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英単語ターゲットシリーズの被り調査【1900/1400/1200】 | 名古屋英語専門塾オンライン

  • 結局、中学英語から大学入試までをターゲットシリーズでカバーするとしたら、《1》《2》《4》《6》《7》と、《5》にしか載っていない100語程度〔96語〕を足せばよい。
  • 《1》高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800 五訂版
  • 《2》高校入試 でる順ターゲット 中学英熟語400 五訂版
  • 《3》基本英単語・熟語ターゲット1100 改訂新版
  • 《4》英単語ターゲット1200 改訂版
  • 《5》英単語ターゲット1400 5訂版
  • 《6》英単語ターゲット1900 6訂版
  • 《7》英熟語ターゲット1000 5訂版

野村 英単語ターゲット1400 5訂版にしか掲載されていない 単語

《4》英単語ターゲット1200 改訂版と《6》英単語ターゲット1900 6訂版を購入した人が、《5》英単語ターゲット1400 5訂版にしか掲載されていない96語程度のために《5》英単語ターゲット1400 5訂版を買うのは不合理。
その96語程度を以下に示す。
001	accent	
002	afterward	
003	alternative	
004	amazing	
005	ape	
006	arm	
007	atom	
008	bare	
009	bathe	
010	bilingual	
011	billion	
012	blind	
013	bold	
014	boom	
015	border	
016	broad	
017	civilization	
018	complicated	
019	congratulate	
020	cough	
021	crew	
022	dawn	
023	difficulty	
024	distant	
025	dull	
026	empire	
027	exhausted	
028	face	
029	follow	
030	fond	
031	former	
032	furthermore	
033	glory	
034	grand	
035	height	
036	holy	
037	household	
038	idle	
039	infant	
040	inhabitant	
041	intellectual	
042	labor	
043	legend	
044	length	
045	lightning	
046	literature	
047	litter	
048	livestock	
049	luggage	
050	mechanism	
051	merchant	
052	merely	
053	mine	
054	movement	
055	navy	
056	nearby	
057	obesity	
058	obligation	
059	otherwise	
060	pale	
061	peasant	
062	pioneer	
063	poetry	
064	pole	
065	primary	
066	prison	
067	prosperity	
068	quarrel	
069	run	
070	scientific	
071	seemingly	
072	seldom	
073	selfish	
074	series	
075	shortage	
076	social	
077	strengthen	
078	string	
079	suburb	
080	sudden	
081	summit	
082	tag	
083	thus	
084	tiny	
085	tongue	
086	tough	
087	unfortunately	
088	union	
089	vehicle	
090	viewpoint	
091	volume	
092	voyage	
093	wage	
094	way	
095	weaken	
096	weigh	

言語習得の臨界期〔critical period〕

質問の核心〔修正版〕

人間の外国語習得には[無条件に自然に吸収するゲート〔臨界期/critical period〕]があり、小学校中学年〔3〜4年生〕頃から徐々に閉じ始め、高学年〔5〜6年生〕〜中学生にかけて大きく変化する。 その結果、中学生以降は[直感的な習得]より論理的・戦略的な学習がメインになるケースが多い。

修正・要約した回答

言語習得の臨界期〔critical period〕は、研究により以下の傾向が示されている〔特に第二言語の場合〕:

  • 発音〔音韻〕:最も早く閉じる〔7〜10歳頃がピーク〕。 ネイティブ並みの発音は10歳前後までに開始しないと極めて難しくなる。
  • 文法:比較的長く続き、17〜18歳頃まで高い習得能力が保たれる〔MIT 2018研究など〕。 ただしネイティブ並みの上限は10歳前後開始が目安。
  • 全体的な[自然習得]のピーク:幼児期〜小学校低〜中学年〔おおむね9〜12歳頃〕までが最も無意識に近い吸収がしやすい時期。 以降は脳の可塑性が低下し、母語のフィルターが強まる。 小学校高学年〜中学生頃に[感覚的吸収]から[論理的分析]へ脳のモードがシフトするのは事実で、これは損失ではなく進化と捉えるべき。

中学生以降の強み〔武器になる点〕

  • 文法・語彙を短期間で体系的に理解できる〔子供の数年分を数ヶ月でカバー可能〕
  • メタ認知〔自分の弱点分析〕、語源活用、母語との比較など戦略が使える
  • 発音以外は大人学習者が初期スピードで追い抜くケースも多い

現実的な学習シフトの例

要素 子ども〔〜10歳前後〕中心 中学生以降の戦略的アプローチ
発音 真似で自然にコピー 舌・唇・息の物理的位置を意識的に矯正
文法 感覚で身につく ルールを公式のように整理・反復ドリル
語彙 出会った順に蓄積 語源・接頭辞/接尾辞で系統立てて芋づる記憶
総合 インプット量頼み シャドーイング・多読・アウトプット強制を計画

結論〔一言〕

[ゲートが閉まる]=[子どもの直感脳が終わる]ではなく、 [母語が完成し、論理という最強の地図を手に入れた] ということ。 以降は地図を持ってジャングルを効率的に進むフェーズに切り替わるだけです。 これでほぼ最新の研究傾向〔特に発音と文法のピークが異なる点〕を反映しつつ、励まし要素も残した端的なまとめになります。

言語学習の[黄金期〔クリティカル・ピリオド〕]を過ぎてから英語学習を開始する日本の英語教育における留意点

[3・4年生まで]と[5・6年生から]という時期において、言語学習の[黄金期〔クリティカル・ピリオド〕]が終了するタイミングがあるとされています。 いわば[言語がラクに習得できる状態]のゲートが閉じるわけです。 それは脳の可塑性が高く、スポンジのように音やリズムを吸収できる[感覚的な習得]から、文脈や構造を分析して理解する[論理的な学習]へと、脳のOSがアップデートされる時期と言い換えてもいいでしょう。 この転換期をどう捉えるべきか、いくつかの視点で整理してみました。

1. 脳の[自動ドア]が閉まる理由

幼少期は、脳が環境に適応するために余計な回路を削ぎ落とす前の状態です。 しかし、小学校高学年以降は母語の体系が確立されるため、新しい言語を[ノイズ]ではなく[情報]として処理しようとします。

  • 3・4年生まで:理屈抜きで音をコピーできる〔音韻習得のピーク〕。
  • 5・6年生から:[なぜこうなるのか?]というパターン認識〔文法〕を求めるようになる。

2. [論理的頭脳]は敵ではなく、強力な武器

ゲートが閉じることを[能力の喪失]と悲観する必要はありません。 大人の脳〔あるいは中学生以上の脳〕には、子供にはない[ブースト機能]が備わります。

  • 効率性:子供が数年かけて自然に身につけるルールを、大人は論理〔文法〕を使うことで数週間で理解できます。
  • 戦略的学習:語彙の類推、構造の比較、メタ認知〔自分の弱点の把握〕など、高度な戦略が組めるようになります。

3. 戦略的学習へのシフト〔中学生以降〕

ゲートが閉じた後の学習は、単なる[慣れ]ではなく、以下のようなエンジニアリング的なアプローチが有効になります。

学習要素 戦略的アプローチ
発音 勘に頼らず、舌の位置や息の出し方を物理的に理解する。
文法 数学の公式のように体系化して、アウトプットの型を作る。
語彙 語源〔接頭辞・接尾辞〕を利用して、芋づる式に記憶する。
環境 自然な露出が減る分、意識的にシャドーイングや多読を取り入れる。

結論として

[無条件に学び取るゲート]が閉じるのは、脳が[効率よく生きていくために、母語という最強のツールを完成させた証]でもあります。 それ以降は、直感に頼るリスニングだけでなく、論理という[地図]を持って外国語というジャングルに踏み込むフェーズに入った、と考えるのが最も現実的で建設的です。

[英語脳]の存在は証明されていない

[英語脳]という言葉が、あたかも[日本語のリソースを一切遮断した、独立した第2の脳]を指すのであれば、それは同時通訳のメカニズムと完全に矛盾します。 同時通訳者が行なっているのは、まさに[表層的な言語〔音や文字〕]を瞬時に[深層的な意味〔イメージ・概念〕]へと還元し、それを別の言語で再構築する〔瞬間作文を行なっている〕作業です。 このプロセスを整理すると、ご指摘の正当性がより鮮明になります。

1. 同時通訳の[概念介在モデル]

もし[英語脳〔英語で考え、英語で出す〕]が唯一の正解なら、通訳者は英語を聞いて英語で理解し、そこで完結してしまいます。 しかし実際には以下のプロセスを極限の速度で行っています。

  • 1. 入力〔英語・日本語〕:音声情報をキャッチする。
  • 2. 脱言語化〔De-verbalization〕:言語の壁を取り払い、純粋なイメージ・概念〔非言語的意味〕に変換する。
  • 3. 再言語化〔Re-verbalization〕:その概念を、ターゲット言語の[格]や[文型]に流し込む。 この[脱言語化]のステップこそが、あなたが仰る[イメージ・概念という中間言語]です。 ここをバイパスして、単語と単語を機械的に置き換える〔逐語訳〕だけでは、同時通訳のスピードと精度は維持できません。

2. [英語脳]という言葉の欺瞞

[英語脳]というキャッチコピーが有害なのは、[日本語を介在させることは悪である]という強迫観念を学習者に植え付ける点にあります。

  • 誤解を招く説:[Appleを見て『りんご』と思わず『Apple』と思え]
  • 現実的な解:[Apple]も[りんご]も、脳内にある[あの赤い果実のイメージ]にアクセスするための等価なルートである。 [英語からイメージへ直結させる]訓練を積めば、結果として日本語を想起する[時間的余裕]がなくなるだけであり、日本語の概念システムを壊す必要は全くありません。

3. 結局、何が[上達]なのか

英語学習の成功とは、[日本語の思考を捨てること]ではなく、[イメージ⇔英語]の回路の抵抗を限りなくゼロに近づけることだと言えます。

  • 低速時:英語→日本語→イメージ〔二度手間〕
  • 高速時〔習得後〕:英語→イメージ〔直結〕

この[直結]の状態を指して、世の講師たちは[英語脳]という手垢のついた言葉を使っているに過ぎません。 しかし、その中身は[非言語的な概念をハブにした高速処理]であり、母語で培った論理的思考力や概念把握力は、むしろ英語を理解するための強力な武器になります。

結論

[英語脳]という幻想を追いかけるよりも、[英語の音を聞いた瞬間に、その状況や感情〔非言語イメージ〕が脳内に浮かぶか?]という一点に集中する方が、はるかに科学的で誠実な学習態度です。 [英語講師が叫ぶ『Think in English』は、プロセスの説明を放棄した精神論である]というあなたの断定は、言語習得の構造から見て非常に論理的です。

脳の仕組みに基づいた英語学習の効率的な学習順序

[既知から未知へ]という学習原理に基づいた、効率的な英語学習の順序を考えた。

1. 和文から[和文の意味をイメージ・非言語的概念としてを把握する]〔基礎〕

  • 内容:日本語の訳文を読み、その英文が表そうとしている情景や概念を非言語的な意味で明確にする。
  • 根拠:学習において、すでにもっている知識〔既知情報:日本語〕に新しい情報〔未知情報:英語〕を紐付けるのが最も効率的だからです。 まずは土台となる[意味]を日本語で固めます。

2. イメージを[英語の音声]と結びつける〔中核〕

  • 内容:和文から浮かんだイメージを保持したまま、英語の音声を繰り返し聞き、耳に焼き付ける〔暗記する〕。 あるいは、英語の音声を自分でも発音することによって、耳だけでなく、口としても、英語音声を体得する。 耳と口とで[二重に音声言語を体得する]ことによって、音声言語の習得スピードは劇的に加速される〔耳口一如(じこういちにょ)による音声言語の習得加速効果〕。
  • ※[耳口一如(じこういちにょ)による音声言語の習得加速効果]とは、音声言語を聞くだけでなく、音声教材を真似て発音もしたほうが、音声言語の習得が加速される。耳と口という2つの感覚器官を同時に一体的に刺激したほうが、言語学習の効率が高まる。そのようなことを意味している。
  • 根拠:英語学習における最大の未知情報は[音声]です。 意味が分かっている状態で音を流し込むことで、脳内で[概念=音][音=概念]の直通回路が形成されます。

3. 和文から英文を再現する〔和文英訳〕〔実践〕

  • 内容:日本語をヒントにして、覚えた音声〔英語〕を自力で引き出す訓練を行う〔瞬間英作文〕。
  • 根拠:これができるようになれば、逆のプロセスである[英文和訳]は当然容易にこなせます。 あえて和訳の訓練に時間を割く必要はなく、こちらを優先するのが合理的です。

4. 音声に[綴り〔スペリング〕]を付け足す〔仕上げ〕

  • 内容:最後に、頭の中に定着した音声と言語イメージを、文字としての綴りと一致させる。
  • 根拠:音と意味が完全に一致していれば、文字の学習は単なる[ラベル貼り]の作業となります。 最初から文字に頼るよりも、習得のハードルが劇的に下がります。

まとめ:学習の優先順位

  • 1. 和文〔既知〕からイメージを膨らませることを出発点とする。
  • 2. 音声〔最大未知〕をイメージと結びつけて定着させる。
  • 3. 和文英訳〔英作文:瞬間英作文〕を通じてアウトプットを完成させる。
  • 4. 綴り〔文字〕は最後に確認するだけでよい。

価値のない学習メニュー

  • 英文和訳の練習をしても、日本語の作文が巧みになるだけで、英語学習としてはまったく実りがない。
  • 英文和訳は、日本語の作文の訓練になるだけで、英語力はまったく身につかない。
  • その証拠に、英文和訳がうまくても、英会話も英作文もできないではないか。
  • 日本においては、音声言語を停止させた状態の英文に対する、英文和訳を中心とする英語教育が行なわれてきた。
  • しかしほんらい、英文和訳〔英作文〕を中心とする英語教育を行なうべきであったのだ。
  • しかし日本人英語教師の大半が英作文指導が行なえるだけの英語力をもたなかった、あるいは、現在でも、もっていないので、日本では英文和訳〔英作文〕の指導は、ほとんどまったく行なわれていない。
  • また、ほんらい音声言語を中心とする英語教育が展開されるべきであった。言語の本質は音声言語にあり、言語学習の大半は、音声言語の習得に充てられるべきなのである。
  • 音声言語を繰り返し聞き、また自分でも音声教材を真似て何度も発音を練習する。この聞く・話すの訓練こそが、英語学習の中心的メニューに据えられるべきであったのだ。
  • ところが、音声言語を中心とする英語教育というものは、[印刷教材を売りたい〔教科書利権・出版利権のために〕]という権力者側の欲望に合致していない。
  • しかも日本人英語教師は、英語の発音が下手であるため、むしろ学習者の耳を汚すことになる。
  • だったら、音声教材を無償でダウンロードできるようにすればいい。しかしそうすると、[印刷教材を売りたい〔教科書利権・出版利権のために〕]という権力者側の欲望に合致しないことになる。
  • そこから、日本の英語教育は、英語のできない英語教師が、何が目的なのかよくわからない英文和訳や英文法を中心に教えることに終始するかたちになってしまっているのである。
  • また有名私大の文系学部では、英検準1級の取得により、事実上、英語試験が免除される制度を一部で導入している。
  • ということは、英検の勉強だけしておけば、有名私大の文系学部ならば合格しやすい。
  • そうだとしたら、とりあえず英検準1級の対策だけに専念したほうが賢いのではないのだろうか。
  • 大学入試の英語問題の化けの皮が剥がれてきている。ほとんどが、英語習得においては、ほぼ意味のない問題ばかりなのだ〔受験英語〕。
  • すべての大学において、入試から英語を撤廃し、その代わり、英検準1級の取得を出願の条件とするのが、適切な落としどころの1つなのではないか? 
  • 当然、共通テストの英語も廃止したほうがよい。英検準1級に一本化すればいいのだ。
  • そもそも、AIが翻訳するから、英文和訳が得意であろうとも、あまり優位性はないんだよね。
  • もちろん、AIがやらかした誤訳を見抜く能力としての英文和訳能力は必要ではある。
  • しかし英文和訳能力というのは、音声言語を通じて数多くの例文、文章を暗記した、その暗記ストックの総量に比例するものなので、結局は、英語で書かれた例文や文章を、音声言語として暗記・暗誦する作業に専念するだけでいいのである。
  • そのための素地を作る印刷教材の1つが[DUO 3.0|ICP]だといえる。

