● Table of Contents :
秘伝の微積物理|青山 均|朝倉書店|4254131267
物理重要問題集 物理基礎・物理|数研出版|4410143115
物理 考察問題集 思考力・判断力・表現力を養う|数研出版|4410143662
中谷のこれだけで合格! 物理
入試物理に頻出の良問が必要最小限だけ凝縮された問題集です。
解説はそこまで親切・詳細ではありませんので、完全に物理が苦手な人には向いていません。
物理は苦手ではないけれども、物理の勉強が遅れてしまい、「問題数を絞って遅れを取り戻したい」という意図をもっている人に、かなり向いている問題集です。
各問題に付けられている「解法指針」という部分だけは、とても詳しいです。
「解法指針」という部分に「問題を解く際の概略的な指針」が載っており、この部分に「問題を解くにあたってのマクロ的な知恵・ノウハウ」が凝縮されています。
「解法指針」を獲得するだけのためであっても、この2冊の薄っぺらい問題集を買う価値があると思います。
この2冊でカバーできなかった問題は、他書で補う必要がありますけれども、とりあえず、最も出やすい問題だけはカバーできる。 そのような問題集です。 買って損はないでしょう。
中谷のこれだけで合格! 物理 電磁気・熱・原子19題|全79ページ|中谷泰健|旺文社|4010345608
中谷のこれだけで合格! 物理 力学・波動19題|全79ページ|中谷泰健|旺文社|4010345594
再構築|高校物理|学習工程
『折戸の物理|教学社』と『導出物理|微風出版』は「教科書レベルを確立する基軸書になる」という趣旨が共通しているため、二者択一になると思う。
時間があれば『導出物理』を先行させて『折戸の物理』で演習を積めば、物理だけは完璧になるだろう。
しかし受験科目は物理だけではない。 理系は数学 IIIが大きな負担となるので、物理だけを磨いても受験の戦略としてはアレである。
物理には二面性があって「物理は点火するまでに相当な時間・手間がかかり、点火しないで物理から脱落する人も多い」という反面、「いったん物理の学力を完全に確立すると、かなり高い確率で満点近くが狙える」という「受験における安定さ・確実性」というギフトが与えられる。
微分積分も「いったん微分積分の学力を完全に確立すると、かなり高い確率で満点近くが狙える」「というより、理系で合格する人は、微分積分だけは完璧にしているものだ=だって微分積分はどうせ似たような問題しか出ないのだから、微分積分を完璧にしないのは手抜きにすぎない」ということがいえる。
化学は暗記なので苦しいけれども、微分積分や物理は、手続き記憶というか、解いているうちに、手順を自然と覚えていくものであり、磨けば磨くほど手続き記憶が鮮明になっていくので、数学 IIIと物理で合格を積極的に取りに行くというのもアリであはないかと。
したがって、基本的には『導出物理』または『折戸の物理』のどちらか一方をカットするのだけれども、戦略によっては両方ともやるという方法もありかもしれない。
ここでは『導出物理』を選択した場合にどうなるのかを考えている。
基軸書(メインテキスト)として『導出物理』(全3冊)を使う
たぶん、知識ゼロの状態から『導出物理』に取り組んでも大丈夫だと思う。
『導出物理』について
[物理基礎]+[物理]の「ぜんぶ入り」
「物理基礎(2単位)」と「物理(4単位)」の単元が、すべて『導出物理』に採録されている。
[参考書]+[教科書傍用問題集]+[書き込み式ノート教材]の「ぜんぶ入り」
参考書と教科書傍用問題集を合わせたような内容。 「定義」「公式の導出」がくわしく載っているので、高校物理の調べ物に向く(ただし索引はない)。
「補充すべき空所」や「書き込むための余白」が比較的広く(面積として)とってあるため、書き込み式ノート教材として利用できる。
要は「ペンで書き込んでも大丈夫なスペースがとってある」という意味。
『導出物理』に載っている問題を何度も解き直すと、理屈が覚えられると思う。 演習は別途、コピー用紙やノートでおこなうとしても、重大な誤解・誤答などの要点は、『導出物理』の本体にメモしておくのがよい。
いくつかの問題集で演習することになると思うけれども、そうした演習によって得た教訓は、『導出物理』の該当する単元にメモしておくのがよいかもしれない。 すべての知識が『導出物理』に集約され、『導出物理』の問題と「知識として(連想によって)紐付いている」という状態がよいと思う。 つまり『導出物理』を基軸書(高校物理学習のステーション)として、高校物理で学習したすべての情報を『導出物理』に集約していくのがよいと思う。
