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古文単語集は、[ある古文単語に、複数の語義があった場合、それぞれの語義に1つ以上の例文が付いているもの]がよい

例文から離れた単語学習は、記憶から抜けやすいものです。 したがって、[つながる・まとまる古文単語500PLUS|いいずな書店]のように、[単語の語義]が1つあれば、[その語義に対する例文]が必ず載っているような、例文の省略がない古文単語集を使うことが、1つのポイントになります。

語義をイメージ化する

  • [単語の語義]を覚える場合、その[語義]=[語の意味]が、【写真】や【数秒の短動画】として思い描ける規模の[長く・複雑で・広がりをもつ意味]でなければ、記憶には留めづらいものです。
  • [【写真】や【数秒の短動画】としてイメージ化できるぐらい長く・複雑で・広がりをもつ意味]でなければ、脳裏に画像・映像を思い描く〔to imagine〕ことができません。
  • [to imagine]つまり、イメージ化することができない対象は、[たいへん記憶しづらい]または[いったん記憶しても、すぐに忘れ去ってしまう]ということになりがちです。
  • [単語の語義]が記憶になかなか留まらないのは、単語を例文から切り離して、[単語:語義]という形式で、[短く・単純で・広がりをもたない意味]として記憶しようとしているからでしょう。
  • つまり、単語の意味が覚えられないのは、[単語の意味を、例文ごと覚えないから]です。
  • [単語の語義]を言語〔音声言語・文字言語〕として暗記するのではありません。
  • [単語の語義]を【写真】や【数秒の短動画】として暗記するのです。
  • それは、いわゆる[頭]を使わない、[右脳の内部で動画を動かす]いいかえれば[右脳の内部に動画を焼き付ける]行為であるから、勉強という感じではありません。

原語の発音を音楽として暗記する

  • [単語の意味を、例文ごと覚えないから、単語の意味が覚えられない]ということは、言語の音声言語という側面にも当てはまります。
  • 単語を暗記するためには、[暗記すべき単語を含む表現]が、[音声言語として、一定の長さをもつ]=[音楽として、一定の長さをもつ]ことが大切です。
  • [単語を暗記する]とは、[音声言語としての単語のメロディを暗記する]ことを意味するのですから、メロディの特徴があらわになるのに必要最小限のしゃくdurationデュ▲レイション:時間の長さ〕が必要なのです。
  • そのためには、[単語は、音声言語として、例文ごと覚える]ということが原則となります。 暗記対象とする言語の用例の尺が短すぎると、メロディに特徴がないため、すぐに忘れちゃうんです。 音楽だって、あるコード進行が一巡して初めて、記憶に残りやすいメロディになるわけでしょ?  短すぎる音声は、覚えづらく、忘れやすいわけです。
  • [短いほうが覚えやすい]というのは、必ずしも正しくありません。
  • [寿限無、寿限無、五劫のすりきれ、海砂利水魚の、水行末・雲来末・風来末……]のようにして、音声言語で覚えるのですから、一定以上の長さをもつ音声言語でないと、逆に覚えづらい、かつ、忘れやすいものです。
    • 音声記憶の想起というのは、[記憶の前段が、記憶の後段を想起するヒントになっている]ものです。
    • 小学校の校歌などを、何十年たっても思い出せるのは、歌い始めさえわかれば、[記憶の前段が、記憶の後段を想起するヒントになっている]という音声記憶の性質から、記憶が芋づる式に思い起こされるかたちになるわけです。
    • つまり音声記憶というものは、出だし・きっかけさえ与えれば、その後段は、自動的に想起される性質をもつわけです。
    • ドミノの1駒が倒れれば、あとはドミノ倒し的に、記憶が自動的に想起される。これが音声記憶にビルトインされた、自動想起機構なのです。
    • この自動想起機構があるから、寿限無だって、簡単に思い出せるのです。
    • 昔の学校の児童・生徒は、何らかの詩歌、文言を丸ごと暗唱することを義務づけられたものです。
    • これを詰め込み教育だと批判した人がいました。考えることが大切なのだ、と。
    • 違いますよ。音声記憶だから、いったん身についたら、けっして忘れない。忘れても、音声記憶にビルトインされた自動想起機構によって、記憶内容がすぐに復活する。それが暗唱の強みなんです。
    • 英語でも、古文でも、単語集を真っ黒にしているヤツはヘタクソだと思いますよ。だって、音声言語で覚えれば、単語帳本体なんか使わないんだから、単語集が汚れたり、傷んだりするわけがないんですよ。
  • [暗記すべき単語を含む表現]が、[音声言語として、一定の長さをもつ]=[音楽として、一定の長さをもつ]としたら、その例文の文意は、【写真】や【数秒の短動画】として思い描ける規模の[長く・複雑で・広がりをもつ意味]をもつ確率がとても高いです。
  • つまり、[音声言語]≒[出囃子の音楽]と、[単語の語義としての情景動画]とを、連想によって結びつけることを確実に達成するには、単語は例文の中で覚える、かつ、例文は音声言語として覚える。 このやり方を徹底することです。
  • 例文なしに古文単語を覚えることは、私にはできません。

