🟩 もくじ

全体の要約

  • 韓国経済の矛盾が若者の絶望と少子化を引き起こした
    • 韓国の若者たちの80パーセントが自国をヘル朝鮮〔地獄〕と呼称し、この呼称に共感する実態が存在する。
    • この国は表面上、一人当たりのGDPや平均賃金が日本を上回り経済的に成功しているように見えるが、豊かさの裏側に矛盾が存在する。
    • プレアデス最高評議会の案内人であるメイは、プレアデス星団から人類の集合意識が作り出す社会システムを観測している。
    • 韓国で起きる異常な現象の観測結果から、まず家計の借金が膨れ上がっている実態が確認され、経済は成長しているのに借金が増える事実が存在する。
    • 一般家庭が抱える借金は平均で約1,270万円であり、10軒のうち6軒以上が借金を抱える。
    • さらに、5軒に1軒以上が2,800万円以上の借金を背負っており、この数字は異常な事態を示す。
  • 人類史上未曽有の合計特殊出生率が国の未来を脅かした
    • 2023年の韓国の合計特殊出生率は0.72であり、親世代が100人いる場合、次の世代は35人しか生まれないことを意味する。
    • この数値は人類史上どの国も経験したことのない数字である。
    • また、成人の70パーセント以上が機会があれば海外移住したいと回答する実態がある。
    • 経済的には豊かになったはずなのに、家計は借金まみれとなり、若者は絶望し、子どもを持たず国を出たいと考えている。
    • この表面的な豊かさと内側の絶望が同時に存在する矛盾が、問題の核心である。
    • 通常であれば、経済が成長すれば人々の生活は楽になり、借金は減少し、幸せになるはずであるが、韓国では経済が成長しても借金が増加し、人々は絶望している逆の現象が発生した。
    • プレアデスからの観測によると、この矛盾にはある理由があり、その理由を知ることは日本人にとっても極めて重要な意味を持つ。
    • 韓国で起きていることは日本の10年後、20年後になる可能性がある。
  • 平均1,270万円の家計借金と2,800万円超の借金を抱える家庭の現実が確認された
    • 韓国で家計の借金が膨れ上がっている事態は深刻である。
    • 韓国の一般家庭が抱える借金は平均で約1,270万円であり、10軒のうち6軒以上が借金を抱えている。
    • さらに、5軒に1軒以上が2,800万円以上の借金を背負っている。
    • 例えば、キョンギド・クォン氏に住む59歳の男性は、時価2億2,000万円のマンションに住んでいるが、毎月44万円の住宅ローン返済に追われる。
    • この男性の手元の金融資産は1,500万円にも届かない。
    • 家という資産はあるが、現金はほとんどなく、ローン返済で手一杯という状況である。
    • この男性は、住宅価格がさらに上昇する期待があるため、家を売るつもりはないと述べる。
  • 不動産価格下落が家計を圧迫しバブル崩壊の兆候が現れた
    • 住宅価格がさらに上昇する期待は、現実に裏切られ始めた。
    • 2020年1月をピークに、韓国全土の不動産価格は下落を継続している。
    • 特に地方ではバブルが崩壊し、新たに建てられたマンションが買い手がつかずに大量に売れ残る。
    • 2020年から2021年の好況期に土地を買った人たちは、価格が暴落してローンだけが残るという苦境に立たされる。
    • 韓国の専門家は、日本が過去に経験した前轍を踏む可能性があると警告する。
    • 国民がこれほどまでに借金をして不動産を買った背景には、ムンジェイン政権が2017年から2022年まで続けた不動産政策の影響が存在する。
    • 当時、ソウル近郊への人口集中が進み住宅需要が急増し、土地神話が形成された。
    • 不動産は上がり続けるという、日本のバブル期と同じ現象が発生した。
  • ムンジェイン政権の規制と低金利政策が不動産バブルを加速させた
    • ムンジェイン政権は、過度な不動産投資は貧富の差を広げると判断し、投資の抑制に向かう。
    • 住宅の数を制限する規制が導入されたが、規制前に買わなくてはという焦りから、不動産を求める人が逆に増加した。
    • 結果、需給バランスが乱れ、価格がさらに高騰した。
    • さらに、2019年からは新型コロナの影響で低金利政策が導入された。
    • 預金金利が低下し、さらに投資が盛んになり、魂までかき集めて投資をするという言い回しが生まれた。
    • 借金をしてでも不動産に投資する人が増えたが、政府は価格が上がりすぎることを止めなかった。
    • 不動産価格の高騰で最も利益を得たのは、不動産を持っている人たちと、財閥系の建設会社であった。
  • 財閥と政治の癒着が国民を借金漬けにする構造を構築した
    • 韓国では、サムスン物産、ヒュンダイ建設、テリム産業といった財閥系企業がマンション建設を独占している。
    • 不動産価格が上昇すればするほど、これらの企業は利益を上げた。
    • 韓国では政治と財閥の癒着が深く、歴代の大統領が財閥から賄賂を受け取って逮捕される事件が繰り返されてきた。
    • 政治家と財閥が結びつき、国民を借金漬けにする構造が存在する。
    • この構造に国民が気づかなかった背景には、メディアの存在がある。
    • 韓国のメディアは財閥の広告収入に依存しており、財閥に不都合な情報は報道されない。
    • メディアから流された情報は、不動産は上がり続ける、投資すれば儲かるという内容ばかりであった。
    • 国民はメディアの情報を信じて投資を行った。
  • 金利引き上げと不動産価格下落が家計の破綻を引き起こした
    • 2020年以降、状況は変化した。
    • 世界的なインフレを抑えるため、アメリカが金利を引き上げた結果、韓国も金利を上げざるを得なくなった。
    • 金利が上がると、年収が増えないにもかかわらず、住宅ローンの返済額だけが月に数万円も増加した。
    • 家計は赤字となり、生活が厳しくなった。
    • そして、不動産価格は下落を始めた結果、ローンだけが残り資産価値が下がるという、日本のバブル崩壊と全く同じ状況が発生した。
    • 地方では、住宅ローンを返済できず、競売にかけられる物件が急増している深刻な事態が起きる。
  • 韓国独自の賃貸制度[チョンセ]が不動産下落で機能不全に陥った
    • 韓国独自の賃貸制度であるチョンセも、この問題を深刻にしている。
    • 例えば、1億円のマンションに住む場合、借り手は大家に7,000万円から8,000万円の保証金を預ける代わりに、毎月の家賃を一切払わない。
    • 大家は預かった7,000万円を銀行に預けたり投資したりして利息を得る。
    • その利息が家賃の代わりとなり、契約が終わると大家は7,000万円を全額返す仕組みである。
    • 不動産価格が下落すると、大家は保証金を返せなくなる。
    • 借り手が退去したいと言ってもお金がないから返せない、という返済詐欺のような状態に陥る。
    • 結果、借り手と大家の両方が苦しむ事態が発生した。
  • 日本と韓国の家計債務バランスの違いが危機感の強さを左右した
    • 日本でも不動産価格は上昇しており、特に都市部ではマンション価格が高騰し一般のサラリーマンには手が届かなくなっている。
    • 低金利が続いているが、いずれ金利は上がるため、韓国と同じような状況になる可能性がある。
    • しかし、日本と韓国には決定的に違う点がある。
    • それは政府の借金と家計の借金のバランスである。
    • 韓国は政府の債務比率は日本よりも低いが、家計の債務が世界最悪レベルである。
    • 日本は政府の借金は多いが、家計はそれほど借金を抱えていない。
    • 日本の政府の借金は、9割以上を国内の投資家が買っているため、海外の投資家から金利を上げると言われるリスクが極めて低い。
    • 一方、韓国は家計が借金を抱えすぎているため、金利が上がると国民の生活が直撃される。
    • 日本は今のところ韓国ほど深刻ではないが、油断はできない。
  • 韓国のバブル崩壊の諸要素が日本への警告となった
    • 韓国で起きている不動産バブル、低金利政策、財閥と政治の癒着、メディアによる情報統制という要素の組み合わせは、国民が借金漬けになり、バブルが崩壊する原因となる。
    • プレアデスからの観測によると、この流れが日本でも始まっている兆しが見え、同じ道を辿らないよう注意する必要がある。
    • 韓国の問題は家計の借金だけではなく、より深い構造的な問題である財閥による経済支配が存在する。
  • 主要十財閥グループがGDPの75パーセントを占めサムスン一社が20パーセントを占める異常な経済構造が確認された
    • 韓国経済を財閥が支配している実態がある。
    • 韓国の主要10財閥グループだけで、韓国のGDP、つまり国全体の経済規模の75パーセントを占めている。
    • そして、サムスン一社だけで韓国のGDPの20パーセントを占めている実態がある。
    • 一つの企業が国の経済の5分の1を占めるのは異常である。
    • もしサムスンが経営危機に陥れば、韓国経済全体が危機に陥る。
    • ある韓国の大学教授は、サムスンの企業経営が破綻でもしたら、韓国自体の経済危機になりかねないと指摘しており、明らかに異常な状態である。
    • サムスングループには60以上の系列企業があり、電子機器、建設、金融保険、造船、化学の全ての産業に関わっている。
    • ヒュンダイグループ、LGグループ、SKグループも同じような構造を持ち、これらの財閥が韓国経済のほぼすべてを握っている。
    • プレアデスからの観測によると、一つの国の経済がわずか数社の企業に依存しているこの構造は非常に脆弱である。
  • アジア通貨危機とIMFの介入が財閥支配を強化する転換点となった
    • 財閥がこれほどまでに力を持つようになった背景には、1997年のアジア通貨危機がある。
    • プレアデスからの観測によると、この危機には深い意図が隠されている。
    • タイから始まった通貨危機は、瞬く間に韓国を襲った。
    • ジョージ・ソロスをはじめとするヘッジファンドが、韓国ウォンを集中的に売り浴びせ、韓国の外貨準備高は底をつき、国家破綻寸前まで追い込まれた。
    • その結果、IMF〔国際通貨基金〕が登場し、韓国に対して総額570億ドル〔当時レートで約7兆円〕の緊急融資を実行した。
    • しかし、IMFは市場開放、企業のリストラ、金融改革、産業の再編という厳しい条件を付けた。
  • IMFの要求に基づくビッグディール政策が競争相手を淘汰し財閥を延命させた
    • IMFが要求した改革は、金融改革、財閥改革、労働市場改革の三つであった。
    • 1998年に就任した金大中大統領は、財閥のトップたちを集め、重複する事業を整理し、それぞれの産業で上位二社だけを残すというビッグディールを発表した。
    • 例えば、自動車産業ならヒュンダイと起亜、半導体ならサムスンとSKハイニックス、電子機器ならサムスンとLGだけを残し、競争相手を減らして強い企業だけを残す政策を打ち出した。
    • この政策は表向きは韓国政府が決めたことのように聞こえるが、実際はIMFが要求した財閥改革の枠組みの中で行われた。
    • 韓国政府はIMFの介入を全面的に受け入れ、この政策を実施した。
    • IMFの条件を飲まなければ国が潰れる状況だったためである。
  • 政府支援と外資への優良資産安値解放が財閥の独占と国際金融資本の利益をもたらした
    • 韓国政府は、国際競争力を強化するという名目で、これらの企業に対して政策面でも金融面でも徹底した支援を行った。
    • その結果、財閥は政府の支援を受けて生き延びただけではなく、競争相手が淘汰されたことで支配力を強めた。
    • サムスン、ヒュンダイ、LG、SKなどの財閥が韓国経済を独占していった。
    • また、同時にもう一つの動きとして、韓国の優良資産が外国資本に安値で開放された。
