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問題演習中心で英熟語をバンバン覚えて効率的に英語学習を終えてしまおう

高校生になってから英語に力入れてるヤツ、戦略性なさすぎ。

英語は中学時代に高校レベル〔=大学入試レベル〕まで勉強しておくんだよ。 高校時代は数学と理科を中心に勉強するのがよいと私は思う。

中高一貫校の生徒は、中3で数学 I+Aを終えているんだよ。

中高一貫校の生徒は、高校課程は、数学 II+Bから始めるんだよ。

大学入試の英語学習は、[大学入試のための英語]=[受験英語]という特殊なものである。 だから割りきって、資格試験のようなかたちで、[受験英語]を攻略してしまうのがよい。 それは中学の3年間で可能なことだよ。

しかしそれは、[高校入試がなければ]の話。 ハッキリ言って、高校入試が勉強の邪魔になっているのだ。

だから、高校課程までを義務教育にして、中高一貫校を標準仕様にする、という教育改革をするのがよい。


記憶効率を上げるためには、[覚える作業]に時間を使ってはならない。 [思い出してアウトプットする作業][問題演習によって脳内情報を想起する作業]にこそ、集中的に時間を使うべきである。

それを考えると、問題演習中心の英熟語集を使って熟語を覚えることが効率的であろうというふうに見当がつく。

『正攻の英熟語1000』は古い英熟語集だけれども、大学入試に必要な英熟語は、昔からあまり傾向が変わっていないので、『正攻の英熟語1000』でも大丈夫だ。

『正攻の英熟語1000』は、前置詞を語源のように使って、体系的かつ効率的に英熟語を覚えていくのに適しており、しかも問題演習中心である。 『正攻の英熟語1000』を使って、なるべく短期間に、必要な英熟語を覚えてしまおう。

[前置詞を語源のように使う]ための準備として、前置詞や短副詞〔下記参照〕のイメージを把握するのが効率的だ。 したがって、[前置詞を語源のように使う]ための学習参考書を先にやってから、問題演習中心の英熟語集=『正攻の英熟語1000』を1冊仕上げる。

これで英熟語の知識としては、だいたいOKだ。 余裕があれば別の英熟語集をやってもいいけれども、大局的に見て、非効率だ。 模試に登場した[知らなかった英熟語]を記録して残しておくだけでも十分だ。


[英語構文][英熟語]の知識が大切なのはなぜか? 

英文読解において、[どこからどこまでが一連の表現であるか]ということが、文構造を把握し、その結果として、英文の意味を正確に把握するために決定的な意味をもつからである。


[どこからどこまでが一連の表現であるか]という思考において、先に知っておくべきフォーマットが2種類ある。

[(1)英語構文〔English formula〕]と[(2)英熟語〔set phrase〕]である。

[(1)英語構文〔English formula〕]という概念は、英語圏にはない。 [(1)英語構文〔English formula〕]は、漢文句法〔漢文句形〕をヒントに、明治・大正・昭和の英語教師がまとめ上げてきた、[品詞に分類できない決まり文句]の総称である。

●●●[広域的〔マクロ〕な成句〔set phrase〕]=[成句全体を特定の品詞に分類できない、そんな成句]が[(1)英語構文〔English formula〕]である。

●●●[局所的〔ミクロ〕な成句〔set phrase〕]=[成句全体を特定の品詞に分類できる、そんな成句]が[(2)英熟語〔set phrase〕]である。

単語の羅列に見える英文が、成句〔set phrase〕という語彙ごいの知識によって、整理される。

それは、[(1)英語構文〔English formula〕]と[(2)英熟語〔set phrase〕]が、[ここからここまでが一連の表現]という性質をもっているからである。

[センテンス全体の文構造把握の大枠]を[英語構文]の知識が確定させてくれる。 逆に[英語構文]を使って表現された英文にかんして、[英語構文]の知識なしに読みこなすことは無理だ。

