〔who、which、what〕

疑問副詞〔where、when、why、how〕

関係代名詞〔who、which、that、what、as、than、but〕

one

不定代名詞

名詞句の格と人称代名詞〔主格:I、you、he、she、it、we、they〕

代名詞

人称代名詞〔主格:I、you、he、she、it、we、they〕

人称代名詞〔所有格:my、your、his、her、its、our、their〕

人称代名詞〔目的格:me、you、him、her、it、us、them〕

何でもitかthatで指し示す英語という言語

何でもtheyかthoseで指し示す英語という言語

文意発生の大筋

名詞句を前後から形容詞類が修飾する

体言〔名詞類〕以外を形容詞類が修飾する

すべての体言〔名詞類〕は格を帯びる

すべての修飾は述語動詞へと向かう

名詞句の構造

名詞句には限定詞〔冠詞、指示代名詞、所有格、不定代名詞、疑問代名詞、関係代名詞、複合関係代名詞〕が必要

名詞句の後ろに「形容詞句」や「形容詞節」がくる

前置修飾と後置修飾

単語・句・節

句・節

taht節の多義性

wh-語の多義性

ほとんどの従位接続詞は副詞節を導く

前置詞と従位接続詞の職能は同じ

動詞類(動詞・助動詞)

「時制」は動詞・助動詞がもつ属性

「時制」は動詞・助動詞の活用形の一部

定(時制・法をもつ)と不定(時制・法をもたない)

「時制」をもたない動詞・助動詞の活用形

不定詞(不定法)

動名詞|-ingの名詞用法|前置詞の目的語になる

現在分詞|-ingの形容詞・副詞用法

過去分詞

過去分詞と過去形|規則動詞と不規則動詞

時制には「現在時制」と「過去時制」しかない

will/be going toは「未来時制」ではない

「単純現在」は「現在の動作」を表さない特殊な用法

「現在の動作」には現在進行形をつかう

過去時制と現在完了のちがい

過去時制と過去進行形

「未来を表す表現」と未来進行形

英語の完了形は履歴の保有(possesion of history)

継続・経験・完了・結果はぜんぶ「履歴の保有」

英文法の全体に関わる内容

英語の文型とシンタックス

be動詞|canやwillなど|否定文・疑問文

一般動詞|否定文・疑問文

「ふつうのbe動詞」と「進行形・受動態のbe動詞」

一般動詞はdoを使う

三単現のs

be動詞を使った疑問文

一般動詞を使った疑問文

疑問詞を使った疑問文

do

一般動詞の否定文・疑問文に使うdo

代動詞do

強調のdo

be動詞

補語をとるbe動詞(copula)

存在を表すbe動詞

進行形や受動態のbe動詞

have

所有のhave

完了形のhave

完了形のhaveに続く過去分詞句を「haveの目的語」と見る

「格を帯びた代名詞」=「代副詞(proadverb)」

所格・時格・態様格・理由格を表す前置詞

疑問副詞

時格=When(いつ)=[At what time]

所格=Where(どこで)=[At/In what place][To what place]

態様格=How(どのように)=[In what way][By what means][In what state]

理由格=Why(なぜ)=[For what reason]

There is構文

代副詞(here、there、at that time、then、so、this way、that way……)

関係副詞

時格=when=[at/in/on which]

所格=where=[at/in/on/to which]

態様格=how=[in which][with which]……

理由格=why=[for which]