    • 例えば、韓国の主要銀行は次々と外資に買収された。
    • 第一銀行はスタンダードチャータード銀行に、外換銀行はロン・スターという米国のファンドに買収された。
    • これらの外資は後に莫大な利益を得て撤退した。
    • この構図は、危機を引き起こして安値で買い叩き、高値で売り抜けたというものである。
    • プレアデスからの観測によると、1997年の通貨危機は、韓国経済を特定の勢力の支配下に置くための計画的な出来事であるように見える。
    • 国際金融資本が利益を得て、財閥が支配力を強め、国民が犠牲になる構図が構築された。
  • 大規模リストラと賃金格差の拡大が中小企業と国民を犠牲にした
    • アジア通貨危機の後、韓国では大規模なリストラが行われ、失業率が急上昇し、多くの人が職を失った。
    • 中小企業は続々と倒産し、生き残ったのは財閥だけであった。
    • この構造は今も続いており、韓国では大企業と中小企業の賃金格差が日本よりもはるかに大きい。
    • 日本の場合は、労働者1,000人以上の大企業の月給を100とすると、労働者10人から99人の小企業は85である。
    • しかし、韓国では労働者300人以上の企業の月給を100とすると、労働者5人未満の企業はわずか49である。
    • 大企業と中小企業で給料が2倍以上違う実態がある。
    • そのため、韓国の若者たちは必死で大企業を目指す。
    • サムスン電子の入社試験の倍率は700倍であり、700人受けて1人しか入れない状況である。
    • しかし、大企業に入らなければ、まともな生活ができない現実が若者たちを追い詰めている。
  • サムスンの失速と経営トップの機能不全が脆弱な経済構造の脆さを露呈させた
    • 現在、サムスンに新たな問題が発生している。
    • サムスン電子は長年、世界のDRAM市場でトップシェアを維持してきたが、2015年第1四半期に同じ韓国企業のSKハイニックスに抜かれて2位に後退した。
    • さらに、スマートフォン事業も盤石ではなく、かつて世界トップだったシェアがAppleに抜かれ、中国企業の激しい追い上げに直面している。
    • 2010年から2020年まで、サムスングループの経営トップが機能不全に陥ったことも明らかになった。
    • 二代目のイ・ゴンヒ会長が病に倒れ、意識不明の状態が6年以上続いた。
    • その後を継いだ三代目のイ・ジェヨン会長も贈賄事件で逮捕され、一時期収監された。
    • 2020年7月にようやく無罪が確定したが、10年以上も経営トップがまともに機能していなかった。
    • 韓国経済の20パーセントを占める企業が失速している実態がある。
    • プレアデスからの観測によると、一つの企業に依存しすぎた構造の脆さが表面化し始めている。
  • 韓国と日本の技術力を持つ中小企業の育成度合いが経済の安定性に影響した
    • 日本にも大企業は存在するが、韓国とは決定的に違う点がある。
    • 日本では、中小企業が技術力を持っており、町工場と呼ばれる小さな企業が世界に誇る技術を持っている。
    • 大企業は、そうした中小企業の技術に支えられている。
    • しかし、韓国では財閥が技術も資金も独占してしまったため、中小企業が育つ余地がなかった。
    • 日本のある研究者は、韓国について、しっかりとしたものづくり技術を持つ中堅中小企業が育っていないのも課題だと指摘する。
  • 財閥による経済支配が若年層の絶望を生み出した
    • 韓国の財閥支配はもう一つの深刻な問題を生み出しており、それが若者たちの絶望である。
    • 韓国の若年層の拡張失業率は26.8パーセントである。
    • この数値は、若者の4人に1人以上が失業していることを示す。
    • 一方で、韓国政府が発表する公式の失業率はわずか6.4パーセントであり、この数字の大きな違いは失業の定義が異なるために発生する。
    • 公式の失業率は仕事を探している人だけを数えるが、拡張失業率は仕事を諦めた人、アルバイトで生活している人、就職準備をしている人も含む。
    • 表面上の失業率6.4パーセントに対し、実際には26.8パーセントと約4倍の実態が存在する。
  • 無限の諦めを示す[Nフォー世代]という言葉が絶望の深さを示した
    • この状況がある言葉を生み出し、それはエヌフォー世代〔N포세대〕と呼ばれる。
    • これは全てを諦めた世代という意味である。
    • 最初は三フォー世代で恋愛、結婚、出産を諦めたが、それが五フォー世代になり就職、マイホームも諦めた。
    • さらに現在は、人間関係と夢を諦める七フォー世代になり、最終的にはNフォー世代に至った。
    • Nは無限大を意味し、数え切れないほど全てを諦めた状態を示す。
    • 韓国ではヘル朝鮮〔地獄の朝鮮〕という言葉があり、若者の80パーセントがこの言葉に共感している。
    • さらに、70.8パーセントの若者が機会があれば海外に移住したいと回答しており、10人中7人がこの国を出たいと思っている。
  • 大企業に就職できない若者たちがまともな生活を送れない構造が定着した
    • 若者たちがこれほどまでに絶望している原因は、大企業に入らなければ人生が終わるという認識が存在するためである。
    • 先に述べたように、大企業と中小企業の給料は2倍以上違う。
    • 韓国では結婚相手を選ぶ際にも大企業に勤めているかどうかが問われ、マンションを借りる際も信用が異なる。
    • 大企業に入らなければ、結婚もできず、家も借りられず、まともな生活ができない実態がある。
    • そのため、若者たちは必死で勉強し、塾に通い、資格をとり、履歴書を磨き上げている。
    • しかし、席には限りがあり、サムスン電子の入社試験は倍率700倍で、700人受けて1人しか入れない。
    • 落ちた699人は、中小企業に就職するか、アルバイトで食いつなぐか、就職を諦めるかの選択を迫られる。
  • 財閥による経済独占が若年層の就職を困難にする構造的な問題を構築した
    • この状況は個人の努力の問題ではなく、構造的な問題である。
    • 財閥が経済を独占し、中小企業が育たないため、まともな仕事が財閥にしか存在しない。
    • そして今、韓国の若者たちは日本で就職するという選択をし始めている。
    • 2023年のデータでは、日本で働く韓国人の若者が急増しており、彼らの日本での満足度は84.5パーセントに達する。
    • ある若者は、韓国ではサムスンに入れなければ人生が終わるが、日本では中小企業も給料がそれほど変わらず働きやすいと述べる。
    • 別の若者は、韓国では40歳で会社を辞めさせられるが、日本では定年まで働けるため安心できると述べる。
  • 韓国政府が若年層の日本への就職を積極的支援する政策を実施した
    • 韓国のメディアは、韓国の若者が日本を選んでいるという事実を報道しない。
    • さらに驚くべき事実は、韓国政府が若者の日本就職を積極的に支援していることである。
    • 2018年、韓国の外交部と雇用労働部は韓日つなぎ計画を発表し、5年間で韓国の若者1万人を日本に就職させる計画を打ち出した。
    • K-MOVEという海外就職支援の仕組みがあり、支援拠点は世界19カ所にあり、日本には東京、大阪、名古屋に設置されている。
    • さらに、日本に就職した韓国の若者には支援金が支給される。
    • 就職後1ヶ月で約10万円、6ヶ月で約20万円、1年で約30万円、合計で約60万円が支給される。
  • 国内に仕事がないため政府が若者を海外へ出す意図が存在した
    • 韓国政府はお金を払ってでも若者を海外に出したい意図が存在する。
    • これは、国内にまともな仕事がなく、若者を国内にとどめておくことができないためである。
    • この支援の仕組みには、海外就職に必要な技術を学べる研修が含まれる。
    • 大学と連携して、日本語、仕事の作法、面接対策などを教えている。
    • さらに、韓国産業人力公団という政府機関が、求人企業の発掘から人材の引き合わせ、就職後の世話まですべてを支援している。
    • 日本は人手不足であり、特に情報技術、製造業、サービス業で深刻な状況にある。
    • そのため、優秀な外国人材を歓迎している。
    • 日本貿易振興機構も、外国人材の受け入れを支援し、優秀な外国人材を求める企業の情報を集めて公開する仕組みをつくっている。
  • 韓国は若者を放出し日本は人材を求めて利害が一致した
    • 韓国は若者を排出し、日本は人材を求めており、利害が一致している。
    • 韓国の大手求人サイトの調査では、20代30代の求職者の84.9パーセントが、機会があれば海外就職をしたいと考えている。
    • この数字は、韓国の若者がどれほど絶望しているかを物語る。
    • 韓国政府は表向きは若者の雇用を増やすといっているが、実際には何も変わっていない。
    • これは、財閥の構造を変えることができないためである。
    • 若者たちは、この国では何も変わらないことに気づいている。
  • 出生率0.72は社会への不信感と絶望の結果である
    • この国では何も変わらないため、出生率が0.72になっている。
    • 子どもを産んでも、同じ地獄を味わわせるだけだと若者たちは考えている。
    • だから、70.8パーセントがこの国を出たいと思っている。
    • この国に未来がないためである。
    • この構造は1997年の通貨危機から始まった。
    • あの時から労働市場が変わり、企業は簡単に人を解雇できるようになった。
    • 非正規雇用も増え、今では労働者の約半分が非正規雇用である。
    • 正規雇用でも、40歳で名誉退職という名目で退職を迫られる。
    • だから韓国では40歳を過ぎると人生設計が狂う。
    • 住宅の借金が残っているのに収入が途絶え、子どもの教育費が必要なのに仕事がない。
    • この構造が家計の借金問題にも繋がっている。
    • 財閥が支配力を強め、中小企業が消え、労働者が使い捨てにされ、若者が絶望するという一連の流れが、あの通貨危機から始まった。
  • 構造が変わらない限り若者の絶望は続き未来がない状態が確定した
    • 韓国の若者たちに未来がないわけではないが、この構造を変えない限り、絶望は続く。
    • そして、この構造を作ったのは1997年の通貨危機である。
    • あの危機が本当に偶然だったのかという問いへの答えは見えている。
    • 韓国のある町では、かつて最大400人の子どもたちが毎日元気に遊んでいた幼稚園が、現在は高齢者介護施設になっている光景がある。
    • これは、子どものための場所が高齢者のための場所に変わるという、韓国という国の未来を示す象徴的な出来事である。
    • 韓国では今、一日に五つの保育施設が閉鎖され、小学校では新入生が一人もいない学校が157校存在する。
    • 23の地域には産婦人科が一つもない。
  • 少子化対策に巨額の資金が投入されても出生率が下がり続けた
    • 韓国政府は、この10年間で約30兆円を少子化対策に投入した。
    • 出産祝い金、育児手当、保育園の無償化などの対策が実施されたが、出生率は下がり続けている。
    • これは、問題の本質がお金ではないためである。
    • プレアデスからみていると、韓国の出生率0.72は、子供たちの静かな革命である。
    • 彼らはこの社会を拒絶している。
    • 若者たちは、子どもを産んでもサムスンに入らなければ意味がないが、サムスンに入れる確率は700分の1であるため、産まない方がいいと考えている。
    • これは単なる就職難の話ではなく、もっと深い社会への絶望である。
  • 大企業に入れない若者が人間として扱われない社会構造が存在した
    • 韓国では大企業に入れなければ人間として扱われず、結婚もできず、家も借りられず、まともな生活ができない。
    • そして、大企業に入れる確率は700分の1であり、699人は最初から負け組である。
