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Windows系のノートPCで部品供給が安定しているのは「Let’s note〔Panasonic〕」と「ThinkPad〔Lenovo〕」の2系統である件

中古品を修理するための「新品部品」「中古部品」の供給が安定しているノートPCが2系統あると思う。

(1)「Let’s note〔Panasonic〕」〔Windows機〕
(2)「ThinkPad〔Lenovo〕」〔Windows機〕

「Let’s note〔Panasonic〕」「ThinkPad〔Lenovo〕」は、ヘビーユーザーから高く評価され続けている、ある種、特別なノートPCである。

「Let’s note〔Panasonic〕」「ThinkPad〔Lenovo〕」の背景には、長年安定して高品質なノートPCを供給し続ける技術力がある。

「Let’s note〔Panasonic〕」の修理専門店で信頼されているのが、shop8888である。 shop8888の方は元Panasonicの社員でLet’s noteを製造・修理に関係する部門にいらっしゃったらしい。 Panasonic本社の修理がものすごく高価なので、shop8888に修理依頼をする人が多い。

panasonic レッツノートパソコン 修理販売 & パーツ取扱い専門ショップ shop8888(ショップエイト)
shop8888 - Google 検索
Let’s note修理専門店 - Google 検索

Let’s noteの[修理用パーツ][交換バッテリー][ACアダプター]は、きわめて入手しやすい。

ノートPCのバッテリーは、1年半から3年でヘタってしまうため、新品バッテリーに交換する必要がどうしてもある。 私はノートPCはLet’s noteしか買っていないけれども、それはバッテリー交換が自分で手軽にできるから。 バネ式のスライドスイッチを外してバッテリーを抜いて、新しいバッテリーをパチンというまで押し込むだけ。 Let’s noteはぜんぶ、この方式でバッテリー交換が可能。 出先での電池切れが心配なら、純正品の新品バッテリーをもう1つ持ち歩けばいい。 これができるのはノートPCではLet’s noteだけ。 さらに、電源を入れたままバッテリー交換できる「ホットスワップ機能」がLet’s noteには付いている。 これができるのはノートPCではLet’s noteだけだと思う。 だからLet’s noteは値段は高いけれども根強く支持されているのだ。

ちなみにLet’s noteには「個人店頭向けモデル」「法人向けモデル」の2つがある。 「法人向けモデル」は4年保証が最初から付いており、インターネットから個体をユーザー登録することによって、保証が発効する。 「個人店頭向けモデル」は別途自分で延長保証を購入し、最大で5年保証まで付けられる。 いずれも、「メーカー保証の範囲内の故障であれば、保証期間中は無料で修理」できる。

Let’s note メーカー延長保証サービスパック | パナソニック パソコンサポート


「ThinkPad〔Lenovo〕」の修理専門店もある。

ThinkPad修理専門店 - Google 検索

IBMが製造・販売していた「ThinkPad〔Lenovo〕」の製造・販売元がLenovoに移行した。 IBM時代から考えると、かなりの長期間である。

「ThinkPad〔Lenovo〕」は自力でバッテリー交換するには、自分でネジを外して行なうけれども、これをやると保証対象外だと思う。 あと「ThinkPad〔Lenovo〕」の場合、ネジを外しても、筐体がはめ込みパッチン方式だから、赤色暗記シートとか、ギターのピックなどで、パッチンを1つ1つ外していく必要がある。 この工程で、パッチンを折ることが多い。 だから「ThinkPad〔Lenovo〕」は、やめといたほうがいい。


「MacBookシリーズ〔Apple〕」も、Appleそれ自体の修理態勢がしっかりしている。 ただし修理費が高い。


ノートPCは壊れやすいので、次の2つの道があると思う。

《1》使い捨てにする。
《2》「Let’s note〔Panasonic〕」「ThinkPad〔Lenovo〕」「MacBookシリーズ〔Apple〕」という3つのシリーズを長く使い続ける。
ほかにもゲーミングノートPCなど、よいものはたくさんあるけれども、ノートPCのヘビーユーザーから根強く支持され続けているのが、この3系統である。


マウスが使えない狭い環境(新幹線や飛行機の備え付けテーブルなど)で、どうやってマウスカーソルを移動させるか。 ThinkPadがIBMから発売されていた時代から、キーボードの中央に配置された赤いポッチは根強い人気であった。 ホームポジションから手を離さなくてもマウスカーソルを移動させることができるので、きわめて作業効率が高い。 これに慣れてしまうと、ThinkPadから離れられなくなる。

【笠原一輝のユビキタス情報局】“赤ぽっちキーボード”史上最高の出来となった「ThinkPad TrackPoint II Keyboard」 - PC Watch
ThinkPadのトラックポイントを交換すれば操作速度も上がる! | WorkToolSmith

そしてもう1つ、マウスが使えない狭い環境(新幹線や飛行機の備え付けテーブルなど)で使いやすいものに、Let’s noteのホイールパッド〔丸〕がある。 ホイールパッド〔丸〕は、ふつうのタッチパッド〔四角〕の機能に加えて、ホイールパッド〔丸〕を円形にこすると、上下のスクロールができるようになっている。 それがきわめて効率がよく、Let’s noteの人気を支える1つの大きな要素になっている。

