七大品詞

  • 英文法とは、概略、【1】動詞を[名詞・形容詞・副詞]へと品詞変換する過程と、【2】名詞を[形容詞・副詞]へと品詞変換する過程とからなる。
  • 現行の英文法では、品詞と機能〔S・V・O・C・M〕とを分けているけれども、これが英文法を理解しづらくしている根本原因である。
  • 英文法は、すべて品詞とその修飾・叙述の関係によって説明することができる。
  • 英文法において、機能〔S・V・O・C・M〕は必須とまではいえない概念である。

分岐詞〔Brancher〕

  • ●(1)等位接続詞〔and・or・nor・but・yet・for・so〕

格詞〔Casal:名詞類〔体言〕に格を帯びさせる品詞〕

  • ●(2)従位接続詞〔ただし副詞節を導く従位接続詞に限る〕:従位接続詞は、名詞節に格を帯びさせることを通じて、この名詞節を副詞化する作用をもつ。名詞節のための前置詞を従位接続詞とよぶ。
    • 従位接続詞のうち[副詞節を導く従位接続詞]以外のものは三つしかなく、それらは[whether・if・that]〔頭文字をとってwitと覚える〕の三つである。
  • ●(3)前置詞:前置詞は、名詞(句)に格を帯びさせることを通じて、この名詞(句)を形容詞化・副詞化する作用をもつ。
    • ※ここでは、名詞(句)の中に、代名詞が含まれている。
  • ※英語において格〔Case〕を表す方法は、【1】語順〔文型=動詞型〕、【2】格詞〔従位接続詞・前置詞〕、【3】語形〔人称代名詞を中心とする格変化〕の三つしかない。
  • 薬袋善郎先生のFoRでは、名詞の役割について、〈1〉主語〔S〕・〈2〉動詞の目的語〔O〕・〈3〉前置詞の目的語・〈4〉補語〔C〕と整理している。
    • 〈1〉主語〔S〕・〈2〉動詞の目的語〔O〕・〈3〉前置詞の目的語の3要素は、【1】語順〔文型=動詞型〕、【2】格詞〔従位接続詞・前置詞〕で説明できる。
    • 〈4〉補語〔C〕の1要素は、SVC文型において、主語〔S〕と(主格)補語〔C〕とが[性・数・格の3点で一致する]ことを知っていれば、(主格)補語〔C〕が主格であることは自明であり、これは【1】語順〔文型=動詞型〕で説明できる。
    • ということは、FoRよりもさらに原理原則にまで遡って、英語において格〔Case〕を表す方法は、【1】語順〔文型=動詞型〕、【2】格詞〔従位接続詞・前置詞〕、【3】語形〔人称代名詞を中心とする格変化〕の三つしかない、という点に立ち返れば、むやみな暗記に走る必要もなくなる。
    • 結局、こういうことなんだよ。英文中に、ただの(代)名詞・名詞句・名詞節というものは、1つも存在しないんだね。
    • 英文中の(代)名詞・名詞句・名詞節は、必ず{1}格を帯びるか、{2}同格〔言い換え〕か、{3}名詞の形容詞用法〔gas stationのgasなど〕か、{4}副詞的目的格〔last Saturdayなど名詞・名詞句の副詞用法〕か、{5}呼格〔呼びかけ〕か、などに限定される。
      • {4}副詞的目的格〔last Saturdayなど名詞・名詞句の副詞用法〕、{5}呼格〔呼びかけ〕にかんしては、{1}格を帯びる、の亜種であるともいえる。
      • ってことは、英文中の名詞は、{1}格を帯びるか、{2}同格〔言い換え〕か、{3}名詞の形容詞用法〔gas stationのgasなど〕か、という三者択一に集約されるのだということになる。
      • ※なお、同格〔apposition〕の[格]は、格〔case〕とは無関係である。同格という用語は誤解を生みやすい、センスのない用語である。appositionの意味は[換言]である。
      • 英語はドイツ語やオランダ語と親戚であるゲルマン語のグループに入っているので、格・格変化というものが、意味決定において重要な意味をもつ。
      • つまり英文法は、格を理解することが大きな鍵になっているのである。しかし現行の英文法書は、そのあたりにまったく言及されていない。

