🟩 もくじ
この記事は[共通テスト]で[歴史総合,世界史探究]を選択した受験生の勉強のヒントを探る記事である
- この記事では[国公立二次・私大対策]は考えておらず、[共通テスト]の[歴史総合,世界史探究]だけを対象にしている。
[共通テスト]の[歴史総合,世界史探究]にかんしては、検定済教科書+資料集+用語集+過去問だけで手一杯であろう
- この[資料集]とは、[新詳歴史総合|浜島書店][アカデミア世界史|浜島書店]であり、必要がある場合にだけ[新詳日本史|浜島書店]を参照してもよいと思う。
- この[用語集]とは、[山川 歴史総合用語解説|2022年1月|9784634058026|山川出版社]と[世界史用語集|2023年12月|9784634033061|山川出版社]を意味する。
- この[過去問]とは、[センター試験過去問][共通テスト過去問]の両方を意味する。
- 具体的には、[大学入学共通テスト 世界史Bの点数が面白いほどとれる一問一答|KADOKAWA]を使うのがよいであろう。[共通テスト]仕様の新版が出るであろうけれども、現在はこれしかない。
- 結局、[センター試験過去問][共通テスト過去問]の演習とは、それら過去問の誤文〔incorrect sentence〕の訂正を口頭で丹念に行なうことである。
- さらに[誤文訂正]を突き詰めると、検定済教科書から【キーワード】を書き抜いて、【キーワード群】を作り、【キーワード群】を【プロンプト〔対象者に解答することを求めるための投げかけ情報〕】として、【キーワード】作文を行なうことで、検定済教科書の【キーワード】+【キーワード以外の地の文】を再現する口頭作文を繰り返すことに帰着する。
- つまり、検定済教科書を丸暗記するのが、[共通テスト]の[歴史総合,世界史探究]対策として、いちばん当を得たやり方なのだろうと思う。
- [共通テスト]の[歴史総合,世界史探究]は、検定済教科書の【キーワード以外の地の文】を中心に問題作りがなされているようにみえる。
- したがって、[検定済教科書+過去問]の枠組みからはみ出さない範囲を、しっかりとまんべんなく完璧にするのが最良であり、余計な印刷教材を混入させないほうが効率がよい。
- なお、[歴史総合,世界史探究]の傾向分析、および、[高校世界史全般]にかんして、清水裕子先生を私は信頼している。
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歴史科目のオススメ資料集|ただし浜島書店の資料集は学校一括採用品なのでメルカリ等で非正規に入手するしかない
- 高校の歴史科目の資料集にかんしていえば、[地図が見事な帝国書院、年表が見事な浜島書店]という見方ができると思う。
- 私は[歴史科目は年表が学習効率化のカギを握っている]と思うので、浜島書店の資料集を推奨する。
- ただし浜島書店のラインナップの中でも、[短辺綴じの横開き資料集]である[ニューステージ世界史詳覧][プロムナード世界史][新詳世界史図説]は、[綴じられた短辺]において[温度変化/湿度変化による本文用紙の波打ち]が経年変化で大々的に発生し、ページをめくるたびに、パリパリとうるさい音を立てるようになるので、選択しないほうがよい。
- 浜島書店は、いったい何年間、この惨状を放置するつもりなのか?
