🟩 もくじ
語句
- 【許し】:[許し]は許可や認可を意味し、主にこれから行う行為や願いを受け入れたり認めたりすることです。
- 【赦し】:[赦し]は罪や過ちを咎〔とが〕めないことを意味し、すでに起きてしまった悪事や失敗を責めず、罰することなく受け入れる状況で使います。
- 【Ho‘o】:ハワイ語の使役の接頭辞で、[~させる][~の状態にする]という意味。後ろに続く名詞や動詞に作用を及ぼし、その動作や状態を引き起こす。
- 【puka】:[出口][開く][現れる]を意味する名詞や動詞。物理的な[出口]や[道を開く]、または抽象的に[新しい可能性を現出させる]ことを指す。
- 【pono】:[正しい][善良][調和][バランス][本来あるべき状態]などを示す多義的な単語。単に道徳的な正しさだけでなく、心身や環境、人間関係の調和がとれた整った状態を表す。
- 【ponopono】:[pono]の畳語〔繰り返し〕で、意味を強調・拡張した形。[徹底的に整える][完全に正す][調整や調和をもたらす行為]や、[整った状態そのもの]を意味する。
- 【Mihi】:ハワイ語で[悔い改め][後悔][悲しみ][謝罪][懺悔]の意味を持つ名詞または動詞。悪い行いから離れ、心から反省し謝ることを指す。
- 【Kala】:ハワイ語で[許し][赦免][解放][消去][浄化]を意味する単語。罪や過ちを許すことや、ネガティブなものを浄化し、解放する行為に使われる。
- 【Mau】:ハワイ語で[継続][永続][持続][確実な]という意味。物事が続いて変わらない状態や、恒常的であることを示す。
原初的なホ・オポノポノの要素
原初的なホ・オポノポノは、ハワイの伝統的な問題解決と調和の回復のための儀式であり、特定の[要素]または段階から構成されています。
このプロセスは、家族やコミュニティ内で問題を解決し、関係を修復するために行われました。
主な構成要素は以下の通りです。
《1》正直に話し合い、問題の根源を特定する〔Ho‘opuka:開かせる:to make it open〕
- 家族やコミュニティの長老〔カフナまたはクプナ〕が主導し、関係者全員が集まって問題を正直に話し合います。
- この段階では、問題の原因や背景を明確にし、全員が共通の理解を持つことが目的です。
- オープンで誠実な対話を通じて、問題の根源を特定します。
- 補足:カフナ〔専門家や司祭〕が必ずしも主導するとは限らず、場合によっては家族の尊敬される年長者〔クプナ〕が進行役を務めることもありました。
《2》自らの過ちを認めて悔い改める〔Mihi:自らの過ちを認めて悔い改める:to admit your mistakes and to repent them〕
- 問題に関与した各人が、自身の行動や言動を振り返り、過ちを認めて悔い改めます。
- このプロセスは、自己の責任を自覚し、関係者間の信頼を再構築するための基盤となります。
- ハワイの伝統では、罪悪感よりも調和の回復に焦点が置かれます。
《3》赦しと解放〔Kala:赦して解放する:to forgive and to release〕
- 自らの過ちを認めて悔い改めた後、関係者全員が互いを赦し、感情的なしがらみや対立を解放します。
- [Kala]は、文字通り[解き放つ]ことを意味し、過去のわだかまりを清算して心の調和を取り戻す重要なステップです。
- 補足:この段階では、単なる赦しだけでなく、関係者全員が精神的な[浄化]を目指すことが強調されます。
- 伝統的には、このプロセスに祈りや儀式が含まれることもありました。
《4》調和を維持し続けることを意図する〔Ho‘omau:調和を維持し続けることを意図する:to intend to maintain harmony continuously〕
- 問題が解決し、関係が修復された後、参加者は神聖な存在〔ハワイの神々や宇宙のエネルギーなど〕に感謝を捧げ、調和の回復を祝います。
- この段階は、関係の新たな始まりを祝福し、問題の再発を防ぐための精神的な締めくくりとして機能します。
- 補足:[Ho‘omau]は[継続する]という意味合いが強く、調和を維持し続ける意志を表現します。
- 感謝の儀式には、祈りや供物が含まれる場合もありました。
参考
■Xユーザーの智子@第444代目さん: 「@UMxiRGtiE5D9EMU 「ありがとう」と「愛しています」は、問題ないのですが、「ごめんなさい」と「許してください」は誤訳で、正確な訳は「光を見せてください」と「受け入れます」が正しいようです。 カラマイ ⇒私に光を与えてください ミヒ ⇒認めます マハロ ⇒感謝してます アロハ ⇒愛してます」 / X
■智子@第444代目 (@UF_dynasty): “何語かも不明ですが、恐らく「体力を回復せよ!傷を癒せ!」的なことを天に訴えていると思われます。” | nitter.poast.org
■『言葉』は使う“人”そして様々な要素によって効果が違ってくる。意図を込める、受け止める『人』、によって その後の結果は変わる。|⋆⸜ miyu ⸝⋆
■智子@第444代目 (@UF_dynasty): "それから、伝承者は「愛しています」だけでも、4つの言葉を唱えるのと同等の効果はあると公言していますから、アロハを何回も唱えるだけでも大丈夫です。 合成して『アメノミナカヌシさま、お助けいただきましてありがとうございます。愛しています』と唱えれば、最強のホ・オポノポノになります。" | nitter.poast.org
カラマイ:Kalamai〔私に光を与えてください〕:光を見せてください
ミヒ:Mihi〔認めます〕:受け入れます
マハロ:Mahalo〔感謝しています〕:ありがとう
アロハ:Aloha〔愛しています〕:だいすきだよ