『ひとりでも解けるようになる数学』とは一言でいって何か? 

『ひとりでも解けるようになる数学』とは、「1つの問題に1つの論点」という原則を守りながら、「入試標準問題を構成する要素(部品)としての小問」を漏れなく・重複なく並べた例題型参考書です。 例題型参考書とは、「『チャート式数学|数研出版』と同じ紙面構成をもつ印刷教材」という意味です。

『ひとりでも解けるようになる数学』で部品(要素)を学び取れば、あとはその組み合わせで入試標準問題が解けるようになる。 そういう感じの問題が『ひとりでも解けるようになる数学』には並んでいるわけです。

『ひとりでも解けるようになる数学』は、網羅系参考書ですので、マセマ出版社のような、あるいは、坂田アキラ先生などのような、手取り足取りの解説は掲載されていません。 ページ左側の傍注で、流れやポイントが指し示されることが、解説の軸をなくしています。

ですので、教科書+教科書ガイドで基本からちゃんとやった人にだけ、『ひとりでも解けるようになる数学』をオススメします。

入試標準問題に取り組む段になって、坂田アキラ先生などのような手取り足取りの解説を求めることは、教師に大きな負担がかかり、かつ、生徒にとっても不効率(1つの問題に時間・手間をかけるので分量がこなせない)です。

教科書+教科書ガイドの範囲だけは自学自習でじっくりと身につけ、それから問題集・参考書に取り組んだほうが効率がいいですよ。


『ひとりでも解けるようになる数学』は、教科書+教科書ガイドを終えてから取り組むのに最適な難易度で、入試標準問題を演習する前の基本知識の充足に最適な例題型参考書です。

エクセル数学|エクセルライト数学|例題から学ぶ数学|実教出版 · ゆきんこの勉強法 | 自修人

『ひとりでも解けるようになる数学』の難易度は、『エクセルライト数学(オレンジ)|実教出版』に近いけれども、それより少し高度であり、かつ、『エクセル数学(ブルー)|実教出版』のほうが『ひとりでも解けるようになる数学』よりも高度な問題を取り扱っています。

難易度としては、『エクセルライト数学(オレンジ)』 < 『ひとりでも解けるようになる数学』 < 『エクセル数学(ブルー)』だと思います。

『エクセル数学(ブルー)』は、入試標準問題にも食い込んでいるので、『ひとりでも解けるようになる数学』ぐらいが、ちょうどいい難易度かもしれませんね。

『ひとりでも解けるようになる数学』では、「1つの問題に1つの論点」という原則が守られており、それに関係のない枝葉末節がカットされている感じなので、仕上がりはとても早いものと思われます。

ひとりでも解けるようになる数学 I+A (シグマベスト)|谷口 幸吉|文英堂|9784578240266|4578240266

ひとりでも解けるようになる数学 I+A (シグマベスト)|谷口 幸吉|文英堂|9784578240266|4578240266

ひとりでも解けるようになる数学 II+B (シグマベスト)|谷口 幸吉|文英堂|9784578240273|4578240274

ひとりでも解けるようになる数学 II+B (シグマベスト)|谷口 幸吉|文英堂|9784578240273|4578240274

位置づけ

『ひとりでも解けるようになる数学|文英堂』は教科書ガイドの次に使う

教科書ガイドを補助としながら、教科書をしっかりと読み、教科書の問題をしっかりと演習した。

その後、あるいは、それと並行して使用するとよいのが、『ひとりでも解けるようになる数学|文英堂』(全2冊)だと思います。

『ひとりでも解けるようになる数学』は、『1対1対応の数学演習|東京出版』などで取り扱われている入試標準問題を構成する「部品」となる小問を、漏れなく・重複なくカバーした「例題型」=「チャート式数学型」のレイアウトで構成された学習参考書です。

