🟩 もくじ

[新・ゴロゴ古文単語]による600語+古典文法+古文常識の暗記

  • 語彙力が高いほど試験本番での認知負荷を減らすことができるので、速く正確に試験問題を読解することができる。
    • 共通テストでは、古文・漢文を短時間で正答し終えてから現代文に取り組む必要があるので、古文の学力が低いだけで、国語が低得点になる。
  • 語彙力が高いほど試験本番での認知負荷を減らすことができるので、速く正確に読解できるため時間に余裕をもつことができるため、落ち着いて正答を導き出すことができる。
  • 語彙力が高いほど普段の読解演習での認知負荷を減らすことができるので、1日あたりの読解演習の本数を増やしても、へいちゃらになる。
  • 英語も、国語も、共通テストの長いリード文も、語彙力が高いほど、あるいは、たくさんの問題を経験しているほど、問題数が増えたり、リード文が長かったりしても、へいちゃらになる。
  • へいちゃらを達成するためには、リード文でも、問題のパッセージでも、何でも暗誦してしまうことだ。暗記量が多いほど認知負荷が下がるからである。
  • すでに同類のことを知っていると、サッと読み進めても、意味を素速く正確に把握することができるようになる。
  • [出る順に学ぶ 頻出古文単語400[改訂版]]の語数の不足分を補うために[新・ゴロゴ古文単語(採録数600語)]を併用するのがよい。
  • [新・ゴロゴ古文単語]は暗記を実行することに特化されており、高い実行可能性をもつ印刷教材である。
    • 挫折せずに最後までやり切ることができる性質を、ここでは実行可能性とよんでいる。
  • 学習の初期段階で、ゴロを使ってでも、強引に古文単語、助動詞・助詞・敬語、古典常識・和歌・文学史を暗記しておき、それから読解演習を積んだほうが、読解演習の学習効果が高まる。
    • ここには、[前提知識を長期記憶に移行させてからの読解演習のほうが、読解演習が実りあるものとなりやすい]という点と、[読解演習が古文単語、助動詞・助詞・敬語、古典常識・和歌・文学史の復習になる]という点が相乗効果をもって助け合うかたちになる。
    • 文法や語彙は、読解演習を進めながらチマチマ覚えるのではない。
    • 先に覚えるべきことを、まとめて覚えてしまったほうが、学習の進捗(しんちょく)が加速度を増しやすい。。
  • ゴロを使わない古文単語の暗記方法の代表例。ゴロを使って覚える必然性のない古文単語については、ゴロを使わずに済ませる。
    • 現代語と意味が異なる古語(古今異義語)をまとめて覚える(正攻法)。
    • 同じ古文単語が対義語になる語義をもつ、そのような古文単語をまとめて覚える(正攻法)。
    • 古文単語を漢字に直して意味を覚える(正攻法)。
    • 古文単語の原義やコア・イメージと、各語義とを結びつける(正攻法)。ゴロを援用したほうが確実な面もある(ゴロは飛び道具)。
    • その古文単語を含有する例文を暗誦し、例文がもつ意味をイメージ化し、そのイメージの一部として古文単語の意味を覚える(正攻法)。

新・ゴロゴ古文単語・目次

  • はじめに……002
  • 本書の特長……004
  • 本書の使い方……006
  • Aランク単語 185……011
  • Bランク単語 240……105
  • Cランク単語 175……227
  • ゴロゴ古文文法 助動詞・助詞・敬語……247
  • ゴロゴ古典常識・和歌・文学史……281
  • 「新・ゴロゴ古文単語」が終わったあとに……312
  • クラウドファンディング謝辞……314
  • 「みんなのゴロゴ」とみんゴロ選手権……316
  • 監修、イラスト・ナレーション担当……317
  • 全単語さくいん……334

[新・ゴロゴ古文単語]の美点

短期間で終える

  • とくに、文法を理解し応用できるようになるためには[概念と概念とのつながり]を把握することが大事なので、短期間で文法全体を終える必要がある。
  • ゆっくりやり過ぎると[過去にやった単元]を忘れていくため、その範囲が定着するまでは油断せずに難度も繰り返し、必ず定着という成果を得ていく必要がある。
  • [文法体系を短期間で一巡することで、全体のマップを手に入れる]ことが、きわめて重要である。
  • 例えば[必携 古典文法ハンドブック]では、[コレダケ覚える!]だけを白紙再現法で素早く一周するようにする。
    • [コレダケ覚える!]を白紙再現法で覚えるのは意識的アプローチである。
    • [新・ゴロゴ古文単語]の[ゴロゴ古文文法 助動詞・助詞・敬語]を白紙再現法で覚えるのは意識的アプローチである。
    • 文法論点を含む例文を暗誦するのは、無意識的アプローチである。
  • いずれにしても、読解演習に入る前に、文法と語彙のあらかたを定着させておいたほうが、学習が加速度的に進みやすい。
    • 先に覚えるべきことを、まとめて覚えてしまったほうが、学習の進捗(しんちょく)が加速度を増しやすい。。

