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[部屋の反響音]と[ホワイトノイズ]を減らすマイクと周辺機材

【部屋の反響音の混入を防止するためには】[感度の低いマイク]=[能率の悪いマイク]=[ゲインが低いマイク]=[ダイナミックマイク]を使うのが鉄則

  1. [部屋の反響音]にかんして、天然のノイズゲート〔音量の小さな音声がカットされる機能〕をかけたのと同じ状態をつくりたい場合。 つまり[部屋の反響音]を録音物・録画物・配信等に入れたくない場合には、[感度の低いマイク]=[能率の悪いマイク]=[ゲインが低いマイク]=[ダイナミックマイク]を使うのが鉄則。 これを守らないから[音質が悪い]という印象から抜け出せない。
  2. ダイナミックマイクは、マイクそのもののゲインが低いため、低域〔低周波の音波帯域〕から高域〔高周波の音波帯域〕までの[小音量の音波をカットする天然のフィルター]になる。 これは[重たい扉を開くためには、非力な子供では無理であり、大人の強い力が必要である]ということに匹敵する。 扉を開くだけの大きさの音量がない音源は、カットされる。 これがノイズゲートの作用である。
    • 低域をまるごとカットするのが、[ローカットフィルター]である。
    • 低域を最もよく拾ってしまうのは、ラージダイアフラム〔大型反響板〕のコンデンサーマイクである。 マイクスタンドの周辺をちょっと歩くだけで、ボフボフというノイズを拾う。
    • 1ラージダイアフラム/コンデンサーマイク 通販|サウンドハウス
    • 低域を2番目によく拾ってしまうのは、ラージダイアフラムのダイナミックマイクである。
    • エアコンのボワボワノイズをカットしつつ、しかも環境音をカットするには、スモールダイアフラム〔小型反響板〕のダイナミックマイクを選択するのがよい。
    • ただし、低域を極度にカットすると、[音質としてショボすぎる]ということになりがちである。 ラジオDJがよく使っているのは、ラージダイアフラムのダイナミックマイクである。
  3. [ダイナミックマイク]はゲインが小さいので、[オーディオインターフェイス]または[ミキサー]に信号が入る前段に必ず[マイクプリアンプ]を挿入して、適正なゲインを確保しておく必要がある。 そうしないと、[オーディオインターフェイス]または[ミキサー]の側で音声信号を増幅することにより、ホワイトノイズが大きく混入することになる。
  • コンデンサーマイクは、[衝撃を加えるとすぐ故障する][湿度が高いとすぐ故障する]というもので、メインテナンス・フリーではない点で、素人には絶対に向かない。
  • 素人にとって、マイクとして本当に財産になるのは、けっこう値段のするダイナミックマイクだけだ。 けっこう値段のするダイナミックマイクを三十年以上使う。 これがコスパ最強。
  • SM58は、ボーカル用マイクとして、電気楽器の音圧に負けないように、低音をわざとボワボワさせてあるので、電気楽器を使った演奏をするライブ会場のPAシステム専用であり、無加工での録音には向かない。 なるほど、イコライザーで周波数特性を補正するなら、SM58でも、会話を放送・配信・録音するマイクとして、使えないことはない。 しかしSM58は、安くて丈夫だからこそ、その特性が生かせるわけである。 SM58にイコライザーをかませることで費用増大になるぐらいなら、高いけれども、もっと周波数特性のナチュラルなマイクを選んだほうがよい。
  • マイクをカメラになぞらえる
    • [ダイナミックマイク]のゲインが小さいこと。それは、レンズのしぼりを、大きく絞ってF16などで撮影することを意味する。
    • [F16だと光量が少ないため、その対策としてISO感度を上げる。しかし、そうすると暗所ノイズが増える]ということが、「[オーディオインターフェイス]または[ミキサー]の側で音声信号を増幅することにより、ホワイトノイズが大きく混入することになる」という部分に相当する。
    • 音声信号のフローの中の、できるだけ川上において、S/N比の良好な[マイクプリアンプ]をかませて音声信号を強めておくと、ホワイトノイズの低減につながりやすい。
    • このことは、イメージセンサーが大きくて、画素ピッチが大きい〔低画素である〕ほど、受光効率が上がり、暗所ノイズの低減が期待できる、ということにあたる。
    • つまりこのことは、APS-Cのイメージセンサーでは、どこまでいっても、[暗所ノイズが多い][暗所撮影に弱い]という弱点を抱えるので、どうせならフルフレームのイメージセンサーのカメラにしておいたほうがいい、というのと似ている。
    • FUJIFILMはAPS-Cの割に画質がいいけれども、APS-Cなので、[暗所ノイズが多い][暗所撮影に弱い]という弱点が必ず付随する。
    • SONYもCanonもNikonも、APS-Cは暗所に弱いので、よく考えてからカメラを選ぼう。
    • 最近のフルフレーム・ミラーレス機は、APS-Cモードでも撮影できるし、そのAPS-Cモードでの画素数も、十分に多いので、フルフレーム機をAPS-Cモードで使えば、APS-C機の役割を果たす。
    • FUJIFILMもSONYもCanonもNikonも、APS-Cは、すべて地雷機種だと思ったほうがよい。[暗所ノイズが多い][暗所撮影に弱い]という弱点が、きれいな写真・動画にとって、どれほど重大な欠点なのかを思い知るがよい。 FUJIFILMの公式サイトの作例は、暗所を避けている傾向がある。 とにかく、イメージセンサーの受光素子の画素ピッチが一定以上ないと、ISO感度を上げざるを得ず、[暗所ノイズが多い][暗所撮影に弱い]という弱点につながる。 盲目的なフルフレーム信仰ではない。 暗所に弱いから、APS-Cはダメだということでしかない。 素人であればあるほど、フルフレームの上位機種を使ったほうがいい。 安いカメラを使いこなせるのは、プロだけ。
    • カメラを買うなら、APS-Cは避けたほうがよい。 SONYもCanonもNikonも、フルフレームのイメージセンサーには、良質なものを使い、APS-Cのイメージセンサーには、ショボいものを使う。 イメージセンサーのクォリティにおいて、APS-Cは必ずフルフレームよりも劣っていると見なして、ほぼ間違いがない。
    • したがって、[Canon EOS R]や[Nikon Z 6〔Ⅰ型〕]など、数年前に出たフルフレームのミラーレス機を選ぶと、画質が良好な割に安価なボディで済ませることができる。 ただし、RFマウント〔Canon〕も、Zマウント〔Nikon〕も、レンズが高いし、動画には弱いところがある。
    • 動画メインなら、Eマウント〔SONY〕のフルフレーム機の一択であろうということになる。
    • ただし、SONYのカメラは、動画機と割り切り、本当にきれいな写真が撮りたいのであれば、CanonかNikonのフルフレーム機を写真機として別途、購入するのがよい。
    • そして、AFに頼らずに動画撮影をする場合は、Panasonic LUMIX〔ルミックス〕のDC-S5を候補にすることも考えられる。

