Pチャンイヤホン アシダ音響 PR-17を山一電気に注文する方法
防災ラジオに使うイヤホンは、PR-17(8Ω)のφ3.5mmL型(コード1m)が最適です。ラジオはインピーダンスが8ΩのPR-17を選びます。それ以外のインピーダンスのPR-17は、無線機用です。
もしも、ラジオがφ2.5mmの端子を持つなら、φ2.5mmのコードを購入することもできます。
この注文に応じてくれるのが、秋葉の山一電気さんです。ネット注文は、楽天の寺銭が高すぎて、やめたようです。「楽天やめました」という業者さんは多いですね。
PR-17に使用できるコードの端子は、φ2.5mmまたはφ3.5mmの2極モノラルです。いわゆる、イヤホンのフツーの端子です。
コード末端の端子(オス)がφ3.5mmでS型(ストレート型=I型)の場合だけ、端子メッキがゴールドになります。それ以外の端子メッキは、クロームメッキになります。
特にICF-R46は、イヤホン端子(メス)が側面に付いているため、ポケットに入れて使用するには、L型端子(オス)でなければいけません。
以下、自分が購入したときの注文書(私の場合はPCからFAXモデムで送信)です。
| ―――以下、FAX書式例――― |
山一電気 様 03-3251-5510
下記商品を注文したく、お見積もり、在庫確認お願いいたします。
【アシダ音響PR-17本体:8Ωグレー】【耳栓グレーSサイズ(付け替え)】【コード1mグレーL型φ3.5mm】:1540円(単価)×5個=7700円
【アシダ音響PR-17用コード1mグレーL型φ3.5mm】:410円(単価)×20個=8200円
【アシダ音響PR-17用コード1mグレーS型φ3.5mm】:410円(単価)×3個=1230円
【アシダ音響PR-17本体:8Ωグレー】【耳栓グレーSサイズ(付け替え)】【コード1mグレーL型φ2.5mm】:1540円(単価)×1個=1540円
【アシダ音響PR-17用コード1mグレーL型φ2.5mm】:410円(単価)×1個=410円
【アシダ音響PR-17用コード1mグレーS型φ2.5mm】:410円(単価)×1個=410円
【アシダ音響PR-17用耳栓グレーET-105(Lサイズ)】:300円(単価)×2個=600円
送料:XXX円
総合計:XXXXX円
●郵便番号
●住所
●電話番号(あればFAX番号)
●氏名
▲―――以上、FAX書式例―――▲
営業時間中である10:00~19:00にFAXしなければ、受け付けてもらえません。
店名 : (有)山一電気 2号店
住所 : 〒101-0021 東京都千代田区外神田1-14-2 1階
電話 : 03-3255-6809
FAX : 03-3251-5510
定休日 : 12/31~1/3
営業時間 : 10:00~19:00- 引用元: 秋葉原ラジオセンター 公式ウェブサイト
コンビニのマルチコピー機からFAX送信してもかまわないと思います。
FAX書式例の価格は、ネット表示価格で、FAX注文の場合、これより安かったです。ただし、送料は顧客持ちです。ゆうパックで注文の翌日に届き、驚きました。
必ず「見積もりが返ってきてから銀行振込を実行する」ことが大切です。ネット表示価格と、実際に注文した価格とが齟齬する場合があるので。
銀行振込をしくじった場合の組み戻し手数料は、勝手に送金した消費者側がもちます。
FAX書式例のFAXは、耳栓をSサイズに付け替えたPR-17を注文するという、変則的なものです。
そのあたりは、山一電気さんに、電話で確認してください。
【PR-17|Pチャンイヤホン】:寿命とコード
(1)PR-17のコードは、使用状況にもよりますけれども、3年で断線します。PR-17の本体は、アルミとプラスチック製で、少し重量があり、半永久的にもちます。したがって、PR-17本体1つにつき、3本程度の予備コードを用意しておくといいでしょう。
(2)PR-17の本体には、2穴の端子(メス)があり、コードの2穴対応オス端子を差し込みます。このとき、表裏どちら向きにでも差し込めます。ただし、極性があります。低音がよく出るのが正式な極性での接続です。逆極性にするとカリカリした音質になります。
(3)PR-17も、エージングすると低音がよく出るようになり、中高域のカリカリの角が取れてきます。
(4)コードの2穴対応オス端子が弱点で、ここのプラスチックが割れてきます。またφ2.5mmないしφ3.5mmのプラグ付近の電線が断線しやすいポイントです。
