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理論化学・無機化学・有機化学の3分野に共通した[基礎・基本を確立するための印刷教材]

  • 【定義】:アウトプット〔出力〕:[問題を解くために問題文を読み取り、自分が記憶している知識を呼び起こし、知識を組み合わせて推論・演算することによって解答を導き出すなとといった一連の活動]がアウトプット〔出力〕である。
  • 【定義】:インプット〔入力〕:[問題を解くために必要な知識を記憶する活動]がインプット〔入力〕である。
  • 【結論】:[検定済教科書ないしは講義系参考書を読んでから演習する]のではなく[最初から問題集で演習する]ほうが時間・体力のムダがない。
    • [知識ゼロの状態から、一貫してアウトプットに専念する]のが最速の学習法である。
    • 【問題が解ける】という地点がゴールである。
    • 最初に問題演習〔問題を解くこと〕を経験する。
    • それによって、《1》[どのような知識を〔記憶するべきデータの範囲〕]・《2》[どのような形式で〔記憶するべきデータの形式〕]記憶するべきなのかを予習する。
    • それによって、【問題が解ける】という【ゴールに到達するために必要な問題意識・着眼点】をたずさえながら検定済教科書ないしは講義系参考書を読まなければ、頭に何も残らないであろう。
    • いいかえれば、【問題が解ける】というゴールのために必要のない知識は、採り入れる必要などない。
    • とにかく【問題が解ける】というゴールのために必要な知識だけを拾って、確実に覚えるようにする〔選択と集中〕。
  • 【[問題の難度が高まる]=[問題で問われる事柄の質が変わる]】:ただし【問題が解ける】といっても、その[問題]が[基本的な考え方を複合させながら解く必要のある応用問題]である場合には、【ゴールに到達するために必要な問題意識・着眼点】にも異変が起こる。
    • このときは【その水準の応用問題に見合った、更新済みの問題意識・着眼点】をたずさえて、ふたたび検定済教科書ないしは講義系参考書を読む必要がある。
    • ただし、そこで【読者がたずさえている、応用問題が解けるようになるために知りたいこと、いいかえれば、応用的な問題意識・着眼点】に対して、的確な情報を提供できるだけの内容を、その検定済教科書ないしは講義系参考書が記述しているか否か、という問題が起こる。
      • そこには、著者の能力の限界がある。
    • [新理系の化学〔上・下〕|駿台文庫]または[原点からの化学シリーズ|駿台文庫]〔[化学の計算][無機化学][有機化学]〕という、大学化学を高校生向きにかみ砕いた学習参考書しか、そのような好奇心旺盛な読者の要望に応えることは無理であろう。
    • 考えられる方策は、基礎・基本を確立する工程で、不効率な学習を徹底的に避けることにより、時間を浮かせることである。
    • それはいいかえれば、[検定済教科書]や[講義系参考書]を読まないで、問題演習を通じて、必要な知識を得ていくスタイルにする、ということである。
    • [アウトプットしなければならない状況]に自分を追い込んで、[知識が必要である]という[需要のエネルギー]=[負圧〔マイナスの圧力〕を発生させる]ことを通じて[インプット作業への意欲を高めることによって、インプット作業をラクにする]ことができるのである。
      • つまり、[この知識がなければ問題を解き進めることが不可能な状況に、みずからを追い込むことが、問題演習を先行させる学習方式なのである。
      • そのようにして、追い込まれながら[知り・覚える]ということを繰り返しながら、泥縄式に、いいかえれば、[泥棒を捕らえて縄をう方式]で進んでいくのが実際的である。
      • それは、過去問への挑戦を先行させることを通じて、学習を進めていくことをも意味する。
      • 基礎・基本の学習段階では、共通テスト過去問を演習の対象とする。
      • 入試問題に取り組む学習段階では、[日大レベル][GMARCHレベル][標準的な国公立大学レベル][やや難の国公立大学レベル]などといったように、各水準の過去問を演習の対象とする。
      • そのように演習を通じて、追い込まれながら[知り・覚える]ということを繰り返しながら、少しずつ[新理系の化学〔上・下〕|駿台文庫]または[原点からの化学シリーズ|駿台文庫]を部分的に使っていき、最終的には、通しで勉強する。
      • そういうやり方のほうが実際的であろうと思う。
  • 【1】その科目にまつわる必須知識を暗記するときのアウトプット:【1問1答】を使う。【1問1答】とは、この記事では、以下の3冊を意味する。
    • [Evolution 暗記と理解の最速ツール 化学基礎・化学|学研]
    • [大学合格新書 改訂版 化学基礎早わかり 一問一答|KADOKAWA]
    • [大学合格新書 改訂版 化学早わかり 一問一答|KADOKAWA]
  • 【2】その科目の基本的・典型的な入試問題を解く、という意味でのアウトプット:【単元別に整理された共通テスト過去問】を使う。【単元別に整理された共通テスト過去問】とは、この記事では、以下の2冊を意味する。
    • [問題タイプ別 大学入学共通テスト対策問題集 化学基礎|実教出版]
    • [問題タイプ別 大学入学共通テスト対策問題集 化学|実教出版]

