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物理や化学の教科書は書き換えられるかもしれない

XユーザーのAIてる子@暴露芸人さん: 「アインシュタインの相対性理論は誤り。 ニュートリノはe=mc^2の誤りを隠すためのインチキ。 ノーベル賞は、相対性理論の誤りを隠ぺいしてくれたペテン科学者に贈られる詐欺大賞の側面がある。 元素周期表の半分以上は嘘や誤り 。」 / X

化学の[大学受験Doシリーズ]が改訂された|[大学受験Doシリーズ]のうち鎌田真彰先生の説明〔理論・有機〕は、共通テストレベル以上の知識・経験値があって初めて、その良さが理解できる|福間智人先生の[無機]は万人向け

ダメな学習法

【衝撃の事実】無能な人の数的学習法TOP5【成果ゼロ】

共通テスト〔センター試験〕の対策とともに基礎を固める

高校化学という科目

  • 《1》[知識習得]、《2》[問題演習・解法習得]、《3》[単元・論点の実務的理解]の《1》《2》《3》を[部材]とよぶことにします。
  • 《1》《2》《3》それぞれの部材が、相互に支え合うかたちで成立している建築物が、高校化学の学力だと想定します。
  • 高校化学の学力が[部材が相互に支え合うかたちで成立している建築物]であるがゆえに、高校化学に取り組むときには、[単元]という最小単位ごとに、[部材]を一気に組み上げる必要があるものと推定されます。

高校化学は[単元ごと]に一定ラインまで仕上げる方式〔単元別完成法〕で進めたほうがよさそう

  • [単元ごと]に[共通テスト〔センター試験〕のレベル]まで一気に仕上げなければ、[《1》《2》《3》がすべて満たされる]ということが成立せず、化学の得点力には結びつかない、個々バラバラの知識だけで終わるように思います。
  • 受験生にとっては、[問題が解けること]が[実務]です。
  • [実務レベル]で役に立たない《1》[知識習得]、《2》[問題演習・解法習得]を行なったとしても、《3》[単元・論点の実務的理解]に達することができず、[知識のための知識]に終わるように感じます。
  • [試験時間内に問題が解けるようになること]という[実務的かつ具体的な目標]を設定しつつ、そこから逆算して《1》[知識習得]、《2》[問題演習・解法習得]を行なっていくことによって、ムダのない芯を食った努力を展開することができるようになるものと思われます。
  • 例えば、[原付免許試験]や[四輪免許学科試験]で合格点を取るためには、テキストをいくらくわしく勉強しても、得点力には結びつきがたいものがあります。
  • [原付免許試験]や[四輪免許学科試験]は、過去問演習から開始して、過去問の疑問点をテキストで調べるかたちでしか、合格できないと思います。
  • 道路交通法の範囲はとても広く、すべてを学び終えることは無理であり、試験に出る部分を、試験に出るかたちで習得することに特化した、過去問演習中心の勉強しか、[原付免許試験]や[四輪免許学科試験]の対策としては、有効ではない、ということです。
  • 入試化学も、大なり小なり、この[原付免許試験]や[四輪免許学科試験]と似た部分をもっていると思います。
  • 入試化学という科目の範囲があまりにも広いため、はんよう的な化学の学力を確立しようとするのは、失敗の原因になりがちだと思います。
  • [教科書や基本テキストを十全に理解してから問題演習に入る]という模範生のようなやり方は、省力化・効率化に反する部分があるのかもしれません。
  • また問題演習を通じて、あるいは、演習した問題の解説を読んで、そのときに理解できる性質のことを、講義系の印刷教材でダラダラと説明されても、時間・手間のムダだと思います。
  • したがって、[学習の冒頭に講義系の印刷教材を通読して、一通りのことを理解する]という従来の定説は、あまり有益ではないと思います。
  • 知識のない状態から、いきなり[問題タイプ別大学入学共通テスト対策問題集|実教出版]の問題に取り組んでいき、解けないならば解答・解説を見て、解けるまで繰り返すのが、[自分に足りない部分]が明確になる方法であろうと思います。
  • [問題に歯が立たない苦境]の中に身を置く経験を早期に済ませる必要があります。
  • というよりも、[問題に歯が立たない苦境]の中に、常に身を置きながら、[足りないものをすぐに補わなければ得点できない]という[人間の動物的な危機感の部分]を刺激していきましょう。
  • その[危機からの脱出意欲]によってこそ、必死で勉強に集中していく意欲と気合いが生まれるような気がします。
  • [自分の足らざる部分があらわになるような、つらくて恥ずかしい経験]を積極的に積むことによって、[足りないものをすぐに補わなければ得点できない]という危機感を感じ続ける環境に、常に身を置きましょう。
  • 危機感を感じながら、[危機からの脱出意欲]を利用して、集中力・学習意欲を駆り立てて参りましょう。
  • [危機からの脱出意欲]をエネルギー源にすることによって勉強を進めていくと、[やる気のなさ][緊張感のなさ]などを知らず知らずのうちに克服している自分を発見することができるように思います。
  • そして、繰り返しになりますけれども、[単元ごと]に[共通テスト〔センター試験〕のレベル]まで一気に仕上げなければ、すべての努力は水泡に帰する。それぐらいに思って、[単元ごと]に[共通テスト〔センター試験〕のレベル]まで一気に仕上げるのが効率的だと思います。
  • ただしそのとき、[共通テスト〔センター試験〕のレベル]までを[単元ごと]に完璧にしていくのではなく、その[単元]で[共通テスト〔センター試験〕]で6割に達するぐらいの水準に達したら、次の[単元]に移り、比較的早期に[共通テスト〔センター試験〕までの高校化学]に一通り触れた状態に達しておくと有利であろうと思います。
  • 以下の(1)~(5)をうまく活用して、[共通テスト〔センター試験〕60%のレベル]までを基準として、高校化学をとりあえず最後まで通してください。