『1対1対応の数学演習|東京出版』 - Google 検索


高校課程・数学の各単元を抜け漏れなく学び尽くすためには、教科書+教科書ガイドを使うのが一番でしょう。

教科書ガイド|高校|2017-2018 · ゆきんこの勉強法 | 自修人

高校数学の教科書としては、数研出版、または、東京書籍の教科書に定評があります。

理系に進学する場合、当然、数学 IIIまでをカバーしている教科書を選ぶ必要があります。

数学 IIIまで教えてくれないような、そんな高校に入学してしまったキミでも、自学自習で数学 IIIを学べば大丈夫だよ。

見かけ上の偏差値が低くても理系に進学したほうが、就職・再就職はしやすいです。 地方の国公立大学の工学部が狙い目だと思う。 そのためには、数学と物理と英語だけは頑張ってください。

文系でGMARCH未満の大学だったら、概略、大企業に就職できません。 大企業に就職できないのだったら、「大学の名前を獲得するために文系に転ずる」ようなバカなことは、やめといたほうがいいよ。

東大、京大、早慶上智をも含めて、文系だと「新卒のときはいい」けれども、「いったん解雇されると再就職に困る」というのが実際。 現在の世の中の情勢からして、理系のほうがいいですよ。

たいていの職業分野は、AI、ICT/IoT、ロボットによって「食われて」しまいます。

いいかえれば、人間の職域をAI、ICT/IoT、ロボットが浸食する。

イギリス産業革命の時代に発生した、ラダイト運動(機械打ち壊し運動)の背景にあった状況と類似した状況が、それよりもずっとエグいかたちで、いま労働者に迫ってきている。

文系出身でホワイトカラーの仕事(事務職)をしようと思っている人たちは、やがて「不要な人材」として労働市場から排除される運命にある。

例えば、メガバンクで早期退職者を大量に募っている。

それは「銀行に預けても、実際には金利が付かない」ので、「一定以上の信用度があれば、どの銀行に預けても同じ」だから。

その結果、「銀行口座は決済用の口座でしかない」ということになり、「ATMの設置台数=利便性」「インターネットバンキングの利用のしやすさ=利便性」という感じになった、

そうなると、「コンビニでお金が下ろせる」とか、「インターネットバンキングにおいて、他行宛振込手数料の無料回数が多い」とか、そういう現実的なサービスの話になってくる。

結果として、最近になって銀行業に参入した「流通系」や「インターネット専門の銀行(実店舗をもたない)」が圧倒的に有利になり、メガバンクは今後、しぼんでいくしかない。


からだを動かす職種にも、AI、ICT/IoT、ロボットの影響が及んで、実店舗の縮小・撤退(店員・受付要員などの余剰)などによって、働く場所がなくなっていくでしょう。

ある程度の専門性がなければ、仕事がなくなってしまう。 そういう状況に追い込まれてきているのです。

理系に進学できないぐらいだったら、大学に行かないで就職して手に職を付けるとか、専門学校に行くとか、もっと現実な道を選んだほうがいい。

文系でGMARCH未満の大学だったら、ほんとうにおカネと時間がもったいないだけだよ。

文科省は国公立大学から文系学部を廃絶しようとしています。 「文系には専門性がないので、これからの時代において、文系出身者は、あまり必要とされていない」ということなのだと思います。

ちなみに、「逮捕された文科省局長は安倍政権に近い官僚だった!」らしいです。 闇の勢力に加担した官僚は、これからも逮捕されてゆくことでしょう。 浄化の過程なので、仕方のないことです。

逮捕された文科省局長は安倍政権に近い官僚だった! 裏口入学の交換条件の支援事業に加計学園も選定|LITERA/リテラ

検定済教科書それ自体が必要な場合には、通販で購入することができます。 検定済教科書は国定頒価にて頒布され、消費税は非課税です。

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検定済教科書を新本として販売するとき、消費税を上乗せすることは違法です(消費税分を相手から騙し取ったことになる)。 検定済教科書は国定頒価にて頒布され、消費税は非課税です。