理論化学の学習方針

【理論化学の知識問題】:やみくもに数多くの問題を解くのではなく【1問1答】でMECEに〔漏れなく・重複なく〕カバーする

※MECE〔みースィ:Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive:ミゅーチュアリィ・イクスクるースィヴ・アンド・コれクティヴリィ・イグぞースティヴ〕とは、[相互に排他的]=[重複なく]かつ[集合的に網羅的]=[漏れなく]という意味。
※MECEとは[漏れなく・重複なく]という意味。

[理論化学の知識以外の問題]:《1》[化学現象を速く正確に把握する〔事前にパターンを知っておく〕]→《2》[パターンに当てはめて立式する]→《3》[計算を速く正確に行なう]

  • 化学基礎・化学にかんしては、塾・予備校のほうが教え方において格段の優位性があるので、化学基礎・化学の授業中は、化学の内職をするのがよい。
  • 《1》[化学現象を速く正確に把握する〔事前にパターンを知っておく〕]→《2》[パターンに当てはめて立式する]:[化学の計算|駿台文庫]〔改訂版が出る前であろうと思われる〕には、知識以外の理論化学の分野の内容が詰め込まれている。他書では補えない。
    • あるいは、駿台予備学校の夏期講習として行なわれる[化学特講Ⅰ(計算問題)|駿台化学科]のテキストである[化学特講Ⅰ(計算問題)|駿台化学科編]+[化学特講Ⅰ(計算問題)解答・解説集|駿台化学科編]をメルカリで購入して利用する。
    • あるいは、駿台予備学校の夏期講習として[化学特講Ⅰ(計算問題)|駿台化学科]を受講する。
    • [化学特講Ⅰ(計算問題)|駿台化学科]のテキストには、東大・京大のレベルまでをカバーする問題・解答・解説が載っている。
    • [化学特講Ⅰ(計算問題)|駿台化学科]のテキストをしっかりやれば、[化学の計算|駿台文庫]は必要ない。
    • メルカリで[化学特講Ⅰ(計算問題)|駿台化学科]のテキストを購入する、という方向で考えるのがよいかもしれない。
  • 《3》[計算を速く正確に行なう]:[速算法][インド式計算][中学受験向けの計算問題集]などを時間を計って解くことに真剣に取り組み、計算力の不足を意識的におぎなう必要がある。電卓は使わないことが大切。
    • よく出る計算は、暗記できる場合には、計算結果を暗記することが好ましい。
    • 入学試験は、たいてい時間が足りないように作られているので、計算力を高めることは、とても重要である。