高校数学との連携がとられている
各単元の必要な箇所で、その単元で使う高校数学の復習(予習)ができるようになっている。
数学の学習が不十分な学習者でも、高校数学のどこを復習(予習)すれば、その単元が理解できるのかが、明快に示されている。
『導出物理』でその単元を学習する前に、数学の教科書ガイドなどで、その単元を素速く復習しておくことが望ましいと思う。
微分・積分を使用
微分・積分を使っている。
しかし物理選択者が理系コースであることを考えると、ごく自然である。
「微積を使った物理」を勉強することによって、数学と物理を同時に強化できる相乗効果が期待できる。
問題数が豊富
問題数は多いけれども、ぜんぶ「各単元の説明を具体的に理解するための易しい問題」で構成されているので、まったく負担感はない。
問題をいきなり解いて、あるいは、巻末の解答を見ながら、答えを直接『導出物理』に書き込んでいき、それから説明や公式の導出を読み込んでいくほうが、仕上がりが早い可能性がある。 答えを書き込むとき、オレンジ色の水性ボールで書き込むと、赤シートで消える。
物理の説明は、実例(具象)を体験して初めて理解できる。
高校物理の具象とは、理想的には実験ではあるけれども、実際には「問題演習」である。
「問題演習」を通じて知った「その物理現象における独特のルール」というものが、『導出物理』に「言葉」や「公式の導出過程」として説明されている。
「問題演習」という「実体験」を経ずに、「言葉」や「公式の導出過程」を提示されても、「抽象的で理解できない」「その公式が、Aの場合にも、Bの場合にも妥当することを証明する意義がわからない」など、悲惨なことになる。
「問題演習」と「説明」は、必ずセットになっている必要がある。 それは著者のおっしゃるとおりであると思う。
「具体的な事象から、ノイズを捨象したものが抽象概念」なのだから、「具象と抽象は必ずセットにする」ことが必須条件なのだ。
教科書にしか載っていない情報
教科書にしか載っていない情報を問うてくるのがセンター試験だと思う。
「高校物理を理解する」「高校物理の問題が解ける」といった目標へ向けてなら、『導出物理』だけで十分かもしれない。
しかし「重箱の隅をつつくのが好きな、狡猾で陰険な、センター試験の出題者」を想定して、検定済教科書と教科書ガイドは、一通り読んでおいたほうがいいと思う。
※表紙写真を掲載するためにAmazon等へのリンクを張っておきます。 しかし検定済教科書は、上記囲みのリンクをたどって、教科書供給書で入手することをおすすめします。 500円台の検定済教科書を2000円で売るなんて、ちょっとアレですわ。
『導出物理』を基軸書(メインテキスト)とするなら『折戸の物理』はカット
『折戸の物理』には「定義・公式とその導出」といった「教科書的な情報」が部分的にしか含まれていない(非網羅的)。 したがって、『折戸の物理』を使う前提として、「検定済教科書+教科書ガイドの学習」が必要となる。
「教科書の完全理解」と「教科書レベルの問題が解ける実力の完成」という趣旨において、『折戸の物理』と『導出物理』は共通しているので、どちらか1つを選び、他方をカットする必要がある。
物理の良問問題集[物理基礎・物理]|4010340967
標準的な入試問題演習は、『物理の良問問題集[物理基礎・物理]』でカバーできるように思います。
物理 入試の核心 改訂版|4865310207
やや高度な入試問題演習は、『物理 入試の核心 改訂版』でカバーできるように思います。
印刷教材は手段
自分の中に「物理の問題が解けるマインドセットが形成されること」を大切にして、「どの印刷教材と、どの印刷教材を完璧にやらないとダメだ」という妙な
『導出物理』の問題、または、『折戸の独習物理』の問題の1つ1つが秒殺レベルで解けるようになれば基礎はバッチリですので、いろいろな印刷教材をぜんぶ完璧にしようとか、そういう外側の目標をつくらないでください。
印刷教材を欲張ることは危険です。
どこかでカットする必要があります。
最初は問題の解凍を見ながら、問題を解く行為をなぞるだけ(なぞり)にしてもよいかもしれません。
何度もなぞっているうちに、覚えていってください。