wh-語

疑問代名詞〔who、which、what〕

疑問副詞〔where、when、why、how〕

疑問副詞は「格を帯びた関係代名詞」

間接疑問|wh-語が名詞節を導いている

関係代名詞は形容詞節を導く

感嘆文!|what

感嘆文!|how

形容詞類

補語

修飾語

過去分詞に由来する形容詞|他動詞は受動態を含意

過去分詞に由来する形容詞|自動詞は完了形を含意

現在分詞に由来する形容詞

不定詞に由来する形容詞

限定用法と叙述用法

限定用法=制限用法

叙述用法=継続用法=非制限用法

副詞類

副詞は体言〔名詞類〕以外なら何でも修飾する

修飾語

過去分詞に由来する副詞|他動詞は受動態を含意

過去分詞に由来する副詞|自動詞は完了形を含意

現在分詞に由来する副詞

不定詞に由来する副詞

関係代名詞

関係代名詞は「文と文をつなげている」わけではない

関係代名詞が「文と文をつなげる」と説明している先生の「総合英語」「英文法書」はカットして結構です。

関係代名詞とつなげているのは、「関係代名詞が指し示している先行詞(せんこうし)」と「関係代名詞がかたちづくっている節(せつ)」との間だけです。

次の(1)(2)(3)は、すべて同じ表現に対しての説明です。 「+」が「つなげている」という部分です。 「つなげている」力は2つあって、「関係代名詞がその先行詞である名詞(句)を指し示す力」と「関係代名詞が導く形容詞節が、その関係代名詞の先行詞である名詞(句)を修飾する力」です。

「代名詞がその先行詞を指示する力」と「形容詞節が名詞節を修飾する力」が合わさって、「+」の部分になっているわけです。

(1)「名詞(句)」+「関係代名詞がかたちづくっている節」

(2)「関係代名詞の先行詞」+「形容詞節」

(3)「被修飾語」+「修飾語」

結局、「形容詞節」という長大な修飾語が、被修飾語である名詞句に対して、後ろから修飾を行う。

そのためには、「形容詞節」を作り出さなければならない。

その「形容詞節」を作り出すためのコマンドが、関係代名詞なのです。

ただし、関係代名詞が「限定用法モード」というモードに入っていないと、関係代名詞が「形容詞節」を作ることはできません。

関係代名詞には、「限定用法モード」と「叙述用法モード」の2つしかなく、どちらかを選択する必要があります(強制的選択制)。

関係代名詞が形容詞節をかたちづくるのは、関係代名詞が「限定用法モード」にある場合だけです。

さて、関係代名詞は、必ず「関係代名詞がかたちづくる節の先頭」に置かれます。

これは水の中でフロート(浮き)がどうやっても浮き上がってくるようなものです。

関係代名詞は節の先頭に必ず浮上する(関係代名詞は浮力をもっている)。

■関係代名詞が節内で主語であるときは、位置が変化しません。

■関係代名詞が節内で目的語(直接目的語・間接目的語の両方)であるときは、位置が変化します。

■関係代名詞が節内で補語であるときは、位置が変化します。

このようにして、関係代名詞が節の先頭に置かれて、節を引率しているように見える。

このことから、「関係代名詞がかたちづくっている節」のことを「関係代名詞がみちびく節」=「関係代名詞が導く節」と表現することが多いです。

関係代名詞が節の先頭に移動するのは、「ここから関係代名詞がかたちづくる節が始まります」という宣言のためです。

それで、関係代名詞は、その先行詞、いいかえれば、関係代名詞が指し示す対象である名詞(句)を指し示している。

逆にいえば、名詞(句)は、関係代名詞から指し示されている。

「被指示語」が「指示語」から「指し示す」という作用を受ける。

それによって「被指示語」と「指示語」とが関係づけられるわけです。 そこが「関係」代名詞と呼ばれる理由です。

関係づけられたことによって、「関係代名詞がかたちづくる形容詞節が、どの名詞(句)を修飾しているのか」が、指定・明示されているわけです。

性・数の一致

性・数の一致を行う言語では、「関係代名詞の先行詞」と「関係代名詞」とが、ともに同じ性・数を表示するため、関係が明白です。

つまり、「関係代名詞がかたちづくる形容詞節」が、いったいどの名詞(句)を修飾しているのか? 