音声信号のデータフロー

[ダイナミックマイク]→[マイクプリアンプ]→[オーディオインターフェイス]→[PC]

[Cloudlifter CL-1]または[Cloudlifter CL-2]〔両方ともファンタム電源(+48V)が必要〕を[マイクプリアンプ]として使うのが無難だろう

[感度の低いマイク]=[能率の悪いマイク]=[ゲインが低いマイク]=[ダイナミックマイク]がノイズフィルター、あるいは、ノイズゲートの役割を果たす。

ただし、そのまま放置すると、[ゲインが低い]ため、[オーディオインターフェイス]または[ミキサー]の側で信号を増幅することとなり、このプロセスでホワイトノイズが混入する。

[オーディオインターフェイス]または[ミキサー]に音声信号を入れる前の段階で、[Cloudlifter CL-1]または[Cloudlifter CL-2]によって音声信号を増幅しておくと、ホワイトノイズの混入を抑制し、マイクが伝達している声のニュアンスを減耗させることなく、[オーディオインターフェイス]または[ミキサー]に音声信号を送り届けることが可能になる。

会話を放送・配信・録音するために[ダイナミックマイク]を用いる場合、[Cloudlifter CL-1]または[Cloudlifter CL-2]によって音声信号を増幅する工程は必須だと考えてよい。

