🟩 もくじ

工程の川上から高級機を揃えていく|[カメラボディ]よりも[レンズ]におカネをかける|[オーディオインターフェイス]よりも[マイク]におカネをかける

  • 写真・動画を音声を収録するときの画質は、《1》[十分な光量があるか]と《2》[レンズの品質]に大きく依存する。
    • 十分な光量さえあれば、アイリスを絞って撮影することができるため、カリッとした画質で写真・動画が撮れる。
    • レンズの性能が低ければ、いくらカメラボディが高性能だとしても、あまりよい画質にはならない。
    • レンズにこそおカネをかけよう。
  • 人間の語りの音声を収録するときの音質は、《1》[マイクと口との距離を短くしたどうか]と《2》[マイクの品質]に大きく依存する。
    • マイクと口との距離が短く、原音の段階で十分な音量さえあれば〔原音のS/N比が高ければ〕、後段にある機器の入力部分でアッテネーターをかけて音声収録することができるため、ホワイトノイズの少ない高音質で音声収録ができる。
    • マイクの性能が低ければ、いくらオーディオインターフェイス等が高性能だとしても、あまりよい音質にはならない。
    • マイクにこそおカネをかけよう。
  • つまり、機材を良質にする順番としては、まずは川上部分〔マイクやレンズなど〕から良質にしていくのが効果が大きいであろう。
    • マイクロフォーサーズやAPS-Cのカメラでも、めちゃめちゃ高級なレンズを使ったら、フルフレームと見間違えるぐらいのきれいな写真・動画
    • とくにマイクロフォーサーズのレンズは、最高品質のレンズでも、フルフレーム用レンズに比べたら安価である。
    • したがって、マイクロフォーサーズやAPS-Cのカメラでも、そこそこのカメラを買い、レンズにものすごく贅沢したほうが、明らかに、よりきれいな写真・動画が撮れる。
    • マイクの場合は特殊で、[コンデンサーマイク]は[高価で故障しやすい]という事情がある。 [コンデンサーマイク]は、[故障しやすい]ので、50万円もするマイクを買うことは、個人にはオススメできない。
    • 人間の語りを伝えるためのマイクであれば、たとえそれがFM放送のラジオ局であったとしても、5万円未満の[ダイナミックマイク]で音質としては十分である。
    • ただし5万円未満の[ダイナミックマイク]といっても、あまりにも安価なマイクは、故障しやすく、ノイズが出やすいので、1万円台から3万円台ぐらいの[ダイナミックマイク]がよいと思う。
  • とにかく、贅沢をするなら、工程の川上から贅沢をしていくのがよい。[カメラボディよりもレンズを高級にせよ][オーディオインターフェイスよりもマイクはそこそこの品質のものを使え]ということである。

[マイクプリアンプ]によってホワイトノイズが低減される仕組み|[増幅]→[減衰]→[上澄み]

  • 例えば、[マイク]→[マイクプリアンプ]→[オーディオインターフェイス]→[PC]という接続をしたと仮定する。その中での話である。
  • [前段にマイクプリアンプを挿入して音声信号を増幅させる]→[カメラ/オーディオインターフェイス/オーディオミキサーなどの入力ゲインツマミ〔アッテネーター:抵抗器〕の値を、適度に低い側に回すことで音声信号を減衰させる]→[ホワイトノイズなどの小さい音が相対的に、より小さくなることで、聴感上カットされる]→[結果として、音量の大きい、音声の上澄みだけを獲得できる]というのが、[マイクプリアンプ]によってホワイトノイズが低減される仕組みである。
  • [増幅]→[減衰]→[上澄みのすくいあげ]ということだ。
    • この原理は、デジタル記録のMD〔ミニディスク〕が登場する前の録音手段の主流であった、アナログ録音のカセットテープの録音・再生装置であるカセットデッキにおいて[Dolby B-type noise reduction]=[Dolby B-type NR]=[DOLBY NR〔ドルビー・エヌアール〕]として広く普及していたやり方を一般化したものである。
    • 磁気テープという媒体は、媒体そのものが再生時に[シーッ][サーッ]というノイズをもたらす、ノイズ成分をもっており、これをヒスノイズという。ヒスノイズは、聴感上、アンプが発するホワイトノイズと同じタイプのノイズである。
    • 磁気テープのヒスノイズを、聴感上低減させるために、磁気テープに記録するさい、ヒスノイズの主要成分である[高域の録音レベル]を上げて〔ドルビーNRのスイッチを入れて〕録音し〔エンコード〕、再生時に、高域のレベルを下げて〔ドルビーNRのスイッチを入れて〕再生する〔デコード〕のが、[Dolby B-type NR]である。
      • このとき[【高域を上昇させる独特の特性カーブ】にしたがって〔エンコードされた信号を〕録音する]→[エンコード時の特性カーブと、時間軸に線対称な【高域を下降させるカーブ】の音声処理〔デコード〕を行ない再生する]という、演算と逆演算の関係が使われている。 演算をしたら、それを相殺〔そうさい〕する逆演算を行ない、演算と逆演算とがペアになっているわけである。 複式簿記でも、「[費用の増加]と[資産の減少]をペアにする」などの考え方が使われている。
      • 音響・映像の世界では、エンコード/デコードの考え方が、いろいろなところで使われている。
      • アナログレコードを記録するさい、そのまま記録したのでは、低域のエネルギーが大きすぎて、中高域がきれいな状態で記録しづらいので、アナログレコードを記録するとき、低域を弱めた音源で原盤を作って、それをプレスして売っている。
      • この低域減衰の曲線を、RIAAカーブといい、アナログレコードを再生するさい、フォノイコライザーでRIAAカーブの逆の特性をかけて、補正してやって初めて、原音が再生できることになる。
      • ここでも、録音時と再生時は、演算と逆演算の関係が成立している。
      • 動画撮影時のLOG撮影においても、明るさ・彩度・コントラストなどに、特定の減衰特性をもたせて映像を記録し、その特定の減衰特性の逆演算をすることで、ノーマルな状態〔Rec. 709〕に戻すという、演算と逆演算の関係を使っている。
        • これは、おもに明るさの飽和〔白飛び〕を回避することに役立つと思われる。
        • しかし実際には、LOG撮影した映像データをデコードするさい、再エンコード〔トランスコード〕するので、LOG撮影は画質の劣化がひどく、映像がノイジーで解像感が大きく損なわれる。
        • LOG撮影した映像データをデコードすると、色彩はきれいだけれども、画質全体が低下して[古びたデータ]のようになってしまう。これを[フィルムライク]とよぶ人が多いけれども、汚らしい動画だとしか思えない。
        • つまりポストプロダクションを前提にするなら、LOG撮影ではなく、RAW撮影にする必要がある。
        • ポストプロダクションを前提にしないなら、撮影時に明るさ・色彩・コントラスト・シャープネスなどを決定し、基本的にカット編集だけにする方針で撮影するのがよいであろう。
    • カセットテープでは、一般に高域が不足していたので、[Dolby B-type NR]を実際には、高域増強のイコライザーとして使われていた面がある。高域がシャリシャリしていると思えば、TONEのTreble〔高域調整つまみ〕を絞ればいい。
      • カセットテープの中で、SONYだけ、DUAD〔デュアド〕というシリーズ名で、フェリクロームという特殊な磁性体のカセットテープを出していた。
      • しかしDUAD〔デュアド〕は、値段が高いばっかりで、大した音はしなかったし、ヒスノイズもそこまで低くはなかった。所詮、カセットだもの。
        • メタルテープも、値段が高いばっかりで、大した音はしなかったし、ヒスノイズもそこまで低くはなかった。所詮、カセットだもの。
        • maxell UD Ⅱが、ある程度、安くて高感度で音がいい〔ブンブン押し出しの効いた音質〕。
      • SONYのノーマルタイプのカセットは、ノイズもひずみも多かったので、ノーマルタイプのカセットでは、TDKのカセットに人気があった。
      • SONYのカセットテープは、ドヤる割にダメなテープばっかりであった。
      • ノーマルタイプのカセットの中で、[高い録音レベルで録音したのに、再生出力が低いという問題][とくに高域が足りない]という問題点を克服したとされる、TDK SD、SONY HFなどの、ちょい高級なカセットがあった。これでも、いちおう音楽用であった。
      • しかし、クロームテープというカテゴリーに属する、maxell UD Ⅱという[高い録音レベルで録音すれば、再生出力も高い][とくに高域の減衰が少ない〔高域がギラギラしたまま録音できる〕]というテープが出て、しかも安くなっていった。ディスカウントストア・ダイクマとかで買うと安かった。
      • そうなると、音楽用としては、maxell UD Ⅱが中心になっていった。
      • 結局、[磁気テープに蒸着させる磁性体の改良][磁気テープに磁性体を蒸着させるノウハウ/技術]の進展によって、カセットテープは音質を向上させていった。
      • この時代は、レコードレンタルの[黎光堂][友&愛〔You and I〕]というのが流行して、レコードを借りて、カセットにダビングするというのが、音楽を楽しむ手段の中心であった。
      • アナログレコードから、カセットに音楽をダビングする装置として、コンポーネント・ステレオ、あるいは、ミニコンポが流行し、カセットで音楽を楽しむ装置として、ラジカセ、ウォークマン、カーステレオがあった。
    • 「[マイクプリアンプ]によってホワイトノイズが低減される仕組み」は、[増幅]→[減衰]→[上澄み]という機序において、[Dolby B-type NR]と同じことをしている。 ただし[Dolby B-type NR]は、ヒスノイズの主要成分である[高域]だけを増強して記録するけれども、[マイクプリアンプ]は、全周波数帯域で音声信号を増幅する。
  • つまり、音声信号のフローの中の、できるだけ川上において、S/N比の良好な[マイクプリアンプ]をかませて音声信号を強めておき、その後段で[アッテネーター:抵抗器]をかませて音声信号を減衰させることで、ホワイトノイズが低減された音声信号を得る。
  • だから、[TRITONAUDIO FetHead]などの[インライン・マイクプリアンプ]、あるいは、[マイクプリアンプdbx 286s]などを使うと、ホワイトノイズが減るわけだ。
  • さらに[マイクプリアンプdbx 286s]に付いているノイズゲートを通すことで、音声信号が一定未満ならば、完全に無音にする操作が、完全に自動で行なわれる。 ノイズゲートは、空気清浄機/エアコンなどの定常ノイズをカットするのに役立つ。