そのことが、性・数の一致を通じて、客観的に明記されているのです。

ただし英語の場合、性・数の一致がありません。

関係代名詞(who、which、that、what)はどれも、単複同形(単数形も複数形も同じ語形)です。

そして英語の名詞・代名詞には、性(せい:ジェンダー)がありません。

したがって、英語の名詞・代名詞は、互いに性・数の一致を行いません。

数の一致を行うのは、いいかえれば、単数形・複数形を兼ね備えている代名詞は、人称代名詞〔主格:I、you、he、she、it、we、they〕と、「that/those」「this/these」「one/ones」などぐらいです。

例えば、What is this?でも、What are these?でも、whatは単複同形でしょ?

ということで、英語の場合、関係代名詞とその先行詞との間の結びつきは、文意・文脈から勘に頼って判断するしかありません。

大事なことだけまとめます。

(1)関係代名詞は、その先行詞(指示する先=指示される側)と、「指示・被指示」という関係づけによって結びつけられている。

(2)限定用法の関係代名詞は、形容詞節を形成する主体であり、この形容詞節は、関係代名詞がその先行詞とする名詞(句)を修飾する。

(3)関係代名詞は、その先行詞である名詞(句)とつながっているだけであり、「関係代名詞は文と文とをつなぐ」とか、「関係代名詞は接続詞の親戚だ」とか、「関係代名詞は接続詞と代名詞の働きを兼ねる」とか、「関係副詞は接続詞と副詞の働きを兼ねる」とか、説明する英語教師は、おかしい。 「関係代名詞は文と文とをつなぐ」というのは、たしかに英語圏の英文法書に書いてあるけれども、その英語圏の英文法書を書いたネイティブ・スピーカーも、おかしい。

(4)たしかに、関係代名詞の先行詞は、主節の一部をなすので、主節と「関係代名詞がかたちづくっている形容詞節(従属節の一種)」とがつながっているように見える。 見えるだけで、実際には、関係代名詞はその先行詞である名詞(句)としかつながっていない。

(5)「2つの文を関係代名詞でつなげてみよう」とかいう練習問題は、お願いだからやめてほしい。頭が狂うから。

(6)限定用法の関係代名詞を使った文は、外見的には、「2つの文をつなげている」ように見えます。 ただしそれは、外見だけであって、実際には「名詞(句)」をSVXX(節:せつ)という長いいいまわしで修飾したい。 それが関係代名詞を使う趣旨(しゅし:狙い)です。

(7)「関係代名詞の勉強で文の結合練習をする」と、「名詞(句)」をSVXX(節:せつ)という長い形容詞(=形容詞節)によって修飾したいので、限定用法の関係代名詞を使う、という肝心の制度趣旨の部分を生徒に誤解させるわけです。 SVXX(節:せつ)という形式をもつ長い形容詞(形容詞節)によって「名詞(句)」を修飾したい。 例えば、「きのうあなたがレストランで食べた → 料理」では、「名詞(句)」は「料理」です。 形容詞節は「きのうあなたがレストランで食べた →」という部分です。 こういうふうに長い形容詞を作りたいから、関係代名詞(ただし限定用法)を使うのです。

形容詞節は後置修飾を行う

形容詞類 前置修飾 後置修飾 限定用法 叙述用法
ふつうの単語 形容詞
前置詞句 形容詞句 ×
熟語
分詞・不定詞が導く句 × 進行形・受動態・be to不定詞
関係代名詞 形容詞節 × 関係代名詞の継続用法
関係副詞 × 関係副詞の継続用法

