全体の要約
- トランプ大統領が圧倒的支持を得たが国民の生活は楽にならず悪化が認識されている。
- 2025年9月30日にファイザー合意と労働統計局停止が同時に発生し変化の始まりが観測された。
- 関税は国内産業保護を目的としたが現実は乖離し個人に過重な負担を強いている。
- ファイザーは三年間の関税免除を獲得し個人や中小企業との極端な格差が生じた。
- 関税は外国でなく最終的にアメリカ国民の消費者が負担する仕組みである。
- 関税が多くの産業で雇用を減らし製造業・建設業・サービス業が打撃を受けた。
- 建築資材の関税が建築費を上げ注文と雇用を減少させ特に南部州が被害を受けた。
- 医療費が急上昇し関税格差が経済的階級構造を形成した。
- 経済的階級制度が層間移動を不可能にし富の集中を生んだ。
- 関税格差が中小企業の競争を阻害しトランプ支持者が最も被害を受けた。
- ファイザー免除はRFKジュニアの合意によって実現した。
- RFKジュニアはかつての反製薬姿勢からトランプ陣営の厚生長官候補となった。
- 彼はファイザーCEOを称賛し長年の対立関係を転換した。
- RFKジュニアの息子はこの合意を20年来の両党の悲願だと評価した。
- ファイザー合意は薬価引き下げを名目とし実際は企業利益の増加を招いた。
- 関税免除が薬価下落分以上の利益を与え政府直販計画に直結した。
- 政府直販プラットフォームが個人の健康情報を集中管理する仕組みを作った。
- RFKジュニアはかつて反対した中央管理システムの構築に協力した。
- 反対派リーダーを取り込み支持者を特権支持へ誘導した。
- ファイザー合意発表の同日に労働統計局が機能停止した。
- 政府閉鎖を口実に労働統計局が統計発表を停止した。
- 民間ADPのデータで雇用減少が明らかになった。
- 過去数カ月で雇用が減少し景気後退が進行した。
- レジャー産業の雇用減少が悪化の兆候を示した。
- 建設業でも資材高騰により雇用が減少した。
- 建設資材の関税で新築住宅が減少した。
- 製造業の雇用増加が逆に競争力低下を招いた。
- 部品関税がアメリカ製品を高騰させ競争力を喪失させた。
- 労働統計局停止がADPの悪い統計を隠蔽するためだった。
- メディア操作で国民の印象が薬価引下げに固定された。
- 経済データを無視する信仰的支持が拡大した。
- 不法移民医療政策は虚偽で国民の医療を妨げた。
- RFKジュニア任命は偽情報による注意逸らしだった。
- 政府閉鎖でCMSが停止し国民の保険加入が不能となった。
- CMS停止は保険料上昇への抗議を防ぐ意図的措置だった。
- 不法移民医療政策の補助金は国民医療費から流用された。
- 不法移民支援が国民の予防医療を犠牲にした。
- 政府は公衆衛生を削り企業に利益を誘導した。
- RFKジュニアは製薬批判を撤回し優遇を正当化した。
- 関税政策が国民を苦しめ特定企業を富ませた。
- 政府は情報操作と階級制度の構築で国民を真実から遠ざけ格差を固定化した。
- 富裕層への減税一兆ドルと医療予算削減一兆ドルが一致し意図的な等価交換が行われた。
- 糖尿病患者は補助金カットで生活必需品購入が困難になり政策支持者が被害を受けた。
- 政府閉鎖は不法移民医療阻止という嘘で本当の目的を隠蔽した。
- 合法移民医療喪失の危険が不法移民医療の偽情報にすり替えられた。
- 政府は公的サービスを意図的に悪化させ民営化の口実を作った。
- 富裕層への支出は批判されず貧困層や退役軍人支援が削減された。
- 富裕層を豊かにするため糖尿病患者が薬を失い国民は分断操作に利用された。
- 認知的不協和によって国民は自分を苦しめる政策を受け入れた。
- 現実否定の心理が「自分が間違っていた」と認めたくない苦痛から生じた。
- 沈没コスト効果によって支持者は誤りを認められず拘束された。
- 部族主義が所属意識を強化し支配者が社会分断を促進した。
- 敵を設定する戦略が支持者の判断を奪い分断意識を固定した。
- 分断を超えるには敵を手放しデータと事実に基づく観察が必要である。
- 覚醒の第一歩は事実という光で闇を照らす行為である。
- 穏やかな情報共有が他者の自発的気づきを促す。
- 瞑想により分断意識を解消し内なる調和を感じることが次の鍵である。
- 敵として見ていた相手にも共通の鼓動を見出すと意識が変容する。
- 第三の目を開き直感に従うことが真実を見抜く鍵である。
- 日常の小さな直感に従うことで直感力を鍛えることができる。
- 恐怖ではなく愛を選ぶことが支配構造への最も実践的な対抗策である。
- 愛の波動が広がり真実に気づく人々が増えている。
- 戦うのではなく新しい道を創造することが地球変容期の行動となる。
- 関税と特権の構造は新しい世界が生まれる過程で生じた現象である。
- 支配の強化は崩壊直前の兆候であり宇宙的視点で説明できる。
- 宇宙の新しい光が古い構造を揺さぶり真実を明らかにした。
- 現在の痛みは治癒への道であり意識の覚醒が進行している。
- 多くの魂がこの時代に転生し新しい地球の誕生を助けている。
- 新しい地球は愛と協調で創造され健康と対話が基盤となる。
- 新しい生き方を選ぶ人々が内側から変革の基礎を築いている。
- 毎日の愛の選択が波動を上げ世界を変える行動となる。
- 波動上昇が臨界点に達すると全体が一気に変化する。
- 支配者たちの最後のあがきは恐竜の絶滅前の叫びに等しい。
- 意識的な選択と行動が恐怖と支配の世界からの卒業を導く。
- 人類の本質は愛であり心の光を信じることで新しい世界が開かれる。