無機化学の学習方針

【無機化学は全編が知識問題】:たいていの大学で[大学受験Doシリーズ 福間の無機化学の講義 五訂版|旺文社]〔索引あり〕だけで十分である

※私が保有する[福間の無機化学]の四訂版の内容でレビューしています。

  • [大学受験Doシリーズ 福間の無機化学の講義 五訂版]の強み。
    • 効率がよい。仕上がりが早い。
    • 大学入試の無機化学のすべてが網羅されており、巻末の別冊[入試で使える最重要Point総整理]=[赤シートを使った暗記用小冊子〔要暗記箇所が赤刷り〕]を暗記すると、得点力が即効的に高まる。
    • 無機化学は、分野の性質として難問が作れないので、この[福間の無機化学]を使用して[暗記すべき知識を暗記する]ことに専念するのがよいであろう。
    • 無機化学は[福間の無機化学]以上のことを勉強しても、期待できる得点増分が小さい。
    • 無機化学に余計な時間・体力を使うのではなく、[有機化学の構造決定問題の演習量を増やし、有機化学で確実に満点が狙える]ように準備しておくのが得策であろう。
  • [大学受験Doシリーズ 福間の無機化学の講義 五訂版]は、無機化学のまとめ方として完成形を提示しており、かつ、使用者が多いので、これ以外を使うと不利になるかもしれない〔おもに時間のロスにかんして〕。
    • 多くの人が、この[福間の無機化学]を使用しているので、[福間の無機化学]をメインにしない人でも、いちおう目を通しておくとよい。

有機化学の学習方針

【有機化学の知識問題】:一気に仕上げるのがよいと私は思う|公立高校では高校3年次の年明けでも有機化学が終わらないことがある|早期から自学自習で有機化学を終えるのがよい

  • 公立高校の化学の先生は、説明が下手くそなうえ進度が遅いのがふつうだから、塾・予備校の有名講師が書いた学習参考書を中心に、早めに自学自習で勉強を進めることが大切である。
  • とくに化学の単元のいちばん最後にある有機化学は、入試においてメインの得点源になるので、早めに自学自習で有機化学の勉強を進めることが大切である。
  • 寝ぼけた高校化学教師のペースで勉強していると、絶対に悪い結果になるから、必ず先取り学習をすること。

[有機化学の知識以外の問題]:[無機化学]と[有機化学]は得意にして必ず満点近くを狙うつもりで準備し、[理論化学]は難問が出やすいので、部分点だけを狙う|[有機化学]は本格的に学び満点を狙う

【特急】:高速で全体を通す|薄い問題集:[有機化学 14日間パワーアップ|河合出版]〔索引なし〕

  • 有機化学を学び始めたら、忘れないうちに、問題が解けるようになる〔手続き記憶で処理できる水準の問題演習の段階まで短期間で到達する〕のが適切であろうと個人的に思う。
  • したがって例えば、[有機化学を勉強する]と決めたら、例えば、1週間や10日ぐらいは、数学と英語だけは毎日勉強するけれども、他の勉強をいっさいやめて[有機化学だけに全力投入する]ような、短期集中型で勉強を済ませるかたちの学習体制作りをしよう。
  • 完遂するのに時間を要する問題集ではなく、[有機化学 14日間パワーアップ|河合出版]のような薄い問題集を、強制的に1週間で終わらせるのがよい。
    • わからない部分があっても、強引に進めること〔まず[行動]〕が大切であり、何度も解き直すうちに[理解]が後から追いついてくる。
    • [理解]してから問題演習を開始しようなどと思わず、とにかく答えを見ながら問題を解くために[手を動かす]という[行動]を先行させる。
    • 疑問点は、強粘着の付箋〔ダイソーなど〕に書いて[疑問点の保留]という技術を使いながら、強制的に速く進めることを優先させる。
    • [疑問点が解消されなければ先へ進まない]などというバカなことをしない・考えない。
  • そして[有機化学を重点攻略する1週間や10日ぐらい]という期間なのであれば、[有機化学 14日間パワーアップ]と並行して[大学受験Doシリーズ 鎌田の有機化学の講義 五訂版|旺文社]も進めるのがよいと思う。
    • [有機化学 14日間パワーアップ]は基本的な説明が省略してある反面、要点だけがデカ文字で書いてあるため、[このようなことをするのが有機化学の問題を解くことなのか]ということを端的に垣間見ることができる。
    • このスピード感・高速感が大切である。
    • ただし《1》[有機化学 14日間パワーアップ]は、説明が不足しているので、そこを《2》[大学受験Doシリーズ 鎌田の有機化学の講義 五訂版]で補足しながら進むと、《1》で疑問を提起し、《2》で疑問を解決するために読む〔読むための目的意識をたずさえながら高速で読む〕ことができるようになる。
    • このため[《1》だけを使用するとき]や[《2》だけを使用するとき]よりも、[《1》と《2》とを併用ながら進む]ほうが、高速に進んだりする。
    • なお[暗記事項を完全に暗記する]ことは、1周回目では考えないことにする。
    • なお[有機化学 14日間パワーアップ]が嫌いなら、[大学受験Doシリーズ 鎌田の有機化学の講義 五訂版]だけでも十二分である。
    • [有機化学 14日間パワーアップ]は、[こんなに少ないんだ]というふうに自分を騙すための[噛ませ犬]のような問題集である。 [噛ませ犬]を必要としない人は、[大学受験Doシリーズ 鎌田の有機化学の講義 五訂版]の1冊だけに全力投入するのがよい。