  • ゲイン増幅器〔アンプ〕である[Cloudlifter CL-1]または[Cloudlifter CL-2]の電源は、ファンタム電源(+48V)である。

  • ファンタム電源(+48V)は、[オーディオインターフェイス][ミキサー][ボイスレコーダー/フィールドレコーダー]などが、XLR端子を通じて供給する電源のことである。

  • [オーディオインターフェイス][ミキサー][ボイスレコーダー/フィールドレコーダー]などには、ファンタム電源をONにするボタンなどがあり、これをONにするとLEDが光って、ファンタム電源供給中であることがわかるのがふつうである。

  • ファンタム電源(+48V)は、コンデンサーマイクを使うときに、必要になる。

  • そのファンタム電源(+48V)を、ゲイン増幅器〔アンプ〕である[Cloudlifter CL-1]または[Cloudlifter CL-2]の電源として利用しているのだ。

  • [Cloudlifter CL-1]または[Cloudlifter CL-2]は、[ダイナミックマイク]→[マイクプリアンプ]→[オーディオインターフェイス]→[PC]の[マイクプリアンプ]の部分に挿入する機器である。

  • ファンタム電源(+48V)とは、XLR端子から電流を流す機能であり、[オーディオインターフェイス]または[ミキサー]では、

  • [ダイナミックマイク][オーディオインターフェイス][ミキサー]などはショボくても、[Cloudlifter CL-1]または[Cloudlifter CL-2]は、絶対に使ったほうがいい。音がしっかりして、ホワイトノイズが減る。

  • ここで紹介している[ダイナミックマイク]→[マイクプリアンプ]→[オーディオインターフェイス]→[PC]という音声信号フローの中で、[マイクプリアンプ]にあたる[Cloudlifter CL-1]または[Cloudlifter CL-2]が最も重要である。

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[audio-technica AT2040]が最適解であろうと思う

AT2040|マイクロホン|株式会社オーディオテクニカ
AT8700J|マイクロホン|株式会社オーディオテクニカ

オーディオテクニカ audio-technica AT2040 [ハイパーカーディオイドダイナミックマイクロホン]
オーディオテクニカ audio-technica AT8700J [マイクブームアーム]

[audio-technica AT2040]は、[Electro-Voice RE20]と同じ用途〔会話を放送・配信・録音する〕のマイクである。 一言でいえば、[Electro-Voice RE20]が買えない貧乏人の味方としての[audio-technica AT2040]ということである。

もともと、[Electro-Voice RE20]という、アメリカのラジオDJ〔チャーリー・ツナなど〕が使っていた[ラージダイアフラム]の[ダイナミックマイク]がある。 ただし、とても高額である。 最近の円安で、さらに値上がりした。 そこから、国産で[Electro-Voice RE20]に似た安げなるマイクとして[audio-technica AT2040]は開発されたのであろうと推定される。

なお、[Electro-Voice RE20]のマイクユニットは、ウレタンでフローティングされているだけであるから、[Electro-Voice RE20]は10年もすれば、内部のウレタンが劣化して、防振性が低下する。 最終的には、内部のウレタンがモロモロになって、マイクユニットがカラカラ音をたてるようになり、最悪である。 したがって、[Electro-Voice RE20]の中古は、絶対に買うな! 

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[XLRケーブル][CANARE ( カナレ ) ]の3m程度のものが2本は必要になる

[3m程度のものが2本は必要になる]において、[何メートルのケーブルが必要か]は自分の環境に合わせて考え直す。

  • [ダイナミックマイク]→《1》→[マイクプリアンプ]→《2》→[オーディオインターフェイス]→[PC]の《1》と《2》において、[オス←→メス]の[XLRケーブル]が《1》と《2》で2本は必要になる。
  • [CANARE ( カナレ ) ]のケーブルなら、ある程度安くて高性能なので、間違いない。
  • ケーブルは、被覆を剥く工程と、半田付けの工程がヘタクソなら、まったくの役立たずである。 中華製の安物ケーブルは、買わないほうがいい。

XLRケーブル(ノイトリック仕様) | 接続ケーブル | カナレ電気