- ■高等学校社会(2025年度版) | 商品情報 | 浜島書店
- [歴史総合]の浜島書店の資料集は、[新詳歴史総合]がオススメである。年表・図解がとくに秀逸で、簡易的な索引も付いている。
- [世界史探究]の浜島書店の資料集は、[ニューステージ世界史詳覧]とほぼ同じ内容をもつ[アカデミア世界史]がオススメである。小冊子[三訂版 世界史白地図集〔解答付き〕]が付属。年表・図解がとくに秀逸で、簡易的な索引も付いている。
- [日本史探究]の浜島書店の資料集は、[新詳日本史]がオススメである。小冊子[史料の基礎210選]が付属。年表・図解がとくに秀逸で、簡易的な索引も付いている。
- 歴史科目において、自分でノートをまとめるぐらいなら、同じ資料集を二冊買って、資料集の必要箇所を切り抜いてノートに貼り付けたほうが早い。
暗記科目とは語学であり、語学は重要句・重要文を暗誦した個数に比例して成績が向上する
- [英語・国語・地歴公民・化学〔の半分〕・生物・地学][情報]は暗記科目であり、暗記科目とは[取扱分野が異なる語学]にすぎない。
- [英語は英語を取り扱う語学の一種である]
- [国語・現代文は現代日本語の【評論】【散文】【小説】を取り扱う語学の一種である]
- [国語・古文は前近代日本の古語の【評論】【散文】【小説】を取り扱う語学の一種である]
- [国語・漢文は古代中国の古語の【評論】【散文】【小説】を取り扱う語学の一種である]
- [地理〔地理総合・地理探求〕は現代日本語の【系統地理】【地誌】を取り扱う語学の一種である]
- [歴史総合は現代日本語の【近現代日本史】【近現代世界史】を取り扱う語学の一種である]
- [日本史探究は現代日本語の【前近代日本史】【近現代日本史】を取り扱う語学の一種である]
- [世界史探究は現代世界語の【前近代世界史】【近現代世界史】を取り扱う語学の一種である]
- [公共は現代日本語の公民知識一般を取り扱う語学の一種である]
- [政治・経済は現代日本語の政治・経済を取り扱う語学の一種である]
- [倫理は現代日本語の倫理を取り扱う語学の一種である]
- [情報は現代日本語の情報処理知識一般・JavaScript・Python等を取り扱う語学の一種である]
- 語学においては、重要句〔important phrases〕・重要文〔important sentences〕を暗誦した個数に比例して成績が向上する
- つまり[暗記科目=語学]は[例句〔sample phrases〕・例文〔sample sentences〕の暗誦]が[学習の核心部分]をなす[単なる語学]である。
- つまり[和訳・口語訳・【キーワード群】などの【プロンプト〔対象者に解答することを求めるための投げかけ情報〕】]を一覧形式にして、例句・例文が口頭・筆記で再現できるように、ひたすら暗記するのが語学の攻略法である。
- 語学では、重要句・重要文を正確に大量に暗記している人が圧倒的に有利になる。
- ●●●(1)【キーワード群】によるテキストの攻略法:
- 【0】攻略するべきテキスト〔検定済教科書、学習参考書など〕から【キーワード】を抜き書きして【キーワード群】を作る。
- 【1】【キーワード群】を【プロンプト〔対象者に解答することを求めるための投げかけ情報〕】とみなして、テキストの【キーワード】+【キーワード以外の地の文】を再現する想起練習を、口頭で何度も何度も繰り返し、最終的には筆記で再現できることを確認して学習の完成とみなす。
- それは[テキストから抜き書きした【キーワード群】を使ってテキストの本文にできるだけ近い文章を作れ]という小論述問題を自分自身に解かせる、という意味である。
- 【キーワード群】から検定済教科書の本文を再現する[口頭作文練習]をしつこく繰り返し、最後は[筆記作文練習]に到達することによって、【キーワード】を暗記する過程は自動的に進む。
- したがって、たぶん一問一答を[問題文→用語]というふつうの方向で練習するトレーニングはムダであり、学習の最初から[用語→問題文]という[逆一問一答]=[裏一問一答]として使うのがムダのないやり方なのであろう。
- つまり[【書ける漢字】は【読める漢字】を包含している]のと同様に、[【用語→問題文】をそらんじている人は、当然ながら【問題文→用語】も容易に答えられる]ので、結果として[【用語→問題文】をそらんずることだけに専念する]のが時間・体力を節約する方法だといえるようだ。
