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写真も動画も1台で撮りたい場合
- 写真も動画も1台で撮りたい場合、SONYが筆頭候補で、FUJIFILMがSONYに準じます。
- FUJIFILMは、APS-Cなので暗所ノイズの点で不利である。
FUJIFILMの動画クリップは、色彩こそ美しくはあるけれども、とくに暗所の写真において、どこかノイジーで、ざらつき・画質のきたなさがある。
かといって、FUJIFILMの中判にすると、動画においてはとくに、ローリングシャッタゆがみが出やすい。
- FUJIFILMの画質については、エモさを重視する人には、ノイズすら愛すべき対象になろうかと思う。
- しかし、NikonやOM SYSTEM〔OLYMPUS〕のような、解像感増し増しのような、カリカリの解像感と、中立的な色彩で、見たままを再現する系統の写真が好きな人にとっては、FUJIFILM・Canon・LUMIXの[最初から作られた色合い]が、わざとらしく感じられるものである。
- [最初から作られた色合い]というものは、写真に感情を載せるようなフォトグラファーに好まれやすいけれども、それはいいかえれば、自分の解釈を他者に押しつける、高圧的な態度の写真ということにもなると思う。
- FUJIFILM・Canon・LUMIXというのは、色づけの演出を通じて、写真を見る人を人工的に感動させようという作為に満ち満ちた写真データを吐き出す、クセの強いカメラだと思う。
- ただし、FUJIFILM・Canon・LUMIXは、機種間の撮影データに色彩の差異が、できるだけ起こらないようにチューニングされているので、マルチカメラの動画撮影において、色合わせがラクだという利点はある。
- FUJIFILMは、もともとの色彩がフィルムライクなので、後処理工程での色彩調整が必要ない。 ただし、レンズ交換式カメラを買う人が、JPEG撮って出しだけで満足するのかは疑問である。
- レンズ交換式カメラでは、RAWで撮る人が多く、RAWで撮っておいて[DxO PureRAW 3]をかけると、低画素機でもパキッとした写真になる。
- なお[FUJIFILM Xシリーズで純正レンズを使って撮影したRAWデータ]において、[DxO PureRAW 2]との相性問題があるようだ。
- FUJIFILMを選択する場合、各種のソフトウェアがFUJIFILMに対応しているか否かを確認する必要がある。
FUJIFILMの色彩を得たい場合、PCでのRAW現像の段階で、フィルムシミュレーションを後で掛ける方式もあるので、[フィルムシミュレーションが気に入っているからFUJIFILMを使う]というのは、JPEG撮って出しという、修正のきかない一発勝負をわざわざ行なう、不合理な選択だと私には思える。
- [DxO PureRAW 3]は、[古いカメラであったとしても、撮影したRAWデータが残っていれば、そのRAWデータをデジタル加工することで、解像感を後から増大させることができる]という、RAW撮影ありきのソフトウェアである。
- JPEG撮って出しの場合、[Pure Raw]のようなソフトが使えないので、JPEG撮って出しは危険だと思うけれども、ご判断はお任せする。
- 一般論を述べると、SONY・Canon・Nikonという三大メーカー以外のカメラを使う場合は、各種のソフトウェアが対応していない危険性がある。 さらに、CanonとAdobeは喧嘩していたようで、Adobe Lightroom ClassicのカメラマッチングプロファイルがEOS・R3・R5・R6・1DX3に、ようやく対応した。 フルフレームの入門機、あるいは、APS-C機などには、Adobe Lightroom Classicのカメラマッチングプロファイルは、未対応だということである。
- 暗所に強いのはSONYの低画素シリーズ〔下記〕である。
- α7S III〔ILCE-7SM3:有効画素数:約1210万画素〕:ファンレス
- FX3〔有効画素数:約1030万画素〕:冷却ファン搭載
- FX6〔有効画素数:約1026万画素〕:冷却ファン搭載
- Canon EOS Rシリーズは[デュアルピクセルCMOS AF]で、写真のAF〔Auto Focus〕はとても優秀である。
しかし、[デュアルピクセルCMOS AF]に縛られていると、高画素のイメージセンサーを作るのが難しいため、高画素写真がCanonでは撮れないことになる。
さらに、Canonの動画は、ローリングシャッタゆがみがひどく、Canonは写真専用機ということになる。
- Canonが6200万画素のEOS R5 Ⅱを出すという噂がある。しかし、ローリングシャッタゆがみは大丈夫だろうか?