語学系科目と演習系科目の分類と特徴

1. 語学系科目

  • 語学系科目とは、英語・国語・理解・社会など、言葉の定義とその応用に終始する定性的な科目(暗記科目・暗記物)のこと。
    • 特記事項:化学は語学系科目と演習系科目の両面をもつ。生物・地学は、おおかた語学系科目である。
  • 語学系科目の成績は[暗誦している例文の本数]×[記憶の明瞭さ]に比例する。

2. 演習系科目

  • 演習系科目とは、数学・理科など、推論・演算の積み重ねによって問題を解く定量的な科目のこと。
    • 特記事項:化学は語学系科目と演習系科目の両面をもつ。生物・地学は、おおかた語学系科目である。
  • 演習系科目の成績は[暗誦している例題の個数]×[記憶の明瞭さ]に比例する。

理系志望が高校時代に古文に時間を使うのは不合格を招きやすい

  • 大学入試の結果は、入学する高校の偏差値では、基本的には変わらない。
  • 家から遠い進学校に通うより、近くの低偏差値の高校に通うことで可処分時間を増やし、浮いた時間を自分の受験勉強に豊富に投入したほうがよい。
  • 大学入試は個人競技であるから、進学した高校の偏差値とはまるで関係なく、本人の自覚と学習の実践によって、簡単に逆転ができる。
  • 高校(自称進学校)が受験に熱心だと、生徒の可処分時間を奪ってまでして課題や宿題を課してくるので、逆に可処分時間が減って合格から遠のく。
  • 重要なことは、本当に基礎の基礎からしっかりとやり直し、難問を切り捨てて、標準問題までを完璧にすることによって、負けない状態を作ることである(基礎徹底)。
  • 学習は、物事を覚えただけでは[ファイルがコピーされた状態]にすぎず、[ファイルどうしの連携をとる、インストール作業]を終えなければ、学力にはならない。

英語・古文・漢文という語学の世界

  • 文法書(漢文では句形(句法))を暗記する。ただし、例文を暗誦するかたちで(漢文を除く)。
  • 語彙集を暗記する。ただし、例文を暗誦するかたちで(漢文を除く)。
  • [文法と語彙を覚え切ること]を先に終える必要がある。
    • [長文に出てきた文法・単語を覚えていく]という戦力の逐次投入は、時間・体力を無駄にする、コスパの悪い取り組み方である。
    • 文法書は文法書で一気に終える。語彙集は語彙集で一気に終える。
    • このように、[1つを集中攻略する]ということを積み重ねる形式で頑張る必要がある。
    • これは、[1つの学習をいったん始めたら、連続してその学習を続けると、学習が効率よく進みやすい]という原理からきている。
  • しかし文法書・語彙集を終えただけでは、聴解力・読解力・作文力などにはつながらない。
    • 学習では、文法書・語彙集を脳内にコピーしても、実力は発動されず、演習を通じて文法や語彙を有機的なかたちでインストールする作業を経なければ、聴解力・読解力・作文力などにはつながらない。
    • したがって、文法書・語彙集は、かなり前倒しして覚えておかなければ、手遅れになりやすい。
  • 理系の場合、高校に入ってから英語・古文の文法書・語彙集に取り組むのではなく、中学時代に英語・古文の文法書・語彙集を覚え終わっていたほうが有利になる。
  • 入試が近づくにつれて、1日、1時間の貴重さが増していく。
    • 理系の場合、高校に入ってから英語・古文の文法書・語彙集に取り組み始めたのでは、数学・理科(物理・化学)に時間・体力を回す余裕がなくなるので、受験において圧倒的に不利になる。
  • 理系にとっての英語・古文は、サブ科目でありながら、得点上は重要科目ともいえる、やっかいな科目である。
    • だからこそ、中学時代に英語・古文の文法書・語彙集を覚え尽くしておくのが好ましいわけである。
    • 中学時代に英語・古文の文法書・語彙集を覚え尽くしておくと、知識が熟成して読解力などとして花開くまでの時間を長くとることができる。
    • この熟成期間が長いということが、とても重要だからこそ、先取り学習が必要になってくるわけである。