『ひとりでも解けるようになる数学|文英堂』は『シグマトライ数学|文英堂』の再来

『シグマトライ数学』は、高く評価されていたけれども、版権の関係からか、現行課程版が出ぬまま、長らく絶版されていました。

『シグマトライ数学』が、書名を『ひとりでも解けるようになる数学』に変えて再版? されたかたちなのかもしれません。


『ひとりでも解けるようになる数学|文英堂』の構成と使用法

『ひとりでも解けるようになる数学|文英堂』は完全2分冊構成

『ひとりでも解けるようになる数学|文英堂』は、「例題編」と「別冊解答編(類題の問題文+解答)」とが、2冊の独立した書籍になっている。 そのような体裁の書籍です。

――― 印刷 ページ左
傍注あり
掲載問題 節末問題 さくいん page
「ひとりでも解けるようになる数学 I+A』 例題編 4色刷 例題
232
問題・解答
問題のみ
116
319
別冊解答編
(類題の問題文+解答)
黒+グリーン
2色刷
類題
232
問題・解答
問題・解答
116
―― 301
「ひとりでも解けるようになる数学 II+B』 例題編 4色刷 例題
330
問題・解答
問題のみ
135
415
別冊解答編
(類題の問題文+解答)
黒+ブルー
2色刷
類題
330
問題・解答
問題・解答
135
―― 470


「例題編」はむろんのこと、「別冊解答編(類題の問題文+解答)」にもP.P.加工(樹脂フィルム加工)がなされた厚紙の表紙が付いているため、「別冊解答編(類題の問題文+解答)」だけで使用することが可能です。

ただし、「例題編」と「別冊解答編(類題の問題文+解答)」を外側からラップしている「見かけ上の表紙」については、P.P.加工はなされておらず、この「見かけ上の表紙」については、最終的には捨ててしまうものになるでしょう。

外側からラップしている「見かけ上の表紙」の「背」に、軽くアイロンを当てるか、ドライヤーなどで加熱するか、してみてください。 うまくいく場合には、うまくいきます(保証できません)。

アイロンを背に強く当てると、ホットメルト糊が融けすぎになり、書籍本体までおかしくなります。 アイロンを当てるとしたら、軽くです。

『ひとりでも解けるようになる数学|文英堂』は「別冊解答編(類題の問題文+解答)」だけで使用することが可能

『エクセル数学|実教出版』『エクセルライト数学|実教出版』の場合、別冊解答編には問題文は載っておらず、解答だけが記載されているので、必ず「問題集+別冊解答編」をペアで持ち歩く必要がある。

他方、『ひとりでも解けるようになる数学|文英堂』は「別冊解答編(類題の問題文+解答)」だけで使用することが可能。

類題の問題文そのものが別冊解答編に記載されているので、「別冊解答編」を単独で持ち歩き、使用することができる。

この点において、『エクセル数学|実教出版』『エクセルライト数学|実教出版』などよりも、『ひとりでも解けるようになる数学』のほうが利便性が高く、効率がよいでしょう。

エクセル数学|エクセルライト数学|例題から学ぶ数学|実教出版 · ゆきんこの勉強法 | 自修人


「例題編」と比較すると、「別冊解答編(類題の問題文+解答)」のほうが、やや応用的な問題まで含んだ、網羅性の高い構成になっています。

私だったら、「例題編」は放置して、「別冊解答編(類題の問題文+解答)」だけを繰り返し解いて、覚えてしまいます。

「別冊解答編(類題の問題文+解答)」の解答を隠して解いてみて、わからなかったら「例題編」をヒントにして解いていく。 そういう感じでも、いいかもしれません。

とにかく、学校の図書室や塾・予備校の自習室へ持って行くとき、「別冊解答編(類題の問題文+解答)」の1冊だけを持って行けばいい。 しかも、表紙が丈夫にできているから、酷使に耐える。 これは、かなり大きなことです。

 
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