【快速】:中速で丁寧に全体を学ぶ|ふつうの厚さの問題集:[大学受験Doシリーズ 鎌田の有機化学の講義 五訂版|旺文社]〔索引あり〕

  • [大学受験Doシリーズ 鎌田の有機化学の講義 五訂版]は、[大学受験Doシリーズ 福間の無機化学の講義 五訂版]と同様に、解説が丁寧であり、何を暗記するべきなのかが明快なので、大いに利用したい。
  • [大学受験Doシリーズ 鎌田の有機化学の講義 五訂版]は、[大学受験Doシリーズ 福間の無機化学の講義 五訂版]と同様に、巻末の別冊[入試で使える最重要Point総整理]=[赤シートを使った暗記用小冊子〔要暗記箇所が赤刷り〕]を暗記すると、得点力が即効的に高まる。
    • もちろん、有機化学なので[反応経路図〔本書では[反応の流れ図]という言い回しになっている〕]も赤シートで暗記できる形式のものが付属している
    • なお[反応経路図]は、真っ白なコピー用紙に何も見ずに再現できるまで、完全に暗記しておく必要がある。
    • 化学の暗記事項を明瞭に暗記しておくことは、問題を正確に速く解くための前提条件である。
    • 記憶が曖昧だと、問題を解く正確さ速さが、確実に低下する。
    • 化学は瞬間的に思い出せる[即答レベルの暗記]が大切である。

構造決定問題|基本

  • [ここで差がつく 有機化合物の構造決定問題の要点・演習|KADOKAWA]は定番書であり、誰もが使うので、いちおうやっておく必要がある。

構造決定問題|やや難

  • [化学の新標準演習 第3版]や[化学の新演習 改訂版|三省堂]は問題数過多なので、分野を限定して〔有機化学だけなど〕取り組まなければ、効率が下がる。
  • [化学の新演習 改訂版]は[有機化学だけに絞って使う]という使い方が、最も効率がよいと思う。
  • [理論化学の難しい問題に対する解説の力量]にかんしては、石川正明先生をはじめとする、駿台予備学校の化学講師陣のほうが圧倒的に信頼できるので、[理論化学]にかんして[化学の新演習 改訂版]を使うのは、私だったら避ける。
  • [どれだけ明快に説明することができるか]は、抽象化能力と密接に関係してくる。
  • 理論化学こそ、抽象化能力を大いに発揮して、できるだけ[同じやり方で解けるようにする]つまり[共通した概念は何かを的確に探り当てる]という能力が必要なのだと思う。
  • 卜部吉庸先生は、[知識を問う問題]を網羅しようとして、やたらにコレクションするような問題選定をなさるので、そのような心的傾向からすると、無機化学・有機化学については対処できても、理論化学〔物理化学〕については対処できないと思う。
  • つまり[数学の難問を解くことが得意である]系統の抽象化能力を使った地頭がいい、石川正明先生・鎌田真彰先生などの問題集を、理論化学については採用したほうが、受験生のためになるように思う。
  • やっぱり、[先生の資質による限界]というものが、印刷教材にはあるんだよ。