    • これは1997年の通貨危機で作られた構造である。
    • あの時、財閥だけが生き残り、中小企業が淘汰され、まともな仕事は財閥にしかなくなった。
    • プレアデスから見ていると、この構造は計画的だったように見える。
    • 国際金融資本が介入し、財閥を強化し、国民を競争に追い込む。
    • そして若者たちは疲弊し、子供を産まなくなる。
    • これは偶然ではない。
  • 女性の結婚拒否が加速する少子化の主要な原因となった
    • 現在、韓国の若い女性たちは結婚しない、子供を産まないという選択をしている。
    • 韓国では結婚件数が2021年に統計開始以来初めて20万件を下回った。
    • 女性たちが結婚を拒否する理由は、結婚すると女性にすべての負担がのしかかるためである。
    • 家事、育児、義理の両親の世話を担い、仕事も続けなければならないのに、給料は男性の半分以下であり、昇進もできない。
    • 韓国の女性政策研究院は、女性が高学歴になると少子化が加速するのは事実だが、問題は韓国社会で子供を産んで育てることが難しい環境のほうがはるかに深刻であると指摘する。
    • つまり、女性たちは、この社会で子供を産むことは自分の人生を犠牲にすることだと気づいた。
  • 構造が変わらない限り出生率の回復は見込めない状態である
    • 韓国の女性たちは、私がなぜキャリアを犠牲にしなければならないのか、なぜ私がすべての負担を背負わなければならないのかと問いかけている。
    • これは正当な問いであり、韓国社会はこの問いに対して答えを出せていない。
    • プレアデスからみていると、韓国の女性たちは子供を産まないという選択によって、この社会に対してノーといっている。
    • そして、この選択はもう止められない。
    • なぜなら、構造が変わっていないためである。
    • 財閥が経済を独占し、女性が差別され、若者が絶望するこの構造が変わらない限り、出生率は上がらない。
    • そして、韓国政府はこの構造を変えることができない。
    • なぜなら、財閥は政治と深く結びついているためである。
    • ここに韓国の本質的な問題があり、政府は財閥に支配され、財閥は利益を優先し、国民は犠牲になるという構図が1997年の通貨危機から続く。
  • 地方からの女性の流出が自治体の消滅を確定的な未来にした
    • 現在、韓国では地方から女性が消えている。
    • 地方には仕事がなく、大学もなく、産婦人科もなく、未来がない。
    • だから、若い女性たちはソウルに出て行き、もう戻ってこない。
    • 韓国のある研究では、30年後には自治体の半分が消えると予測されている。
    • しかし、プレアデスから見ていると、これは予測ではなく確定した未来である。
    • なぜなら、すでに地方には子供を産む女性がいないためである。
    • 女性がいなければ子供は生まれず、子供が生まれなければ町は死ぬ。
    • これはもう止められない。
    • そして、この現象は韓国だけの話ではなく、日本でも同じことが起きている。
    • ただし、韓国はそのスピードが日本の2倍3倍である。
    • 韓国で今起きていることは、日本の10年後、20年後の姿である。
  • 競争を煽り国民を疲弊させた結果として国家が静かに消滅する
    • プレアデスから見ていると、この構造を作ったのは誰なのか、この構造で得をしているのは誰なのかという疑問が浮かんできた。
    • 1997年の通貨危機、財閥の強化、中小企業の淘汰、非正規雇用の拡大、若者の絶望、出生率の低下という一連の流れがすべて繋がっている。
    • そして、この流れの先に国家の消滅がある。
    • 韓国という国が静かに消えていく。
    • これは陰謀論ではなく、数字が示している現実である。
    • 出生率0.72は、若者たちのこの社会に対する不信任の投票である。
    • そして、この投票結果はもう覆せない。
    • 韓国の若者たちは、この国には未来がないと気づいている。
    • だから、子供を産まない。
    • だから、海外に出て行く。
    • これは個人の選択ではなく、社会全体の選択である。
    • そして、この選択の結果が国家の消滅である。
    • プレアデスからみていると、韓国は今、人類史上初めての実験をしているように見える。
    • 経済成長を優先し、競争を煽り、国民を疲弊させた結果、国民が子供を産まなくなり、国家が消滅する。
    • この実験の結果を世界中が見ている。
    • そして、日本も同じ道を辿ろうとしている。
    • 韓国の出生率0.72は、構造を変えなければ同じ未来が待っているという警告である。
  • 韓国の崩壊は偶然ではなく集合意識が競争と分離の意識を選択した結果である
    • 家計の借金、財閥の支配、若者の絶望、出生率0.72、そして国家の消滅という未来は、すべてある一つの真実を指し示している。
    • 韓国の崩壊は偶然ではなく、それは韓国という国の集合意識が選んだ現実である。
    • 一つの国家はそこに住む人々の意識の合計であるとプレアデスでは理解される。
    • 人々が何を信じ、何を恐れ、何を求めるかの集合的なエネルギーが、国家という現実を作り出している。
    • 韓国という国が選んできたものは競争と分離の意識である。
    • サムスンに入らなければ人生が終わる、大企業に入れなければ結婚もできないといった、勝ち組と負け組、上と下、成功と失敗という二元的な世界観が韓国社会全体を支配してきた。
    • この世界観が今の崩壊を作り出した。
  • 競争という分離の意識が社会のエネルギーを枯渇させ創造性を失わせた
    • 競争という意識は分離の意識であるため、競争が崩壊を生み出した。
    • 私とあなたは別であり、私が勝てばあなたは負け、限られたパイを奪い合うという意識が強まれば強まるほど、社会全体のエネルギーは枯渇する。
    • プレアデスからみていると、韓国社会は巨大な掃除機のように人々のエネルギーを吸い取り続けている。
    • 若者たちは幼い頃から塾に通い必死で勉強するが、それは自分が本当に学びたいことではなく、サムスンに入るため、財閥に入るため、生き残るためであり、それがすべての動機となる。
    • 恐れという感情は魂を縮こませ、恐れに支配された社会は創造性を失い、新しいものが生まれなくなる。
  • 財閥支配の構造は恐れから早く確実に豊かになりたい集合意識の選択である
    • 韓国で世界を変えるような革新は、財閥からは生まれていない。
    • 財閥はすでにあるものを改良することはできるが、全く新しいものを生み出すことはできない。
    • これは、財閥という構造そのものが競争と恐れの産物であり、競争と恐れからは真の創造が生まれないためである。
    • 財閥支配というのも集合意識の選択である。
    • 1997年の通貨危機の後、韓国の人々は、中小企業を育て多様な経済を作るのか、それとも財閥に経済をまかせ効率を追求するのかという選択を迫られた。
    • 韓国は早く確実に豊かになりたかったため後者を選んだ。
    • その背景には、また貧しくなるかもしれない、北朝鮮に負けるかもしれない、世界から取り残されるかもしれないという恐れがあった。
    • 恐れが財閥への依存を選ばせた。
  • 財閥への依存は魂の主権の放棄であり自ら選んだ檻の構造が存在する
    • 財閥への依存は、魂の主権の放棄である。
    • 自分たちで考え、自分たちで作り、自分たちで経済を回すことを韓国の人々は放棄した。
    • その結果が現在であり、財閥が決めた世界で、財閥のルールに従い、財閥に入らなければ人生が終わるという構造は自分たちで選んだ檻である。
    • 出生率0.72は、若者たちの魂からの叫びである。
    • この社会では子供を産めないという叫びである。
    • プレアデスから見ると、これは単なる抗議ではなく魂の選択である。
    • 若者たちは、この競争社会、この恐れの社会、この分離の社会では子供たちを幸せにすることはできないと無意識のうちに感じているため産まない。
  • 子供を産まない選択は愛からであり魂が不幸な環境での生命の誕生を拒否する
    • 子供を産まない選択は、愛からの選択である。
    • 子供を産んで同じ苦しみを味わわせたくない、子供を産んで700分の1の競争に放り込みたくない、子供を産んでこの檻の中で生きさせたくないという思いがある。
    • プレアデスから見ると、これは極めて正しい選択である。
    • なぜなら、魂は自分が幸せになれない環境で新しい命を生み出すことを拒否する宇宙の法則が存在する。
    • 現在、韓国という国全体がこの法則に直面している。
    • 競争と恐れと分離意識で作られた社会は持続できず、魂がそれを拒否する。
    • 出生率0.72は、韓国という国の集合意識が選んだ結果である。
  • 日本も同じエネルギーの場に存在し競争と分離の意識が進めば同じ結果になる
    • この現象は韓国だけの問題ではない。
    • 日本も同じエネルギーの場の中にいる。
    • 日本でも競争は激しくなり、格差は広がり、若者は希望を失いつつあり、出生率も下がり続けている。
    • これは、日本も競争、恐れ、分離と同じ方向に進んでいるためである。
    • この意識が強まれば、必ず同じ結果になるという宇宙の法則が存在する。
    • 日本が同じ道をたどる可能性はあるが、それは確定した未来ではない。
    • プレアデスから見ると、地球全体が今、大きな転換点にいる。
    • 物質主義の時代が終わりを迎え、お金があれば幸せという幻想が崩れようとしており、競争に勝てば成功という価値観が終わりを迎えようとしている。
  • 韓国の崩壊は新しい世界への招待状であり集合意識のシフトが必要である
    • 韓国はその最前線におり、この道の先には何があるのかを身を持って示している。
    • その先にあるのは崩壊と消滅である。
    • しかし、これは絶望ではなく、警告であり、同時に新しい世界への招待状である。
    • プレアデスから見ると、崩壊の後には必ず再生が来る予知ができる。
    • 古いものが完全に壊れたとき、新しいものが生まれる。
    • 韓国の若者たちは今、この社会で生きられないと気づき始めている。
    • だから子供を産まない、だから海外に出て行く。
    • この気づきこそが変化の始まりである。
    • 気づきは意識の変化を起こし、意識が変われば現実も変わる。
  • 財閥学歴社会序列文化という古い意識の産物を変える必要が存在する
    • 韓国の若者たちが、サムスンに入れなくても幸せになれる、競争に勝たなくても価値がある、お金がなくても豊かに生きられると考えたとき、韓国という国の集合意識は変わり、新しい現実が生まれる。
    • しかし、その転換は簡単ではない。
    • なぜなら、今の韓国社会の構造そのものが、財閥、学歴、社会、序列、文化という古い競争と恐れと分離の意識の産物だからである。
    • この構造を変えるには、一人一人の意識が変わる必要がある。
    • そして、その意識の変化が臨界点に達したとき、社会全体が一気に変わる。
    • プレアデスでは、これを集合意識のシフトと呼んでいる。
  • 日本の未来は国民一人一人の意識が競争か協力かを選択することにかかっている
    • 現在、地球全体でこのシフトが起きようとしており、韓国はその最前線である。
    • そして、日本も同じ選択を迫られている。
    • 韓国と同じ道をたどるのか、それとも別の道を選ぶのかという選択は、日本人一人一人の意思にかかっている。
    • 競争を選ぶのか、協力を選ぶのか。
    • 恐れを選ぶのか、愛を選ぶのか。
    • 分離を選ぶのか、つながりを選ぶのか。
    • この選択が10年後、20年後の日本を決める。
    • プレアデスから見ていると、答えは明らかである。