【部屋の残響音】【環境音】と【ホワイトノイズ】を減らすマイクと周辺機材

具体的な接続例〔ゴール〕

[音声収録するときのノイズ〔雑音〕]は、大きく7つに分類できる。 それらは、《1》【部屋の残響音】、《2》【環境音】、《3》【リップノイズ】、《4》【ポップノイズ】、《5》【ホワイトノイズ】、《6》【パルスノイズ】、《7》【ハムノイズ】である。

【部屋の残響音】【環境音】という[不要な音声]=[ノイズ〔雑音〕]をマイクが拾わないようにするためには、[感度の低いマイク〔ダイナミックマイク〕]を[オンマイク]で使い、その信号を[マイクプリアンプ〔ノイズゲート内臓のdbx 286sならなおよい〕]で持ち上げてから[カメラ/オーディオインターフェイス/オーディオミキサーなどのXLR端子〔コンボジャック〕]に入力するのがよい。

  • [オンマイク〔on mic〕]:音源〔口など〕とマイクロフォンとの距離が短い〔近い〕状態。
  • [オフマイク〔off mic〕]:音源〔口など〕とマイクロフォンとの距離が長い〔遠い〕状態。

[マイクを口に近づける]ことが、明瞭な音声で収録する最大のコツ〔YouTubeの動画では、これを実行していない人が大半〕

  • マイクアームでマイクを口元に近づける。[マイクを音源に近づける]ことが、音声収録における第1原則であり、安いマイクでも[マイクを音源に近づける]ことを守れば、クリアな音質で録音できる。
    • 音声収録においては、[マイクを音源に近づける]ことが[すべて]といえるぐらい、最大のコツである。
    • 高いマイクでなくても、[マイクを音源に近づける]だけで、クリアな音になる。 このことが明瞭な音声収録のコツの[すべて]である。
  • 口元に近づけることで良い効果を生むのは、[コンデンサーマイク]ではなく、[ダイナミックマイク]である。
    • [コンデンサーマイク]を[音源に近づけすぎる]と[吹かれ]のノイズ〔吐息などで発生する[ボフボフ]などというノイズ〕が大きく収録されてしまう。
    • [吹かれ]のノイズを防止するためには、ポップガードが必要となる。
  • テレビ局・ラジオ局では、三研マイクロホン〔SANKEN〕のコンデンサー・グースネックマイクである[CUS-101B]がよく使われている。
    • 三研マイクロホン | 製品紹介 [ CUS-101B/* ]
    • [CUS-101B]のようなマイクは高感度なので、[マイクを口に近づけるべし]という縛りを受けない。
    • つまり[CUS-101B]に口を近づけてはいけない。
    • 予算委員会で山本太郎が[黒い、長いグースネック型の高感度なコンデンサーマイク]を口元に近づけて話すことが多いけれども、これはコンデンサーマイクの壊れやすさを知らない、野蛮な行為である。
      • 山本太郎、そんなことしたら、マイクが壊れてまうで。

結論を述べると、次のような接続がよさげである。

本題:結論|【部屋の残響音】【環境音】という[不要な音声]=[ノイズ〔雑音〕]をマイクが拾わないようにするためには、[感度の低いマイク〔ダイナミックマイク〕]を[オンマイク]で使い、その信号を[マイクプリアンプ〔ノイズゲート内臓のdbx 286sならなおよい〕]で持ち上げてから[カメラ/オーディオインターフェイス/オーディオミキサーなどのXLR端子〔コンボジャック〕]に入力するのがよい

  • 「【部屋の残響音】【環境音】という[不要な音声]=[ノイズ〔雑音〕]をマイクが拾わないようにするためには、[感度の低いマイク〔ダイナミックマイク〕]を[オンマイク]で使い、その信号を[マイクプリアンプ〔ノイズゲート内臓のdbx 286sならなおよい〕]で持ち上げてから[カメラ/オーディオインターフェイス/オーディオミキサーなどのXLR端子〔コンボジャック〕]に入力するのがよい」その理由・背景を述べる。 じつに簡単なことだけれども、YouTubeの多くの動画では、この[音声収録の基本]が守り切れておらず、[残念な音声の動画]になってしまっている。 音声のダメな動画は、いくら高画質であっても、全体としてダメな動画だ。 人間の語りを中心とする動画であるならば、音声さえよければ、動画の画質など、まぁ、ドウデモイイ。
    • [ダイナミックマイク]の感度が低いことにより、[ダイナミックマイク]は、一定未満の音量しかもたない音声を自動的にカットする、[天然のノイズゲート]として機能する。
      • 多くの[ダイナミックマイク]は、[コンデンサーマイク]とは異なり、電気の助けを借りず、磁石とコイルによる電磁誘導だけで発電する[MC型のダイナミックマイク]であるため、低能率・低出力、つまり、低感度〔感度が低い〕ということである。
      • [ダイナミックマイク]は、PAにおいて、スピーカーからの出音を拾いにくいので、ハウリングを起こしにくい。
      • [ダイナミックマイク]は、低能率・低出力、つまり、低感度であるため、話者の話など、目的の音源以外の【部屋の残響音】【環境音】を拾いにくい。
      • [床面・壁面・天井などに吸音処理がなされていない]かつ[遮音処理がなされていない]ような、一般の部屋で話者の話を収録する場合、目的の音源以外の【部屋の残響音】【環境音】を、吸音処理・遮音処理でない手段で、できるだけカットしたい。
      • そのような[音声収録環境として、ダメダメな環境]においては、[ダイナミックマイク]を[オンマイク]で使った音声を収録すると、【部屋の残響音】【環境音】などのノイズをカットしやすい。
      • [ダイナミックマイク]を[オンマイク]で使うのに加えて、後段で[マイクプリアンプdbx 286s]などを使って[ノイズゲート]をかけると、空気清浄機/エアコンなどを使っていたりする場合でも、空気清浄機/エアコンの吹き出しによる[吹かれ]〔吐息などで発生する[ボフボフ]などというノイズが発生すること〕の影響を最小限に抑制することができる。
        • [ノイズゲート]とは、音声信号が一定未満ならば、完全に無音にするための[音量を基準とした足切り〔しきい値(水準)に満たないものを切り捨てる〕回路]である。
      • [ダイナミックマイク]を[オンマイク]で使い、かつ、後段で[マイクプリアンプdbx 286s]などを使って[ノイズゲート]をかけるのが、[Discord〔ディスコード〕][Zoom〔ズーム〕][Microsoft Teams〔マイクロソフト・ティームズ〕]などでの音質改善において、最善に近い手段であろう。
      • [ダイナミックマイク]を[オンマイク]で使い、かつ、後段で[マイクプリアンプdbx 286s]などを使って[ノイズゲート]をかけるのが、[動画/音声の収録][動画/音声の生配信〔例:YouTube Live、ポッドキャスティング等〕]などでの音質改善において、最善に近い手段であろう。

外出時も在宅時も使える機材セット|ノイズカットはやや甘い|[ダイナミックマイク]→[インライン・マイクプリアンプ〔FetHead〕]→[カメラ/オーディオインターフェイス/オーディオミキサーなどのXLR端子〔コンボジャック〕]

  • ■[ダイナミックマイク]→[インライン・マイクプリアンプ]→[カメラ/オーディオインターフェイス/オーディオミキサーなどのXLR端子〔コンボジャック〕〔ファンタム電源 ON|かつ|MIC INではなくLINE INの状態で受ける〕]
    • [ダイナミックマイク]のXLR端子〔コンボジャック〕に[TRITONAUDIO FetHead〔トライトンオーディオのフェットヘッド〕]という[インライン・マイクプリアンプ]を直接差し込んで、[インライン・マイクプリアンプ]の出力に[XLRケーブル]を接続し、[XLRケーブル]を[カメラ/オーディオインターフェイス/オーディオミキサーなどのXLR端子〔コンボジャック〕〔MIC INではなく、LINE INの状態で受ける〕]に接続する。これが接続の順番である。
    • [TRITONAUDIO FetHead]をはじめとする[インライン・マイクプリアンプ]は、これを駆動するのに[ファンタム電源]を必要とする。そのため[カメラ/オーディオインターフェイス/オーディオミキサーなどのXLR端子〔コンボジャック〕]の[ファンタム電源]を[ON]にしておく。
    • ただし[ファンタム電源]にまつわり機材の故障事故が多いので、[ファンタム電源]の取り扱いには、十二分に注意する必要がある。
    • [ファンタム電源]は、基本的に危険なもので、警戒心を緩めてはならない対象だという意識をもつ必要がある。
      • オーディオ機器どうしを結線するにあたって[プラグの抜き差し]を行なう。そこに危険がある。
      • オーディオ機器で[スイッチのON/OFF]を行なう。そこに危険がある。
      • 電圧のかかっていない電線である場合でも、[プラグの抜き差し][スイッチのON/OFF]を行なうと、サージ〔瞬間的に発生する異常に高い電圧〕が発生する。
        • [サージ]のうち持続時間が短いものを、とくに[スパイク]とよぶ。
      • 電圧のかかった電線において[プラグの抜き差し][スイッチのON/OFF]を行なうと、サージ〔瞬間的に発生する異常に高い電圧〕が発生する。
      • サージ/スパイクを受けた機材〔マイク/カメラ/オーディオインターフェイス/オーディオミキサーなど/アンプなど〕の回路が故障することが多いので、[プラグの抜き差し][スイッチのON/OFF]は慎重に行なう必要がある。
    • 音響関係では、[XLRケーブル]やフォーンケーブルに[電圧がかかっている][電圧はかかっていない]の別にかかわらず、[プラグの抜き差し][スイッチのON/OFF]を行なう前に、必ず[出力機器側〔例:エレキギターやエレキベース〕のボリュームを絞る]+[入力機器側のボリューム〔例:入力ゲイン/chフェーダー〕を絞る]ことを徹底する必要がある。
    • [機器類の出力側・入力側の双方のボリュームを絞る]という行為は、[プラグの抜き差し]を行なうときの安全確保行動として、習慣化しなければならない。
    • 音響関係では、[XLRケーブル]やフォーンケーブルの[プラグの抜き差し]は、必ず[ファンタム電源]を[OFF]にしてから行なうけれども、[ファンタム電源]を[ON/OFF]するタイミングでもサージ/スパイクが発生するので、事前に[機器類の出力側・入力側の双方のボリュームを絞る]ことを徹底する必要がある。
      • とくにBEHRINGER〔ベリンガー〕など、安かろう・悪かろうの機材は、[ファンタム電源]を[ON/OFF]すると、簡単にサージ/スパイクが発生しがちなので、かなりの警戒心をもって使う。