[らくらくマスター化学基礎・化学|河合出版]は解説が薄いため初学者・独学者にとっては地雷書|[Evolution 暗記と理解の最速ツール 化学基礎・化学|学研]がオススメ

  • [Evolution 暗記と理解の最速ツール 化学基礎・化学|学研]の強み
    • [Evolution 暗記と理解の最速ツール 化学基礎・化学]は目次付きであり、よく出るトピックス・問題・用語・計算が厳選されて載っている。要点が絞られており、効率がよい。
    • 映像授業 Try IT(トライイット) · ゆきんこの勉強法 | 自修人
    • 取り組む単元の動画授業を2倍速で視聴したら、その単元の[Evolution 暗記と理解の最速ツール 化学基礎・化学]を、最初から解答を見ながら、問題文をじっくり読んで、必要ならば色鉛筆で下線を引くなどする。
      • なお、動画授業が好きでなければ、動画授業は避けたほうがよい。時間・体力をムダにしがちだからである。
    • [Evolution 暗記と理解の最速ツール 化学基礎・化学]では、問題文が用語の説明になっているため、問題文を読んで問題を解くことが、用語の意味を知り、覚える勉強になる。
    • 化学の場合、文章でダラダラ説明されても、かえってわかりづらいので、検定済教科書や講義系参考書などはカットして、いきなり[Evolution 暗記と理解の最速ツール 化学基礎・化学]を暗記したほうが効率がいいであろう。
    • [Evolution 暗記と理解の最速ツール 化学基礎・化学]は網羅的な内容ではないため、細かい知識は【1問1答】でおぎなうのが安全である。
  • [Evolution 暗記と理解の最速ツール 化学基礎・化学|学研]の書名を私なりに考えてみたところ、[Evolution 論点156〔451題〕 化学基礎・化学 〈暗記と理解の最速ツール〉]である。
    • 全156の論点が[論題]と[この論題の内容・結論は、一言で言って何か]という見開きでペアになって最上部に書かれている。
    • 全156の論点それぞれに問題と解答が、見開きでペアになって印刷されている。
    • 問題〔全451題〕と解答が近いため[解答・解説・まとめの参照]にさいしての時間ロスがない。このロスをなくすだけで、勉強密度が高まる。
      • 解答は赤刷りなので、赤シートで隠せば解答を見ないで済ませることができる。
      • 解答・解説・まとめの部分において、暗記すべき重要語が赤刷りなので、赤シートで隠せば、問題集になる。
    • [Evolution 暗記と理解の最速ツール 化学基礎・化学]は余白が多く、しっかりした紙質であるため、他書で学んだ補足事項を書き足していくことも容易である。