Let’s note〔Panasonic〕で「買ってはいけないモデル」(1)|タッチパッド〔四角〕を装備したモデル|ホイールパッド〔丸〕を装備していないモデル

「MacBookシリーズのタッチパッド〔四角〕」と「Let’s noteのホイールパッド〔丸〕」は、きわめて操作性がよい。

MacBookシリーズのタッチパッド〔四角〕は、よく研究して作られている。 かなりの出来映えである。

それを真似て、多くのノートPCがタッチパッド〔四角〕を採用したけれども、誤操作を招くことが多く、うまく機能していないものもある。 中にはタッチパッド〔四角〕に厚紙を貼り付けて、マウスで操作している人もいる。 それぐらい、タッチパッド〔四角〕の調整は難しい。

以下は「タッチパッド〔四角〕を採用したLet’s note」を対象とした、誤操作防止ユーティリティである。 こういうソフトウェアが出されること自体が、「Let’s noteのタッチパッド〔四角〕」は「誤操作を招きやすいやっかいな代物」だということの証拠になる。 ホームポジションに手を置いて、「タッチパッド〔四角〕の左右の角あたり」を誤タッチして、マウスカーソルがいつもズレるんだよ。 そういう不満を抱いている人が多いからこそ、「タッチパッド〔四角〕誤操作防止ユーティリティ」なるものが存在するわけである。

タッチパッド〔四角〕誤操作防止ユーティリティ | PC Cafe サービス・サポート編 | パナソニック パソコンサポート

「MacBookシリーズのタッチパッド〔四角〕」も使っているので、「Let’s noteのホイールパッド〔丸〕」だけは苦手だ。 そういう人もいるだろうから、「タッチパッド〔四角〕を採用したLet’s note」がいちがいに悪いということでもない。

ただし、「Let’s noteのタッチパッド〔四角〕」は「誤操作を招きやすいやっかいな代物」らしいということだけは知っておくべきだ。

ぶっちゃけ、Let’s noteだったらホイールパッド〔丸〕の一択だよな。

ホイールパッド〔丸〕採用モデル|Let’s note CF-XZシリーズ|あまりオススメしません

Let’s note CF-XZシリーズは画面にタッチできるノートPCで、ホイールパッド〔丸〕採用モデルでもあります。

Let’s note CF-XZシリーズのどこがマズいのかというと、画面とキーボードが切り離せるので、接合部が故障する点です。

Let’s note CF-XZシリーズの後継機種がLet’s note CF-QVシリーズであり、二者択一だったら、Let’s note CF-QVシリーズのほうが断然オススメです。

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Let’s note CF-QVシリーズは画面にタッチできるノートPCで、ホイールパッド〔丸〕採用モデルでもあり、画面が360度回転するコンバーチブル型です。

画面が360度回転するコンバーチブル型というのは[Let’s note CF-AXシリーズ][Let’s note CF-RZシリーズ]が連綿と採用してきた方式であり、その(小画面=10.1型、中画面=12型)中画面版が「Let’s note CF-QVシリーズ」だということです。

[Let’s note CF-XZシリーズ]〔タブレット部とキーボード部の切り離しタイプ〕よりも[Let’s note CF-QVシリーズ]〔画面が360度回転するコンバーチブル型〕のほうがオススメです。

タッチパッド〔四角〕採用モデル|Let’s note CF-RZシリーズ

Let’s note CF-RZシリーズは画面にタッチできるノートPCで、タッチパッド〔四角〕採用モデルでもあります。 小型軽量、かつ、画面が360度回転するコンバーチブル型なので、タブレット的な使い方もできます。

[Let’s note CF-RZシリーズ]は次の欠点をもちます。

(1)Let’s note CF-RZシリーズは、拡張端子が削られている。 Thunderbolt 3対応のUSB3.1 Type-Cポートがないので、外付けグラフィックボードや高速SSDなどを接続することができない。

(2)Let’s note CF-RZシリーズは、キーボードが小さく、子供の手でないとうまく打てない。 私の常用ノートPCはCF-B10という15.6型の機種で、キーボードが大きい。 したがって、私の感覚では、Let’s noteの12.1型、12型、10.1型のキーボードは、打ちにくいと感じる。 ギリギリ、Let’s noteの14型で普通レベルの打ちやすさだと思う。

(3)Let’s note CF-RZシリーズは、非力なCPUを積んでいるモデルが多いので、パワー不足を痛感する。 現行のCF-RZシリーズは、店頭モデルでの最高CPUはインテル® Core™ i5-8200Yである。 Panasonic Storeのカスタマイズモデルにしか、インテル® Core™ i7-8500Yを搭載したモデルがない。

[Let’s note CF-RZシリーズ]の「小型軽量、かつ、画面が360度回転するコンバーチブル型なので、タブレット的な使い方もできる」という点を生かしつつ、拡張端子を通常通りにして、画面とキーボードを大きくしたものが[Let’s note CF-QVシリーズ]です。