XLRケーブル(ノイトリック仕様) | 接続ケーブル | カナレ電気

  • [audio-technica AE4100]または[SHURE BETA 57A]のXLR端子〔コンボジャック〕に、[Triton Audio〔トライトン・オーディオ〕|FetHead〔フェットヘッド〕]を差し込んで、ファンタム電源をONにして使うと、ダイナミックマイクのマイクゲイン不足を補うことができ、マイクの音声に付随するホワイトノイズを低減することができる。
  • 《1》audio-technica|ハンドヘルドマイクロホン|AE4100|フラットな特性を持つ万能ダイナミックマイクロホン。
    • Triton Audio〔トライトン・オーディオ〕|FetHead〔フェットヘッド〕をAE4100のXLR端子〔コンボジャック〕に直接取り付けたうえで、FetHeadのXLR端子に[XLRケーブル]をつないで、[次の機材]へ音声を送る〔[次の機材]がファンタム電源+48Vを供給する機能をもつ必要がある〕。
    • Triton Audio | FetHead
    • FetHead - オンズ株式会社
  • 《2》SHURE|BETA 57A|BETA 57Aは繊細なアコースティック楽器の音を再現するために設計された高精度なダイナミックマイクロホンです。厳しい条件下でもスーパーカーディオイド指向特性により、ハウリングを抑えて極めて高いゲインを達成し、周囲の音源に対するセパレーションを最大限に実現。
    • Triton Audio〔トライトン・オーディオ〕|FetHead〔フェットヘッド〕をBETA 57AのXLR端子〔コンボジャック〕に直接取り付けたうえで、FetHeadのXLR端子に[XLRケーブル]をつないで、[次の機材]へ音声を送る〔[次の機材]がファンタム電源+48Vを供給する機能をもつ必要がある〕。
    • SHURE〔シュア〕|BETA 57A〔ベータごうななエー〕は、楽器用とされるけれども、ボーカル用マイクとしても広く使われている。
    • SHURE〔シュア〕|SM58〔エスエムごっぱー〕は、ロックバンドがステージで使う、PA用のマイクであり、[ボーカル]が[他の電子楽器]の音圧に負けないようにSM58は最初から中低域がブーストしてある。
    • つまりSM58は、周波数特性がフラットではないため、ボコボコ・モコモコした音質になってしまい、動画や生配信で話者が話す音声を録音するのには、まったく向かない。
    • SM58〔肉声用マイク〕と比べて、SM57〔おもに楽器用マイク〕はフラットで無駄のない音質だけれども、SM57はグリルボールをもたないので、人間が口を近づけて話すと[ボフボフ]という[吹かれ]のノイズを多発させることになる。
    • SM57の音質をリッチにして、高域をやや強め、グリルボールを付けたものがBETA 57Aである。
  • 《3》SHURE|SM63〔エスエムろくさん〕=通称[葱坊主〔ねぎぼうず〕]|SM63は、エレガントでしかも頑丈な、高出力の無指向性ダイナミックマイクロホンで、性能とデザイン性が重視される用途に適している。
    • SM63は、ショートタイプ〔これが配信用に適していると思う〕のシャンパンゴールド仕様。
    • SM63Lは、インタビューに便利なロングタイプのシャンパンゴールド仕様。記者会見において、各社のマイクがテーブル上に並ぶときに最も多いタイプのマイクが、これ。
    • SM63LBは、インタビューに便利なロングタイプのブラック仕様。
    • 環境音・部屋の残響音などを強力にカットする度合いは、[AE4100]と[BETA 57A]は同等と考えられる。
    • 環境音・部屋の残響音などを強力にカットする度合いは、SM63が飛び抜けて高い。
    • しかしSM63の音質は、痩せてカリカリした音質なので、イコライザーで補正する必要がある。
    • 環境音・部屋の残響音などが多すぎる環境の場合にはSM63を検討してみるのがよい。
    • Triton Audio〔トライトン・オーディオ〕|FetHead〔フェットヘッド〕をSM63のXLR端子〔コンボジャック〕に直接取り付けたうえで、FetHeadのXLR端子に[XLRケーブル]をつないで、[次の機材]へ音声を送る〔[次の機材]がファンタム電源+48Vを供給する機能をもつ必要がある〕。

在宅時の専用機材セット|ノイズカットが徹底されている|[ダイナミックマイク]→[マイクプリアンプ〔dbx 286s:ノイズゲート付き〕]→[カメラ/オーディオインターフェイス/オーディオミキサーなどのXLR端子〔コンボジャック〕]

  • ■[ダイナミックマイク]→[マイクプリアンプdbx 286s〔ノイズゲート等エフェクター付き〕]→[カメラ/オーディオインターフェイス/オーディオミキサーなどのXLR端子〔コンボジャック〕〔ファンタム電源 OFF|かつ|MIC INではなくLINE INの状態で受ける〕]
    • [マイクプリアンプdbx 286s]はマイクプリアンプが主要な役割である。[マイクプリアンプdbx 286s]を使う場合、[TRITONAUDIO FetHead〔トライトンオーディオのフェットヘッド〕]などのマイクプリアンプを重複して使用してはならない。
    • マイクプリアンプの出力側は、LINEレベルの高い電流として音声信号が出力される。
    • したがって、マイクプリアンプを二重にかけると、MICレベルの入力端子にLINEレベルの高い電流である音声信号を入力することになるため、過大入力によって、ひずみ・ノイズ・機材故障の原因になる。
      • 音響機器の結線においては、次のことに気をつける。
        • [MICレベルとLINEレベルをしっかり意識し峻別する] インピーダンス
        • [プラグの抜き差しの前に、機器類の出力側・入力側の双方のボリュームを絞る]
        • [スイッチのON/OFFの前に、機器類の出力側・入力側の双方のボリュームを絞る]
        • [ファンタム電源をOFFにするのを忘れない]
        • [インピーダンスの違いに注意しつつ、DI〔ダイレクト・ボックス=ダイレクト・インジェクション・ボックス〕やトランスボックスを使う]
    • [マイクプリアンプの二重〔多重〕がけ]を絶対に避けなければ、過大入力で、ひずみ・ノイズ・機材故障が発生する危険性がある。

[マイクプリアンプdbx 286s]|付属機能[インプット・ゲイン調整ツマミあり][+48Vファンタム電源付きマイクプリアンプ][コンプレッサー〔過大音量防止/音量一定化〕][ディエッサー〔歯擦音除去〕][エンハンサー〔2バンドイコライザー〕][エキスパンダー/ゲート〔閾値よりも小音量をカットする≈環境音やホワイトノイズのカット〕][アウトプット・ゲイン調整ツマミあり][センド・リターンで他のエフェクターを挿入可能〔別途コードを購入する必要あり〕]

Youtuberの音質改善に超おすすめのマイクプリアンプ!dbx286s紹介

286s - ヒビノマーケティング Div.

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どうして、こういう機材を使用するのか|背景知識と応用力

必要な前提知識

ここからは、【部屋の残響音】【環境音】という[不要な音声]=[ノイズ〔雑音〕]をマイクが拾わないようにするためには、[感度の低いマイク〔ダイナミックマイク〕]を[オンマイク]で使い、その信号を[マイクプリアンプ〔ノイズゲート内臓のdbx 286sならなおよい〕]で持ち上げてから[カメラ/オーディオインターフェイス/オーディオミキサーなどのXLR端子〔コンボジャック〕]に入力するのがよい。 これについて説明する。

