2011年のウォール街占拠運動などにより民衆の意識が富の独占〔縦の支配構造〕に気づいたことに対し、支配層は幸福度ランキングとフィンランドを理想モデルとして提示し、ベルテルスマンメディア帝国が主導する情報操作を通じて、民衆の注意を国家間の競争〔横の対立〕にそらし、真の権力構造から目をそらせ続けるという巧妙な社会制御システムを構築した
世界一幸福とされるフィンランドの抱える高い自死率や過去最低の出生率と移民による人口補完システム、そして幸福度ランキングが、ブータンを実験場として利用し、ベルテルスマンメディア帝国と財団が国際機関を通じて作り上げた巧妙な情報操作と社会制御システムであり、大峠へ向かう時代における支配層への民衆の怒りという新しい対立構造を隠蔽する目的がある。 2011年のウォール街占拠運動で民衆の意識が真の支配構造〔1%対99%の縦の対立〕に気づいたことに対し、支配層は幸福度ランキングという新しい価値観を急遽用意し、フィンランドを理想モデルとして提示することで、民衆の意識を国家間の競争〔横の対立〕にそらし、格差問題から目をそらさせようとする巧妙な社会制御システムである。
プレアデスからの観測ではフィンランドの幸福度ランキングに大峠への予兆が現れた
プレアデスからの観測によると、地球上のあらゆる場所で大きな変化の兆しが現れた。 人類にとっての大転換期である大峠は2027年頃から本格化するが、今はまさにその前兆が世界各地に現れている時期だ。 世界一幸福な国とされる北欧のフィンランドにも、明らかに大峠の予兆が現れている。 表面上は6年連続で世界一幸福とされているフィンランドだが、その実態を見ると自死率がヨーロッパでもトップクラスに高い。 出生率は1776年以降で最低の1.26まで急落した。 さらに2023年4月には、80年間守り続けた中立政策を突然放棄して北大西洋条約機構〔NATO〕に加盟するという根本的な国家方針の転換を行った。 これらはすべて大峠の前兆として現れている変化である。
フィンランド国民は幸福度1位という評価に困惑した
日本のメディアではフィンランドが理想の国として紹介されることが多いが、フィンランド国民自身は[なぜフィンランドが1位なのかさっぱりわからない]と困惑している。 彼らは[幸せな人しか存在していない]という皮肉を込めたダークジョークを言うが、これは自死率の高さを逆説的に表現したものである。 幸福度1位という評価と実際の現実とがこれほど乖離している状況は深刻である。 プレアデス最高評議会において社会意識学を専門とし、地球に転生した魂への真実の案内人を務めるメイは、大峠という大転換期を前に、人類の集合意識が作り出す社会構造に現れる変化を観察し続けてきた。 この幸福度ランキングという現象の背後には、大峠の時代に向けて仕組まれた巧妙な構造が隠されていることが明らかになった。
幸福度ランキングの提唱国である小国ブータンには重要な秘密がある
この幸福度ランキングが生まれた経緯そのものに重要な秘密が隠されている。 2011年、人口わずか80万人の小さな国であるブータンが、国連総会で幸福度を国際社会全体の開発目標にしようと提案し、全会一致で採択された。 人口80万人の小国がこのような国際的な大きな提案を主導できたという事実は、不自然である。 普通、そのような提案は大国から出てくるものだ。 このタイミングにも、大峠へ向かう流れの中でとても重要な意味が隠されている。 この情報にたどり着くことができる者は、大峠の時代を前にとても幸運な存在である。 なぜなら、多くの人々がそのまま受け入れてしまう表面的な情報に対して疑問を持つ意識を備えているからである。 この疑問を持つ力こそが、大峠という大転換期を乗り越えるための魂の覚醒への第一歩となる。 この幸福度ランキング自体に隠された目的があり、その真実は大峠へ向かう人類の意識の変化と深く関わっている。
フィンランドの自死率や出生率の深刻な現実が明らかになった