「名詞(句)」+「関係代名詞が導く節」は、関係代名詞が限定用法の場合、「被修飾語」+「形容詞節」になります。

「被修飾語」+「形容詞節」において、「被修飾語」である「名詞(句)」は、「形容詞節」によって、後ろから修飾されます。

この「後ろから修飾を行うケース」を後置修飾(こうちしゅうしょく)といいます。

例えば、「この形容詞節は、関係代名詞whichによって導かれ、関係代名詞whichの先行詞である○○を後置修飾している」などのいいまわしを使います。

後ろに置かれた形容詞が、前に置かれた名詞句を修飾するから後置修飾なのです。

「後」ろに「置」かれた形容詞が「修飾」するから「後置修飾」なのです。

逆に前に置かれた形容詞が、後ろに置かれた名詞句を修飾するケースを前置修飾といいます。

私たち日本人が英語を理解するのを阻む「語順として初めて体験する点」は2点あります。

第1が後置修飾。

第2がSVOのように、動詞(述語)が主語の直後に来る語順(動詞型の違い)。

そして後置修飾こそが、英語が理解しづらい第1の理由だと私は考えています。

さらにいえば、後置修飾で最もムズいのは形容詞節なんだよね。

その形容詞節を導く唯一のコマンドが、関係代名詞と関係副詞というもの。

形容詞節を導くのは関係代名詞または関係副詞だけであり、それ以外の語句が形容詞節を導くことはありません。 as、than、butなどは、疑似関係代名詞と呼ばれる「関係代名詞の一種」です。 まぁ、as、than、butなどの細かいことは切り捨てていい。

関係代名詞と関係副詞を合わせて関係詞(かんけいし)と呼んだりすることも多い。

そして、関係代名詞が導く節の中で、関係代名詞が直接目的語のときでも、間接目的語のときでも、補語のときでも、必ず関係代名詞が導く節の先頭に置かれます。

むろん、関係代名詞が導く節の中で、関係代名詞が主語のときは、最初から関係代名詞は、それが導く節の先頭に置かています。

このように、関係代名詞というのは、難しいんですよ。

英文法で最も難しいのが関係代名詞だと思います。

ところが、関係代名詞を説明するとき、「関係代名詞は文と文とをつなぐ」という「変則的な説明」をする先生が多い。

そういう説明は、わかりづらい。

だから英語が不得意になる生徒が出るんだよ。

「関係代名詞は文と文とをつなぐ」という説明をする先生は、「形容詞節」や「後置修飾」といった言葉を使わずに関係代名詞を説明しがち。

しかし限定用法の関係代名詞を説明するのに、「形容詞節」や「後置修飾」といった言葉を使わずに説明しようとしても、正常に説明することができない。

だから関係代名詞、関係副詞のところで、多くの生徒は挫折するわけです。

もともと形容詞節は、後置修飾ができるのみで、前置修飾を行う能力をもちません。 これは英語の仕様ですから、変えることはできません。

ですから「形容詞節」と「後置修飾」は、必ずセットで使われる言葉なのです。

「形容詞節」と「後置修飾」という言葉を避けている「総合英語」「英文法書」は、書いている先生がクルクルパーですから、カットして結構です。

この「形容詞が後ろから修飾する」という語順に、なかなか慣れることができないのが普通でしょう。

そういうことも含めて、総合的な意味で、関係代名詞は日本人にとって難しいわけです。

「総合英語」「英文法書」の良し悪しを判断するときは、関係代名詞の章を見て判断してください。

限定用法・継続用法

「限定用法」=「制限用法」です。

「継続用法」=「非制限用法」です。

「限定用法の関係代名詞」と「限定用法の関係副詞」は、形容詞節を導く主体です。

形容詞節を作りたいから、「限定用法の関係代名詞」と「限定用法の関係副詞」を使うのです。

代名詞が指し示す先の名詞類(名詞、名詞句、名詞節など)を、代名詞の先行詞といいます。

総合英語、英文法書では、「限定用法の関係代名詞」と「限定用法の関係副詞」がみちびく形容詞節から限定用法で修飾される名詞・名詞句を「先行詞」といっています。

ただし「関係代名詞の先行詞」「関係副詞の先行詞」といういいまわしにしたほうが正確になります。

先行詞とは、「指示する能力をもつ語句から、指示される語句」のことです。 被指示語句のことを先行詞と呼んでいるだけです。

ということは、先行詞には必ず、指示語句が伴うわけです。

ですので、先行詞という表現を使うかぎりは、「誰から指示されているのか」をいわないとおかしいわけです。

被害者というからには、加害者がいるわけでしょ? それと同じことだよ。

限定用法の関係代名詞

平たくいえば、「限定用法の関係代名詞」がみちびく形容詞節から、限定用法の形容詞と同じようにして修飾される「被修飾語」のことを、「関係代名詞の先行詞」と呼び習わしているわけです。