(5)プラグ付近の電線を回避するためには、ラジオ本体に取り付けるコードを、別売の延長コードにしてもよいでしょう。私は下記を使用しています。
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(6)シリコンの耳栓は、取れやすく、紛失しやすいです。本体の円柱部分に両面テープを付けてから、耳栓を装着し、よく圧着すると、取れにくくなります。
Pチャンイヤホン アシダ音響 PR-17
●「アシダ音響 PR-17」は、警察受令機(警察無線の端末)で標準的に使われていることから、Pチャンイヤホン(ピーチャンイヤホン)と呼ばれます。「Pチャン」とは、たぶん「police channel」ということでしょう。Pチャンイヤホンは、放送局/舞台関係のインカムとして、あるいは、警察にかぎらず無線機(ラジオも含む)のモニター用として、広く使われています。どちらかというと、秋葉原のラジオセンター系、『ラジオライフ』系の文化に属します。
●「アシダ音響 PR-17」は、「音声言語が聞き取りやすい、中域を柱とする周波数特性をもつ(キンキンしたセコい音声だけど聞き疲れしない)」「高能率(ボリュームが小さめでも大きな音が出る)であるため、アンプが小出力でも、大音量が出しやすく、省電力である(ラジオ、ボイスレコーダーの電池がよく持つ)」などの特長をもちます。
●ボイスレコーダーの中には、「16Ω 2mW+2mW」「16Ω 3mW+3mW」など、極端な小出力のイヤホンアンプしかもたない機種も、けっこうあります。こういう場合、高能率のイヤホンを利用すると、小出力の機種でも、「聞くためのボイスレコーダー」として、活用することができるようになります。
●イヤホンの故障の多くは、コードの断線です。「アシダ音響 PR-17」は、イヤホン本体とコードが、2極コネクタを介して、分離可能。つまり断線したコードを捨てて、新しいコードに取り替えれば、本体は大切に使い続けることができます。
●「アシダ音響 PR-17」は、シリコン製のイヤーパッド(「耳栓」と呼ぶ)が取り替え可能。耳栓は耳の穴に入れ込むタイプなので、屋外の騒音の多い環境でも聞き取りやすい。だから警察受令機にも使われるのだ。たしか、秋葉の■山一電気さんでは、イヤーパッドにはS/M/Lがあった(グレーとブラック)。コードの長さもいろいろあった。私は3.0mのグレーを2本持っている。まだ、古いラジオセンターがあった時期だけどね。
インピーダンス
●音量が最も稼げるのは、「アンプからの出力インピーダンス」と「イヤホン、スピーカーなどの入力インピーダンス」が、完全に一致した場合です。出力インピーダンスが8Ωなら、イヤホンも8Ωにすると、最も効率よく、音量が稼げます。
■オーディオ信号伝達のインピーダンスマッチングについて(電圧伝送方式から電力伝送方式への改良)
■【今さら聞けない用語シリーズ】インピーダンスって何でしょう? ロー出しハイ受け? | Digiland (デジランド) 島村楽器のデジタルガジェット情報発信サイト
●ラジオ、ボイスレコーダーなどを聞くときは、インピーダンスが8Ωのイヤホンを選びます。
●アシダ音響は、「放送局用/アフレコ用のヘッドホン/ヘッドセット」で有名な会社です。アニメの声優さんなどが愛用している、音声を発生させる部分が1つしかないヘッドホンは、「アシダ音響 MT-3」または「アシダ音響 MT-12」です。それらのステレオ版(両耳版)が「アシダ音響 ST-3」(←買いました)または「アシダ音響 ST-12」です。
※「アシダ音響 ST-3」の音質ですけれども、ハイファイを基準にすれば、「悪い」ですね。「悪い」というのは、「周波数特性が中域優位に固まっている」「きわめて高能率なヘッドホンであり、アンプのS/N比が悪いと、ホワイトノイズがひどい」という点において、です。
※しかし、それでいいんです。「アシダ音響 ST-3」は、あくまでも、モニター用です。観賞用ではありません。ですので、妙に周波数特性がフラットだと、聞き疲れするんですよ。「アシダ音響 ST-3」ぐらいの「セコい音」のほうが、何時間聞いても疲れないのです。どちらかというと、アフレコ、あるいは、AMラジオ向きの音響特性ですね。
●放送/舞台の現場で「インカム」と呼ばれるヘッドセットは、モノラルが「アシダ音響 MT-3MF」「アシダ音響 MT-12MF(MT-12MFB)」、ステレオが「アシダ音響 ST-3MF」「アシダ音響 ST-12MF(ST-12MFB)」です。型番末尾の「B」は先バラ(プラグではなく電線が剥き出し)です。