(1)問題タイプ別大学入学共通テスト対策問題集化学基礎|実教出版【現行課程版】:毎年新版が出ます

※基礎作りのメイン印刷教材として。

(2)問題タイプ別大学入学共通テスト対策問題集化学|実教出版【現行課程版】:毎年新版が出ます

※基礎作りのメイン印刷教材として。

(3)らくらくマスター化学基礎・化学|河合出版【旧課程版】:きっと新版が出ます

※[共通テスト〔センター試験〕]の範囲・レベルを含めた、[教科書傍用問題集]の代用として。

※[教科書傍用問題集]は問題数が多すぎるので、[らくらくマスター化学基礎・化学]のほうがいいと思います。

(4)化学基礎早わかり 一問一答|KADOKAWA【現行課程版】

知識暗記のメイン印刷教材として。

(5)化学わかり 一問一答|KADOKAWA【旧課程版】:きっと新版が出ます

知識暗記のメイン印刷教材として。

  • 以上のようにして、高校化学の単元全体を[共通テスト〔センター試験〕]で60%取れる段階まで進んでいくと、その後は(1)~(5)を何度も繰り返して[共通テスト〔センター試験〕]で90%以上が取れるように詰めを行い、その後または同時並行で、無機は[大学受験Doシリーズ 福間の無機化学の講義|旺文社]を使おう、有機は[有機化学演習|駿台文庫]を使おう、などといった、その後の方針を自力で立てることができるようになっていくと思います。
  • つまり、そこからは自走できるようになるでしょう。