- こういう観点からすると、[一問一答を用語の暗記に使ってはならない][一問一答は用語の知識に抜け漏れがないかどうかを確認する学習参考書である]という言説が流布されているけれども、ここで述べたような一問一答の使い方をするかぎり、その言説は誤りと見なすことができる。
- 要は[用語を単独で覚えるものではない][用語は関連用語とともに句・文として覚える必要がある]というのが、一問一答にかんする注意事項なのである。
- [【用語→問題文】をそらんずることだけに専念する]ということは、[用語は関連用語とともに句・文として覚える必要がある]ということと、ほとんど同じことを表現している。
- つまり、一問一答を[解答〔用語〕から問題文〔用語の定義文〕を逆再生する、[逆一問一答]=[裏一問一答]として使うぶんには、一問一答を学習の初期段階で使うことは好ましい、といえる。
- そもそも[歴史科目も語学の一種である]以上、語彙増強を学習の初期段階において済ませておくと、その後の学習効率が爆上がりする、ということがいえる。
- これは英語や古文でも同じで、最初に[英単語集・英熟語集・英語構文集・総合英語の代表例文の四点〔《1》《2》《3》《4》〕につき、和訳から例文を瞬間的に再現できる状態にしておく][古文単語集・古典文法書の二点〔【1】【2】〕につき、口語訳から例文を瞬間的に再現できる状態にしておく]ということを〈学習の初期段階〉で終えておくと、その後の学習効率が爆上がりする、ということがいえる。
- 《1》2000語クラスの英単語集の各意味の例文
- 《2》1000句クラスの英熟語集の各意味の例文
- 《3》150ないし200種クラスの英語構文集〔構文=品詞に分類できない構造的イディオム〕の代表例文〔ページの最初に掲げられる、罫線で四角く囲われた例文〕
- 《4》500例文クラスの総合英語の代表例文〔文法論点を含有し、罫線で四角く囲われた例文〕
- 【1】400ないし500語クラスの古文単語集の各意味の例文
- 【2】古典文法書に採録された、助動詞・助詞・敬語の各意味の例文
- これは物理・化学・生物も同じで、最初に一問一答や基礎問題集を使いながら、〈用語とその概念をしっかりと考えながら暗記しておく〉と、演習が[知っていることの腕試し]になり、その後の学習効率が爆上がりする、ということがいえる。
- 例えば、[×長文の中で語彙・文法を覚えていく][×問題演習をしていく中で用語とその概念を体験的に覚えていく]という[必要な措置を実行するのを先延ばしにする]という方法は、事態への対応が後手に回る、損失の多い選択であるから、避けたほうがよい。
- 最初に必要事項をすべて暗記してから長文を読む、あるいは、問題演習を行なうことにより、暗記しておいた必要事項が知識の核となり、長文読解・問題演習をする過程で、より多くの知識結晶を積み重ねることができるからである。
- 知識の核を学習の初期段階において準備しておくことによって、その後の知的活動が、知識結晶をはぐくむ効率的な勉強に変性するわけである。
- 長文・問題というものは、問われる部分が断片的であり、長文・問題で問われなかった知識は、長期記憶へと移行したかどうか、確かめられないまま試験本番を迎えることになる。
- 学習の初期段階において必要知識にかんする悉皆〔しっかい〕的チェック〔全数チェック〕を終えておかないと、試験直前になって一問一答でチェックして、[覚えていなかった必要知識の多さに愕然とする]ことになる。
- そういう意味では、[一問一答は学習の初期段階にこそ使え!]という、現在の受験通説とは逆の見解が正しい、という論法も成り立つわけである。
- 他者の真実は、あくまでも、他者のケースにおいて成り立つ真実である。
- 自分の真実は、自分で構築していくものであり、他者と比較する必要はない。
- 必要な知識は、学習の初期段階で[短期間で一気呵成に学び切る→忘れないうちに〔忘却曲線を考慮しながら〕復習をしつこく繰り返して定着させる〔短期記憶→長期記憶〕]とよい。
- 大切なのは、一貫性・連続性をともないながら、一括して効率的に学び終えて、概略でもいいからその科目の全体像を、学習の初期に把握してしまうこと、ゴールが見える位置に、早期に到達してしまうことである。
- これは英語や古文でも同じで、最初に[英単語集・英熟語集・英語構文集・総合英語の代表例文の四点〔《1》《2》《3》《4》〕につき、和訳から例文を瞬間的に再現できる状態にしておく][古文単語集・古典文法書の二点〔【1】【2】〕につき、口語訳から例文を瞬間的に再現できる状態にしておく]ということを〈学習の初期段階〉で終えておくと、その後の学習効率が爆上がりする、ということがいえる。