そのようにして、効率を上げていきましょう。
「数学 III」のほうがヘビーなので、「物理」に時間・手間を必要以上に取られるのは問題かもしれません。
はじめに
物理という科目は、化学や世界史のように、小単元を積み重ねて、実力がリニア(線形)に上がっていくのではない。
物理という科目は、「クラッチがつながる前」と「クラッチがつながった前」とで、「自分自身の分かった感」がまったく違う感じになる科目です。
「クラッチがつながる前」は、さっぱりわからない状態で、暗中模索です。
しかし、我慢して勉強していると、回路が一周して、ある時点で、導通(電気が通るようになること)が発生します。 それは「クラッチがつながった」ということでもあります。
この「導通以前」と「導通以後」で、「自分自身の分かった感」「物理学習への意欲」がまったく違う感じになります。
物理を諦める人が多いのは、導通発生まで根気よく努力をし続けるこらえ性のない人であろうかと思います。
どうしてもわからないときでも、じっくりとその単元に取り組み、どうにかして岩盤を削り続ける根気が大切だと思います。
物理に自信がない場合、中学3年の理科1分野(力学、電磁気)からやり直すことが、むしろ近道になるでしょう(急がば回れ)。
この宇宙(光宇宙)は、電磁気学を基調とする宇宙であるらしく、力学も電磁気学が発露した一形式であるようです。
いわゆるスピリチュアル・エネルギーも、電磁気学の法則に基づいて動くらしく、スピリチュアル・エネルギーもまた「右ねじの法則」「アンペールの法則」に基づいて進むようです。 このあたりは、私もぜんぜんわかっていませんけれども、スピリチュアル・エネルギーも、電磁気も、いわゆる「波動」の一種であろうということです。
この右ねじの法則とアンペールの法則など、電磁気学の法則に基づいて、スピリチュアル・エネルギーも動いているようです。 しかし、くわしいことはわかっていません。
宇宙(光宇宙)が「電磁気学に基づいて運営されている」ということを覚えておくと、今後、フリーエネルギーが解禁されたり、スピリチュアル・エネルギーを利用した医療が解禁されたりしたとき、いろいろと役立つこともあろうかと思います。
いま世界が大きく変わりつつあり、これまでの学問を「覚える」だけだと、「その知識は間違っている」ということになり、役に立たなくなりやすい時期です。
しかし私が思うに、「どこまでがウソの科学(エセ科学)」であり「どこまでがマコトの科学」であるのかを知るためにも、数学と物理学だけは、学んでおいたほうがいいと思います。
法学、経済学など社会科学系の学問は、現時点でも「もはや学ぶに値しない部分が多い」とは思いますけれども、今後は「時代が変わるせいで、もはや学ぶに値しなくなる部分」も急激に増えると思います。
法学部、経済学部、商学部、経営学部など社会科学系統は、4年間もかけて学ぶような、豊富な内容を持ち合わせていないように思います。
教科書レベル
『折戸の独習物理|教学社』と「教科書ガイド」を併用すればよいでしょう。
必要に応じて、『鈴木誠治の物理が初歩からしっかり身につく』(全2冊)、あるいは、『やまぐち健一の わくわく物理探検隊NEO』(全2冊)を追加投入してください。 私だったら、最初から投入しますけれども。
教科書レベル|折戸の独習物理|4325223002
『折戸の独習物理|教学社』は、教科書傍用問題集と参考書を合体させた本です。
『折戸の独習物理』があれば、学校で配布される数研出版、啓林館、第一学習社などの教科書傍用問題集は必要でなくなります。
数研出版の『リードα(アルファ)●●』『リードLightノート●●』、あるいは、第一学習社の『セミナー●●』の解答を学校側から抜き取られて、苦しんでおられる生徒の皆さんへ。
化学なら、教科書傍用問題集として『エクセル化学総合版|実教出版』(別冊解答編は付属しています|送付漏れがあったらAmazonカスタマーセンターに電話で追加送付の請求をしてください)を買ってください。
物理なら、教科書傍用問題集として『折戸の独習物理』を買ってください。 『折戸の独習物理』では、単元冒頭の「定義・公式」に続いて、必ず「それら定義・公式の使い方が問題演習の中で具体的に身につくような、そんな問題」が後続しています。 「単元冒頭」+「演習問題」のセットで、高校物理のすべての単元について、基本が確立されるように作られています。