  • ダイナミックマイクとは、スピーカーと同じ構造をもつマイクのことである。
  • ダイナミックマイクもスピーカーも、たいてい円形や円錐形という[まあるい形]をした振動板〔ダイヤフラム〕をもつ。
    • マイクの振動板は、ダイヤフラムとよばれることが多い。
    • スピーカーの振動板は、スピーカー・コーン〔speaker cone〕、あるいは、コーン紙〔紙である場合〕とよばれることが多い。
      • コーン〔cone〕の発音は、実際には[コウン]で、[円錐形〔えんすいけい〕]という意味。綴りと発音が違う。
      • コーン〔corn〕の発音は、実際には[コーrン]で、[トウモロコシ]という意味。綴りと発音が違う。
      • スピーカー・コーンの周囲のゴム部分を、英語圏ではspeaker surround〔スピーカー・サラウンド〕とよび、日本ではspeaker edge〔スピーカー・エッジ〕とよぶ。
      • SANTOPRENE™ SPEAKER SURROUNDS IN AUDIO COMPONENTS - Sherwood Industries Inc.
      • speaker edge - Google 検索
      • スピーカー・サラウンドは[ゴムを染み込ませた布][樹脂]などで構成されており、[ゴム][樹脂]の経年劣化で固化し、音質が劣化してくる。
        • ウーハー;ウーファー〔woofer:低域用の大きなスピーカー・ユニット〕では、ウーファーが受け持つ周波数帯の低域側が出づらくなる。
        • スコーカー〔squawker:中域用の小型のスピーカー・ユニット|別名:ミッドレンジ・スピーカー(midrange speaker)〕では、スコーカーが受け持つ周波数帯の低域側が出づらくなる。
        • ツイーター;トゥイーター〔tweeter:高域用の超小型のスピーカー・ユニット〕は、ツイーターが受け持つ周波数帯では、スピーカー・サラウンドの固化によって音質が劣化することは考えづらい。
        • 2wayスピーカー〔ウーファー+トゥイーター〕・3wayスピーカー〔ウーファー+スコーカー+トゥイーター〕などのマルチウェイ・スピーカーでは、スピーカー・エンクロージャーに内蔵されたクロスオーバー・ネットワークという回路で、音声信号を周波数帯域ごとに分ける。
          • クロスオーバー・ネットワークにおいて、コイルはLPF〔ローパスフィルター:低域だけを通過させる〕として使われる。
          • クロスオーバー・ネットワークにおいて、コンデンサーはHPF〔ハイパスフィルター:高域だけを通過させる〕として使われる。
          • コイル、コンデンサー、可変抵抗などを利用して、クロスオーバー周波数を変えることで、ウーファー、スコーカー、トゥイーターに合った周波数帯域の音声信号に分けるのがクロスオーバー・ネットワークである。
          • クロスオーバー・ネットワークが音質劣化の原因となる
    • スピーカーのコーン/コーン紙に直結されたコイルを、ボイスコイル〔ヴォイスコイル:voice coil〕という。
  • スピーカー構造 - Google 検索
  • マイクの振動板〔ダイヤフラム〕について考える。
  • 振動板〔ダイヤフラム〕と一体化されている円筒形の部分にエナメル線〔エナメルで絶縁コーティングされた銅線〕が巻かれることにより、そこがコイルになる〔ボイスコイル〕。
  • そのコイル〔ボイスコイル〕の周囲を、円筒形の磁石が取り囲む構造を作る。
  • そうすると、ダイヤフラムに振動が加わったとき、その振動を忠実に波形化した電流が、コイル〔ボイスコイル〕に流れる〔電磁誘導〕。
  • その電流を増幅する〔to amplify:アンプリファイする〕電気装置が、アンプリファイヤー〔amplifier:略して[アンプ]〕である。
  • マイクの振動板〔ダイヤフラム〕から出た微弱な信号をアンプリファイヤーで増幅してスピーカーで再生する。これがPA〔Public Address〕の原理である。 PAとは、学校で校長先生が体育館の壇上でマイクを使って話した音が、体育館のスピーカーから出るような、こういうシステムをいう。
    • 自分の発した肉声が、マイクとアンプを通ってスピーカーから出て、その出音がマイクに戻ってきてループすることから起こる、再帰的共振が、[代表的なハウリング]の1つである。
    • ハウリングとは、再帰的共振の循環現象〔ループ〕のことである。
    • SHURE SM58がPA用マイクとして広く使われているのは、SM58が[感度の低いマイク〔ダイナミックマイク〕]であるからである。
    • SHURE SM58は、ハウリングに強い〔感度が低い〕とともに、ドラムス、エレキベースやエレキギターの[音の太さ]に負けないように、ヴォーカルにも[ボフボフ・ドスドス・モコモコした太さを与える音響特性にしてある]ので、電気楽器による伴奏のヴォーカル用マイクとして、SM58が多用されるわけである。
    • SHURE SM58を使うと、ふつうの収録音ではなく、コンプレッサーをかけたような、太くて押し出しの強いサウンドになる。
    • したがって、講演会でSHURE SM58を使うと、とくに男性の演者の場合、[ボフボフ・ドスドス・モコモコして、たいへん聞き取りづらい音声]になる。
    • 講演会でSHURE SM58を使う場合、ミキサー卓の側で、低域を絞って、高域を上げて、音を痩せさせる必要があるのである。
    • 講演会に向いているのは、楽器用のSHURE BETA 57Aである。BETA 57Aには[ボフボフ・ドスドス・モコモコする原因である中低域の持ち上げ]がない。
  • [コイル]と[磁石]とを近い距離に置いた状態で、[コイル]または[磁石]の一方または両方を振動させることにより、コイルに電流が流れる現象を電磁誘導という。
    • アナログレコードのピックアップ・カートリッジ〔針の振動を電気信号に変換する部分〕には、MM型〔moving magnet型〕とMC型〔moving coil型〕がある。
    • MM型ピックアップ・カートリッジは、出力が高く、太くて押し出しの強いサウンドになる。MM型は、ロック、ポップス、フュージョンなど、電気楽器の音楽に向く。
    • MC型ピックアップ・カートリッジは、出力が低く、繊細でなめらかなサウンドになる。MC型は、クラシックをはじめとするアコースティック楽器の音楽に向く。
    • MC型ピックアップ・カートリッジは、出力が低いため、フォノ・イコライザー〔アナログレコードに記録された音声の低音をブーストする回路:たいてい[オーディオ・プリアンプ]や[オーディオ・プリメインアンプ]に内蔵されている〕の前段に、[MCカートリッジ用フォノ・アンプ]という、一種のプリアンプをかませる必要がある。
    • エレキギターやエレキベースのピックアップでも電磁誘導が使われている。
    • エレキギターやエレキベースのピックアップの内部では、[コイル]と[磁石]が固定されており、[コイル]と[磁石]が織りなす磁界の中で、磁性体である鉄の弦が振動するときに、その振動に応じた電流が、コイルから流れる。 それがエレキギターやエレキベースのピックアップの動作原理である。エレキギターやエレキベースのピックアップは、変則的なMM型ともいえる。
    • スピーカーやダイナミックマイクは、コイルに一体化されたダイヤフラムが振動するので、これはMC型である。
    • つまりダイナミックマイクはMC型なので、出力が低い〔≈感度が低い〕と考えてもよい。
    • ダイナミックマイクのダイヤフラムは、透明な樹脂の薄膜で作られている。
    • 樹脂の薄膜で作られたダイヤフラムを、音波によって振動させるためには、音源に相当近づける必要がある。
    • まとめると、[ダイナミックマイク]は[樹脂の薄膜で作られたダイヤフラムを、音波によって振動させる]というMC型の原理で動く低能率・低出力の[音波を電気信号に変換する電磁誘導ユニット]であり、その低能率・低出力という性質から、[マイクユニットに音源をかなり近づける必要がある]ということである。
    • つまり[マイクを口に近づけよ]というのは、主としてダイナミックマイクについていえることである。
    • いいかえれば、[ダイナミックマイクはオンマイクで使うもの]だということである。
  • [ダイナミックマイク]の対義語として、[コンデンサーマイク]がある。
  • [コンデンサーマイク]は、[ダイナミックマイク]と同様に、MC型である。
  • [コンデンサーマイク]は、ダイヤフラムにあらかじめ電流を流しておいて、その電流の変化を音声信号に変換する仕組みで動くので、高能率・高出力のマイクである。
    • XLR端子〔コンボジャック〕〔三極端子〕をもつ[コンデンサーマイク]のダイヤフラムに、あらかじめ電流を流しておくための電源を、ファンタム電源という。 ファンタム電源は、たいてい[+48V]である。
    • φ3.5mmをもつ[コンデンサーマイク]のダイヤフラムに、あらかじめ電流を流しておくための電源を、プラグインパワーという。
    • φ3.5mmをもつ[コンデンサーマイク]を使うためには、[ボイスレコーダー][カメラ][ビデオカメラ][オーディオインターフェイス][オーディオミキサー]などに設けられたφ3.5mmのマイク端子が[プラグインパワー対応]である必要がある。
    • プラグインパワーマイクは、ファンタム電源で使えるのか?|サウンドハウス
  • [コンデンサーマイク]は、高能率・高出力なマイクであるがゆえに、【部屋の残響音】【環境音】を拾ってしまいやすい。 したがって、無響室的な音響条件を備えたスタジオではなく、一般の会場や自室での動画撮影・動画配信においては、一般に[コンデンサーマイク]ではなく、[ダイナミックマイク]を使うのが正解だと考えられる。
  • [コンデンサーマイク]は、高能率・高出力なマイクであるがゆえに、ステージでのPAにおいて、ハウリングを起こしやすい面が、どうしてもある。
    • また[コンデンサーマイク]は、吹かれ〔吐息などで発生する[ボフボフ]などというノイズ〕に弱いので、[吹かれに強いマイクカプセル][ウレタン製ウインドスクリーン][ポップガード]などを必要とする。
    • ただし[コンデンサーマイク]は、低域から高域までしっかりと音声が収録できる。
    • そのように[コンデンサーマイク]の周波数特性の良好さから、[コンデンサーマイク]がPAで使われる例として、[ヴォーカル][管楽器〔金管・木管〕のピックアップマイク][弦楽器のピックアップマイク][アコースティックピアノ][ドラムセットのハイハットシンバル][ドラムセットのオーバーヘッド〔全体音声収録〕]などがある。
      • ミュージカルなどでも使われる、カントリーマン〔COUNTRYMAN〕の[ヘッドセット・マイク][イヤーセット・マイク][仕込用小型マイク]などは、[コンデンサーマイク]にほかならない。
      • COUNTRYMAN カントリーマン |Wind Audio Japan
      • COUNTRYMANの最小ラベリアマイク|サウンドハウス
      • [ヘッドセット・マイク][イヤーセット・マイク][仕込用小型マイク]などは、ワイヤレス・トランスミッターで、電波で音声信号を飛ばす。

