Premiere Pro CCはアップデートごとにバグを出しており、Premiere Pro CCに嫌気がさして、Adobe離れが進んでいる面があるようだ

macOSなら、Final Cut Pro XまたはDaVinci Resolveが最適解。

Windowsなら、EDIUS ProまたはDaVinci Resolveが最適解。

Premiere Pro CCはWindowsで安定している|Premiere Pro CCはmacOSでは不安定でバグが出やすい

Adobeはサポートのリソースを、Premiere Pro CCについては、Windows版Premiere Pro CCに重点を置いているように見える。

これまでのIntelプロセッサのmacOS機ですら、Premiere Pro CCはmacOSでは不安定でバグが出やすい

そのため、瀬戸弘司さんは、macOSを離れようとしている。

kazuさんの動画編集チームは、動作がキビキビしていることを重視する関係から、macOS機〔Intelプロセッサ搭載〕を離れて、Windows機に移行する予定

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けっこう盛り盛りスペックのiMacでも、Windows機より動作のキビキビした感じが劣るところがあるのだろうと思う。 結局、Apple製品は割高だから、チームで使うのは最終的には無理。

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[Apple製品は画面表示の色彩が統一されている]とはいうものの、[Apple製品の割高感]と[EIZOのカラーキャリブレーション付きモニターの割高感]を比較した場合、使い捨てとなる[Apple製品の割高感]のほうがムダだと思う。 Apple製品の[内部メモリやストレージがオンボード固定で増設ができなくしてある点]には、悪意しか感じない。

Blackmagic Designあたりが、あらゆるモニターについて、カラーキャリブレーションを正確に整えるデバイスを出したら、[Apple製品は画面表示の色彩が統一されている]という比較優位性は消し飛ぶ。

カラーキャリブレーションについてISO規格などで決めてしまえばよい。

そして致命的なのが、Mac Proですら、そのハードウェア面での拡張性もきわめて限定されているので、本当に重たい作業をしようと思ったら、どうしてもIntelプロセッサーとWindowsないしはLinuxにならざるを得ない。

  • Apple製品は画面表示の色彩が統一されている。
  • macOS機にはProRes書き出しが無料で付いている。
  • PC言語のコーディング/デバッグの環境が最初から整えられている。

以上の諸点をベンチマークして、Windows側、あるいは、Linux側がつぶしてしまえば、macOS機を買う必要はなくなる。


動画編集ソフトをキビキビと動作させるためには、動画編集中に動画クリップをリアルタイムにレンダリングするときのデコードのキビキビさが求められます。

多くのビデオカメラ、一眼カメラは、MP4コンテナに格納された[H.264ないしはH.265でエンコードされた動画]+[AACないしはPCM 48kHz/16-bit〔WAV〕の音声]をSDカードに収録すると思います。

  • H.264:低圧縮でエンコード/デコードの負荷は小さい。フルHD向け〔1080p向け〕。
  • H.265:高圧縮〔ファイルサイズをH.264利用時の約半分にする〕でエンコード/デコードの負荷がとても大きい。4K向け〔2160p向け〕。

とくに[H.265でエンコードされた動画]を、動画編集ソフト上にリアルタイムでレンダリングするとき、高いデコード能力がPCに対して要求されます。

適切に設定するか、適切なハイパワーのデコーダを設定しないと、リアルタイムでレンダリングするとき、再生動画が、たいてい[動画が飛び飛びにしか再生されない][動画がカクカクする]といった現象に悩まされます。

このとき、NVIDIAのグラフィックボードに搭載されているNVIDIA NVDECを[H.265デコーダ]として利用すると、リアルタイムでレンダリングするときでもカクカクしなくなるのです。

ところが、AppleのマシンはグラフィックボードがRadeon〔AMD〕です。 つまりmacOS機にはNVIDIAのグラフィックボードが載らないので、[NVIDIA NVENC/NVIDIA NVDEC]が使えないわけです。

そのため、macOS機では、リアルタイムでレンダリングされた動画の画面を見ながら動画編集ソフトを走らせるとき、もたつく傾向が出てきてしまうわけです。

結局、macOS機がどうのこうのではなく、NVIDIAのグラボが載らない時点で、動画編集ソフト、写真現像の大量処理、3DCG/CADなどには、Apple製品は向かないのです。 後世まで残す映像作品は8Kで撮影される時代に入っていくと思いますけれども、AppleシリコンとRadeon〔AMD〕で大丈夫なのか?  大丈夫ではないと思います。

そもそもAppleシリコンは、ファンレスの薄い筐体で、優雅にPCを使うことを趣旨としているのです。 動画編集ソフト、写真現像の大量処理、3DCG/CADなど、土方仕事のような映像処理には、Apple製品はまったく向いていません。 この時点で、[Apple製品は画面表示の色彩が統一されている]という長所が、ヘビーユーザー以外の人々にしか享受できないことが確定してしまいます。