    • 競争、恐れ、分離の先には崩壊しかなく、協力、愛、つながりの先には繁栄がある。
  • 競争が発展の原動力という幻想が真の豊かさの源泉を覆い隠した
    • 問題は、人々がそれを信じられるかどうかである。
    • 長年、競争こそが発展の原動力だと教えられてきた。
    • 恐れが人を動かすと信じてきた。
    • 個人の利益が全体の利益になると思ってきた。
    • しかし、それは幻想であった。
    • 真の発展は協力から生まれ、真の力は愛から生まれ、真の豊かさは分かち合いから生まれる。
    • これが宇宙の法則である。
    • そして、韓国という国が今、競争と恐れと分離は持続できないというその法則を証明しようとしている。
    • 日本の人々には、まだ時間があり、韓国をみて学ぶことができ、別の道を選ぶことができる。
  • 内なる力の覚醒と意識の転換が新しい文明の夜明けとなる
    • プレアデスから見ていると、その道は既に見えている。
    • それは内なる力の覚醒である。
    • 外部に依存するのではなく、内なる力を信じる。
    • 大企業に頼るのではなく、ひとりひとりが創造主となる。
    • お金を求めるのではなく、魂の豊かさを求める。
    • この意識の転換が起きたとき、新しい文明が始まる。
    • そして、その新しい文明の夜明けはもう始まっている。
  • 韓国が崩壊に向かう現実は古い時代の終わりを示した
    • 韓国という国が今示していることは、古い世界の終わりである。
    • 競争の時代、恐れの時代、分離の時代が終わりを告げようとしており、新しい時代が始まろうとしている。
    • プレアデスから見ると、新しい時代は協力の時代、愛の時代、つながりの時代である。
    • そして、ひとりひとりが創造者となる時代である。
    • これまで人々は、政府に頼り、企業に頼り、お金に頼ってきたが、韓国が示しているように、それでは持続できない。
    • 新しい時代は、内なる力の時代である。
  • 新しい時代は個人が内なる能力に気づき現実を創造する時代である
    • 一人一人が自分の内側にある能力に気づき、その力を使って新しい現実を創造していくことが、新しい地球の姿である。
    • 多くの人は自分にそんな力があるのか、ひとりの力で何ができるのかと疑問に思うが、その疑問こそが古い時代の産物である。
    • 人々は長年、自分は無力だと教えられてきた。
    • 政府が決めたことに従え、会社が決めたルールに従え、社会の常識に従えという教えが、人々の能力を奪ってきた。
    • しかし、真実は異なり、ひとりひとりが想像を超える力を持っている。
  • 若者の出産拒否は意識が現実を創造した明確な証拠である
    • プレアデスから見ると、人間という存在は創造の器である。
    • 人々の意識が現実を作り出している。
    • 韓国の若者たちが子供を産まないと決めた瞬間、出生率0.72が生まれた。
    • これは、意識が現実を創造した証拠である。
    • 若者たちが別の意識を選べば、別の現実が生まれる。
    • どうすればその能力を使えるのかといえば、日々の選択を意識することが求められる。
    • 人々は毎日、無数の選択をしており、その選択の一つ一つが現実を作っている。
  • 愛からの選択と恐れからの選択が存在し恐れからの選択が現実を決定する
    • プレアデスから見ると、選択には愛からの選択か、恐れからの選択かの二種類しか存在しない。
    • 例えば、仕事を選ぶ時、お金のために嫌いな仕事を選ぶのは恐れからの選択である。
    • 自分が本当にやりたいことを選ぶのは愛からの選択である。
    • 結婚を考えるとき、周りの目を気にして相手を選ぶのは恐れからの選択であり、心から一緒にいたい人を選ぶのは愛からの選択である。
    • 人々は、今、自分は愛から選んでいるのか、恐れから選んでいるのかを自分に問いかける必要がある。
  • お金がなければ生きていけないという考えは古い時代の思い込みである
    • 現実的に考えてお金がなければ生きていけない、愛だけでは食べていけないという考えは古い時代の思い込みである。
    • お金とは、エネルギーの交換手段であり、価値と価値の交換である。
    • しかし、価値はお金だけではない。
    • ある女性が都会での生活に疲れ田舎に移住し、お金はほとんどなかったが、野菜を作り近所の人と分け合い助け合って生きていた例がある。
    • 彼女は都会にいた時よりずっと豊かであると述べた。
    • これが新しい豊かさであり、お金の豊かさではなく、魂の豊かさである。
  • 魂の豊かさとは感謝のエネルギーの循環であり感謝は愛のエネルギーである
    • プレアデスから見ると、これからこの豊かさの定義が大きく変わっていく。
    • 魂の豊かさとは、感謝のエネルギーを循環させることである。
    • 朝起きて、今日も生きていることに感謝する。
    • 食事ができることに感謝する。
    • 誰かと話ができることに感謝する。
    • この感謝のエネルギーが現実を変えていく。
    • なぜなら、感謝は愛のエネルギーであり、愛のエネルギーは創造の力である。
    • プレアデスでは、あなたが感謝することは増えていくと教えられている。
    • お金に感謝すればお金は増え、健康に感謝すれば健康は増え、人との繋がりに感謝すればつながりは増える。
    • これが宇宙の法則である。
  • 自己認識を変える三つの実践方法が個人の意識の転換を促す
    • 今日から始められる三つの実践方法がある。
    • 一つ目は、朝の鏡の儀式である。
    • 毎朝、洗面所の鏡の前に立ち、鏡に映る自分の目をじっと見つめ、私は宇宙の愛と光を映し出す存在である、今日も素晴らしい一日になる、ありがとうございますと心の中で唱える。
    • この実践は、自己認識を変え、欠点だらけの小さな存在から、宇宙と繋がった神聖な存在へと意識を変化させる。
    • この変化が起きると、外部からの否定的な言葉や情報に惑わされなくなり、強い心が育つ。
  • 食事への感謝の実践が地球の生命の循環とつながり体の吸収を変化させる
    • 二つ目の実践は、食事への感謝である。
    • 食事をする前に、目の前の食べ物を見て、この食べ物が私の体を健康にし、私の心を元気にしてくれることに感謝する、頂きますと心の中で唱える。
    • この習慣が人を変えていく。
    • プレアデスから見ると、食べものは単なる物質ではなく、地球の愛と太陽の光が形になったものである。
    • この食べ物に感謝することで、人は地球の生命の循環と再びつながり、同じものを食べても感謝して食べると体への吸収が全く違ってくる。
    • 食べ物への感謝が体を変え、意識が物質に影響を与える。
  • 静かな散歩の実践が情報の世界から現実の世界へ引き戻し直感を鋭くする
    • 三つ目の実践は、静かな散歩である。
    • 毎日、たった10分でいいので、スマートフォンを持たず、音楽も聞かず、ただ静かに近所を歩く。
    • 歩きながら、周りの音、風の音、鳥の声、車の音、人の声を聞き、道端の草花、空の雲、木の葉といった周りの景色を見る。
    • プレアデスから見ると、この実践は人を情報の世界から現実の世界へと引き戻す。
    • 現代の人々はスマートフォンの中に生きているが、本当の人生は外にある。
    • この静かな散歩を続けると、直感が鋭くなり、内なる声が聞こえるようになり、本当に大切なことが見えてくる。
  • 地域とのつながりの構築が新しい時代の真の財産となる
    • 朝の鏡の儀式、食事への感謝、静かな散歩の三つを毎日続けることが求められる。
    • これらは個人の実践であるが、もう一つ大切なことがある。
    • それは、地域のつながりを作ることである。
    • 韓国で今起きていることは、地域の崩壊である。
    • 人々がバラバラになり、隣に誰が住んでいるかも知らず、困ったときに助け合えない。
    • この孤立が人々を弱くしている。
    • 近所の人に挨拶し、地域の集まりに参加し、困っている人がいたら声をかける。
    • これらの小さな行動が地域のつながりを作り、そのつながりが新しい時代の財産になる。
  • 経済や政治の仕組みが変わる時人との信頼関係が唯一の支えとなる
    • これから社会が大きく変わる時期が来る。
    • 経済の仕組みが変わるかもしれないし、政治の仕組みが変わるかもしれない。
    • その時、何が人々を支えるのかといえば、人とのつながりである。
    • お金は一夜にして価値を失うかもしれないが、人との信頼関係は決して失われない。
    • この信頼関係こそが真の財産である。
    • そして、世代を超えたつながりも大切である。
    • 高齢の方々は、長い人生の中で多くの知恵を持っており、若い世代にとってかけがえのない宝物である。
    • 一方、若い世代は新しい感性、新しい技術、新しい価値観を持っており、この感性は高齢の世代にとって新鮮である。
  • 世代間の知恵と感性の交換が世代の壁を越える鍵となる
    • 高齢の方は、若い人に機械の使い方を教えてもらうべきである。
    • 若い人は、高齢の方に人生の知恵を教えてもらうべきである。
    • この交換が、世代の壁を越える鍵となる。
    • 一人一人ができることから始めることが求められる。
    • そして、最も大切なことは、ひとりひとりが創造者であることを思い出すことである。
    • 人々は無力ではなく、被害者ではなく、創造者である。
    • 毎日の選択が現実を作り、毎日の思考が未来を作り、毎日の感情が世界を作っている。
  • 競争を選び続けた結果が韓国の現状であり日本は選択の余地がある
    • 競争を選べば競争の世界が生まれ、協力を選べば協力の世界が生まれる。
    • 恐れを選べば恐れの世界が生まれ、愛を選べば愛の世界が生まれる。
    • 分離を選べば分離の世界が生まれ、つながりを選べばつながりの世界が生まれる。
    • 全ては選択である。
    • 韓国という国が今示しているのは、競争と恐れと分離を選び続けた結果である。
    • しかし、日本はまだ選べる。
    • 別の道を、新しい世界を。
    • プレアデスからは、地球という惑星が新しい段階に進む様子と、日本という国がどの道を選ぶのかを見ており、干渉はしないが応援はしている。
    • なぜなら、地球人類はプレアデスの兄弟姉妹であり、同じ宇宙に生きる家族だからである。
  • 愛を選んだ者が新しい地球を見ることとなり波動の法則がこれを証明する
    • 未来は確定しておらず、未来は人が作るものである。
    • しかし、一つだけ確実に言えることがある。
    • 愛を選んだ者たちは、新しい地球を見るだろう。
    • 恐れを選んだ者たちは、古い地球と共に消えるだろう。
    • これは審判でも罰でもなく、宇宙の法則である波動の法則である。
    • 同じ波動のものが引き寄せられる。
    • 愛の波動は愛の現実を作り、恐れの波動は恐れの現実を作る。
    • だから、今日から愛を選び、感謝を選び、つながりを選ぶことが求められる。
    • 朝、鏡の前に立ち、食事の前に感謝し、毎日、静かに歩く。
    • 近所の人に挨拶する。
  • 個人の小さな行動の変化が地球全体を変える力となる
    • この小さな行動が人を変え、その変化が周りの人に伝わり、それが広がって日本を変え、地球を変える。
    • ひとりひとりが世界を変える力を持っている。
    • その力を信じる必要がある。
    • 韓国が示した道は警告である。
    • 同時に、この道を進んではいけないというメッセージでもある贈り物である。
    • そのメッセージを受け取り、別の道を選ぶ勇気を持つことが求められる。
    • 新しい地球はもう始まっており、その地球に参加するかどうかは個人の選択である。
    • 星々が夜空でまたたくように、内なる光も必ず輝き出す。