[DUO 3.0|ICP]の覚え方

《1》和訳を見て、例文の意味を先に知ることが重要である。頭にありありと絵が浮かぶまで、しっかりと[脳内イメージ]を構築する。

  • 意味のわかった英文を、音声言語を通じて暗記することから、私たちは英語学習を始める必要がある。
  • [DUO 3.0]を始めるにあたっては、[例文の和訳から頭に思い浮かんだ【イメージや非言語的な概念】を、どうやって英語に直すか]という方法論が、例文や例文が含有する語彙の説明として書いてあるのだという見方をする必要がある。
  • [DUO 3.0]に書かれているすべての内容は、例文の和訳の意味である[イメージや非言語的な概念]を英語で表現するための方法論である。この視点から、すべての例文を見るクセをつけるとよい。
  • Geminiによると、瞬間英作文というメソッドは、[1. 文法の理解〔土台作り〕][2. 音読パッケージ〔回路の作成〕][3. 瞬間英作文〔回路の起動〕][4. 精読・多読・多聴〔語彙と背景の拡大〕][5. ボキャビル〔語彙増強〕]という一連の過程の一部をなすものにすぎないようである。
  • 端的にいって、瞬間英作文というメソッドは、音読・暗誦の対象としていた例文を思い出すためのキュー/トリガーとして、和文を利用するだけであり、思い出すものは、すでに音読済み/暗誦済みの例文であるから、そこに日本語を差し挟む余地はない。
    • 瞬間英作文を誤解して、[日本語を介するから瞬間英作文は駄目]だとか、[英語脳を鍛える]だとか、的を射ていない批判・主張に対応しても、時間・体力の無駄である。
    • 正しい言語学習モデルを模索し、最も正しいであろう言語学習モデルを前提に論理を展開しなければ意味がない。
  • 表現が冗長性をもつほどイメージ化しやすいので、そこで使われている語彙を[訳語〔ここでは日本語〕としてではなく、イメージとして覚える]という回路が使われやすいということがいえる。
  • 表現が冗長性をもつほどイメージ化しやすいということから、コロケーション〔=ミニマル・フレーズ〕よりも例文のほうがよく、例文よりも長文〔ただし必要な語彙が密に詰まっていること〕のほうがよい、という結論になる。
    • 小説を読み始めると、小説の世界観が脳内に広がり、その異世界の中を探検しているような体感を覚えることがある。
    • このように、[冗長な情報はイメージ化しやすい]ということがいえる。
  • [DUO 3.0]も素晴らしく、さらに[ターゲットRシリーズ|旺文社]や[速読英熟語[改訂版]|Z会出版]も素晴らしい。
  • [DUO 3.0]の例文をつなぎ合わせると英語長文になる。これによってイメージとして語彙を覚えることができる。
  • [ターゲットRシリーズ]や[速読英熟語[改訂版]]は、長文の中で重要な英単語・英熟語・英語構文をイメージとして覚えることができる。これは効果的である。
  • さらに[ターゲットRシリーズ]や[速読英熟語[改訂版]]の英語長文そのものを音声言語を通じて音声言語を通じて暗誦すれば、リスニング・コンプリヘンションや英作文だけでなく、英語長文読解の正確さやスピードが劇的に増大することであろう。
  • シュリーマンは長文を音声言語を通じて暗誦したから語学の達人になることができたのである。
  • それから、英語脳や日本語脳などというものは存在しない。それらが存在するのであれば、同時通訳が成り立つわけがない。
  • 英語から[意味としてのイメージ・概念]へ変換し、[意味としてのイメージ・概念]から日本語に変換する。これを高速で行なうのが英語→日本語の同時通訳である。
  • 結局、[意味としてのイメージ・概念]という非言語的な情報が媒介〔メディア〕要素になっており、それによって翻訳を可能にしているだけなのである。
  • 文意を理解するトレーニングとは、言語から[意味としてのイメージ・概念]が即時生成されるようトレーニングすることである。
  • その回路を作るには、[意味としてのイメージ・概念]が広がりやすい、内容のある長文の中に語彙が置かれた、そのような長文を、音声言語を通じて暗誦してしまうこと。これがベストである。
    • コロケーション〔=ミニマル・フレーズ〕は覚える量を減らすことを是とした考え方であるけれども、コロケーションは短縮された表現であるため[意味としてのイメージ・概念]が広がりづらい。圧倒的に意味がイメージしにくい。
    • それから、コロケーションの内容は、ストーリー的なつながりのない、個々バラバラの断片として、孤立的に存在するため、きわめて忘却されやすいといえる。
    • 言語情報というものは、冗長であれば冗長であるほと、[意味としてのイメージ・概念]が広がりやすく、また、いったん記憶したらなかなか忘れないという[高い耐忘却性能]をもっている。
    • したがって、語学能力を高めるためには、英語長文をたくさん音声言語を通じて暗誦していくことが一番効果的である。
    • 英語学習においては、[DUO 3.0]や[ターゲットRシリーズ]や[速読英熟語[改訂版]]などをコツコツ暗記していくことが、最も芯を食った努力になる。
  • 例文の意味を[脳内イメージ]として脳裏に思い描いておくことが、とても重要である。
  • [DUO 3.0]は例文にストーリーがあるため、[脳内イメージ]に連続性が生まれやすい〔コミックスや映画に近い〕。
  • その意味において[DUO 3.0]は560のセンテンス〔文〕からなる英語長文であると考えてもよい。
  • じつは[まとまった意味をもつ英語長文の中で語彙を覚えたほうが、語彙の記憶を忘れがたい]ということがいえる〔ただしこれは、語学的才能をもつ人の場合のみ〕。
    • 文意をイメージ化するためには、例文にストーリーがあるほうがよい。例文の冗長さは、文意をイメージ化するために必要な条件である。細かく切り取りすぎると、イメージ化しづらい。
    • 文意をイメージ化するためには、コロケーション〔=ミニマル・フレーズ〕を断片的に覚えていくよりは、英語長文〔ただし平易なものにかぎる〕の中で覚えたほうがよい。
    • 知識は他の知識との連関が少なく、断片的で孤立しているほど、忘却されやすい。
  • したがって、語学が得意な人は[ターゲットRシリーズ]の[英単語ターゲット1200レベル][英熟語ターゲットR]の2つは最低でも使ったほうがよいと思う。
  • [システム英単語シリーズ|駿台文庫]のように、コロケーション〔=ミニマル・フレーズ〕の元になっているフル・センテンスの例文をもたない英単語集は、基本的に使わないほうがよいと個人的には思う。
    • それはフル・センテンスの例文をもたない場合、コロケーション〔=ミニマル・フレーズ〕が断片的な知識になるからである。

《2》1つの例文の音読ファイルを聞き、音声を一時停止した無音状態で、例文の発音・アクセント・イントネーションを声に出して完全に真似られるまで練習する。

  • 音声言語を短期間で覚えるには、聞くだけでなく、口頭で音声言語を物まねすることが重要である。ここが言語習得の最重要部分である。
  • シャドウイングではなく、音声教材は1文ごとに音声を停止させて、その1文について、音声教材をそのまま物まねするのがよい。

《3》英単語・英熟語・英語構文〔イディオムとしての構文〕とその語義をチェックする〔語彙からの文意発生過程のなぞり〕

  • 例文を音声として暗記してしまってから、英単語・英熟語・英語構文〔イディオムとしての構文〕とその語義をチェックするのである。
  • 個別の語彙を暗記してから、フル・センテンスの例文を暗唱するのではなく、フル・センテンスの例文を暗唱してから、その中身である語彙と文法をチェックするのである。

《4》パーシング〔文構造の解析〕を行なう〔文法からの文意発生過程のなぞり〕

  • 暗唱してある例文にかんして、SVOCMを確認する。
  • 文意がわかっていれば、SVOCMはその文法的側面なので、その例文のSVOCMは潜在的に知っていることになる。
  • 薬袋義郎先生のFoRは、部分的には妥当だけれども、部分的には机上の空論ということがいえると思う。
  • SVOCMがわかるのは、結局、語彙力を背景として、[ここまでがひとかたまり]という英文の切りどころがわかり、英文が部分的であるにせよ、読めているからにほかならない。
  • 読めている英文のうち、曖昧な部分があるときにだけ、薬袋義郎先生のFoRが有効になるケースもあるけれども、そもそも精読というやり方それ自体が、[音声言語を停止させた状態の英文に対する、英文和訳を中心とする、いわば邪道の英語教育]を前提にしている時点で、アカンのよ。
  • ほんらい、大量の英文を音声言語として暗記した人が、文法をまったく意識しないで読解するのが自然な姿だというのに、英文を神経質にパーシング〔文構造の解析〕して正しい和訳を導き出す。
  • そんなことができるのは、音声言語を停止させて、英文を静的言語として取り扱っているからだよね? 
  • 英文を神経質にパーシング〔文構造の解析〕して正しい和訳を導き出す。こういう悪いクセをつけることによって、リスニング・コンプリヘンションが不得意になったり、英語長文がなかなか速く読めない状態に陥ったりする。逆効果という側面があるんだよ。
  • 英文を神経質にパーシング〔文構造の解析〕して正しい和訳を導き出すことが必要なのは、大学入試に英文和訳が出るから。ただそれだけ。
  • 総合的にみて、英文和訳こそが、英語学習を底質なものに変えてしまう、英語学習上の病巣そのもなんだよね。
  • 薬袋義郎先生のFoRは、大学入試の英文読解問題が生み出した、ある種の[病気の素]という側面が否めない。
    • しかし、難しい英文和訳問題を出題する大学も多いため、薬袋義郎先生のFoRは、受験対応という側面においては、有効・有益であることは事実である。
  • そもそも、英語というのは、語形変化が退化しており、ロジカルにパーシングしても、英文の意味にかんして、複数の解釈が成り立つような、そういうイイカゲンな言語なんだよ。
    • 例えば、規則動詞では、過去形と過去分詞が-edという同形である。
    • 例えば、三単現のsが付いた動詞と、名詞の複数形が同形である。
    • 例えば、動詞の原形が登場する場面が5~6個ある。
    • これらは、英語が語形変化の文法〔モーフォロジー〕を退化させていることによる不具合であり、ソフトウェアを作ってパーシングしても、いくつかの正解が並立することになりやすいのが、英語という言語なのである。
    • したがって、薬袋義郎先生のFoRについての私の見解を整理しておく。
      • [基本文法から学ぶ・英語リーディング教本|薬袋善郎|研究社→黄リー教〔イエロー〕]に手を出すのは時間・体力の大きな無駄になる可能性がある。
      • [英語リーディング教本|薬袋善郎|研究社→リー教〔ブルー〕]の巻末に付属しているFoR一覧を暗記し、使いこなせるようになるところまででとどめておこう。FoRに深入りするな。
    • [ターゲットRシリーズ]の[英単語ターゲット1200レベル][英熟語ターゲットR]、および、[速読英熟語[改訂版]]の文章をぜんぶ暗誦するような、そちら方面の努力をしたほうが、英語長文読解やリスニング・コンプリヘンションや英作文など、多方面に多大なる好影響が及ぶと思う。

《5》例文が瞬間英作文できるように練習する|和訳をみなくても例文が口を突いて出るように徹底して脳内反復する

  • 大学入試を終えても財産として残る英語力は、[音声言語を通じて暗誦した英文たち]だけである。
  • 出題傾向を全無視しして、[ターゲットRシリーズ]の[英単語ターゲット1200レベル][英熟語ターゲットR]、および、[速読英熟語[改訂版]]の文章をぜんぶ暗誦するような、そういう無茶な勉強をしたほうが、大学入試や英検の受験にかんする安定した英語力を醸成し、さらなる飛躍をもたらす種まきになるであろう。
  • 結局、和訳をチラ見しただけで口を突いて英語例文が再現できるような、そんな英語例文を増やすことだけを徹底して繰り返す。ただそれだけで、英語強者になっていくものなのである。

具象から抽象へ|抽象から具象へ

  • [英文法理論を英文読解・英文聴解に応用する]には、まずその英文法理論を含有する例文を音声言語を通じて覚えておく必要がある。
  • [英文法理論を英作文・英文発話に応用する]には、まずその英文法理論を含有する例文を音声言語を通じて覚えておく必要がある。
  • つまり、抽象というものは、具象の内部に存在するのであるから、私たちはまず具象を暗記する必要がある。
  • そのうえで、具象の中から抽象を取り出して思考・議論を積み重ねていく。
  • ここで[数学の教科書の定義・定理・公式とその証明]などを[数学の教科書的な内容]とよぶことにする。
  • [英文法理論を取り扱うには、必ずその論点を含有する例文を暗記したうえで取り扱う必要がある]といえる。
  • 例文という具象なしに、単に英文法の理論だけを取り扱ったのでは、英文法理論は机上の空論に終わってしまう。
  • まったく同様に、[【数学の教科書的な内容】を問題解決に応用する]という場合、まずその[数学の教科書的な内容]を含有する例題とその解法・解説を覚えておく必要がある。
  • [数学の教科書的な内容]というのは、例題という具体例の暗記を抜きにして語ることはできないのである。
  • [数学の教科書的な内容〔抽象〕]と[例題暗記〔具象の暗記〕]はセットで行なう必要がある。
  • [英文法理論〔抽象〕]と[例文暗記〔具象の暗記〕]はセットで行なう必要がある。
  • 具象なき抽象論は、空理空論になってしまう。
  • 必ず具象の暗記を伴う抽象論でなければならない。

共通テスト

小学校・中学校で国文法をしっかり学習してこなかった人には、古典文法も英文法も理解できない

  • 連体形が準動詞の形容詞用法に相当すること。
  • 連用形が準動詞の副詞用法に相当すること。
  • 準体言が準動詞の名詞用法に近いこと。準体言が動名詞に近いこと。
  • このような説明がわからない状態であっては、英文法は理解できない。
  • つまり概念それ自体は、どの言語でも類似しているのであるから、1つの文法に精通していれば、他の文法もその類推で簡単に理解できるはずなのである。
  • そのことから、英文法が理解できない人は、小学校・中学校で国文法をしっかり学習してこなかった人であると推定することができるのである。
  • また小学校・中学校で国文法をしっかり学習してこなかった人が、古典文法を理解できないことは当然である。
  • 結局、英文法を学ぶ過程は、[英文法と国文法との整合性を検証する過程]なので、英文法と国文法の両方を知る者にしか、英文法は理解できないのである。

※準体言(じゅんたいげん)とは、名詞(体言)以外の語(動詞・形容詞など)が、その後に「の」「こと」等の接辞を伴う、あるいは単独の連体形で、名詞と同じように主語や目的語の働きをする文法現象です。

関正生先生よりも肘井学先生のほうが説明がシュアであり安全だと思う

関正生先生は、成績が悪い階層に対して、不正確だけれどもわかりやすい説明をすることで人気になっている。 英語学習を進めるにつれて、関正生先生の不正確さに気づくようになる。 英文法がまったくわからない人ならば、関正生先生のイイカゲンな説明に頼るのも仕方ないけれども、肘井学先生のほうが安全だと思う。

関正生先生の教え方にかんしては、とくに学習が進んでいない学習者に[わかった感][わかりやすさ]という甘い餌を与えるために、[英文法・語法における単純化・決めつけが過剰である]ことから、学習が進んでから[大きな修正]を迫られるリスクを背負いながらの英語学習になる、という点に注意が必要である。

関正生先生の教え方は、細部・例外の大胆な切り捨てによって、物事を単純化することを通じて、概略把握の過程にスピード感をもたせることを、その大きな特徴としている。 ただし、この関正生先生の教え方は、ある種の麻薬であり、[わかった感][わかりやすさ]という甘い餌を食らった後処理が大変なことになることを警告しておく。

関正生先生の教え方から得た不正確な理解の後処理、いいかえれば、[不正確な記憶をいったん忘れて〔to unlearn:学習を棄却する〕記憶を修正する過程]を経るべき時期が、やがて訪れるであろう。

[わかりやすさ]と[正確さ]は、特に英文法ではしばしばトレードオフになりやすい

おっしゃっている感覚は、多くの人が一度は通るところだと思います。 [わかりやすさ]と[正確さ]は、特に英文法ではしばしばトレードオフになりやすいからです。

関正生先生の[わかりやすさ]

関先生は、受験生・一般学習者に向けて[とっつきやすさ][やる気をそがない説明]を非常に重視しているタイプの講師です。 英語の[勘所]をつかませるために、学校文法とは少し違う切り口や用語を使ったり、[本当は…だけど、まずはこう覚えていい]といった簡略化をよく行ないます。 その結果、[ゼロ〜基礎レベル]では[今までで一番わかる][やる気が出る]と感じる人が多く、人気講師になっている面があります。 ただし、こういう[勘所優先]の説明は、上級に進むほど[え、その説明だとこの例文は説明できなくない?]といった“ほころび”が見えやすくなります。 これは関先生に限らず、[入口用の説明]をしている講師・参考書全般に起きがちな現象です。

[不正確さ]に気づいてしまったとき

英語力が上がると、

  • [例外]や[微妙なニュアンスの差]に敏感になる
  • ネイティブの用例や、より厳密な文法書と照らし合わせるようになる

ということが起こり、[以前は神だと思っていた解説の粗さ]に気づくのは自然な成長です。 むしろ、その違和感に気づける時点で、かなり英文法の地力がついてきている証拠だと思ってよいです。 この段階に来た学習者にとっては、

  • [まずこう覚えろ]式のラフな説明
  • [本来はもっと複雑だが、受験的にはこれでOK]だけを強調する授業

は、物足りなくなったり、かえって混乱の原因になったりします。 ですので、[初学者向けとしてはアリだけど、自分の段階では合わなくなってきた]と距離を取る判断は非常に妥当です。

[階層]で講師を使い分ける発想

お書きになっているように、

  • 文法がまったくわからない層→とりあえず全体像や[英語ってこう考えるのか]という感覚を掴む
  • ある程度わかってきた層→例外や厳密なルール、語法の細部まできちんと押さえる

という二段階で講師〔や参考書〕を切り替えるのは、戦略としてかなり合理的です。 関先生のようなタイプは[ゼロ〜中級までの敷居を下げる役]として非常に有用です。

一方で、より厳密・体系的な説明をする講師〔肘井先生を含む〕は[中級〜上級での土台固め・穴埋め]に向いています。 参考書構成や解説のトーンから見ても、後者のほうがルール・用語・分析の一貫性を重視する傾向が強く、[安全]という印象を持たれるのも理解できます。

あなたのスタンスについて

まとめると、今のあなたの評価は十分に筋が通っています。

  • 初学者が[英語ギライにならないこと][まず全体像をつかむこと]を優先するなら、多少ラフでも“ノリよく入門させてくれる”講師に依存するのはやむを得ない
  • しかし、ある程度読み書きできる段階に来ている人にとっては、[不正確さ][例外の扱いの甘さ]がストレスになるので、より厳密な講師・参考書〔肘井先生など〕に乗り換えるほうが、長期的には安全

という考え方は、英語学習の設計として非常に健全です。 もし[どのあたりを境に関先生から離れるか]や[肘井先生を使うときの進め方]について相談したければ、今のレベル感〔模試の偏差値・TOEICなど〕を書いてもらえれば、もう少し具体的にルートを提案できます。

警告:英語漬けの先に待つ[文系進学]というキャリアの崖

現代の日本の教育現場において、英語学習への過度なリソース投入と、それに伴う安易な文系進学は、将来のキャリアを破壊しかねない危険なギャンブルとなっています。 [グローバル化]という言葉に踊らされ、真の専門性を失う前に、以下の現実を直視すべきです。

1. 入試制度のバブル化と[文系学歴]の価値暴落

現在、少子化による[大学全入時代]の到来と入試形式の多様化により、MARCH〔明治・青山学院・立教・中央・法政〕をはじめとする難関私大文系の参入障壁は劇的に下がっています。

  • 英検準1級という[魔法の杖]:多くの学部で英検準1級を保持していれば英語が[満点換算]されます。 例えば、中央大学国際情報学部などは当日[国語1科目]で受験が完結し、明治大学〔国際日本・経営〕や立教大学も外部試験利用で圧倒的優位に立てます。
  • [実質1〜2科目]の衝撃:かつての難関校も、今や[英語満点+得意な1科目]というショートカットで合格可能です。 この[制度のハック]で手に入れた学歴に、もはやかつての選抜性は期待できません。
  • 早慶上智、そして東大・京大ですら例外ではない:この文系の学歴価値の暴落は私大にとどまりません。 文系学問と職能が直結しにくい現状では、東大文Ⅰを出てコンサルに就職しても、一度ドロップアウトすれば再就職は極めて困難です。 結果として[塾講師]程度しか選択肢が残らないケースも珍しくなく、これでは高卒と大差ない、あるいは看護学校卒などの実学系に生涯年収で劣る[進路選択のミス]と言わざるを得ません。