- いいかえれば、【歴史の流れ】など無視して、とりあえず一問一答を使って、歴史用語の定義を暗記しておくことが、歴史科目を短期攻略するための裏ルートである、といえる。
- 【歴史の流れ】は、ここでいう小論述問題をおのれに課すことによって、おのずから身につく。
- 【歴史の流れ】を知る前に、まずは歴史用語の定義をしっかりと暗記するべきである、いいかえれば、[逆一問一答]=[裏一問一答]として、一問一答を学習の初期段階で使い倒せ、ということである。
- 【点】を知らずして、なぜ【線】を引くことができようか? いや、できない〔反語〕。
- 歴史用語を知らずして、なぜ【歴史の流れ】という[歴史用語と歴史用語との関係性の知識]を知ることができようか? いや、できない〔反語〕。
- 幸いにして、[山川一問一答 世界史|2024年1月|9784634032248|山川出版社]には巻末に索引が付いているので、この一問一答は[簡易的な用語集]としても利用でき、歴史用語の語彙増強ができる単語集である、ということになる。
- 単語を覚えていないのに長文が読めるわけがない。
- 歴史科目の検定済教科書が読みづらい、あるいは、読んでも意味不明なのは、歴史用語の語彙増強ができていない状態で検定済教科書の読解に入っているからである。
- 歴史科目の検定済教科書は、一問一答〔単語集〕で語彙増強を終えたうえで、あるいは、用語集〔辞典〕を参照しながらでなければ、読めないような[用語の定義がない文章]で構成されている欠陥教科書である。
- つまり、一問一答ありき、用語集ありきで、歴史科目の検定済教科書は記述されているのである。
- 【キーワード群】から検定済教科書の本文を再現する[口頭作文練習]をしつこく繰り返し、最後は[筆記作文練習]に到達することによって、【キーワード】を暗記する過程は自動的に進む。
- それは[次の語句をすべて用いて文章を作れ]という小論述問題を自分に解かせる、という意味である。
- 歴史科目の[共通テスト]は、明らかに、小論述問題を択一式問題に置換したような風合いの出題傾向をもっている。
- [共通テスト]が[二次・私大対策]よりも時間・体力を必要とするケースもある。これが現実であり、[共通テスト]を[センター試験]と同じ[負担の軽い試験]だと見くびることは絶対に避ける必要がある。
- [共通テスト]は手ごわく、[二次・私大対策]と同等の本格的な対策をしないと、必ず本番でコケることになっている。
- [共通テストに小論述問題対策は必要ない]と思っている人は、考え方を改めたほうが安全である。
- 検定済教科書から【キーワード群】を抽出して、その【キーワード群】から検定済教科書の本文に近い文章を、口頭で、また、筆記で再現できるように練習することが、歴史科目の[共通テスト対策]対策の決め手になると私は現在のところ思っている。
- それは[テキストから抜き書きした【キーワード群】を使ってテキストの本文にできるだけ近い文章を作れ]という小論述問題を自分自身に解かせる、という意味である。
- この要領で攻略するべきテキスト〔検定済教科書、学習参考書など〕を覚え切ることが、暗記科目において、きわめて強力な基礎作りとなる。
- ●●●(2)【要点集】によるテキストの攻略法:
- 【0】テキスト〔検定済教科書、学習参考書など〕に準拠した【要点集】、あるいは、テキストに[巻末小冊子]として付属している【要点集】を購入する、あるいは、【要点集】を自作する。
- 【1】単元ごとに【要点集】を白紙再現法〔何も見ずに記憶対象を白紙上に筆記で再現する方法〕で丸暗記してしまう。
- 【2】【要点集】を【プロンプト〔対象者に解答することを求めるための投げかけ情報〕】とみなして、【キーワード】+【キーワード以外の地の文】を再現する想起練習を、口頭で何度も何度も繰り返し、最終的には筆記で再現できることを確認して学習の完成とみなす。
- 【要点集】に書き抜かれた【キーワード群】を使って【キーワード以外の地の文】を再現する[口頭作文練習][筆記作文練習]をしつこく繰り返すことによって、【キーワード】を暗記する過程は、自動的に進む。
- この要領で攻略するべきテキスト〔検定済教科書、学習参考書など〕を覚え切ることが、暗記科目において、きわめて強力な基礎作りとなる。
- テキストから【キーワード】として、どのような文言を書き抜くかの判断基準として、世界史の場合は[山川一問一答 世界史|2024年1月|9784634032248|山川出版社]が一つの基準になる。