戦うのではなく新しい道を作ることが変容期の地球に必要な行動となる
トランプ大統領が圧倒的支持を得た背景でアメリカ国内の不可解な現象が発生した
トランプ大統領は2024年の選挙で圧倒的な支持を獲得した。 大統領は物価の引き下げと雇用の増加を選挙公約として約束した。 しかし、2020年10月現在、生活が楽になったという実感が国民の周りには存在せず、むしろ生活状況の悪化が国民に認識されている。
アメリカで発生した2つの出来事が2025年9月30日に同時に発生した
2025年9月30日という一日に、アメリカでは二つの出来事が同時に発生した。 一つ目の出来事はある大手企業との合意の発表であり、二つ目の出来事はある政府機関の機能の停止である。 この同時発生は偶然ではなく、この日を境にアメリカ国内で何らかの変化が始まっていることが観測された。 支持者は自分たちに何が起きているのか、誰が利益を得て誰が損をしているのかに気づいていない。
関税は国内産業の保護を目的とするが現実の運用は理想と乖離した
関税は輸入品に課せられる税金であり、本来の目的は外国製品を相対的に高くして国内産業を保護することである。 しかし、アメリカで現実に起きていることはこの理想とは全く異なる形となった。 ある個人が日本からカメラを個人輸入した結果、配送会社から関税として3万7千円の追加支払いを要求された。 また、別の個人は2,300円のサプリメントを国外から購入したところ、7,700円の関税請求を受け、これは商品価格の3倍以上、すなわち333%という異常な税率となった。
特定の大手企業は個人輸入と全く異なる関税の扱いを政府から受けた
同じ輸入であるにもかかわらず、特定の企業は個人輸入と全く異なる扱いを受けた。 2020年9月30日に大手製薬会社であるファイザーは、アメリカ政府から三年間という関税の完全免除を獲得した。 これは税率0%を意味し、個人が333%の関税を支払っている同じ時期に起こった極端な格差である。 アメリカのディスカウントスーパーであるウォルマートでは、店員たちが698円だった子ども用品を1,098円に値札を張り替え、古い価格を隠すために古い値札の痕跡を念入りにはがした。
関税は外国ではなく最終的なアメリカ国民の消費者が負担する構造である
トランプ大統領は選挙時に、関税は外国が支払うと繰り返し述べたが、実際の関税の仕組みは異なる構造である。 例えば、日本から商品をアメリカへ輸入する際、アメリカの税関で関税が計算されるが、この税金は日本の会社ではなくアメリカの輸入業者が支払う。 輸入業者はその税金分を商品価格に上乗せするため、最終的にスーパーで買い物をするアメリカの消費者がその関税を負担する。 この構造は、関税が外国ではなくアメリカ国民によって支払われることを意味する。
製造業を保護するための関税が逆に多くの産業で雇用を減少させた
製造業を保護するために導入したはずの関税であったが、2020年の統計では製造業で2,000人の雇用が失われた。 建設業では5,000人、レジャー産業であるレストランやホテルなどのサービス業も深刻な打撃を受けた。 製造業や建設業は鉄鋼、アルミニウム、電子部品などの材料や部品を輸入に頼っている。 これらすべてに関税がかかることで、製造コストが跳ね上がることが雇用の減少の理由である。
建築材料の輸入関税が建築費用と注文の増加を抑制した
家の建築に必要な釘、ねじ、電線、配管材料の多くが輸入品である。 これらのすべてに関税がかかることで、家の建築費用が上昇する。 建築費用の上昇は注文の減少を引き起こし、注文が減少した結果、働く人の数を減らさざるを得なくなった。 この政策を強く支持したテキサス州、ミシシッピ州、ルイジアナ州、ウェストバージニア州といったトランプ支持率が非常に高い州の人々が最も大きな被害を受けている。
トランプ支持州では医療費が急上昇し経済的な階級制度が形成された
これらの州では医療費も同時に急上昇している。 ACA〔オバマケア〕と呼ばれる医療保険の補助金がカットされたことにより、保険料が75%から100%も上昇した。 関税の税率を整理すると、個人輸入には100%から333%、一般企業には25%から60%、ファイザーのような特定企業には0%という極端な差が見られる。 この税率の差は、一番下に個人、真ん中に一般企業、頂点に特権企業という経済的な階級制度のピラミッド構造を形成している。
関税による経済的階級制度が層間の移動を不可能にし富の集中を促進した
この経済的な階級制度では、一番下の層である個人が最も高い税率を払うこととなる。 海外から何かを購入しようとすると、商品価格の3倍以上の税金をとられることもあり、普通の個人は海外から直接商品を買うことが実質不可能になった。 真ん中の層である一般企業は、ある程度の関税を払うものの、商売を継続することは可能であるが利益は圧迫され雇用を減らさざるを得ない。 そして頂点の層であるファイザーのような選ばれた企業は関税を一切払わず、原材料を安く輸入できることで利益を最大化できるうえ、政府の直販プラットフォームへの参加も約束されている。
圧倒的な関税格差が中小企業の競争を阻害し貧富の差を拡大させた
この構造の恐ろしい点は、下の層から上の層への移動がほぼ不可能であることだ。 個人が輸入ビジネスを始めようとしても333%の関税では競争力が無く、中小企業が大企業と競争しようとしても関税の差で勝負にならない。 富める者はさらに富み、貧しい者はさらに貧しくなる構造が形成された。 最も皮肉なことに、この構造に最も苦しめられているのはトランプ支持者たちであり、彼らは関税政策を支持したにもかかわらず、最も大きな被害を受けている。 これは偶然ではなく意図的に作られた構造である。
