🟩 もくじ

ボールペン総論

※現在のJETSTREAMは、昔のJETSTREAMとは異なり、[ぺんてるハイブリッドのC300系の替芯は、入るけれども、ノックが硬い・ノックができない]という状態になっています。JETSTREAMのチップのガタつきを抑制するために、寸法をタイトにして締め上げているようです。

  • 【通常粘度油性インク:結論1】:通常粘度油性インクは[BSRF-6M-(B・R・L)][BSRF-6F-(B・R・L・G)][BSRF-8EF-(B・R・L・G)][BKRF-6F-(B・R・L・G)]といった[PILOT Downforce]と[PILOT 4+1 LIGHT]で共通して使える替芯がよい。
    • これらのPILOTの通常粘度油性インクは、通常粘度であるにもかかわらず、bLen/Surariのエマルジョンインク〔ZEBRA〕と同じくらい粘度が低くてサラサラと書ける。
    • ただし、以上のPILOTの替芯は[替芯の最大直径:φ3.1mm]で[替芯のチップの直径]がZEBRAのそれよりも大きい。
    • PILOTの替芯の[チップの直径]が[ZEBRAのボディの口金の直径]よりも太いので、以上のPILOTの替芯をZEBRAのボディに入れることは不可能。
    • PILOTの替芯の[替芯の最大直径:φ3.1mm]であり、ZEBRAの替芯の[替芯の最大直径:φ3.0mm]であることから、ZEBRAの替芯を[ZEBRA WETNIE〔チップ直径=細〕]のボディに入れることは可能だけれども、[替芯の最大直径:0.1mmのスキマ]によって、加圧効果が得られない。
    • 要は、[PILOT Downforce〔チップ直径=太〕]と[ZEBRA WETNIE〔チップ直径=細〕]は互いにリフィルの互換性ナシである。
    • なお、PILOTのボールペンは、入手性が低い。ZEBRAと三菱鉛筆のボールペンは、100均でも、スーパーでも、よく売られているけれども、パイロットのボールペンは、あまり見かけない。
    • 油性ボールペン替芯|1.0mm(中字)|黒・赤・青|BSRF-6M-(B・R・L)|BSRF-6M|全長98.5mm|最大径3.1mm|スプリング留め突起あり|替芯後端スポンジなし
    • 油性ボールペン替芯|0.7mm(細字)|黒・赤・青・緑|BSRF-6F-(B・R・L・G)|BSRF-6F|全長98.5mm|最大径3.1mm|スプリング留め突起あり|替芯後端スポンジなし
    • 油性ボールペン替芯|0.5mm(極細)|黒・赤・青・緑|BSRF-8EF-(B・R・L・G)|BSRF-8EF|全長98.5mm|最大径3.1mm|スプリング留め突起あり|替芯後端スポンジなし
    • 油性ボールペン替芯|0.7mm(細字)|黒・赤・青・緑|BKRF-6F-(B・R・L・G)|BKRF-6F|全長98.5mm|最大径3.1mm|スプリング留め突起なし|替芯後端スポンジあり
  • 【通常粘度油性インク:結論2】:通常粘度油性インクについて、[ZEBRA WETNIE〔チップ直径=細〕]が採用しているK-0.7芯〔替芯〕は入手性がきわめて高い。 それはK-0.7芯〔替芯〕が、[ZEBRA ジムノック]という最もメジャーな通常粘度油性インクのノック式ボールペンの替芯でもあるためである。 [ZEBRA WETNIE]のインクが切れたら、緊急時には[ZEBRA ジムノック]を買って、それに装着されているK-0.7芯〔替芯〕を[ZEBRA WETNIE]に装着すれば済む。 [PILOTの通常粘度油性インク]は粘度が低く、[ZEBRAの通常粘度油性インク]は、ごくわずかばかり粘度が高いけれども、僅差であり、[ZEBRA WETNIE]も[ZEBRA ジムノック]も、インクが新しいうちは、サラサラ書ける。 [ZEBRA ジムノック]が5本入りで安売りされていることがよくあり、[ZEBRA ジムノック]でよく書けなくなった替芯を、[ZEBRA WETNIE]で加圧して使うなど、応用がきく。