理系の場合、高校に入ったら英語・古文に時間・体力を使うことができない

  • Z会から出ている[必携 古典文法ハンドブック]と[出る順に学ぶ 頻出古文単語400[改訂版]]では、詳しく平易(へいい)な説明がなされているので、中学生でも理解できると思う。
  • 英語・古文には時間がかかるので、英語・古文の基礎だけは中学時代に固めておくのがよい。
  • 以下では総合英語(高校生用の英文法書)の使用を前提にした説明を展開している。
  • しかし総合英語に準拠した英文法問題集でも代用できる。
  • [Vision Quest Insight 英文法・語法・熟語問題集|啓林館]は大型書店でのみ店頭販売されており、啓林館のネット通販を利用しないと買えないけれども、効率的な問題集である。
    • ■Vision Quest Insight 英文法・語法・熟語問題集|英語|[新興出版社啓林館・文研出版 WEBショップ
    • [Vision Quest Insight 英文法・語法・熟語問題集]は、【1】[Vision Quest 総合英語 4th Edition](平易な版)と【2】[Vision Quest 総合英語 Ultimate 3rd Edition](詳細な版)に準拠した問題集である。
    • 理系・文系ともに、じつは総合英語そのものは必要なく、[Vision Quest Insight 英文法・語法・熟語問題集]の1冊だけを[和訳→英文]の方向で例文暗誦すれば、英文法・語法・熟語の知識は、十分であり、総合英語+英熟語集をこなしたのと同じ学力が身につく。
      • 万が一余裕ができたら、熟語にかんしては、英熟語集([英熟語ターゲット1000 5訂版|旺文社]など)を追加してもよいかもしれない。この場合も[和訳→英文]の方向で例文暗誦する。
    • [Vision Quest Insight 英文法・語法・熟語問題集]は、[和訳が左ページにあり、その英訳が右ページにある]という対訳構造になっている。これは英作文を前提にしてある構成だ。
  • YouTubeで英語を専門とする先生のアドバイスを鵜呑みにしないことが大切である。
    • 英語専門の先生は、英語のことしか考えておらず、時間・体力という資源の最適配分によって合否が決まるという現実を無視した無謀なアドバイスをしがちである。
    • それから、入試での英語の得点力は、暗記している例文(和訳を見たら瞬間英作文できる例文)の本数と正比例する。
    • [こんなものまで丸暗記するのは?]と周囲があきれるほど、英文を暗記していくことが、英語の試験で時間に追われずに済む学習方法である。
    • [速く読める]とは、[それと類似の表現がすでに脳内に記憶として存在する]ことを証明している。これが認知の現実である。知っているから認知できるだけ。ただそれだけだ。
    • いいかえれば、脳内辞書に例文が数多く登録されているほど、リスニング・コンプリヘンションにおいてはよく聞き取れる、長文読解においてはよく読み取れる、という結果を生む。
    • リスニング教材をたくさんこなしても、本質的には実力向上はしない。
    • 長文問題集をたくさんこなしても、本質的には実力向上はしない。
    • 実力向上は暗記している例文(和訳を見たら瞬間英作文できる例文)の本数と正比例する。ただそれだけである。
    • このことは、英語でも、古文でも、現代文でも、まったく同じである。
    • 例文暗誦を積み重ねることが、そうした語学系科目において実力を高める唯一の方法である。
    • また例題暗誦を積み重ねることが、数学・物理・化学といった演習系科目において実力を高める唯一の方法である。
    • 例文暗誦・例題暗誦を丁寧にじっくりと行ない、けっして誤魔化さないこと。これが実力を高める唯一の方法である。

古典文法の効率的な学習方法|[必携 古典文法ハンドブック|Z会]