- 一問一答における【キーワード】である解答を見て、【一問一答の問題文=用語の定義文】を導き出す練習、いいかえれば、【逆一問一答】=【裏一問一答】で一問一答を利用することによって、一問一答を検定済教科書の代用にすることもできる。
- [81 山川 世探704 詳説世界史]は【詳説山川文体】〔複合的な文構造の中に固有名詞を詰め込んだ難解な文体〕で記述されており、きわめて読みづらい。
- 初学で[81 山川 世探704 詳説世界史]を読みこなすのは無理である。
- 他方、[山川一問一答 世界史|2024年1月|9784634032248|山川出版社]には索引が付いているため、[山川一問一答 世界史]の【一問一答の問題文=用語の定義文】は、簡易用語集の本文としての機能をも果たすこととなった。
- 東進ブックスその他の一問一答は、穴埋め問題であり、一問一答ではない。
- 結局、[山川一問一答 世界史]というのは、[英単語ターゲット1900|旺文社]のような語彙増強教材ということになる。
- [共通テスト]は[センター試験]以上に[受験生の時間が足りなくなるように、分量で攻めてくる試験]であり、この点で、[共通テスト]はスピード正確性レース〔Speed-Accuracy Race〕だといえる。
- 読むスピード/正確さは、[例文ごと覚えている表現]の本数に比例するというモデルで考えて、ほぼ間違いない。
- つまり[脳内辞書にすでに登録されている情報]に〈類似した情報〉が提示されたとき[その情報を、既知情報から簡捷に導出可能な情報として瞬間処理する]ことが可能になる。
- いいかえれば、[共通テスト]で時間が足りないのは[例文ごと覚えている表現]の本数が足りない、あるいあ、[例題ごと覚えている問題]の題数が足りない、ということである。
- いいかえれば、目的の試験に相応した[暗記している情報]の[質][量][暗記している情報を想起するスピード]のどれかが不足していることが、[試験において時間が足りない]という結果として観測される、と考えるのが妥当であろう。
- つまり[試験での実力]は[暗記している情報の質 × 暗記している情報の量 × 暗記している情報を想起するスピード]で表現できる、ということであろう。
- 試験に見合った印刷教材を十分な量だけ、徹底的に反復して鍛え上げる必要がある。
- このとき、[試験の傾向・難度に見合った印刷教材]が[質]をもたらし、その印刷教材のデータを十分な量だけを浴びる〔=量〕ことを、徹底反復することで、暗記している情報を想起するスピードの向上が期待できるようになる。
- 反射神経レベルで手が動き始めるぐらい、ギンギンに完璧に覚え込んだ状態で、それを試験本番で炸裂させる。
- そういう[知的爆発]を試験に浴びせることによって、試験を叩きのめすぐらいの圧力が必要なのである。
- とくに歴史科目の[共通テスト]は、検定済教科書の【キーワード】だけでなく【キーワード以外の地の文】を問うような、より高度な知識を問う〔要は検定済教科書を丸暗記するように求めてくる問題を出す〕ように変容したといえるであろう。
- [共通テスト]では検定済教科書を丸暗記するように求めてくる問題を出すようになった。この点を以て、[センター試験]よりも[共通テスト]は、問題が[陰険化した]ともえる。
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古文単語集・古典文法書のおすすめ
多義語を含めて、すべての語義に用例が付いている古文単語集〔古語辞典の代用になる〕
- 多義語を含めて、すべての語義に用例が付いている古文単語集。
- 語義のニュアンスの解説が超詳しい。
- 見出し語の漢字表記も掲載されており、[見出し語を漢字表記に直すトレーニングを徹底する]だけで、たいていの古文単語の原義が覚えられるため、それが古文単語の語義の暗記を大きく助ける。
- 語源にまで踏み込んだ解説があり、それが古文単語の語義の暗記を助ける。
- 関連語がたくさん載っている。
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多義語を含めて、すべての語義に用例が付いている古文単語集|横組み見開き対訳で古文読解〔65のパッセージ〕と語彙増強が同時進行できる
- 多義語を含めて、すべての語義に用例が付いている古文単語集。
- 語義のニュアンスの解説が詳しい。
- 関連語がたくさん載っている。
