受験生の50％以下しか解けない差がつく入試問題

● publish : 2018-03-13 00:10 ● update : 2020-10-26 16:43

● section : jr-high ● category : 高校入試

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概要

『受験生の50％以上が解ける落とせない入試問題』と『受験生の50％以下しか解けない差がつく入試問題』は、かなり昔から定評のある高校受験対策書です。

公立高校の入試問題は、どの都道府県でも似たり寄ったりです。もちろん、公立高校といえども学校独自の問題も出たりしますけれども、確実にゲットすべき問題は「よくある問題（典型問題）」だと思います。

その典型問題のうち易しいものを選んだ問題集が『受験生の50％以上が解ける落とせない入試問題』、同様にして難しいものを選んだ問題集が『受験生の50％以下しか解けない差がつく入試問題』です。

すべての高校受験生が取り組むべきなのは『受験生の50％以上が解ける落とせない入試問題』です。

上位校を受験する高校受験生は『受験生の50％以下しか解けない差がつく入試問題』を追加してください。

取り組み方

問題を「何も見ないで」解いてみて、答え合わせをして「正答」「誤答」にかかわらず解説をすべてを読み、自分がメイン教材としている印刷教材を参照します。

さきほど解いた問題が公民の問題（例えば、三権分立）で、公民にかんして自分がメイン教材としているのが「公民の教科書ガイド」だったとしましょう。

そうしたら教科書ガイドの三権分立のページを開いてよく読み、マーキングや書き込みをします。

１週目として「何も見ないで解く」「答え合わせ」「解説を熟読」「メイン書を熟読」という工程を終えます（自分自身の正答率56％）。

２週目として「何も見ないで解く」「答え合わせ」「解説を熟読」「メイン書を熟読」という工程を終えます（自分自身の正答率75％）。

３週目として「何も見ないで解く」「答え合わせ」「解説を熟読」「メイン書を熟読」という工程を終えます（自分自身の正答率91％）。

以上の過程を自分自身の正答率100％になるまで、丹念に丹念に続けます。

出る問題は決まっているので、正答率100％になるまで覚え込んだ問題の類題（似た問題）が入試本番で出る確率は高いと思います。

正答率100％の領域をズンズン、ズンズン増やしていくだけです。こうしたことを「過去問をつぶす」「過去問をつぶしていく」といいます。

高校受験の内容は、科目や単元の本質を理解していなくても、過去問と似た問題が機械的に解ければ正答できます。そのあたり、高校入試問題を過剰に高く評価しないでください。あまり堅く考えないで「問題さえ攻略できればいい」と割りきってください。

難しい問題では差はつきません。確実に取れる問題を凡ミスで落とした受験生が不合格となるだけです。カンタンな問題ほど問題文の助詞、副詞にマルや下線をつけながら、読み取るときに勘違い・誤解をしないようにして慎重に解きます。国語力のない人は要注意ですよ。

高校入試なんて、所詮、過去問をパクっただけの焼き直し問題にすぎない。

過去問をつぶしていけば、８割は軽くいく。公立校の高校入試なんてチョロい。問題さえ覚えていれば秒殺は確実。だから過去問を１つ１つつぶしていけってことだ。

そのためには『受験生の50％以上が解ける落とせない入試問題』と『受験生の50％以下しか解けない差がつく入試問題』のシリーズを丹念にやり込めってこと。

その過去問とは、他府県の公立高校の入試問題集でもよい。『受験生の50％以上が解ける落とせない入試問題』『受験生の50％以下しか解けない差がつく入試問題』でもよい。公立高校の入試問題は、ぜんぶ似通っている。

繰り返します。問題を覚え込んじまえば、公立校の高校入試問題なんて秒殺だ。原付試験並みのカンタンな問題にすぎない。恐れるな。

高校受験をするみなさんのうち、上位校を受験なさる方にオススメします。