理解する以前に知識を詰め込む

  • 理解とは、知識相互の関係性の知識であるから、個々の知識が十全に覚え込まれていない段階で得た[理解]は、[勘違い]である。
  • [勘違い]の[えせ理解]は、勉強に対する油断を生み、学習意欲を燃え上がらせる燃料にはならない。
  • だから[わかりやすい印刷教材]で[まずは理解する]というウソの指導には、騙されないように。
  • [学習の冒頭に講義系の印刷教材を通読して、一通りのことを理解する]という従来の定説について、私は懐疑的だ。
  • 覚えるべき内容を覚えていて初めて、問題を解くのに役立つ[実効的な理解]が得られるのである。
  • 例えば、英単語の知識が十分でないのに、[語源で覚える英単語]的な印刷教材に手を出して失敗する人が多い。
  • 自分がいくつか覚えている英単語の[ヨコの連関]が見えてきて、知識がつながる。その[ヨコの連関]をもたらしてくれるのが[語源の知識]なのである。
  • したがって、英単語を覚えていない人が[語源の知識]に触れても、[AHA体験をすることがない]ので、ほぼ意味がない。
  • [接頭辞・接尾辞の意味]という[語源の知識]を覚えていても、具体例である個々の英単語の知識がなければ、その[語源の知識]には意味がない。
  • 実務的な話をすれば、英単語の場合、重要単語ほど、接頭辞・接尾辞による造語ではないプロセスでつくられているので、[語源の知識]などというくだらないことをしているヒマがあったら、少しでも多くの例文を暗記せよ、ということになると思う。
  • 英単語は、理屈やアタマで覚えるのではなく、英単語を含むフレーズの発音〔音声言語=音波の連なり〕と、その意味としてのイメージ〔絵柄〕とを、右脳的に覚えるものなのである。
  • 英単語は、音声教材を聞いて、歌として覚える以外に方法がない。それ以外の方法、つまり、世界史・日本史、あるいは、生物・地学の用語を覚えるような回路を使って英単語を覚えても、無限のメインテナンスが必要になり、きわめて効率が悪い。
  • 英単語の暗記は、いわゆる[頭の良さ][暗記力の高さ]などとは異なる、別腹のところに覚えさせるものなのである。
  • それは、[音楽を覚える][映画やアニメを覚える]といったような世界である。
  • 化学の暗記は、歴史の暗記と同じであり、まずは単独の知識を暗記する必要があり、その知識の相互連関を覚えるのが[理解という名の暗記]である。
  • そういう意味では、暗記と理解は密接不可分な一体物である。
  • つまり、暗記と理解は、分かちがたい1つのものである。
  • そこは[理解した]と勘違いした対象は、理解した瞬間に知識に置換されていく、といった世界なのである。
  • そしてじつは、私たちが[理解した][暗記した]と思っている対象は、もともと私たちが知っていた知識であり、それを思い出しているだけなのである。
  • そのうち人間の能力が、いわゆる勉強が必要のない状態になるであろうと思う。
  • 勉強する段階をはしょって、知識がある状態で実体験を積み、実体験の中から生きた知恵を学ぶ、宇宙の標準的な状態へと、私たちは戻っていきつつあるのだ。
  • 高校化学を外国語だとしたら、まずは構文や単語・熟語を覚える必要がある。
  • 高校化学における、構文や単語・熟語に相当する知識を集めたものが、西村能一先生の一問一答で、類書はほぼ存在しない。
  • 橋爪健作先生の東進ブックスから出ている一問一答は、純然たる一問一答ではなく、基本問題集を兼ねているので、必要ない。
  • 西村能一先生の一問一答をお勧めする。 西村能一先生の一問一答を電車やバスの中でヒマな時間に何度も復習するのが好ましいと思う。

高校理科〔物理・化学・生物・地学〕では[セミナー|第一学習社][リードα|数研出版][リードLightノート|数研出版][センサー|啓林館][エクセル|実教出版]などの教科書傍用問題集はゴミ箱に捨てましょう