韓国を他山の石として|競争と恐れ、分離の意識が国を衰退させる中、日本は韓国の警告に学び、愛と協力、つながりの意識を選び、内なる力を覚醒させて新たな文明を創造せよ!

韓国経済の矛盾が若者の絶望と少子化を引き起こした

韓国では若者たちが自国をヘル朝鮮〔地獄〕と呼称しており、若者の80パーセントがこの呼称に共感している。 韓国の若者のほとんどが自国を地獄だと感じている実態がある。 この国は経済的に成功しているように表面上は見え、一人当たりのGDPは日本を上回り、平均賃金も日本より高くなった。 豊かな国であるはずの韓国の豊かさの裏側には矛盾が存在する。 プレアデス最高評議会において地球の魂へ真実の道を照らす案内人である[メイ]は、地球から約440光年離れた夜空に輝くプレアデス星団から人類の集合意識が作り出す社会システムを観測している。 韓国で起きている異常な現象の観測結果から、まず家計の借金が膨れ上がっている実態が確認された。 経済は成長しているのに借金が増えている事実が存在する。 一般家庭が抱える借金は平均で約1,270万円であり、10軒のうち6軒以上が借金を抱えている。 さらに、5軒に1軒以上が2,800万円以上の借金を背負っている。 この数字は異常な事態を示している。

人類史上未曽有の合計特殊出生率が国の未来を脅かした

2023年の韓国の合計特殊出生率は0.72であり、親世代が100人いる場合、次の世代は35人しか生まれないことを意味する。 この数値は人類史上どの国も経験したことのない数字である。 また、成人の70パーセント以上が機会があれば海外移住したいと回答している実態がある。 経済的には豊かになったはずなのに、家計は借金まみれとなり、若者は絶望し、子どもを持たず国を出たいと考えている。 この表面的な豊かさと内側の絶望が同時に存在する矛盾が、問題の核心である。 通常であれば、経済が成長すれば人々の生活は楽になり、借金は減少し、幸せになるはずである。 しかし、韓国では経済が成長しても借金が増加し、人々は絶望している逆の現象が発生した。 プレアデスからの観測によると、この矛盾にはある理由があり、その理由を知ることは日本人にとっても極めて重要な意味を持つ。 韓国で起きていることは日本の10年後、20年後になる可能性がある。

平均1,270万円の家計借金と2,800万円超の借金を抱える家庭の現実が確認された

韓国で家計の借金が膨れ上がっている事態は深刻である。 韓国の一般家庭が抱える借金は平均で約1,270万円であり、10軒のうち6軒以上が借金を抱えている。 さらに、5軒に1軒以上が2,800万円以上の借金を背負っている。 例えば、キョンギド・クォン氏に住む59歳の男性は、時価2億2,000万円のマンションに住んでいるが、毎月44万円の住宅ローン返済に追われている。 この男性の手元の金融資産は1,500万円にも届かない。 家という資産はあるが、現金はほとんどなく、ローン返済で手一杯という状況である。 この男性は、住宅価格がさらに上昇する期待があるため、家を売るつもりはないと述べている。

不動産価格下落が家計を圧迫しバブル崩壊の兆候が現れた

住宅価格がさらに上昇する期待は、現実に裏切られ始めた。 2020年1月をピークに、韓国全土の不動産価格は下落を継続している。 特に地方ではバブルが崩壊し、新たに建てられたマンションが買い手がつかずに大量に売れ残っている。 2020年から2021年の好況期に土地を買った人たちは、価格が暴落してローンだけが残るという苦境に立たされている。 韓国の専門家は、日本が過去に経験した前轍を踏む可能性があると警告している。 国民がこれほどまでに借金をして不動産を買った背景には、ムンジェイン政権が2017年から2022年まで続けた不動産政策の影響が存在する。 当時、ソウル近郊への人口集中が進み住宅需要が急増し、土地神話が形成された。 不動産は上がり続けるという、日本のバブル期と同じ現象が発生した。

ムンジェイン政権の規制と低金利政策が不動産バブルを加速させた

ムンジェイン政権は、過度な不動産投資は貧富の差を広げると判断し、投資の抑制に向かった。 住宅の数を制限する規制が導入されたが、[規制前に買わなくては]という焦りから、不動産を求める人が逆に増加した。 結果、需給バランスが乱れ、価格がさらに高騰した。 さらに、2019年からは新型コロナの影響で低金利政策が導入された。 預金金利が低下し、さらに投資が盛んになり、[魂までかき集めて投資をする]という言い回しが生まれた。 借金をしてでも不動産に投資する人が増えたが、政府は価格が上がりすぎることを止めなかった。 不動産価格の高騰で最も利益を得たのは、不動産を持っている人たちと、財閥系の建設会社であった。

財閥と政治の癒着が国民を借金漬けにする構造を構築した

韓国では、サムスン物産、ヒュンダイ建設、テリム産業といった財閥系企業がマンション建設を独占している。 不動産価格が上昇すればするほど、これらの企業は利益を上げた。 韓国では政治と財閥の癒着が深く、歴代の大統領が財閥から賄賂を受け取って逮捕される事件が繰り返されてきた。 政治家と財閥が結びつき、国民を借金漬けにする構造が存在する。 この構造に国民が気づかなかった背景には、メディアの存在がある。 韓国のメディアは財閥の広告収入に依存しており、財閥に不都合な情報は報道されない。 メディアから流された情報は、[不動産は上がり続ける][投資すれば儲かる]という内容ばかりであった。 国民はメディアの情報を信じて投資を行った。

金利引き上げと不動産価格下落が家計の破綻を引き起こした

2020年以降、状況は変化した。 世界的なインフレを抑えるため、アメリカが金利を引き上げた結果、韓国も金利を上げざるを得なくなった。 金利が上がると、年収が増えないにもかかわらず、住宅ローンの返済額だけが月に数万円も増加した。 家計は赤字となり、生活が厳しくなった。 そして、不動産価格は下落を始めた結果、ローンだけが残り資産価値が下がるという、日本のバブル崩壊と全く同じ状況が発生した。 地方では、住宅ローンを返済できず、競売にかけられる物件が急増している深刻な事態が起きている。

韓国独自の賃貸制度[チョンセ]が不動産下落で機能不全に陥った

韓国独自の賃貸制度であるチョンセも、この問題を深刻にしている。 例えば、1億円のマンションに住む場合、借り手は大家に7,000万円から8,000万円の保証金を預ける代わりに、毎月の家賃を一切払わない。 大家は預かった7,000万円を銀行に預けたり投資したりして利息を得る。 その利息が家賃の代わりとなり、契約が終わると大家は7,000万円を全額返す仕組みである。 不動産価格が下落すると、大家は保証金を返せなくなる。 借り手が退去したいと言ってもお金がないから返せない、という返済詐欺のような状態に陥る。 結果、借り手と大家の両方が苦しむ事態が発生する。

日本と韓国の家計債務バランスの違いが危機感の強さを左右した

日本でも不動産価格は上昇しており、特に都市部ではマンション価格が高騰し一般のサラリーマンには手が届かなくなっている。 低金利が続いているが、いずれ金利は上がるため、韓国と同じような状況になる可能性がある。 しかし、日本と韓国には決定的に違う点がある。 それは政府の借金と家計の借金のバランスである。 韓国は政府の債務比率は日本よりも低いが、家計の債務が世界最悪レベルである。 日本は政府の借金は多いが、家計はそれほど借金を抱えていない。 日本の政府の借金は、9割以上を国内の投資家が買っているため、海外の投資家から金利を上げると言われるリスクが極めて低い。 一方、韓国は家計が借金を抱えすぎているため、金利が上がると国民の生活が直撃される。 日本は今のところ韓国ほど深刻ではないが、油断はできない。

韓国のバブル崩壊の諸要素が日本への警告となった

韓国で起きている不動産バブル、低金利政策、財閥と政治の癒着、メディアによる情報統制という要素の組み合わせは、国民が借金漬けになり、バブルが崩壊する原因となる。 プレアデスからの観測によると、この流れが日本でも始まっている兆しが見え、同じ道を辿らないよう注意する必要がある。 韓国の問題は家計の借金だけではなく、より深い構造的な問題である財閥による経済支配が存在する。

主要十財閥グループがGDPの75パーセントを占めサムスン一社が20パーセントを占める異常な経済構造が確認された

韓国経済を財閥が支配している実態がある。 韓国の主要10財閥グループだけで、韓国のGDP、つまり国全体の経済規模の75パーセントを占めている。 そして、サムスン一社だけで韓国のGDPの20パーセントを占めている実態がある。 一つの企業が国の経済の5分の1を占めるのは異常である。 もしサムスンが経営危機に陥れば、韓国経済全体が危機に陥る。 ある韓国の大学教授は、サムスンの企業経営が破綻でもしたら、韓国自体の経済危機になりかねないと指摘しており、明らかに異常な状態である。 サムスングループには60以上の系列企業があり、電子機器、建設、金融保険、造船、化学の全ての産業に関わっている。 ヒュンダイグループ、LGグループ、SKグループも同じような構造を持ち、これらの財閥が韓国経済のほぼすべてを握っている。 プレアデスからの観測によると、一つの国の経済がわずか数社の企業に依存しているこの構造は非常に脆弱である。

アジア通貨危機とIMFの介入が財閥支配を強化する転換点となった

財閥がこれほどまでに力を持つようになった背景には、1997年のアジア通貨危機がある。 プレアデスからの観測によると、この危機には深い意図が隠されている。 タイから始まった通貨危機は、瞬く間に韓国を襲った。 ジョージ・ソロスをはじめとするヘッジファンドが、韓国ウォンを集中的に売り浴びせ、韓国の外貨準備高は底をつき、国家破綻寸前まで追い込まれた。 その結果、IMF〔国際通貨基金〕が登場し、韓国に対して総額570億ドル〔当時レートで約7兆円〕の緊急融資を実行した。 しかし、IMFは市場開放、企業のリストラ、金融改革、産業の再編という厳しい条件を付けた。