「関係代名詞が、その関係代名詞の先行詞を指示する力」によって「関係代名詞」と「その関係代名詞の先行詞」とが関係づけられる。

これによって、「限定用法の関係代名詞」が「みちびいている形容詞節」=「作り上げている形容詞節」が、「その関係代名詞の先行詞」を修飾していることが表示される。

つまり、修飾語と被修飾語との関係性が、「代名詞がその先行詞を指示する力」によって表示されている。

これが「限定用法の関係代名詞」がその先行詞に後置修飾を行う基本原理です。

限定用法の関係副詞

平たくいえば、「限定用法の関係副詞」がみちびく形容詞節から、限定用法の形容詞と同じようにして修飾される「被修飾語」のことを、「関係副詞の先行詞」と呼び習わしているわけです。

「関係副詞が、その関係副詞の先行詞を指示する力」によって「関係副詞」と「その関係副詞の先行詞」とが関係づけられる。

これによって、「限定用法の関係副詞」が「みちびいている形容詞節」=「作り上げている形容詞節」が、「その関係副詞の先行詞」を修飾していることが表示される。

つまり、修飾語と被修飾語との関係性が、「副詞がその先行詞を指示する力」によって表示されている。

これが「限定用法の関係副詞」がその先行詞に後置修飾を行う基本原理です。

「関係副詞がその先行詞をもつ」ということに違和感を感じないキミは鈍感です。これにはカラクリがあります。

「where」を解凍するとat which、in which、to which、on whichなど「前置詞+関係代名詞which」になります。関係副詞の先行詞とは、この関係代名詞whichの先行詞です。 逆にいえば、at which、in which、to which、on whichなどが「場所」を表すとき、それを圧縮すると「where」になるのです。

「when」を解凍するとat which、in which、on whichなど「前置詞+関係代名詞which」になります。関係副詞の先行詞とは、この関係代名詞whichの先行詞です。 逆にいえば、at which、in which、on whichなどが「時」を表すとき、それを圧縮すると「when」になるのです。

「why」を解凍するとfor whichという「前置詞+関係代名詞which」になります。関係副詞の先行詞とは、この関係代名詞whichの先行詞です。

「how」を解凍するとthe way in whichという「先行詞+前置詞+関係代名詞which」になります。関係副詞の先行詞とは、この関係代名詞whichの先行詞です。

結局、関係副詞というのは、「前置詞+関係代名詞which」を1語に縮約したものにすぎません。

例えば、in the boxという前置詞句が副詞としての機能を果たすとき、「この前置詞句は副詞句となっている」といいかえることができます。

この「この前置詞句は副詞句となっている」の「副詞句」が「where」「when」「why」「how」など1語だから(副詞句ではなく)「副詞」と呼んでいるだけです。

「前置詞句が副詞相当になるとき」と同じ現象が「関係副詞・疑問副詞」の中で起こっている。それだけのことです。

関係副詞
理由 態様
where when why how
at which at which ―― ――
in which in which ―― the way
in which
to which ―― ―― ――
on which on which ―― ――
―― ―― for which ――
疑問副詞
理由 態様
where when why how
at what place at what time ―― ――
in what place in what month / week … ―― in what
way
to what place ―― ―― ――
on what place on what day ―― ――
―― ―― for what
reason
――

