米国が覇権を失ったこと、あるいは、AIによる言語処理の発達で、英語が使えることの価値は下がっていくと予想される。

これまで[最強のスキル]とされてきた英語の価値は、現在大きな転換期を迎えています。 単に情報をやり取りしたり、定型文を組み立てたりするだけの[ツールとしての英語力]の希少価値は、間違いなく下がっていくでしょう。 その背景には、あなたが指摘された[地政学的な変化]と[技術的なパラダイムシフト]の2つが大きく関わっています。

1. [英語=世界の公用語]というパワーバランスの変化

米国の相対的な影響力の低下に伴い、世界は[多極化]に向かっています。

  • 経済の多極化:中国やインド、東南アジアの台頭により、必ずしも[英語さえあればビジネスが完結する]わけではなくなっています。
  • 文化のローカライズ:以前は米国発のエンタメが世界を席巻していましたが、現在は韓国のK-POPや日本のコンテンツのように、各国の言語のまま世界に届く文化が増えています。

2. AIによる[言語の壁]の消滅

AIの進化は、私たちが数十年かけて習得してきた[読み・書き]の技術を、瞬時に代替しつつあります。

  • 翻訳の非対称性の解消:かつては英語ができる人だけが一次情報にアクセスできましたが、現在はAI〔GeminiやDeepLなど〕を使えば、非ネイティブでも高い精度で情報をキャッチアップできます。
  • リアルタイム通話・通訳:音声合成と遅延の少ない処理技術により、異なる言語を話す者同士がそのまま会話できる時代が目前に来ています。

今後[価値]はどう変わるのか?

とはいえ、英語の価値が[ゼロ]になるわけではありません。 むしろ、[求められる英語の質]が変化していくと考えられます。

価値が下がるもの〔AIが得意なこと〕 価値が維持・向上するもの〔人間にしかできないこと〕
正確な文法でのメール作成 相手の文化的背景を汲み取った[ニュアンス]の調整
定型的なビジネス会議の議事録 信頼関係〔ラポール〕を築くための雑談や共感
専門用語の翻訳・要約 言葉の裏にある意図や[熱量]を伝える力

これからは[英語ができる]こと自体がゴールではなく、[AIを使いこなして英語の壁を無視しつつ、いかに人間としての深いコミュニケーションを取るか]というメタスキルが重要になります。

どうせ読み切れない[総合英語]は[必要ないから買わない]のが正解であろう

  • 【コマは高速回転させないと倒れる法則】:
    • 学習における[回転]とは、復習の頻度を指す。

    • エビングハウスの忘却曲線に基づけば、学習教材は[短期間で高速回転〔周回〕]させない限り、[習得に挫折する傾向]が極めて高いといえる。

    • それは、学習教材を[短期間で高速回転〔周回〕]させることによって初めて[習得に成功する可能性]が出てくるという意味である。

    • 低速で〔時間をかけて丁寧に〕回そうとすると、1周して戻ってくる頃には、最初に学んだ記憶の大部分が忘れ去られている。

    • これでは[復習]ではなく、常に[ゼロからの再学習]を繰り返すことになり、精神的・時間的コストに耐えきれず、コマが止まる〔=挫折する〕ように学習が止まって〔学習に挫折して〕しまう。

    • 記憶が鮮明なうちに次の回転〔復習〕を重ねることによって初めて、忘却という逆風にあらがいながら、最小限のエネルギーで知識を定着させることが可能となる。

      • [記憶が鮮明なうちに次の回転〔復習〕を重ねる]ためには、どうしても高速回転が必要である。
        • 高速回転ができるように、学習教材の難度を下げる。より平易な学習教材を選択し直す。
        • 高速回転ができるように、学習範囲を短くする。例えば、英単語集のうち特定の章だけを高速回転させる。
        • 高速回転ができるように、厚さが薄い〔ページ数の少ない〕学習教材を選択する。薄物を高速回転させる。
    • ゆえに、学習においては、学習教材を高速回転させることが必須である。

    • そこから間接的に、高速回転ができないような分厚い、あるいは、難度の高い学習教材を選択することは回避する、あるいは、ここまでを1冊と見なすなど、自分で[学習教材の冒頭へ戻る地点を設定する]ことにより、コースを自分の都合で短くする。

      • [フォーカス・ゴールド数学|啓林館]や[青チャート〔基礎からの〕|数研出版]や[ニュー・アクション・レジェンド数学|東京書籍]は、解法事典として使う。
      • 共通テスト対策を考えた場合、あるいは、基礎力養成を考えた場合、少なくとも数学・物理・化学・地歴公民は[検定済教科書+教科書ガイド]を使用して、定義・定理・公式とその証明、知識などを、教科書準拠のものに限定して、精度高く完璧に覚え切る〔教科書レベルの修了〕。
      • 共通テストでは、共通テスト対策から出題されるので、検定済教科書を大切にした人こそが、安定して高得点が取れるようになっているようだ。
    • 網羅系参考書、または、教科書傍用問題集の、いずれか一方のみをメインにする。

文系の数学

英語に過剰なかたちで時間・体力を投入するべきではない

  • 入試のための英語は、必要最小限の時間・体力の投入によって、最大限の得点を得ることを目標にするとよい。
  • とくに理系への進学を第一に考えている場合、ライティング

英文法を暗記するとしても、[総合英語]を読むだけでは、まったく暗記できない。 その一方では、[総合英語]の説明が詳しいほど、通読が困難になる。 科目によらず、科目の鳥瞰図を得るために、

とにかく短期間に最後まで学び切り、この[短期間に最後まで学び切る]というセットを、何周回も反復する方式にする必要がある。

【1】コマ回しのように、高速で回転させる〔高速周回する〕方式でなければ、学習の途中で挫折する人が増えるばかりになる。 - 学習というものは、全体を学び切る期間を短くして、その全単元修了を何回も繰り返し、かつ、その全単元修了を何度も繰り返し、この単位時間あたりの回転数を増やすことで初めて、学習に成功するようになっている。 【2】印刷教材が分厚いと高速回転ができないため、科目の鳥瞰図を得ることができない。 【3】しかし、学力向上のためには、本質的な理解が必要であるため、深く取り組む必要もある。 【4】学習深度の異なる、薄くて周回しやすい印刷教材を開発し、その薄物教材それぞれを、高速周回させることを通じて、鳥瞰図を常に参照しながら深掘りする工程を同時に実現したい。 【5】学習深度における、[困難の分割払い]を実現したい。

(1)[チャート式数学]などの分厚い網羅系参考書とよばれる数学の問題集。 (2)[総合英語]とよばれる、高校生向けの英文法書。

これらは、学習者がこれらを通読できずに学習に失敗することが多い印刷教材である。

解決策としては、次のものがある。

(3)四者択一の問題 (4)一問一答:[問題文〔定義文〕]→[用語] (5)一問一答:[用語]→[問題文〔定義文〕] (6)

暗記事項との