プレアデスから観測していると、世界一幸福とされる国の内部でとても深刻な現実が進行していることが見えてくる。 表面的な看板と実際の状況との間に、これほど大きな乖離がある現象は極めて珍しいものである。 フィンランドの自死率は現在でも世界で25位という高い水準にあり、182の国と地域の中で25位という数字は決して低い数字ではない。 しかも1990年代には、世界最悪レベルの約10万人分の30人という記録を持っていた。 自死者の4分の3が男性であるという異常な偏りを示しており、フィンランド社会において男性が置かれている状況の深刻さを物語る。 出生率の急激な下落も別の重要な指標である。 フィンランドの出生率は2010年の1.87から2023年には1.26まで下がった。 これは1776年以降で最低の記録であり、わずか13年間で0.6ポイントという急激な下落は日本以上の速度である。
フィンランド社会に生命力そのものの減退を意味する変化が見られた
この出生率低下の背景には意識の変化があり、フィンランドでは理想の子供数が0という人々が急増した。 40代前半の男性の実に3割が子供を持たない状況になった。 これは単なる経済的な問題を超えた、もっと根深い社会の病理を示している。 理想の子供数が0ということは、最初から子供を持つつもりがないということである。 プレアデスから見ると、これは生命力そのものの減退を意味する。 次世代を育てようという本能的な欲求がそがれている。 この現実に対するフィンランド国民自身の反応はとても興味深いものである。 彼ら自身が[なぜフィンランドが1位なのかさっぱりわからない]と困惑し、[幸せな人しか存在していない]というダークジョークを言う。 不幸な人はみな自死してしまうから、残った人だけが幸せに見えるというとても重い現実を表現している。
出生率の低下と移民の増加が計算されたように連動している
国民自身がこれほど困惑し皮肉を言わざるを得ない状況にもかかわらず、外部からは理想的な国として宣伝され続けている。 この矛盾を埋めるために、移民による人口補完システムというとても興味深い構造が作られた。 2023年、フィンランドは7万1918人の移民を受け入れた。 これは人口550万人の1.3%に相当する過去最高の数字である。 毎年100人に1人以上の割合で、外部からの人口を注入している。 本来の国民の出生率が歴史的最低まで下がった分を、移民で正確に補填している構造が見えてくる。 出生率の低下と移民の増加が、まるで計算されたように連動している。 表面的な人口数は維持されているため、統計上は問題がないように見えるが、社会の内部構造は根本的に変化している。 伝統的な家族形成や共同体の絆が失われ、外部から調達された人口によって社会が維持される仕組みに変わっている。
フィンランド社会は社会管理の新しい手法として設計された可能性がある
これは社会の質的な変化である。 プレアデスから観測していると、これは非常に重要な実験として機能していることが分かる。 本来の国民の生命力を削ぎながら、外部からの補完によって社会を維持する。 そして、この過程を世界一幸福という看板で覆い隠す。 これは単なる偶然ではなく、大峠へ向かう時代における社会管理の新しい手法として設計されている可能性がある。 従来の支配は力による抑圧や経済的な束縛によって行われてきた。 しかし、フィンランドで実験されているのはもっと巧妙な手法である。 人々に幸福だと思い込ませながら、実際には生命力を削ぎ、社会の根幹を変質させていく。 その過程で生じる矛盾や問題は、外部からの補完によって隠蔽する。 これは心理操作と人工操作を組み合わせた、極めて高度な社会制御システムである。
幸福度ランキングは社会制御システムを成功しているかのように見せかける