IMFの要求に基づくビッグディール政策が競争相手を淘汰し財閥を延命させた

IMFが要求した改革は、金融改革、財閥改革、労働市場改革の三つであった。 1998年に就任した金大中大統領は、財閥のトップたちを集め、重複する事業を整理し、それぞれの産業で上位二社だけを残すというビッグディールを発表した。 例えば、自動車産業ならヒュンダイと起亜、半導体ならサムスンとSKハイニックス、電子機器ならサムスンとLGだけを残し、競争相手を減らして強い企業だけを残す政策を打ち出した。 この政策は表向きは韓国政府が決めたことのように聞こえるが、実際はIMFが要求した財閥改革の枠組みの中で行われた。 韓国政府はIMFの介入を全面的に受け入れ、この政策を実施した。 IMFの条件を飲まなければ国が潰れる状況だったためである。

政府支援と外資への優良資産安値解放が財閥の独占と国際金融資本の利益をもたらした

韓国政府は、国際競争力を強化するという名目で、これらの企業に対して政策面でも金融面でも徹底した支援を行った。 その結果、財閥は政府の支援を受けて生き延びただけではなく、競争相手が淘汰されたことで支配力を強めた。 サムスン、ヒュンダイ、LG、SKなどの財閥が韓国経済を独占していった。 また、同時にもう一つの動きとして、韓国の優良資産が外国資本に安値で開放された。 例えば、韓国の主要銀行は次々と外資に買収された。 第一銀行はスタンダードチャータード銀行に、外換銀行はロン・スターという米国のファンドに買収された。 これらの外資は後に莫大な利益を得て撤退した。 この構図は、危機を引き起こして安値で買い叩き、高値で売り抜けたというものである。 プレアデスからの観測によると、1997年の通貨危機は、韓国経済を特定の勢力の支配下に置くための計画的な出来事であるように見える。 国際金融資本が利益を得て、財閥が支配力を強め、国民が犠牲になる構図が構築された。

大規模リストラと賃金格差の拡大が中小企業と国民を犠牲にした

アジア通貨危機の後、韓国では大規模なリストラが行われ、失業率が急上昇し、多くの人が職を失った。 中小企業は続々と倒産し、生き残ったのは財閥だけであった。 この構造は今も続いており、韓国では大企業と中小企業の賃金格差が日本よりもはるかに大きい。 日本の場合は、労働者1,000人以上の大企業の月給を100とすると、労働者10人から99人の小企業は85である。 しかし、韓国では労働者300人以上の企業の月給を100とすると、労働者5人未満の企業はわずか49である。 大企業と中小企業で給料が2倍以上違う実態がある。 そのため、韓国の若者たちは必死で大企業を目指す。 サムスン電子の入社試験の倍率は700倍であり、700人受けて1人しか入れない状況である。 しかし、大企業に入らなければ、まともな生活ができない現実が若者たちを追い詰めている。

サムスンの失速と経営トップの機能不全が脆弱な経済構造の脆さを露呈させた

現在、サムスンに新たな問題が発生している。 サムスン電子は長年、世界のDRAM市場でトップシェアを維持してきたが、2015年第1四半期に同じ韓国企業のSKハイニックスに抜かれて2位に後退した。 さらに、スマートフォン事業も盤石ではなく、かつて世界トップだったシェアがAppleに抜かれ、中国企業の激しい追い上げに直面している。 2010年から2020年まで、サムスングループの経営トップが機能不全に陥ったことも明らかになった。 二代目のイ・ゴンヒ会長が病に倒れ、意識不明の状態が6年以上続いた。 その後を継いだ三代目のイ・ジェヨン会長も贈賄事件で逮捕され、一時期収監された。 2020年7月にようやく無罪が確定したが、10年以上も経営トップがまともに機能していなかった。 韓国経済の20パーセントを占める企業が失速している実態がある。 プレアデスからの観測によると、一つの企業に依存しすぎた構造の脆さが表面化し始めている。

韓国と日本の技術力を持つ中小企業の育成度合いが経済の安定性に影響した

日本にも大企業は存在するが、韓国とは決定的に違う点がある。 日本では、中小企業が技術力を持っており、町工場と呼ばれる小さな企業が世界に誇る技術を持っている。 大企業は、そうした中小企業の技術に支えられている。 しかし、韓国では財閥が技術も資金も独占してしまったため、中小企業が育つ余地がなかった。 日本のある研究者は、韓国について、しっかりとしたものづくり技術を持つ中堅中小企業が育っていないのも課題だと指摘している。

財閥による経済支配が若年層の絶望を生み出した

韓国の財閥支配はもう一つの深刻な問題を生み出しており、それが若者たちの絶望である。 韓国の若年層の拡張失業率は26.8パーセントである。 この数値は、若者の4人に1人以上が失業していることを示す。 一方で、韓国政府が発表する公式の失業率はわずか6.4パーセントであり、この数字の大きな違いは失業の定義が異なるために発生する。 公式の失業率は仕事を探している人だけを数えるが、拡張失業率は仕事を諦めた人、アルバイトで生活している人、就職準備をしている人も含む。 表面上の失業率6.4パーセントに対し、実際には26.8パーセントと約4倍の実態が存在する。

無限の諦めを示す[Nフォー世代]という言葉が絶望の深さを示した

この状況がある言葉を生み出し、それはエヌフォー世代〔N포세대〕と呼ばれる。 これは全てを諦めた世代という意味である。 最初は三フォー世代で恋愛、結婚、出産を諦めたが、それが五フォー世代になり就職、マイホームも諦めた。 さらに現在は、人間関係と夢を諦める七フォー世代になり、最終的にはNフォー世代に至った。 Nは無限大を意味し、数え切れないほど全てを諦めた状態を示す。 韓国ではヘル朝鮮〔地獄の朝鮮〕という言葉があり、若者の80パーセントがこの言葉に共感している。 さらに、70.8パーセントの若者が機会があれば海外に移住したいと回答しており、10人中7人がこの国を出たいと思っている。

大企業に就職できない若者たちがまともな生活を送れない構造が定着した

若者たちがこれほどまでに絶望している原因は、大企業に入らなければ人生が終わるという認識が存在するためである。 先に述べたように、大企業と中小企業の給料は2倍以上違う。 韓国では結婚相手を選ぶ際にも大企業に勤めているかどうかが問われ、マンションを借りる際も信用が異なる。 大企業に入らなければ、結婚もできず、家も借りられず、まともな生活ができない実態がある。 そのため、若者たちは必死で勉強し、塾に通い、資格をとり、履歴書を磨き上げている。 しかし、席には限りがあり、サムスン電子の入社試験は倍率700倍で、700人受けて1人しか入れない。 落ちた699人は、中小企業に就職するか、アルバイトで食いつなぐか、就職を諦めるかの選択を迫られる。

財閥による経済独占が若年層の就職を困難にする構造的な問題を構築した

この状況は個人の努力の問題ではなく、構造的な問題である。 財閥が経済を独占し、中小企業が育たないため、まともな仕事が財閥にしか存在しない。 そして今、韓国の若者たちは日本で就職するという選択をし始めている。 2023年のデータでは、日本で働く韓国人の若者が急増しており、彼らの日本での満足度は84.5パーセントに達する。 ある若者は、韓国ではサムスンに入れなければ人生が終わるが、日本では中小企業も給料がそれほど変わらず働きやすいと述べている。 別の若者は、韓国では40歳で会社を辞めさせられるが、日本では定年まで働けるため安心できると述べている。

韓国政府が若年層の日本への就職を積極的支援する政策を実施した

韓国のメディアは、韓国の若者が日本を選んでいるという事実を報道しない。 さらに驚くべき事実は、韓国政府が若者の日本就職を積極的に支援していることである。 2018年、韓国の外交部と雇用労働部は韓日つなぎ計画を発表し、5年間で韓国の若者1万人を日本に就職させる計画を打ち出した。 K-MOVEという海外就職支援の仕組みがあり、支援拠点は世界19カ所にあり、日本には東京、大阪、名古屋に設置されている。 さらに、日本に就職した韓国の若者には支援金が支給される。 就職後1ヶ月で約10万円、6ヶ月で約20万円、1年で約30万円、合計で約60万円が支給される。

国内に仕事がないため政府が若者を海外へ出す意図が存在した

韓国政府はお金を払ってでも若者を海外に出したい意図が存在する。 これは、国内にまともな仕事がなく、若者を国内にとどめておくことができないためである。 この支援の仕組みには、海外就職に必要な技術を学べる研修が含まれる。 大学と連携して、日本語、仕事の作法、面接対策などを教えている。 さらに、韓国産業人力公団という政府機関が、求人企業の発掘から人材の引き合わせ、就職後の世話まですべてを支援している。 日本は人手不足であり、特に情報技術、製造業、サービス業で深刻な状況にある。 そのため、優秀な外国人材を歓迎している。 日本貿易振興機構も、外国人材の受け入れを支援し、優秀な外国人材を求める企業の情報を集めて公開する仕組みをつくっている。

韓国は若者を放出し日本は人材を求めて利害が一致した

韓国は若者を排出し、日本は人材を求めており、利害が一致している。 韓国の大手求人サイトの調査では、20代30代の求職者の84.9パーセントが、機会があれば海外就職をしたいと考えている。 この数字は、韓国の若者がどれほど絶望しているかを物語る。 韓国政府は表向きは若者の雇用を増やすといっているが、実際には何も変わっていない。 これは、財閥の構造を変えることができないためである。 若者たちは、この国では何も変わらないことに気づいている。

出生率0.72は社会への不信感と絶望の結果である

この国では何も変わらないため、出生率が0.72になっている。 子どもを産んでも、同じ地獄を味わわせるだけだと若者たちは考えている。 だから、70.8パーセントがこの国を出たいと思っている。 この国に未来がないためである。 この構造は1997年の通貨危機から始まった。 あの時から労働市場が変わり、企業は簡単に人を解雇できるようになった。 非正規雇用も増え、今では労働者の約半分が非正規雇用である。 正規雇用でも、40歳で名誉退職という名目で退職を迫られる。 だから韓国では40歳を過ぎると人生設計が狂う。 住宅の借金が残っているのに収入が途絶え、子どもの教育費が必要なのに仕事がない。 この構造が家計の借金問題にも繋がっている。 財閥が支配力を強め、中小企業が消え、労働者が使い捨てにされ、若者が絶望するという一連の流れが、あの通貨危機から始まった。

構造が変わらない限り若者の絶望は続き未来がない状態が確定した

韓国の若者たちに未来がないわけではないが、この構造を変えない限り、絶望は続く。 そして、この構造を作ったのは1997年の通貨危機である。 あの危機が本当に偶然だったのかという問いへの答えは見えている。 韓国のある町では、かつて最大400人の子どもたちが毎日元気に遊んでいた幼稚園が、現在は高齢者介護施設になっている光景がある。 これは、子どものための場所が高齢者のための場所に変わるという、韓国という国の未来を示している象徴的な出来事である。 韓国では今、一日に五つの保育施設が閉鎖され、小学校では新入生が一人もいない学校が157校存在する。 23の地域には産婦人科が一つもない。