2. 外国語学習に潜む[利権]と[リソースの浪費]

なぜ、これほどまでに英語学習が強調されるのか。 そこには教育産業の構造的な問題があります。

  • 非効率な設計:学校教育の英語は、検定教科書や関連産業の利権を維持するために意図的に迂遠な設計がなされています。 本来、合理的な対策をすれば英検準1級程度は中学卒業までに取得可能です。
  • [手段]の目的化:目的なく英語を学び続けた先にあるのは、[英語を教えることしかできない]という虚無です。 これは演奏家になれず講師に留まる音楽教育の構図に似ており、AI翻訳が進化する現代において、語学運用能力のみに頼る生存戦略は極めて脆弱です。

3. [理数系]へのシフトと学習の自己決定権

私たちは今こそ、学習リソースをどこに投じるかという[自己決定権]を回復すべきです。

  • 理数系的素養の圧倒的優位:語学の暗記に心血を注ぐよりも、現代社会の基盤である数学・物理・化学・生物の素養を身に付ける方が、知的土台としてもキャリアとしても圧倒的に有利です。
  • 偏差値よりも[学科]を選ぶ:大学のブランドという虚飾に惑わされるのではなく、電気関係など、今後も安定的に必要とされる[実学・資格・スキル]に直結する学科を選ぶべきです。
  • 母語による専門性の追求:AIが言葉の壁を消し去る時代、問われるのは[何語で話すか]ではなく[何を話すか]です。母語で深い専門知を構築できなければ、いくら外国語を操れても中身は伴いません。

結論:生存のための戦略的撤退

[英語さえできれば][文系でも高学歴なら潰しが効く]という幻想は捨ててください。 英語学習は英検準1級程度で早々に切り上げ、その余剰リソースを理数系科目や実学的なスキルの習得に全振りすることを推奨します。 不得意科目の克服から逃げて、得意な英語や[なんとなくの文系]に逃避することは、将来の再就職や職業人生における[スカ]を引く行為に等しいのです。 自分の人生を他者の強制〔教育制度〕に委ねるのではなく、主体的な戦略によって構築し直すべきです。

英文法書|ネイティブ・スピーカーの先生が英文校閲だけでなく、その内容にまで深く関与した総合英語・英文法書を使ったほうがよい〔日本人英語教師のみが執筆した総合英語・英文法書は忌避せよ〕

  • ほとんどの[総合英語]〔高校での学校一括採用向けの英文法書〕は、高校の英語教師が執筆し、例文をネイティブ・スピーカーが校閲するという形式で作られているものと思われる。
  • この方式の限界は、ネイティブ・スピーカーによる校閲が、英文にのみ及び、日本語部分〔文法説明〕の記述にまで及ぶことがない点にある。
  • もちろん、日本語部分〔文法説明〕の記述は解釈論なのであるから、その文法書の筆者の母語が何であろうとも、理屈が通っていれば正しい。
  • しかし[この表現はナチュラルである][この表現は学術的な文脈でしか使われない]などといった、[語彙・表現の使われ方の実際]に言及する場面では、ネイティブ・スピーカーが深く関わって記述した英文法書というものには、大きな価値がある、といえるであろう。
  • 通常の英文法書でも、[総合英語]〔高校での学校一括採用向けの英文法書〕でも、できることなら、[英語表現において、よく使われる表現を知り尽くしている人]=[ネイティブ・スピーカー]が日本語で文法を説明する部分にまで深く関わっているような、そんな英文法書や[総合英語]を選びたいものである。
  • そうなってくると、おのずから英文法書や[総合英語]の選択肢は限られてくる。
  • この[英語の経験値が高いライターによる書籍のみを厳選する]という態度を貫くことによって、日本人特有の英語表現の誤りを未然に防ぐことができる可能性が高まることだろうと思う。
  • [総合英語]の中でも、[総合英語FACTBOOK これからの英文法[3rd Edition]|桐原書店]は、大西泰斗先生だけでなく、ポール・マクベイ先生が直接執筆に関与なさっている点で、[総合英語]の中でも毛色が異なる。
  • 総合英語FACTBOOK これからの英文法[3rd Edition] | 桐原書店
  • ただし[総合英語FACTBOOK これからの英文法[3rd Edition]]は、口語表現に重点を置いており、大学入試の英語問題で生じた疑問を解決するには不十分な部分がある。
  • とはいえ、最近の私大入試では、英検やTOEFLなどの[英語外部試験〔外検〕]を利用する動きが、もはや主流となっている。
  • こうした現状に鑑みれば、[口語英語のための英文法]を前面に打ち出した[総合英語FACTBOOK これからの英文法[3rd Edition]]は、この入試傾向にたいへんマッチしているといえる。
  • その一方で、和文英訳や自由英作文が2次試験で出題される国公立型の入試には、それに見合った英文法が必要となる。
  • 私たちが真に信頼するべき[英作文のための英文法書]、いいかえれば、[総合英語]の代替書としては、ネイティブ・スピーカーであるマーク・ピーターセン先生が深く関与している[表現のための実践ロイヤル英文法|旺文社]が考えられる。
  • 表現のための実践ロイヤル英文法(例文暗記CD付き) | 旺文社
  • [総合英語]が学校で配られて、その[総合英語]から課題が出るとか、定期試験等の試験範囲になっているとか、そういう事情でもないかぎり、[総合英語]は[総合英語FACTBOOK これからの英文法[3rd Edition]|桐原書店]を選んでおくのが適切であろう。
  • また和文英訳や自由英作文が2次試験で出題される国公立型の入試を控えている場合には、[表現のための実践ロイヤル英文法(例文暗記CD付き)|旺文社]を追加するのが適切であろう。
  • 暗唱する英語例文は、ネイティブ・チェックが入っている英語例文だけに厳しく限定することを強くオススメする。

[英語構文]が二義的であり、この2つの意味を混同している英語教師・英語学習者が大半であること――英語構文の2つの定義〔伝統的英文解釈に基づく整理〕

日本の英語教育は、幕末から明治時代にかけて、漢文訓読のメソッドを、英文にもそのまま適用するかたちで、漢文教師が英語教師を兼ねる体制で行なわれることが多かったようだ。 漢文教師と英語教師とが明確に分かたれたのは、いつ頃だったのかわからない。 漢文訓読のメソッドとは、[音声言語を無視した【文字言語としての漢文】を、まるでパズルを解くようにして、返り読みをしながら和訳する]という方法である。 日本の英語教育において、この[返り読みをしながら和訳する]という方式を[変則]といい、[返り読みをせずに和訳する]という方式を[正則]といった。 [音声言語を無視しているため、英語の語順通りに文頭から文末へ向けて《即時的に文意を理解する》のではなく、和訳を作ることを自己目的にした英文読解〔英文解釈〕のメソッド]であることにおいては、変則も正則も、同じ[邪道の読み方]であった。 このようにして、日本では[音声言語ベースの英語教育が行なわれていない]という時代が、現在でも続いている。

日本の公教育においては、[聞く・話す・書く]が十分に行なえない英語教師が大半である。 これらの英語教師は、いったん全員解雇し、本当に英語力のある英語教師だけを厳密にスクリーニングしたうえで、再雇用する必要がある。

そもそも、文部科学省の外国語教育の担当である官僚に、外国語教育のカリキュラムを策定する[資格]があるのかどうかを、公的に検証する必要がある。 [英検1級を取得していない者は、外国語教育のカリキュラムを策定することができない]のような法規制を加える必要がある。 能なしがブラックボックスの中で勝手に新課程を定めているようでは、教育の効果など出るわけがない。

また大学入試の英語問題の出題者に、英語入試を作問する[資格]があるのかどうかを、公的に検証する必要がある。 [英検1級を取得していない者は、大学入試の英語問題の出題者になることができない]のような法規制を加える必要がある。

日本の英語教育においては、日本人英語教師や入試問題の作問者〔出題者〕が、英語の音声言語としての側面を徹底的に無視してきた。 それが原因となり、音声言語としての英語を無視する風潮を生み、その風潮から音声言語としての英語を無視する学習者〔将来の教師〕を有無という、[原因から結果が生まれ、結果が原因を作る]という負のスパイラルを生んだ。 マイクが拾ったノイズがスピーカーから出て、それを再びマイクが拾う。 こういうハウリングのように、日本の英語教育と英語教育者は、悪いほうへ転がり落ちたんだね。

日本の英語教育は、英語の印刷教材をたくさん売ることを自己目的として、そこから逆算して作られている。 それは日本の英語教育が、[聞く・話す・書く]が十分に行なえない英語教師が大半であるからなんだよ。 英文がたくさん書かれている印刷教材をたくさんこなすと、[英語をやっている]という実感が湧くでしょ?  でも、それは英語といっても文字だよね?  英語の実体は音声なんだよ。 だから、音声を覚える形式でない英語学習は、ほぼ無駄なんだ。

紙の印刷物をたくさん販売したい。 ただそれだけの理由で英語教育をプロモートしてきたのが、日本の英語界であり、この[印刷教材をたくさん売りたい病]こそは、日本の英語教育の宿痾〔しゅくあ:長期間続く病気〕なのである。 例えば、英文を自力で和訳しても、英語力などつくわけがないのに、英和辞典を買わせるために、英語の教科書に、和訳の付いていない英文が載っている。こういう詐欺まがいの教育が行なわれているのが現状なんだよ。

和訳できるというのは、結果であって、その原因は、[意味のわかった英文を音声言語として丸暗記する]という仕込みにある。 だからほんらい、英語学習とは、[意味のわかった英文を音声言語として丸暗記する]という、ただその一点に収斂されるはずなんだね。 つまり[意味のわかった英文を音声言語として丸暗記する]ということ以外は、おおよそ何をやっても無駄なんだよ。 ところが、英語にはいろいろなメニューがあるでしょ? これは東進ハイスクールが、たくさん講座を取らせる理由と同じで、メニューが多ければ多いほど、利権をもつ人々におカネが入ってくるからなんだね。 じつにダサい理由で、日本の英語教育は、印刷教材中心になっており、音声教材はサブのように取り扱われている。

  • 【言語学習を文字言語から開始することによるリスク】:
    • 文字を誤読して、誤った[発音][アクセント][イントネーション]を身につけてしまうリスクが、そこにはある。
      • 日本の英語教育では、[学習の開始は、必ず音声言語から]という大原則が守られていない。
      • このため、favorite〔ふぇイバリト〕を[×ファヴォライト]や[×フェヴォライト]などと誤読して、その誤読を覚えてしまい、それを後から矯正するようなやり方で英語を勉強してきた人が多い。
      • どの言語でも、文字を見ずに音声言語だけを聞いて、その音声を脳内に録音することから始めないと、言語学習に失敗するので注意が必要である。
      • なにがなんでも、音声言語を先にしっかり覚えて、その音声言語をどう綴るのか〔=どう書くのか〕という観点から、文字言語を習得する、という順番・やり方で言語を身につけていくことが鉄則の中の鉄則である。
        • 言語の本質は音声言語なので、必ず音声言語だけを最初に覚えて、綴り/漢字を見ないようにする必要がある。それが誤読を覚える危険性の少ない、最も安全な道である。
      • YouTubeで発音のよい人を手本にして、完全再現するような練習をすることで、それを回避することができる。
      • 結局、学校で英語を習うこと〔=日本人英語教師の下手くそな発音の英語を聞かされること〕そのものが[音声言語としての英語を習得するさいにバグを取り込んでしまうリスク要因]になっているのである。
      • 学校の英語教師の下手くそな英語を聞かされ、それがその英単語・英熟語・英語構文などとして、初耳であるとすると、その腐った発音を覚えてしまい、誤った[発音][アクセント][イントネーション]を身につけてしまうことになる。
      • つまり、学校での英語教育が、学習者個々人の英語学習の邪魔を徹底的にしているのが現状である。
  • 日本の英語教育では、[まず音声言語から学習を開始する]〔文字言語の学習は後回しにする〕という大原則が守られていない。
    • 赤子が幼児へ、幼児が子供へと成長していく過程で〔つまり脳が発達していく過程で〕、言語を習得していくプロセス――言語的能力の発達過程――では、まず音声言語から学び始め、文字言語の学習は後回しにする、というのが大原則である。なぜなら、それが人間にとって自然な順序だからである。
    • 実際、非識字〔文盲〕は、[音声言語だけが扱えて、文字言語は扱えない]という状態またはそういう人を意味する。
    • つまり自然状態〔意図的な教育が行なわれていない状態〕においては、[音声言語を先に習得し、文字言語を後から習得する]という[学習の順序]がDNAにプログラムされていると考えてよい。
  • 音声言語から文字言語へという流れは、[音声記憶は努力感をともなわずに【行なわれる】とともに【維持される】ので大量の言語情報を記憶するさいには音声を利用するのが合理的だ]ということともつながっている。
    • 言語学習において、[音声言語を先行させた、正統的な学習メソッド]が採用されていない場合、例文暗記がものすごく不得意になる。
    • 幼い頃から[例文を音声言語として丸暗記する回路が鍛えられている]と、[長文でも平気で覚えることができるようになっていく]ものである。
    • 音声記憶の回路は、鍛えることができ、鍛えれば鍛えるほど、より強化されていく、筋肉のようなものである。
    • MRIなどで脳を観察すると、よく使われた回路は肥大化することが知られている。
    • つまり、脳というものは、筋肉トレーニングのように、強化すれば発達する性質、そして、サボらせれば退化する性質をもっているといえる。
    • したがって、脳力は筋力と同じように、普段からトレーニングをして鍛え、かつ、性能を維持していく必要があるといえるのだ。
    • この[普段からトレーニングをして鍛え、かつ、性能を維持していく必要]を満たすのが、教育機関や教育サービスなのである。
    • つまり、学校・塾・予備校などの教育機関は、ジムや道場などのような[鍛える場]でなければならない。
    • ところが現在の学校・塾・予備校などの教育機関は、テキストに書いてあることを先生がなぞるだけの[阿呆みたいな教育]が行なわれており、残念ながらジムや道場などのような[鍛える場]にはなっていない。
  • 教育機関という場においては、リアル/ライブでこそ得られるメリットを生かす必要があり、それは教育機関において発表する〔アクティブ・ラーニングの一環〕機会を学習者一人一人に与えることが大切だと私は思う。
    • 英語、現代文、古文、漢文などの語学系においては、暗誦〔そらんずること〕したパッセージを、学習者一人一人に口頭で発表させる〔暗唱=そらんじている内容を声に出して唱えること〕形式の[公開処刑]を行なう必要がある。
    • [公開処刑]という言い方は過激だけれども、努力・勉強していないことがあからさまになる機会を作ることにより、強烈な危機感が生まれ、猛烈に努力するきっかけが生まれることは確かである。
    • 勉強は喜びの中で行なうのが基本だけれども、精神がたるんでいる状態を立て直すには、[公開処刑]という名の[発表]をともなう[刺激]が必要である。
    • [発表]が行なわれる日は下痢になり、ずる休みしたくなるぐらいのプレッシャーがなければ、成長・進化が加速されない、という側面もたしかにあるのだ。
    • 英語、現代文、古文、漢文などの語学系において、この[発表]の日には、英文〔ターゲットRシリーズ〕、現代文〔[センター試験/共通テスト]の評論の過去問〕、古文〔徒然草〕、漢文

したがって、[聞く・話す・書く]が同時に不得意になる。 それは[大量の例文を暗記しておいてこそ、【聞く・話す・書く】だけでなく【読む】も大きく改善される]ということの[逆]

音声記憶の想起が、ドミノ倒し的な仕組みをもっている

favorite

発音がネイティブ・スピーカーからするとメチャクチャであること、

日本の英語教育は、その意味において、完全に堕落・腐敗しているといえる。

さて、このような英語教育の中で、[漢文における句形〔句法〕]を[英文解釈公式]と名づけて、一括的に扱う流れが、日本の英語教育の世界に生まれた。 つまり、この[英文解釈公式]を[解釈公式][構文][英語構文]などと呼称し、[英文解釈〔英文読解〕]や[英作文]のためのテンプレートとして、教授してきたし、入試問題として出題してもきた歴史がある。

●●●[広域的〔マクロ〕な成句〔set phrase〕]=[成句全体を特定の品詞に分類できない、そんな成句]が[(1)英語構文〔English formula〕]である。

●●●[局所的〔ミクロ〕な成句〔set phrase〕]=[成句全体を特定の品詞に分類できる、そんな成句]が[(2)英熟語〔set phrase〕]である。

このfomula

正則と変則 つまり [音声言語を無視した、文字言語としての英語をパズルを解くようにして読解する]という方法で開始された。 このようにして、漢文訓読の技法を英文に対しても適用するために、 この[英文解釈公式]

音声言語という制約の中で、

以下について、修正のうえ、詳述してほしい。

  • 英語構文には2つの意味がある。
    • 第1は、英熟語〔複数語からなるイディオム〕以外の慣用表現〔formula〕であり、漢文訓読における句形〔句法〕の英語版である。
    • 第2は、文構造〔sentence structure / construction〕

この文脈における[英語構文]とは、言語学の用語というよりは、効率的に英文を読み解くための[読解上の公式〔型〕]を指します。

効率的に英文を読み解くための[読解上の公式〔型〕]を指します。

●●●

1. 熟語とは別枠の[読解公式〔句形〕]

日本の学習参考書〔特に山崎貞氏らの系統〕では、以下のように区分されています。

  • 英熟語〔Idiom / Phrase〕:look for〔探す〕やin front of〔~の前に〕のように、複数の語が合体して[1つの品詞〔動詞や前置詞など〕]として機能するもの。
  • 英語構文〔Sentence Formula〕:単なる品詞の置き換えではなく、文全体の意味を決定づける[論理的なテンプレート]。
  • 漢文の句形との共通性:漢文の[不亦〜乎〔また〜ならずや〕]を覚えれば反語として読めるのと同様に、英語でもIt is ... that ~を見れば強調構文、あるいは形式主語構文として即座に判別するという手法です。
  • 特徴:熟語〔パーツ〕を組み込むための[枠組み]そのものであり、文の論理構造〔否定、比較、譲歩、因果関係など〕を司ります。

2. 文構造〔Construction / Parsing〕

こちらは慣用的な意味の有無にかかわらず、全ての英文に共通する[物理的な骨組み]です。

  • 定義:文がどのように解体・分析できるかという構造そのもの。
  • 返り読みの技術:漢文の訓読において[返り点]を打つように、英文を後ろから前へと日本語の語順に再構成するための[設計図]の把握を指します。
  • 要素:主語(S)、動詞(V)、目的語(O)、補語(C)の配置、および修飾語(M)の掛かり先を特定することです。

なぜ[漢文の影響]が重要なのか

日本の英語教育が、かつての漢文訓読〔素読と解釈〕のメソッドをそのまま英語にスライドさせたことで、独自の進化を遂げた点は極めて重要です。

  • [構文]=[句法]: 漢文において[レ点]や[一・二点]で語順を操作するように、英語構文という[公式]を導入することで、英語特有の語順を日本語の論理で強引に処理することを可能にしました。
  • 英文解釈の[公式化]: 山崎貞氏の『新々英文解釈研究』などが提供したのは、まさにこの[公式]の集大成でした。 これによって、学習者は複雑な英文を、パズルを解くように[公式〔構文〕]に当てはめて和訳できるようになったのです。

まとめ:修正後の定義案

項目 詳細 役割
第1の意味:慣用句形 熟語〔1品詞相当〕とは異なる、文全体の論理を決定する固定パターン。 漢文の[句形]にあたり、訳出の決め手となる。
第2の意味:文構造 S/V/O/Cなどの文法的配置。 漢文の[語順]にあたり、返り読みのルートを決める。

補足:山崎貞氏が確立したこの体系は、単なる暗記ではなく[文を論理的に解体して再構築する]という、日本独自の高度な読解技術の基盤と言えます。 この文脈に沿って、例えば[なぜ当時の学生にとって、構文という『公式』がこれほどまでに強力な武器となったのか]といった、より踏み込んだ歴史的背景についてさらに掘り下げましょうか?