結局、関係副詞というのは、「格(case)を帯びた関係代名詞which」を1語に縮約したものにすぎません。

前置詞を付けると「格を帯びたこと」になるわけです。

at whichが時の意味を表すとき、それは時格(じかく)を帯びたということになります。

at whichが場所の意味を表すとき、それは所格(しょかく)を帯びたということになります。

for whichについては、特に格の名前は付いていません。

the way in whichについては、特に格の名前は付いていません。

だから総合英語などで、「関係代名詞」と「関係副詞」を並列に扱うのは、ちょっと不合理なのです。

関係代名詞の応用版として関係副詞が存在するだけなのですね。

そして、英語圏の英文法書も含めて、私が「間違っている」と思うのは、「関係代名詞の限定用法」ではなく、「形容詞節の限定用法」だという点です。

形容詞には、修飾語になる用法として「限定用法」というものがあります。「赤い花」の「赤い」など。

「限定用法」とは、ある全体集合の中に部分集合を作る用法のことです。

「花」を全体集合とすると、その中に「赤い花」という部分集合を作る。この作用を「限定」とか「制限」とかいうのです。

平たくいえば、「絞り込み」のことを「限定」とか「制限」とかいうのです。

不動産のネットショップとかでも、「駅から徒歩10分」「3LDK」「駐車場」「エアコン」などの条件にチェックマークを入れて「検索」しますね?  これが「絞り込み」です。

この「絞り込み」とは、「駅から徒歩10分」であるような「アパート」とか、「3LDK」であるような「アパート」といったふうに、条件を増やして、該当する要素を減らしてゆくわけです。 この「条件を増やす」という作用を「限定」とか「制限」とかいうのです。 集合の交わりを作ってゆくわけです。

「赤い花」の「赤い」などが、形容詞の「限定用法」であることはわかったと思います。

同様にして、「赤い花」の「赤い」という部分に文(センテンス)を代入したい。 正確にいいかえれば、「赤い花」の「赤い」という部分に節(クローズ)を代入したい。 こういう場合、「限定用法の関係代名詞」や「限定用法の関係副詞」を使って、「いわば限定用法の形容詞節」を作り上げるわけです。

「きのう私が花屋で買った花」という用例の場合、「きのう私が花屋で買った」が形容詞節です。 文(センテンス)によって「花」という名詞を限定的に修飾しているでしょ?  いろいろな「花」のうち、「きのう私が花屋で買った」という条件を加えて、該当する要素を減らしていますね?  これを限定用法というのです。

形容詞には、補語になる用法として「叙述用法」というものがあります。「花が赤い」の「赤い」など。

こちらについては、「継続用法の関係代名詞」「継続用法の関係副詞」がそれぞれ導く節(補足説明の挿入節)に対応します。

これは一般の説明とは異なりますので、割り切ってくださいね。

私は「関係代名詞」「関係副詞」はともに、「用法に関係なく形容詞節を導く」と思っています。

それで、形容詞とは何かというと、名詞・名詞句・名詞節などの名詞類を「限定」または「叙述」するものだと思っているわけです。

「限定」とは、「絞り込みをかける」ということ。「条件を増やして、該当する要素を減らす作用」のことです。

「叙述」とは、補語として主語を描写したり(SVC文型において)、補語として目的語を描写したり(SVOC文型において)するものです。

「叙述」とは、「継続用法の関係代名詞」が導く「形容詞節?」が「補足説明の挿入節として機能する」ことで、「関係代名詞の先行詞を描写する」ものです。

「叙述」とは、「継続用法の関係副詞」が導く「形容詞節?」が「補足説明の挿入節として機能する」ことで、「関係副詞の先行詞を描写する」ものです。

ここでいいたいことは、形容詞には「限定」と「叙述」があり、それが「単語・句・節」という各レベルでパラレルに展開されているのではないか、ということです(仮説)。

ですから、SVC文型のC、SVOC文型のCは、補語〔C〕というよりは、叙述語(describer)ではないかと思っているわけです。

同様にして、「継続用法の関係代名詞」が導く「形容詞節?」、あるいは、「継続用法の関係副詞」が導く「形容詞節?」も、叙述語(describer)ではないかと思っているわけです。

そして、複合関係代名詞(-ever)、複合関係副詞(-ever)については、これらは従位接続詞だと見なしたほうがいい。 従位接続詞は、名詞節、または、副詞節を作る主体です。

関係代名詞whatは、whatが内蔵するwhichの先行詞を含み込んだ、「先行詞内蔵型の関係代名詞」です。

関係副詞howについては、「×the way how」といういいかたが禁じられているだけであり、「howに先行詞はない」といういいまわしは誤解を生むのでやめたほうがいい。