    ZEBRA | ゼブラ株式会社 | 油性ボールペン替芯
  • 【低粘度油性インク:結論】:低粘度油性インクは、VICUÑA、JETSTREAM、Acroballではなく、bLen/Surariのエマルジョンインク〔ZEBRA〕が最もマシ。
  • 【ゲルインクボールペン:結論】:ゲルインクボールペンは、[ぺんてる Hybrid TECHNICA〔0.35mm〕][三菱鉛筆 uni-ball SigNo RTorRT1〔0.38mm〕]のどちらかがオススメ。
    • [Hybrid TECHNICA]は、キャップ式・ノック式ともに替芯のみが販売されており、ボディは廃番である。ボディとしては[uni-ball SigNo RTorRT1]などを流用する。 ー また、この記事全般に、[ボールペンを、替芯を中心に見ている][ボールペンのボディは、何でもよいと考えている]という視点で書かれている。
    • [ZEBRA SARASA]と[uni-ball SigNo RTorRT1]を比べた場合、[uni-ball SigNo RTorRT1]のほうが明らかに高級である。 ー [uni-ball SigNo RTorRT1]のほうが、どの色もインクの発色がよく、紙面から文字が浮き立っているように見える。三菱鉛筆のインクのほうが視認性が高いのである。
    • [ZEBRA SARASA]は、どの色もインクの発色が抑制されており〔コントラストが抑制された画像〕、渋い色味と、目に刺激を与えない、ややモヤッとした輪郭になるインクである。
    • [ZEBRA SARASA]は[チップ]と[ボール]との境目となるエッジの面取りを、たぶんやっていないので、[0.3mm][0.4mm][0.5mm]ではペン先がカリカリ引っかかる。[0.7mm][1.0mm]は大丈夫である。
    • [uni-ball SigNo RT1]は、は[チップ]と[ボール]との境目となるエッジの面取りを念入りに行なっているので、[0.38mm]でも引っかかりなくサラサラ書ける。[0.28mm]だと、さすがに少々カリカリ引っかかる。
    • [uni-ball SigNo RT]は、[RT1]よりも[チップ]と[ボール]との境目となるエッジの面取りが甘いけれども、それでも[0.38mm]でも引っかかりなくサラサラ書ける。
    • [uni-ball SigNo RTorRT1]と[Hybrid][Hybrid TECHNICA]は、引っかかりなくサラサラ書ける。
    • 学習における演習用の大量筆記のための筆記具としては、[uni-ball SigNo RTorRT1 0.38]と[Hybrid 0.5][Hybrid TECHNICA 0.35]と[bLen 0.5]を推奨したい。 ー 大量の原稿執筆で、原稿用紙に書き込む場合だったら、[uni-ball SigNo RTorRT1 0.5〔ブルーブラック〕][Hybrid 0.5〔ブルー〕][Hybrid TECHNICA 0.7〔ブルー〕]を推奨したい。 ー 個人的な意見だけれども、JETSTREAMは、ダマがたくさんできるから、アレだと思う。