●●●

ご提示いただいた[英語構文]の定義は、日本の英語教育における実態を非常によく捉えています。 これらを言語学的な視点と学習者の視点から整理し直し、より正確かつ詳細に解説します。

英語構文の2つの側面

1. 構文〔Sentence Patterns / Formulaic Expressions〕

[文の型]としての構文:特定の意味を導く決まった組み合わせ ご指摘の[漢文の句法]に近い側面です。 単なる単語の羅列ではなく、特定の語順や語の組み合わせが、論理的な意味〔否定、比較、譲歩など〕を決定づけるものを指します。

  • 定義:熟語〔Idiom〕よりも構造的で、文全体の骨組みに関わる慣用的なパターン。
  • 特徴:論理性:漢文の[不敢不〜〔あへて〜せずんばあらず〕]のように、文の意味を決定する強い制約を持ちます。
  • 拡張性:It is ... for A to donot only A but also Bのように、AやBの部分に様々な語句を入れ替えて使える[型〔テンプレート〕]です。
  • 例:
  • 比較:The +比較級、 the +比較級〔〜すればするほど、ますます〜〕
  • 否定:not ... because ~〔〜だからといって…ではない〕
  • 仮定法:If it were not for ...〔もし…がなければ〕

2. 文構造〔Sentence Structure / Construction〕

[文の骨格]としての構文:統語論〔Syntax〕に基づいた分析 こちらは[英文解釈]の基礎となる、文のパーツ〔主語、述語、目的語、補語〕の配置ルールを指します。

  • 定義:文を構成する要素が、どのような文法的役割を持って連結されているかという[基本設計図]。
  • 特徴:階層性:単語が集まって[句〔Phrase〕]になり、句が集まって[節〔Clause〕]になるという入れ子構造〔Tree Structure〕を理解すること。
  • 5文型:日本の学習指導において代表的な[SV / SVC / SVO / SVOO / SVOC]の分類はこの領域に含まれます。
  • 例:
  • 修飾関係:形容詞句や副詞節がどこに掛かっているか〔Mの把握〕。
  • 態・時制:能動態、受動態、完了形などの構造的変化。
  • 等位接続:andbutが何と何を対等に結びつけているかの分析。

両者の違いと関係性

一言で言えば、第2の意味〔構造〕が[文のルール]であり、第1の意味〔慣用表現〕がそのルールの上に成り立つ[応用の型]です。

区分 分類 役割 漢文での例え
第1の意味 特殊構文/句形 特定のニュアンスや論理を伝える[定型] 句法〔使役、受身、反語など〕
第2の意味 基本構造/文型 文を成立させるための[文法的な骨組み] 語順〔主述の関係、返り点のルール〕

修正と補足のポイント

[英熟語以外の慣用表現]という表現は非常に鋭いですが、現代の言語学〔認知言語学など〕では、これらを[構文〔Construction〕]という一つの連続体として捉える傾向があります。 簡単な単語〔dogcat〕から、5文型、そして複雑な慣用構文〔It is high time that ...〕まで、すべては[形と意味が結びついたもの]として整理されています。 この[構文]の理解を深めるために、具体的な例文を使って[文構造の分析〔第2〕]から[慣用的な意味の抽出〔第1〕]を行うプロセスを解説しましょうか?

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読解のための英文法

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成績優秀者に共通した特徴

ゾーンに入った状態で勉強することを習慣化している

成績優秀者は、ゾーンに入った状態で勉強し続けるのを、ごく当たり前の日常として、毎日、淡々と繰り返している。

脳に高い負荷をかける、芯を食った努力だけを密度高く行ない、毎日少しずつ限界を超えながら勉強することを習慣化している

成績優秀者は、ただ単に作業をすることを勉強時間には含めず、脳に高い負荷をかける、芯を食った努力だけを密度高く行ない、ヘトヘトになるまで勉強することを習慣化している。

厳選された教材を再生記憶の段階まで習得することを習慣化している

成績優秀者は、暗記の深さを、再認記憶の段階にとどめることなく、必ず再生記憶の段階まで習得することを習慣化している。 覚えたことをそらで言えるようになるまで覚え込むだけでなく、仕上げの段階においては、白紙に書いて再現できる段階にまで、やり切る。

音声先行

をすることを勉強時間には含めず、脳に高い負荷をかける、芯を食った努力だけを密度高く行ない、ヘトヘトになるまで勉強することを習慣化している。

厳選された教材を 能動語彙まで高め、かつ、知識の骨密度を高めるような徹底した学習にする。

能動・受動

記憶が飽和するまで、徹底的に復習する

具象・抽象とを自在に操る

基礎からごまかしなく、情報の寸断なく、学習が徹底されている

[手で書いて問題を解きなさい][手で書いて暗記しなさい]など手を動かす指示には警戒せよ

  • 勉強において、手で書くことは、とても大事ではある。
  • ところが、[手で書くこと〔筆記〕][目で見ること]に依存してしまうと、ワーキングメモリが小さいまま発達せず、学力増進に支障が出ることとなる。
  • 中学入試・高校入試・大学入試の全科目は、思考ではなく暗記で乗り切るべき対象である、と割り切るのが適切であろう。
  • 人間が[いわゆる勉強]に使う情報の大半は、視覚情報〔文字・数・記号、写真〔動画〕・イラスト、図・グラフなど〕・聴覚情報〔音声言語、音楽など〕の2つである。
  • 【1】脳内に画像・映像の空間を育て、広げていくこと。
  • 【2】脳内に音声の空間〔録音機能・再生機能〕を育て、広げていくこと。
  • これら【1】【2】が勉強脳を鍛えることになる。
  • 言語の意味は、大まかにいえば、イメージ〔情景〕として記憶・想起

脳に負荷をかける ワーキングメモリの拡張とS/N比〔シグナルとノイズの比:雑音成分の少なさ=情報の精度〕

[いわゆる試験勉強・受験勉強]において、最も問われているのは、ワーキングメモリの容量と正確さ〔情報の精度の高さ〕でしかない。

  • [いわゆる試験勉強・受験勉強]において、最も問われているのは、ワーキングメモリの容量と正確さ〔情報の精度の高さ〕でしかない。

国が滅ぶ

ワーキングメモリの容量と正確さ〔情報の精度の高さ〕は、[勉強ができる] =学習時にも、試験時にも、ワーキングメモリ

[画像を覚えること][そらで情景を思い描くこと][そらで考えること][そらで覚えること]が不得意になり、結果として

  • 普段の勉強においても、試験においても、[そらで考えること][そらで覚えること]が大きな強みになる。

  • いいかえれば、あなたの成績が伸びないのは、[そらで考える回路][そらで覚える回路]の鍛錬を怠って、手で書く頭を使わない非効率な勉強を繰り返しているからである。

  • [そらで考える回路][そらで覚える回路]を鍛えていけば、学習効率を高めることができる。

  • 期限までに範囲を終わらせる力は、[そらで考える回路][そらで覚える回路]を鍛えたことによる、超効率学習によってのみもたらされると考えてよい。

  • というのも、学習において[仕上がりが遅いこと]は[忘却という逆風によって、振り出しに押し戻されること]に直結するからである。

  • 学習成果というものは、[一区切りまでを短期間で一気に駆け抜けること]を難度も繰り返すことによってのみ

  • 学習において[仕上がりを早くすること]は、全体の構造を俯瞰でき

  • しかし ワーキングメモリが小さいため、手で書かないと考えられない、手で書かないと覚えられない、ということでは困る。

学習に大きな支障が出る傾向がある。

手で書かずに

  • [思考力を鍛える]などと寝ぼけたことを言っていないで、なるべく[手で書いて問題を解かずに、 [手で書いて問題を解け][手で書いて暗記せよ]
  • 思考する要素は1ミリもないものと割り切り、最初から[理解をともなう暗記]いいかえれば[理解した内容を暗記すること]を目指し、
  • [手で書いて問題を解け][手で書いて暗記せよ]など手を動かす作業には、時間・体力の大きな無駄が潜んでおり、[手で書く勉強]を好む、あるいは、信じる学習者は、めざましい結果を出しづらい傾向がある。
  • 解法のプロセスを

修正・ブラッシュアップのポイント

1. [Shadowing]の目的の明文化

ここを強調すると、なぜ[意味より音に集中するのか]の根拠がより明確になります。

2. [Shadowing]と[Overlapping]の区別の厳密化

注釈にある[時間差]と[スクリプトの有無]は非常に重要な視点です。

  • Overlapping: スクリプトあり+時間差なし〔同時〕
  • Shadowing: スクリプトなし+0.2〜0.5秒ほどの遅れ〔影〕

3. [Reproduction]の定義

一般的に通訳訓練法や英語教育におけるReproductionは、単なる[自分の言葉での言い換え]ではなく、[聞いた英文を〔一言一句変えずに、あるいは構造を維持して〕再現する]ことを指すことが多いです。 [自分の言葉で]という要素が強すぎるとParaphrasingと混同されるため、少し表現を調整します。

1. 音声の再現〔音にフォーカス〕

以下は、意味の理解よりも、ネイティブの[音・リズム・イントネーション]をどれだけ精密にコピーできるかに重点を置くトレーニング群である。 主に音声知覚〔耳に届いた音を言葉として認識する力〕を鍛える。

  • 【Shadowing】:テキストを見ずに、流れる音声の後を[0.2〜0.5秒遅れ]で、影のように追いかけて発音する。
    • Shadowingは[音声知覚〔Sound Perception〕]の自動化を目的とするため、[意味より音に集中する]ことを心がける。
  • 【Repeating】:音声を聞いた後、一度停止させてから、記憶を頼りに再現する。
  • 【Overlapping】:テキストを見ながら、音声と[同時]に重ねて発音する。
  • 【Modeling】:手本〔モデル〕の発音やプロソディ〔韻律〕を忠実に模倣する。教育・指導の現場で[お手本に倣う]という文脈で使われる。
  • 【Mimicry】:声色、感情、息遣いまで完全にコピーする〔声帯模写〕。非言語的要素まで取り込む主観的な模倣。

注意:日本のメディアでは[スクリプトを見ながら追いかけること]をシャドーイングと呼ぶことがありますが、それは厳密には[シンクロ・リーディング]や[スクリプトありのオーバーラッピング]に分類されます。

2. 意味の再現〔構造にフォーカス〕

音をなぞるだけでなく、一旦頭の中で[意味〔イメージや概念〕]として保持し、自分の文法力で[再構築]するトレーニング群です。

  • 【Reproduction】:聞いた英文の[構造]を記憶し、音声が止まった後に正確に再現する。
  • 【Retention】:[保持]。聞いた情報を短期記憶に留めておくプロセス。これが弱いと、長い文章が再現できない。
  • 【Reconstruction】:[再構築]。断片的な単語やメモから、文法ルールに従って正しい文章を組み立て直す。
  • 【Paraphrasing】:[言い換え]。聞いた内容の意味を変えずに、別の単語や表現〔自分の持ち駒〕を使って表現する。
  • 【Dictation】:聞いた音を[書き取る]。音声知覚の弱点〔消える音、繋がる音〕を可視化するのに有効。

混同を避けるためのポイント

YouTube等の学習法を評価する際は、その練習が[脳のどのプロセス]をターゲットにしているかを確認してください。

    1. 音声知覚vs意味理解
  • Shadowingは本来、音声知覚〔Input〕を無意識化するための訓練です。これが楽にできるようになると、脳のリソースを[意味理解]に回せるようになります。
    1. Form〔形態〕かMeaning〔意味〕か
    • Form:発音、リズム、時制、冠詞の有無などの[正確性]。
    • Meaning:メッセージ、要約、論理構成などの[伝達性]。

読解〔読む〕/聴解〔聞く〕/筆記〔書く〕/発話〔話す〕

英語習得のための段階的学習順序

  • 【1】音声言語の習得を必ず先行させ、文字言語は[音声言語をどう綴るか]という角度から学ぶ。

  • 1. スピーキングとリスニングへの学習資源の集中 読解や作文の学習を一旦停止し、発話と聴解の2技能に絞って学習時間を割り当てる。

  • 2. 基礎的な1000単語の徹底的なインプット 難解な単語を避け、既に知っている基礎単語を瞬時に引き出せる状態まで復習する。

  • 3. 日常の出来事を基礎単語で英語化する訓練 自分の部屋の様子やモーニングルーティンを、知っている単語だけで表現する練習を行う。

  • 4. モデリングによる徹底した音声コピー ネイティブの音声を注意深く聞き、口の動きやリズムをそっくりそのまま真似る。

  • 5. オーバーラッピングによる流暢性の向上 スクリプトを見ながらネイティブの音声と同時に発音し、英語特有の音の繋がりを体に覚え込ませる。

  • 6. 瞬間英作文の日常ルーティン化 日常の思考を即座に英語へ変換し、独り言として声に出す作業を毎日継続する。

  • 7. 基礎構築後のアウトプット実践 インプットと発音練習による土台が完成した段階で、初めて英会話の対人レッスンを開始する。

  • 8. 適切なフィードバックの受容と修正 日本人特有の弱点を理解している指導者から具体的な指摘を受け、自身の英語をアップデートする。

  • 9. 学習の仕組み化・習慣化による継続管理 精神力に頼らず、小さな成功体験を積み重ねるスケジュールを構築してサボらない環境を作る。

発音能力と聴取能力との相関

自分が発音できる音声言語は、これを聞き取ることができる。

ただし[自分が発音できない音声言語を聞き取ることができない]とまではいえない。

例えば、赤子はすべてを聞いており、そこから音声言語を学んでいく。私たちも、赤子と同じである。

しかし、音声言語としての英語をただ単に聞き流すだけでは、聞き取れるようにはならない。

闇雲に多種多様な英語表現を聞くのではなく、同じ音声言語表現を繰り返し聞くことを通じて、聞きながら音声言語を着実に覚えていく必要がある。

  • 音声を覚えるまでに至らなくても、聞き取れた音声を、スペリングを推定しながらメモしておき、調べることが、その英単語を覚える第一歩になる。

意味はわからなくとも、音声言語を正確に覚えることで、言語学習の8割方の目標は達成したといえる。

それは音声言語を核として、周辺情報である[その音声言語の意味であるイメージ〔情景〕][語源・派生語][類義語・対義語][よく使われる単語の組み合わせ〔コロケーション〕]などの情報が結びつけられていくからである。

こうして語学を学んでいくとき、必ず[音声学習を先にし、文字学習を後にする]という順番を守ることが大切である。

スペリングから勝手に発音を想像して、最初に誤った発音を覚えてしまうと、unlearn〔アンラーン:一度学んだことを忘れ去ること〕できない。

英語はスペリングと発音との間に、安定的な対応関係が

成績が抜群の人は[必要な知識が【打てば響く即答レベル】にまでメインテナンスされている]点で一致している

  • 問いから答えまでの時間が短い、いいかえれば、レスポンスがよいことが、知識の明瞭度を表している。
  • しかも言語の場合、それが音声言語を取り扱う世界の

時間軸を欠いた言語〔Atemporal Language〕

  • 日本の英語教育は[漢文の訓読]を土台として行なわれてきた。
  • [漢文の訓読][英文解釈〔英文読解〕の【返り読み】] 漢文の訓読や、英文解釈の[返り読み]
  • 【1】自然言語の語順に沿った即時的逐次の言語利用を留保する余地をもたせることにより、返り読み、和訳の自己目的化

英文解釈の[返り読み]など [静態的な言語]や[死んだ言語]というニュアンスを含んだ[時間軸を欠いた言語]と

ご質問の文脈において、Atemporal Language は一般的に[非時制的な言語]や[無時制言語]、あるいはより意訳的に[超時空的な言語]と和訳されます。 しかし、あなたが指摘されている[音声言語を背景に持たず、パズルのように文字を組み合わせて解釈する]という日本の伝統的な語学学習〔いわゆる漢文の訓読や、英文解釈の[返り読み]など〕の文脈では、

[音声言語をその背景のもたない言語][音声言語をその背景のもたない言語] [静態的な言語〔Static Language〕][動態的な言語〔Dynamic Language〕] [死んだ言語〔Dead Language〕][生きている言語〔Living Language〕] [時間軸を欠いた言語〔Atemporal Language〕][時間軸をともなう言語〔Temporal Language〕]

[Atemporal Language]としての取り扱いの特徴

日本の教育現場におけるこのアプローチには、以下のような特徴があります。

  • 音声の欠如:言語が本来持つ[音]や[リズム〔時間的な流れ〕]が無視され、視覚的な記号としてのみ扱われます。
  • 空間的な配置:英文や漢文を、左から右へ流れる[時間的プロセス]としてではなく、紙面の上に固定された[図形]や[パズル]として捉えます。
  • 分析的な解釈:文法構造を数学の公式のように当てはめて解読するため、リアルタイムでのコミュニケーション〔リスニングやスピーキング〕に必要な[直感的・時間的処理]が育ちません。

なぜ[習得]が無理なのか

言語学者のなかには、この状態を[言語の標本化]と呼ぶ人もいます。

  • 1. 逐次処理の欠如:実際の言語運用はと流れる時間の中で行われますが、Atemporal〔非時制的〕な学習では、文末まで見てから文頭に戻るような[時間の逆行]が許容されてしまいます。
  • 2. 身体性の喪失:音声という身体運動を伴わないため、脳の言語司る領域が十分に活性化されず、知識としての[理解]に留まってしまいます。

補足:この[パズル的解釈]は、文献を正確に読み解くための[解読術]としては非常に洗練されていますが、生きた言語を[運用]するためのトレーニングとは対極に位置するものです。 この[Atemporal〔非時制的〕]なアプローチから脱却するための、[Temporal〔時制的・逐次的〕]な読解トレーニング〔スラッシュリーディングなど〕について、具体的な方法を詳しくお調べしましょうか?