- Canonで撮った写真・動画は、ニュートラルの状態にしても、白人の顔色がpale〔青白い〕にならないように、マゼンタかぶり・オレンジかぶり・イエローかぶりにしてある。
- いいかえれば、Canonは白人の血色の悪さを補正する特殊な色彩のカメラを作っているので、Canonは日本人の肌色には合わないと思う。
- 色白で透き通るような透明感を出したい場合、CanonよりもNikonの肌色のほうが適している。
LUMIX G9 PRO〔DC-G9〕と比較して、G9 PRO II〔DC-G9M2〕において、削られたと見なすことができる機能
- 【G9 PRO2型で廃止された】:[フォーカスセレクトで撮影した複数の写真を合成して、フォーカス範囲を調整可能 フォーカス合成]
- カメラ内での深度合成は、OM SYSTEM〔OLYMPUS〕のOM SYSTEMのOM-1またはOM-5で実現するか、旧機種であるLUMIX G9 PRO〔DC-G9〕を買うか、ということになります。
- ジュエリー・腕時計・筆記具・昆虫・植物など小物撮影用のマイクロフォーサーズ機ならOM SYSTEMのOM-1またはOM-5が適任だといえます。
- LUMIXのレンズには、色がきれいだという特徴があります。 ただし、商品写真において、実際の商品の色と、写真が出来上がった状態の写真の色とを、厳密に合わせる発想だとすると、OM SYSTEM〔OLYMPUS〕のカメラのほうが使いやすいと思います。
- OM SYSTEMのレンズは、M.ZUIKO PROシリーズの中でも上位にあたる開放F値が小さい単焦点レンズだと、驚くようなキレのある写真が撮れます。
Leica〔ライカ〕が高くて買えない人は、OM SYSTEMのOM-1またはOM-5と、M.ZUIKO PROのF1.2単焦点シリーズを使って、手持ちハイレゾで撮ると、小型軽量で高画質な写真が撮れると思います。
- M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO〔換算34mm〕
- M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO〔換算50mm〕
- M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO〔換算90mm〕
- キレのある写真が撮りたい場合、OM SYSTEM〔OLYMPUS〕とNikon Zシリーズとを、用途別に使い分けるのが正解でしょう。
- マイクロフォーサーズ機は、センサーサイズが小さいため、光学的に[被写界深度がそもそも深い]ので、ピントが外れていることが検知されにくい、という長所があります。 絞らなくてもパンフォーカスが得やすい。それがマイクロフォーサーズ機を採用する理由の1つです。 ジュエリー・腕時計・筆記具・昆虫・植物などの小物を、マクロレンズを使って撮影する場合には、マイクロフォーサーズ機を使う必然性があります。 またボディ内で深度合成ができるOM SYSTEMのOM-1またはOM-5は、手ぶれ補正も強力であるため、小物をマクロレンズで深度合成してパキッと撮影するのに、ベストの撮影機材だといえます。
- どんなに優れたレンズでも、フルフレーム機で絞り値をF16以上に上げると、回折現象による[小絞りぼけ]が発生し、絞りすぎると解像感がむしろ下がるため、通常はF5.6、よく絞ってF8、かなり絞ってもF11までが限界のようです。 - パンフォーカスが得たい場合、絞り値で被写界深度を過剰に深めるのではなく、深度合成を使うのが手筋であるようです。
- 商品写真では、パンフォーカスを得たい場合が多いので、ボディ内で深度合成ができるOM SYSTEMのOM-1またはOM-5が、商品写真には最適だといえるわけです。
- マイクロフォーサーズは暗所に弱いし、手持ちハイレゾショットも、被写体が動く場合には使えないので、そういう被写体にはNikon Zシリーズが向いています。
- Nikonは経営危機であり、しかも、AF〔Auto Focus〕がSONY・Canonよりも明らかに劣るので、1本たりとも、ダメなレンズを作らないように、慎重に事を進めています。 したがって、フルフレームでも、Z 5という入門機を買っておき、余った予算をZマウント〔Nikon〕の純正レンズ、とくに単焦点に投資するのが、トータルで高画質な写真が撮れ、かつ、将来、NikonのAF〔Auto Focus〕が改善されたときに、Z 5よりも上位機種に移行するときに、無駄な出費をしなくて済みます。