低粘度油性インク〔bLen/Surari、VICUÑA、JETSTREAM、Acroball〕|大型のダマで紙面と手が汚れる|やや裏抜けする|インクの経年劣化で筆跡の裏面の周囲に黄色いシミが広がることがある

【結論】:低粘度油性インクはbLen/Surariのエマルジョンインク〔ZEBRA〕が最良。

bLen/Surari

ダマはできにくく、裏抜けはあまりせず、インクの経年劣化で筆跡の裏面の周囲に黄色いシミは出ない。

VICUÑA

ダマがとてもできやすく、裏抜けはあまりせず、インクの経年劣化で筆跡の裏面の周囲に黄色いシミは出ない。

JETSTREAM

ダマができやすく、裏抜けしやすく、インクの経年劣化で筆跡の裏面の周囲に黄色いシミが広がることがある。

Acroball

ダマはできにくく、とても裏抜けしやすく、インクの経年劣化で筆跡の裏面の周囲に黄色いシミが強く広がることがある。

ゲルインクのペン先に高い筆圧を加えて感圧紙への記入を繰り返すとペン先が傷んでインクの出が悪くなる

速乾性ゲルインク〔ENERGEL、SARASA dry〕は、我慢ならぬほど裏抜けする|裏抜け防止の面で、ENERGELより、Hybridのほうがすぐれている

[Hybrid〔テーパー型〕][Hybrid TECHNICA〔ニードル型〕]のノック式は替芯〔C300系〕のみ販売。 C300系なので、SARASA CLIP、uni-ball SigNo RTなど、多くのノック式ゲルボールペンのボディに入る。 Hybrid TECHNICAの0.35mmが、細すぎず、太すぎず、手帳やノートへの記入に適している。

PILOT Downforceなど[通常粘度の油性インク+加圧]ならペン先に高い筆圧を加えて感圧紙への記入を繰り返してもインクの出は変わらない

PILOT Downforceなど[通常粘度の油性インク+加圧]ならペン先に高い筆圧を加えて感圧紙への記入を繰り返してもインクの出は変わらない。 [通常粘度の油性インク+加圧]なら、用紙を垂直面に押し付けて記入しても、インクがかすれることがない。 アクティブな場面での記入には[通常粘度の油性インク+加圧]が向いている。

ゲルインクボールペンでは、0.35mm~0.4mmが手帳やノートへの記入に適している

日本語は漢字が多いので、0.5mmでは細部がつぶれるため、文字を大きく書く必要があり、結果として疲労の蓄積につながりやすい。 0.28mm~0.3mmは、筆記時にガリと抵抗を感じやすく、また高い筆圧をかけるとボールとチップ〔ペン先〕との接合部の寸法が狂いやすく、インクの出が悪化しやすい。 [細すぎず、太すぎず、手帳やノートへの記入に適している]のは0.35mm、0.38mm、0.4mmなどの範囲である。 原稿用紙などへ大きな文字でサラサラ書きたい場合、0.5mm~0.7mmが適している〔ただし0.7mmはインクの出が激しく、ドボドボになる〕。 0.8mm~1.0mmは宛名書きに向く〔ただしインクの出が激しく、ドボドボになる〕。

ゲルインクボールペンは、Hybrid TECHNICA、uni-ball SigNo RTのどちらかがオススメ

【結論】:ゲルインクボールペンは、Hybrid TECHNICA〔0.35mm〕、uni-ball SigNo RT〔0.38mm〕のどちらかがオススメ。

Hybrid TECHNICA|[0.3mm以外]がよい|[Hybrid TECHNICA 0.35mm]の替芯をストックしておこう

ぺんてる Pentel XKFGN3-A ハイブリッドテクニカ03 リフィル黒
ぺんてる Pentel XKFGN3-B ハイブリッドテクニカ03 リフィル赤
ぺんてる Pentel XKFGN3-C ハイブリッドテクニカ03 リフィル青


[Hybrid TECHNICA 0.3mm]は以上の3点で、キャップ式〔非ノック式〕の替芯として売られており、細密画を描くのに向いている。 けれども、筆記時にガリと抵抗を感じやすい。


Hybrid TECHNICAはニードル型でペン先がよく見えるので、細かい文字を書く、細かい絵を描くのに向いている。 [Hybrid〔テーパー型〕][Hybrid TECHNICA〔ニードル型〕]は、チップ〔ペン先〕の面取りがしてあるため、[0.3mm以外]であれば、筆記時にガリと抵抗を、ほぼほぼ感じない。 [0.3mm]だけは、やはり筆記時にガリと抵抗を感じやすい。 [Hybrid TECHNICA 0.35mm]の替芯をストックしておこう。 それをSARASA CLIP、uni-ball SigNo RTなど、C300系がハマるボディで使うのがよい。

uni-ball SigNo RT|[0.28mm以外]がよい|[0.38mm]の替芯をストックしておこう

uni-ball SigNo RTの場合、チップ〔ペン先〕の面取りが、ある程度はしてあるため〔RT1はしっかり面取りしてある〕、[0.28mm以外]であれば、筆記時にガリと抵抗を、ほぼほぼ感じない。 なお、uni-ball SigNo RTの場合、チップ〔ペン先〕の形状は[テーパー型]だけであり、[ニードル型]が選べない。 [ニードル型]が好きなら[Hybrid TECHNICA 0.35mm]がよい。