「howには先行詞が含まれている(whatと同じ)」と考え、かつ、「the wayの直後にhowは置かれない(共起しない)」というだけのことなのです。

「the wayが先行詞の場合、関係副詞howは常に省略される」と考え、かつ、「the wayの直後にhowは置かれない(共起しない)」というだけのことなのです。

叙述

限定と叙述の違い

限定

限定とは、「条件Aを満たす要素X」という表現。

例えば、「赤い花」は「全体集合である花」の中から「赤い」という条件を満たす花だけを特定する表現。

「条件Aを満たす要素X」の「条件A」に「赤い」を代入して、「要素X」に「花」を代入すると、「赤いを満たす花」という表現になります。

「赤いを満たす花」が「赤い花」の意味するところです。

このとき「赤い」という条件が「絞り込みの条件」になっている。

この「絞り込み」のことを「限定」という。

関係代名詞の限定用法、制限用法という場合の、「限定」「制限」とは、この「絞り込み」の別名にすぎません。

そして、正確にいいかえれば、「関係代名詞の限定用法、制限用法」ではなく、「関係代名詞が導く形容詞節の限定用法、制限用法」です。

どの英文法書でも、「関係代名詞が導く形容詞節の限定用法、制限用法」とは書きません。

叙述

叙述とは、「主体Xは条件Aを満たしている」という表現。

例えば、「この花は赤い」といった表現における「赤い」が叙述を行っている。

「主体Xは条件Aを満たしている」の「主体X」に「この花」を代入して、「条件A」に「赤い」を代入すると、「この花は赤いを満たしている」という表現になります。

「この花は赤いを満たしている」が「この花は赤い」の意味するところです。

「この花は赤いを満たしている」の「赤い」に、例えば、「その花はきのう私が河原で摘んできたんだけどね」という注釈節(annotated clause)を挿入したいとしましょう。

注釈節(annotated clause)というのは、このブログで勝手に作った用語ですよ。

文中に登場した名詞(句)に対して、注釈節を挿入したい。 このとき、「関係代名詞の継続用法=非制限用法」「関係副詞の継続用法=非制限用法」を使うわけです。

「関係代名詞の継続用法=非制限用法」「関係副詞の継続用法=非制限用法」の制度趣旨は、注釈節を挿入したいという欲求にあるわけです。

そして、「関係代名詞の継続用法=非制限用法が導く注釈節(annotated clause)」「関係副詞の継続用法=非制限用法が導く注釈節(annotated clause)」は、叙述の最たるものです。

関係代名詞(継続用法)や関係副詞(継続用法)の先行詞である名詞(句)を、注釈節(annotated clause)が叙述している。

ある名詞(句)を注釈節(annotated clause)で叙述したいから、「関係代名詞の継続用法=非制限用法」「関係副詞の継続用法=非制限用法」をわざわざ使うわけです。

補語

ふつう「補語になるのは名詞・形容詞」と英文法書には書いてあります。

ただし実際には、補語の本質は形容詞なのです。

例えば、My name is Hogehoge.という例文があります。

このHogehogeは、広い意味では形容詞なのですよ。 なぜならば、My nameという名詞句を叙述しているからです。

My name is 山田太郎.だとしたら、「私の名前は<山田太郎な名前>」という意味です。

例えば、a gas station(ガソリンスタンド)という表現があります。 このgasはガソリンという意味の名詞ですけれども、意味上はstationを限定修飾する形容詞なのです。

見かけ上の品詞(文法的視点からの品詞)と、意味上の品詞(意味論上の品詞)が異なる場合もあるのです。

見かけ上は名詞類でも、実際には形容詞類である語句がある。 この視点から、My name is 山田太郎.の「山田太郎」などを見ると、「山田太郎」は形容詞だという見方もできるのです。

名詞の仲間(名詞類)を叙述する語句は、形容詞と考えてください。

補語というものは、形容詞なのです。

補語には、SVC文型(第2文型)のC(補語)と、SVOC文型のC(補語)の両方がありますけれども、SVOC文型(第5文型)のOCにはSVC文型が代入されてVが省略されているだけです。