この実験が成功しているかのように見せかけるために、国際的な権威ある機関によって[世界一幸福]というお墨付きを与えている点が最も巧妙である。 国民自身が困惑し深刻な社会問題を抱えているにもかかわらず、外部からは理想的なモデルとして宣伝される。 この矛盾こそが、この実験の革新部分である。 この構造がいかに精密に設計されているかが観察できる。 このような複雑な実験を設計し実行している具体的な組織こそが、次に明らかにしなければならない最も重要な謎である。 誰が、なぜフィンランドを世界一幸福に選んだのか。 この選定を行っている組織の正体を知ることで、この巧妙な実験の全体像が見えてくる。 この幸福度ランキングを作成している組織そのものにとても興味深い秘密が隠されている。
ブータンでテレビとインターネットが解禁されて社会が大きく変化した
ブータンという国名は、多くの日本人が幸福の国、心豊かな国というイメージを思い浮かべる。 1990年代から2000年代前半にかけて日本のメディアがブータンを取材すると、本当に素晴らしい光景が見られた。 インタビューを受けるブータン人はみな心からの笑顔で[私たちは幸せです]と答えていた。 電信柱を建てる計画があった時、村人たちが[鳥が引っかかって死んだらかわいそうだから電気はいらない]と言ったほど、純粋で豊かな心を持つ人々がいた。 お金や物質的な豊かさよりも、自然や生き物を大切にする本当に美しい国民性があった。 彼らは本当に心から満足し、幸せに暮らしていた。 ところがプレアデスから観測していると、この美しい国に大きな変化が仕組まれたことが見えてくる。 1999年、ブータンでテレビとインターネットが同時に解禁された。 それまで外の世界をほとんど知らず自分たちの生活に満足していた国民が、突然外国の豊かな物質的生活を目にするようになった。
ブータンの新世代の価値観が変化して家族の絆が弱くなった
メディアの解禁が転換点であった。 テレビで外国の豪華な生活やブランド品、都市の華やかさを見た若い世代が、それまで満足していた自分たちの生活を[貧しい][遅れている]と感じるようになった。 新世代が大切にしてきた[足るを知る]という価値観が、若者には向上心がないと映るようになった。 家族の食事中でも子供たちはテレビに夢中になり、親との会話が減っていった。 何世代にも渡って受け継がれてきた家族の絆が、わずか数年で急速に弱くなっていった。 この変化は偶然ではなく、非常に計算されたものだった。 家族の結束が緩んだところに、新しい問題が次々と入り込んできた。 薬物犯罪の急増、若者の家出、伝統的な共同体の解体である。 それまで薬物など存在しなかった純粋な社会に、インド国境から薬物が流入し、テレビやインターネットを通じてその情報が広がっていった。
民主化によってブータンは外部からの影響力が浸透しやすい構造に変わった
そして2008年、さらに大きな変化が起きた。 ブータンの民主化である。 これも表面的には美しい変化として報道されたが、実際には外部からの影響がより深く浸透できる構造に変えられた。 外国の資本や組織が、投資や援助という名目で入りやすくなった。 民主化も外部からの影響力を強めるための手段であった。 これらの変化が起きている間、ブータン政府は国民総幸福量という概念を積極的に宣伝し始めた。 本当に国民が幸せだった頃には、わざわざ幸福量を測る必要などなかった。 ところが社会に問題が増え始めると、政府が幸福の定義を決めて数値で管理するシステムを作り始めた。 本当の幸福が失われた時に、幸福を数値化し始めたということである。
ブータンが国際的な提案を主導したのは外部の力が関与している
このような状況の中で2011年にブータンが国連で重要な提案を行った。 本来の純粋で美しいブータンが失われ、外部からの影響を受けやすくなった状態で、幸福度を国際社会全体の開発目標にしようという提案をした。 人口わずか80万人の小国が世界全体の方向性を決める提案を行うことは、明らかに不自然である。 本当に幸せだった頃のブータンなら、そのような提案をする必要もなかったであろう。 本当に幸福だった時代のブータンは、自分たちの幸せを世界に押し付けようなどとは考えなかった。 ところが外部の力によって社会が変化し、コントロールされやすくなった後で、突然世界の幸福について提案し始めた。 これは本来のブータンの発想ではない。