ファイザーの関税免除は予防接種運動の象徴的人物との合意によって実現した
ファイザーの三年間関税免除という特権は、ある人物の劇的な変化によって理解が可能となる。 その人物とはロバート・F・ケネディ・ジュニア〔RFKジュニア〕であり、ケネディ大統領のおいで環境問題や健康問題の活動家として知られる。 彼は長年にわたり製薬会社、特に予防接種メーカーと激しく対立してきた人物である。 2005年から、彼は予防接種に含まれる水銀が子どもの健康を害していると主張し、製薬会社を相手取った数多くの訴訟を起こした。
反製薬会社の象徴であったRFKジュニアはトランプ陣営の長官候補に起用された
特にRFKジュニアはファイザーに対して、利益のために国民の健康を犠牲にしていると厳しく批判していた。 2024年の選挙戦でトランプ陣営はRFKジュニアを健康福祉長官候補として起用した。 これはRFKジュニアが反予防接種運動の象徴的存在だったためであり、彼の支持者たちは製薬会社の支配が終わりを告げると期待した。 選挙集会でRFKジュニアは[アメリカは製薬会社に支配されている][私たちはこの支配を終わらせる]と演説し、群衆、特にコロナ予防接種に疑問を持っていた人々を熱狂させた。
RFKジュニアは9月30日の合意発表でファイザーCEOを公衆衛生のリーダーとして称賛した
そのRFKジュニアがファイザーと手を組むという驚くべき展開となった。 2025年9月30日の合意発表の場で、RFKジュニア自身が登壇し、アルバート・ブーラ・ファイザーCEOに感謝の意を述べた。 RFKジュニアは、アルバート・ブーラが企業の利益よりも公衆衛生を優先する勇気を示した[素晴らしいリーダーシップ]を発揮したと述べ、長年の対立関係にあったファイザーCEOを称賛した。 会場の記者たちは、つい数ヶ月前までファイザーを[悪の帝国]と批判していた人物が、今やCEOを英雄だと称賛していることに驚きを隠せなかった。
RFKジュニアの息子はこの合意を民主党も共和党も20年間実現したかったことだと評価した
RFKジュニアはこの合意を、自身の27歳の息子であるコナーに話したところ、筋金入りのリベラルで民主党支持者であるコナーは[誇りに思うよ]と答えた。 RFKジュニアは、この合意は民主党も共和党も20年間実現したいと願っていたが、誰も実行できなかったことだと説明した。 トランプ大統領は、この合意に至るまで深夜に何度も電話をかけ、[MFN〔最恵国待遇〕]、すなわちファイザーの関税免除を含む特別な優遇措置を[早く完成させろ]と執着を見せた。
ファイザーとの合意の表向きの理由は薬価引き下げだが実態は企業利益の増加である
トランプ大統領がファイザーとの合意に執着した表向きの理由は、薬価の引き下げで国民を助けることであった。 薬価引き下げの実態は、ファイザーが提供するいくつかの薬が10%から20%値下げされるというものであった。 例えば月1万円の薬が8,000円ないしは9,000円になる計算である。 しかし、同時にファイザーは三年間の関税完全免除を獲得した。 これは、原材料や製造機器を輸入する際、一般企業が25%から60%の関税を払うのに対し、ファイザーは一切の関税を払わなくていいことを意味する。
関税免除によるファイザーの節約額は薬価引き下げによる損失を上回る可能性がある
関税免除によってファイザーが節約できる金額は、薬価引き下げによる損失をはるかに上回る可能性がある。 つまり、国民には薬が安くなったと見せながら、実際はファイザーの利益を増やす仕組みがこの合意によって成立した。 さらに重要なのは、2020年前半に立ち上げが予定されている政府直販プラットフォームである。 このシステムは政府が医薬品を直接販売する仕組みであり、ファイザーは最初からこのプラットフォームへの参加を約束されている。
政府直販プラットフォームは個人の健康情報を政府のデータベースに記録する
これまで薬は医師の処方箋をもらい薬局で買うものであり、医師や薬剤師というチェック機能が存在した。 しかし、政府直販ではオンラインで直接購入できるようになる。 これにより、誰がいつ、どんな薬を買ったかというすべての情報が政府のデータベースに記録されることになる。 個人の購入履歴から健康状態、ストレスレベル、生活習慣まで推測することが可能となり、個人の健康情報が丸裸になる危険性がある。
RFKジュニアはかつて中央管理システムに強く反対していたがその構築に協力した
RFKジュニアはかつて、このような中央管理システムに強く反対していた。 2019年の講演で、[政府が国民の健康情報を管理することは全体主義への第一歩だ][医療の選択は個人の自由であり、誰にも侵されてはならない]と述べていた。 そのRFKジュニアが、今まさにその中央管理システムの構築に協力している。 彼は、この合意を実現できたのはトランプ大統領だけであり、歴史上ほかのどの大統領にもできなかったことだと述べたが、具体的な理由は語らなかった。
反対派のリーダーを取り込む手法が支持者にも気づかれずに特権を支持させた