SARASA CLIP|[0.7mm]と[1.0mm]だけが使える|それら以外は筆記時にガリと抵抗を感じる

SARASA CLIPの場合、筆記時にガリと抵抗を、ほぼほぼ感じないのは、0.7mmと1.0mmだけであり、SARASA CLIPは0.5mmですら筆記時にガリと抵抗を感じる。 0.4mm、0.3mmに至っては、筆記時にガリと抵抗がとても強く、実用的とはいえない。 なお、SARASA CLIPの場合、チップ〔ペン先〕の形状は[テーパー型]だけであり、[ニードル型]が選べない。

ゲルインクボールペンは[Hybrid TECHNICA 0.35mm]〔C300系〕または[uni-ball SigNo RT 0.38mm]〔C300系〕が万能であろうと思う

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★■★■三菱鉛筆 ゲルボールペン替芯 シグノRT1 0.28 黒 10本 UMR82.24

★■★■三菱鉛筆 ゲルボールペン替芯 シグノRT 0.38 黒 10本 UMR83.24

★■★■三菱鉛筆 ゲルボールペン替芯 シグノRT 0.38 ブルーブラック 10本 UMR83.64

★■★■三菱鉛筆 ゲルボールペン替芯 シグノRT 0.38 赤 10本 UMR83.15

★■★■三菱鉛筆 ゲルボールペン替芯 シグノ 0.5 黒 10本 UMR5.24

★■★■三菱鉛筆 ゲルボールペン替芯 シグノRT 0.5 ブルーブラック 10本 UMR85N.64

★■★■三菱鉛筆 ゲルボールペン替芯 シグノRT 0.5 赤 10本 UMR85N.15

三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL UMN155N38.68 [uni-ball SigNo(ユニボール シグノ) RT1 極細なのになめらか RT1 0.38mm ベビーピンク]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL UMN155N38.64 [uni-ball SigNo(ユニボール シグノ) RT1 極細なのになめらか RT1 0.38mm ブルーブラック]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL UMN155N38.33 [uni-ball SigNo(ユニボール シグノ) RT1 極細なのになめらか RT1 0.38mm 青]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL UMN155N38.24 [uni-ball SigNo(ユニボール シグノ) RT1 極細なのになめらか RT1 0.38mm 黒]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL UMN155N38.15 [uni-ball SigNo(ユニボール シグノ) RT1 極細なのになめらか RT1 0.38mm 赤]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL UMN155N38.12 [uni-ball SigNo(ユニボール シグノ) RT1 極細なのになめらか RT1 0.38mm バイオレット]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL UMN155N38.8 [uni-ball SigNo(ユニボール シグノ) RT1 極細なのになめらか RT1 0.38mm ライトブルー]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL UMN155N38.6 [uni-ball SigNo(ユニボール シグノ) RT1 極細なのになめらか RT1 0.38mm グリーン]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL UMN155N38.5 [uni-ball SigNo(ユニボール シグノ) RT1 極細なのになめらか RT1 0.38mm ライムグリーン]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL UMN155N38.4 [uni-ball SigNo(ユニボール シグノ) RT1 極細なのになめらか RT1 0.38mm オレンジ]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL UMN1035P.24 [UMN-103 5P ユニボール シグノ RT 0.38mm 黒 5本入り]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL UMR83.64 [ゲルインクボールペン 替芯 0.38mm ブルーブラック]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL UMR83-33 [ユニボール シグノ 極細 0.38mm 替芯 青]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL UMR83-15 [ユニボール シグノ 極細 0.38mm 替芯 赤]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL UMR83.24 [ユニボール シグノ 極細 0.38mm 替芯 黒]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL UMN103.64 [ユニボールシグノ RT ノック式 0.38mmブルーブラックインクボールペン UMN-103]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL UMN103.33 [ユニボールシグノ RT ノック式 0.38mm青インクボールペン UMN-103]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL UMN103.24 [ユニボールシグノ RT ノック式 0.38mm黒インクボールペン UMN-103]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL UMN103.15 [ユニボールシグノ RT ノック式 0.38mm赤インクボールペン UMN-103]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL UMN103.13 [ユニボールシグノ RT ノック式 0.38mmピンクインクボールペン UMN-103]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL UMN103.8 [ユニボールシグノ RT ノック式 0.38mmライトブルーインクボールペン UMN-103]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL UMN103.4 [ユニボールシグノ RT ノック式 0.38mmオレンジインクボールペン UMN-103]