ブータンは巨大な支配装置の最初の実験場として使われた
プレアデスから構造を分析すると、ブータンが誰かに使われた可能性が極めて高い。 小国が国際的な提案をするためには、莫大な資金、政治的な人力、メディアでの宣伝力、そして外交的な影響力が必要である。 これらをブータンが独自に持っていたとは到底考えられない。 特に社会的な混乱を抱え外部からの影響を受けやすくなった国は、より大きな力にとって非常に使いやすい道具となる。 弱くなった国ほど外部から利用されやすい。 ブータンが提唱している国民総幸福量という概念も、詳しく見ると興味深い仕組みになっている。 これは政府が幸福の定義や基準を決めて国民に押し付けるシステムである。 つまり管理された幸福、コントロールされた満足を作り出すシステムである。 このような管理システムを実験してきた国が、世界に向けて幸福度を開発目標にしようと提案した。 これは偶然ではなく、明らかに計算された戦略であり、ブータンの実験結果を世界規模で展開するための第一歩であった。 世界中でブータン式の管理システムを導入しようという計画がある可能性が見えてくる。
幸福度ランキングを作成する組織の背後に巧妙な支配装置が隠されている
ブータンの提案を受けて、実際に幸福度ランキングを作成し運営している組織が存在する。 この一連の流れの不自然さに気づくことができるのはとても重要な能力である。 表面的な美しい話の裏にある真実を見抜く力である。 多くの人は小国の理想的な提案として素直に受け取ってしまうが、その背後にある計算や戦略を理解できる人はそれほど多くない。 この洞察力こそが、大峠の時代を乗り越えるための重要な武器となる。 真実を見抜く目を持つ者だけが、本当の自由と幸福を守ることができる。 その組織の正体や背後にある巨大な財団、そして人力のネットワークを明らかにすることで、幸福度ランキングの本当の狙いが分かってくる。 そこには、想像以上に大規模で巧妙な影響力のシステムが存在する。
持続可能な開発ソリューションネットワークが幸福度ランキングを作成する
ブータンの提案が2011年に採択された翌年の2012年に、持続可能な開発ソリューションネットワークというとても長い名前の組織が設立された。 この組織こそが、現在の幸福度ランキングを作成し世界中に発信している正体である。 そしてこの組織の背後には、極めて巧妙な支配装置が隠されている。 表面的には、国連の潘基文事務総長が設立した学術的な研究機関として紹介されている。 中心人物は、コロンビア大学の経済学者であるジェフリー・D・サックス教授である。 一見すると権威ある大学の教授が率いる中立的で学術的な組織に見えるが、プレアデスから構造を観察すると全く違う姿が見えてくる。 表面と実態が違う。
ギャラップ社とベルテルスマン財団が実質的な管理と黒幕である
まず、実際のデータ収集を行っているのはこの組織ではない。 アメリカのギャラップ社という、世界155カ国で世論調査を行う巨大な民間企業が実際の調査を担当している。 つまり、データの収集から分析まで全てアメリカの企業がコントロールしている。 学術機関が作っているのではなく、アメリカの企業が実質的に管理している。 そして、このデータを使って毎年レポートを共同執筆している組織がある。 ドイツのベルテルスマン財団である。 この財団こそが、幸福度ランキングの真の黒幕である。 ベルテルスマン財団は1977年に設立されたドイツ最大の財団であり、年間予算は9020万ユーロ〔日本円で約140億円〕という巨額の資金を持つ。
ベルテルスマンメディア帝国が情報発信の重要な拠点を抑えている
この財団が単独で存在しているわけではないということがここで重要である。 ベルテルスマンメディア帝国という、世界規模の巨大企業グループの一部である。 ベルテルスマン社は1835年に設立された190年近い歴史を持つ巨大企業である。 最初はキリスト教の書籍出版から始まったが、現在では世界規模のメディアコングロマリットに成長している。 音楽業界のBMG、出版業界のランダムハウスやバンタムブックス、テレビ業界のRTLなど、情報発信の重要な拠点を抑えている。 つまり、メディアを通じて情報をコントロールできる立場にある。