主要部材

  • ●(4)動詞:動作・状態を意味する、主語・間接目的語・直接目的語などからの修飾作用が集まる拠点であり、文意の出口となっているものが動詞である。
    • 【補語と補語をとる動詞〔be動詞とその仲間〕】:
      • 補語をとる動詞の代表格はbe動詞という[等号と同じ価値をもつ動詞]であり、[等号と同じ価値をもつ動詞]を一般に繋辞〔copula〕と称する。
      • SVC文型をとる動詞はbe動詞に置換しても、文法的に整合し、かつ、大まかな文意は変わらない。つまりSVC文型をとる動詞は、潜在的に[繋辞としてのbe動詞の意味]を含有している、といえる。
      • SVOC文型のOCは、SVCに書き換えることができる場合が多く、このときのVはbe動詞であることが多い。つまりSVOC文型のOCには、SVC文型が潜在していることが多い。
        • SVOC文型のOCは、従属節的な表現と見なすこともできる。
      • 補語〔Complement〕は[belong(s) to+名詞]の名詞である。これが補語の1つの側面である。
      • 補語〔Complement〕は[have[has] the property of being + 形容詞]あるいは[possess(es) the quality of + 形容詞]の形容詞である。これが補語の1つの側面である。
      • 補語があるところにはSVC文型があるとみなしてよく、このSVCの根底には、[SはCの要素である]という集合と要素の意味が含まれていることが多い。
      • SVC文型において、Cは[その集合が満たしている条件]を表し、Sは[その条件を満たす要素]を表し、Vは[集合に属する]という状態を表すことが多い。
  • ●(5)名詞:格という性質を帯びることを通じて、副詞化される、または、形容詞化される品詞が名詞である。
    • ※ここでは、名詞(句)の中に、代名詞が含まれている。
    • ※ここでは、名詞(句)の中に、動名詞(句)、不定詞(句)、過去分詞(句)が含まれている。
    • ※過去分詞(句)が名詞(句)の中に含まれるケースは、完了形の表現であり、[have[has, had] + 過去分詞(句)]の[過去分詞(句)]が[経歴〔history〕]を表し、完了形は、[そのような経歴〔過去〕がある]という原義をもつ。
    • ※格を帯びる主体は、名詞(句)・名詞節であり、ほかには存在しない。
    • 主格を帯びた名詞を主語という。
    • 与格を帯びた名詞を間接目的語という。間接目的語は副詞化された名詞として、述語動詞の意味の核心をなす本動詞〔助動詞ではない普通の動詞〕を副詞的に修飾する。
    • 対格を帯びた名詞を直接目的語という。直接目的語は副詞化された名詞として、述語動詞の意味の核心をなす本動詞〔助動詞ではない普通の動詞〕を副詞的に修飾する。
  • ●(6)形容詞:限定用法〔修飾語〕と叙述用法〔補語になる用法〕をもち、名詞を修飾・叙述する品詞が形容詞である。冠詞を含む限定詞は限定用法〔修飾語〕の形容詞と見なしてよい。
  • ●(7)副詞:代名詞、動名詞(句)、不定詞(句)、過去分詞(句)を含む[名詞(句)・名詞節]を[名詞類〔体言〕]とよぶことにする。[名詞類〔体言〕以外]を修飾するのが副詞である。

動詞

【1】動詞を[名詞・形容詞・副詞]へと品詞変換する過程|その1|従属節〔Subordinate Clause / Dependent Clause〕

名詞節

形容詞節

副詞節

【1】動詞を[名詞・形容詞・副詞]へと品詞変換する過程|その2|準動詞〔Verbal / Non-finite Verb〕

【2】名詞を[形容詞・副詞]へと品詞変換する過程|格〔Case〕