- 温かみのある写真が撮りたい場合、Canon・FUJIFILM・LUMIXの中から、自分に合っているものを探すといいでしょう。
- ただし、Canonはボディ/レンズが高額、FUJIFILMはAPS-Cなので暗所ノイズが出やすい、LUMIXはAF〔Auto Focus〕が超絶ダメというふうに、色彩以外に重大な欠点を抱えています。
- 山岳写真、自然写真などにかんしては、やはり防塵防滴機能がしっかりしているOM SYSTEM〔OLYMPUS〕のほうが、LUMIXよりも向いていると思います。
- LUMIXは、明らかに映像制作のプロだけをターゲットにしており、写真は捨てている感じがします。
- つまり、LUMIXをスチル機にする人は、よっぽど赤の発色にこだわるなど、変態的なカラーサイエンスフェチだけだと思います。
- LUMIXはAF〔Auto Focus〕がダメで連写がきかず、写真機能が競合他社に比して明らかに劣位にありますので、LUMIXを買う人は、動画だけが必要な人に限定されるのだと割り切りましょう。
- G9 PRO II〔DC-G9M2〕は、熱停止しやすい動画機に、写真機能を付加した中途半端なカメラになってしまっています。 G9 PRO II〔DC-G9M2〕の良さを引き出すだけのノウハウがある人だけが買えばいい機種が、G9 PRO II〔DC-G9M2〕です。 カメラに汎用的な機能を求める人は、G9 PRO II〔DC-G9M2〕を絶対に買わないでください。
- 動画と写真を両方とも撮りたい場合、LUMIXのマイクロフォーサーズ機が必要な人は、今後出るであろう[DC-GH6M2]または[DC-GH7]を待つべきでしょう。
- 【G9 PRO2型で廃止された】:[撮影した後に、好きなフォーカスポイントの写真を選べる フォーカスセレクト]
■多彩な撮影機能 | DC-G9 | Gシリーズ 一眼カメラ | 商品一覧 | LUMIX(ルミックス) ミラーレス一眼カメラ・デジタルカメラ | Panasonic
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LUMIX G9 PRO II〔DC-G9M2〕スペック表
■デジタル一眼カメラ/ボディ DC-G9M2 詳細(スペック) | ムービー/カメラ | Panasonic
LUMIX G9 PRO II〔DC-G9M2〕は写真AFが残念|G9 PRO IIは、LUMIXのマイクロフォーサーズにおける写真用カメラのフラッグシップモデルらしい
■【G9PROII】マイクロフォーサーズの新時代突入。LUMIXマイクロフォーサーズ史上最高画質のG9PROIIがやっと発表されました!
■ついにLumix G9 pro II(G9M2)発表!Lumix大好きおじさん、買います!
■DC-G9M2 | Gシリーズ 一眼カメラ | 商品一覧 | LUMIX(ルミックス) ミラーレス一眼カメラ・デジタルカメラ | Panasonic
LUMIX G9 PRO II〔DC-G9M2〕は写真用カメラなのに、写真AFが残念なので、どうしようもない。
- AF〔Auto Focus〕がしっかりしているのは、SONY αシリーズの[AIプロセッシングユニットを搭載した機種〔新しい機種だけ〕]と、Canon EOS Rシリーズだけである。
- FUJIFILMは、SONY・Canonに追いつこうとしている。
- LUMIXは、AF〔Auto Focus〕が競合メーカーの中で最弱なので、像面位相差AF搭載のLUMIX機においても、AF〔Auto Focus〕に期待してはならない。
- LUMIXの開発スピードの遅さと、製品の完成度の低さからすると、LUMIXはエンジニアを削減したのかもしれないと思う。
- LUMIXの像面位相差AF搭載機において、[ファームアップでどうにかなる]ことは期待しないほうがよい。
- AF〔Auto Focus〕の迷いのなさ〔安定度〕・精度・速度は、[ファームウェアのアルゴリズム]と[演算処理の高速性]との積で与えられるのだと思う。
- LUMIXやNikonは、[ファームウェアのAF〔Auto Focus〕アルゴリズム]が未完成なうえ、[AF〔Auto Focus〕専用のチップ]が開発されていないので、[演算処理の高速性]に期待できない。
- ソフトウェア・エンコードは処理が遅い。
- ハードウェア・エンコードは処理が速い。