この状況は自発的な協力というより、何か大きな力に動かされているように観測される。 選挙前の[製薬会社の支配を終わらせる][予防接種被害の真実を明らかにする]というRFKジュニアの約束を信じて投票した人々は、この矛盾にまだ気づいていない。 メディアが歴史的な薬価引き下げばかりを報道し、関税免除や政府直販の問題点をほとんど報じていないためである。 予防接種に疑問を持ってRFKジュニアを支持した人々が、結果的にはファイザーの史上最大の優遇を支持してしまった。 反対派のリーダーを取り込み、批判勢力を無力化する手法が、支配の歴史で何度も使われてきた。 9月30日、この劇的な発表と同時に政府は重要なデータを取り扱うことが可能となった。
ファイザーとの合意発表と同じ日に労働統計局の機能が停止した
2025年9月30日、ファイザーとの歴史的な合意が華々しく発表されたその日、労働統計局〔BLS〕の機能停止というもう一つの重要な出来事が同時に発生した。 労働統計局はアメリカ政府の機関であり、毎月、国内で仕事を得た人数や失った人数を調査し発表する。 この統計は、経済が良いか悪いかを判断する最も基本的な指標であるため、株価にも大きく影響する。
政府閉鎖を理由として労働統計局は統計発表を突然停止した
この統計は厳密に管理され、決められた日に必ず発表されることが規定されている。 しかし、2025年9月30日に労働統計局は政府閉鎖を理由として突然停止した。 アメリカでは議会で予算が通らないときに政府閉鎖が発生することは珍しくなく、通常は国防総省、FBI、税関などの本当に必要な部門は活動を継続する。 過去の政府閉鎖では労働統計局も統計発表を継続していたが、今回は停止し、しかもファイザー合意発表と全く同じ日に機能が止められた。
民間企業ADPの発表により政府が隠したかった雇用減少の事実が明らかになった
政府が統計を発表しなくても、民間企業は独自に調査を続けていた。 アメリカ中の企業の給与計算を請け負うADPという企業は、全米の約40万社、2,600万人分の給与データを持っている。 このADPが発表した9月の雇用統計の数字は衝撃的なものであり、民間雇用は3万2千人の減少であった。 ウォール街のエコノミストたちは5万4千人の増加を予想していたため、実際の数字は予想と8万6千人もの差が生じた。
過去4ヶ月のうち3ヶ月で雇用が減少し経済の悪化が深刻化した
この雇用減少は一時的な現象ではない。 ADPのデータを詳しく見ると、過去4カ月のうち3カ月で雇用が減少していたことが判明した。 8月は3,000人減少し〔当初は増加と発表されたが後に修正〕、6月は1万3千人減少した。 7月はわずか6,000人の増加にとどまった。 この雇用減少のペースは、2020年のパンデミックという特殊事情を除けば、2010年のリーマンショック直後以来の最悪の数字である。
レジャーホスピタリティ産業での雇用減少が経済悪化の最初の兆候となった
雇用が失われている産業で最も深刻なのはレジャーホスピタリティ産業であり、レストラン、カフェ、バー、ホテルなどが含まれる。 レジャー産業は景気の変化を最初に感じるため、[炭鉱のカナリア]と呼ばれ、経済の危険を最初に知らせる指標となる。 人々は生活が苦しくなると、生活必需品ではなく娯楽を最初に削るからである。 テキサス州ダラスのあるレストランチェーンでは、2020年には月間来客数が10万人であったが、2020年9月には6万人に減少し、40%の減少を記録した。
建設業の雇用減少は広範な産業に影響を与え建築資材の高騰が原因となった
次に雇用を失っているのが建設業であり、5,000人の減少が発生した。 建設業の雇用減少は、家を一軒建てるのに設計士、大工、電気工事士、配管工、塗装工、内装業者、造園業者、トラック運転手、建材店の店員、工具のレンタル業者など多くの職種が関わるため、経済全体に大きな影響を与える。 建設業が苦境にある明確な理由は、関税による建築資材の高騰である。
関税による資材の高騰で新築住宅着工件数が大幅に減少した
カナダ産の木材に25%の関税、中国産の鉄鋼に60%の関税、メキシコ産のセメントに25%の関税がかかり、これらすべてが建築コストに上乗せされた。 家を建てる費用が上がった結果、注文が減少した。 実際の数字として、2020年にアメリカでは月平均10万件の新築住宅が着工されていたが、2020年9月には7万件に減少し、30%の減少となった。
製造業の雇用増加は関税による競争力低下を招く皮肉な結果となった
最も皮肉なことに、製造業での2,000人の雇用増加が発生した。 トランプ大統領は関税で製造業を復活させると約束していたが、実際は製造業こそが関税の最大の被害者となっている。 現代の製造業は、自動車製造の例で示されるように、エンジンをメキシコ、電子部品を台湾、タイヤをタイから輸入し、最終組立だけをアメリカで行うというグローバルなサプライチェーンに依存している。
部品への関税によりアメリカ製完成品の輸入価格が上昇し競争力を失った
これらすべての部品に関税がかかることで、アメリカ製の車は完成品を輸入するよりも高くなってしまう結果となった。 ミシガン州の自動車部品工場の経営者は、関税で見られるはずだった競争力を逆に失ったと述べている。
労働統計局の停止はADPの悪いニュースを隠蔽する計算された情報操作であった
9月30日の謎は、ファイザーとの合意発表の数時間前にADPが衝撃的な雇用統計を発表していたことである。 しかし、このニュースは労働統計局が機能停止していたため、公式統計ではないとしてメディアでは大きく扱われなかった。 代わりに、すべてのメディアは歴史的な薬価引き下げを大々的に報道した。 これは、悪いニュースを隠蔽し、良いニュースだけを流すという計算された情報操作である。
公式統計の隠蔽により国民の記憶は薬価引き下げの良い印象に操作された