この【写真】や【数秒の短動画】と、その【写真】や【数秒の短動画】を連想するためのトリガーとなる、その単語が固有にもつばや〔つまり音声言語〕とを、連想によって関連付ける。それが、語彙増強の内容です。

語学というのは、たったそれだけのことをやればいいだけなのです。

意味別に整理された古文単語集で、[ある古文単語に、複数の語義があった場合、それぞれの語義に1つ以上の例文が付いているもの]という条件を満たしていないものは、私にとっては、ダメです。 もちろん、個々人の自由なので、そのあたりは、割り引いて読んでください。

[意味別に整理する][語源別に整理する]などのことは、語彙増強を効率的に、ラクにするという意味においては、ほぼほぼ役立ちません。

もちろん、いったん記憶された知識を整理し、知識どうしの連関を深める意味では、[意味別に整理する][語源別に整理する]などのことは、たいへん役立ちますよ。

しかし、[意味別に整理する][語源別に整理する]などによって、覚えやすくなるかというと、まったく関係ありません。 似たものを同時に覚えると、逆に記憶が混乱しますからね。

最初に覚える段階から[意味別に整理する][語源別に整理する]というのは、むしろ逆効果なんです。

[アシカ・オットセイ・セイウチ・トドを同時に記憶しろ]って、無理でしょ? 

むしろ[アシカの記憶]と[オットセイの記憶]は、別の日・別の場所での体験であって欲しいぐらいです。

[あの日・あの場所でのあれがアシカで、あの日・あの場所でのあれがオットセイ]というふうに、区別がついたほうが、むしろ好都合なのです。

[沖縄美ら海水族館]で見たのがマナティで、[鳥羽水族館]で見たのがジュゴンだというふうに、区別がついたほうが、むしろ好都合なのです。

ですので、[意味別に整理する][語源別に整理する]などによって、覚えやすくしてある単語集は、学習の後半において、記憶をより強化する段階でしか、使えない代物なのです。

