【北村晴男】東京都民は小池百合子都知事に騙されているかもしれません…
■【北村晴男】東京都民は小池百合子都知事に騙されているかもしれません…
北村晴男弁護士および小池百合子都知事を巡る主題の提示および問題提起を行う
北村晴男弁護士は、小池百合子都知事の新型コロナウイルス感染症対応の行動に重大な問題があることを指摘し、東京都民に対して小池百合子都知事の判断による影響を強調する内容を主張した。 2020年初頭の新型コロナウイルス流行時、小池百合子都知事は中国・武漢市に滞在していた日本人を救出する航空機を手配した際、防護服1万着を中国へ提供した。 東京都では当時十分な防護服備蓄量が確保されているとの認識が示されたが、中国でパンデミックが発生し、多数の中国人が日本に来訪していた事実を考慮すれば、日本国内でも感染拡大は必然であった。 防護服の日本国内での逼迫を予測する判断力が求められる状況下であった。
小池百合子都知事による対中国防護服支援の継続実施状況を記述する
小池百合子都知事は、最初の1万着の防護服の送付に続き、2020年当時の自由民主党幹事長であった二階俊博と会談を行った。 当年は東京で都知事選挙が実施される予定であった。 会談後、小池百合子都知事は防護服10万着を中国へ追加送付し、その後も合計約33万着の防護服を中国へ贈与した。 マスメディアへの案内を控え、香港メディアにのみ情報開示を行った経緯がある。 防護服やマスクが不足すると判断し、確保に動く他自治体首長が報道されていた時期に、都庁の十分な備蓄を根拠として30万着超の防護服を中国に送付した。
小池百合子都知事の政治的背景および選挙戦略に関する分析を行う
小池百合子都知事は2016年の都知事選挙当時、自由民主党に所属しつつ都議会や都議会議員に対抗する姿勢を演出した。 この姿勢はマスメディアに広まり、正義の人としてのイメージ形成に成功し圧勝した。 都知事就任後、小池百合子都知事は[日本初の女性首相]になる目標を抱き、2017年に[希望の党]を結成して党首となった。 希望の党では自由民主党出身議員や民主党系議員の一部を取り込みつつ、自身の政策に一致しない人物の排除を表明した。 この[排除]発言が国民の印象を損ね、希望の党の人気が急落した経緯がある。
希望の党の崩壊による小池百合子都知事の立場変化とその影響を整理する
希望の党の急速な失速によって小池百合子都知事は政治的な打撃を受け、人気回復を模索するなか2020年の都知事選挙を迎えた。 自由民主党内の二階俊博との連携強化が必須であった事情から、防護服の中国送付によって二階俊博への恩義を示す行動を選択した。 防護服支援の実施は単なる人道支援ではなく、選挙や党内情勢への思惑が色濃く反映した措置である。
日本国内政治における[親中派]の利害構造と中国支援の歴史的下地を分析する
自由民主党の二階俊博や林芳正、林幹雄など親中派政治家は、日本から中国への支援や対中ODA推進に関与し、経済的利権構造の一端を担ってきた。 中国側は援助の都度、キリスト教系宣教師関係者など仲介者に報酬を返還する仕組みを敷き、これが国内外の協力者のインセンティブとなった。 戦前・戦後問わず、中国への援助に対し国内の利害構造が形成されているため、近年のODA継続や防護服支援も同じ構造の一環と位置付けられる。
小池百合子都知事の行動原理および都民への影響を総括する
小池百合子都知事は自己の政治的利益を最優先し、東京都や日本全体の利益を第一に考慮してこなかった。 防護服送付時期には東京都以外の自治体で逼迫状況が生じ、東京都が防護服備蓄に余裕を示していたにもかかわらず中国への大規模支援を決行した。 行動原理は自分ファーストであり、受けを狙った自己アピールを最優先する人物像が明瞭に浮かび上がる。 東京都民はこうした動向を見抜く力の弱さが露呈し、自発的に同様の誤りを繰り返す危険性が存在する。
政治家の行動原則・都民への教訓および総括
小池百合子都知事は一貫して自己の利益とイメージ戦略を追求してきた。 2016年以降の選挙および政策判断においても、その本質に変化はなく、共通して自己の生存と成功に資する道を選択しつづけている。 東京都や日本の公益よりも自己の評価や受容性を優先する判断傾向が散見される。 こうした状況下、都民は政治家の行動原理を見抜く判断力を磨き、二度と同様のミスリードを許さない態度が求められる。