[Evolution 暗記と理解の最速ツール 化学基礎・化学|学研]があれば、いらないと考えられる印刷教材

  • [リードLightノート化学基礎|数研出版]:[Evolution 暗記と理解の最速ツール 化学基礎・化学]の左ページが問題、右ページが解答・解説というレイアウトのほうが効率がいいにきまっている。
  • [リードLightノート化学|数研出版]:[Evolution 暗記と理解の最速ツール 化学基礎・化学]の左ページが問題、右ページが解答・解説というレイアウトのほうが効率がいいにきまっている。
  • [らくらくマスター化学基礎・化学|河合出版]:解説がほとんどない。真の地雷書。
  • [セミナー化学基礎+化学|第一学習社]:問題数過多。解説が分担執筆。[Evolution 暗記と理解の最速ツール 化学基礎・化学]の左ページが問題、右ページが解答・解説というレイアウトのほうが効率がいいにきまっている。
  • [リードα化学基礎+化学|数研出版]:問題数過多。解説が分担執筆。[Evolution 暗記と理解の最速ツール 化学基礎・化学]の左ページが問題、右ページが解答・解説というレイアウトのほうが効率がいいにきまっている。
  • [センサー総合化学 3rd Edition|啓林館]:問題数過多。解説が分担執筆。[Evolution 暗記と理解の最速ツール 化学基礎・化学]の左ページが問題、右ページが解答・解説というレイアウトのほうが効率がいいにきまっている。
  • そもそも、化学というものは、無機化学・有機化学に全力をかけて、理論化学は部分点しか狙えないのだと割り切り、余った時間・体力で、物理や数学の勉強を進めたほうがいい、そのような科目が化学なんだ。
  • 化学ばっかりに、そんなに時間・体力を費やしてしまったら、総合得点が低くなってしまう。
  • [化学頻出スタンダード問題230選〈改訂版〉|駿台文庫]と[国公立標準問題集 CanPass 化学基礎+化学〈改訂版〉|駿台文庫]の2冊を使ったほうが、[セミナー][リードα][センサー]などを使うよりも、明らかに早く理解ができ、かつ、応用がきくようになる。
    • 三國均先生の時代から、駿台予備学校の化学講師は、異常に化学ができる天才揃いなんだ。厳しい採用試験を突破した予備校講師のスゴさを知る必要がある。
    • [セミナー][リードα][センサー]なんて、高校教師が解答・解説を分担で執筆しているのだから、解説の良し悪しにムラがあるし、平均的に解説の質が低い。
    • また[実戦 化学重要問題集 化学基礎・化学|数研出版]なんて、解説が不親切だから、本当に評判が悪いんだよ。
    • 入試化学にかんしては、駿台文庫の印刷教材が圧倒的にオススメであり、学校一括採用は、駿台文庫の印刷教材で実力をつけた後に、演習用として利用するのがよいと思う。

[実戦 化学重要問題集 化学基礎・化学|数研出版]は解説が薄いため初学者・独学者にとっては地雷書|[化学頻出スタンダード問題230選〈改訂版〉|駿台文庫]がオススメ