※なお、[生物基礎][生物][地学基礎]については、教科書範囲の用語を暗記する意味で[リードLightノート|数研出版]を使ってもいいと思います。

  • 教科書傍用問題集は、問題数が多すぎて復習が甘くなり、習得度・歩留まりが下がります。したがって、教科書傍用問題集ではなく[らくらくマスター|河合出版]をお勧めします。
    • [歩留まり]=[歩留率]とは、生産された製品に対する[良品]の割合です。このとき[良品]でないものは[不良品]です。
    • [その問題に対する復習がすみずみまで行き届いた結果、問題が完璧に自分の血肉となり、自分が使いこなせる道具となった、そのような問題]を[完璧化済み問題]とよぶことにします。
    • [完璧化済み問題]以外の曖昧な知識は、すべて[不良品]ですので、入試問題を解くための道具たる知識とはなりません。
    • [不良品]の問題知識という部分がマイナス要因となって、得点力を削ぐので、[完璧化済み問題]にする価値のある問題で構成された問題集にかぎっては、その1冊を完璧にすることが大切なのです。
    • つまり[その1冊を完璧にする価値のある問題集]と[そうでもない問題集]とがあるわけです。
  • [不良品]の問題知識の価値は、ゼロ未満、つまり、マイナスです。
    • 勉強しなければ時間・手間のムダはありません。
    • しかし一所懸命に勉強をしたのに、[完璧化済み問題]とはならなかった[不良品]の問題知識は、それを習得するために時間・手間を浪費しただけなので、マイナスなのです。
    • [完璧化する]という[いき]=[スレッショルド]未満の結果は、[無]未満=[ゼロ]未満になります。
    • 問題を習得するために時間・手間を投入するので、そのマイナスを考えると、[完璧化する]以外はマイナスにしかならない。つまり[全か無かの法則]よりも厳しいわけです。
    • 教科書傍用問題集は、問題数が過多であり、必ず消化不良におちいりますので、教科書傍用問題集ではなく[らくらくマスター|河合出版]をお勧めします。
    • こういうことを述べても、これを信じて実行できる人、捨てる勇気をもてる人は、ごく一部でしょう。だからこそ選抜試験が成立するわけです。
    • つまり[セミナー|第一学習社][リードα|数研出版][リードLightノート|数研出版][センサー|啓林館][エクセル|実教出版]などの教科書傍用問題集を使って、不効率な勉強をしている大集団が存在するからこそ、要領のいい効率的な学習をして、大集団をごぼう抜きにして合格を果たす人が出てくるわけです。
  • [その1冊を完璧にする価値のある問題集]と[そうでもない問題集]とがある。この点を説明します。
    • その問題を解くだけで、その単元の主要論点がすべて復習できるような良質な問題は、入試問題集を教師が改変して人工的に作り出すしかありません。
    • そのような問題を[作り込まれた良問]とよぶことにします。
    • 例えば、[体系物理|教学社]が[作り込まれた良問]の代表格です。
    • ただし[体系物理]は解説がショボいので、指導者がいないと、理解できないときに、それ以上は進めなくなります。
    • 高校物理は、高校数学の基礎知識が前提となります。