[必携 古典文法ハンドブック]と[出る順に学ぶ 頻出古文単語400[改訂版]]は同じ判型である。

[必携 古典文法ハンドブック]の特長

  • 判型がコンパクトなので電車の中で覚えられる。
  • 要記憶箇所が朱刷りにしてあるため、赤シートによるチェックが可能である。
  • 例文の横に朱刷りの傍訳が付いており、傍訳を赤シートで隠すことができる。
  • [受験古文のために何を覚えるべきか]が明確に限定されており、かつ、余計な情報がない。
    • [コレダケ覚える!]を白紙再現法(何も見ずに記憶対象を白紙上に筆記で再現する方法)で覚え込めば古典文法の要点の暗記は完了する。
    • [コレダケ覚える!]を白紙再現法で覚えるのは意識的アプローチである。
  • 全57ユニットを構成する例文(用例)が、暗誦しやすいように短縮してある。
    • [例で確認!]ほか、ユニット内にある例文(用例)について、[口語訳を見て例文(用例)を口頭で答える]ことができるようにする(小型ノートに対訳形式でまとめてスキマ時間を活用した例文暗誦を徹底する)。
    • このように、口語訳から例文を再生できるかたちで覚える(例文暗誦をする)と、[助動詞・助詞などの意味の知識を頭(表層意識)だけで覚えている]のではなく[助動詞・助詞などの意味の知識が無意識化されるので、読解力に直結しやすい]という利点がある(無意識的アプローチ)。
    • 認知心理学や第二言語習得論において、[意識的な努力や思考をほとんど使わずに、特定の処理を高速かつ正確に行なえるようになる状態]を自動化(Automization / Automation)という。
    • 助動詞・助詞などを例文暗誦のかたちで覚えると、助動詞・助詞などの意味の知識が無意識化される、つまり、自動化が起こるので、古文の文章が高速かつ正確に読めるようになる。
    • [例文暗誦によって意味の知識が無意識化されて自動化が起こる]ので意識的な努力や思考をほとんど使わずに、文章が高速かつ正確に読めるようになる。これは人間の脳にそなわった基本的な機能である。
    • したがって、[例文暗誦によって文章が高速かつ正確に読めるようになる]という現象は、古文だけでなく、現代文、英語など、語学系科目一般において成り立つ。
    • また学習科目の多くは、科目内容が[言語による説明]で構成されているため、内容を要約して暗誦例文を自作し、自作例文の例文暗誦を実行することによって、爆発的な学力の伸びを実現することができる。
    • 数学・物理・化学などの演習系科目(化学は語学系科目と演習系科目の両面をもつ)でも、例題暗誦によって、爆発的な学力の伸びを実現することができる。
    • 要約すると、勉強とはつまり、例文・例題を暗誦する作業にすぎず、例文・例題の暗誦だけなのだと割り切って暗誦しまくった結果として、爆発的な学力の伸びを実現することができる、ということだ。
    • 総合英語を攻略するときも、単元の冒頭にある四角く囲われた例文を瞬間英作文できるように暗誦するだけでよい。
      • 単元の冒頭にある四角く囲われた例文を対訳形式で抜き書きした[暗誦例文集]が総合英語に付属している、あるいは、学校で配布された場合には、暗誦例文集を暗誦するだけでよく、総合英語を読まなくてもよい。
      • 不安だったら総合英語を確認してもよいけれども、暗誦例文集を覚え込めば総合英語は必要ない。
      • 古文でも、そういう感じで、暗誦例文集を自分で作って、学習を例文暗誦に帰着させると、芯を食った効率的な学習ができるようになる。
    • 英語構文集も、英熟語集も、英単語集も、例文暗誦に帰着させて覚えると、長文読解において自動化が炸裂し、自然と速く読めるようになり、試験時間の割に長文が多い共通テストの英文読解でも、時間が余るようになる。
    • 地理・歴史・公民、化学の半分・生物・地学、英語・国語は、例文の暗誦で攻略できる、語学系の純然たる暗記科目(暗記物)だといえる。
    • 語学系の純然たる暗記科目(暗記物)は、凝縮された例文を自作し、その例文を思い出させるためのトリガーとともに対訳形式でまとめて、例文暗誦の定着度をチェックするノートを作ることで、スキマ時間に例文暗誦ができるようになる。
    • スキマ時間を無駄にせずに例文暗誦を進めることによって、驚くほど短期間で明瞭な記憶が実現され、爆発的な学力の伸びを感じることができるであろう。
    • 数学・物理・化学などの演習系科目(化学は語学系科目と演習系科目の両面をもつ)でも、例題暗誦、つまり、例題の問題文だけを抜き書きした、例題暗誦の定着度をチェックするノートを作る。例題の問題文冊子が付いている印刷教材もある。
      • [ニュー・アクション・フロンティア(NAF)数学|東京書籍]→例題冊子付き
      • [ニュー・アクション・レジェンド(NAL)数学|東京書籍]→例題冊子付き
      • [フォーカス・ゴールド・スマート(FGS)数学|啓林館]→例題冊子付き
      • [フォーカス・ゴールド(FG)数学|啓林館]→例題冊子付き
  • 例文暗誦・例題暗誦を徹底していると、例文や例題そのものが、文法・語法・熟語・構文・単語・定義・公式・解法などを思い出すためのトリガーになる。
  • したがって、抽象概念を意識的に覚えていなくても、例文・例題の中に抽象概念が含まれているので、例文・例題の暗記に徹することによって、例文・例題きっかけで、文法・語法・熟語・構文・単語・定義・公式・解法などを帰納的に思い出すことができるようになる。
  • そうすると例えば、総合英語の説明は必要なくなる。総合英語の論点は暗誦済みの例文の中に格納されているから、総合英語の説明を意識して思い出す必要などない。
    • 総合英語の内容は、暗誦例文集だけで代表されるので、総合英語の本体は必要ない。例文さえあれば、そこから文法・語法を思い出せる。
    • 具象から抽象を帰納する。そのために具象をたくさん覚える。これが受験勉強である。
    • 語学系科目の成績は[暗誦している例文の本数]×[記憶の明瞭さ]に比例する。
    • 演習系科目の成績は[暗誦している例題の個数]×[記憶の明瞭さ]に比例する。
  • 大筋において、成績は暗記量とその記憶の明瞭さの積に比例する。