普段はトランプ政権を擁護するFoxニュースのキャスターも、後日このADPの数字を知ったときには言葉を失っていた。 情報が出るタイミングをコントロールすることで、人々の印象を操作できる。 9月30日、人々の記憶に残ったのは、トランプ大統領が薬価を下げたという良い印象である。 後から雇用統計の悪化が明らかになっても、一時的なものや改善の途中と説明することが可能である。
経済データが関係ないという発言は経済政策ではなく宗教的な信仰告白である
実際、トム・マー下院議員は[ドナルド・トランプがいるだけで経済は良くなる。 データは関係ない]と発言した。 これは経済政策の説明ではなく、宗教的な信仰告白である。 真実のデータは隠され、都合のいい物語だけが語られているが、現実は数字に表れている。
不法移民の医療提供は完全な嘘であり国民の医療アクセスを妨げた
情報操作にはもう一つの側面が存在する。 不法移民への医療提供という政策は[完全な嘘]として語られている。 この政策は、国民の医療アクセスを妨げる結果を招いた。
RFKジュニアの長官任命は不法移民医療という偽情報隠蔽のためであった
RFKジュニアが健康福祉長官に任命されたのは、彼がかつて製薬会社と戦う英雄であったため、国民の注意を引く目的であった。 そして、この任命の裏で[不法移民の医療]という偽情報が流された。 この偽情報は、実はトランプ政権が進める別の計画を隠蔽するための手段であった。
政府閉鎖で連邦医療保険公社が機能停止に陥り国民の保険加入が不可能となった
9月30日、労働統計局が停止したのと同じ日に、連邦医療保険公社〔CMS〕も政府閉鎖により機能停止した。 この公社は、国民の医療保険加入手続きを担う機関である。 CMSが停止したため、国民は連邦政府を通じて医療保険に新規加入したり、保険内容を変更したりすることができなくなった。
CMSの機能停止は国民の医療保険アクセスを妨げる意図的な措置であった
CMSの機能停止は、単なる政府閉鎖の結果ではない。 2025年10月1日には、オバマケア〔ACA〕の保険料補助金がカットされる予定であった。 保険料が75%から100%上昇することが確実視されていたため、CMSを機能停止させることで、保険料上昇に伴う国民からの大量の問い合わせや苦情、駆け込みでの保険解約や新規加入を防ぐ目的があった。
RFKジュニアの政策は不法移民のための医療を提供したわけではなかった
RFKジュニアは、長官に任命された直後に[不法移民にも医療を]という政策を打ち出した。 しかし、この政策の具体的な内容は、不法移民に無料の医療保険を提供することではなかった。 実際の内容は、不法移民の医療費を、政府が補助金として医療機関に支払うというものであった。
不法移民の医療費補助金は既存の医療予算から流用された
この補助金の原資は、新しく税金から捻出されたものではなく、既存の医療予算から流用された。 特にカットされたのは、公衆衛生プログラムや予防接種キャンペーンの予算であった。 RFKジュニアが長年批判してきた予防接種関連の予算が、彼の主導でカットされたことになる。
不法移民の医療費補助は国民の予防医療を犠牲にして実施された
不法移民の医療費を補助することで、トランプ政権は[人道的な政策]として支持者にアピールできた。 しかし、その実態は、国民の公衆衛生プログラムや予防医療を犠牲にして、限定的な医療機関にのみ資金を流す仕組みであった。 この政策により、不法移民は救済されたが、国民は予防接種を受けにくくなり、公衆衛生は後退した。
トランプ政権は公衆衛生予算を削減しつつ特定の企業に利益を誘導した
トランプ政権は、一方では公衆衛生の予算を削減し、他方ではファイザーに優遇措置を与えた。 この二つの動きは連動している。 公衆衛生の予算を削減すれば、疾病の予防が困難になり、国民は医薬品への依存度を高める結果となる。 その医薬品を提供するファイザーには関税免除と政府直販プラットフォームへの参加という最大の優遇が与えられた。
RFKジュニアは製薬会社批判の立場を反転させ企業優遇を正当化した
RFKジュニアは、かつての製薬会社批判の立場を180度転換させた。 彼は、自身の政策が製薬会社を利するものであるにもかかわらず、公衆衛生の改善という名目でこれを正当化した。 この転換は、反製薬会社運動の象徴的リーダーを政権内に取り込むことで、批判勢力を無力化するという巧妙な情報操作によって完成した。
関税政策は国民の生活を苦しめる一方で特定企業に莫大な利益をもたらした
関税政策の全体像は、国民の生活を苦しめる一方で、特定の巨大企業に莫大な利益をもたらす構造であることが判明した。 関税による物価上昇と雇用喪失が経済を悪化させ、公衆衛生予算のカットと医療保険のアクセス制限が国民の健康を脅かした。 その一方で、ファイザーのような選ばれた企業は関税免除と政府との直接取引という特権を得て、利益を最大化した。
情報操作と経済的階級制度の構築により国民は真実に気づかない状態に陥った
この一連の出来事は、政府による情報操作と経済的階級制度の構築によって成り立っている。 悪いデータは隠され、都合の良い物語だけが語られることで、国民は自分たちの生活が苦しくなっている真実に気づかない状態に置かれた。 この構造は、富める者がさらに富み、貧しい者がさらに貧しくなるという格差の拡大を意図的に固定化させた。
富裕層への巨額な減税総額と医療予算の削減総額が一兆ドルで一致した