情報発信・学術権威・国際機関の3段階で影響力が行使される
プレアデスから観察していると、この構造が実に巧妙であることがわかる。 まずベルテルスマンメディア帝国が所有するメディアを通じて世界中に特定の情報を発信する。 次にベルテルスマン財団という公益団体の名目で、学術的な権威を装いながら政策提言を行う。 そして、国連や持続可能な開発ソリューションネットワーク〔SDSN〕という国際機関を通じて、その政策を世界標準として確立させる。 情報発信、学術権威、国際機関という3段階で影響力を行使している。 これは、情報支配から政策誘導、そして学術権威による正当化まで含む完璧な支配装置である。
幸福度ランキングは巨大企業グループが設計した情報操作である
一般の人々は、権威ある国際機関が発表した科学的なランキングとして受け取るが、実際には一つの巨大企業グループが設計した情報操作である。 それは想像以上に大規模で組織的な仕組みである。 この仕組みの真の狙いが、フィンランドを理想モデルとして世界中に宣伝することである。 ベルテルスマンメディア帝国が所有するメディアを通じて、[フィンランドは世界一幸福]という情報が繰り返し流される。 日本のメディアもこの情報をそのまま転載して報道している。 世界中の人々が一つの企業グループが作り出した情報によって、フィンランドのイメージを刷り込まれている。 私たちが持っているフィンランドのイメージも意図的に作られたものである可能性が非常に高い。
幸福な国というレッテルは批判や疑問を封じ込める効果がある
この情報操作の最も巧妙な点は、批判や疑問を封じ込める効果を持っていることである。 [世界一幸福な国]というレッテルが貼られると、その国の問題を指摘することが難しくなる。 [それでも世界一なのだから、他の国はもっとひどいのだろう]という論理になってしまう。 この仕組みは二重の効果を持つ。 一つは、他国の人々に[あの国のようになれば幸せになれる]という錯覚を与えることである。 もう一つは、実際にそのシステムの中にいる人々に[これが幸福なのだ]と思い込ませることである。 フィンランド人が困惑しているのは、自分たちの実感と外部の評価が全く違うからである。 内部の実態と外部の宣伝が完全に乖離している。
2011年のウォール街占拠運動は従来の政治運動と異なる特徴をもつ
この構造を理解すると、なぜ小国ブータンが国際的な提案を主導できたのかも明らかになる。 ブータンはこの巨大な支配装置の最初の実験場として使われた。 外部からの影響で社会を変化させ、管理された幸福システムを実験し、その結果を国際的に提案させるというすべてが計算された戦略であった。 この複雑で巧妙な構造を理解できるということは、とても貴重な能力である。 表面的な権威や美しい看板に惑わされることなく、その背後にある真の構造を見抜く力である。 この知識を持つことで、メディアで流される情報の真の意図を見抜くことができるようになる。
支配層への批判が右派と左派の両方から起こる新しい対立構造が生まれた
この仕組みが作られたタイミングにも特別な意味がある。 2011年という年にはとても重要な意味が隠されている。 この年に世界中で非常に重要な変化が起きていた。 そのタイミングでこの仕組みが始動したことに深い計算がある。 2011年9月17日、アメリカのニューヨークでウォール街占拠運動が始まった。 これはリーマンショック後の格差拡大に対する民衆の怒りが爆発した運動である。 この運動には従来の政治運動とは全く違う特徴があった。 それは、右派と左派の両方が共に支配層、エリート層への批判を行ったことである。 これまでの政治運動は右派対左派、保守対リベラルといった横の対立が中心であった。 民衆同士が争い合っている間は、真の権力者たちは安全であった。