[[必携 古典文法ハンドブック]の構成

  • 第1章[入門]
  • 第2章[用言]
  • 第3章[助動詞]
  • 第4章[名詞・連体詞・接続詞・感動詞・副詞]
    • [必携 古典文法ハンドブック]の第7章[敬語]の[コレダケ覚える!]には例文がない。
    • 本書[出る順に学ぶ 頻出古文単語400[改訂版]]の第3章[敬語]の35語において、敬語を例文付きで解説している。
  • 第5章[助詞]
  • 第6章[識別]
  • 第7章[敬語]
  • 付録[まぎらわしい語の識別一覧]

[必携 古典文法ハンドブック]の攻略法

  • [必携 古典文法ハンドブック]は改訂されていないので、古本で安く手に入れて、早速勉強を始めよう。
  • [必携 古典文法ハンドブック]は全57ユニットで構成されている。
  • 57=19×3なので、3ユニット/日を19日で回すなど、自分で決めたペースで周回する。
  • 学習が進む(周回数が増える)ごとに1日に取り組むユニット数は増えていく(加速度的に周回時間が短くなる)はずである。
  • 周回を繰り返しながら、徐々に細部まで読んでいくのがよいであろう。
  • 古典文法には助動詞・助詞・敬語法という古文読解の核心部分が含まれている。
  • 焦って古文読解に早期に入っても、助動詞・助詞・敬語法が曖昧では、古文読解が進まない。
  • 古文読解の開始を急ぐのではなく、助動詞・助詞・敬語法を例文暗誦というかたちで、深く暗記してから古文読解に入ったほうが近道だ。
  • 戦力の逐次投入をしない。例えば、長文に出てきた文法をその場で学ぶとか、長文に出てきた単語をその場で覚えるとか、そういう効率が悪く、網羅性に不安を残す愚かなやり方をしないほうがよい。
  • 古文も英語も、文法習得、および、共通テストレベルまでの語彙増強は、読解問題集に取り組む以前に完璧にしておくのがよい。

各トラックに分けて周回する

  • ※ボーカル、楽器ごとにトラックが分かれたDAW(作曲ソフト)の画面のイメージで、各トラックごとに印刷教材を攻略していく。
  • 【1周回目】:[コレダケ覚える!]を白紙再現法(何も見ずに記憶対象を白紙上に筆記で再現する方法)で覚え込む。理解するための土台を作る目的の暗記だから、ここでは理解はしなくてよい。理解を度外視して明瞭に暗記する。
    • 本書[必携 古典文法ハンドブック]の第7章[敬語]の[コレダケ覚える!]には例文がない。
    • [出る順に学ぶ 頻出古文単語400[改訂版]]の第3章[敬語]の35語において、敬語を例文付きで解説している。
  • 【2周回目】:[例で確認!]ほか、
  • 【3周回目】:ユニットの解説を一通り読み、[理解できない部分]を抽出する(鉛筆でしるしをつけるなど)。
    • [コレダケ覚える!]を白紙再現法による復習をする。
    • 例文暗誦小型ノートを復習する。
  • 【4周回目】:[文法のコツ]を解き、[文法のコツ]の解説を一通り読み、[理解できない部分]を抽出する(鉛筆でしるしをつけるなど)。
    • [文法のコツ]の問題文である口語訳とその例文を例文暗誦小型ノートに抜き書きして、口語訳から例文が口頭で再現できるようにする。
      • 巻末の小冊子に[文法のコツ]の口語訳と品詞分解付きの古文が対訳式になっている。
    • [コレダケ覚える!]を白紙再現法による復習をする。
    • 例文暗誦小型ノートを復習する。
  • 【5周回目】:[トレーニング]を解き、[トレーニング]の解説を一通り読み、[理解できない部分]を抽出する(鉛筆でしるしをつけるなど)。
    • [トレーニング]の問題文である口語訳とその例文を例文暗誦小型ノートに抜き書きして、口語訳から例文が口頭で再現できるようにする。
    • [コレダケ覚える!]を白紙再現法による復習をする。
    • 例文暗誦小型ノートを復習する。
  • 【6周回目】:ユニットと[文法のコツ]と[トレーニング]の[理解できない部分]をAIを使って理解できる状態にする。
    • [コレダケ覚える!]を白紙再現法による復習をする。
    • 例文暗誦小型ノートを復習する。
  • 【7周回目】:
    • [コレダケ覚える!]を白紙再現法による復習をする。
    • 例文暗誦小型ノートを復習する。
  • 【8周回目】:
    • 例文暗誦小型ノートを復習する。