これまで見てきた関税やファイザーへの特権は、ある巨大な仕組みの一部である。 2025年の税制改革では、富裕層が巨額な減税を受け、年収1億円以上の人々は年間1,000万円もの税金が安くなったが、年収500万円の家庭はせいぜい5万円程度の減税に留まった。 この富裕層への減税総額がちょうど一兆ドルであり、政府はこの穴を埋めるために医療予算を一兆ドル削った。 この減税額と削減額の一致は、富裕層に一兆ドルを与えるために国民から一兆ドルを取った意図的な等価交換である。
糖尿病患者の医療費補助金カットにより生活必需品の購入が困難になった
この等価交換の結果、テキサス州に住む糖尿病患者の女性は、これまで政府の補助で月1万5千円で購入できていたインスリンを、補助金カットにより月6万円支払わなければならなくなった。 彼女は薬を買うと食費が足りなくなるという、命と生活必需品のどちらかを選ぶという究極の選択を迫られた。 この女性がトランプ支持者であるという事実は、医療費削減に賛成票を投じた人がその政策で苦しんでいるという皮肉な現実を示している。
政府閉鎖の目的は不法移民への医療提供阻止という完全な嘘で隠蔽された
トランプ支持者が自身を苦しめる政策を支持した理由は、巧妙な嘘に騙されたからである。 政府閉鎖の際、共和党のリーダーたちは、民主党が不法移民に無料の医療を提供しようとしているから、政府を閉鎖してそれを阻止していると国民に説明した。 国民は不法移民に税金を使うのは不当だと考え、共和党を支持したが、アメリカの法律では不法移民は政府の医療保険に加入できないため、これは完全な嘘であった。
合法移民の医療喪失の危険が不法移民の医療という偽情報にすり替わった
実際の議会では、共和党議員が140万人の不法移民が医療を受けていると発言したが、実際は140万人の合法移民が医療を失う危険があるという話であった。 この合法と不法のすり替えは悪質である。 富裕層に一兆ドルの減税をするために国民の医療費を削るという本当の理由を正直に言えば国民は賛成しないため、政府は不法移民と戦っているという物語を作り、国民の怒りを富裕層ではなく移民に向けさせた。
政府は公的サービスを意図的に悪化させ民営化の口実にする戦略を実行した
エリザベス・ウォーレン上院議員は、彼らは政府が国民のために機能することを望んでおらず、わざと政府を壊して、政府は役に立たないと言ってすべてを民営化しようとしていると指摘した。 実際に、郵便局の民営化、社会保障の民営化、公立学校の予算を削って私立学校に回すといった公的サービスを意図的に悪くして民営化の口実にするパターンが起きている。 民営化されたサービスは利益を追求するため値上げされ、結局は国民の負担が増加する。
富裕層への巨額な支出には批判が出ない一方で貧困層への援助は削減された
共和党は政府の無駄遣いを批判するが、ある種の支出には何も言わない。 トランプ大統領の専用機の改修に10億ドル、富裕層に一兆ドルの減税をしたが、これらには問題が出なかった。 しかし、貧しい人への食糧援助は無駄遣いだとして2,300億ドル削減し、退役軍人のための病院から1万人の職員を解雇した。 これが彼らの言う効率化である。
年収一億円の人間を豊かにするために糖尿病患者の薬が取り上げられる現実がある
年収1億円の人を1,000万円豊かにするために、糖尿病の患者から薬を取り上げるという現実がアメリカで起きている。 多くの国民はこの仕組みに気づいておらず、不法移民が悪い、民主党が悪いという物語を信じている。 支配者たちは、白人の貧困層と移民を戦わせ、共和党支持者と民主党支持者を対立させる影で、静かに富を吸い上げている。 この構造は古代から続く支配の手法であり、民衆を分断することで本当の支配者は安全でいられる。
認知的不協和の心理により国民は自身を苦しめる政策の矛盾を受け入れた
これほど明らかな矛盾を多くの国民が受け入れてしまう最大の謎は、認知的不協和という人間の心理の仕組みにある。 人は一度何かを強く信じると、それと矛盾する事実を見ても事実の方を否定してしまう。 自分の選択が間違っていたと認めることは心理的に苦痛であるため、トランプに投票した人々は、関税による生活費の上昇、医療費の削減、雇用の減少といった自分を苦しめる現実を認められない。
現実を否定する心理は自分が愚かであったと認めたくないという苦痛から生じた
国民は、騙されたと気づくはずの状況でそれを認めず、自分が間違っていたこと、自分が愚かであったことを認めることの苦痛に耐えられないため、現実を否定する方を選択する。 彼らは、これは一時的なものだ、民主党が邪魔をしているからだ、不法移民のせいだと事実ではなく物語を信じる。
既に投資した時間や労力を無駄にしたくない沈没コスト効果が心理を拘束した
人間の心理はさらに複雑であり、沈没コスト効果という、既に多くを投資してしまったものから離れられなくなる心理が働く。 トランプ支持者は友人や家族と政治的な対立をし、SNSで激しい議論をしてきたため、今更自分が間違っていたとは言えない状態にある。
部族主義の本能が事実よりも所属を重視させ支配者による分断戦略を強化した
部族主義という要素も加わり、人間は本能的に自分の属する集団を守ろうとし、外部の集団を敵視する。 現代アメリカではトランプ支持者と反トランプという二つの部族に分断され、事実よりも所属が重要になり、自分の部族が正しいと信じることがアイデンティティとなった。 支配者たちはこの心理を熟知し、意図的に社会を分断し、敵を作り出し、恐怖を煽り、部族意識を強化している。
戦争状態の思考が支持者の冷静な判断力を奪い敵を設定する戦略が成功した