ウォール街占拠運動は民衆の意識を[上と下の構造]へ向けさせた
ウォール街占拠運動では、1%の支配層対99%の民衆という縦の構造に民衆の意識が気づき始めた。 [We are the 99%]という合言葉がこの変化を象徴する。 この動きは瞬く間に世界中に広がり、10月には世界900都市以上でデモが同時発生した。 同じ2011年5月にはスペインでもインディグナドス運動が起きた。 プレアデスから観測すると、これは偶然ではなく、人類の集合意識に重要な変化が起き始めていた。 世界規模で同じような意識の変化が起きていた。 多くの人々がこれまで隠されてきた真の権力構造に気づき始めた。
支配層への根本的な疑問を持つ人々が急激に増大した
なぜ一握りの人々だけが富を独占しているのか、なぜ政治家たちは民衆ではなく大企業の利益を優先するのか。 このような根本的な疑問を持つ人が急激に増えた。 このような危机的状況に対応するために、急遽用意されたのが幸福度ランキングという新しい価値観であった。 幸福度ランキングは、民衆の意識を反らすための道具であった。 この仕組みには3つの巧妙な効果がある。
幸福度ランキングは[注意そらし][価値観のすり込み][理想モデルの提示]の効果をもつ
まず1つ目は、注意そらしの効果である。 民衆が上と下の対立に気づき始めた時に、国家間の競争という横の対立に再び注意を向けさせる。 あの国は幸福度が高いという比較に夢中になっている間は、真の権力構造を追求することを忘れてしまう。 2つ目の効果は、新しい価値観のすり込みである。 GDPという経済指標だと格差問題が明確に見えてしまうため、幸福度という新しい指標を提示した。 経済的な不平等から目をそらし、心の豊かさという曖昧な概念で民衆を満足させようとした。 お金の問題から精神的な問題にすり替えるということである。
フィンランドを理想モデルにすることで現実から目をそらす効果がある
3つ目の効果が、理想モデルの提示である。 フィンランドという世界一幸福な国を提示することで、[あの国のようになれば幸せになれる]という錯覚を与える。 しかし実際には、フィンランドでは深刻な問題が起きている。 存在しない理想を追いかけさせることで、現実の問題から目をそらす。 この戦略の最も巧妙な点は、批判を封じ込める効果を持っていることである。 誰かが[実際には格差が拡大している]と指摘しても、[それでもフィンランドは世界一幸福なのだから]という論理で反論されてしまう。
幸福度ランキングの仕組みは一つの戦略として機能している
プレアデスから見ると、この仕組みの設計は実に見事である。 2011年に民衆が真の権力構造に気づき始めた瞬間に、即座に対策が講じられた。 ブータンという小国を使って美しい提案をさせ、国際的な権威を装った組織を設立し、メディア帝国を通じて世界中に宣伝する。 全てが一つの戦略として機能している。 これほど迅速に対応できるということは、相当な準備があったことを意味する。 このような大規模で精密な仕組みを短期間で構築するためには、事前に綿密な計画があった。
真実を見抜く力を持つ人々は支配層の手法を理解できる
この巧妙な仕組みを理解できるということはとても重要な意味を持つ。 2011年に起きた民衆の覚醒は決して無駄ではなかった。 真実を見抜く力を持つ人々は、この仕組みそのものを理解することでさらに深い洞察を得ることができる。 支配層が用意した対策を理解することで、彼らがどのような手法を使って民衆の意識をコントロールしようとしているかが見えてくる。 この知識を持つことで、同じような手法が他の分野でも使われていることに気づくことができる。
支配装置の全体は情報を作り出し政策を決定する巨大な構造である