- それらから類推されるのは、[AIプロセッシングユニットを搭載したSONY機]に勝つためには、LUMIXやNikonも、[AF〔Auto Focus〕専用のチップ]を開発する必要があるということだ。
- いいかえれば、現状では、LUMIXやNikonは、AF〔Auto Focus〕の性能において、SONYには遠くおよばない。
- AF〔Auto Focus〕重視なら、SONYの最新機種がよい。それに準じるのがCanon EOS Rシリーズのうち、新しい高額な機種。
- ただし、マニュアルフォーカスでじっくりピントを合わせて撮る場合の細部の再現性は、Nikon Zマウント機が、1つ抜け出ている。
- FUJIFILM GFX100 IIが出たけれども、中判となると、イメージセンサーの読み出し速度の問題から、ローリングシャッタゆがみが出やすい。
- 高画素写真を撮るにしても、文化財の撮影など、よっぽどの被写体でないかぎり、FUJIFILM GFX100 IIよりも、SONY製の6100万画素のイメージセンサーを搭載した、SONY機、Leica機を選ぶのが正解だろうと思う。
- AF〔Auto Focus〕の信頼度でカメラを選べば、動画用ならSONY αシリーズの[AIプロセッシングユニットを搭載した機種]が筆頭であり、写真用ならCanon EOS Rシリーズが筆頭である。
- Nikonは、Z 9ですら、AF〔Auto Focus〕が弱い。
- SONY αシリーズの[AIプロセッシングユニットを搭載した機種]は、AF〔Auto Focus〕がとても優秀である。
- Canon EOS Rシリーズは[デュアルピクセルCMOS AF]で、写真のAF〔Auto Focus〕はとても優秀である。 しかし、イメージセンサーの読み出し速度が遅いらしく、超広角レンズを付けた歩き撮りにおいては、周辺画像におけるローリングシャッタゆがみがひどく、動画は無理である。 また[デュアルピクセルCMOS AF]かつ[高画素のイメージセンサー]というのは、両立が困難であり、Canon機では6100万画素の高画素写真が撮れない。
- 総合的に見ると、動画はSONY一択であり、よっぽど色彩を気にする人にしか、LUMIXはオススメできない〔LUMIXのAF〔Auto Focus〕のポンコツさは事前に知ったうえで購入する必要がある〕。
- 総合的に見ると、動画用はミラーレス機はSONY一択+集合写真など、周辺画質までパキッと写すにはNikon機がよい。
- 総合的に見ると、動画用はミラーレス機はSONY一択+スポーツ写真など連写がメインなら、Canon EOS Rシリーズであろう。
- 総合的に見ると、ジュエリー・腕時計・筆記具・昆虫・植物など小物撮影用のマイクロフォーサーズ機ならOM SYSTEMのOM-1またはOM-5が適任で、それらとM.ZUIKO PROレンズを組み合わせるのがよい。
- AIプロセッシングユニット〔AF強化機能〕はα7R Ⅴ(2022年11月25日発売)以降に発売された一定ランク以上の機種にのみ搭載される機能
- α7R Ⅴ:AIプロセッシングユニット〔AF強化機能〕搭載
- ZV-E1:AIプロセッシングユニット〔AF強化機能〕搭載
- α6700:AIプロセッシングユニット〔AF強化機能〕搭載
- α7C Ⅱ:AIプロセッシングユニット〔AF強化機能〕搭載
- α7CR:AIプロセッシングユニット〔AF強化機能〕搭載
動画用ミラーレス機としては、ファンレスでは話にならない
- 冷却ファン搭載〔内部搭載〕のミラーレス機は、SONYまたはLUMIXからしか出ていない。
- LUMIXはAF〔Auto Focus〕が残念なので避ける。
- そうなるとSONY一択で、SONYのミラーレス機のうち、冷却ファン搭載〔内部搭載〕のミラーレス機は、FX30・FX3・FX6のたぐいしかない。
- つまり、SONY αシリーズに冷却ファン搭載〔内部搭載〕のミラーレス機は存在しない。
- 可変オートNDフィルター内蔵のFX6が、動画機として最も使いやすい。
- FX30・FX3・FX6が、次期モデルチェンジにおいてAIプロセッシングユニット〔AF強化機能〕を搭載してくると思う。
- つまりAIプロセッシングユニットを搭載した[FX30 Ⅱ][FX3 Ⅱ][FX6 Ⅱ]まで待つのが正解であろう。
- [FX30 Ⅱ][FX3 Ⅱ][FX6 Ⅱ]には、32bitフロート録音機能が付くかもしれない。 もしも[FX30 Ⅱ][FX3 Ⅱ][FX6 Ⅱ]に32bitフロート録音機能が付かなかったら、SONYはダサい会社だと思う。 ZOOMやTASCAMに負けてどうする、SONY。