『折戸の独習物理』の1つに絞ることによって、「教科書ガイドが必要でなくなる可能性」もあります。
ただし教科書にしか出ていないけれども、受験物理では軽視されがちな部分を、わざわざ問題にするような小ずるさが、センター試験の出題者において発揮される危険性があります。 この人たちのセコさ、ズルさ、陰険さを考えた場合、教科書または教科書ガイドをミッチリ読み込んでおいて、手抜かりのないようにしておくことは必要でしょう。
また学校の定期試験では、教科書に載っていることが問われます。 ですので、どこかで「教科書の内容」をしっかり勉強しておく必要があります。
検定済教科書は、あまりわかりやすいとはいえません。 「教科書ガイド」をおすすめします。
総合的に見て、教科書ガイドは、いちおう通読しておき、「教科書上の常識」は身につけておいたほうがいいでしょう。
教科書レベル|314+315教科書ガイド数研版 基本学習と整理 総合物理|4877406360
教科書レベル|総合物理―基本学習と整理(教科書ガイド数研版)|4877406352
総合物理というのは、「物理基礎(2単位)」と「物理(4単位)」を合体させ、ほんらいあるべき体系に沿って単元を並べ替えた科目です。 高校理科が「IB+II」「I+II」「基礎+専門」などと2分される以前の体系そのものが、総合物理です。
教科書レベルの習得は、教科書ガイド1冊だけで完了すると思います。 ただし熟読し、問題は手を抜かずに、瞬殺レベルまで解き直す必要があります。
総合物理の検定済教科書は2分冊であり、この検定済教科書の内容は
『新物理 物理基礎+物理 (チャート式・シリーズ)』
とよく似ていますので、無理して総合物理の検定済教科書を買う必要もないでしょう。
検定済教科書をインターネットで買うためには、広島県教科書販売があります。
■【H29年度】 数研出版 総合物理1 力と運動・熱 [物理306] ※非課税 - 広島県教科書販売|教科書の販売、ネット通販
■【H29年度】 数研出版 総合物理2 波・電気と磁気・原子 [物理307] ※非課税 - 広島県教科書販売|教科書の販売、ネット通販
検定済教科書と同じ内容をサクッと手に入れたい場合には、下記が市販用としてあります。
しかし、数研出版による説明は、検定済教科書、教科書ガイド、チャート式の間で似通っていますので、数研出版については『総合物理―基本学習と整理 (教科書ガイド数研版)』だけあれば十分でしょう。
教科書レベル|大学入試 物理重要公式が面白いほど使える本|4046007613
Kindle版のほうが安いことを指摘しておきます。
『大学入試 物理重要公式が面白いほど使える本』の内容(板書)を参考にすると「まとめ」が自動的にできます。
『大学入試 物理重要公式が面白いほど使える本』の内容は、単元のエッセンスであり、そこまで手間ではないので、『大学入試 物理重要公式が面白いほど使える本』をノートに書き写すことで暗記するのも手です。
そのさい、図・グラフはフリーハンドできれいに描けるように練習すると、より実戦的でしょう。
「問題文や式」といった「コード」と、それをレンダリング(描出)した結果である「図・グラフ」とは、表裏一体のものです。
この「コード」←→「図・グラフ」の相互変換を練習することが、数学や物理で大切なことだと思います。
図・グラフの正確さを保つために、方眼タイプのノートを使ってもよいと思います。
このノートは、余白を十分にとって、追加で書き込むことができるスペースを残しておきます。
これ以降の学習で、何かわかったことがあれば、追加して書き込んでいきます。
教科書レベル| 鈴木誠治先生
鈴木誠治の物理が初歩からしっかり身につく 「力学・熱力学編」|477416321X
鈴木誠治の物理が初歩からしっかり身につく 「電磁気・波動・原子編」|4774174874
教科書レベル|やまぐち健一先生
やまぐち健一の わくわく物理探検隊NEO 「力学・熱力学・波動編」|4774163511
やまぐち健一の わくわく物理探検隊NEO 「電磁気・原子編」|477416352X
数研出版の「検定済教科書」「チャート式」などは買わないで、
●『鈴木誠治の物理が初歩からしっかり身につく』(全2冊)
●『やまぐち健一の わくわく物理探検隊NEO』(全2冊)
を買ったほうが合理的でしょう。