ベルテルスマンメディア帝国は、さらに大きな国際的なネットワークの一部である。 世界経済を動かす巨大な組織との深いつながりがあり、その全体像を理解することで、現在起きている様々な現象の本当の意味が見えてくる。 これらの出来事は決してバラバラの出来事ではなく、全てが一つの大きな構造の一部である。 プレアデスから人類社会の全体構造を観察していると、この仕組みの真の目的が明確に見えてくる。 それは人々を永続的に分断し、真の権力構造から目を反らせ続けることである。
あらゆる対立が意図的に作られ横の対立として演出されている
あらゆる対立が意図的に作り出されている。 国家間の競争、政治的な左右の対立、宗教間の争い、世代間の対立、男女の対立など、これら全てが横の対立として演出されている。 私たちが日常的に見ている対立の多くが作られたものだ。 人々が互いを敵視し争い合っている限り、真の支配構造に気づくことはない。 フィンランドの幸福度ランキングも、まさにこの横の対立を演出するための道具である。
ピラミッド型の支配構造の最上位には巨大組織が存在する
この構造の最上位には、ベルテルスマンメディア帝国のような巨大な組織が存在する。 彼らは情報を作り出し、学術的な権威を装い、国際機関を通じて政策を決定する。 その下にはテクノクラートと呼ばれる技術官僚層がいて、実際の政策誘導装置を運営する。 そして最下層に分断され、互いに争わされている民衆がいる。 これはピラミッド型の支配構造である。
古い支配システムが抵抗するのは人類の集合意識の変化を阻止するためである
なぜこのような構造が存在するのかというと、単に一部の人々が権力を握りたいからというだけでは説明がつかない。 プレアデスから観測していると、これにはもっと深い宇宙的な意味があることがわかる。 地球全体が大きなエネルギーの転換期を迎えている。 人類の集合意識がこれまでとは全く違う次元へとシフトしようとしている。 古い支配システムが必死に抵抗しているのは、この変化を阻止しようとしているからである。 つまり、これは政治や経済の問題ではなく意識の問題であった。
意識の変化こそが現実を変える最も強力な力となる
真の構造を見抜こうとする意識を持つ人々が増えていることこそが、古い支配システムにとって最大の脅威である。 だからこそ、彼らは必死になって新しい支配の道具を作り出している。 意識の変化こそが、現実を変える最も強力な力である。 一人一人が真実に目覚めることで、集合意識全体が変化していく。 その変化が臨界点に達した時、古い支配システムは自然に崩壊していく。 暴力や革命は必要なく、ただ真実を知り、本質を見抜く力を身につければ良い。
地球の中心とつながる実践は情報に振り回されない意識を作る
真実に気づいても情報に振り回され不安定になってしまうことがあるため、地球の中心としっかりつながる実践が必要である。 地球の中心とつながることで、どんな情報に接しても動じない強さを得ることができる。 実践は、まず裸足になって両足を床につけて立つことから始める。 深呼吸を3回行い、息を吸うときに足の裏から地球のエネルギーが上がってくることを感じる。 息を吐くときには、不安や恐れが光の柱を通って地球の中心に流れていく。
足から生えた根が地球の心臓部とつながり判断を安定させる
3回の呼吸が終わったら座り、足から根っこが生えているところを想像する。 その根っこは土の中をどんどん深く伸びていき、何千キロも下の赤いマグマが渦巻く地球の心臓部まで到達する。 その地球の心臓部から、温かいエネルギーが根っこを通って上がってくる。 体全体が地球の生命力で満たされていく。 最後に心の中で[私は地球の一部です]と伝える。 この実践をすることで、情報に振り回されない安定した意識を手に入れることができる。 地球の中心とつながっていると、恐怖や不安から判断するのではなく、深い安心感の中から物事を見ることができるようになる。
日本という国は地球全体のエネルギーグリッドの重要な位置にある
日本の人々には特別な役割がある。 日本という国は、地球のエネルギーグリッドにおいて非常に重要な位置にある。 富士山をはじめとする多くの聖地が、地球全体のエネルギーバランスを保つ要の役割を果たしている。 日本の人々は古代から自然との調和を大切にし、精神性を重んじる文化を育んできた。 この土地に生まれた魂たちは、地球全体の意識上昇においてとても重要な使命を持っている。