  • 言語の本質は音声ですから、音声を中心に学習を進めないと、古典文法のように、[古文が読みづらくなる文法]になってしまいます。
  • [用言+助動詞][用言+助詞][体言+助詞]の用例をいくつも[音声言語としてフレーズ暗記]すれば、[未然形接続][連用形接続]などといった、頭で考える文法を覚えなくても、古文が速く正確に読めるようになるのです。
  • 古典文法は、明らかに、西洋の文法、オランダ語文法や英文法の語形変化表〔パラダイム〕の発想をヒントにして、無理やりつくられています。
  • そして、[活用形]と[付属語である〔自立語でない〕下接語]とを【分離】して、古典文法を構築していますね。 この発想が、私の考えからすると、[アタマ悪そう]なんですよ。
  • いわゆる文節というのが、日本語における単語〔word〕なのですね。
  • つまり、日本語文法において、単語〔word〕の定義そのものが、根本的に間違っている。 だから、日本語文法が、外国人にとって、役立たないわけです。
  • というのも、接続という概念は、[下接語が上接語である活用語の活用形を決定づける]という、[活用語の語形を決定づける因子が後置される語順]=[後ろが前の語形を決定づける]というありさまを描写した概念なのです。 でも、日本語で書く・話すということをする場合、[書かない][書かれる]といった単位は、1語として考えています。 つまり[書かない][書かれる]といった単位は、[文節]ではなく、[単語]なのです。
  • [書か]が未然形で、[ない]が未然形接続の助動詞だから、という解説は、分かちがたき[書かない][書かれる]といった単位を、無理やり切断しているだけなのです。
  • 結局、日本語を学ぶために何が有用なのかというと、全用例を列挙して、それらを音声言語として暗記する、という[シンタックスやグラマーを無視した、暗記中心の言語学習]なのです。
  • つまり、日本語の語形変化表〔パラダイム〕というのは、かなり大規模な表になります。 それは、[動詞+助動詞の全パターン][動詞+助詞の全パターン]といったような、すべての組み合わせを書き起こすかたちになります。 それが、日本語の実際の姿なのです。 6マスの活用表を覚えても、屁のつっぱりにもならんわけです。 現在の古典文法は、こんなにコンパクトにまとめたぜ、どうだい? という学者の独りよがり・学者の自慢のためのクソ文法でしかありません。 日本語で[学習者のために役立つ文法]というものは、用例を列挙した、巨大な語形変化表〔パラダイム〕になるでしょう。 つまり日本語は、フランス語・ドイツ語などの語形変化表〔パラダイム〕に類似した形式でまとめることは、諦めたほうがいいのです。
  • 口語国文法は、文語国文法〔古典文法〕から逆算的に作られた、インチキ文法です。 6マスの活用表は、ナ変〔死ぬ・いぬ〕が6つの活用形をもち、それが古語の中で最大だから、6マスの活用表としているだけなのです。 山口県の年配者は、「へたら、わしゃぁ、いぬるけぇ」=「へたら、わしゃぁ、きゃーるけぇ」=「そしたら、私は帰りますから」と言います。 これは、古語のナ変が方言として残っていることを意味します。 近畿以西の日本では、とくに年配者は、「いぬる時間になった」「死ぬる時が来た」というふうに、古語のナ変動詞を使うわけです。
  • 口語国文法では、未然形に複数の変化形が併記されています。 例えば、未然形には、[書かない][書こう]という2つの変化形が併記されています。 ダメでしょ、これじゃ。 破綻しているんですよ、この段階で。
  • こういう口語国文法を小学校・中学校でやらされる。 こういう口語国文法だったら、屁のつっぱりにもならんわけです。
  • 先生たち、大人たちがバカだから、教育が腐っているんだよ。
  • こういうクソ教育をぶっ壊して、ちゃんとした教育を打ち立てていこう! 

最初に|駿台文庫の古文の印刷教材は、かなり精密に作り込まれている

古文は駿台の印刷教材がいい。

【段階|00】高校入試でも大学入試でも、古文は出る範囲と問われる内容は決まっているのだから、逃げないで、早期から学習を始めたほうが、後がラクです

小学校4年生になったら、古文学習を開始することができます。

スタート時期を早くするだけで、後がラクになります。

先憂後楽。

英語も古文も、[作文できる範囲〔自分で例文=原文を暗記している範囲〕は瞬間的に解釈〔聴解・読解〕できる]という原理を使うのが、言語学習法として迅速・安全・確実です。

認知とは、[すでに自分が知っている、ズバリそのもの〔現物〕]または[すでに自分が知っているものを組み換えたもの〔応用物〕]を、それと見取り、理解することです。

《1》[すでに知っているもの]あるいは《2》[すでに知っているものを組み換えたもの]以外は、相当に考え抜かないと認知できません。

語学にかぎあず、考えたらスピードが出ません。

とりわけ語学においては、考えて答えを出しているようでは、スピード的に間に合いません。

例えば、英語のリスニングにおいて、考えていたら聞き逃してしまいます。

例えば、英語のリーディングにおいて、考えていたら読むのが遅くなって、試験の得点が増大しません。

英語や古文の試験は、[読むのが遅いと低得点になる]という設計思想で作られています。

したがって、[どうやって、正確さを保持しながら、読むのを速くするか]という点に、学習の目標を据える必要があります。

反射神経レベルで即答できる瞬発力は、どこからくるのでしょうか?  それは、答えを暗記していることからくるのです。

どの言語でも、聴解力・速読力の源泉は、[数多くの例文の知識]です。 知っているから理解できる、というだけのことです。

言語の実務的な運用において、文法なんて意識的に考えているわけないでしょ? 