結局、どうやって何を攻略したのか

  • 例文暗誦小型ノートを使って、[文法論点を含有する例文を暗誦する]ことによって、文法論点を攻略した、ということになる。
  • 文法論点を習得する行為は、古典文法書・総合英語などの説明を読み込むことではない。
  • [文法論点を含有する例文を暗誦する]ことによって、文法論点を攻略する]ことが文法習得の核心部分である。

古文単語の効率的な学習方法|[出る順に学ぶ 頻出古文単語400[改訂版]|Z会]

[必携 古典文法ハンドブック]と[出る順に学ぶ 頻出古文単語400[改訂版]]は同じ判型である。

[出る順に学ぶ 頻出古文単語400[改訂版]]の特長

  • 判型がコンパクトなので電車の中で覚えられる。
  • 要記憶箇所が朱刷りにしてあるため、赤シートによるチェックが可能である。
  • 例文の横に朱刷りの傍訳が付いており、傍訳を赤シートで隠すことができる。
  • 多義語を含めて、見出し語の語義それぞれに例文(朱刷りの傍訳付き)が用意されている。
  • 第1章[最頻出語]の100語には多義語が多い。この100語で入試問題の古文のうち、約40%がカバーできるらしい。
  • 見出し語の下部に語源や覚え方が書いてある。
  • 古文常識が奇数ページのコラムと巻末付録に掲載されている。

[出る順に学ぶ 頻出古文単語400[改訂版]]の構成

  • 第1章[最頻出語]の100語
  • 第2章[頻出語]の140語
  • 第3章[敬語]の35語
    • [必携 古典文法ハンドブック]の第7章[敬語]の[コレダケ覚える!]には例文がない。
    • 本書[出る順に学ぶ 頻出古文単語400[改訂版]]の第3章[敬語]の35語において、敬語を例文付きで解説している。
  • 第4章[重要語]の125語
  • 付録[図解・古文常識]

[出る順に学ぶ 頻出古文単語400[改訂版]]の攻略法

  • [必携 古典文法ハンドブック]の攻略法に準ずる。
  • 口語訳とその例文を例文暗誦小型ノートに抜き書きして、口語訳から例文が口頭で再現できるようにする。

数学の勉強に時間がかかる原因と解決策の要約|計算力が認知負荷とワーキングメモリの消費を抑制する

■【数学勉強法】東大出身講師が教える!数学問題集の演習に時間がかかる人の対処法!

1. 問題集が進まない2つの主な原因

数学の問題集(チャート式など)に時間がかかり、なかなか終わらない生徒には主に2つの原因があります。

  • ①やっても定着しない(復習に時間がかかる)
  • 昨日やったはずの問題が解けず、何度もやり直してしまうケース。
  • 対策:[一般化する復習]をする、次に勉強する時は怪しかった問題の[ポイントだけ]を確認するなどの工夫が有効。
  • ②計算力・ワーキングメモリ(作業記憶)の不足
  • 計算力がないと、脳のワーキングメモリの大部分が計算作業だけで消費されてしまう。
  • その結果、[今なんのためにこの計算をやっているのか]という全体像や解法(プロセス)が分からなくなってしまう。
  • ※数学ができる人(計算が強い人)は、計算に脳のメモリをほとんど使っていないため、余裕を持って高度な思考ができる。

2. ワーキングメモリと計算力は鍛えられる

  • 科学的根拠:ワーキングメモリはトレーニングによって鍛えることが可能(例:[Nバック課題]など)。
  • 効果的な鍛え方:
  • 暗算や複雑な筆算(例:頭の中で数字を一時保持しながら計算する作業)を継続すると、計算力だけでなくワーキングメモリも一緒に鍛えられ、一石二鳥。
  • 英語など他教科でも、文章を読みながら直前の内容を忘れてしまう人は、同様の脳の容量(メモリ)が関係している。例文の暗唱などを通じてトレーニング可能。