そして文型を決定するのは述語動詞の中心をなしている本動詞〔=助動詞でない動詞〕である。 [本動詞の意味]が、その本動詞がとる文型を決定づける。 それゆえ[文型]は、[動詞型どうしがた]という別名をもつ。 例えば、授与動詞だったらSVOO(文型)という語順になる。

文型がわかっても、[英熟語]の知識がなければ、 どれが[単語として扱ってよい]のか、[熟語としてグループ化して扱わなければならい]のかが、わからないので、 [文構造把握][文意の把握]のうち一方、または、両方が破綻はたんする。

[英語構文]や[英熟語]の知識は、知識の分量は少ないのに、英文読解が成り立つか否かにおいて、決定的な意味をもっている。 むろん、英文読解以外の分野にも、それは等しく当てはまる。

[ここからここまでが一連の表現]ということが保証されている語彙をたくさん知っていることが、英文読解において文構造の解析〔parsing〕において決定的な意味をもつ。

したがって、[英語構文集]と[英熟語集]を覚えてしまう必要があるのだ。

とにかく、英語の勉強は、[英語構文集]と[英熟語集]を覚えてしまうことだ。

合理的と思われる英語参考書の学習順序

中学英熟語に穴がないようにする

[中学英熟語]という世界では、[英熟語〔品詞が特定できる成句〕]と[英語構文〔品詞が特定できない成句〕]を一括して取り扱うことが多い。

いずれにしても、[中学英熟語]を覚えていなければ、大学受験の英熟語の知識に大きな穴がある状態になってしまう。

高校受験の[英熟語集]は400熟語程度のものが中心である。 しかし公立高校の場合、200熟語程度で大丈夫とされる。

大学受験を考えた場合、[高校受験の400熟語程度]はすべて覚える必要がある。

旺文社高校入試でる順ターゲットシリーズ|無料アプリ&音声ダウンロード

中学課程の[英語構文集]に該当するもの|『三省堂ニュークラウン完全準拠[英語の基本文型]〔全3冊〕』

基本例文の代表例文だけをPCで打ち込み、Google翻訳に読み上げさせ、その音声をAudacityで録音して、それを繰り返し聞いて覚えます。

「Audacity」無料の音声編集ソフト - 窓の杜
VoiceMeeter Banana - Google 検索
VB-Audio VoiceMeeter Banana

本をカッターで切ってバラバラにしてスキャナにかけてPDF化し、Google DriveにアップロードしたPDFファイルを右クリックして[Googleドキュメントで開く]をすると、AI付きのOCRをかけてくれて、画像が文字化されます。

[英語構文集]|『セレクトプラス英語構文76|文英堂』が鉄板書

美誠社や旺文社から英文読解を含めた詳細な[英語構文集]が出ていますけれども不要であり時間短縮・省力化の面では不利です。 [英語構文集]の学習は『セレクトプラス英語構文76|文英堂』のように薄くて易しい[英語構文集]を1冊丸ごとキッチリ覚え切ることが大切です。

英文読解を含めた詳細な[英語構文集]は、[どこまでを暗記する対象にするか]の線引きが難しくなり、結局、[和訳を見て例文が口頭で再現でき、かつ、書き起こすことができる状態]まで仕上げることが、[英語構文集]の隅々にまでは及びません。 分厚い[英語構文集]をいい加減にやるより、『セレクトプラス英語構文76|文英堂』のように薄くて易しい[英語構文集]を1冊丸ごとキッチリ覚え切ったほうが、数段、効果的です。

とりあえず、『セレクトプラス英語構文76』の160例文を覚え切ることです。 覚え切るとは、[和訳を見て例文が口頭で再現でき、かつ、書き起こすことができる状態]をします。 その状態が[英語構文集をいちおうやった]といえる状態です。