文法というのは、実際に使われる表現〔文・文章〕の中に溶け込んでいるメタ情報でしかないのです。 このメタ情報を、いちいち顕在化させながら、実務の中で言語を運用しているわけではないのです。

たくさんの例文を知っている人が、それらの例文を相互に比較して、文法・語法などを潜在的に意識しながら〔≒無意識レベルで〕、実務の中で言語を運用しているです。

要は、英語や古文といった語学試験では、[作文できる範囲〔自分で例文=原文を暗記している範囲〕は瞬間的に解釈〔聴解・読解〕できる]という理論が素直に当てはまるので、学習の目標も、そこに重きを置く必要があるわけです。

つまり、リスニング・コンプリヘンション〔聴解〕だけでなく、文字言語を読み取る、英文読解〔英文解釈〕・古文読解〔古文解釈〕においても、[例文〔原文〕を耳で覚えて、訳文から例文〔原文〕が瞬間作文できる状態にする]のが、学習法として迅速・安全・確実です。

古文の問題では、《1》[古典文法の知識]、《2》[古語の語彙の知識〔語彙力〕]、《3》[和歌の修辞の知識]、《4》[古文常識の知識]が問われていることが多いものです。

そして、《1》[古典文法の知識]、《2》[古語の語彙の知識〔語彙力〕]は、[それ単独の知識としてではなく、例文に内在するメタ情報として覚えている状態]が、とても大切です。

聞く・読む・話す・書くといった、言語の実際の運用においては、[文法の知識]と[語彙の知識]は、[文法書や辞書に載っている、字句としての知識の状態]では、役立ちません。

[文法書や辞書に載っている、字句としての知識の状態]というのは、コンピュータ言語でいうところのソースコードのようなものです。 ソースコードをコンパイルして初めて、実行可能なデータ形式になるわけです。

そして、言語学習においては、[文法の知識]と[語彙の知識]の両面において、[それ単独の知識としてではなく、例文に内在するメタ情報として覚えている状態]を達成しなければ、試験・実務という実戦の場では役に立たないわけです。

そこから、[例文〔原文〕を耳で覚えて、訳文から例文〔原文〕が瞬間作文できる状態にする]という、苦しいけれども、迅速・安全・確実で、結果として、最も早く結果が出る勉強法だといえます。

多くの学習者は、例文〔原文〕を耳で覚えることを回避しながら、[文法の知識]と[語彙の知識]を個別で覚えて、その知識・理論を[読解〔解釈〕]に適用していく方式をとっています。 だから、いつまでたっても読解力〔解釈力〕が上がらないんですよ。

文法も語彙も、もともと例文〔原文〕に内在したメタ状態なのだから、メタ状態を崩壊させずに、そのまま例文〔原文〕として覚え込んだものを、例文〔原文〕に対峙したときに当てはめるのが迅速・安全・確実です。

[例文〔原文〕]から[文法の知識]や[語彙の知識]を【分離】【抽出】することなく、[例文〔原文〕]に内在するメタ情報としての[文法の知識]や[語彙の知識]を、そのまま頭に入れておく。

頭に入れておくのは、[音声言語としての例文〔原文〕]であり、それは音楽・歌と同じなので、なかなか忘れないのですよ。

歌を思い出せば、その歌に内在する[文法の知識]や[語彙の知識]を、その場において動的に【分離】【抽出】することができるのです。

ということは、言語学習=語学において、重要なのは、[文法の知識]や[語彙の知識]を密度高く含有する、[中身の濃い例文〔原文〕]を音声言語として暗記し、その暗記状態を確かめるために、[訳文から例文〔原文〕が再現できるか?]=[瞬間作文ができるか?]という部分を何度もチェックするだけでいいわけです。

読解〔解釈〕の練習は、それほど必要ありません。

読解〔解釈〕の練習は、ほぼほぼ、時間の無駄です。

大切なことなので、もう一度言います。

文意がわからない英文・古文について、その読解〔解釈〕を練習することは、ほぼほぼ、時間の無駄です。

[古典文法10題ドリル〔古文基礎編〕][古典文法10題ドリル〔古文実戦編〕三訂版]の[別冊・解答解説]のように、古文〔原文〕にぼうやく〔横に示された訳文〕が付いたテキストを利用するのが、古文学習を加速する方法です。