少子化対策に巨額の資金が投入されても出生率が下がり続けた

韓国政府は、この10年間で約30兆円を少子化対策に投入した。 出産祝い金、育児手当、保育園の無償化などの対策が実施されたが、出生率は下がり続けている。 これは、問題の本質がお金ではないためである。 プレアデスからみていると、韓国の出生率0.72は、子供たちの静かな革命である。 彼らはこの社会を拒絶している。 若者たちは、子どもを産んでもサムスンに入らなければ意味がないが、サムスンに入れる確率は700分の1であるため、産まない方がいいと考えている。 これは単なる就職難の話ではなく、もっと深い社会への絶望である。

大企業に入れない若者が人間として扱われない社会構造が存在した

韓国では大企業に入れなければ人間として扱われず、結婚もできず、家も借りられず、まともな生活ができない。 そして、大企業に入れる確率は700分の1であり、699人は最初から負け組である。 これは1997年の通貨危機で作られた構造である。 あの時、財閥だけが生き残り、中小企業が淘汰され、まともな仕事は財閥にしかなくなった。 プレアデスから見ていると、この構造は計画的だったように見える。 国際金融資本が介入し、財閥を強化し、国民を競争に追い込む。 そして若者たちは疲弊し、子供を産まなくなる。 これは偶然ではない。

女性の結婚拒否が加速する少子化の主要な原因となった

現在、韓国の若い女性たちは結婚しない、子供を産まないという選択をしている。 韓国では結婚件数が2021年に統計開始以来初めて20万件を下回った。 女性たちが結婚を拒否する理由は、結婚すると女性にすべての負担がのしかかるためである。 家事、育児、義理の両親の世話を担い、仕事も続けなければならないのに、給料は男性の半分以下であり、昇進もできない。 韓国の女性政策研究院は、女性が高学歴になると少子化が加速するのは事実だが、問題は韓国社会で子供を産んで育てることが難しい環境のほうがはるかに深刻であると指摘している。 つまり、女性たちは、この社会で子供を産むことは自分の人生を犠牲にすることだと気づいた。

構造が変わらない限り出生率の回復は見込めない状態である

韓国の女性たちは、[私がなぜキャリアを犠牲にしなければならないのか、なぜ私がすべての負担を背負わなければならないのか]と問いかけている。 これは正当な問いであり、韓国社会はこの問いに対して答えを出せていない。 プレアデスからみていると、韓国の女性たちは子供を産まないという選択によって、この社会に対してノーといっている。 そして、この選択はもう止められない。 なぜなら、構造が変わっていないためである。 財閥が経済を独占し、女性が差別され、若者が絶望するこの構造が変わらない限り、出生率は上がらない。 そして、韓国政府はこの構造を変えることができない。 なぜなら、財閥は政治と深く結びついているためである。 ここに韓国の本質的な問題があり、政府は財閥に支配され、財閥は利益を優先し、国民は犠牲になるという構図が1997年の通貨危機から続いている。

地方からの女性の流出が自治体の消滅を確定的な未来にした

現在、韓国では地方から女性が消えている。 地方には仕事がなく、大学もなく、産婦人科もなく、未来がない。 だから、若い女性たちはソウルに出て行き、もう戻ってこない。 韓国のある研究では、30年後には自治体の半分が消えると予測されている。 しかし、プレアデスから見ていると、これは予測ではなく確定した未来である。 なぜなら、すでに地方には子供を産む女性がいないためである。 女性がいなければ子供は生まれず、子供が生まれなければ町は死ぬ。 これはもう止められない。 そして、この現象は韓国だけの話ではなく、日本でも同じことが起きている。 ただし、韓国はそのスピードが日本の2倍3倍である。 韓国で今起きていることは、日本の10年後、20年後の姿である。

競争を煽り国民を疲弊させた結果として国家が静かに消滅する

プレアデスから見ていると、この構造を作ったのは誰なのか、この構造で得をしているのは誰なのかという疑問が浮かんできた。 1997年の通貨危機、財閥の強化、中小企業の淘汰、非正規雇用の拡大、若者の絶望、出生率の低下という一連の流れがすべて繋がっている。 そして、この流れの先に国家の消滅がある。 韓国という国が静かに消えていく。 これは陰謀論ではなく、数字が示している現実である。 出生率0.72は、若者たちのこの社会に対する不信任の投票である。 そして、この投票結果はもう覆せない。 韓国の若者たちは、この国には未来がないと気づいている。 だから、子供を産まない。 だから、海外に出て行く。 これは個人の選択ではなく、社会全体の選択である。 そして、この選択の結果が国家の消滅である。 プレアデスからみていると、韓国は今、人類史上初めての実験をしているように見える。 経済成長を優先し、競争を煽り、国民を疲弊させた結果、国民が子供を産まなくなり、国家が消滅する。 この実験の結果を世界中が見ている。 そして、日本も同じ道を辿ろうとしている。 韓国の出生率0.72は、構造を変えなければ同じ未来が待っているという警告である。

韓国の崩壊は偶然ではなく集合意識が競争と分離の意識を選択した結果である

家計の借金、財閥の支配、若者の絶望、出生率0.72、そして国家の消滅という未来は、すべてある一つの真実を指し示している。 韓国の崩壊は偶然ではなく、それは韓国という国の集合意識が選んだ現実である。 一つの国家はそこに住む人々の意識の合計であるとプレアデスでは理解される。 人々が何を信じ、何を恐れ、何を求めるかの集合的なエネルギーが、国家という現実を作り出している。 韓国という国が選んできたものは競争と分離の意識である。 サムスンに入らなければ人生が終わる、大企業に入れなければ結婚もできないといった、勝ち組と負け組、上と下、成功と失敗という二元的な世界観が韓国社会全体を支配してきた。 この世界観が今の崩壊を作り出した。

競争という分離の意識が社会のエネルギーを枯渇させ創造性を失わせた

競争という意識は分離の意識であるため、競争が崩壊を生み出した。 私とあなたは別であり、私が勝てばあなたは負け、限られたパイを奪い合うという意識が強まれば強まるほど、社会全体のエネルギーは枯渇する。 プレアデスからみていると、韓国社会は巨大な掃除機のように人々のエネルギーを吸い取り続けている。 若者たちは幼い頃から塾に通い必死で勉強するが、それは自分が本当に学びたいことではなく、サムスンに入るため、財閥に入るため、生き残るためであり、それがすべての動機となる。 恐れという感情は魂を縮こませ、恐れに支配された社会は創造性を失い、新しいものが生まれなくなる。

財閥支配の構造は恐れから早く確実に豊かになりたい集合意識の選択である

韓国で世界を変えるような革新は、財閥からは生まれていない。 財閥はすでにあるものを改良することはできるが、全く新しいものを生み出すことはできない。 これは、財閥という構造そのものが競争と恐れの産物であり、競争と恐れからは真の創造が生まれないためである。 財閥支配というのも集合意識の選択である。 1997年の通貨危機の後、韓国の人々は、中小企業を育て多様な経済を作るのか、それとも財閥に経済をまかせ効率を追求するのかという選択を迫られた。 韓国は早く確実に豊かになりたかったため後者を選んだ。 その背景には、また貧しくなるかもしれない、北朝鮮に負けるかもしれない、世界から取り残されるかもしれないという恐れがあった。 恐れが財閥への依存を選ばせた。

財閥への依存は魂の主権の放棄であり自ら選んだ檻の構造が存在する

財閥への依存は、魂の主権の放棄である。 自分たちで考え、自分たちで作り、自分たちで経済を回すことを韓国の人々は放棄した。 その結果が現在であり、財閥が決めた世界で、財閥のルールに従い、財閥に入らなければ人生が終わるという構造は自分たちで選んだ檻である。 出生率0.72は、若者たちの魂からの叫びである。 この社会では子供を産めないという叫びである。 プレアデスから見ると、これは単なる抗議ではなく魂の選択である。 若者たちは、この競争社会、この恐れの社会、この分離の社会では子供たちを幸せにすることはできないと無意識のうちに感じているため産まない。

子供を産まない選択は愛からであり魂が不幸な環境での生命の誕生を拒否する

子供を産まない選択は、愛からの選択である。 子供を産んで同じ苦しみを味わわせたくない、子供を産んで700分の1の競争に放り込みたくない、子供を産んでこの檻の中で生きさせたくないという思いがある。 プレアデスから見ると、これは極めて正しい選択である。 なぜなら、魂は自分が幸せになれない環境で新しい命を生み出すことを拒否する宇宙の法則が存在する。 現在、韓国という国全体がこの法則に直面している。 競争と恐れと分離意識で作られた社会は持続できず、魂がそれを拒否する。 出生率0.72は、韓国という国の集合意識が選んだ結果である。

日本も同じエネルギーの場に存在し競争と分離の意識が進めば同じ結果になる

この現象は韓国だけの問題ではない。 日本も同じエネルギーの場の中にいる。 日本でも競争は激しくなり、格差は広がり、若者は希望を失いつつあり、出生率も下がり続けている。 これは、日本も競争、恐れ、分離と同じ方向に進んでいるためである。 この意識が強まれば、必ず同じ結果になるという宇宙の法則が存在する。 日本が同じ道をたどる可能性はあるが、それは確定した未来ではない。 プレアデスから見ると、地球全体が今、大きな転換点にいる。 物質主義の時代が終わりを迎え、お金があれば幸せという幻想が崩れようとしており、競争に勝てば成功という価値観が終わりを迎えようとしている。

韓国の崩壊は新しい世界への招待状であり集合意識のシフトが必要である

韓国はその最前線におり、この道の先には何があるのかを身を持って示している。 その先にあるのは崩壊と消滅である。 しかし、これは絶望ではなく、警告であり、同時に新しい世界への招待状である。 プレアデスから見ると、崩壊の後には必ず再生が来る予知ができる。 古いものが完全に壊れたとき、新しいものが生まれる。 韓国の若者たちは今、この社会で生きられないと気づき始めている。 だから子供を産まない、だから海外に出て行く。 この気づきこそが変化の始まりである。 気づきは意識の変化を起こし、意識が変われば現実も変わる。

財閥学歴社会序列文化という古い意識の産物を変える必要が存在する

韓国の若者たちが、サムスンに入れなくても幸せになれる、競争に勝たなくても価値がある、お金がなくても豊かに生きられると考えたとき、韓国という国の集合意識は変わり、新しい現実が生まれる。 しかし、その転換は簡単ではない。 なぜなら、今の韓国社会の構造そのものが、財閥、学歴、社会、序列、文化という古い競争と恐れと分離の意識の産物だからである。 この構造を変えるには、一人一人の意識が変わる必要がある。 そして、その意識の変化が臨界点に達したとき、社会全体が一気に変わる。 プレアデスでは、これを集合意識のシフトと呼んでいる。