ぺんてるハイブリッド替芯

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【結論】:長期保存に向くボールペンインクは[昔ながらの通常粘度の油性インク]

ジブン手帳に最適なボールペンを徹底検証。様々なボールペンを使って裏抜けを調査するよ。 – Stationery Life
トモエリバーと各種ボールペンインクの相性(裏抜け)について。1〜3年検証の結果。 – Stationery Life

上の記事がとても役に立ちます。

[昔ながらの通常粘度の油性インク]は、そのメーカーを問わず、[筆記時の裏抜け]と[経時変化の裏抜け]の両方を回避できます。

[昔ながらの通常粘度の油性インク]は、そのメーカーを問わず、長期保存に向くボールペンインクだといえそうです。

問題は、[昔ながらの通常粘度の油性インク]が揮発によってインクが固化しやすく、インクの固化によってインクの吐出が悪化し、[筆跡の裏面カスレ][筆跡の裏面途切れ]につながる点です。

[インクの吐出が悪化すること]を加圧によって回避する

[筆跡の裏面カスレ][筆跡の裏面途切れ]をもたらすのは[インクの吐出が悪化すること]ですので、加圧式ボールペンが1つの解決策となります。

ダウンフォース

[パイロット・ダウンフォース]は、[昔ながらの通常粘度の油性インク]を使用した、従来からあるタイプのインク替芯に対して、ノック時にその場で加圧するタイプのボールペンです。

[パイロット・ダウンフォース]に適合する替芯は[BKRF-6F-(B・R・L・G)]です。

この[パイロット・ダウンフォース]のやり方が、最も最も低コストでスマートなやり方だと私は思います。

私は[パイロット・ダウンフォース]がいいと思って、本体を2本買いました。

[ドアなどに用紙を押し当てた状態でも書ける〔宅配受取時のサイン〕][寝転がっても書ける]など、とても使い勝手がいいです。

[パイロット・ダウンフォース]について[私が改善してほしい点]を列挙しておきます。

  • [パイロット・ダウンフォース]は、握りが太くて〔4色ボールペンぐらい太い〕つくりが安っぽい感じですね。
  • プラスチックのボディでも、細身で高級感のある[パイロット・ダウンフォース]が出れば、かなり普及するでしょう。
  • この加圧機構をどれだけ小型化、高耐久化していくかが課題となるでしょう。
  • ノックのストロークが大きいので、伝票記入などの即時記入において不利であり、小さなストロークで大きく動かす[レバレッジの機構]を組み込む必要性を私は感じます。 つまり押し込みに多少の力が必要になったとしても、押し込むべき深さをもう少し浅くしたほうが、すぐに書き込みたいときに使いやすいでしょう。 バネや磁力をうまく使って助力するのがいいかもしれません。

パイロット PILOT BDWR-40F-W [油性ボールペン ダウンフォースR 細字 0.7mm ホワイト]
ダウンフォース替芯(ボールペン・替芯)
パイロット ダウンフォース