言語には、[音声言語に由来する【実部】]と[音声言語に由来しない【虚部】]とがある

  • 読み書きができない状態、あるいはそのような人を[非識字〔文盲〕]と呼ぶ。
  • ただし、非識字〔文盲〕の人でも、聞いたり話したりすることは可能である。
  • そこからわかるように、より本能に根ざした本源的なものといえるのは、文字言語ではなく、音声言語である。
  • 自然言語を前提とするかぎりは、言語というものは、本源的には音声言語なのである。
  • 自然言語であるならば、どのような言語にも、その背景には必ず音声言語が存在すると考えてよい。

Atemporal Language

  • その反対に、[漢文訓読]や[日本の英語教育における英文解釈〔英文読解〕]というものは。文章を文字言語としてのみ扱い、その背景に、音声言語をもたない状態で行なわれてきた歴史をもつ。
  • 精読と称して、英文を漢文と同じように、その背景に、音声言語をもたない状態で読解する[邪道]がまかり通ってきた。

文字言語のみを取り出して、 行われてきた歴史がある。

音声言語をベースにした [音声言語に由来する【実部】]と

限定して

言語には、[音声言語に由来する【実部】]と[音声言語に由来しない【虚部】]とがある

受験英語の実体は[音声言語に由来しない【虚部】]にある

大和出版 富田 英語

  • 精読と称する、音声言語とは切り離された文字言語のみの英文を、

精読と称する、音声言語とは切り離された文字言語のみの英文を、語順を無視して、和訳するために時間をかけて読解するやり方は、語学としては邪道である。

staticというべきか、 imaginary

この[音声言語とは切り離された]=[時間の流れを無視した]ありさまを、staticというべきか、imaginary〔虚の〕というべきか。 時間を停止した ありさまは、永遠を意味するtimelesslyとは異なると思う。 どのように英語で形容するべきか。

英語リーディング教本

精読の極意

地続き 虚部 実部 複素数

入試の[英語]と[国語]で求められている超短期記憶の能力

  • 入試の[英語]と[国語]の入試問題では、出題形式が[パッセージに書かれている内容に一致する〔または、一致しない〕選択肢を選べ][パッセージに書かれている内容はどういうことか説明せよ]などにならざるを得ない。

  • [内容一致/内容不一致][説明せよ]といった形式の問題では、言語能力以上に、[パッセージに書かれている内容]を一時的に大量に記憶しておく超短期記憶の能力が高いレベルで問われることとなる。

  • つまり現行の入試では、ワーキングメモリにパッセージの内容を超短期記憶しておく能力が得点力の大きな要素になっている。

  • この超短期記憶の能力は、言語能力に付随する周辺知識ではあるけれども、必ずしも言語能力そのものとまではいえない。

  • [内容一致/内容不一致][説明せよ]といった形式の問題の制約から、ほんらい測定する必要のない能力が得点力の決め手になっている。

  • そのことに出題者は気づいていないのか、気づいているのに別の方法を思いつかないのか。

  • ワーキングメモリにパッセージの内容を超短期記憶しておく力量

の有無、いいかえれば、[言語→イメージ〔情景〕]として

英文和訳の練習というのは、

は、ワーキングメモリにパッセージの内容を超短期記憶しておく力量の有無、いいかえれば、[言語→イメージ〔情景〕]として

能動

dead or alive

dead alive 以上の叙述用法・限定用法の制限を教えて。

  • 海外留学して何百万円もドブに捨てる人。
    • 海外留学しても英語がまったく上達しないで帰ってくる人が9割。
    • なぜ上達しないのか? 大量の例文を音声言語を通じて暗記する[仕込み]をしないまま海外留学したから。
  • ●●●【音声言語|出力】:話せるようになるためには、話すしかない? それは誤りである。話すべき表現を覚えていない人には、話せる理由がない。
    • なぜ話せないのか? 大量の例文を音声言語を通じて暗記する[仕込み]をしないまま話そうとしているから。
    • 食うからクソが出る。クソを出そうと思ったら食え。そういうこと。
  • ●●●【文字言語|出力】:書けるようになるためには、書くしかない? それは誤りである。書くべき表現を覚えていない人には、書ける理由がない。
    • なぜ書けないのか? 大量の例文を音声言語を通じて暗記する[仕込み]をしないまま書こうとしているから。
    • 食うからクソが出る。クソを出そうと思ったら食え。そういうこと。
  • ●●●【文字言語|入力】:読めるようになるためには、読むしかない? それは誤りである。読むべき対象である、文章などが含有する表現を覚えていない人には、それを読めるわけがない。
    • その文章を読んで理解すること、あるいは、その文章を聞き取って理解することができるのは、その文章をすでに潜在的に知っているからにほかならない。認知とは想起の一種である。
      • 英語耳とか、英語脳なんて、存在しないよ。
      • 英語の音声言語が聞き取れないのは、英語の音声言語を覚えていないから、つまり、知らないからだよ。
      • 知らない言葉は聞き取れない。耳が悪いのではなく、知らないから聞き取れないのだということ。
      • したがって、語学というものは、大量の例文を音声言語を通じて暗記する[仕込み]をしないまま
    • まったくの未知の要素で構成されている文章は、そもそも認知することができない。
    • その個人がすでに覚えている単語〔≒英単語〕・句〔≒英熟語〕・連語〔コロケーション〕・節〔≒英語構文〕などによって構成された文章しか、その個人は読んで理解すること、聞き取って理解することができない。
    • 文章を認知するためには、文章の構成要素である単語〔≒英単語〕・句〔≒英熟語〕・連語〔コロケーション〕・節〔≒英語構文〕などの語彙〔ボキャブラリー〕などを、あらかじめ覚えておく必要がある。
    • つまり、例文暗記をしない状態で英文読解を行なっても、速く正確に読めるようになるはずもない。
    • いいかえれば、英語長文読解問題集を何冊もこなすだけでは、英語長文読解の能力は高まらない。
    • 英語長文は、ただ単に読解するべき対象であるだけではない。英語長文は、これを大量の例文と見なして、音声言語を通じて暗記する[仕込み]に使うべき対象でもある。
    • パッセージは、ただ単に読解・聴解するべき対象であるだけではない。パッセージは、これを大量の例文と見なして、音声言語を通じて暗記する[仕込み]に使うべき対象でもある。
    • パッセージをリーディング/リスニングに使うだけでなく、パッセージを巨大語彙集として音声言語を通じて暗誦することによって初めて、パッセージをものにしたといえる。
    • このパッセージ丸暗記法は、英語・現代文・古文・小論文・記述論述問題の解答など、あらゆる言語系の試験対策として著効を示す、ある種の劇薬であり、最終兵器でもある。
      • 【参考】:シュリーマンは、英語をはじめ12か国語を習得した[語学の天才]として知られ、その学習法は文章の徹底的な音読と丸暗記〔暗唱〕が核でした。興味ある英文などを丸ごと暗記し、その文章を母語の如く自由に使えるようになるまで繰り返す手法は[シュリーマン式]として語学学習法の中で有名です。
    • [英語をシャワーのように浴びる]と称する、多読・多聴を推奨する論者は、この言説が[出版物等の販売を促進するための虚偽である]という側面を完全に見落としている。
    • [異なる情報である英語をシャワーのように浴びる]のではなく、同じ音声教材・印刷教材を繰り返し聴取・音読聴取することを通じて、音声教材〔トランスクリプション〕・印刷教材〔本文パッセージ〕を音声言語としえ完全に録音+暗記することで、脳内辞書の登録内容を太らせることが、語学力増大に資する、ほとんど唯一の方法である。
    • 結局、その目的は[言語を音画結合体として脳内辞書に登録していくこと]でしかない。
    • リスニング・コンプリヘンションの得点が悪い原因は、英語耳・英語脳が未発達であるからではない。英語耳・英語脳など存在しない。
    • ここで英語耳・英語脳とよばれているものは、[脳内辞書に登録された音画結合体]でしかない。
    • 音画結合体は[音楽とその思い出]としても認知される、ごく当たり前に存在するものであり、英語耳・英語脳など、言語別に分かれて存在しているのではなく、音波とイメージ〔情景〕とが連想によって結びつき、私たちの観念を形成する、いわば本能の一部である。
    • 言語学習とは、音画結合体という思い出を形成する、思いで作りの旅である。
    • 単語〔≒英単語〕・句〔≒英熟語〕・連語〔コロケーション〕・節〔≒英語構文〕などの語彙を覚えるとき、できれば例文として、できれば長文として、音声言語とその意味であるイメージ〔情景〕とを連想によって結びつけることを通じて、音画結合体として丸暗記する〔イメージ〔情景〕をともなった音声言語の丸覚えをする〕ことしか、リスニング・コンプリヘンションの試験への対策は存在しないと思う。
    • 語彙力が[共通テスト]水準を超えていない段階では、英単語・英熟語・連語・英語構文などの語彙を
    • 音画結合体として丸暗記するのを促進するためには、

読んでおきたい

- 英文読解は、大量の例文を音声言語を通じて暗記する[仕込み]が正常に行なわれたか否かという[十分性の確かめ]のためにチョロッと行なってみるものでしかない。
- 英文読解を英語学習のメインに据えるのは、時間・体力の無駄にしかならない。
- また逆に、京都大学のように、英文読解を英語学習のメインに据えざるを得ない入試を継続している大学は、淘汰される必要がある。
- それは大学の自治の範疇ではない。入試を通じて学生の学力を低下させるような入試を出す自由は、大学には与えられていない。
  • ●●●【音声言語|入力】:聞けるようになるためには、聞くしかない? これだけは正しい。ただしこのとき、聞いている内容の意味が同時に与えられる必要がある。
    • もともと人間は、言語を音声言語として耳から覚えるように作られている。

    • 非識字〔文盲〕は、言語として音声言語だけが扱えて、文字言語は扱えない状態を意味する。

    • 教育が与えられないと文盲になる。

    • しかし音声言語だけは、人的交流とそこにおける音声言語による意思疎通が行なわれるかぎり、自然と身についていく。

    • 赤子は[特定の場面に自分が身を置いたとき、その場面のイメージと、そこで発せられる音声言語とを連想で結びつける]ことを通じて、音声言語の意味を理解・暗記していく。

    • 物心ついてから外国語を学ぶ場合でも、基本的には[音声言語が意味する【場面のイメージ】と、そこで発せられる音声言語とを連想で結びつける]ことを通じて、音声言語の意味を理解していく。

    • リスニング・コンプリヘンションとは、寄席で出囃子を聞いたら、落語家の顔が思い浮かび、顔から名前が出てくるような、そんな反射神経の世界でしかない。

    • 反射神経の世界であるから、そこに余計な知識・思考を差し挟むと逆効果である。

    • 音声言語を通じて言語表現を暗記する段階では、単語の語源〔接頭辞・語幹・接尾辞など〕など、あるいは、前置詞・短副詞のコアイメージなどといった【余計な知識】はノイズになり、音波と画像の直結を阻害するため、音画結合体の出来が悪くなるので、【語源や前置詞・短副詞のコアイメージ】は、学習の初期段階では非推奨である。

    • 【語源や前置詞・短副詞のコアイメージ】によって[音画結合体の出来が悪くなる]ことの第1の側面として、[音と情景との直結度]が下がる〔知識や思考が差し挟まれる〕ため、想起スピードの低下が発生する点が挙げられる。

      • 打てば響くレスポンスが実現できなくなることを、[想起スピードの低下]と、ここでは表現している。
      • 音画結合体は、音波〔音声言語〕と画像〔意味であるイメージ=情景〕との純粋な直結状態こそが を阻害するため、音画結合体の 【語源や前置詞・短副詞のコアイメージ】

      夾雑物・介在物によって[音画結合体の出来が悪くなる]夾雑物・介在物

      • リスニング・コンプリヘンションや海外生活において、打てば響くレスポンスが実現できなくなることは致命的な悪影響を及ぼす。
      • 想起スピードの低下は、[音波からイメージ〔情景〕の想起〔聴解〕]についても、[イメージ〔情景〕から音波の想起〔発話〕]についても、両方とも発生する。
      • 【語源や前置詞・短副詞のコアイメージ】などを介在させて語彙増強を行なうと、一言でいえば、どんくさい語彙になるだけ。ホンマの話が。
    • 【語源や前置詞・短副詞のコアイメージ】によって[音画結合体の出来が悪くなる]ことの第2の側面として、記憶容量が大きく制限される点が挙げられる。

      • そもそも、言語能力の本体である音画結合体という[音波とイメージ〔情景〕]とが連想によって結びついた情報〔一言でいえば[音と情景の思い出]〕というものは、いわゆる勉強に使う脳の領域とは別のところに登録されるのだと私は思っている。
      • 思い出は別腹。どんなに疲れていても、音楽や動画や漫画のたぐいは別腹だろ? そういう[理性よりは感情が優位な領域]に音画結合体という名の思い出は、登録されるわけである。
      • そして[別腹]と称せられる理由は、音楽や動画や漫画のたぐいは、いくら浴びてもおなかいっぱいにはなりづらい。
      • 嵌まれば嵌まるほど、よけいにのめり込んでいくのが音楽や動画や漫画のたぐいである。
      • 言語学習というものは、音画結合体という名の思い出をため込んでいく、[音楽を聞いて想像・妄想していく世界]なので、語学に嵌まれば嵌まるほど、よけいに楽しくなって、その深い沼に吸い込まれていくものなのである。
      • そして思い出は別腹といわれるように、音楽や動画や漫画のたぐいはいくらでも消費できてしまう。満腹にならない。
      • 【語源や前置詞・短副詞のコアイメージ】という[感情よりは理性が優位な領域]に使うと、この音楽や動画や漫画のたぐいを、満腹にならない領域に登録していくという、[無限の知的食欲]の回路が使えなくなる。
      • だから反射神経の世界がしっかりと確立されるまでの間は、【語源や前置詞・短副詞のコアイメージ】などの思考余計な知識・思考を、けっして差し挟むべきではない。
      • 【語源や前置詞・短副詞のコアイメージ】などによる知識の整理は、反射神経の世界が確立された後に、必ず、その後に、ゆっくりとまとめればいいのである。
      • 【語源や前置詞・短副詞のコアイメージ】は、反射神経の世界を壊すので、学習の初期段階では、けっして使わないこと。つまり、初期の英単語として、鉄壁とかは使うな、ということだ。
      • もちろん、反射神経の世界を先に確立してから、余裕があれば、知識の整理のために鉄壁を後で使うのは問題ない。

新生児から生後数か月の乳児は、世界中のほぼすべての言語音を聞き分けられる。 この時期の乳児は、大半の音を自分自身の口で正確に発音することはできない。 聞き分けられる音の範囲は、発音できる音の範囲よりもはるかに広い。

スピリチュアル業界と英語業界は、[嘘の共有]で成り立っている

現在は、世界の覇者であった米国が覇権を失い、大没落する直前の時期である。 トランプが日本に押しつけた80兆円の投資は、単純に米国を延命させるため、あるいは、米国のクラッシュをソフトランディングさせるためであろう。 高関税を課して資金を稼ぎ、米国の延命を図っているトランプだけれども、ほぼ効果がないまま、米国はクラッシュへと突入しつつある。

  • 高市早苗総理大臣は、闇側から中国と戦争をせよと命令されて、それを避けるために、いいかえれば、総理大臣を降りるために、今回の解散を行なったようである。

大英帝国の一部としてのアメリカが大没落する直前期である。

  • 使い道のない英語力を鍛えることを通じて、時間・体力をドブに捨てている人たちが多い。
  • [高く評価されるために【自分を磨く】]という心的態度は、外部からの評価に合わせて自分作りをするという奴隷の姿勢である。

英語にそこまで時間・体力を投入するぐらいなら、小学算数・中学数学・高校数学

大英帝国  南アの歴史

オランダが先にその土地を占領し、後からイギリスが入った植民地は、南アのほかに? オランダが先にその土地を占領し、後から中国が入った植民地は、台湾のほかに?

大学に合格する前は

  • 大学に合格する前は、いかにして勉強で手を抜いて、ビリでもいいから、とにかく志望校に入りたいと思うものである。

  • しかし理系の場合は特に、小中学校のうちから、算数・数学にかんして、本質的な学習を積んでこなかったため、 数学をしっかり

  • 赤シートを高速でズラしながら、地歴公民の暗記物を暗記するようなイイカゲンな英単語学習でもいいから、とにかく手っ取り早く合格点に到達したいと思うものである。

そんなことをやって英語力は身につかなくてもいいから、

  • そして合格後は、勉強で手を抜いたことに後悔することになる。とくに理系では。

結局、実力がないのに大学の名前だけ立派な自分に自信がなくなり、中身のない自分に対して、強烈な恥ずかしさや恐怖心を感じるようになる。

  • 結局、大学入試に合格するためのチート的勉強法を離れて、本当に英語力の身につく勉強法に切り替えることにより、志望校の合否に関係なく、英語に自信がもてるようになることを軸に勉強を進めていくのが一番だと感じるようになる。

  • 大学の偏差値やランキングではなく、自分が身につけている知識・スキル・思考法など、月並みな言い方になるけれども、中身のある人間を目指すのが

  • しかし例えば、目指している大学・学部が早慶の文系だったら、努力に見合った結果が得られないと思う。

  • ふつうに考えて、山川出版社の詳説世界史・詳説日本史を暗記して入れる大学なんて、実践的な専門技能〔スキル、センス、テクニック、ノウハウ〕が身につくわけないじゃん。

  • つまり文系学部というのは、学費に見合うだけの[得られるメリット]がほとんどなく、学費の無駄だということになるわけである。

  • MED Japan 2025 特別講演 田坂広志「人生100年時代、我々は、どう生きるか」|06m37s

  • 田坂広志先生は、[まあ、正直申し上げて大学に行かれるなら、ええ、知識を学ぶ大学ではなく、技能を身につける大学に行かれた方がいいと思います]ということをおっしゃっています。

  • 例えば、早慶の文系を目指すぐらいなら、例えば、日本大学・理工学部建築学科を目指して一級建築士の資格を取って、設計事務所に就職して、独立したほうが、真っ当な人生が歩めるのではないかと、私は思いますよ。

  • 旅系YouTuberのいけちゃんが、日大建築学科から一級建築士の資格を取ったのではないかという噂が流れています。

  • 早慶の文系へ行くよりも、日大を出て一級建築士になったほうが実利的というか、地に足が着いたやり方だなと私は思います。もちろん、自由なのですけどね。

中学英語から高校英語へ|英単語集・英熟語集の全体

中学段階|英単語集|【1】または【3】の選択制

【1】高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800 四訂版|旺文社

高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800 四訂版 | 旺文社

【3】高校入試 ランク順 中学英単語2000 改訂版|学研

高校入試ランク順 中学英単語2000 改訂版

中学段階|英熟語集|【2】または【4】の選択制

【2】高校入試 でる順ターゲット 中学英熟語400 四訂版|旺文社

高校入試 でる順ターゲット 中学英熟語400 四訂版 | 旺文社

【4】高校入試 ランク順 中学英熟語450 改訂版|学研

高校入試ランク順 中学英熟語450 改訂版

高校段階|英単語集|【5】【6】必修選択

【5】改訂版 必携 英単語 LEAP Basic|数研出版

改訂版 必携 英単語 LEAP Basic|チャート式の数研出版

【6】改訂版 必携 英単語 LEAP|数研出版

改訂版 必携 英単語 LEAP|チャート式の数研出版

高校段階|英熟語集|【7】または【8】の選択制

【7】DUO 3.0|ICP

【公式】DUO 3.0 (デュオ 3.0)| 超効率的に語彙力アップ!