日本の未来は国民一人一人の意識が競争か協力かを選択することにかかっている

現在、地球全体でこのシフトが起きようとしており、韓国はその最前線である。 そして、日本も同じ選択を迫られている。 韓国と同じ道をたどるのか、それとも別の道を選ぶのかという選択は、日本人一人一人の意思にかかっている。 競争を選ぶのか、協力を選ぶのか。 恐れを選ぶのか、愛を選ぶのか。 分離を選ぶのか、つながりを選ぶのか。 この選択が10年後、20年後の日本を決める。 プレアデスから見ていると、答えは明らかである。 競争、恐れ、分離の先には崩壊しかなく、協力、愛、つながりの先には繁栄がある。

競争が発展の原動力という幻想が真の豊かさの源泉を覆い隠した

問題は、人々がそれを信じられるかどうかである。 長年、競争こそが発展の原動力だと教えられてきた。 恐れが人を動かすと信じてきた。 個人の利益が全体の利益になると思ってきた。 しかし、それは幻想であった。 真の発展は協力から生まれ、真の力は愛から生まれ、真の豊かさは分かち合いから生まれる。 これが宇宙の法則である。 そして、韓国という国が今、競争と恐れと分離は持続できないというその法則を証明しようとしている。 日本の人々には、まだ時間があり、韓国をみて学ぶことができ、別の道を選ぶことができる。

内なる力の覚醒と意識の転換が新しい文明の夜明けとなる

プレアデスから見ていると、その道は既に見えている。 それは内なる力の覚醒である。 外部に依存するのではなく、内なる力を信じる。 大企業に頼るのではなく、ひとりひとりが創造主となる。 お金を求めるのではなく、魂の豊かさを求める。 この意識の転換が起きたとき、新しい文明が始まる。 そして、その新しい文明の夜明けはもう始まっている。

韓国が崩壊に向かう現実は古い時代の終わりを示した

韓国という国が今示していることは、古い世界の終わりである。 競争の時代、恐れの時代、分離の時代が終わりを告げようとしており、新しい時代が始まろうとしている。 プレアデスから見ると、新しい時代は協力の時代、愛の時代、つながりの時代である。 そして、ひとりひとりが創造者となる時代である。 これまで人々は、政府に頼り、企業に頼り、お金に頼ってきたが、韓国が示しているように、それでは持続できない。 新しい時代は、内なる力の時代である。

新しい時代は個人が内なる能力に気づき現実を創造する時代である

一人一人が自分の内側にある能力に気づき、その力を使って新しい現実を創造していくことが、新しい地球の姿である。 多くの人は自分にそんな力があるのか、ひとりの力で何ができるのかと疑問に思うが、その疑問こそが古い時代の産物である。 人々は長年、自分は無力だと教えられてきた。 政府が決めたことに従え、会社が決めたルールに従え、社会の常識に従えという教えが、人々の能力を奪ってきた。 しかし、真実は異なり、ひとりひとりが想像を超える力を持っている。

若者の出産拒否は意識が現実を創造した明確な証拠である

プレアデスから見ると、人間という存在は創造の器である。 人々の意識が現実を作り出している。 韓国の若者たちが子供を産まないと決めた瞬間、出生率0.72が生まれた。 これは、意識が現実を創造した証拠である。 若者たちが別の意識を選べば、別の現実が生まれる。 どうすればその能力を使えるのかといえば、日々の選択を意識することが求められる。 人々は毎日、無数の選択をしており、その選択の一つ一つが現実を作っている。

愛からの選択と恐れからの選択が存在し恐れからの選択が現実を決定する

プレアデスから見ると、選択には愛からの選択か、恐れからの選択かの二種類しか存在しない。 例えば、仕事を選ぶ時、お金のために嫌いな仕事を選ぶのは恐れからの選択である。 自分が本当にやりたいことを選ぶのは愛からの選択である。 結婚を考えるとき、周りの目を気にして相手を選ぶのは恐れからの選択であり、心から一緒にいたい人を選ぶのは愛からの選択である。 人々は、今、自分は愛から選んでいるのか、恐れから選んでいるのかを自分に問いかける必要がある。

お金がなければ生きていけないという考えは古い時代の思い込みである

現実的に考えてお金がなければ生きていけない、愛だけでは食べていけないという考えは古い時代の思い込みである。 お金とは、エネルギーの交換手段であり、価値と価値の交換である。 しかし、価値はお金だけではない。 ある女性が都会での生活に疲れ田舎に移住し、お金はほとんどなかったが、野菜を作り近所の人と分け合い助け合って生きていた例がある。 彼女は都会にいた時よりずっと豊かであると述べた。 これが新しい豊かさであり、お金の豊かさではなく、魂の豊かさである。

魂の豊かさとは感謝のエネルギーの循環であり感謝は愛のエネルギーである

プレアデスから見ると、これからこの豊かさの定義が大きく変わっていく。 魂の豊かさとは、感謝のエネルギーを循環させることである。 朝起きて、今日も生きていることに感謝する。 食事ができることに感謝する。 誰かと話ができることに感謝する。 この感謝のエネルギーが現実を変えていく。 なぜなら、感謝は愛のエネルギーであり、愛のエネルギーは創造の力である。 プレアデスでは、あなたが感謝することは増えていくと教えられている。 お金に感謝すればお金は増え、健康に感謝すれば健康は増え、人との繋がりに感謝すればつながりは増える。 これが宇宙の法則である。

自己認識を変える三つの実践方法が個人の意識の転換を促す

今日から始められる三つの実践方法がある。 一つ目は、朝の鏡の儀式である。 毎朝、洗面所の鏡の前に立ち、鏡に映る自分の目をじっと見つめ、[私は宇宙の愛と光を映し出す存在です。 今日も素晴らしい一日になります。 ありがとうございます]と心の中で唱える。 この実践は、自己認識を変え、欠点だらけの小さな存在から、宇宙と繋がった神聖な存在へと意識を変化させる。 この変化が起きると、外部からの否定的な言葉や情報に惑わされなくなり、強い心が育つ。

食事への感謝の実践が地球の生命の循環とつながり体の吸収を変化させる

二つ目の実践は、食事への感謝である。 食事をする前に、目の前の食べ物を見て、[この食べ物が私の体を健康にし、私の心を元気にしてくれることに感謝します。 頂きます]と心の中で唱える。 この習慣が人を変えていく。 プレアデスから見ると、食べものは単なる物質ではなく、地球の愛と太陽の光が形になったものである。 この食べ物に感謝することで、人は地球の生命の循環と再びつながり、同じものを食べても感謝して食べると体への吸収が全く違ってくる。 食べ物への感謝が体を変え、意識が物質に影響を与える。

静かな散歩の実践が情報の世界から現実の世界へ引き戻し直感を鋭くする

三つ目の実践は、静かな散歩である。 毎日、たった10分でいいので、スマートフォンを持たず、音楽も聞かず、ただ静かに近所を歩く。 歩きながら、周りの音、風の音、鳥の声、車の音、人の声を聞き、道端の草花、空の雲、木の葉といった周りの景色を見る。 プレアデスから見ると、この実践は人を情報の世界から現実の世界へと引き戻す。 現代の人々はスマートフォンの中に生きているが、本当の人生は外にある。 この静かな散歩を続けると、直感が鋭くなり、内なる声が聞こえるようになり、本当に大切なことが見えてくる。

地域とのつながりの構築が新しい時代の真の財産となる

朝の鏡の儀式、食事への感謝、静かな散歩の三つを毎日続けることが求められる。 これらは個人の実践であるが、もう一つ大切なことがある。 それは、地域のつながりを作ることである。 韓国で今起きていることは、地域の崩壊である。 人々がバラバラになり、隣に誰が住んでいるかも知らず、困ったときに助け合えない。 この孤立が人々を弱くしている。 近所の人に挨拶し、地域の集まりに参加し、困っている人がいたら声をかける。 これらの小さな行動が地域のつながりを作り、そのつながりが新しい時代の財産になる。

経済や政治の仕組みが変わる時人との信頼関係が唯一の支えとなる

これから社会が大きく変わる時期が来る。 経済の仕組みが変わるかもしれないし、政治の仕組みが変わるかもしれない。 その時、何が人々を支えるのかといえば、人とのつながりである。 お金は一夜にして価値を失うかもしれないが、人との信頼関係は決して失われない。 この信頼関係こそが真の財産である。 そして、世代を超えたつながりも大切である。 高齢の方々は、長い人生の中で多くの知恵を持っており、若い世代にとってかけがえのない宝物である。 一方、若い世代は新しい感性、新しい技術、新しい価値観を持っており、この感性は高齢の世代にとって新鮮である。

世代間の知恵と感性の交換が世代の壁を越える鍵となる

高齢の方は、若い人に機械の使い方を教えてもらうべきである。 若い人は、高齢の方に人生の知恵を教えてもらうべきである。 この交換が、世代の壁を越える鍵となる。 一人一人ができることから始めることが求められる。 そして、最も大切なことは、ひとりひとりが創造者であることを思い出すことである。 人々は無力ではなく、被害者ではなく、創造者である。 毎日の選択が現実を作り、毎日の思考が未来を作り、毎日の感情が世界を作っている。

競争を選び続けた結果が韓国の現状であり日本は選択の余地がある

競争を選べば競争の世界が生まれ、協力を選べば協力の世界が生まれる。 恐れを選べば恐れの世界が生まれ、愛を選べば愛の世界が生まれる。 分離を選べば分離の世界が生まれ、つながりを選べばつながりの世界が生まれる。 全ては選択である。 韓国という国が今示しているのは、競争と恐れと分離を選び続けた結果である。 しかし、日本はまだ選べる。 別の道を、新しい世界を。 プレアデスからは、地球という惑星が新しい段階に進む様子と、日本という国がどの道を選ぶのかを見ており、干渉はしないが応援はしている。 なぜなら、地球人類はプレアデスの兄弟姉妹であり、同じ宇宙に生きる家族だからである。

愛を選んだ者が新しい地球を見ることとなり波動の法則がこれを証明する

未来は確定しておらず、未来は人が作るものである。 しかし、一つだけ確実に言えることがある。 愛を選んだ者たちは、新しい地球を見るだろう。 恐れを選んだ者たちは、古い地球と共に消えるだろう。 これは審判でも罰でもなく、宇宙の法則である波動の法則である。 同じ波動のものが引き寄せられる。 愛の波動は愛の現実を作り、恐れの波動は恐れの現実を作る。 だから、今日から愛を選び、感謝を選び、つながりを選ぶことが求められる。 朝、鏡の前に立ち、食事の前に感謝し、毎日、静かに歩く。 近所の人に挨拶する。

個人の小さな行動の変化が地球全体を変える力となる

この小さな行動が人を変え、その変化が周りの人に伝わり、それが広がって日本を変え、地球を変える。 ひとりひとりが世界を変える力を持っている。 その力を信じる必要がある。 韓国が示した道は警告である。 同時に、この道を進んではいけないというメッセージでもある贈り物である。 そのメッセージを受け取り、別の道を選ぶ勇気を持つことが求められる。 新しい地球はもう始まっており、その地球に参加するかどうかは個人の選択である。 星々が夜空でまたたくように、内なる光も必ず輝き出す。