『鈴木誠治の物理が初歩からしっかり身につく』で基本的な理解を得て、『やまぐち健一の わくわく物理探検隊NEO』で深い理解へと発展させる。 この順番で学習を進めると、あとは問題を解くだけになります。
この過程で、たぶん「導通する」と思います。 やはり予備校で長年教えてこられた先生方(鈴木先生、やまぐち先生など)の教え方は素晴らしく、それが印刷教材として公開されていることは、感謝に値します。
導通するまで、これ以前の印刷教材を繰り返し読み直し、解き直して、完全に身につけてください。
物理と数学は積み上げ式ですので、「前段階」をないがしろにして「後段階」を構築しようとしても無理です。
「前段階」で「理解において曖昧さを残さない」「エラー/ミスを起こさない」という状態を作ってから、「後段階」へ進んだほうが確実ですし、成績がよく伸びます。
つまり、その単元について「腑に落ちる状態」まで落とし込んでから、次へ進んだほうがいいです。
ただし、力学と電磁気はフランス語とイタリア語ぐらいの違いしかなく、力学と電磁気は「ほぼほぼ同じ内容」です。
ですので、力学で「理解できない状態」に填まり込んでしまい、先へ進めないぐらいなら、熱力学という「化学ですでに学んでいる単元」「ラクな単元」を学ぶことによって、いったん休憩し、電磁気を先にやってから力学の戻るなど、柔軟に対応してください。
物理では、導通したら、あとは「それまでに得たスキル」を使って問題を解き、1つ1つの問題をまるごと覚え込んでいくだけです。
「問題を解く」とは、
『物理の良問問題集[物理基礎・物理]』
『物理 入試の核心 改訂版
』
の2冊を繰り返し解き込むことを意味します。
この2冊を完全に覚えるまで、繰り返し解き直してください。
理解できない部分をピンポイントで調べる意味で、以下のような参考書類は、豊富に用意しておいたほうがいいと思います。
ある説明が理解できない場合、同じ文言で説明されても、サッパリ理解できません。 言葉や喩えを違えて、別の角度から説明してもらう必要があります。
参照用
わからない場合に参照するための参考書(リファレンス)を、すぐ手の届く範囲に、豊富に用意したほうが、結果として勉強が速く進みます。
「1つの事項」を理解するのに、別の角度からの説明を加えたほうが、素速く理解に至る場合が多いからです。
物理教室(河合塾シリーズ)|4777213757
総合的研究 物理[物理基礎・物理]|4010341009
はじめての物理数学 自然界を司る法則を数式で導く|4797384573
『新・物理入門(駿台受験シリーズ)|4796116184』を理解するための「教科書ガイド的なもの」として『はじめての物理数学 自然界を司る法則を数式で導く』を利用することができます。 また数学 IIIの勉強にも『はじめての物理数学 自然界を司る法則を数式で導く』は向いています。
新・物理入門(駿台受験シリーズ)|4796116184
微分・積分が使ってありますけれども、それを無視して読めば、物理の基本がしっかりと述べられています。 高校の物理教科書に指定するのが適切です。
問題演習|典型問題の網羅|入試標準問題集[物理基礎・物理]|457824301X
物理では、たくさん問題を解いても意味がありません。 問題の記憶が明瞭な状態にして、頭の中に「場」を作ってしまい、その「場」ができてから、 過去問など、考えるタイプの難しい問題を解くのが適切だと思います。
なお「問題をぼんやりと覚えていること」と「その問題を、より速く解けること」は別です。 同じ問題でも、「問題を解く時間」をできるだけ短縮していく「演習タイムトライアル」を実行してください。 レーシングゲームの「予選タイムトライアル」みたいなものです。
「細かい迷い」や「細かいミス」を修正して、ラップタイムの短縮を目指してください。 このラップタイムの短縮を目指したトレーニングが、試験での「強さ」に直接関係するトレーニングになろうかと思います。
問題を見た瞬間に、解き方が走馬灯のように思い浮かぶぐらいまで、問題を完全に覚え込んでください。 秒殺・瞬殺のレベルまで高めていってください。
この方法は、物理でも、数学でも、化学でも使えます。
初歩|必要最小限の暗記
電車通学で、乗車時間が長い場合、『速習物理基礎・物理』はそのスキマ時間を利用するための印刷教材として有効でしょう。 ただし『速習物理基礎・物理』は、必須教材とまではいえません。 スキマ時間の多い人だけ利用してください。