[音声収録するときのノイズ〔雑音〕]は、大きく7つに分類できる

  1. 【部屋の残響音】:例えば、自分が声を発した[直接波]の後に続く[遅延し、かつ、波形が崩れた間接波]が【部屋の残響音】である。 録音内容がクリアに聞き取れる音声コンテンツをつくるためには、[直接波]だけを録音するのが常道だ。 必要があれば、その[直接波]に対して、工程の後段でデジタルでエフェクトをかけるのが常道である。 録音時点で【部屋の残響音】が混入している音声素材は、収録に失敗した音声素材である。 実際、ナレーションにおいて、【部屋の残響音】が多いと、ナレーションの[オリジナルの波形]=[直接波の波形]が聞き取りづらくなり、それだけでコンテンツの価値が下がる。
    • [直接波]だけを録音するためには、[感度の低いマイク〔ダイナミックマイク〕]を[オンマイク]で使うことである。 いいかえれば、[ダイナミックマイクの前にポップガードを挟む][ダイナミックマイクを〈ウレタンの風防〉〈フェイクファーのモフモフ風防〉で覆う]などの[マイクの吹かれ対策]をしたうえで、ダイナミックマイクを口元に近づけて収録することによって[直接波]だけを録音することができる。 とりわけ、ラージダイアフラムのコンデンサーマイクは感度が高いため、[間接音]までクリアに収録されてしまう。
  2. 【環境音】:【環境音】とは、その時・その場で鳴っている音声をいう。 【環境音】とは、例えば、[部屋のエアコンが発するボワボワとした低域ノイズ][人が騒ぐ声][ドアや窓をバタンと閉める音][バイクのエンジン音][自動車のタイヤノイズ][自動車のリモコンキーのピピッという確認音][ちり紙交換車の声][選挙カーの声][ゴミ収集車の音楽]などのことである。
    • ラージダイアフラムのコンデンサーマイクは感度が高いため、【環境音】までクリアに収録されてしまう。 [直接波]だけを録音するには、[感度の低いマイク〔ダイナミックマイク〕]を[オンマイク]で使うことである。
  3. 【リップノイズ】:【リップノイズ】とは、ナレーションやヴォーカルにおいて[唇・舌・口腔粘膜]どうしが触れ合い、離れるときに、[唾液]を介して発せられるノイズ。[ピチャ・ペチャ音][クチャ・ヌチャ音]のことである。
    • ラージダイアフラムのコンデンサーマイクは感度が高いため、【リップノイズ】までクリアに収録されてしまう。 [直接波]だけを録音するには、[感度の低いマイク〔ダイナミックマイク〕]を[オンマイク]で使うことである。
  4. 【ポップノイズ】:【ポップノイズ】とは、マイクを吹いたときに発生する[ポッ][ボッ][プッ][ブッ]といった低音の多いノイズをいう。 屋外撮影でマイクが風に吹かれて発生する[ボフボフ]というノイズも【ポップノイズ】の1つと考えていいと思う。 すぐに【ポップノイズ】を拾ってしまうマイクを、「[吹かれ]に弱いマイク」などという。
  5. 【ホワイトノイズ】:【ホワイトノイズ】とは、マイク、アンプなどの電気的な機器が本源的に抱えている、[サーッ][シーッ]という電気ノイズのことである。 信号とノイズとの比を[S/N比〔エスエヌひ〕]という。 マイク、アンプ、オーディオインターフェイス、コードなどの音響機材には、それぞれ固有の[S/N比]があり、それらの[S/N比]が累積して、全体の[S/N比]となる。 したがって、音響機材は[S/N比]の高いもの〔ノイズの少ないもの〕を選ぶ。 音響機材はだいたい値段に比例して[S/N比]が高く〔良好に〕なる。
    • 【ホワイトノイズ】を抑制するためには、[感度の低いマイク〔ダイナミックマイク〕]を使うとともに、[感度の低いマイク〔ダイナミックマイク〕]の信号を、できるだけ工程の前段で増幅する〔アンプを通す〕ことである。 増幅のタイミングが後段になると、【ホワイトノイズ】が多い音声になる。
    • カメラでいえば、イメージセンサーが捉えた、弱い光の弱い映像信号を、後段で増幅しても〔ISO感度を上げても〕、その映像信号は暗所ノイズだらけ〔音声信号でいえばホワイトノイズだらけ〕になってしまう、ということである。
  6. 【パルスノイズ】:【パルスノイズ】とは、[蛍光灯][LED電灯][スイッチング式のACアダプター][ワイヤレス固定電話][Wi-Fi機器][PC、スマートフォン/タブレット][電子レンジ][HI調理器具]などが発している、[チリチリ][ザーザー][ガリガリ]いうノイズのことである。 いわゆる[電磁波被害]の細目の1つが【パルスノイズ】である。 AMラジオを受信しようとすると、【パルスノイズ】が混入してしまい、受信困難になる昨今である。
  7. 【ハムノイズ】:【ハムノイズ】とは、AC電源〔コンセント〕などを通じて混入する、[ブーン][ビュー]などという音程をもつノイズのことである。 自宅や周囲の家庭・商店・工場などで、モーターを使った機器類を使っていると、電線を通じて【ハムノイズ】が伝送され、自分が使うコンセントの電源の中に【ハムノイズ】の波形が混入することがある。 マイクをXLR端子〔コンボジャック〕接続にすると、マイクにおける【ハムノイズ】や【ホワイトノイズ】は低減される傾向がある。

【部屋の残響音】

引っ越したばかりの部屋には、じゅうたん、カーテン、ソファなど[吸音する素材]が置かれていないため、その部屋では、音声がやけに響き渡る。 この状態が【部屋の残響音】が多い状態である。

[吸音]は、音波という運動エネルギーが、綿などの繊維によって、物体の振動として吸収され、振動が減衰するときに熱エネルギーに転換される現象を意味する。 [吸音]された音波は熱になる。

  • その部屋の残響音が[多い]状態を[liveライヴな部屋]と表現する。
  • その部屋の残響音が[少ない]状態を[deadデッドな部屋]と表現する。
    • スピーカーやマイクの音響特性を測定するのに使われる無響室は、部屋の音響特性としては、[完全にdeadデッド]である。
    • 広く開けた土地の音響特性は、[完全にdeadデッド]である。 しかも地面が砂地だと、[完全にdeadデッド]である。 地表で発生した音波は、地表から上空へ向けて放射される。 したがって、マンションの上層階は、道路を通過する自動車のロードノイズ、エンジン音、救急車のサイレンなどで、きわめてうるさく、睡眠に支障が出るくらいである。 またマンションの駐車場で、リモコンキーを使ったときピーッと鳴ったり、バタンとドアを閉めたりした音声は、マンションの全体に響き渡り、最悪である。
    • マンションでは、ハイヒールで階段や通路を歩くと、ぜんぶ聞こえてしまう。 またマンションの屋上で子供が暴れていると、最上階の部屋には、ドスドスとした歩行音がぜんぶ聞こえてしまう。 マンションは、住むものではない。

部屋の音響特性が問題になるのは、[オーディオのリスニングルーム][録音ブース/録音スタジオ][コンサートやライヴを行なう会場〔箱〕]などにおいて、である。

ライブな会場とデッドな会場・メインスピーカーからの音の回り込み、意識してライブしたことありますか? | goodsound

ナレーションを録音するのに適している環境は、[完全にdeadデッド]な録音ブースである。

布団の中にもぐって録音するのが、[完全にdeadデッド]な録音ブースに近い音響特性になる。 それは、音波〔運動エネルギー〕が寝具の繊維の振動として吸収され、熱エネルギーに転換されるからである。 つまり、[ベッドで寝ながら録音したような録音物が、いちばん聞き取りやすい]ということになる。

逆に、フローリングの部屋にカーペットも敷かず、カーテンもつけないまま、マイクから遠い場所で録音すると、【部屋の残響音】によって、とても聞き取りづらい音声になってしまう。

動画の品質は、音声が9割を決めてしまい、映像の重要度は1割未満である。 それは動画が、[音声コンテンツに映像を付随されたもの]だからである。

  • 高価な機材を使えば、画質がいい動画は、誰にでも撮影できる。
  • しかし、音声が聞き取りやすい動画は、念入りな準備と、細かな配慮がなければ撮影できない。
  • 動画は音声が9割の価値を占めており、動画における画質は、1割程度である。

部屋の床にカーペットを敷き、窓には分厚いカーテンを取り付け、壁には吸音材を貼ると、部屋の音響特性は、デッドな側にころぶ。 ただし、賃貸物件で原状回復義務がある場合、部屋全体の音響特性を完全にコントロールすることは困難である。

部屋をいじらずに、できるだけデッドな印象の音声を録音する方法として、[低感度のマイク〔ダイナミックマイク〕を使う]方法がある。

[動画収録][生配信]や「[Discord〔ディスコード〕][Zoom〔ズーム〕][Microsoft Teams〔マイクロソフト・ティームズ〕]などでの会話」において、語り・ナレーションをクリアにしたい場合、【部屋の残響音】【環境音】【リップノイズ】は[感度の低いマイク〔ダイナミックマイク〕]を[オンマイク]で使うことで、かなり解消できるだろう。 おおよそ4万円~で、その環境が整う。

イメージセンサーのサイズと[撮影意図][被写体・素材の種別]

  • 【現実志向|パンフォーカスが大切】:[理性・事実・情報・見識]に訴えかける写真・映像:豆粒センサー、1インチ、マイクロフォーサーズが向いている。
    • 人が話すのがメインであるため、動画の場合、長回しが求められることが多い。
    • 人が話すのがメインであるため、動画の場合、音声のクリアさが強く求められる。
    • 動画の場合、シャープネスが強調されたような、カリカリの画質/クリスプ:crisp〔クリスピィ:crispy〕な画質が求められる。
    • カリカリの画質/クリスプな画質とは、写真画質でいえばNikonの画質、あるいは、OM SYSTEM〔OLYMPUS〕の画質のような画質を意味する。
    • 人が話す環境は、明るさが千差万別であり、明るさが変化しやすいため、こういう動画の場合、NDフィルター内蔵型カメラ〔業務用ビデオ機〕のほうが圧倒的にラクである。
    • [NDフィルターというと、ビデオカメラには必須でも、スチルカメラには必須とはいえない]という観念があるかもしれない。
    • しかし直射日光で白飛びする場面は、ビデオカメラだけでなく、スチルカメラにも発生する。
    • またスチルカメラにおいて、日中シンクロ撮影〔人物だけを際立たせるために背景を暗く見せるために光量豊富な環境であえてストロボ撮影をする〕を行なう場合など、スチルカメラでNDフィルターを使う場合も多い。
  • 【現実志向と創作志向との中間|パンフォーカスと背景ぼけとの汽水域】:[Super 35mm/APS-C]が向いている。やや長回ししづらい。動画の場合、音声のクリアさが強く求められる。
    • APS-Cは、理論上は万能だけれども、いいかえれば、かなり中途半端。
    • [動画用にマイクロフォーサーズ、写真用にフルフレーム]あるいは[動画用にAPS-C、写真用にフルフレーム]といった使い分けのほうが、実利的かもしれない。
  • 【創作志向|背景ぼけが大切】:[感情・情景・雰囲気・欲望]に訴えかける写真・映像:フルフレーム、ラージフォーマットが向いている。長回ししづらい。動画の場合、音声のクリアさが強く求められる。