小型軽量への強い要望がある場合には[Let’s note CF-RZシリーズ]を選択するのが正解です。

他方、「CPUパワーを少しでも高くしたい」「Thunderbolt 3経由で外付けグラフィックボードを接続したい」などといった要望がある場合には、[Let’s note CF-RZシリーズ]を避けて[Let’s note CF-QVシリーズ]にする必要があります。

Let’s note CF-RZ - Google 検索

タッチパッド〔四角〕採用モデル|Let’s note CF-LXシリーズ

[Let’s note CF-LXシリーズ]はタッチパッド〔四角〕の評判が芳しくなかったのか[Let’s note CF-LVシリーズ]というホイールパッド〔丸〕搭載モデルに生まれ変わりました。 [Let’s note CF-LXシリーズ]はタッチパッド〔四角〕なので、中古でも避けたい機種だと感じます。 もちろん、タッチパッド〔四角〕が好きな方は、このかぎりではありません。

Let’s note CF-LX - Google 検索

タッチパッド〔四角〕採用モデル|Let’s note CF-MXシリーズ

[Let’s note CF-MXシリーズ]は画面にタッチできるノートPCで、タッチパッド〔四角〕採用モデルでもあります。

[Let’s note CF-MXシリーズ]が廃止されている点からわかるように、人気モデルとはいえないモデルだと思ってください。

[Let’s note CF-MXシリーズ]から[Let’s note CF-XZシリーズ]に移り、さらに[Let’s note CF-QVシリーズ]に生まれ変わったのでしょう。 [Let’s note CF-QVシリーズ]を選びましょう。

Let’s note CF-MX - Google 検索

Let’s note系統表

※Panasonicは、NX、SX、SZ、SVの系統を最強化モデルと位置づけていると見てよい。 最新CPUへの対応、電池持ちなどの面で、NX、SX、SZ、SVの系統を最強になるように、いいかえれば、他のモデルがNX、SX、SZ、SVの系統を下克上しないように、いろいろとスペックを調整している。 結局、新品でも中古でも、NX、SX、SZ、SVの系統を買っておけば間違いない。 それだけはいえる。

※会社でLet’s noteを導入する。 大学でノートPCが必要なので購入する。 その場合は、[Let’s note CF-SVシリーズ]にしておけば間違いない。

―― タッチ
パネル
ホイール
パッド
光学式
ドライブ
USB3.1
Type-C
顔認証 画面 型番 コンセプト 類似系統
型番
クラム
シェル
―― 14型 LV 大画面
大キーボード
LX
B 15.6型
―― 12.1型 SV 中画面
中キーボード
SZ
SX
NX 光学Dなし
タブレット
兼用
―― 12型 QV
回転
XZ
切離
―― ―― ―― ―― 10.1型 RZ
回転
小画面
小キーボード
AX
回転

Let’s note〔Panasonic〕で「買ってはいけないモデル」(2)|光学式ドライブを搭載していないモデル

Let’s noteは、リカバリーディスクが付いて来ないので、リカバリーディスクを自分で焼き込むノートPCです。 リカバリーディスクを作成するのに、光学式ドライブが必要になります。 ただしそれは、最初だけです。

困るのは、ソフトウェアのインストールに、どうしても光学ディスクドライブが必要になる場面があるということです。

もちろん、本体の軽量化・薄型化に寄与するのは「光学ディスクドライブなし」の状態です。

Let’s noteのうち画面が360度回転するコンバーチブル型なのは[Let’s note CF-RZシリーズ]〔10.1型〕および[Let’s note CF-QVシリーズ]〔12型〕であり、この2機種は光学式ドライブを搭載していないモデルです。

ふだん使いするぶんにおいては、「光学ディスクドライブなし」の状態のほうが、薄型軽量な本体となり、使い心地がよいです。

しかし「光学ディスクドライブあり」のほうが、何かと便利であることも事実です。

例えば、「そのデータをください」というお客さんに、その場でデータを渡すとき、光学式ドライブを内蔵したモデルだと、ナマのディスクを数枚持っていれば、その場で一発解決になります。 具体的には、写真を納品する場合、ディスクに焼き込んで、その場で手渡すなど。 もちろん、外付けの光学式ドライブでまかなえばいいのですけれども、外付けの光学式ドライブを外出時にまで持ち歩くのは面倒です。 ビジネスに使うノートPCとしては、この部分は大切でしょう。

用途ごとに使い分けるしかありません。


「ホイールパッド〔丸〕を装備しているモデル」かつ「光学式ドライブを搭載しているモデル」は、次のモデルです。これらが「買っても失敗のないモデル」です。

[Let’s note CF-LVシリーズ]〔14型〕
[Let’s note CF-SVシリーズ]〔12.1型〕
[Let’s note CF-SZシリーズ]〔12.1型〕
[Let’s note CF-SXシリーズ]〔12.1型〕


[Let’s note CF-QVシリーズ]は「光学式ドライブを搭載していないモデル」ではあるけれども、画面が360度回転するコンバーチブル型である点で、寝ながらのインターネット閲覧には最適な形状です。

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