H.264、H.265など、動画撮影に使われるおもなコーデックを[ハードエンコード/ハードデコード]するためのチップを搭載しなければ、この問題は解決できません。

NVIDIAのグラフィックボードは、かなり低いグレードからH.264、H.265を[ハードエンコード/ハードデコード]するための専用チップが載っているようです。

Video Encode and Decode GPU Support Matrix [NEW] | NVIDIA Developer

ですので、Windows機を選択するとき、CPUはRadeon〔AMD〕を利用しても、グラフィックボードだけはNVIDIAにしておいたほうが、何かと都合がいい面が出てくるわけです。

これからは、フルHDから4Kへと、動画撮影で用いられる主流の解像度が移っていきます。

そして、4Kの2カメ、3カメなど、マルチカメラでの4K収録も増えていくことでしょう。

そうなったとき、Appleシリコンだけで大丈夫なのか? 

「Apple M1」搭載Macのモニター出力に複数の制約–EIZOが注意喚起 - CNET Japan

Appleシリコンは、グラフィックス性能に大きな欠点があるらしい。 とくに、マルチモニターにかんして、かなり制限があるようだ。 つまりAppleシリコンは、急ごしらえで未完成のまま出してきたハードウェアなのだということがわかる。

Windows機の場合、グラフィックボードを買い足すことによって、後付けでグラフィックス性能を盛り直すことができる。 グラフィックボードを選べば、4つのモニター表示も可能だ。 またWindows機の場合、メモリも増設できる。

他方、macOS機の場合、あるいは、iOS機、iPadOS機を買うときに、メモリやストレージまで最終決定しなければならず、メモリやストレージが高価である。 庶民としては、アホらしくなって、とうていやってられない、現実離れした価格設定である。 しかもAppleシリコン搭載機は、マルチモニターについて、かなり制限されるらしい。

踏んだり蹴ったりだ! 

Premiere Pro CCがM1プロセッサ用のmacOSにネイティブ対応する日は、来ないか、遠いかであろう

[Premiere Pro CCはmacOSでは不安定でバグが出やすい]という状態は、現在と過去を通じて、中長期的に繰り返されてきた。

つまり、Adobe製品が全体として整理されていない、バグを出しやすい巨大ソフトウェアになってしまっているので、あちらをつつけば、こちらがダメになるような、そんな感じになっているのだろう。 結局、よっぽどPremiere Pro CCに対する執着がないかぎり、Premiere Pro CCに固執する必要はなさそう。 Premiere Pro CCを使うデメリットのほうが大きくなりつつある。

DaVinci Resolveは、毎年、爆速で開発を進めており、成長が著しい。 Windowsでも、macOSでも、最終的には、DaVinci Resolveが主流になる可能性がある。 いいかえれば、Premiere Pro CCは、DaVinci Resolveによって、デファクトスタンダードの地位を失わされるであろう。

Adobe離れ|macOSはFinal Cut Pro Xが安定|WindowsはEDIUS Proが安定

そもそもが、Adobeがサブスクリプション契約だけにしてしまった時点で、macOSユーザーで、長年、Adobe製品を愛用してきた人々の一部は、Adobe離れをした。 さらに、macOS機がM1プロセッサになるので、Adobe製品をM1プロセッサに最適化させる作業が必要となり、Adobe製品が不安定になる、あるいは、不具合を出す危険性が高まってきている。

不安定さ、不具合などを回避して、安定的に動画編集ソフトを使い続けるためには、以下のようにするのが安全策であろう。

macOSなら、Final Cut Pro XまたはDaVinci Resolveが最適解。

Windowsなら、EDIUS ProまたはDaVinci Resolveが最適解。

DaVinci Resolveは、カット編集部分の機能の詰めが甘く、機能が弱く、まだまだカラーグレーディング/カラーコレクションの部分しか、使い物にならないところがある。

したがって、Final Cut Pro XやEDIUS Proは、まだまだ必要だと思う。

今後、DaVinci Resolveが洗練されていけば、Final Cut Pro XやEDIUS Proの地位も危うくなる可能性があると思う。

最終的には、ヘビーユーザーはWindowsに移行ぜざるを得ないであろう

M1プロセッサは、最適化されていない部分と、最適化された部分とのパフォーマンスの凹凸が激しすぎる

まだ未知の部分が大きいと思う。

4Kのマルチカメラなど、負荷が大きい作業には、M1プロセッサは向かないというレビューもある。

M1プロセッサは、たぶんMacBook Air〔ファンレス〕やiPad Proを多用する人にしか向かないと思う。

もっとヘビーな作業をする場合、Windows機でRyzen〔AMD〕またはIntelプロセッサを積んだPCを選ぶのが順当だろう。

購入費用の面から、Windows機でRyzen〔AMD〕を搭載したPCが、最も売れている。

カラーグレーディング/カラーコレクションは、動画全体をトランスコード〔再エンコード〕するので高いGPUパワーが必要|グラフィックボードはNVIDIAが向いているのだろうと思う