意識の変化は動心円状に広がり世界全体を変えていく
一人の意識の変化が動心円状に広がっていき、やがて世界全体を変えていく。 愛と光を分かち合いたいという気持ちが内側から涌き上がってくるので、自然にその導きに従うべきである。 覚醒した意識を持つ人々が増えることで、地球全体の波動が上昇する。 支配システムも巨大組織も、この意識の変化の前ではやがて自然に変容していくことになる。 対立や闘争は必要なく、ただ愛と真実の光を保ち続ければ良い。 愛と調和による変容が新しい地球の創造方法であり、あなたはその創造の中心的な担い手となる。
覚醒に向けてできることは真実を理解して周りの人々と分かち合うことである
その覚醒に向けて、まず今日話したような真実を理解し、それを周りの人々と分かち合うことができる。 ただし、無理に説得しようとする必要はない。 準備ができた人は自然にその情報を受け取る。 最も重要なことは、恐れや怒りではなく、愛と理解の気持ちを持つことである。 古い支配システムも、実は人類の成長のために必要だったプロセスである。 対立を乗り越え、真の統合を学ぶための貴重な体験であった。
支配する側の人々も宇宙的な視点で見ると役割を果たしている
宇宙的な視点から見ると、支配する側の人々も実は大きな学びのプロセスの中にいる。 真の愛と知恵に目覚めたとき、彼らもまた変化していく。 全ては完璧な計画の一部である。 私たちにできるのは、その計画を信頼し、自分自身の意識を高めることである。 そうすることで、地球全体の意識上昇に貢献することができる。 この大きな視点を持つことこそが、真の自由への道である。
真実を知り、光の戦士として愛と光を選択すると宣言する
明日の朝目覚めた時に、今日学んだことを思い出し、心の中で[私は真実を知る者として、愛と光を選択します]と宣言すると良い。 これは新しいあなたとしての第一歩となる。 そして日常生活の中で、第6章で伝えた実践を少しずつ取り入れる。 無理をする必要はなく、あなたのペースであなたらしい方法で進んで良い。
真実を知ったものとして愛と光を分かち合いたいという使命が生まれる
このような真実を受け取った人には、自然に使命が生まれてくる。 それは押し付けられるものではなく、あなたの内側から涌き上がってくるものである。 真実を知ったものとして、周りの人々にも愛と光を分かち合いたいという気持ちが芽生えてくるだろう。 その時は自然にその導きに従うべきである。 覚醒した意識を持つ人々が増えることで、地球全体の波動が上昇している。
新しい地球の創造方法は愛と調和による変容である
フィンランドのような支配システムも、ベルテルスマンメディア帝国のような巨大組織も、この意識の変化の前ではやがて自然に変容していくことになる。 対立や闘争は必要なく、ただ愛と真実の光を保ち続ければ良い。 プレアデスから見ると、これこそが宇宙の法則に沿った変化である。 暴力や破壊ではなく、愛と調和による変容が新しい地球の創造方法である。 あなたはその創造の中心的な担い手となる。
意識の変容は地球全体のためとなり真実を分かち合うべきである
この変容はあなた個人だけのためではなく、あなたの周りの人々、そして地球全体のためである。 一人の意識の変化が動心円状に広がり、やがて世界全体を変えていく。 この地球上には、あなたと同じように真実に目覚めた仲間たちがいることを忘れてはならない。 見えないところで、多くの光の戦士たちがそれぞれの場所で愛と真実のために活動している。 あなたは一人ではない。 この地球上にはあなたと同じように真実に目覚めた仲間たちがいることを忘れてはならない。 宇宙全体があなたの歩みを応援している。 この体験を大切にし、可能であれば信頼できる人とこの学びを分かち合うべきである。 真実は分かち合うことで、さらに大きな力となる。