『セレクトプラス英語構文76』の160例文を除いた[細かい例文]を含めて[和訳を見て例文が口頭で再現でき、かつ、書き起こすことができる状態]まで仕上げると、語句整序問題やリスニングにおいて、そのパワーが炸裂さくれつします。 じつは、この段階こそが、英語力の足腰の部分になっているのです。

語句整序問題で問われているのは(1)[英語構文集]や[英熟語集]の知識と、(2)[変則的語順になる特殊なコロケーション]の知識です。 (2)は[語句整序の問題集]や[英文法・語法問題]の[語句整序のパート]で、それ専用の頻出知識を得る必要があります。 しかし(1)は[英語構文集]や[英熟語集]で学んでおくべきものです。

リスニングに強くなるには、[音声レベルで暗記している例文の種類を増やす]しかありません。 [耳が慣れる]という[不確かな現象]を期待して、英語の音声教材を聞き流しても何の向上もありません。

[人間が認知できるのは知っていることだけ]だという原理を考えてください。 知識がなければ、英語の音声言語は、ただの雑音です。 [音声レベルで暗記している例文]という知識があるから、英語の音声言語を、[意味をもつ言語]として認知できるのです。

文英堂

[英語構文集]と[英熟語集]の後先|[英語構文集]が先で[英熟語集]が後

理論上は[英熟語集]を先にやらないと、[英語構文集]に登場した例文に英熟語が登場したときに困ることになります。 しかし[大学受験に必要な800熟語程度]を覚え尽くすには時間がかかります。

[英語構文集]である『セレクトプラス英語構文76』の160例文に絞れば、短期間で覚え切ることが可能です。 その関係から、[英語構文集]を高校レベルの英語学習の最初の1冊にすることをオススメします。

大学受験の[英熟語集][1000熟語]のものが多いけれども、[大学受験に必要な英熟語は800熟語程度]だと私は思っています。

実際には、何を[英熟語]とし、何を[英語構文]とし、何を[語法]とするかは、ゴチャゴチャになっており、英熟語の学習参考書ごとに基準がバラバラです。

複数の英熟語の学習参考書で、集合の交わりになっている部分が[大学受験に必要な英熟語は800熟語程度]なのだと考えてください。

それを攻略するのに適した英熟語集として『正攻の英熟語1000』という、空所を埋める問題演習をしながら英熟語を覚えていく英熟語集をオススメします。

つまり『正攻の英熟語1000』を、高校レベルの英語学習の第2番目の1冊にすることをオススメします。

『正攻の英熟語1000』をやる前に、前置詞・短副詞の予備知識があったほうが有利なので、それは以下の記事を読んでください。

「総合英語」は時間短縮・省力化の面で不利

まず[理屈を知らないと語学ができない]という先入観を手放しましょう。

英語圏の子供たちは、最初に英文法書は使いません。

英語圏の子供たちは、耳で聞いて、たくさんの例文を覚えます。 たくさんの例文を覚えてから、学校でサラッと英文法を習います。

結局、[例文を音声としてたくさん覚える]よりも前に、屁理屈を覚えても意味がないのだということです。

関係代名詞でも、関係副詞でも、分詞構文でも、比較でも、仮定法でも、例文ごと覚えていないと学力になりません。 それは[英語構文集]でまかなえる範囲です。

細かい解説なしの[英語構文集]を、何もわからないまま、おのれむなしうして暗記してください。 だって、英語圏の子供たちは、そうやってるでしょ?  真似するだけですよ、それを。

[英文法の屁理屈]に興味をもつ人は、潜在意識として、[例文の暗記から逃げたい]と思っているのです。 [理屈がわかれば、暗記が省略できるのではないか?]と。

しかし実際には、理屈を理解したって、暗記の助けにはならんですよ。 苦しい暗記を先に済ませて、暗記した内容に理屈が加わるからこそパワーになるんですよ。 その逆の順番には、けっしてなりません。