    • 現行課程または旧課程の《1》[数学Ⅰ|数と式・図形と計算・二次関数]、《2》現行課程または旧課程の[数学Ⅱ|三角関数]、《3》旧課程の[数学B|ベクトル]または現行課程の[数学C|ベクトル]を終えてから、高校物理の学習に入ります。
    • 高校物理は、ふつうの問題集の解説が理解できるレベルに到達するまでが長いので、高校物理は早めに始めましょう。高校物理は早めに始めましょう。高校物理は早めに始めましょう。
    • 数研出版の[総合物理]の教科書ガイド[教科書ガイド数研版 基本学習と整理 総合物理〔4877406352または4877406360〕]で教科書レベルを学びながら、[らくらくマスター|河合出版]を教科書傍用問題集として、これらを繰り返し解いて、とりあえず、ふつうの問題集の解説が理解できるレベルに到達しましょう。
    • 物理の場合、ある問題について[完璧化する]という[いき]=[スレッショルド]未満の結果は、[無]未満=[ゼロ]未満である傾向が顕著です。 つまり[その1問を他人に説明できるぐらい、完璧に理解し尽くした状態]未満の習得度では、効果はゼロであり、かつ、時間・手間を投入したのにそのざまでは、トータルでは赤字だということです。
    • 物理の場合、教科書ガイドや[らくらくマスター]といった易しい問題ですら、1問1問についてイメージをふくらませ、自分の頭で考え、深掘りしていき、わからなければ先生に質問しましょう。
    • そのうえで、解説が日本語で丁寧に書かれており、[作り込まれた良問]で構成されている、[入試標準問題集〔物理基礎・物理〕|文英堂〔457824301X〕]+[物理 入試の核心 改訂版|Z会出版〔4865310207〕]を使うのが安全でしょう。
    • 物理の場合、[体系物理]のように、解説が日本語で丁寧に書かれていない問題集は、いくら問題そのものが公式導出を中心とした良問だとしても、自学自習には向きません。
    • 例えば、西村能一先生の[化学基礎早わかり 一問一答|KADOKAWA][化学わかり 一問一答|KADOKAWA]が[入試化学の知識の側面]にかんする[作り込まれた良問]の代表格となるでしょう。
    • 例えば、西村能一先生の[化学頻出スタンダード問題230選〈改訂版〉|駿台文庫〔479611663X〕]が[入試標準問題]にかんする[作り込まれた良問]の代表格となるでしょう。
  • [作り込まれた良問]だけが、学習者・受験生として[完璧化済み問題]にするための時間・手間を投入するに値する問題です。
    • 学習者・受験生の側からすると、教科書傍用問題集および[重要問題集|数研出版]のような、[作り込まれた良問]ではない問題で構成された問題集は、あくまでも[自分の知識・問題解決能力が十全であるかどうかを試すためのテスターでしかない]と思ったほうがいいと思います。
    • 印刷教材の選定においては、問題の選定において[漏れなく・重複なく〔MECEに〕という条件を満たしている]ということを重く見てください。
    • 教科書傍用問題集および[重要問題集|数研出版]は、そのあたりがユルい面があるので、学習者・受験生として[完璧化済み問題]にするための時間・手間を投入するに値しないわけです。