読解〔解釈〕の練習は、ほぼほぼ、時間の無駄です。

この原文から、この訳文が出てくるための[前提知識・前提理論]としては、おもに[語彙の知識+文法の知識と理論]ということになります。

この原文と訳文とをつなぐ[関数の関係]が、おもに[語彙の知識+文法の知識と理論]ということなのです。

意味のわかっている原文から[語彙の知識+文法の知識と理論]を導き出すことは容易です。

けれども、その意味を知らない原文を、[語彙の知識+文法の知識と理論]を頼りに読み解くことは、とても困難です。

ところが、たくさん例文〔原文〕を暗記していると、[その意味を知らない原文が、自分が知っている例文〔原文〕に類似している]という経験が頻発するわけです。

[その意味を知らない原文が、自分が知っている例文〔原文〕に類似している]という経験を多くしたいのであれば、できるだけ漏れなく・重複なく、たくさん例文〔原文〕を暗記するしかありません。

そして、たくさん例文〔原文〕を暗記するためには、[訳文から例文〔原文〕が再現できるか?]=[瞬間作文ができるか?]という部分を何度もチェックするわけです。

[訳文から例文〔原文〕が再現できるか?]=[瞬間作文ができるか?]という部分を何度もチェックする。 この一点に全力をかけてください。 それが迅速・安全・確実です。

語学の要諦は、[例文を耳で覚えて、訳文から例文〔原文〕が瞬間作文できる状態にする]という点だけです。 ここさえ死守すれば、言語学習で失敗することは、原理的にできません。

[例文を耳で覚えて、訳文から例文〔原文〕が瞬間作文できる状態にする]という点だけを守り抜けば、誰でも語学が上達するのです。

自分がバカなのに、例文〔原文〕を耳で覚えることを回避しながら、[文法の知識]と[語彙の知識]を個別で覚えて、その知識・理論を[読解〔解釈〕]に適用していく方式を採用していると、確実に古文が苦手になります。

私は自分がバカだと思うので、[例文を耳で覚えて、訳文から例文〔原文〕が瞬間作文できる状態にする]という方式を採用しました。

  • 古文の先生のうち、愚かな人は、[れ・れ・る・るる・るれ・れよ]など、活用表をそのまま覚えさせます。 しかし、少なくとも下接語とともに覚えなければ、意味がありません。
    • 例:[思はれず][思はれたり][思はる。][思はるるとき][思はるれども][思はれよ。]
  • 俳句・和歌〔短歌〕は、古文作文ですから、俳句・和歌〔短歌〕のサイトで、古文作文を学ぶことが、古典文法を学ぶ近道になっている面があります。
  • 例文が自作できる古文教師でなければ、原文を引用するだけですから、十分な古典文法学習になりません。
  • [古典文法10題ドリル〔古文基礎編〕][古典文法10題ドリル〔古文実戦編〕三訂版]は、例文が自作できる古文教師らによる著作物ですから、安心して使うことができます。
  • 英語学習・古文学習などというヒマ人しかしないことに、高校時代の時間を使うのはムダです。 高校時代は、数学と理科に全力投球したほうがいいと思います。 中学時代に、大学入試程度までの英語学習・古文学習を終えておくことをおすすめします。
  • 古文作文なんて試験に出ないから、古文作文なんてバカのすること。不効率だ。そういう寝言は、寝てから言え。バカたれ。 古文の試験は、古文だけで成り立つことは少なく、[現代文]+[古文]+[漢文]というセットで[国語]という試験になっていることが多い。 [漢文]は少し勉強すれば、試験において秒殺・瞬殺しやすい。 しかし[古文]は、身につけるのに[漢文]の場合よりも時間・体力を使い、試験でも[古文]は秒殺・瞬殺しづらい。 したがって、試験おける[古文]での解答時間短縮が、どれだけ[現代文]にかけられる時間を試験おいて捻出できるか、ということを決定づける重要因子となっている。 つまり試験では、[古文]での時間短縮が[現代文]の得点を大きく左右する。 そこから、[古文]で手を抜かないことが、[国語]が足を引っ張って基準点・合格点に届かない、という最悪の事態を防ぐ方法となる。
  • 古文の学習をスタートする時期を早めれば、古文を本格学習したとしても、それが不利な条件にはならない。
  • 世界史を暗記するなど、愚かしい努力は、してはならない。 しかし、古文を本格学習することで、[国語]が足を引っ張ることを防止し、例えば、[数学]で大失点をしても合格する、といった奇跡を起こすことになる。 ちなみに、理系なら、地歴から択一なら、地理を選ぶのがいいと思う。
  • [英語][古文][漢文]といった語学の科目は、本番での得点が読みやすい、安定しやすい科目であるであるから、得意にしておきたい。 [英語][古文][漢文]は安定するから、本格的にやっても損はない。
  • [化学]は[大学合格新書 改訂版 化学基礎早わかり 一問一答|KADOKAWA][大学合格新書 改訂版 化学早わかり 一問一答|KADOKAWA]をやり込んで暗記事項を暗記して[化学頻出スタンダード問題230選〈改訂版〉|駿台文庫]などで入試頻出問題を漏れなく・重複なく覚えておけば得点が安定しやすい。 以上に挙げた[西村三点セット]を徹底的に繰り返せば、[化学]の入試問題が標準的な大学なら、合格点に達するであろうと思う。 [化学]は安定しやすいから、[西村三点セット]を徹底的に繰り返して、安定させるべし。
  • [物理]は[化学]よりも安定しづらいけれども、いったん閾値を超えれば、安定するのが[物理]であるから、[物理]も本格的に勉強する必要がある。
  • [数学]は、[白チャートの例題ぜんぶ|数研出版]+[合格!数学 実力UP!問題集|マセマ出版社]の2シリーズだけに絞り込んで、それ以外の余計な教材を、すべてカットするのが合理的である。 ただし、個別の入試対策は必要となる。 なぜ[数学]は[白チャートの例題ぜんぶ][実力UP!問題集]と[個別の入試対策]だけなのかというと、[数学]は本番で得点が安定しないので、[数学]に過剰な時間・体力を投資すると危険だからである。
  • [現代文]は、努力と得点との間に乖離があるので、語彙集だけは覚えて、あとは数多くの入試問題を実際に解く体験を積むのがよいと考えられる。