理屈だけで満足して暗記しない弱虫が大半です。 キミは弱虫にならないでくれよ。

例文の暗記から逃げる弱い心を自分で励まし、絶対に覚えるのだという意思を明確にして、[英語構文集]に取り組んでください。

この記事には、英文法書にも書かれていない英文法のエッセンスが書いてあります。 英文法の知識は、それぐらいで十分ですよ。

英熟語の大半が句動詞〔=群動詞〕です|前置詞や短副詞の意味を知っていると覚えやすいです

以下の2冊の本は「前置詞や短副詞の意味・用法に通底するイメージを把握する」という意味において、内容が重複しています。

【短副詞】:私が勝手につくった文法用語です。 [前置詞]+[名詞相当]=[前置詞句]といい、このとき[名詞相当]を[前置詞の目的語]といいます。 この文脈の中で、[目的語をもたない前置詞のようなもの]を私は短副詞と呼んでいます。 例えば、ONは前置詞としても短副詞としても使われます。

どうして[前置詞の目的語]と呼ぶのか?  英語は一種のドイツ語です。 ドイツ語文法には[前置詞の格支配]という制度があり、[2格支配の前置詞]と[2格の名詞相当]をペアで使う、[3格支配の前置詞]と[3格の名詞相当]をペアで使う、[4格支配の前置詞]と[4格の名詞相当]をペアで使う、といったような決まりになっています。 英語の場合、すべての前置詞が[目的格支配の前置詞]と考えてよく、それが[前置詞の格支配を受ける名詞相当]であれ、[間接目的語〔与格〕]であれ、[直接目的語〔対格〕]であれ、それらはすべて目的格という語形〔目的語となる場合の語形〕をとるのです。 [前置詞の格支配を受ける名詞相当]が[目的語と同じ語形をとる]ことから、[前置詞の格支配を受ける名詞相当]を[前置詞の目的語]と呼ぶのです。

英語の場合、こうなっています。

[主格]を[主格という語形]で表現する。
[属格]を[所有格という語形]で表現する。
[与格〔間接目的語の格〕]を[目的語という語形]で表現する。
[対格〔直接目的語の格〕]を[目的語という語形]で表現する。

英語では格変化が退化しているので、[与格と対格が同形]となり、変則的です。

かつまた、[前置詞の目的語]も[与格と対格が同形]ですので、[語形としての目的語]は、[意味を表す]という役割を果たしていません。

[与格]が[与格の意味を表すこと]はSVOO[第4文型]という[語順]を通じておこなわれます。 語順を見なければ、その名詞相当が[与格の意味を表すこと]はわかりません。

そもそも、目的格という独自の語形をもつ名詞相当は[人称代名詞とwho-ever]だけです。 したがって、英語では、語順に注意して初めて、意味が正確に通じるのです。

[対格]が[対格の意味を表すこと]は、SVO[第3文型]、SVOO[第4文型]、SVOC[第5文型]という[語順]を通じておこなわれます。 語順を見なければ、その名詞相当が[対格の意味を表すこと]はわかりません。

さて、前置詞の職能が何かというと、[名詞相当に格を与える]ことです。

●[at me]といったら[人称代名詞meにat格を与えている]という見方をします。そしてこのとき[人称代名詞meはat格を帯びている]といえます。
●[in me]といったら[人称代名詞meにin格を与えている]という見方をします。そしてこのとき[人称代名詞meはin格を帯びている]といえます。
●[on me]といったら[人称代名詞meにon格を与えている]という見方をします。そしてこのとき[人称代名詞meはon格を帯びている]といえます。
●[for me]といったら[人称代名詞meにfor格を与えている]という見方をします。そしてこのとき[人称代名詞meはfor格を帯びている]といえます。
●[to me]といったら[人称代名詞meにto格を与えている]という見方をします。そしてこのとき[人称代名詞meはto格を帯びている]といえます。
●[from me]といったら[人称代名詞meにfrom格を与えている]という見方をします。そしてこのとき[人称代名詞meはfrom格を帯びている]といえます。
●[of me]といったら[人称代名詞meにof格を与えている]という見方をします。そしてこのとき[人称代名詞meはof格を帯びている]といえます。
●[by me]といったら[人称代名詞meにby格を与えている]という見方をします。そしてこのとき[人称代名詞meはby格を帯びている]といえます。
●[with me]といったら[人称代名詞meにwith格を与えている]という見方をします。そしてこのとき[人称代名詞meはwith格を帯びている]といえます。