[化学頻出スタンダード問題230選〈改訂版〉|駿台文庫]があれば、いらないと考えられる印刷教材

  • [チョイス新標準問題集 化学基礎・化学|河合出版]:解説がほとんどない。真の地雷書。
  • [実戦 化学重要問題集 化学基礎・化学|数研出版]:解説が難解・不親切・不十分。
    • 解説が詳しい[化学頻出スタンダード問題230選〈改訂版〉]と[国公立標準問題集 CanPass 化学基礎+化学〈改訂版〉]によって、入試標準問題がしっかり解けるようになってから、速く正確に解く練習を積むために[実戦 化学重要問題集 化学基礎・化学]を活用するのが正解であろう。
    • まったく同様にして、[セミナー化学基礎+化学][リードα化学基礎+化学]に掲載されている入試レベルの問題〔難易度が高い〕も、解説が詳しい問題集で、入試標準問題がしっかり解けるようになってから、速く正確に解く練習を積むための演習書として活用するのが正解であろう。
    • 予備校の講義で鍛え上げ、そのスキルによって勝ち抜いてきた講師にしか、問題集のすぐれた解説というものは書くことができないのだと思う。
    • 何十年化学を教えてきたベテラン教師でも、予備校業界で[勝ち抜いてきた者]にはかなわない。
    • 年齢や経験の長さは、そこまでアテにならない。
    • 若い講師でも、超わかりやすい講師が存在する。
    • したがって、学校一括採用系の[リードLightノート化学基礎][リードLightノート化学][セミナー化学基礎+化学][リードα化学基礎+化学][センサー総合化学 3rd Edition]といった、[名無し]が書いた印刷教材の解説というものは、そこまで信用できないと私は考えている。
    • 著者名をしっかり明記してある問題集の解説は、責任の所在が明確である。
    • しかし、学校一括採用系の[名無し]が書いた解説は、責任の所在が不明確である。
    • 結局、執筆者に対して、それに見合った印税を支払わない、いかがわしい方式で執筆されているから、学校一括採用系の印刷教材というものそれ自体が、そもそも、いかがわしいんだね。
    • 学校一括採用系の印刷教材は、高校の先生がバイトで書いているんだろ? 公務員の副業として、執筆は認められているらしい。だったら、それに見合った印税を、出版社が支払わなきゃダメ。高校の先生から搾取しちゃダメよ。
    • 学校一括採用系の印刷教材というのは、権利関係などをハッキリさせることと、別冊解答編を生徒に渡す・渡さないの攻防があるので、いったん、やめにする必要がある。
    • 学校にとっての学校一括採用の印刷教材というのは、病院にとっての処方薬と同じで、学校に来させるために別冊解答編を渡さない〔自学自習を阻止する〕ということ、あるいは、患者に通院させるために処方薬があるのだということ、なのである。
      • 小林製薬の[紅麹コレステヘルプ]が叩かれているのは、[スタチン]を主成分とする高脂血症治療薬としての処方薬の利権が侵害されているからなんだよ、たぶん。
      • 学校に価値があるんじゃなくて、学校一括採用の印刷教材とその別冊解答編に価値があるだけなの。これが学校の構造。自学自習を邪魔するのが学校・教育委員会・文部科学省なのよ。学校潰れろ! 
      • 病院に価値があるんじゃなくて、病院〔医師〕が出す処方薬に価値があるだけなの。これが病院の構造。セルフケアを邪魔するのが医薬品利権・医療利権なのよ。病院潰れろ! 
  • [化学の新標準演習 第3版|三省堂]:問題数過多。化学のこのレベルに、ここまで時間・体力を費やしてはならない。受験科目は化学だけではない。
    • [化学の新標準演習 第3版]や[化学の新演習 改訂版|三省堂]は問題数過多なので、分野を限定して〔有機化学だけなど〕取り組まなければ、効率が下がる。
    • ただし、それはいいかえれば、[問題の宝庫]という意味でもあるわけで、演習不足を感じる分野において、[化学の新標準演習 第3版]や[化学の新演習 改訂版]の問題数の豊富さは、頼りがいのある存在だという見方もできる。
    • 何事にも両面性はあるので、場面に応じて見方を変えるのがよい。
    • [化学の新標準演習 第3版]や[化学の新演習 改訂版]に取り組むぐらいなら、[実戦 化学重要問題集 化学基礎・化学]に取り組んだほうがマシ。
    • 高難度の問題の解説にかんしては、頭があまり整理されていない卜部吉庸先生の解説では、頭がモヤモヤするだけだよ。
    • 高難度の問題の解説にかんしては、石川正明先生の解説・鎌田真彰先生の解説のほうがわかりやすいと思うよ。
    • つまり、予備校業界を勝ち抜いてきた一流講師のほうが、説明能力という点では、格段に有能だということに着眼する必要がある。
    • しかし、卜部吉庸先生が一所懸命に集めてくださった、豊富な問題というものにも、大きな魅力がある。
    • したがって、印刷教材に書かれた解説を読み込んで、問題を深く理解する目的では、石川正明先生の解説・鎌田真彰先生の解説を読むために、そのような印刷教材を選べばいい。
    • 演習を積むために、豊富な問題数が必要なのであれば、卜部吉庸先生の問題集を使えばいい。

[新理系の化学問題100選|駿台文庫]は改訂が近いと思われる。

[化学の新演習 改訂版|三省堂]は問題数過多なので独学者にとっては地雷書|[国公立標準問題集 CanPass 化学基礎+化学〈改訂版〉|駿台文庫]がオススメ

[国公立標準問題集 CanPass 化学基礎+化学〈改訂版〉|駿台文庫]があれば、いらないと考えられる印刷教材

  • [実戦 化学重要問題集 化学基礎・化学|数研出版]:解説が難解・不親切・不十分。
  • [化学の新演習 改訂版|三省堂]:問題数過多なので、分野を限定して〔有機化学だけなど〕取り組まなければ、効率が下がる。