【8】速読英熟語[改訂版]|Z会出版

速読英熟語[改訂版] - Z会の本

  • 英熟語集・英語構文集・背景知識・エンコード

中学 ランク順 英単語 中学 ランク順 英熟語

中学英単語

目 次 はしがき 目次 本書の使い方 本書で用いた記号 第1章|スタートレベル 247 第2章|リードレベル 244 第3章|ゴールレベル 281 第4章|構文 156 第5章|簡単暗記|動詞句 73 第6章|口語表現 110

大学入試の英単語・英熟語の習得

  • [DUO 3.0|ICP]は560の例文を暗記すれば、大学入試の主要な英単語・英熟語を覚えたことになる。

  • 英語が不得意な人が[DUO 3.0]を使った場合、負荷がきわめて高く、急勾配の登り坂のようだけれども、[DUO 3.0]の例文を無理やりにでも覚えれば、短期間で急激に語彙力がつくことは間違いない。

    • 暗記力は筋力と同じ挙動を示す。
    • 暗記力を使わなければ使わないほど、暗記力は衰えていく。
    • 暗記力を使えば使うほど、暗記力は高まっていく。
    • また暗記力は、薪ストーブに薪をくべるときと同じような注意が必要である。
    • 薪をくべればくべるほど、燃焼が盛んになっていく。
    • しかし薪をくべすぎると、火が消えてしまうこともある。
    • 限界を見据えたうえで、暗記量を増やしていく。
    • 暗記量が多すぎて、記憶が整理できないようなら、暗記量を減らす。これは燃焼の具合を見ながら薪をくべるのと同じやり方である。
    • 勉強において、考える段階に入ることができるのは、暗記がひとしきり終わった段階よりも後になる。
    • それまでは、暗記の鬼となり、徹底して効率よく暗記する必要がある。
  • [DUO 3.0]の価値は、含有されている英単語よりも英熟語のほうにあり、560の例文を覚えれば、その中に約1000の英熟語が含有されているところが[DUO 3.0]の大きな長所である。

    • 英熟語集のうち、英熟語と英語構文をともに含有しているものとして、[速読英熟語・改訂版|Z会出版][英熟語 Always 1001〔熟語700語、構文300語、口語表現110表現〕|河合出版]があり、どちらも良書である。
    • [速読英熟語・改訂版|Z会出版]の英文は[英作文向けの暗誦例文になるぐらい素直で平易である。
    • [DUO 3.0]の内容が濃い例文〔新出語彙が目白押し〕を暗記するのが苦しい場合、[速読英熟語・改訂版]を用いて英熟語・英語構文をまとめて身につけるのも妙法であるといえる。
    • [速読英熟語・改訂版]の長文を、音声言語を通じて丸暗記し、和訳を見たら口を突いて出るように練習することが、リスニング・コンプリヘンションや英作文や易しい部類の英文読解の対策として、きわめて有効だと思う。
    • 英熟語・英語構文だけをピンポイントで暗記したい場合には、[英熟語 Always 1001|河合出版]を使ったほうがよい。[英熟語 Always 1001]は例文と和訳が二段組み・対訳式になっている。
      • [英熟語 Always 1001]の採録語彙数:[第1章|スタートレベル=247][第2章|リードレベル=244][第3章|ゴールレベル=281][第4章|構文=156][第5章|動詞句=73][第6章|口語表現=110][合計=1111]。
    • ただし[英熟語 Always 1001]の例文は、人称代名詞を主語とする例文が多いなど、[例文の意味内容がイメージ〔情景〕として思い浮かびづらい]という弱点をもつ。
      • [英熟語 Always 1001]は、具体性のない、絵が思い浮かばない人工的な例文が目立つ点、および、音声教材が設定されていない点で、大幅な改訂が必要であろう。
    • あるいは、英語構文の要素は含まれず、英熟語の要素だけを含有する英熟語集として
  • できるだけ少量の例文を覚えるだけで、大学入試の主要な英単語・英熟語をカバーできる[DUO 3.0]と比べて、[速読英熟語|Z会出版]は英語長文の中で英熟語を覚えることになっているけれども、これは非効率すぎて非推奨である。

    • [速読英熟語]は、中途挫折する未来しか見えてこない。
  • 英語長文にたくさん触れることが、英語長文を読むスピードを高める? いや、そんなことにはならない。

    • 自分が覚えている例文に類似した表現が、その英語音声、あるいは、その英語長文に登場する割合が多ければ多いほど、その英語長文を速く正確に聞き取れる、あるいは、読み取れる確率が高まる。原理はこれだけである。
    • 認知とは、あらかじめ覚えておいた情報が、あるいは、その類似情報が、五感を通じて再び入力されたとき、[ああ、あれだ]と気づくことを根本としている。
    • したがって、脳内辞書が空っぽであったら、対象が何であろうが、これを認知できるはずもない。
    • 言語学習の最初に語彙増強をある程度終える必要がある理由は、認知の土台となる[脳内辞書]への標準語彙のコピー&インストールを終える点にある。
    • [DUO 3.0|ICP]の美点は、560の例文を覚えるだけで、大学入試の標準語彙を[脳内辞書]へコピー&インストールできる点にある。
    • なお、ほかに広義の語彙として、[英語構文集の暗誦用例文集に掲載されている例文]に加えて[総合英語の暗誦用例文集に掲載されている例文]が挙げられる。
      • 英語構文集の[英語構文]とは、英熟語には分類できない、いいかえれば、[表現全体が1つの品詞と同等の資格をもつ]という英熟語の定義に当てはまらない、句のレベルを超えた決まり文句を[英語構文]という。
      • [英語構文集の暗誦用例文集に掲載されている例文]と[総合英語の暗誦用例文集に掲載されている例文]は、かなり大きな重複部分をもつ。
      • [英語構文集の暗誦用例文集に掲載されている例文]と[総合英語の暗誦用例文集に掲載されている例文]を同時に学ぶのではない。
      • 一方を[和訳を見た瞬間に、英文が口をついて出てくる]ようになるまでトレーニングを積み重ねてから、他方を読んでいき、[差分]を割り出し、[差分]だけをしっかり覚えるのがよい。
    • 私が高校生だったら、[新エスト総合英語 Best Avenue 四訂版|エスト出版]と[新・英語の構文150|美誠社]を併用し、[新・英語の構文150]の[暗誦用例文集に掲載されている例文]以外の英文も、ぜんぶ和訳から英文がすぐ口から出るように練習すると思う。だって、そうする以外に、英語長文やリスニング・コンプリヘンションに強くなる方法なんてあり得ないからね。
    • 認知が[記憶の想起]にすぎないことを知っていれば、英語学習は例文暗記に終始することになるのは当然だと受け容れることができるはずだよ。
    • 英語長文問題集を解いても、あるいは、それを音読したとしても、[速く正確に読み取ることができるようになっている]という確かめができるのみであり、英語力の伸長にはまったく役立たないことを肝に銘ずる必要がある。
      • 結局、英語長文問題集は、パッセージの読み上げ音声を通じて、パッセージを音声として丸暗記〔自分で発音できるようにすることが理想〕しなければ、まったく身につかないよ。
      • 英語力の伸長は、結局、例句や例文やパッセージを音声として丸暗記〔自分で発音できるようにすることが理想〕することによってのみ発生するのだと肝に銘ずる必要がある。
    • リスニング・コンプリヘンションの問題集を使ったとしても、[読み上げが多少速くても、正確に聞き取ることができるようになっている]という確かめができるのみであり、英語力の伸長にはまったく役立たないことを肝に銘ずる必要がある。
      • 例句や例文やパッセージを音声として丸暗記〔自分で発音できるようにすることが理想〕することによってのみ、リスニング・コンプリヘンションに強くなることができる。
      • また[共通テスト]で、他の受験生が紙をペラペラめくる音がうるさくて、音声が聞き取れなかったという人がいるけれども、それは例句や例文やパッセージを音声として丸暗記〔自分で発音できるようにすることが理想〕できていないからだね。
      • [読み上げが多少速くても、周囲が雑音だらけであろうとも、正確に聞き取ることができるようになっている]という状態になるためには、例句や例文やパッセージを音声として丸暗記〔自分で発音できるようにすることが理想〕するしかないね。
      • 脳内辞書の登録情報が増えないかぎり、英語力の伸長は発生するわけがない。
      • 結局、英語とは例句や例文やパッセージを音声として丸暗記〔自分で発音できるようにすることが理想〕することの連続であり、けっして楽しいものではない。これが語学の本質である。
  • 私が高校生だったら、英文読解の印刷教材は、まったく使わずに、読解対策とリスニング・コンプリヘンション対策を兼ねて、[新・英語の構文150]を1冊、丸暗記するだろうと思う。

    • あとは[センター試験/共通テスト]の過去問、および、志望校〔と同レベルの大学〕の過去問をこなすだけで精一杯だと思う。
    • 英文読解は、いろいろなティップス〔tips:コツ〕を知っているから読めるということではない。
    • 単純に脳内辞書の登録語彙数が多いヤツが速く正確に読めるし、速く正確に読める部分が多ければ多いほど、文脈からの類推で理解できる確率が高まる。
    • ということは、語学というのは、例句や例文やパッセージを音声として丸暗記〔自分で発音できるようにすることが理想〕することを通じての語彙増強しか、行なうべき内容が存在しないのだということになる。これが本当のところである。
  • [DUO 3.0|ICP]を終えれば、英熟語1000はカバーできている。英単語も主要な1600はカバーできている。

  • あとは自分が中学生・高校生だったら、コロケーション〔連語〕的な知識を身につけるために、[フレーズで英単語3000|浜島書店][フレーズで英単語4500|浜島書店][改訂版 必携 英単語 LEAP|数研出版][改訂版 必携 英単語 LEAP Basic|数研出版]を、4冊すべて、私だったら使うであろう。重複が多いので、4冊分の学習負担にはならない。

  • [鉄壁]は絶対に使わないだろうなぁ。英単語は、あんなふうに知識で覚えるものではない。

  • [鉄壁]はアプローチが本質から完全にずれている。

  • だって[鉄壁]で暗記した単語がリスニング・コンプリヘンションで登場しても、ほぼ反応できないでしょ? 耳を通じて音声言語が入力されて意味がわかるというのは、聞いたそばからイメージがわいている状態を作ることを意味する。そこに[鉄壁]のような蘊蓄系の知識が入り込む余地はないのである。

  • とにかく、[DUO 3.0|ICP]を構成する560の例文を音声言語を通じて暗記する作業は、早くから開始し、大学入試の標準的な語彙力を早期に身につけるのがよい。

  • 英語構文集や総合英語などに取り組んだとき、知らない単語・熟語がないというのは、英語構文集や総合英語などをマスターするスピードが劇的に高まることを意味する。

  • 学習の冒頭に[DUO 3.0|ICP]を無理やり覚え込むのは、かなりの近道になる。

語彙の二つの側面:Passive vs Active

語彙力には[理解できる力]と[使いこなす力]の二層構造がある。

1. 受動語彙〔Passive Vocabulary〕:【理解語彙】読み・聞きの力=言語表現を受け取る力〔インプットする力〕

  • 定義:読んだり聞いたりした際に意味を理解できるが、自分から発信〔話す・書く〕する際にはすぐに出てこない語彙。
  • 特徴:意味の特定はできるが、運用のための細かなニュアンスや活用が定着していない状態。
  • シーン:読解〔リーディング〕やリスニング。

2. 能動語彙〔Active Vocabulary〕【産出語彙・表現語彙】話し・書きの力=言語表現を行なう力〔アウトプットする力〕

  • 定義:自分の意思を伝える際に、即座かつ正確に使いこなせる語彙。
  • 特徴:脳内の[引き出し]の最前線にあり、日常会話やライティングで迷わずアウトプット可能な状態。
  • シーン:会話〔スピーキング〕やライティング。

受動と能動の比較

項目 受動語彙(Passive) 能動語彙(Active)
役割 インプット〔理解〕の補助 アウトプット〔表現〕の核
状態 見れば/聞けばわかる 脳からパッと出てくる
主な用途 読解・リスニング 会話・作文

Point: 一般的に、受動語彙の数は能動語彙よりもはるかに多くなります。

受動語彙の語彙増強は時間・体力の無駄につながりやすい

  • 学習のステップとして、まず受動語彙として定着させ、それを能動語彙へと引き上げていくプロセスが重要とされるけれども、まったく当を得ていない。
    • 大学入試用の2000語クラス英単語集なら、最後の一章分をなすであろう[難単語]を除き、他の英単語は能動語彙〔表現語彙〕として身につける必要がある。
    • それは[リスニング・コンプリヘンション][英語長文問題]の配点が大きく、これらの出来・不出来が合否を左右する確率が高いからである。
    • [リスニング・コンプリヘンション]では聞き逃しが許されない。英単語・英熟語・英語構文〔イディオムとしての英語構文〕といった語彙は、能動語彙〔表現語彙〕として身につけておかなければ、聞き逃しが発生しやすい。
    • [英語長文問題]では速く正確に読むことが強く要求される。語彙は、能動語彙〔表現語彙〕として身につけておかなければ、遅く不正確な英文読解になってしまい、時間を大きく浪費することとなり、英語入試で失敗に至りやすい。
    • 英文読解の印刷教材をやれば英文読解が速く正確になるかといったら、それはまったく当たらない。
    • 英文読解は結果の測定としては有効だけれども、原因を作る行為には、まったくならない。つまり、英文読解の学習に時間・手間をかけても、英文読解の学力は向上しない。
    • 英文読解の学力は、必要な語彙を含む例句・例文・パッセージなどを音声言語として丸暗記した、その総量に比例して線形に高まると考えてよい。
  • いくら頭が悪くても、音声言語を土台としながら語彙増強をしっかり頑張ったヤツが、英語で好成績を収めることになっている。
    • 逆にまた、英語がいくらできても頭の悪い人がたくさんいるので、英語しか入試のない大学には、頭の悪い人がたくさんいる危険性があることに注意が必要である。
    • また英語力を高めれば、頭がいいと勘違いされることを利用して、英語を頑張っている人も多いけれども、完全に的外れな努力である。
  • 相変わらず、英語は世界の共通言語であり続けるであろうけれども、近く始まるであろう金融崩壊を通じて、アングロサクソンを中心としたエスタブリッシュメントが没落する予定である。
    • そこから、その会社内で英語が公用語になっているような大企業に就職して高給を得ようというような野望・狙いは、成就されないまま事態が推移する確率が高い。
    • 英語ができることを活かして世界で活躍する? いや、それはアンタの勝手だから活躍してもいいけれども、例えば、航空会社のCAやクルーズ船のクルーなどは、肉体労働者だからな。
    • そういう肉体労働が好きならいいけれども、40代になっても、そういうのを続けられるかといったら、NOだというのが実際のところである。
    • ITエンジニアも、あれはあれで、若いうちしかできない肉体労働の一種であり、そのうちITエンジニアも[AIにもできるような力仕事]とみなされる確率が高い。というか、そうなると解雇されるだけだな。
  • [あなたが本当にやりたいこと]かつ[あなたにしかできないこと]がなかなか見つからないからといって、その[本懐を発見する業務]を保留にして、つまり、それを発見する旅に出るのを先延ばしにして、とりあえず目の前の課題に取り組むことに逃避するやり方を続けていると、あっという間に中年・初老になる。
    • 若いうちしかできない肉体労働を英語圏で行なったとしても、それが世界で活躍したことになるのであろうか? 
    • [あなたが本当にやりたいこと]かつ[あなたにしかできないこと]を日本で行なったとしても、それが世界に影響を与えるものであるなら、それは世界で活躍したことになる。
    • 英語圏が[世界]だって勘違いしていないかい? 
    • 旅系YouTuberの旅を視聴していて思うのは、見聞を広めるだけだと、何も深掘りせずに、広く浅くで終わってしまいがちだということだな。
    • そもそも英語は手段にすぎず、あなたには英語を使って表現するべき、ホンマに有用なコンテンツを有しているのかい? 
    • 中身がないくせに英語だけ頑張るのではなく、有用なコンテンツをもつことができるように、[あなたが本当にやりたいこと]かつ[あなたにしかできないこと]を確立するための努力〔=専門分野の確立〕をしたほうがよいと思う。
  • さて、能動語彙・受動語彙の話に戻ろう。
  • 例えば、漢字学習において、[書ける漢字は、読める漢字を包含している]ので、たとえその作業が高負荷であろうとも、最初から[書ける漢字]〔表現語彙〕を目指すのが賢明である。
    • 弱い苦しみが長く続くよりも、強い苦しみが短期間で終わったほうが、トータルではラクができると、私の場合は思ってしまう。ただし、このあたりについては、人それぞれが、自分に合ったやり方で進めばよい。
    • 苦しいけれども最速なのは、その漢字を使った熟語・訓読みなどを含んだ例文ごと音声言語で暗記しつつ、その音声言語を書き表せるように練習するやり方である。
    • これは苦しいけれども、気合いを入れてやれば、短期間で終わるので、中途挫折しづらく、音声言語ベースだと忘れづらく、しっかりと身につくので、これが最も合理的な方法であると私は思っている。
  • [読める漢字〔理解語彙〕にするために、それ専用の勉強をする]というのは、よっぽど基礎学力が低い場合を除き、きわめて非効率的なやり方であり、それは時間・体力の無駄になる〔人生=命を無駄にすり減らす〕。
  • 平均以上の学力を有する学習者においては、その漢字を使った熟語・訓読みなどを含んだ例文ごと音声言語で暗記しつつ、その音声言語を書き表せるように練習するのが最も合理的であり、時間・体力の無駄がない。
  • このことは漢字だけでなく、英単語・英熟語・英語構文〔イディオムとしての英語構文〕にも該当する。
    • [リスニング・コンプリヘンションで聞き取れる英単語]や[英語長文で早く正確に読み取れる英単語]は、能動語彙として暗記しておく必要がどうしてもある。
    • 認知とは、すでに知っているものが与えられたとき、与えられたものが、それであるとわかる〔can identify it〕ことである。
    • 事前に記憶しておかなかった対象は、これを認知することができない。
    • ましてや、リスニング・コンプリヘンションのような、一度聞き逃したら巻き戻せないような、時間的に切羽詰まった状態の言語活動にかんしては、脳内辞書が音声言語ベースの能動語彙によって満たされている必要がどうしてもある。
      • 受動語彙:受動語彙は記憶が浅いため、英文を聞いた・読んだ瞬間に意味内容がイメージとして思い浮かびづらい。想起命令と、想起完了までの間にタイムラグがある〔想起レスポンスが悪い〕。

