シンクタンクの役割はネット革命と人工知能革命によって劇的に変化する

MED Japan 2025 特別講演 田坂広志「人生100年時代、我々は、どう生きるか」|人工知能、人生100年、雇用崩壊という3つの逆風が吹く時代において、個人は会社に依存する姿勢を捨て、人工知能に代替不可能な専門技能であるエキスパート力と、異なる環境でも通用する汎用技能であるプロフェッショナル力を磨き、豊かな人間力に基づいた自立した生き方を確立しなければならない。人生100年時代において、人はいつ死ぬか分からないという覚悟を持ち、今この瞬間の密度を高めて生きるべきである。直面するあらゆる逆境を[自己を成長させるための天の導き]と肯定的に解釈し、非言語的コミュニケーション力や自己内省力を磨きながら、次世代に託すべき志を持ってベストを尽くすことが、真に豊かな人生を切り開く。

田坂広志先生はダボス会議のメンバーとのことで、田坂広志先生は闇側に属しています

  • 田坂広志先生のおっしゃることの多くは当を得ています。
  • しかし田坂広志先生は、根源的・致命的なミスをしてらっしゃいます。
  • それは、このようにして、[こういう能力・スキルが求められるから、こういう能力・スキルを身につける]というのは、自分のほんらいのあり方を無視した在り方を推奨している点です。
  • これからの時代は、外側に合わせて生きていては淘汰されます。
  • 田坂広志先生の学園では、淘汰される人材を育てているのだということです。
  • もちろん、この言い回しが極端だということは承知で、それでもあえて、あおるような言い方をしています。
  • というのも、自分のほんらいのあり方を軸にして生きている人には、後付けの学習で能力・スキルを身につけた人は、絶対に敵〔かな〕わない、つまり、負けてしまうからです。
  • 自分のほんらいのあり方を軸にして生きることだけを徹底するのが、これからの生き方です。
  • これはむやみに視野を狭める、偏狭な生き方をせよ、ということではありません。
  • けれども、時代の流れに左右されすぎて、自分軸を見失ったら、あなたほんらいの存在価値まで損なわれるのだということを覚えておいてください。
  • こういう人材が求められるから、こういう人材を目指して、付け羽根で身を飾ろう、地毛ではなくズラをかぶろう。この生き方をしている人は、自分のほんらいのあり方を軸にして生きている人に負けます。
    • カラスがクジャクの羽を差して着飾っても、中身はカラスだということなんだよ。
  • つまり、自分のほんらいのあり方を軸にして生きることを怠けて、後付けの学習で能力・スキルを身につけるために人生の多くを費やした人は、自分のほんらいのあり方を軸にして生きることを通じて身につけたであろう[あれこれ]を受け取り損ねている。
  • それは、意識を外側へ向けて生きてきたせいで、機会損失が累積されるに任せてきたのだという意味です。
  • あれとこれが必要だから、あれとこれを身につけることが、生き残る術〔すべ〕だという一般論を打ち立てている点で、田坂広志先生の教えには限界があると思います。
  • 自分のほんらいのあり方を軸にして生きる。そのためには自分との対話を大切にして、自分ほんらいの心の底の声に、いつも耳を傾けてから選択を行なうこと。これこそが大切なのです。
  • たしかに、大きなプロジェクトを回すためには、田坂広志先生がおっしゃる能力・スキルは大切だとは思います。
  • しかし、自分のほんらいのあり方を軸にして生きることを通じて、いいかえれば、自分がブロックしている領域を自分で癒やしてブロックを解放することによって、自然に楽しく生きていれば、田坂広志先生がおっしゃる能力・スキルの一部は、内側から出てくるものだと思うわけです。
  • 苦労して外側に能力・スキルなどを見いだし、能力・スキルをアドオンしていくことが成長・進化? いや違うと思うんだよ。
  • 自分の中の泥を洗い流すことを通じて、自分の内面にもともとある能力・スキルを洗い出し、能力・スキルが手元にあったのだということを発見し、それらを再起動することこそが、田坂広志先生が主催されている学校と同等の、いやそれ以上の効果を自分にもたらす結果を生むのではないかと思うわけです。
  • ソクラテスの産婆術のようにして、泥に埋もれて隠れていた内側にあるポテンシャルを洗い出す。これが能力・スキルの開発の機序なんですよ。
  • 能力・スキルの開発とは、けっして他人が考え出したメソッド、ノウハウを学習者たちがそれぞれアドオンするものではない。
  • 教育が失敗する原因も、すべてここから始まっているんですよ。
  • なぜ能力・スキルを外側から得てはならないのかというと、[自分の本来部分をなす領域]と能力・スキルとの結線が難しいからです。
  • 自分の手を失ったと仮定して、死亡した人から手を頂いて移植し、指まで完全に動かせる手が完成すると思いますか? 無理でしょ? 神経がつながらないから。
  • 能力・スキルを外側から得てはならない理由は、[自分の本来部分をなす領域]と能力・スキルとの結線が難しいから、つまり、神経が行き届かないからなんだね。
  • 内側から掘り起こすやり方だと、[自分の本来部分をなす領域]と能力・スキルとの結線が最初からできている。それを育成していけばいいんだよ。
  • もちろん、現象というのは波動エネルギーの共振で発生するから、対象に憧れて共振すれば、その波動エネルギーによって、能力・スキルが転写されるというのは事実である。
  • しかし、それが自分の本性に合っているのか? そういう相性問題があるのだと思う。
  • 内側を掘り起こす場合、その相性問題が起こらない。
  • だから田坂広志先生のように、外側から能力・スキルを注入し、アドオン型で身につけさせる方式には、多々、問題があるのだということ。
  • 個人個人がカウンセラーとともに、自己を発見していきながら、すでに有している能力・スキルを育成していく。このやり方に、これからの時代は切り替えていかないと、それこそ、人生100年時代において淘汰されていく側に回るわけです。
  • 田坂広志先生の話を鵜呑みにせず、いいところだけを取り入れて、活かしてください。
  • 闇側が、天下を取る直前でグレンとひっくり返されたのも、結局、[自分の本来部分をなす領域]に基づいて生きていないからだと思うよ。
  • 闇側は頭で考えた恐怖や欲望を中心にして生きているので、[自分の本来部分をなす領域]とは切断されて生きていることになる。これだと最後の最後でグレンとひっくり返されるっていうことなんだ。
  • [自分の本来部分をなす領域]から派生した能力・スキルでなければ、その能力・スキルが花を咲かせたとしても、それはあだ花〔咲いても実を結ばずに終わる花〕で終わる。これを[内発性の定理]とよぶことにしよう。
  • いくらダボス会議を行なって、用意周到に世界制覇戦略を展開しても、最後にグレンとひっくり返る。これは[自分の本来部分をなす領域]との断絶が発生しているのを見過ごしているからだよ。

MED Japan 2025 特別講演 田坂広志「人生100年時代、我々は、どう生きるか」|人工知能、人生100年、雇用崩壊という3つの逆風が吹く時代において、個人は会社に依存する姿勢を捨て、人工知能に代替不可能な専門技能であるエキスパート力と、異なる環境でも通用する汎用技能であるプロフェッショナル力を磨き、豊かな人間力に基づいた自立した生き方を確立しなければならない。人生100年時代において、人はいつ死ぬか分からないという覚悟を持ち、今この瞬間の密度を高めて生きるべきである。直面するあらゆる逆境を[自己を成長させるための天の導き]と肯定的に解釈し、非言語的コミュニケーション力や自己内省力を磨きながら、次世代に託すべき志を持ってベストを尽くすことが、真に豊かな人生を切り開く。

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