3. 結論とメッセージ

  • 基礎的な筋力(計算力・ワーキングメモリ)が足りていない状態で、プロの解法やテクニックだけを真似しようとしても、いくら練習しても定着しない。
  • 筋トレと同じように、ワーキングメモリや計算力は正しくトレーニングすれば必ず向上する。
  • 進みが遅いからといって悲観せず、まずは基礎となる計算力や脳のキャパシティを鍛える意識を持つことが大切。

認知容量と認知負荷のメカニズム、および暗記の重要性

暗記数学に対する意見はさまざまである。 しかし認知負荷理論を考えると、例文暗誦・解法暗記は必要不可欠であり、そこに議論の余地はない、といえるだろう。

  • 語学系科目の成績は[暗誦している例文の本数]×[記憶の明瞭さ]に比例する。
  • 演習系科目の成績は[暗誦している例題の個数]×[記憶の明瞭さ]に比例する。

認知容量と認知負荷の基本概念

認知容量(ワーキングメモリの限界):

人間の脳が一度に処理や記憶できる情報の限界を[認知容量(ワーキングメモリ)]という。 一度に頭に入れられる情報は一般的に約4〜7個(または4チャンク)が限界とされており、この容量そのものを訓練によって拡大することは困難である。

認知負荷:

脳の[作業台]の面積が認知容量であり、その作業台がいっぱいになることによる脳への負担を[認知負荷]という。 認知負荷が過剰になると、[理解できない][作業のミスが増える][疲労を感じる]などの症状を引き起こす。

対処の必要性:

認知容量を広げることはできないため、[枝葉末節を省いて単純化する]や[細かい情報を覚えやすく整理してひとかたまりにする]など、チャンクの中身を工夫して認知容量を節約的に使う必要がある。

なぜ必要事項の暗記(長期記憶化)が必要なのか

認知負荷理論(Cognitive Load Theory)によると、必要事項をしっかり暗記(長期記憶化)しておくことで、脳にかかる認知負荷を劇的に下げることができる。 その理由は以下の通りである。

ワーキングメモリの解放:

暗記していない場合、知識を思い出す行為(記憶の想起)によってワーキングメモリが占有され、肝心の[問題を解く][文章を理解する]ための容量がなくなってしまう。

スムーズな引き出し:

必要事項を暗記している場合、情報はすでに脳の奥(長期記憶)に保管されているため、思い出す努力をせずにスッと引き出すことができる。 これにより、ワーキングメモリを丸ごと[高度な思考]や[新しい情報の処理]に使うことができるようになる。

知識の自動化とパッケージ化:

必要事項を暗記していると、その知識は脳内で[自動化]される。 自動化とは[完全に覚え込んでいるため、無意識のうちに一連の動作としてこなすことができる状態]を指し、複数の情報が1つのパッケージ(チャンク)にまとまることで、認知負荷がさらに軽減される。

認知負荷を下げるための暗記と実践プロセス

暗記が認知負荷を下げるのは事実であるが、丸暗記しようとするインプットの過程そのものには非常に高い負荷がかかる。 そのため、効率よく長期記憶に移行させるためには以下のステップと戦略が有効である。

1. まずは理解する:

意味の分からない文字列をそのまま丸暗記しようとすると脳がパンクし、余計な認知負荷がかかる。 まずは仕組みやストーリーを理解して[情報の塊(チャンク)]を作ることが先決である。

2. 覚えたら外に出す(アウトプット):

参考書をただ読むだけでなく、目を閉じて[要するにどういうことか]を自分の頭で思い出す練習(想起・テスト)を行うと、効率よく長期記憶に移行する。

3. 外部ツールを活用して覚える量を減らす:

すべてを脳内で暗記しようとせず、覚える必要のないスケジュールや細かい数値などは、手帳やスマホなどの外部ツールに頼って[覚えておく必要自体を減らす]ことも、脳の認知負荷を下げるための賢い戦略である。