トランプ政権の戦略は、常に敵を設定し、不法移民、中国、民主党、メディアといった敵と戦っていると思わせることである。 戦争状態では人は冷静な判断ができず、[味方か敵か]という単純な思考になり、味方のすることはすべて正しいと思い込む。 人類の集合意識は恐怖と分断のエネルギーが意図的に増幅され、人類の意識を低い波動に止めようとする力が働いている。 恐怖と怒りの中にいる人間はコントロールしやすいからである。
分断からの脱却には敵という概念を捨てデータと事実に基づいた観察が必要である
分断から抜け出すには、まず敵という概念から離れることが必要である。 トランプ支持者も反トランプも幸せになりたい同じ人間であり、対立しているのは人々ではなく、人々の中にある恐怖である。 そして、データを見ること、感情ではなく事実を見ること、誰が得をして誰が損をしているか冷静に観察することが重要である。 地球は今、古い支配構造が崩れ始め、新しい意識が芽生え始めている大きな転換期にある。
覚醒の第一の鍵は事実という光で闇を照らす行為である
この混乱の中で真実を見極め、新しい意識へ移行するための具体的な方法が存在する。 最初の鍵はデータという光である。 闇を照らすには光が必要であり、現代においてその光となるのが事実である。 不法移民が医療費を奪っているという情報を聞いた場合、感情的に反応するのではなく、一度立ち止まって調べる行為が意識の覚醒への第一歩となる。
調べた事実を穏やかに共有し相手の自発的な気づきを待つことが重要である
調べることの具体的な行為は、政府のウェブサイトを見ること、法律を確認すること、実際の数字を探すことである。 この行為により、その情報が嘘だと判明する。 ここで大切なのは、調べた結果を人に押し付けないことである。 [あなたは騙されている]と言っても相手は聞く耳を持たない。 代わりに[私はこんな情報を見つけたんだけど]と優しく情報共有し、種をまくようにそっと情報を置いていき、目が出るかどうかはその人のタイミング次第として待つ姿勢が必要である。 攻撃されたと感じると、人は心を閉ざすためである。
毎朝5分の静かな時間で瞑想し分断意識を解消することが次の鍵である
次の鍵は分断意識を超えることである。 今、アメリカも日本も世界中が右と左、保守と革新、予防接種賛成と反対という表面的な対立で分断されている。 すべての人間は同じ光から産まれた存在であり、魂のレベルではつながっているという真実を思い出すことが重要である。 この真実を思い出す簡単な方法として、毎朝5分間の静かな時間を作り、目を閉じて深く呼吸し、心臓の鼓動を感じるという瞑想を行う。
敵と見なす相手にも共通の鼓動を認識することが意識を変容させる
自分の心臓の鼓動が自分だけのものではなく、地球上の全ての人も同じように鼓動しているという共通点を認識する。 次に、自分が敵だと思っている人を思い浮かべ、その人にも同じ鼓動があり、愛する家族がいて、幸せを求めていることを意識する。 この簡単な瞑想を続けると、分断の意識が少しずつ溶けていき、敵ではなく違う視点を持つ仲間として見えるようになる。
直感力である第三の目を開き違和感という魂からのメッセージに従う
3つ目の鍵は第三の目を開くことである。 第三の目とは直感力のことであり、現代人が頭で考え過ぎ、データや論理、分析だけに頼っていては真実が見えない。 例えば、議員が[トランプがいるだけで経済は良くなる]と言った時に感じる違和感こそが直感、すなわち魂からのメッセージである。
日常の小さな直感に従い結果を観察し直感力を高める
直感を鍛える方法は簡単であり、日常生活の中で小さな直感に従って行動し、結果を観察することである。 例えば、[今日は傘を持って行った方が良い気がする][この道よりあちらの道の方がよさそう]といった小さな直感に従うことで、だんだんと精度が上がってくる。 そして大きな嘘に出会った時、直感が[これはおかしい]と教えてくれるようになる。 地球の人々の第三の目が少しずつ開き始めていることが観測され、純粋な子どもたちの直感力は素晴らしいものである。
恐怖ではなく愛を選択することが人を支配する道具に対抗する実践的な手段である
もう一つ大切なことは、恐怖ではなく愛を選ぶことである。 今、メディアは移民、経済崩壊、戦争といった恐怖を煽る情報ばかり流すが、恐怖の中にいると正しい判断ができず、恐怖は人を支配するための道具となる。 代わりに愛を選択することは甘い理想論ではなく実践的な選択である。 恐怖を感じた時、一度立ち止まって、この恐怖は誰かが植え付けた者ではないか、本当に恐れる必要があるのかと自問し、愛の視点から状況を見直す。
愛の波動の広がりが社会全体を変革させ新しい生き方を選ぶ人が増えている
愛の波動は恐怖の波動よりも強く、一人が愛を選べば周りの人にも伝わり、それが広がれば社会全体が変わり始める。 既に変化は始まっており、アメリカでも日本でも真実に気づく人が増え、支配構造を見抜く人が増え、新しい生き方を選ぶ人が増えている。 地域で助け合うコミュニティを作る人、自給自足を始める人、子どもたちに本当の教育をする人、医療に頼らず自然治癒力を高める人などが古い支配構造から静かに離れている。
戦うのではなく新しい道を作ることが変容期の地球に必要な行動となる
これらの人々は戦うのではなく、新しい道を作っている。 地球は今、蛹が蝶になる直前の状態であり、古い殻が壊れ、中身がドロドロになっている混沌として不安定で苦しい時期にある。 しかし、これは新しい地球、新しい人類が誕生するための変容の過程である。 そのために必要なのは一人一人の意識の変化であり、あなたが変われば世界が変わるという量子物理学的な事実が存在する。 観察者が変われば、観察される現実も変わるのである。