【段階|01】古典文法を単独で学習する段階

以下の《1》《2》は、例文・文章が受験対策として練られています。 【わざわざ[恨みず]を出題するのが、古文の陰険な出題である】といったような、入試古文の世界での悪いしきたり、重要古文単語などをふまえた例文が選定されていますので、以下の《1》《2》に登場する例文・文章は、覚える価値のあるものがえり抜かれているといえます。

  • 《1》[古典文法10題ドリル〔古文基礎編〕|駿台文庫]の[別冊・解答解説]
  • 《2》[古典文法10題ドリル〔古文実戦編〕三訂版|駿台文庫]の[別冊・解答解説]

《1》《2》のように、古文〔原文〕にぼうやく〔横に示された訳文〕が付いたテキストを利用するのが、古文学習を加速する方法です。

《1》《2》という2冊の[古典文法10題ドリル]に登場する、すべての例文・文章を、[LibreOffice Calc][Microsoft Excel]などに打ち込み、対訳集を作る。 このとき、文章の場合、1文ずつに分ける。 そして、次の【勉強内容】を実行するのが、迅速・安全・確実です。

  1. 【勉強内容】:1文ずつ、訳文から、例文・文章が作文〔古文作文〕できるようにトレーニングする。
  2. 短くいいかえれば、[訳文から原文が瞬間作文=再現できるようにトレーニングする]のが、英語学習・古文学習で迅速・安全・確実です。
  3. 原文は、音声教材、音声読み上げソフトの音声、自分の音読の録音などを通じて、耳で覚えます。

以上の箇条書きの1.~3.をやれば、誰でも英語・古文ができるようになります。

  • 《1》《2》という2冊の[古典文法10題ドリル]にかんして、[訳文から原文が瞬間作文=再現できるようにトレーニングする]という方式でこなすのであれば、《1》《2》を構成している問題は解かなくていいです。
  • 《1》《2》という2冊の[古典文法10題ドリル]にかんして、問題を解かなくていいのは、原文を暗唱するとしたら、その中に問題を解くための知識は含有されているからです。

例文・文章の暗記をしておくと、古文単語集に登場する重要単語のうち、かなりの部分を例文・文章として、すでに知っている自分を発見して、めっちゃ得した気分になります。 そうなんですよ。 古文単語集にかじりつくのはバカっちゅうもんで、重要古文単語が含まれている精選された例文・文章を暗記する、というのが理想なんです。 もちろん、多義語の場合、語義それぞれに例文を覚えたほうがいいので、そうした部分は古文単語集を用います。