イメージセンサーのサイズと[写真][動画]

  • 【動画】:豆粒センサー、1インチ、マイクロフォーサーズが向いている。低画素が向いている。
  • 【動画にも写真にも】:[Super 35mm/APS-C]が向いている。
    • 動画主体なら低画素が向いている。
    • 写真主体なら高画素が向いている。
  • 【写真】:フルフレーム、ラージフォーマットが向いている。高画素が向いている。

たいていのシネマ用レンズは、[Super 35mm/APS-C]の仕様になっている。 というのも、シネマ用レンズは高価であるから、[Super 35mm/APS-C]のシネマ用レンズでなければ、買うことができないのが多くの映画制作者であるからだ。

ただし、CanonもNikonもSONYも、APS-Cを[入門者向けのフォーマット]と位置づけ、フルフレームのカメラ/フルフレームのレンズを売ろうという商売をしている。

※ただし、Canon C70は[Super 35mm/APS-C]であり、本格的なダイナミックレンジをもつ〔グレーディング耐性の高い〕動画データを生成する撮影機である。

このため、APS-Cのイメージセンサーをもち、フラッグシップの称号を与えているカメラは、日本ではFUJIFILMが中心となる。

ただしFUJIFILMのミラーレスカメラで撮影した動画データは、グレーディング耐性が低く、大きく色彩を変えることができない。

つまりFUJIFILMの思想としては、ポストプロダクションで色彩を大きくいじるのではなく、撮影時に出来上がりの色彩をしっかり決めて、撮影時に色彩を追い込んでおくべし、という思想なのである。

このやり方も、1つのやり方ではあるけれども、このやり方を受け付けない映画制作者もいることであろう。

以上からわかるように、[APS-Cのシネマ用高級ミラーレスカメラ]という市場が、ポッカリと空いている。

LUMIXはLeicaとともに、写真で生き残ろうとしているように見えるけれども、写真の市場は、他社がすでに陣取っている。

そもそもLUMIXは、写真の市場を狙っている割に、像面位相差AFの導入を渋って、GH4からGH5の初期にかけての[LUMIXに対する期待]を大きく裏切り、GH6に像面位相差AFが搭載されなかったことを以て、瀬戸弘司をはじめとする、カメラにうるさいYouTuberが一斉にSONYへと流れてしまい、LUMIXの今日の没落を招いた、GHシリーズの開発責任者は責任を取る必要がある。 GH6に像面位相差AFが搭載されなかったことを以て、LUMIXは[終わった]んだよ。

この期に及んでGH7に像面位相差AFを搭載しても、LUMIXからSONYへ流れた顧客は、もはや戻ってこないよ。 だって、Eマウント〔SONY〕のレンズをしこたま買っちゃってるからさぁ。

LUMIXは、やることなすことが、トロい。 LUMIXは、動きが緩慢。 初動が遅くて、SONYの素速さによって、ぜんぶおいしいところを持って行かれているのがLUMIX。

写真を撮るならAFだべ?  だって、動体を誰でも正確に撮れるだけの[かんたんAF]があればこそ、スマホと勝負ができるんだろ? 

動画を撮るならAFだべ?  だって、子供が走ってきても、顔・瞳にピンがきているから、思い出の動画になるんだろ? 

写真も動画もAFの性能を見て、消費者は買っているんだよ。

GH5とかGH6ぐらいのAFの出来上がり具合で、よく市場に製品を出したよな?  LUMIXの開発責任者は、SONYのAFと比較していないの? 

OLYMPUSがマイクロフォーサーズから撤退した時点で、すでにマイクロフォーサーズはオワコンなんだよね。

マイクロフォーサーズがオワコンになった原因は、像面位相差AFの搭載を渋り続けた、GHシリーズの開発責任者のアホさ加減にある。

GH3・GH4の時代から、[AFが【遅い・迷う・不正確である】LUMIX]ということは、大きな問題になっていた。

それなのに、GH5で像面位相差AFの搭載を見送り、[AFが【遅い・迷う・不正確である】LUMIX]を続けたことで、動画を撮っている階層が、LUMIXからSONYへ、怒濤のように流れたよね。

そのうえLUMIXは、GH6でもまた、像面位相差AFの搭載を見送ったので、全世界がLUMIXを見限ったと考えてよい。

2024年に発売されると予想されているGH7に像面位相差AFを搭載しても、【速い・迷わない・正確である】において、SONYのコンデジにすら及ばないであろうことは、だいたい予想できる。

LUMIXがGH7に像面位相差AFを搭載し、そこそこのAFCでのAF性能を実現したとしても、SONYはさらにその上を行くミラーレスカメラを出してくるからね。

LUMIXが勝てる方法は、ただ1つ。 徹底した低価格戦略である。 LUMIXは、安くしなきゃ勝てないんだよ。

部品の共通化をさらに徹底することで、超低コストを実現し、SONYの半額でSONYの7割の性能をもつ、廃熱ファン付きの動画機をLUMIXがバンバン出せば、SONYの市場を崩すことができる。

SONYは、FXシリーズには廃熱ファンがあるけれども、αシリーズには廃熱ファンがないんだよ。

LUMIXのこれから出すカメラについては、全機種に廃熱ファンを搭載し、[動画で止まらないLUMIX]を徹底的にアピールするしかない。

そして低価格戦略を実現するためには、イメージセンサーを内製にしなければダメだ。

さらに、フルフレームのイメージセンサーを、どのカメラにも搭載し、手ぶれ補正を電子手ぶれ補正に一本化するのが適切であろう。

  • カメラをフルフレーム機の1種類だけにする。そして、次のようにする。
    • 《1》マイクロフォーサーズモードでも撮れるフルフレーム機。
    • 《2》APS-Cモードでも撮れるフルフレーム機。
    • 《3》フルフレームでも撮れるフルフレーム機。
    • 以上《1》《2》《3》をすべて満たすカメラを1種類だけ出す。
  • そのうえで、[マイクロフォーサーズのレンズ][APS-Cのレンズ][フルフレームのレンズ]のどれでもが適合するような、マウントアダプターをLUMIX製品として出す。
    • 手ぶれ補正を[電子手ぶれ補正]に一本化する。
    • つまり、イメージセンサーは、水平方向には動かないけれども、垂直方向には動くようにする、いいかえれば、可変フランジバックとする。
      • 国内メーカーのレンズならば、だいたい、どのレンズでも適合するような[変態カメラ]にする。
    • 起動時に、毎回、イメージセンサーの水平を出すキャリブレーションを行ない、光軸に対して完全な垂直を保つ。
      • 天体写真マニアのために、イメージセンサーの水平を手動で調整するモードも入れておく。

ちゃぶ台をひっくり返すような大胆なことをしなければ、LUMIXは生き残れない。 常識を忘れて、[変態カメラ]を出せばよいのだ。

そして、[外部モバイルバッテリーを使った長時間録画][RAWデータのSSDへの直接書き出し][LANケーブルを使った給電と動画生配信][TASCAMまたはZOOMを巻き込んだ、ミラーレスカメラ本体での32bitフロートによるマルチトラック録音機能]など、CanonやSONYが利権のために封じている部分を、すべて[堤防を崩してダムを決壊させる]かたちで、動画機をコモディティ化させてしまう。

ボイスレコーダー/フィールドレコーダーの世界では、32bitフロートによるマルチトラック録音機能が当たり前になっているのに、動画機の世界では、いまだに24bit/48kHzを自慢している。

結局、録音レベル調整に気を遣う必要があるから、撮影効率が悪くなるわけでしょ? 

32bitフロートの4ch~6chぐらいのレコーダーを動画機が搭載しておけば、ポストプロダクションがかなりラクになると思う。

LUMIXが価格破壊をすることで動画機をコモディティ化させている中で、SONYの市場・Canonの市場を奪っていく。

弱者による捨て身の戦略しか、LUMIXには残されていない、と私は思うが、みなさんは、いかがであろうか? 

トーク中心の動画でも、画質が悪いとYouTubeからナメられるので、長回しのできるミラーレスカメラしか道が残されていない|LUMIX[DC-GH6]または[DC-GH7〔未発表〕]