文型の説明で使われる記号

S(subject):主語

V(predicate verb):述語動詞

O(object):目的語

C(complement):補語

M(modifier):目的語

SVOC文型(第5文型)のOCは圧縮状態にあるので、これを解凍するとSV(svc)文型ということになるのです。 いわば擬似的な複文になっているのがSVOC文型(第5文型)です。

結局、補語には、SVC文型(第2文型)のC(補語)も、SVOC文型のC(補語)も、S(主語)を叙述しているだけです。

そして叙述する語句は、形容詞とその仲間だけだとお考えください。

いいかえれば、補語はすべて形容詞類です。

注釈節

「継続用法=非制限用法の関係代名詞」「継続用法=非制限用法の関係副詞」が注釈節という一種の挿入節を形成します。

これらも結局、「関係代名詞の先行詞である名詞(句)を叙述する」「関係副詞の先行詞である名詞(句)を叙述する」という節です。

「叙述する語句は、形容詞とその仲間だけだとお考えください」ということからすると、この「注釈節という一種の挿入節」も形容詞節の一種なのだと考えたほうが合理的なのですよ。

一般化すると、名詞類と形容詞類との関係性には2種類しかないのです。

(1)限定する(限定の主体は形容詞類、限定の対象は名詞類)

(2)叙述する(叙述の主体は形容詞類、叙述の対象は名詞類)

進行形・受動態・be to不定詞も補語にすぎない

他動詞というオペレータ(演算子)に対応するオペランド(パラメータを代入する部分)のことを目的語(object)というのです。

be動詞というオペレータ(演算子)に対応するオペランド(パラメータを代入する部分)のことを補語(complement)というのです。

SVOC文型のOCは、これを「OVC」と見て、「OVC」を「SVC」に変換してやると、理解できるようになります。 この「OVC」「SVC」の「V」は、be動詞です。

SVOC文型のOCは、「O+be動詞+C」と読み替えれば理解できます。

それで、be動詞のオペランドである補語には、いかなる場合でも、動的(dynamic)な意味における形容詞類が代入されるのです。

「動的(dynamic)な意味における形容詞類」とは、「私の名前は、山田太郎な名前」といった場合の「山田太郎」など。 「山田太郎」は名詞ですけれども、実際には「私の名前」を叙述している「形容詞」です。 これを「動的な意味では山田太郎は形容詞」と呼ぶことにしましょう。

ですので、補語になるのは「動的な意味の形容詞類」だけである、といえるのです。

さて、進行形・受動態・be to不定詞ではbe動詞が使われます。

このbe動詞は、便宜上助動詞とされますけれども、動的な意味では、本動詞のbe動詞と考えて差し支えありません。 というより、be動詞をわざわざ助動詞に分類した人は、シンプルな考え方ができないのです。

補語になるのは「動的な意味の形容詞類」だけである。 この考え方からすると、進行形に続く「-ingが導く句」は、動名詞句ではなく、現在分詞句ということになります。

動名詞も現在分詞も、同じ-ingです。

ただし動名詞は前置詞の目的語にもなりうる名詞類です。

他方、現在分詞(が導く句)は形容詞か副詞に相当します。

補語になるのは「動的な意味の形容詞類」だけである。 この前提からすると、進行形のbe動詞に続く句(分詞句)は、現在分詞が導く形容詞句と見なすことができます。この形容詞句は、be動詞のオペランド、いいかえれば、補語です。補語ですから、主語を叙述します。

同様にして、受動態のbe動詞に続く句(分詞句)は、過去分詞が導く形容詞句と見なすことができます。この形容詞句は、be動詞のオペランド、いいかえれば、補語です。補語ですから、主語を叙述します。

同様にして、be to不定詞のbe動詞に続く句(不定詞句)は、過去分詞が導く形容詞句と見なすことができます。この形容詞句は、be動詞のオペランド、いいかえれば、補語です。補語ですから、主語を叙述します。

 
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