ダウンフォース | 製品情報 | PILOT
油性ボールペン替芯(BKRF) | 製品情報 | PILOT

ピュアモルト用の[加圧ボールペンリフィル]は時間とともに青っぽく裏抜けしていく

ジブン手帳に最適なボールペンを徹底検証。様々なボールペンを使って裏抜けを調査するよ。 – Stationery Life
トモエリバーと各種ボールペンインクの相性(裏抜け)について。1〜3年検証の結果。 – Stationery Life

上の記事がとても役に立ちます。

上の記事によると、ピュアモルト用の[加圧ボールペンリフィル]は[経時変化の裏抜け]〔時間とともに青っぽく裏抜けしていく〕という問題点があるようです。

ピュアモルト(油性ボールペン)|ボールペン多機能ペン・カスタマイズペン|三菱鉛筆株式会社
油性ボールペン替芯|商品情報|三菱鉛筆株式会社

パワータンク用の[加圧ボールペンリフィル]は[筆記時の裏抜け]と[経時変化の裏抜け]の両方を回避できる

ジブン手帳に最適なボールペンを徹底検証。様々なボールペンを使って裏抜けを調査するよ。 – Stationery Life
トモエリバーと各種ボールペンインクの相性(裏抜け)について。1〜3年検証の結果。 – Stationery Life

上の記事がとても役に立ちます。

上の記事によると、パワータンク用の[加圧ボールペンリフィル]は[筆記時の裏抜け]と[経時変化の裏抜け]の両方を回避できるようです。

パワータンクの替芯が実用的な価格になっているので、パワータンクも1つの候補になります。

パワータンク(ボールペン・替芯)

三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL SNP5.24 [BP 替芯 SNP-5 黒 24]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL SNP7-24 [uni POWER TANK(ユニパワータンク) スタンダードノック式 替芯(0.7mm) 黒]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL SNP10-24 [uni POWER TANK(ユニパワータンク) スタンダードノック式 替芯(1.0mm) 黒]

パワータンク|パワータンク|三菱鉛筆株式会社
油性ボールペン替芯|商品情報|三菱鉛筆株式会社

[ぺんてる・エナージェル〔Pentel ENERGEL〕][ゼブラ・サラサドライ〔ZEBRA SARASA dry〕]といった超速乾インクは筆記時の裏抜けがいちじるしい

エナージェル|商品紹介|ぺんてる株式会社

ZEBRA | ゼブラ株式会社 | サラサドライ

[ぺんてる・エナージェル]や[ゼブラ・サラサドライ]など、超速乾インクを採用したボールペンのリスク。

  • [紙面のセルロースの奥深くにまで短時間で浸透させる基剤]を使っているらしく、裏面までインクが染み通ってしまう現象が多発する。
  • [ノートは片面しか使うことができない]と覚悟して使う必要がある。不経済になりがち。
  • 筆記時にすぐ裏抜けするので、裏面にも記入欄がある文書の記入には使わないほうがいい。
  • [ゼブラ・サラサドライ]の[黒インク]は、[薄めた墨汁のような、真っ黒ではない黒]であり、良くいえば[透明感のある黒]です。
  • サクラクレパスのボールサイン〔ゲルボールペン〕で採用している通常の[黒]が、[真っ黒な黒]だと思います。

低粘度油性インクのボールペンのボテの出やすさは[ぺんてるのビクーニャ]>[三菱鉛筆のジェットストリーム]>[パイロットのアクロボール]

  • [ぺんてるのビクーニャ]は、低粘度油性インクの中で、最高の低粘度です。 [ぺんてるのビクーニャ]は、軽くサラサラ書けるのは事実ですけれども、ボテの出現度合いが著しく、紙面をこすってしまうと、紙面がすぐに汚れて、メチャクチャになります。 そして[ぺんてるのビクーニャ]は、ペン先にボテをもたらすインクが溜まりやすく、いつもペン先が汚れてしまいます。
  • 低粘度油性インクの中で、ボテの出現度合いの多い順で、[ぺんてるのビクーニャ]>[三菱鉛筆のジェットストリーム]>[パイロットのアクロボール]です。 つまり、ボテを出したくないけれども、低粘度油性インクが必要な場合、[パイロットのアクロボール]が無難であろうということです。

パイロットのアクロボール