  • 短い動画しか収録しないのだったら、排熱ファンをもたないミラーレスカメラ〔SONY αシリーズ〕でもよい。
  • しかしトーク中心の動画だと、長回しのできるミラーレスカメラでなければならない。
  • なぜビデオカメラではなく、ミラーレスカメラでなければならないのか? 
    1. [きたならしい店構えだと、出てくる料理もマズそう]といったような先入観で判断される。それと同じことが、動画の画質にも当てはまる昨今である。 YouTube全体で画質の平均値が上がっているので、画質が悪いと、内容までショボいものだと思われる傾向がある。
    2. トーク中心の動画は[相手に意味を伝える]ことが中心であり、文字・図表が大切になる。 文字情報に求められる映像の精細度は、通常の映像に求められる精細度より、ずっと高い。 ふつうの動画なら、フルHD〔1080p〕で十分だけれども、文字を読み取らせるコンテンツである場合、4K〔2160p〕でなければ、画数の多い文字は、ぼやけて見えなくなる。 つまり、教育的な内容をもつ、文字情報が重要な意味をもつ動画においてこそ、4Kという高画素が必要になるのである〔通常の観念とは逆〕。 業務用ビデオカメラの4Kは、レンズが暗くて解像度が低く、イメージセンサーが比較的小さいことから、とくに暗所に弱く〔ゲイン=ISO感度を上げるとノイズがすぐ出る〕、思った以上に画質が悪い。 講演・セミナー・レクチャーなどは、照明が暗いところで行なわれるので、明るく解像度の高いレンズと、できれば大きめのイメージセンサーが必要である。 これを安く実現するためには、ミラーレスカメラを採用するしかない。
    3. YouTubeに低画素〔720pや1080p〕でアップロードすると、YouTubeのアルゴリズムになめられる。 YouTubeのアルゴリズムにナメられないようにするために、高画質なデータをアップロードして、勝ち込んでやる必要があるんだよ。 なぜYouTubeでは4Kの動画が多いのかというと、YouTubeの仕様として、[アップロードされた動画が再圧縮される]からである。
      • YouTubeにおいて[アップロードされた動画が再圧縮される]とき、低画質な動画は、低画質に再圧縮される。つまり、フルHDでアップロードしたら、残念な画質になる。
      • YouTubeにおいて[アップロードされた動画が再圧縮される]とき、高画質な動画は、高画質に再圧縮される。つまり、4KHDでアップロードして初めて、きれいな見た目の動画になる。
      • YouTubeでは、有名チャンネルは、[アップロードされた動画が再圧縮される]とき、高画質に再圧縮される。 例えば、[カズチャンネル/Kazu Channel]はフルHDでアップロードしているけれども、チャンネルとして老舗であり、大手でもあるから、フルHDでアップロードしても、高画質に再圧縮される。
      • YouTubeでは、弱小チャンネルは、[アップロードされた動画が再圧縮される]とき、低画質に再圧縮される。 YouTubeになめられたら、弱小チャンネルは、いつまでたっても這い上がれない。
      • なお、4Kが高いビットレートでしか撮影できない、OM SYSTEMやCanonのカメラで動画を撮ると、ファイルサイズが大きい動画ばかりになってしまい、動画素材の管理ができなくなる。 HDDがいくらあっても足りなくなる。 したがって、4Kでも低ビットレートで撮影できる、LUMIXまたはSONYのミラーレスカメラを選ぶのが正解だ。 トーク中心番組だったら、4K-24pまたは4K-30pで、できるだけ低ビットレートの形式で録画するのがよい。 無理をして4K-60pにすると、自分のSSD・HDDがすぐに満杯になる。
      • なお、フルHDでYouTubeにアップロードされていても、元動画は4Kで、書き出しのタイミングでフルHDにダウンコンバートしていることが多い。 4K収録のフルHD書き出しにすると、[フルHD収録のフルHD書き出し]よりも、解像感が高くなる。
  • トーク中心のコンテンツであれば、長回しが必要になることが多く、かつ、パンフォーカスを得たいので、イメージセンサーは小さいほうが好ましい。 フルフレームのカメラは、熱停止しやすいけれども、マイクロフォーサーズのカメラは、熱停止しづらい傾向がある。 そこから、[廃熱ファンを装備した、イメージセンサーの小さい、ミラーレスカメラ]が適任だということになる。
  • それは、SONY FX30〔[Super 35mm/APS-C]で排熱ファン付き〕、あるいは、LUMIXのDC-GH6〔マイクロフォーサーズで排熱ファン付き〕ということになる。 DC-GH6は古いので、DC-GH7を待ったほうがいい、という考え方もある。 APS-Cは暗所に強く、マイクロフォーサーズはパンフォーカス〔画面の手前から奥までピントが合ってる状態〕が得やすい。
  • 業務用ビデオカメラは画質が悪いので、レンズ交換式のカメラ〔ただし排熱ファン付き〕でXLR端子〔コンボジャック〕が取り付けられる機種を選択することが考えられる。 それは、SONY FX30〔[Super 35mm/APS-C]で排熱ファン付き〕、あるいは、LUMIXのDC-GH6〔マイクロフォーサーズで排熱ファン付き〕である。
  • 2024年中と思われる[DC-GH7〔未発表〕]が発売されるタイミングを狙って、[CFexpressカードやキャッシュバックが得られる]ことを確認してから[DC-GH7〔未発表〕]を買うのが[正解]かもしれない。
    • DC-GH7は、像面位相差AFを搭載するものと思われる。
    • DC-GH6がそうであるように、DC-GH7には、排熱ファンが付く。
    • SONY機の場合、FX3・FX30などのシネマライン以外は、ぜんぶファンレスであるから、そもそもSONY αシリーズで動画を撮ろうというのが間違いなんだ。
    • SONY機で動画を撮る場合、FX3またはFX30からの二者択一と考えてよい。しかしFX3・FX30は、色彩がイマイチであり、色彩にかんしては、LUMIX機のほうがよい。
    • [DC-GH7]が発売されると、[DC-GH6]を売却する人が増えるので、[DC-GH6]の価格が下がると思う。
      • [DC-GH6]は、AFがクソなだけで、画質はよく〔ノイズリダクションがよく効いている〕、長尺動画撮影における耐熱性〔熱停止しない耐性〕は、かなり良好である。
      • [DC-GH6]は、シャッターボタン〔レリーズも使える〕を半押しにしてフォーカスを合わせたら、そこでフォーカスを固定して、録画ボタンを押すような撮影スタイルにすると、そのクソAFという弱点を封じることができる。
      • [DC-GH6]は、背景ぼけが少ないので、業務用ビデオカメラのような見え方、いいかえれば、テレビ番組のような見え方で、動画が撮れる。

DC-GH6 | Gシリーズ 一眼カメラ | 商品一覧 | LUMIX(ルミックス) ミラーレス一眼カメラ・デジタルカメラ | Panasonic

LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm | Gシリーズ 交換レンズ | 商品一覧 | LUMIX(ルミックス) ミラーレス一眼カメラ・デジタルカメラ | Panasonic

LEICA DG SUMMILUX 9mm | Gシリーズ 交換レンズ | 商品一覧 | LUMIX(ルミックス) ミラーレス一眼カメラ・デジタルカメラ | Panasonic

XLR端子〔コンボジャック〕マイクロホンアダプタ― DMW-XLR端子〔コンボジャック〕1 商品概要 | ムービー/カメラ | Panasonic

[DC-GH5M2]や[DC-GH6]では、パワーデリバリー〔PD〕対応である、定格出力[9V/2A]の[ACアダプター][モバイルバッテリー]からの給電を受ければ、内部バッテリーを消費することなしに、録画が継続できる、ということがTwitterに出ていた〔自己責任〕

※また同時に、「定格出力[9V/3A]の[ACアダプター][モバイルバッテリー]からの給電を受ければ、内部バッテリーを充電しつつ、録画まで継続できる、ということがTwitterに出ていた〔自己責任〕」。

要するに、[DC-GH6]または[DC-GH7〔未発表〕]を買えば、パワーデリバリー対応のUSB-C端子をもつモバイルバッテリー〔またはACアダプター〕を使った長時間録画が、「[ダミー電池][DCDC昇圧ユニット][USBケーブル]」などを使わずに、ラクに実現できるのだということである。 FX3・FX30では、「[ダミー電池][DCDC昇圧ユニット][USBケーブル]」などを使わなければ、長時間録画ができないので、そういう点から、SONY機を避けるのも、1つの知恵といえるであろう。

【使いやすい】カメラと超高相性!XA60のおすすめカスタマイズ【オトク情報あり】

XユーザーのたかTubeさん: 「みんなが知りたい情報第二弾。 9V/3AのPDなら給電中に充電までしてくれるけど、充電しない9V/2Aでも電池からの消費はありませんでした。 4k120pでも14.4Wなので、18WのPDでこと足りるって事ですね。 動画勢はリグを組む必要がありますが、長時間撮影にPD給電は必須ですね。 #GH6 #GH5II https://t.co/ffMFmV6BBT」 / X

じつはAF性能には、性能向上に上限がある|SONYが追い詰められることになる

  • SONYのミラーレスカメラで優れているのは、[マイクの音質][AFが【速い・迷わない・正確である】という点]だけなんだね。とくにSONYの色彩は残念。 SONYという会社は、ビデオカメラをこれだけ売ってきたのに、テレビ局の放送システムをいくつも受注してきたのに、色彩にかんして、SONYはどうしてここまでおバカさんなのかわからない。 色彩は、LUMIX・FUJIFILM・Canonのカメラの色彩が、明らかに優れている。
  • 熱停止に対する耐性は、SONYのミラーレスカメラよりも、LUMIXのミラーレスカメラのほうがすぐれている。
  • 時間が経過すると、LUMIXがコントラストAFで培ってきた理論が、像面位相差AFに対しても花開き、バッテリー性能が向上すれば、画像処理エンジンを高クロックで、あるいは、マルチスレッド/マルチコアでブン回すことができる。
  • 例えば、LUMIXがGO言語を使ってAFのソフトウェアをコーディングすると、並列処理が容易にコーディングできるため、画像処理エンジンをマルチスレッド/マルチコアにすれば、かなり短時間で多様なAF演算をこなすことができる。
  • 私はこのブログをHugoで書いているけれども、HugoはGO言語で記述されており、並列処理で記事を書き出すため、一瞬で何百記事のサイト全体が書き出されるんだよ。
  • 結局、LUMIXのクソAFといえども、いつかはSONYに追いつくんだね。なぜならば、AFは[上がり]がある世界だから。SONY・Canonが先にゴールしても、FUJIFILMが追いつき、Nikonが追いつき、LUMIXが追いつけば、最後はいっしょなんだよ、AFというものは。
  • ということは、中長期的には、SONYのマウント内径の小ささ、四隅のケラレ、周辺画像の甘さ、SONYの色彩感覚の悪さなど、SONYの欠点が、こんどは弱みになるってこと。 SONYはいつか、追い詰められる。 SONYが、いま調子のいい間に、最大マウント内径・最短フランジバックの新フルフレームマウントへと舵を切らないかぎり、SONYはいつか、Nikon・Canon・LUMIX・FUJIFILMにやられる。ズタズタにやられる。
  • そうなってからは、光学設計のすぐれたZマウント〔Nikon〕のレンズが光るようになるし、LUMIXの色彩の美しさが光るようになる。FUJIFILMの色彩の美しさは、現在、ようやく周知のこととなり、FUJIFILMのカメラは品薄状態である。
  • SONYを打ち負かすのは簡単だ。デジタルではごまかせない、光学設計部分を徹底的に磨き込むことである。Nikon・Canon・LUMIX・FUJIFILMはそれをコツコツと行なっている。