ここに登場した9種類の前置詞は、使用頻度が最も高く、基本的な前置詞ですので、中学課程の段階からマスターしたほうがいい前置詞です。

以上に例示した[at me][in me][on me][for me][to me][from me][of me][by me][with me]という[前置詞句]において、[前置詞の目的格]である人称代名詞の目的格meは、目的格という語形をとってはいるけれども、その意味するところは、与格や対格ではありません。

[前置詞句]を構成している[名詞相当]が[目的格]という語形をとっているのは、[前置詞の格支配]というドイツ語文法に由来するシステムのなごりで、[目的格]という語形をとっているだけです。

[前置詞の目的語]が[目的格]という語形なのは、[前置詞の格支配]というドイツ語文法に由来するシステムのなごりで、[目的格]という語形をとっているだけです。

[前置詞句]の[意味としての格]は、前置詞がになっているのです。

いいかえれば、[前置詞句]の[意味]は、前置詞がになっているので、[前置詞句の中で目的格という語形は、特段の意味をもたない]ということです。 これはドイツ語の前置詞の格支配の場合も同様です。 大学に入ってドイツ語を第二外国語として選択する場合には、覚えておくといいでしょう。 ただし、ドイツ語は難しいので、単位を落としやすいという傾向もあります。 フランス語、スペイン語、中国語がラクです。

そして[前置詞を学ぶ]とは[格を学ぶ]ことにほかなりません。

[格が表す意味]は[空間的な関係性]を基調としたものが多いと私は思います。 ですので、その前置詞・短副詞の意味・用法に通底する意味をピクトグラムのような単純な図形として表現することが可能なのです。

ピクトグラム - Google 検索

再び、[名詞相当に格を与える]ことが、前置詞の職能です。

[名詞相当が格を帯びた状態]とは、[名詞相当が副詞化された状態]または[名詞相当が形容詞化された状態]になるということです。

平たくいえば、[前置詞句]は[前置詞句が副詞句になる][前置詞句が形容詞句になる]のうち、どちらか1つです。

短くいえば、[前置詞句]は、それ全体で副詞句か形容詞句かです。


[前置詞句]の修飾対象が名詞相当以外なら、その[前置詞句]は副詞句です。

[副詞化される]とは、[副詞的修飾をする能力を与えられる]という意味です。
副詞的修飾とは、名詞相当以外に対する修飾です。
副詞的修飾は、日本語では、連用修飾に該当すると考えてください。
例えば、[赤く → 光る]


[前置詞句]の修飾対象が名詞相当なら、その[前置詞句]は形容詞句です。

[形容詞化される]とは、[形容詞的修飾をする能力を与えられる]という意味です。
形容詞的修飾とは、名詞相当に対する修飾です。
形容詞的修飾は、日本語では、連体修飾に該当すると考えてください。
例えば、[赤い → 靴]


[前置詞]と[従位接続詞〔ただし副詞節を導くもの=それが大半だが〕]は、同じ品詞です。

[前置詞の目的格]として[名詞節以外の名詞相当]をとる主体が[前置詞]です。

[前置詞の目的格]として[名詞節]をとる主体が[従位接続詞]です。 従位接続詞における、従位接続詞に後続する節は、じつは名詞節であり、[名詞節に格を与える職能をもつのが従位接続詞]です。