      • かつまた、受動語彙では、意味内容がイメージとして思い浮かびづらいため、意味内容の記憶保持が不十分な状態となり、意味内容をど忘れする確率が高い。

        • それゆえ、意味内容の記憶をイメージとして保持することができず、リスニング・コンプリヘンションの場合は、[1|よく聞き逃す][2|聞き取れても、意味内容をど忘れする〔意味内容をイメージ化していないから〕]ことから、設問に速く正確に答えることができないことが多いため、[共通テスト]において英語の得点が崩壊することが多い。
        • それゆえ、意味内容の記憶をイメージとして保持することができず、英語長文問題の場合は、いちいち本文と設問とを照らし合わせる必要があるため、たとえ正解できたとしても、時間・手間を大量に浪費する結果となる。時間不足で思ったように得点できないため、[共通テスト]において英語の得点が崩壊することが多い。
        • 音声言語〔音波〕の意味内容をイメージ〔情景〕として思い浮かべる。その背景に音画結合体と私が名付けた、[音声言語とその意味とが連想によって結びついた記憶データ]が存在する。
        • 音画結合体とは、[小学校の給食の時間に聞いていたあの音楽を聞くと、小学校時代の思い出がよみがえる]といったような、[音楽とその思い出]という想起回路の背景にある、思い出の大本となる記憶のことである。
        • そこからわかるように、音画結合体はいったん形成されてしまえば、復習を要しないのがふつうである。それは音画結合体が、いわゆる[勉強の脳]とは別の領域に記憶されるからである。
        • 赤シートを高速で下にズラして、地歴公民の暗記のようにして英単語を覚えている人がいるけれども、それは音画結合体を活用しない不合理な覚え方である。
        • 赤シートを高速で下にズラして、地歴公民の暗記のようにして英単語を覚えている人は、無限の復習に追いまくられるし、受験が終わって英単語を復習しなくなると、その英単語の知識群は、あらかた忘れ去られるであろう。
        • 語学の記憶というのは、赤シートを高速で下にズラして、地歴公民の暗記のようにして暗記するときの記憶領域とは別個の[音楽とその思い出]というエモい領域に記憶されなければならない。
        • つまり、赤シートを高速で下にズラして、地歴公民の暗記のようにして暗記するときの記憶領域は、言語学習の記憶領域とは、誤っていると私はあえて指摘したい。
        • どういう覚え方をしても自由であるのが原則とはいえ、赤シートを高速で下にズラして、地歴公民の暗記のようにして暗記するときの記憶領域に英単語・英熟語・英語構文〔イディオムとしての英語構文〕などの語彙を記憶してしまうと、とりあえずリスニング・コンプリヘンションでは、まったく通用しない。
        • リスニング・コンプリヘンションは、反射神経レベルの語彙力でないと使い物にならんわけである。
        • また発話にかんしても、反射神経レベルの語彙力でないと使い物にならない。
        • イメージ〔情景〕として思い浮かべた意味内容を、音声言語〔音波〕として発話する。その背景に音画結合体という、音声言語とその意味とが連想によって結びついた記憶データが存在する。
        • そしてもちろん、英語入試では 語学は学問ではなくスポーツであり、スピードが命であるような反射神経の世界であるから、考えている暇などないわけである。
        • 語学とは、そのように音画結合体をベースにして運用するべきものである。
        • 英単語の意味は、語源などを使って、アタマで暗記するのではない。音波からイメージまでを直結させるだけである。語源の知識など、余計な介在物は、想起レスポンスを悪化させるノイズになるだけである。だから鉄壁では駄目なんだよ。
        • 音画結合体がベースになっているからこそ、リスニング・コンプリヘンションで聞き取った音声言語の意味をイメージ〔情景〕として短期記憶することができるわけである。
        • リスニング・コンプリヘンションでは、思考を介することのない、直感的高速処理が求められる。こうした高速域での言語活動において、[意味を言語〔日本語の語義〕として暗記している]ような段階では、聞き逃しが発生しやすくなる。

        かなりの高速処理 [音波→イメージ][イメージ→音波]

        音画結合体を作る〔[音波→イメージ][イメージ→音波] 〕ことを通じて語彙増強し、音画結合体ベースで聴解・読解を行なう訓練を普段から積んでおく必要があり、[共通テスト]水準の英語力は、できれば中学段階で確立しておく必要がある。そうしないと、高校段階において、数学や理科に時間が回せなくなるから。

        • 受験を意識した場合、英語は中学のうちに準1級の取得を目指すぐらいでちょうどいい。それは、けっして早すぎはしないスケジュールである。 [たとえ聞き取れても意味内容を短期記憶しておくことができない〔ど忘れする〕→それは受動語彙の段階だと、聞き取った内容をイメージ化するトレーニング不足から、

[音声言語が聞き取れても、受動語彙の段階だと意味内容をイメージ化しづらいため、意味内容を短期記憶しておくことができない〔ど忘れする〕 いちいち本文と照らし合わせる必要があるため、設問に速く正確に答えることができる。

        - リスニング・コンプリヘンションの場合、受動語彙はまったく無力であるのは、[受動語彙だと音声言語をよく聞き逃す][音声言語が聞き取れても、受動語彙の段階だと意味内容をイメージ化しづらいため、意味内容を短期記憶しておくことができない〔ど忘れする〕ため、設問に速く正確に答えることができない。
    - 能動語彙:英文を聞いた・読んだ瞬間に意味内容がイメージとして思い浮かぶ。それゆえ、意味内容の記憶をイメージとして保持することができるため、設問に速く正確に答えることができる。

- もちろん、英語長文においても、能動語彙として暗記しておく必要がどうしてもある、ということがいえる。時間が足りないように作られている英語試験が大半だから、早く正確に読めなければ、[読めない扱い]になるからである。
- 
- ってことは、GMARCH・関関同立レベルの英単語までは、能動語彙として暗記しておくなど、自分で基準を設けて、そこまではしっかりとやり切るのがよい。
- 結局、大学入試の英単語集は、最終章あたりに置かれることが多い[難度の高い単語]以外は、能動語彙として暗記しておくべき範囲にあると思ったほうがよい。
  • 脳の神経回路が伸びることによって新たな情報が記憶されるのだと仮定する。そして、他の神経と結びついていない、孤立した知識は、脳の神経回路が自動消滅〔自然忘却〕していくと仮定する。

  • こうした仮定のもとでは、既知情報〔既有知識〕を軸に据えて、この軸から未知情報〔新規知識〕へ橋を架ける〔架橋〕という[工事]をすることになるものと推定される。

  • つまり、新規に記憶する情報が、できるだけ[既知情報から簡捷に導出可能な情報]になるように、情報を読み替えるなどして、[旧情報から新情報へ向けて架橋する]ことを連鎖させるのが、覚えやすく忘れがたい知識になる確立が高いであろう。こうした仮定が成り立つと思う。

  • 新規に記憶する情報が、できるだけ[既知情報から簡捷に導出可能な情報]になるように、情報の抽象度を上げ下げすることによって情報を読み替えるスキルこそが、物事を理解するスキルの核心部分をなすであろう、ということになる。

  • 記憶や思考の前提となっているのは、[導通状態が維持存続されていること]である。

  • いいかえれば、私たちが知識を覚えるときは、自分の脳内にある既有知識と、新知識とを結びつける紐帯〔ちゅうたい:ひも・おび〕を堅固にするために、新情報を抽象度の操作により読み替えることを通じて、[既有知識から簡捷に導出可能な新知識]に状態変化させる必要がある。それは情報の適切な読み替え作業であり、これには明らかに[うまいやり方][スキル]といったものが存在する。

  • そして、どの科目においてもそうだけれども、[孤立した知識]では[試験]においても、[実生活]においても、ほぼ役立たない。

  • 知識というものは、孤立させることなく、いいかえれば、既有知識から新知識の架橋という大原則を徹底し、知識の骨密度を高める必要がある。

    • 自然農で菌糸ネットワーク〔糸状菌・菌根菌のネットワーク〕を育てる一番のポイントは、[壊さず・餌を切らさず・多様性を保つ]ことであるようだ。
    • 私たちの学習も、菌糸ネットワークを育てる要領で、基本概念をあらゆる角度から学び直す、いいかえれば、問題演習を豊富に行なうことを通じて、概念の理解、解法の組合せの工夫、計算の工夫など、小さなパーツを有機的に組み上げるための知見を広め、深めていく必要がある。
    • 問題演習を豊富に行なう目的は、知識の骨密度を高める点、いいかえれば、菌糸ネットワークをできるだけ密に繁茂させていく点にある。
    • 同じ印刷教材を難度も繰り返し演習する狙いもまた、知識の骨密度を高める点、いいかえれば、菌糸ネットワークをできるだけ密に繁茂させていく点にある。
    • 行なうトレーニングの狙い〔趣旨〕をしっかりと意識し、その効果が実際に現れ始めると、トレーニングに身が入るようになり、成長・進化のスピードが高まっていく。
    • 知識の骨密度が高まり、菌糸ネットワークが密に繁茂することを通じて、私たちは[その科目の面白さに気づき、勉強することやり甲斐と充実感を感じるように、心が変化していく]のである。
    • 大学へ進学しても、とくに理系においては、途中から勉強についていけなくなり、勉強が嫌になり、気がつくと、単位の取りやすさだけを重視した、イイカゲンな履修届けを出して、試験前だけ頑張って、テキトウに卒業してお茶を濁す人が多い。
    • ああ、何のために大学に行ったのか? 
    • 結局、大学入試を努力と根性で乗り切った意志の強い人が、そういう結果になりがちだという、ある意味では、逆説的な結果になってしまっている面があると思う。
    • ぶっちゃけていうと、物事は頑張っちゃ行けないんだね。
    • 頑張ると、我慢の限界が訪れて、そこで脱落していくことが、ほぼほぼ確定しているからなんだよ。
    • 無理する必要はないけれども、取り組んでいる対象が好きになり、取り組んでいる最中に幸福感を感じるようになること。
    • これこそが大切なのであって、意志力を最大限に発揮して、目標必達のために自分を追い込むことは、中長期的には、脱落していく結果を生みやすい。
    • 追い込んで頑張るのは、邪道なんだね、結局は。
    • 努力している過程そのものが喜悦となる心理状態を自分なりに作り上げるためのスキルを身につける必要がある。
    • それは、セルフ・コントロールの一種である。
    • 勉強は習慣ではあるのだけれど、喜びに基づく活動でなければ、細胞が嫌がるんだよ。
    • 私たちが頭で考えて、目標へ向かって無理を重ねる。私たちの頭は、それで満足している。
    • しかし、細胞からすると、無理に頑張らされているから、細胞が反乱を起こすわけだ。
    • これが、急にやる気が出なくなる、といったような現象なのである。
    • 最初からボタンを掛け違えているんだね。

    取りやすい単位だけを取る

  • それは結局、知識と知識との連関をつぶさに検討し尽くすことを通じて、知識どうしをつなぐ紐帯の稠密〔ちゅうみつ〕度を高めていく作業、いいかえれば、知識の骨密度を高めていく作業にほかならない。

  • このことを考えると、重複を厭うがあまり、突き放した意地悪な説明に傾きがちな数研出版の高校数学の検定済教科書、あるいは、[白チャート〔基礎と演習〕|数研出版]を除く[チャート式数学]には、問題があるといえる。

    • 数学弱者は[白チャート〔基礎と演習〕|数研出版]を除く数研出版の印刷教材を使わず、東京書籍の印刷教材を使うことをオススメする。
  • とにかく、どの科目でも、既知情報〔既有知識〕を軸に据えて、この軸から未知情報〔新規知識〕へ橋を架ける〔架橋〕という[工事]の順番、極性を強く意識する必要がある。

  • ってことは、算数・数学なら、[知識の連続性を保持しながら学習を進める〔長さ方向への進行|知識の多さの重視〕][しかも知識どうしを結ぶ紐帯の稠密度を向上させる〔堅さ方向への進行|知識どうしの緊密な結びつきの重視〕]という2つの要素を重視しながら、小学算数の[分数の計算/割合と比/単位]といった、割り算系の単元をしっかりと押さえたうえで、中学数学をみっちり学習しながら、自然に高校数学の[数学Ⅰ+A]につなげる方針で学習を進める必要がある。

    • 学校のカリキュラムや進度を完全に無視して、小学算数・中学数学・[数学Ⅰ+A]を遅くとも中学2年いっぱいまでに終えることが、大学入試に間に合うための安全コースである。
  • 小学算数という基礎基本からちゃんとやり直す必要があるのは、[知識の連続性を確保する]ことが[算数・数学という情報群において、導通状態を保証するため]である。

  • 算数・数学が苦手ということは、小学算数・中学数学・[数学Ⅰ+A]のどこかに、導通不良が発生していることを意味する。

  • [知識の連続性を保持しながら学習を進める〔長さ方向への進行|知識の多さの重視〕][しかも知識どうしを結ぶ紐帯の稠密度を向上させる〔堅さ方向への進行|知識どうしの緊密な結びつきの重視〕]という2つの側面から、状態をしっかりと観測する必要がある。

  • それから、数学と物理において顕著なのが、投入した努力と、成績向上とを表すグラフが、線形と大きくかけ離れている性質である。

  • 数学と物理における努力と成績との関係は、[三乗根関数を2つ上下に貼り合わせた]グラフになると考えてよい。

  • それは、投影された図形が正三角形になるような円錐を、それらの頂点どうしで連結した、横から見ると砂時計型の容器に、単位時間あたりの流量一定の水を入れて、水面の高さ〔成績〕を計測するようなことである。

  • 数学と物理においては、学習開始当初は、努力しても、努力しても、まったく成績に反映されない時期が続くことが多い。そこで多くの人が諦めることとなる。しかし、努力を続けた人は、努力の投入量〔水の注入量〕さえ確保されているならば、加速度的な水位の上昇を経験することとなる。

  • ただし数学と物理における難問題にかんしては、まったく歯が立たない時期がやがて訪れることとなる。

  • 受検の場合、総合得点で合否が決まるため、難問題にかんしては諦めて、[誰もが完答するであろう標準問題を確実に完答していき、あとは部分をかすめ取る手堅い戦略]に切り替えることも考えられる。

  • 数学と物理は、[知識どうしを結びつける紐帯の稠密度を高いレベルで要求する科目]であり、各所での話がつながるまでの期間がとても長い。

    • 各所での話がつながるまでの期間がとても長いのは、日本史〔期間が比較的短い:single‑perspective historyであるから〕と世界史〔期間がとても長い:multi‑perspective historyであるから〕との対比にも表れている。
    • 世界史は完成するまでに時間がかかるけれども、それだけに、平均点が低く出る傾向が高いため、[センター試験/共通テスト]では、日本史よりも世界史のほうが、満点が出しやすい傾向はある。
    • したがって、[共通テスト]での高得点が必要とされる人は、中学時代から[歴史総合/世界史探究]の学習を開始しておくのがよい。
  • さて、既知情報〔既有知識〕を軸に据えて、この軸から未知情報〔新規知識〕へ橋を架ける〔架橋〕という[工事]の順番、極性を強く意識する必要があるのだとしたら、おもにPassive Vocabulary〔受動語彙・理解語彙〕の習得を目指すための英単語集は、この[工事]にはまったく向いていないことがわかるであろう。

    • 物心ついてから外国語を学ぶときの語彙増強は、既知情報〔既有知識〕である[単語の意味]を軸に据えて、その軸から未知情報〔新規知識:ここでは外国語の単語:英単語など〕へ橋を架ける〔架橋〕という[工事]の順番、極性を強く意識する必要があるといえる。
    • それは結局、[vocabularyという英単語を語彙と訳す]という方向で覚えたのでは、まったく駄目だということになる。
    • [既知から未知への架け橋]という順番を守る必要があるのだから、[語彙]という熟語を国語辞典で調べて、その概念をしっかりと暗記した後に、[語彙]を軸にして、[vocabularyという英単語の音声言語]を記憶する、という順序でなければ、記憶がうまくいかないのである。
    • [その概念をしっかりと暗記する]ということは、[語彙]という見出し語の意味をイメージ〔情景〕という非言語情報に変換して脳内に定着させることを意味する。
    • [その英単語が指し示す意味をイメージ〔情景〕という非言語情報に変換して脳内に定着させる]とともに、そこに英単語の音波を連想で結びつける。この順番でなければならない。
    • というのも、私たちが物心ついたあとにおいては、私たちの脳内には、すでに母語において[その単語が指し示す意味をイメージ〔情景〕という非言語情報に変換して脳内に定着させる]という回路・記憶場所ができあがっている。これを流用するしかない。
    • 英語圏の英語教師が使う[Think in English]というメソッドには、まったく内容がない。それは英語圏の英語教師が、英語以外を使うことができないという、能力的欠損を前提にした強引な教え方である。
    • そもそも私たちが言語を理解する手段は、もちろん言語ではない。
    • 言語というものは、その言語が指し示す意味をイメージ〔情景〕という非言語情報に変換して脳内に定着させるわけだし、その非言語情報から感じ取って感情を生起させたり、その非言語情報を使って想像したり思考したりするわけである。
    • 言語はそうしたイメージ〔情景〕、感情、想像、思考などの一部を切り出すための1つの媒体でしかない。
    • [言語を通じてしか知的活動ができない]というわけではなく、[言語を通じての知的活動は全体のごく一部をなすのみである]というのが実際のところである。
  • 私たちが考えるのは、言語よりも深い階層においてである。

    • 非言語だからこそ、言語を超えた新概念を生み出し、それに言語でラベリングをするだけなのである。
  • したがって、[Think in English]というメソッドは、英語圏の英語教師が、[私は外国語を覚える学習意欲をもちません][私には外国語を覚える能力がありません]ということを言い訳的に使っている、駄目なやり方である。

  • ここで強調したいのは、高校入試・大学入試の英文読解を前提とした英単語集は、受動語彙の習得を主たる目的としている点である。

  • そして、認知と記憶の自然なプロセスからすると、英語学習でいえば、英作文をするのが自然な語彙増強の方向性であり、英文読解をするのは不自然な語彙増強の方向性である、ということがいえる。

  • つまり、物心ついた後に外国語学習を始める場合、[日本語でいう○○は、英語で何と表現するのだろう]という方向、いいかえれば、能動語彙〔表現語彙〕の増強という方向性で語彙増強を進めるのが自然であり、効率的だという、一般通念とは逆の実態があるのだ。

  • 大学教授は、自分で書いた英文を、大学入試の英文読解問題として出題しているのであろうか? そうでないのだとしたら、そこには大きな欺瞞があると断じざるを得ない。

  • 大学教授は、大学教授自身が、自分では書けないような高レベルの英文を受験生に読解させて、受験生のいったい何の学力を測定しようとしているのであろうか? 