化学頻出スタンダード問題230選〈改訂版〉|駿台文庫〔479611663X〕 化学頻出(.*?)スタンダード問題230選 化学頻出スタンダード問題230選〈改訂版〉|駿台文庫〔479611663X〕 479611663X

なお、ここに書いてあることを無条件に鵜呑みにしないでください。 自分なりの方針・指針を独自に打ち立てて、自分で合格プランを組み立てていただければ、と思います。

[らくらくマスター]を使うと決めた場合、旧課程の[らくらくマスター]でも、十分に使えますので、現行課程版が出るのを待たずに、早めに[らくらくマスター]を始めるのが正解でしょう。

[重要問題集|数研出版]などの[最近の入試問題集の寄せ集め問題集]をインプット用の問題集として使うことは、厳に慎んでください

  • [重要問題集]などの[最近の入試問題集の寄せ集め問題集]のそれぞれの問題には、魚でいう[ひれ][うろこ][骨][内蔵][あら]などの余計な部分が付属しています。
  • そのような[最近の入試問題集の寄せ集め問題集]では、個々の問題にかんして、余計な部分が付属している割には、その問題では問われなかった論点、カバーできなかった論点という、抜け漏れが生まれてしまいます。
  • その単元で触れておくべき主要論点を[漏れなく・重複なく]〔MECEに〕含んでいる入試問題は、あまり存在しません。
  • その問題を解くだけで、その単元の主要論点がすべて復習できるような良質な問題は、入試問題集を教師が改変して人工的に作り出すしかありません。
  • [重要問題集]などは、そのような人工的に作り出された良質な問題ではないため、[重要問題集]などを[繰り返し解いて習得する対象とすること]は、お勧めできません。
  • つまり[重要問題集]などの[最近の入試問題集の寄せ集め問題集]は、その全問題を[完璧化済み問題]にするための問題集ではありません。
  • つまり[重要問題集]などの[最近の入試問題集の寄せ集め問題集]をインプット用の問題集として使うことは、厳に慎んでください。
  • つまり[重要問題集]などの[最近の入試問題集の寄せ集め問題集]は、一通りの学習・復習が完了し、[あとは演習量を増やして得点力を養う段階である]というケースでしか使わないでください。
  • インプット用の問題集にする価値があるのは、予備校講師など、受験のプロによる編集・問題改変を経て、[完璧化済み問題]にする価値をもった問題だけで構成された、そのような問題集だけです。
  • [重要問題集]などの[最近の入試問題集の寄せ集め問題集]は、問題数が多すぎて復習が甘くなり、習得度・歩留まりが下がるので、分野を絞るなどして、うまく利用してください。
  • [重要問題集]は無機化学の収録問題数が不足であるため、無機化学は[重要問題集]を避けて、[大学受験Doシリーズ 福間の無機化学の講義|旺文社]に取り組むなどの対策が必要となります。
  • [重要問題集]はあんがい網羅性が低いので、[重要問題集]を過剰に頼りにしてはならないと思います。
  • たとえ問題改変を経ていない、ナマの入試問題を題材としていたとしても、解説の中で[この問題では問われなかった論点]についてくわしく説明されていれば、このタイプの問題で、今回は問われなかった論点が問われたケースでも、じゅうぶんに対処できるわけです。
  • 例えば、旺文社の問題精講シリーズの[基礎]や[標準]はとくに、解説の中で[この問題では問われなかった論点]についてくわしく説明されている傾向があり、応用がききやすいのです。
  • その一方で[重要問題集]は、数学・物理・化学・生物ともに、解説が不親切であるため、その問題を解いても、その知識が他の問題を解くのに応用できない状態を招きやすい傾向があります。
  • [重要問題集]は、その解法・解説において疑問点が発生したとき、その疑問に答えられる指導者がそばにいて初めて生かされる問題集ですので、自学自習・独学には、まったく向いていません。
  • つまり自学自習・独学において、[重要問題集]は、地雷問題集です。
  • ただし、自学自習・独学でも、[重要問題集]を十分に使いこなせる自信がある段階に到達した人にとって、[重要問題集]は、とても役に立つと思います。

化学頻出スタンダード問題230選〈改訂版〉|駿台文庫|【標準問題・標準】【全員必修】

[化学頻出スタンダード問題230選〈改訂版〉|駿台文庫]を繰り返し、繰り返し復習して、入試標準問題を覚えるのが、安全策だと思います。

この[安全策]とは、[重要問題集]を途中まで使って投げ出す人が多いことを[危険]として認識したうえでの[安全策]という表現です。

[化学頻出スタンダード問題230選〈改訂版〉]の解説によって深い理解が生まれ、応用力がつきますので、それを実践的に鍛えるために[重要問題集|数研出版]を[単元を絞って使う]のが安全なやり方なのかもしれません。 [重要問題集]の全体を無目的に完璧にしようとするよりは、早期に志望校の過去問に触れて、過去問研究を先にすることが、時間・手間をムダにしない道だと考えられます。

化学 入試の核心 改訂版|Z会出版|【標準問題・やや難】【難関校のみ必修】

※[化学 入試の核心]を超える難易度の問題は、[入試過去問][大学別入試過去問]などを通じて取り組んだほうが的を絞った省力的な対策になろうかと思います。

数研出版の木で鼻をくくったような冷たい解説は、学習者を疲弊と絶望へと追い込みつつあります

そこは、学習者・受験生に対する愛の深さの問題なのだと思います。

数研出版の中で、読んで意味が通る日本語で解説が書かれている、まともな印刷教材は、少数派だと思います。

数研出版の印刷教材は、空白を解説で埋めて、白い領域をなくす、というだけの方針で解説を捉えているようですから、どこか説明が足りない、あるいは、余計な説明が書いてある、などというふうに、必ず的を外しています。

そして、数研出版のお抱えのライターの中には、ダメな人がけっこう多いようです。

数研出版は、毎年、入試問題を集めて、安い価格で提供してくれるのですけれども、やはり人材的には枯渇している印象を受けます。

基本的には、自分の名前で学習参考書を出しているような人が書いた学習参考書を選ぶべきです。

数研出版の印刷教材は、多くが匿名作家による、名無しさんの著作物ですからね。