そして、古文作文ができる範囲は、直読直解できる範囲であるから、古文作文ができる範囲をじりじり広げていくのが、古文上達の早道です。

[速くて正確に読める]のは、じつは[すで知っている知識の組み換えにすぎないから]だよね?  だから古文作文できるぐらいまで、古文例文を暗記するんだわさ。

英語だって、[例文を耳で覚える日常]を送っていれば、[読解の練習][リスニング・コンプリヘンションの練習]なんて、ほぼほぼ必要ねぇって話なわけよ。

読解〔解釈〕・リスニングの対策に時間をかけるのはバカだと思う。 英語も古文も[例文を耳で覚える日常]を送っていれば、読解〔解釈〕・リスニングの対策は、あまり必要ないってこと。

さらにいえば、[例文を耳で覚える日常]というのは、音声教材を自分で作ってしまえば、あとはウォークマンで音声教材を聞きながら散歩をするとか、通学をするとか、通勤をするとか、そういう[ながら]で済むってことだよ。

《1》《2》という2冊の[古典文法10題ドリル]に登場する、すべての例文・文章を、[LibreOffice Calc][Microsoft Excel]などに打ち込み、対訳集を作る。 その対訳集の原文を、Google翻訳や読み上げソフトなどを利用して音声化することによって、音声教材を自作する。 この部分が面倒なんだけど、そこを突破してしまえば、あとは耳で覚えるだけだから、音楽のイントロ当てクイズのイントロを覚えるような、頭を使わない、音声を覚える作業だから、かなりラクなんだよ。 しかも[ながら]で覚えられるから、実質の勉強時間が増えるので、じつに効率がいいんだわ。

耳で覚える言語学習が最高・最強なんだよ。

【段階|02】古典文法を古文解釈の中で生かす方法を学習する段階

[古文インプット52]と[和歌で身につく古典文法]は、両方やってもいいです。 それは、[古文インプット52]の和歌の部分が少ないので、[和歌で身につく古典文法]の和歌の部分で補う意味からです。

[古文インプット52]と[和歌で身につく古典文法]は、[文法から解釈へ]の橋渡しをしています。 これ以降は、例えば、GMARCH・関関同立などの古文入試過去問〔標準的なレベル〕を時間を計って解く練習をするのが適切であろうと思います。

その後は、傍線部口語訳が出る場合には、[古文解釈の方法 〈改訂版〉|駿台文庫]に手を出すのもいいでしょう。 しかし、理系の場合は、そこまで古文に時間・体力を振り向けるのは得策とはいえません。

[古文インプット52 -文法・和歌の修辞・演習-|駿台文庫]|古典文法の章立ては、文法体系順です

[古文インプット52 -文法・和歌の修辞・演習-|駿台文庫]は、何らかの教材で古典文法を通して学び終えている学習者が、《1》古典文法の復習・まとめ・総括をしながら、《2》[古典文法を解釈に応用する具体的な方法]=[古典文法の根拠を以て、訳文を詰めていく具体的な方法]を身につける本です。

[古文インプット52 -文法・和歌の修辞・演習-]がやや基本的であり、[三十一文字で古文を攻略!和歌で身につく古典文法|駿台文庫]がやや応用的でありますけれども、この2冊の役割は、ほぼ同じです。

[古文インプット52]や[和歌で身につく古典文法]はともに、古典文法既修者を対象としているのだと思います。 古典文法を何も知らぬ人が、[古文インプット52]や[和歌で身につく古典文法]に手を出してもダメです。

なお、[古文インプット52]の和歌の修辞は、基本部分が少量載っているだけです。 和歌の修辞の対策をしっかり行なうには、[三十一文字で古文を攻略!和歌で身につく古典文法|駿台文庫]を追加したほうが無難だと思います。

[古文インプット52 -文法・和歌の修辞・演習-|駿台文庫]に登場する、すべての例文・文章を、[LibreOffice Calc][Microsoft Excel]などに打ち込み、対訳集を作り、原文を音声読み上げソフトの音声、自分の音読の録音などを通じて、耳で覚えます。 そうして、1文ずつ、訳文から、例文・文章が作文〔古文作文〕できるようにトレーニングすると、きわめて効果的です。 駿台文庫の古文印刷教材は、いたずらに長い文章を採用していないので、例文・文章の暗記としては、負担が低く、効果は絶大になります。