オーディオインターフェイスを使わないほうがいいケース|音声と映像のズレ〔口パクと音声のタイミングが合わない〕

  • SONY FX30やLUMIX DC-GH6をウェブカメラとして使い、その一方で、音声をオーディオインターフェイスからPCに取り込み、映像と音声をOBSに取り込むとする。
  • このとき、音声と映像のズレ〔口パクと音声のタイミングが合わない〕があれば、OBSで音声を遅延させるなどして、口パクと音声のタイミングを合わせることになる。
  • こういう面倒なことをしたくない場合には、SONY FX30やLUMIX DC-GH6のHDMI出力から[映像+音声]〔口パクと音声のタイミングは最初から合っている〕を取り出し、[USBビデオ・キャプチャー]を使って、PCに[映像+音声]を一括して取り込むのがよい。
  • この場合は、XLR接続のマイクの音声信号を、カメラで受けてやる必要がある。
  • [USBビデオ・キャプチャー]としては、[Roland Pro A/V - UVC-01〔フルHD60pまでキャプチャー〕][Game Capture HD60 X〔4K30pまでキャプチャー〕]などがある。
  • [生配信][Discord〔ディスコード〕][Zoom〔ズーム〕][Microsoft Teams〔マイクロソフト・ティームズ〕]などでは、ソフトウェア/ハードウェアの不具合などで、配信・通話ができなくなる場合も多い。
  • 1つの方法がダメでも、別のルートで配信・通話ができるように、オーディオインターフェイスも用意しておくなど、保険をかけておくのがよい。

オーディオインターフェイス

利便性は低レベル|音質は最高レベル|Windows機で[OBS Studio]を使うならばループバック機能がカンタンに使えて音がいい〔音楽生配信にも堪える〕[MOTU M4]

【残念】やっと届いたオーディオインターフェイスを売ることにした。MOTU M4 LIVE配信向けレビュー!音質最高、作りも最高。でも肝心のループバックが…。Macユーザーは注意な。【動チェク!】

Macとオーディオインターフェイス いい加減にしてくれ!!【動チェク!VLOG】

MOTU M4 - Google 検索

【品薄継続中】口コミで話題沸騰。MOTU M4、ガチレビュー!!

[MOTU M4]は、マイク入力が2系統であるため、[語りのマイク]と[アコースティック楽器のマイク]などといった使い方ができる。 しかもマイク入力系統それぞれにおいて個別にファンタム電源〔+48V〕のON/OFF切り替えが可能なので、[語りのためのダイナミックマイク]と[アコースティック楽器のためのコンデンサーマイク]という使い分けも可能である。 したがって、[MOTU M4]は、弾き語りの生配信に向いているオーディオインターフェイスだといえるだろう。

Windows機において[OBS Studio]を使うとき、ループバック機能がカンタンに使えて、かつ、音楽用途にも適するほどの高音質なオーディオインターフェイスの代表が[MOTU M4]であるようである。 しかしmacOS機において[MOTU M4]を使う場合は、ループバック機能がカンタンに使えるとは言いがたいようなので、[MOTU M4]を使った生配信をするなら、Windows機で[OBS Studio]を使った場合に限定されると割り切るべきだろう。 [MOTU M4]は、音質は10万円クラスのオーディオインターフェイスに匹敵するようですけれども、ツマミの数が足りず、またそれをカバーする専用ミキシングソフトウェアも付属しない。 [MOTU M4]は、利便性としては低レベルでありながら、音質だけは間違いなく同価格帯において突き抜けている、というとんがった商品・偏った商品であるようである。 最近では、[MOTU M4]の品薄状態も解消されてきたようである。 [WindowsでOBS Studioを使って生配信を高画質〔音楽配信にも堪えうる〕で行なう]と割り切った場合、[MOTU M4]を選択するのは、かなり筋のよい選択と思われる。

【2022年版】オーディオインターフェイスの選び方&オススメ機種5選!!

Babyface Pro FS - Synthax Japan Inc. [シンタックスジャパン]
M4 - MOTU | 株式会社ハイ・リゾリューション
Scarlett | Focusrite
Duet 3 | Media Integration, Inc.
AUDIENT | iD14mkⅡ | USB オーディオ・インターフェイス | 製品情報

AUDIENT | USB オーディオ・インターフェイス | ループバック機能とその使い方

YAMAHA AG03MK2|[オーディオインターフェイス付きオーディオミキサー]

Macとオーディオインターフェイス いい加減にしてくれ!!【動チェク!VLOG】

Windowsの場合、だいたいどのオーディオインターフェイスでもループバック機能〔配信等において、[オーディオインターフェイス由来の外部音声]と[PC内の音声]との混合音声を、再度[PC内の音声]とする機能〕がまともに使えるようである。

ループバック機能 - Google 検索

macOSで[配信][Discord〔ディスコード〕][Zoom〔ズーム〕][Microsoft Teams〔マイクロソフト・ティームズ〕]などが中心なら[YAMAHA AG03MK2][YAMAHA AG06MK2]を選ぶのが正解らしい。

macOSの場合、ループバック機能がまともに使えるオーディオインターフェイスが少ないらしく、その少数派の中に[YAMAHA AG03MK2][YAMAHA AG06MK2]が含まれているようである。 したがって、macOSの場合、しかもオーディオインターフェイスの用途が配信やZoomなどに限定されており、音質において高いクォリティを求めない場合、[YAMAHA AG03MK2][YAMAHA AG06MK2]を選ぶのが最適かもしれない。

ヤマハ | AG03MK2
AG03MK2 AG06MK2 | ユーザーガイド
Yamaha Live Streaming Mixer: AG06MK2, AG03MK2

AG03 MK2 & YCM01 をレビュー!国民的オーディオインターフェイスの新型だいっ![AG06][超猫拳周辺機器]
AG03 MK2 ついに進化したヤマハの神オーディオインターフェイス そしてマイク!AG03 MK2 / AG06 MK2 / AG01 世界最速おさわりレビュー【動チェク!】

  • AG03MK2は、XLR端子〔コンボジャック〕コネクターが1系統のみで、マイク音量がスライド式のフェーダーである。 1人で録画・配信・Discord〔ディスコード〕・Zoom〔ズーム〕・Microsoft Teams〔マイクロソフト・ティームズ〕などをする場合、XLR端子〔コンボジャック〕コネクターは1系統で十分である。
  • AG06MK2は、XLR端子〔コンボジャック〕コネクターが2系統ですけれども、マイク音量が回転式のボリュームである。
  • 旧モデルである[AG03][AG06]と、新モデルである[AG03MK2][AG06MK2]とのおもな違い。
    • [新モデルのほうが高域が強く出る〔音声をクリアに聞かせる〕傾向の味付けになっている]
    • [新モデルにはミュートボタンが増設されている]
    • [新モデルは電源供給がUSB Type-Cになっている]
  • AG03 MK2 & YCM01 をレビュー!国民的オーディオインターフェイスの新型だいっ![AG06][超猫拳周辺機器]
  • [AG03MK2][AG06MK2]は、YAMAHAの主力商品の1つなので、品質・性能には手を抜かないものと思われる。 また[AG03MK2][AG06MK2]は使用者も多いので、安心の選択である。
  • [AG03MK2][AG06MK2]には、それぞれ、ホワイト、ブラックのカラーバリエーションがある。 一般に、黒いガジェットは、ホコリが目立つ。

macOSで配信するためのオーディオインターフェイスは限られているらしい|PreSonus Revelator io24

Macとオーディオインターフェイス いい加減にしてくれ!!【動チェク!VLOG】

配信特化型。PreSonus Revelator & Revelator IO 24 徹底レビュー!!

PreSonus | Revelator io24 - 新世代のUSB I/O - powered by MI7

ループバック機能 - Google 検索

PreSonus〔プリソーナス/プレソナス〕という会社は、SteinbergのCubaseというDAWを開発していたチームの一部がスピンアウトして設立した会社で、[PreSonus Studio One]というDAWが代表的な製品である。

[Steinberg Cubase]がレガシーなシステムを引き継いでいるのに対して、[PreSonus Studio One]はスクラッチから書き起こした新規ソフトウェアなので、[PreSonus Studio One]のほうが動作が軽量で操作性がいいとされる。

ただし[Steinberg Cubase]の操作性に慣れている人が多いため、[Steinberg Cubase]の人気にも根強いものがあるようである。

そのDAWのメーカーであるPreSonusが、いわば[macOSで配信するための専用オーディオインターフェイス+ソフトウェア]として[PreSonus Revelator io24]+[付属ソフトウェア]を出したのだということらしい。

音楽用のオーディオインターフェイスの音質から見ると、[PreSonus Revelator io24]の音質は、そこそこであるようですけれども、メーカーが公式にサポートしている、配信をサポートする[macOS上でもループバック機能を難なく使えるようになるソフトウェア]が付いてくる点が魅力である。

ただし[YAMAHA AG03MK2]は、[PC上の音声の音量]と[マイク/楽器等のライン入力の音量]とを、物理的なボリュームの操作で直感的かつ即時に調整できるのに対して、[PreSonus Revelator io24]の場合は、付属のソフトウェアをマウスで操作するかたちになる。

DAWの操作でも、動画編集ソフトの操作でも、物理的なツマミ/キー/ボタンで操作したほうが、格段に操作性と効率が上がる。

例えば、Blackmagic DesignのDaVinci Resolveには、[編集]および[カラーグレーディング]のために物理キーボード/物理操作卓が設定されており、物理キーボード/物理操作卓を使ったほうが、編集もグレーディングも劇的にラクになり、かつ、仕上がりが早くなる。

DaVinci Resolve 18 – キーボード | Blackmagic Design
DaVinci Resolve 18 – パネル | Blackmagic Design

そういう意味では、[PreSonus Revelator io24]よりも[YAMAHA AG03MK2]のほうが使いやすい。

第二の手段として、[PreSonus Revelator io24]を選ぶのもアリかもしれない。