[名詞相当の前に置かれる語句]=[プレポジション]という意味では、前置詞も従位接続詞もまったく同じであり、職能もまったく同じです。 ただし、従位接続詞が名詞相当に格を与えた場合、それは必ず[副詞相当の節]=[副詞節]になります。 そこだけは注意が必要です。

ふつうの英文法書では、前置詞と従位接続詞を別の章にしています。

しかし前置詞も従位接続詞も[プレポジション]として[名詞相当に格を与えるものだ]という見方をすると、単純化して統一的な見方で文法を捉えることが可能になります。

私から英文法書を見ると、[英文法の構造を捉え違えていた先人が打ち立てた章立てや品詞分類]を改良せぬまま踏襲とうしゅうしているだけで、どの英文法書も、文法の認識にとってマイナスになる部分も大きいと思っています。

前置詞も従位接続詞も[同じ前置詞というカテゴリー]なのに、英和辞典も英英辞典も、英文法書も、みんな別々にしているので、あるタイミングで全面改訂が必要ではないかと、密かに思っているのです。

あと、分詞構文は動名詞構文ですよ。 分詞構文は、フランス語のジェロンディフと類似したものであり、ジェランドというのは動名詞なのですね。

[前置詞+ing]で始まる分詞構文がありますよね?  でも、[前置詞の目的語になることができるのは名詞相当だけ]でしょ?  ということは、分詞構文とされている[前置詞+ing]で始まる言い回しは、[前置詞+動名詞〔ing〕]と見るのが自然なんですよ。

それで、分詞構文とされる表現の中に[従位接続詞+動名詞〔ing〕]というのがありますよね?  [従位接続詞の後ろに置かれた動名詞〔ing〕は名詞相当]なのだとしたら、[従位接続詞の後ろに置かれた節も名詞相当]でないとつじつまが合わないでしょ?  そうなると、[従位接続詞に後続する節は、名詞節という名詞相当なのだ]と推論されるわけです。

そこから、総合的に考えて、[前置詞]も[従位接続詞]も、[名詞相当に格を与える]という[プレポジション]という、同じ職能をもっているという結論になるわけです。 そうなると、[私から見て従位接続詞は接続詞ではない]ということです。 品詞分類が、私から見て不適切なのです。

等位接続詞は、分配則を適用するために、分岐ぶんきさせる品詞です。 $a(b+c)=ab+ac$などの$+$が等位接続詞なのです。

従位接続詞は前置詞の一種で、[名詞相当に格を与える]というのが、その職能です。

ぜんぜん違う職能なのに、同じ接続詞に分類しているのは、私から見て、ものすごく不自然に見えます。

節によって名詞相当を修飾したい場合は、関係代名詞・関係副詞を使います。 このことを[関係代名詞・関係副詞は形容詞節を導く]といいます。 [節によって名詞相当を修飾される名詞相当]を[関係代名詞・関係副詞の先行詞]といいます。 先行詞のほんらいの意味は、[代名詞が指し示す先の語句]という意味です。 しかし[関係代名詞・関係副詞の先行詞]とは、[関係代名詞・関係副詞が導く形容詞節の被修飾語]を事実上は意味します。

前置詞に特化して把握したい場合には『前置詞使い分けBOOK』

前置詞と基本動詞を把握して中学レベルの英熟語を覚えたい場合には『英熟語図鑑』

問題演習を通じて大学受験の英熟語を最も速く詰め込む

学習参考書としての趣旨が完全にカブっているので、どちらか好みの1冊だけにしたほうが効率的です。

『正攻の英熟語1000』

[カッコ埋め問題を解いていくこと]を中心に使うと、素速く大量に覚えることができます。

『全解説頻出英熟語問題1000』

[択一式問題を解いていくこと]で素速く大量に覚えることができます。 ただし解説が別冊解答編なので、問題と見比べる手間があり、それが使いづらいという場合には、こちらは選択しないほうがいいでしょう。