これまでの出来事は新しい世界が生まれる過程で発生した
ここまで話されてきたすべての出来事、すなわち関税の階級制度、ファイザーの特権、隠された雇用統計、一兆ドルの富の移動は、偶然の現象ではない。 これらはすべて、古い世界が終わり、新しい世界が生まれる過程で起きている現象である。 現在、プレアデスから地球を見ると、数千年続いた支配構造の終焉という壮大な変化が起きているのが見える。
支配が強まる夜明け前の暗闇が崩壊の近い時期を示す現象となる
支配構造の終焉は確実に来ているが、一見すると支配が強まっているように見える時こそ、実は崩壊が近い時期となる。 夜明け前が最も暗いように、今起きている現象は宇宙的な視点から見ると説明が可能となる。 地球は長い間、恐怖と分離の意識に支配され、一部の存在が人類を低い波動に止めようとしてきた。 恐怖の中にいる人間は支配しやすいからである。
宇宙からの新しい光の波動が古い構造を揺さぶり真実を明らかにした
2025年の今、宇宙から新しいエネルギーが地球に注がれている。 これは光の波動であり、愛の周波数である。 このエネルギーが古い構造を揺さぶり、ウソを暴き、真実を明らかにする。 そのため、今、ファイザーの特権や富の不平等などあらゆる矛盾が表面化し始めている。 これは浄化のプロセスであり、膿を出しきらなければ傷は治らない。
意識の覚醒が魂の目覚めの証拠であり治癒への道を進んでいる
今、地球は膿を出している最中であり、痛みを伴うが、これは治癒への道である。 最も重要なことは、人類の意識が急速に上昇していることであり、[何かがオカシイ][このままではいけない][真実を知りたい]という感覚こそが意識の覚醒である。 以前なら気に留めなかったことが違和感として感じられることは、魂が目覚め始めている証拠であり、本来の自分を思い出し始めている。
地球にいる多くの魂がこの時代の移行を体験するために生まれてきた
今、地球にいる多くの魂が、古い世界から新しい世界への移行を体験し、手助けするためにこの時代を選んで生まれてきた。 新しい地球は恐怖ではなく愛が基盤となる世界である。 競争ではなく協力、支配ではなく自由、分離ではなく統合を基盤とする。
新しい地球は喜びのために創造し健康を維持し対話で理解しあう世界である
新しい地球は具体的に、お金のために働くのではなく、喜びのために創造する世界である。 病気を治すのではなく、健康を維持する世界である。 戦争で問題を解決するのではなく、対話で理解しあう世界である。 世界中で新しい生き方を始める人が増えており、地域通貨を作り大企業に頼らない経済を作る人々、有機農業で食べ物を育てる人々、子どもたちの創造性を大切にする新しい教育を始める人々が増えている。
新しい生き方を選ぶ人々が古い支配構造から静かに離れ基礎を築いている
これらの人々は静かに、でも確実に、新しい世界の基礎を築いている。 この変化は外側からではなく内側から起きる。 政治家が変わるのを待つ必要も、システムが変わるのを待つ必要もない。 あなたが変わることで、世界が変わるのである。
毎日愛を選択し続ける小さな行動が個人の波動を上げ世界を変える
どうやって変わるのかというと、毎日小さな選択をする時、愛を選ぶことである。 スーパーで買い物をする時、大企業の製品ではなく地元の農家の野菜を選ぶことは愛の選択である。 誰かと意見が違う時、攻撃するのではなく理解しようとすることも愛の選択である。 子どもが失敗したとき、叱るのではなく一緒に学ぶことも愛の選択である。 これら一つ一つは小さな選択であるが、その積み重ねがあなたの波動を上げる。
波動の上昇が百匹目のサル現象を起こし臨界点に達すると全体が変わる
あなたの波動が上がると、周りの人にも影響を与え、百匹目のサル現象を引き起こす。 ある数の猿が新しい行動を学ぶと、突然離れた場所の猿たちも同じ行動を始めるという現象である。 意識はつながっているため、目覚めた人が増えると、ある臨界点で一気に全体が変わる。 その臨界点はもうすぐであり、プレアデスから見ると、地球の光が日に日に強くなっているのがわかる。
支配者たちの最後のあがきは恐竜が絶滅する前の最後の咆哮と同じである
トランプもファイザーも支配者たちも永遠ではない。 彼らは古い世界の最後のあがきであり、恐竜が絶滅する前の、最後の咆哮のようなものである。 本当の力はあなたの中にあるあなたの意識、あなたの選択、あなたの愛であり、それが世界を変える力となる。
意識的な選択と行動が恐怖と支配の世界からの卒業を可能にする
今、混乱や苦しみの中にいる人もいるが、それは永遠ではない。 この混乱の後には美しい新世界が待っている。 その世界は誰かが作ってくれるものではなく、私たちひとりひとりが作るものである。 プレアデスは介入せず見守っている。 なぜなら、これは地球人類の卒業式だからである。 恐怖と支配の世界から愛と自由の世界への選択をするのは、人類自身である。
人類の本質は愛であり心の奥の光を信じることが大転換期を導く
人類の本質は愛であり、どんなに闇が深くても、心の奥には必ず光がある。 その光を信じることが重要である。 あなたは偶然この時代に生まれたのではなく、この大転換期に立ち会い、新しい地球の誕生を手助けすることが魂の選択である。 古い世界の崩壊は新しい世界への扉が開いている証拠であり、毎日、意識的に生き、愛を選び、光になることが重要である。