高エネルギーレーザー兵器を使用した牛舎・豚舎・鶏舎の人工火災〔放火による火災〕

AP ファクトチェック
ソーシャルメディアの動画は、青いアイテムがマウイの山火事から免れたという根拠のない陰謀論を広めている
2023年8月22日火曜日、ハワイ州ラハイナで起きた壊滅的な山火事の余波を示す全体図。(AP Photo/Jae C. Hon)

2023年8月22日火曜日、ハワイ州ラハイナで起きた壊滅的な山火事の余波を示す全体図。(AP Photo/Jae C. Hon)
投稿者: ビコーズ・ファン
2023年8月31日午前6時52分（日本時間）公開

主張：マウイの山火事で生き残ったのは青いアイテムだけで、レーザーはその色に影響を与えず、島が実際に指向性エネルギー兵器の「攻撃」を受けたことを示唆している。

AP の評価: 誤り。 山火事は青いものだけを容赦しなかった。写真やビデオには、さまざまな色の建物や物体が生き残ったものと消滅したものがあることがはっきりと示されている。 専門家によると、レーザーはさまざまな物質に異なる影響を与える可能性があるが、そのようなダメージを与えるのに十分強力なレーザーは、どのような色合いの物品でも焼き続ける可能性があるという。 さらに重要なことは、マウイ島が火災で荒廃したという十分な証拠がある一方で、武器やレーザーが関与したという考えが 繰り返し 誤りで あることが証明されていることです。

事実: 指向性エネルギー兵器がマウイ島の惨状の本当の原因であるという誤った 主張は 、反対の証拠がすべてあるにもかかわらず、8月初旬の火災以来ネット上で広まっています。

根拠のない陰謀論の最新の反復は、余波の厳選された画像を使用して、火災の中で青いアイテムだけが「生き残った」という誤った示唆をしている - そしてこれは、火災を引き起こしたか、または火災を引き起こしたレーザーがハワイ島に照射されたことを何らかの形で証明している。すべてのダメージは自分自身で引き起こしました。
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この投稿を共有するソーシャル メディアの投稿には通常、TikTok アカウントのビデオが含まれており、作業場で手持ち式の工業用レーザーで日用品を焼いているクリップが共有されることがよくあります。 このクリップには、レーザーが黄色、赤、緑の布地を燃やす様子が示されているが、青色の生地見本は無傷で、「異なる波長」にプログラムできるというテキストが添えられている。

彼らはこの映像を山火事で大部分が破壊された歴史あるマウイの町ラハイナの画像と対比し、ウォーターフロント沿いのフロントストリート周辺にある青い車といくつかの青いビーチパラソルが地獄の炎で破壊されなかったことに注目している。

いくつかの投稿では、連邦緊急事態管理庁が「オペレーション・ブルールーフ」と呼ばれる長期にわたるプログラムを実施していると指摘されている。

以前は Twitter として知られていたプラットフォームである X への投稿の 1 つでは、瓦礫の下から比較的無傷で見つかった数枚の青い T シャツについても言及しています。 「信じられない。 Tシャツも含め、青いものはすべてマウイのDEW攻撃を生き延びた」とこの投稿には書かれており、水曜日の時点で18,000以上の「いいね！」が付いている。

DEW は指向性エネルギー兵器の略で、 使用します 弾丸などの発射体の代わりに高エネルギーレーザーなどの技術を 。 しかし、これらのビデオは山火事と何らかの関係があるという証拠にはなりません。

まず、火災の余波で数個の青い物体だけが示されていますが、他の映像や写真は、これらだけが残っているわけではないことを示しています。

青い車と傘は両方とも、 惨状のドローン映像で 見ることができますが、同じビデオには、赤と緑のゴミ箱や、生き残った他のさまざまな色に塗られた建物も映っています。 航空映像にも同様の場面が映っている。 AP通信が撮影した

前後の 衛星画像 からも、青く塗られた多数の建物が依然として破壊されたことが示されている。

専門家が以前AP通信に語ったところによると、山火事の後に一部の物品や建造物がまだ残っているのを見るのは珍しいことではなく、火災は飛んできた残り火によって燃え広がることが多く、すべてに影響を与えるわけではないからだ 。 火災の余波の画像には異常は見られないという。

一方、 FEMAの「オペレーション・ブルールーフ」は 、嵐によって被害を受けた家を覆うビニールシートを提供し、財産へのさらなる被害を軽減する長期にわたる取り組みである。 「青」とは、家自体の色ではなく、シートの色を指します。

いずれにしても、マウイ島が山火事以外の被害を受けたことを示唆する証拠はなく、山火事は 生存者によって目撃され 、ビデオや画像で広範囲に記録されています。 コロラド大学国家安全保障イニシアチブセンター所長のイアン・ボイド氏によると、レーザーが青い布地を傷つけなかった映像は反証ではないという。

高エネルギーレーザーは、異なる素材や色で作られた物体とさまざまな方法で相互作用する可能性があるが、大規模な火災を引き起こすのに十分な出力を持つビームは、どんな色の素材でも焼き切るだけであると同氏はAP通信への電子メールで説明した。 。

「しかし、さらに関連性があるのは、これらの画像は大規模な火災が発生した地域を示しており、引き起こされた被害は、そもそも火災の原因となったものとはもはや何の関係もないということです」とボイド氏は電子メールで付け加えた。 「もしこれらの画像が本物なら、青い物体は火の影響を受けにくいと言っていることになりますが、それが真実ではないことは誰もが知っています。」

訴訟を起こした マウイ郡は、火災をめぐってハワイアン・エレクトリック社に対し、異常な強風と乾燥した状況にもかかわらず電力を遮断しなかったとして 。 同社は日曜、 自社の送電線が最初の山火事の原因だったことは認めた が、より深刻な2回目の火災がラハイナのダウンタウンを襲い、少なくとも115人が死亡、2,000棟の建造物が破壊される前に、西マウイの送電線が数時間停電していたと述べた。 。
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これは、外部の企業や組織と協力して、オンラインで流通している誤解を招くコンテンツに事実の文脈を追加するなど、広く共有されている誤った情報に対処するための AP の取り組みの一環です。 ファクトチェックについて詳しくは、AP をご覧ください。
カレナ・ファン
カレナ・ファン
ファンはロサンゼルスに拠点を置く、AP通信のエンゲージメント編集者です。 彼女は以前、APファクトチェックでウイルス性の誤った情報について報告しました。