結局、カラーグレーディング/カラーコレクションを頻繁に行なう場合、NVENC〔NVIDIA〕というハードウェアエンコーダーを使うのが速いようである。

もちろん、CPUが強力であれば、ソフトウエアエンコードをおこなうこともできる。

ソフトウェア各社は、Windows用のソフトウェアだけでも、ソフトウェア内部で、[Intelプロセッサへの最適化]および[Ryzen〔AMD〕プロセッサへの最適化]という二重の負担を強いられている。 実際には、ごく一部のゲームソフトだけが、Ryzen〔AMD〕のマルチコア/マルチスレッドに最適化されているのみであろうと思う。 多くのWindows用ソフトウェアは、Intelプロセッサのみに最適化されたままであろうと思う。 Ryzen〔AMD〕のプロセッサは、新型がどんどん出てくるし、[安いけれどもそこそこのパフォーマンスを出す]という用途では、Ryzen〔AMD〕の人気が高い。 そのため、Intelプロセッサのシェアが下がってきており、Windows用のソフトウェアの[Ryzen〔AMD〕プロセッサへの最適化]は、避けて通れない道となった。 さらにソフトウェア各社は、年に一度、大幅にアップデートされるWindowsへの対応にも忙しいと思う。

[Microsoft Officeのファイル、とくにExcelのファイルが、Windows版と、macOS版とで、完全な互換性までは、もたない]という状況は、長年にわたって放置されたままである。

ところが、Google Documentなどオフィス系のウェブサービスは、ブラウザ経由で使えるので、データの互換性に気を遣う必要がない。

そしてウェブサービスは、もともとクラウドベースであることから、最初から共同作業・情報共有を前提としているので、メールにファイルを添付するなどの煩わしい作業がない。

ローカルのソフトウェアを使わずにウェブサービスを使う人も増えてきていると思う。

ソフトウェアの機能それ自体が、ウェブサービスなどに代替されてきているのである。

ソフトウェアそれ自体が、売れなくなってきている。

AppleがM1プロセッサに舵を切ったことで、ソフトウェア各社のmacOSへの対応が、(1)[Intelプロセッサで動くmacOSへの対応]と(2)[M1プロセッサで動くmacOSへの対応]という二重の負担になる。

ソフトウェア各社の中には、(1)[Intelプロセッサで動くmacOSへの対応]は続けなければならないけれども、(2)[M1プロセッサで動くmacOSへの対応]にまでは手が回らない会社もあるだろう。

いいかえれば、ソフトウェア各社の中には、特定のソフトウェアのmacOS版の販売を行なわない〔macOS対応を打ち切る〕ところが出てくるかもしれない。

  1. Windowsの中には、IntelプロセッサとRyzen〔AMD〕とがあり、安くて速いRyzen〔AMD〕の人気が高く、[安くて高性能ならRyzen〔AMD〕を積んだWindows機]が定着しつつある。
  2. AppleがM1プロセッサに舵を切ったけれども、ソフトウェアを開発する側としては[Windows用ソフトウェアをRyzen〔AMD〕にも最適化する業務]がたぶん忙しく、(1)[Intelプロセッサで動くmacOSへの対応]、(2)[M1プロセッサで動くmacOSへの対応]にまで、開発のリソースが回らない危険性がある。
  3. M1プロセッサへの対応は、遅れるか、行なわれない方向になると思う。
  4. M1プロセッサに最適化された、Apple以外のソフトウェアが登場するのは、けっこう遅れるかもしれない。
  5. Intelプロセッサを積んだmacOS機のソフトウェアを、M1プロセッサを積んだmacOS機で使えるようにするための、Rosetta2というソフトウェアがある。 現在、M1プロセッサを積んだmacOS機で動くソフトウェアは、[Rosetta2を使ったときに動く]という状態である。 [ネイティブでM1プロセッサに最適化されているソフトウェア]は、Apple製しかないのではないか? 
  6. [ネイティブでM1プロセッサに最適化されているソフトウェア]は、今後登場する可能性は、さほど高くはないであろうと思う。
  7. M1よりも高性能なM2、M3などというふうに世代が進んでいくのであろう。 その都度、ソフトウェアを改修していくのは、割に合わないと思う。 つまり、macOS版のソフトウェアを出さないことも視野に入れるソフトウェア会社も、出てくると思う。