  • 英語力を測定するなら、180分程度の時間に、英作文問題を500題出題するような形式が最も適していると思う。

  • 5000本とか、10000本とかの例文を暗記しようと思ったら、音声言語を通じて耳で覚えるのが最もラクで、〔写真記憶などの〕特別な才能を要しないのだと思う。

  • 大量の英作文問題に的確に解答できる人は、リスニング・コンプリヘンションやスピーチも、かなりできると推定することができる。それは、音声言語を通じてでなければ、大量の例文を音声言語を通じて暗記することは難しいからである。

  • 英作文ができる範囲の英文は、簡単に読みこなせる。

  • ってことは、英作文を大量に出題する入試が、最も的確に受験生の英語力を測定することができる手段の有力なもののうちの1つである、ということがわかる。

鉄壁とターゲット1900が根本的に駄目な理由

  • 鉄壁もターゲット1900も、おもにPassive Vocabulary〔受動語彙・理解語彙〕の習得を目指すための英単語集であるがゆえに、鉄壁もターゲット1900も、私としては非推奨である。
    • 鉄壁は、例文と和訳が対訳になっておらず、問題外のそのまた外側である。
    • ターゲット1900は例文が難しいので、明らかに受動語彙の習得を目指している。
  • リスニング・コンプリヘンションや英語長文問題において、よく聞き取れたり、速く正確に読めたりする原因は、語彙増強のやり方の段階で、すでに確定しているといえる。
  • 英単語集・英熟語集を覚えるとき、音声言語を通じて、例文ごとしっかりと覚えるかたちをとってきた人は、その複合的な効果によって、リスニング・コンプリヘンションも英作文も英文読解もスピーキングも、同時に改善されていく。
  • ってことは、リスニング・コンプリヘンションの対策書というものは、基本的には必要ないわけである。
  • [音声言語を通じて、たくさんの英文を暗記していく]だけで、だいたいの英語能力は同時に身につくわけだから。

速読英熟語にはネイティブ・チェックが入っている〔英文校閲:Denise Fukuda〕

  • 速読英単語中学版にはネイティブ・チェックが入っているか? 入っていなさそう。
  • 速読英単語入門編にはネイティブ・チェックが入っているか? 入っていなさそう。
  • 速読英単語必修編にはネイティブ・チェックが入っているか? 入っていなさそう。
  • 速読英単語上級編にはネイティブ・チェックが入っているか? 入っていなさそう。

リスニング重視の入試傾向と英語の実践的な運用能力の必要性

共通テストや東大入試でリスニングの配点が高いのは、英語の実践的な運用能力を問うためである。 京都大学の英語入試のように、時代の流れに取り残された入試問題がいまだに残っている一方で、最近の入試では、[知識としての英語]よりも[英語の実践的な運用能力]を問う傾向が強まりつつある。 リスニング・コンプリヘンションの最中に、和訳している時間などない。 最近の入試では、音声言語を聞いた瞬間に意味が立ち上がる回路を鍛え上げているか否かで、合否が分かたれる傾向が強まりつつある。

言語運用における意味の理解と反射の差異

英単語というものを[理解して暗記する対象]と捉えすぎると、実際の言語運用から大きく乖離することとなり、逆にマイナスである。 人間が母語を習得するさい、和訳やノート整理による暗記は行なわない。 特定の音列を聞いた瞬間にその意味がイメージとして立ち上がる〔音波→イメージ:リスニング・コンプリヘンション〕。 また、意図に応じて無意識に音列を発話する〔イメージ→音波:発話〕。 これはスポーツの反射に近い、ごく短時間に行なわれる処理の領域であり、こうしたクルーシャルな場面において、思考を介在させる余裕はない。

理解ベースの暗記が抱える限界とリスク

鉄壁は語源や類義語による深い理解を促すが、反射的な回路の構築を保証する英単語集ではない。 鉄壁は、理解して覚えられる点で、頭では覚えられるため安心する一方で、とくにリスニング・コンプリヘンションという実戦で、その語彙力がまったく使えないというギャップが生じやすい。 鉄壁のように、英単語の周辺知識の情報量が多ければ多いほど、とくにリスニング・コンプリヘンションという実戦の場面で、頭で理解していても咄嗟に意味が思い浮かばない状態が続く。 あるいは、鉄壁などを通じて、理解して覚えるかたちで英単語を習得すると、発話の場面において、言いたいことはあるのに、咄嗟に言葉が口をついて出ない状態が続くこととなる。 これが鉄壁のような[頭でっかちな単語帳]主導の学習における典型的な欠点である。

単語を体得した状態の具体的な定義

単語の体得とは、見た瞬間に母語を介さず、単語の意味を表すイメージが思い浮かぶ状態を指す。 かつまた、単語の体得とは、思った瞬間に、必要な音列が口を突いて出る状態を指す。 文法を意識せず、フレーズが塊として口から出る必要があるのだ。 この状態の実現には、例句・例文・パッセージなどを音声言語として丸暗記する、赤子が言語を習得するのと同じプロセスを踏む必要が、どうしてもある。 音列を暗記し、かつ、音列の意味がイメージとして瞬間的に思い出せるような、音画結合体とでもよぶべき[音波と光波とが連想によって結びついた思い出]が脳内に形成されないかぎり、その思い出が長期記憶となって定着することは、おそらく無理であろう。 語学とは[音波と光波とが連想によって結びついた思い出]を作る、[思い出作りの脳内ゲーム]だということに気づいてほしい。 それは語源や類義語による深い理解の世界ではなく、音楽を聞いてアーティストの顔が思い浮かぶような、イントロ当てクイズの世界なのである。 このイントロ当てクイズの世界のような単語の覚え方においては、[英単語をみて、その意味が口を突いて出る]ような覚え方をするときに使う、脳内の領域とは、また別の脳内の領域に記憶される。 いわゆる、勉強の脳とは別の音楽的な領域に、語学のデータは記憶される。 ってことは、鉄壁のように語源や類義語による深い理解を促す英単語集を使ってしまうと、音声言語を基盤として、そこに思い出としてのイメージ〔情景〕を連想によって関連付ける形式の[自然な自然言語の覚え方]ができなくなってしまうのである。 つまり私は、鉄壁は駄目な英単語集だと主張しているのよ。 リスニング・コンプリヘンションで使えない語彙力になってしまうので、鉄壁は使うな。

意味がイメージできる単位で英単語を覚える

そして、単語リストを作るなどして、[英単語をみて、その意味が口を突いて出る]ような覚え方をすると、リスニング・コンプリヘンションで使えない語彙力になってしまう。 その覚え方は、英語力を高め損ねる、駄目な覚え方である。 なぜならば、語義を覚える方法として、母語である日本語を介しているからだよ。 語義はイメージ〔情景〕として覚える必要がある。 そこに単語が1つだけ存在するだけではイメージ〔情景〕は生じない。 つまり英単語は少なくとも、連語〔コロケーション〕として、つまり2語以上のブロックとして暗記しなければ、【1】[文脈からその英単語の語義が特定できない]かつ【2】[英単語の意味がイメージとして想像できる状態にはならない]ので、英単語が単独で存在する場合、その語義を絵として思い浮かべることが不可能なのである。 英単語が単独で存在する場合、周囲の単語との関係性が生じない。 このため、英単語が単独で存在する場合、その英単語がもつ[いくつかの語義]のうち、どの語義であるのかが、文脈から明らかにならない状態となる。 そこから文脈を定義すると、[文脈とは、単語がその周囲の単語との間で生じる意味の連なり]ということになるであろう。 結局、英単語が特定の語義をもつことが観測可能なのは、英単語が2語以上連なったときだけなのである。 名詞ですら、定冠詞が付くのかどうかなど、英単語が2語以上連なったときにだけ、その正しい使い方がわかるのである。 そして、英単語が特定の語義をもつことが観測可能になってはじめて、その単語の意味をイメージ〔情景〕として思い浮かべることができるようになる。 したがって、単語を単独で覚えさせるような、連語〔コロケーション〕や例文などの用例が、あまり充実していない感じの英単語集、いいかえれば、和訳と用例とが対訳式になっていないような英単語集はオススメしない。

システム英単語

ということは、 単語リストの理解は、学習の初期段階である土台にすぎない。

[語義を絵として思い浮かべることが不可能である]ことの不満の捌け口を、[語源や類義語による深い理解]に求めたのが鉄壁であり、これはリスニング・コンプリヘンションや発話には、まったく使えない覚え方である。 それゆえ鉄壁は、大学に受かってから、やりたければやればいい、という英単語集になると思う。 東大とか、鉄緑会とかの看板を付けても、駄目なものは駄目なんだ。

鉄緑会の指定単語帳である鉄壁による学習は、言語学的・論理的な理解を司る知的回路〔回路B〕に情報を蓄積するが、これは音声とイメージが直結した原初的な言語回路〔回路A〕の構築とは別物である。鉄壁を使っても、情報の収納場所が実戦的な反射回路に届かないので、音声中心の訓練によって[音をトリガーに意味が自動で立ち上がる]回路を別途ゼロから再構築しなければならない。

学習過程における理解と反射の役割分担

理解と反射は、英語学習において異なる役割を担う。 語源や和訳による理解は、単語を認識するための導入や定着の契機となる。 一方、聞いた瞬間に判別し、思った瞬間に発話する反射が最終的な目標である。 これはスポーツにおけるフォームの理屈と、無意識の動作の違いに相当する。

反射神経を鍛えるための具体的な練習方法

耳と口が育っていないと感じるならば、反射神経を鍛える練習へ比重を移す。 リスニング素材を用いたシャドーイングや、チャンク単位での音読が有効である。 英文を見ながら即興で別文を口頭作成する練習も推奨される。 これらの訓練を通じて、音をトリガーに意味が自動で立ち上がる状態を目指す。

言語習得における二つの異なる回路の構造

言語習得には二つの独立した回路が存在する。 回路Aは音声とイメージが直結した、読み書きを必要としない原初的な回路である。 回路Bは概念を理解し、分類や整理を行なう知的で抽象的な回路である。 鉄壁や語源学習による情報は回路Bに蓄積され、回路Aには到達しにくい。

記憶の収納場所の誤りが招く処理の遅延

単語の知識を回路Bにのみ保存すると、音声ベースの瞬間処理が困難になる。 意味や語源を説明できても、リスニングで理解が追いつかない現象が生じる。 これは記憶力の問題ではなく、情報の収納場所の誤りに起因する。 音声とイメージの回路が欠如していれば、別途構築が必要となる。

音声言語の自律性と文字知識の二次的性質

読み書きや語源知識を持たないネイティブも、高度な会話を使いこなす。 意味の理解は必ずしも文字や分析を前提としない。 文字や分類は、原初的な音声回路の後に構築されるメタ言語的な層である。 理解や分類の能力は、回路Aを代替するものでは、まったくない。 回路Aと回路Bは、たしかに関連付けることは可能だけれども、本質的にまったく別個のものである。

鉄壁型学習の回路B構築ツールとしての再定義

語源学習や鉄壁型学習は、回路Aを直接作る手段ではない。 これらは回路Bを精緻に構築するためのツールとして位置づけられる。 分類と理解に過度な時間を費やすと、音声とイメージの直結という本来の目的が疎かになる。 学習のズレを認識することが肝要である。

回路Bの知識を活用した回路Aの再構築

回路Bに知識が蓄積されていても、回路Aは別途ゼロから作り直す必要がある。 音声中心の大量のインプットとアウトプットを通じ、ペアリングを再構築する。 蓄積された知識は補助にはなるが、自動的に転送されることはない。 単語帳による理解は、原初的な言語回路とは異なる倉庫に収納される。 音声言語ベースで回路Aの鍛錬をしなければ、絶対に語学は伸びない。

これが本当の語学習得法である|大学入試が英語学習・英語教育の姿をゆがめている

  • 【1日5分】英語が勝手に出てくる!英語脳を作る最短ロードマップ
  • 京都大学の入試英語の問題形式、とくに英文読解は改めたほうがよいと思う。
  • 語学留学をしたい学生も多いであろうに、どうするのであろうか? 
  • 医学部医学科の学生がUSMLE〔United States Medical Licensing Examination〕を受験するときなど、どうするのであろうか? 
  • 入試においてリスニング・コンプリヘンションが重視されている大学・学部の受験生は、受験勉強の段階で、海外へ留学する準備をも同時に行なっていることとなる。
  • 他方で、京都大学の英文読解問題への対策として[基本文法から学ぶ 英語リーディング教本|研究社]など、精読系の英文読解参考書をやらざるを得ない時点で、京都大学の受験者は英語学習において、ものすごいビハインドを背負わされていると感じる。
  • 英検準1級取得などを大学入試の必須要件とする一方で、大学入試において、英語の独自入試を廃止したほうがいいのかもしれない。
  • つまり、大学で教えている側が英語ができない出題者であるから、京都大学の英文読解問題のような、現代にそぐわないクソ問題が出るのだと思う。
  • 東大に対抗意識を燃やして逆張りしているなど、中二病的なことを、京大はやめるべきである。海外へ広く目を向けて、学生の将来を見据えた教育をしていないから、京大のようなクソ入試なってもうてるんちゃいますのん? 
  • 本当のユニークさって、京大のような[外側に見せるためのユニークさ]のような、表層的なものではないと思うぞ。

速読英単語シリーズのネイティブ・チェックについて

結論から言うと、『速読英単語』シリーズおよび『速読英熟語』が公式に[ネイティブチェック〔native speaker proofreading〕]されたと明確に公表している情報は、現時点〔2026年〕では出典付きの公式情報として確認できません。 ただし、既存の公式説明や教材の実際の質・音声などを総合すると、英文の自然さ・正確さにはかなりの配慮があるものの、ネイティブチェックの有無や範囲については明確な公式記載がないのが現状です。 以下、整理してお伝えします。

公式情報からわかること

出版社〔Z会〕の公式ページでは、

  • 『速読英単語』シリーズは英文を読みながら語彙力を身につけることを強調しており、英文の[質]や[魅力〔興味深い英文〕]を打ち出していますが、
  • 英文がネイティブスピーカーによってチェックされた/修正されたという公式の表現は確認できません。 つまり、[ネイティブチェック済み]という文言・明記は公式情報には載っていません。 また、公式では英文の音声〔スロー/ナチュラルスピードなど〕の提供や、英文・解説の構成・入試分析についての説明がありますが、ネイティブによる校閲プロセスについては公式には説明していません。

ネイティブチェックに関する補足整理

公式に明言されていないため〔=出版社側が[ネイティブチェック済み]と大々的に謳っていないため〕、以下のような見方が現実的です:

シリーズ全体について

  • ネイティブチェックが明記されていない→確証ある公式情報なし
  • とはいえ長年の改訂や英文の質・自然さが評価されている→実際の英文は比較的自然という声もある〔ユーザーの意見〕
  • 音声はネイティブ発音〔[ナチュラルスピード]として提供〕であることが公式に載っている〔これはチェックとは別ですが、発音にはネイティブが関係している可能性はある〕([zkai.co.jp])

書籍ごとの性質

  • 入門・中学版 →公式でネイティブチェックを謳っていない。英文は基礎用でシンプル〔自然さへの公式保証情報なし〕。
  • 必修編・上級編 →[難関大学向け][質の高い英文]などの評価があるが、公式にネイティブチェック済みという明記はなし。
  • 速読英熟語〔改訂版〕 →市場では[ネイティブ執筆/自然な英文]という書き手の感想やレビューがあるが、公式ページではネイティブチェックの表記は見当たらない。レビュー投稿等で自然と評価されている例はあります〔一般レビュー情報として〕。 →※ただし、公式ページでは改訂内容〔例文刷新〕などは示されても、[ネイティブ作成・チェック済み]という文言は確認できません。

まとめ〔現状の“真相”〕

書籍 公式でネイティブチェック明記 実質の自然さ・評価
中学版 なし 易しい英文中心。
公式では未言及
入門編 なし 初級英文。
明確なチェック情報なし
必修編 なし 高評価の英文だが公式表記なし
上級編 なし 難関向け英文。
レビューでは自然と評価
速読英熟語改訂版 なし〔少なくとも公式では〕 一部レビューで自然さ評価あり
現時点で最も正確な結論:
『速読英単語』/『速読英熟語』シリーズは公式に[ネイティブチェック済み]とは表記されていないが、英文の質には配慮されている〔受験用として十分な品質〕教材である。

なぜこの誤解が広まるのか?

  • ロングセラーで受験生の評判が高い→[英文が自然]と評価される傾向がある
  • 音声がネイティブの発音である→それが[ネイティブチェック]の誤認につながる
  • 古いSNSや口コミで[ネイティブに確認している]という体験談が散見される〔個別体験談であり公式情報ではない〕

もし気になる場合の対策

  • 実際の英文が自然かどうか気になるセンテンスを、英語ネイティブや英語学習者に見せる
  • DeepLやChatGPTで自然英語かどうか判定させる →どちらも英文の自然さの確認には役立つ実践的手段です。 必要であれば、『速読英単語』シリーズの具体的な版ごとのネイティブチェックのあり・なしを示す根拠付きまとめ表も作成できます。 希望であれば教えてください。