[三十一文字で古文を攻略!和歌で身につく古典文法|駿台文庫]|古典文法の章立ては、学びやすい順〔文法体系順ではなく、ランダム配列〕です

[三十一文字で古文を攻略!和歌で身につく古典文法|駿台文庫]は、何らかの教材で古典文法を通して学び終えている学習者が、《1》和歌を通じて古典文法の復習・まとめ・総括をしながら、《2》[古典文法を解釈に応用する具体的な方法]=[古典文法の根拠を以て、訳文を詰めていく具体的な方法]を身につける本です。

[古文インプット52 -文法・和歌の修辞・演習-]がやや基本的であり、[三十一文字で古文を攻略!和歌で身につく古典文法]がやや応用的でありますけれども、この2冊の役割は、ほぼ同じです。

古典文法に基づく古文解釈の演習量を増やすために、この2冊を両方やるのもムダではないと思います。

また[三十一文字で古文を攻略!和歌で身につく古典文法]は、[和歌の問題への対策を強化するために]という目的においても必要だと思います。

[和歌で身につく古典文法]では、和歌という題材を使って古典文法を学習するのだけれども、[和歌で身につく古典文法]の中で行なわれている学習内容は、和歌だけを目的とした古典文法学習ではなく、広く一般に応用できる古典文法学習です。 タラタラした長い古文の文章を全文和訳するのは、あまり得策ではありません。 和歌だったら、短い文の中にエキスが詰まっているので、ムダなく古典文法が進められるのです。

なお[和歌で身につく古典文法]には、和歌の修辞は、演習とともに中程度の量が載っています。

[三十一文字で古文を攻略!和歌で身につく古典文法|駿台文庫]に登場する、すべての例文・文章を、[LibreOffice Calc][Microsoft Excel]などに打ち込み、対訳集を作り、原文を音声読み上げソフトの音声、自分の音読の録音などを通じて、耳で覚えます。 そうして、1文ずつ、訳文から、例文・文章が作文〔古文作文〕できるようにトレーニングすると、きわめて効果的です。 駿台文庫の古文印刷教材は、いたずらに長い文章を採用していないので、例文・文章の暗記としては、負担が低く、効果は絶大になります。

【段階|03】古典文法を古文解釈の中で応用的に生かす方法を学習する段階|理系には必要ないと思います

[古文解釈の方法 〈改訂版〉|関谷浩|駿台文庫]|理系には必要ないと思います

[古文解釈の方法 〈改訂版〉|駿台文庫]は、何らかの教材で古典文法を通して学び終えている学習者が、《1》古典文法の復習・まとめ・総括をしながら、《2》[古典文法を解釈に応用する具体的でディープな方法]=[古典文法の根拠を以て、訳文を詰めていく具体的でディープな方法]を身につける本です。

[古文解釈の方法 〈改訂版〉]は、たしかに理系には必要ないと思います。 しかし、古文で記述式の問題が出る場合は、理系でも、余裕がある場合には、[古文解釈の方法 〈改訂版〉]をやっておくと、減点されるのを防止することができるでしょう。

  • 【絶版】[古文解釈はじめの一歩〈改訂版〉|関谷浩|駿台文庫]
    • [古文解釈はじめの一歩〈改訂版〉]の役割・難易度は、[古文インプット52 -文法・和歌の修辞・演習-|駿台文庫]や[三十一文字で古文を攻略!和歌で身につく古典文法|駿台文庫]のそれらと重なり合っています。
    • [古文インプット52]または[和歌で身につく古典文法]をこなせば、[古文解釈はじめの一歩〈改訂版〉]は必要ありません。
    • [古文インプット52]または[和歌で身につく古典文法]を終えていれば、[古文解釈の方法 〈改訂版〉]はその続きである応用編なので、無理なく取り組めると思います。
  • 【絶版】[はじめの一歩 古文読解問題集〈改訂版〉 |関谷浩|駿台文庫]
    • [はじめの一歩 古文読解問題集〈改訂版〉]は、[古文解釈はじめの一歩〈改訂版〉]で学んだ内容を30問の問題演習の中で復習する演習問題集です。
    • [はじめの一歩 古文読解問題集〈改訂版〉]でなければ得られない情報というものは、とくにありません。
    • [はじめの一歩 古文読解問題集〈改訂版〉]は、[古文上達 基礎編 読解と演習45|Z会]などで置換できます。

[古典文法質問箱|KADOKAWA]|理系には必要ないと思います

調べるための古典文法書。

[古文解釈のための国文法入門|筑摩書房 ]|理系には必要ないと思います

調べるための古典文法書。