学力の維持の重要性

  • Passive Vocabulary(パッシブ・ボキャブラリー):読んだり聞いたりはできるけれども、書いたり話したりすることはできない語彙を意味する。 これは語彙の記憶が、再認記憶(Recognition Memory)のレベルに留まっていることを意味する。
  • Active Vocabulary(アクティブ・ボキャブラリー):読んだり聞いたりができるだけでなく、書いたり話したりすることができる語彙を意味する。 これは語彙の記憶が、再生記憶(Reproductive Memory)のレベルにまで到達していることを意味する。
  • 以下のことは、受験勉強とは、教科書に書かれている知識の範囲で解ける問題を解くために、例文や例題を再生記憶(Reproductive Memory)レベルにまで到達する、きわめて明瞭なかたちで、暗記する必要がある、ということを述べている。
    • 語学系科目の成績は[暗誦している例文の本数]×[記憶の明瞭さ]に比例する。
    • 演習系科目の成績は[暗誦している例題の個数]×[記憶の明瞭さ]に比例する。
  • つまり受験勉強とは、例文や例題を再生記憶レベルの明瞭なかたちで暗記することにより、解く必要のある問題を漏れなく解き切り、合格点を取るための勉強なのである。
    • 読解をたくさん繰り返したとしても、読解の速さ・正確さは、思ったほどには増大しない。
    • 認知とは、記憶の思い出しである。知っているから、早く正確に認知できるのである。
    • つまり、読解を繰り返したとしても、脳内辞書に登録されている例文の本数が増えなければ、かつまた、例文の記憶が明瞭でなければ、読解スピードや読解の正確さは高まるわけがないのである。
    • 読解の速さ・正確さが足りないということは、語彙力がパッシブ・ボキャブラリーの段階に留まっているからである。
    • 読解の速さ・正確さが足りないということは、語彙力が再認記憶のレベルに留まっているからである。
    • 例文と例題の暗誦が必要だということは、例文と例題を再生記憶レベルで明確に暗記しておく必要があるということを意味する。
    • 知識は応用できて初めて学力になる。
    • 応用可能であることは、知識が再生記憶レベルになっている必要がある。
      • これは書いたり話したりすることができるようになるためには、語彙・表現の知識が再生記憶レベルになっている必要がある、というのとパラレルな話である。
      • 語学でいえば、Active Vocabularyとして身についた語彙・表現しか、書いたり話したりして使いこなすことはできないのだ。
      • これは語学系科目だけでなく、演習系科目にも当てはまることである。
    • 受験勉強は時間との闘いであり、問題の取捨選択という選球眼(捨て問の判断)と、時間配分の巧拙を競うタイム・マネージメント・ゲームであるから、記憶の明瞭さとスピードが命である。曖昧な知識では、ワーキングメモリが無駄づかいされて時間を溶かし、間切れで低得点になることは必定である。
    • 受験勉強とは、例えば検定済教科書(学習指導要領)の知識で解ける問題の範囲など、明確な境界線の内側を再生記憶レベル(さらにいえば、反射神経レベル・即答レベル・瞬殺レベル)で習得した度合いを競うゲームである。
    • 範囲の選定がうまい印刷教材を厳選して、その印刷教材を隅々まで再生記憶レベルまで暗記し尽くすのが、受験で負けないための方策である。
    • 勝とうとせずに、脱落しなければ残ることができる、という意識で、[適切な範囲だけを再生記憶レベルまで暗記し尽くすことに専念する]のがよい。
    • したがって、東京出版の印刷教材など、[検定済教科書(学習指導要領)の知識で解ける問題の範囲]や[高校生が考えつく原初的な解法の範囲]を飛び越えた、数学を趣味とする大人しか考えつかない洗練度の高い解法の世界には、手を出さないほうがよい。
    • 東京出版は、数学が趣味だという[変わり者][数学変態]のための出版社だと割り切ってよい。東京出版の印刷教材は、受験用教材としては失格だな。
    • そもそも、数学は入試本番でブレるので、英語・理科・国語といった、しっかり勉強を重ねている受験生にとって、安定して高得点が取りやすい科目に力点を置くべきである。
    • 入試本番においてブレの大きい数学という水物科目に過剰な時間・体力を投資することは、手堅い戦略とはいえない。
    • [ニュー・アクション・レジェンド(NAL)数学|東京書籍]を隅々まで仕上げてから、解法知識を再体系化してくれるような指導者に指導を仰いだほうがよい。
  • いったん記憶が長期記憶へと移行したとしても、記憶はどんどん抜けていくので、復習を欠かしてはならない。
  • したがって、学習すべき範囲の全体を記憶チェックすることができるツールを用意しておく必要がある。
  • 【1】[例文暗誦小型ノート]または[例題の問題文一覧ノート]、【2】[白紙再現法(何も見ずに記憶対象を白紙上に筆記で再現する方法)を使うときの問題文をメモした小型ノート]などを作って、忘れないうちに定期的に[セルフ模試]を自分に課すことが大切である。
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