- 横組み見開き対訳で古文読解〔65のパッセージ〕と語彙増強が同時進行できる。
- 65のパッセージが見開き対訳形式でレイアウトされているので、意味を確認しながら古文読解が効率的にできる。この見開き対訳形式のために、古文単語集ながら横組みを採用したのであろう。
- 65のパッセージの[脚注]=[☑Check Point!]には、パッセージに登場した単語・成句・助詞・助動詞が、見開き対訳形式で列挙されており、これが語彙増強・文法力強化に抜群の威力を発揮する。
- [☑Check Point!]が単語・成句・助詞・助動詞の問題集のようになっているわけである。このレイアウトは、英語教材でも真似てほしいものである。
- 各語義の用例、65のパッセージにかんして、口語訳から古文本文が再現できる〔古作文ができる〕ように練習するのが理想的。
- [共通テスト]の国語の時間のなさは異常であり、漢文・古文での大幅な時間短縮がなければ、現代文の[評論・小説・実用文]という三つを解くのに十分な時間が残されていない状態になる。
- 各語義の用例、65のパッセージにかんして、口語訳から古文本文が再現できる〔古作文ができる〕ように練習する。それぐらいやらないと、[共通テスト]古文での大幅な時間短縮は無理であろう。
- [センター試験]と[共通テスト]とを比較すると、[共通テスト]のほうが難度が高く時間が不足する。[共通テスト]をなめてはいけない。
- 読解の速さ正確さは、暗記している句・文の多さに比例する。読解が速くて正確な人は、[すでに知っている表現を確認するだけ]の状態で読解を行なっている。
- その状態になるためには、[口語訳から古文本文が再現できる][和訳から英文本文が再現できる]といった、能動的語学力〔Active Language Skills〕の段階にまで到達しておく必要がある。
- このことは、古文・英語・歴史科目・化学の半分・生物・地学などの暗記科目〔=語学〕に共通して当てはまることである。
- テキストから【キーワード】を書き抜き、その【キーワード群】を【プロンプト〔対象者に解答することを求めるための投げかけ情報〕】として、【キーワード】+【キーワード以外の地の文】を再現する練習を徹底するのが、暗記科目〔=語学〕に共通した取り組み方である。
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ハンドブック的な古典文法書と古文常識本|古典文法や古文常識は机上で正式に学ぶほどのものではなく、通学の途中や勉強に疲れたさい寝転がりながら行なうものであるから小型の本がよい
- 古文の仲光雄先生の印刷教材には、ほぼほぼハズレがない。
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知識欲〔=知識に対する食欲〕を高ぶらしめる
- 受験勉強は、究極的には[暗記に始まり、暗記に終わる]といえる。
- [考える余裕]を与えないように、[問題量の割に試験時間が短い入試]が大半であり、そういう意味で[入学試験〔入試〕]はスピード正確性レース〔Speed-Accuracy Race〕だといえる。
- スピード正確性レースで高得点を得るためには、[思考力を養う]以前に、[思考の過程を含めて暗記する]という[覚えたものを吐き出す、どちらかというと非人間的な勉強]が必要となる。
- それは数学においても当てはまり、次のような印刷教材を、文字通り[一言一句暗記する]というやり方をする人もいる。それで成果が出るのかというと、般化がうまくいった人には成果が出る。
- [1対1対応の演習/数学|東京出版]
- [新数学スタンダード演習〔4月増刊〕|東京出版]
- [数学ⅢCスタンダード演習〔5月増刊〕|東京出版]
- [新数学演習〔9月増刊〕|東京出版]
- 大学入試数学の典型的な難問は[新数学演習〔9月増刊〕]に採録されており、難関校入試では、このレベルでも解法暗記の対象となるらしい。
- とにかく、スピード正確性レースで高得点を得るためには、[思考力を養う]以前に、正確な知識を大量に取り込む必要があるのだという事実は揺るがない。
- 結局、入試において見たことがある問題に遭遇すれば、あとは手を動かすだけであり、スピード正確性レース型の入試では、手を動かすだけで試験時間ギリギリになるぐらいの分量と難度であることが往々にしてある。
- 思考力は大切だけれども、解法知識を体系化し、解法を適切に当てはめるための思考力が、とりあえずは大事であるとともに、そういう意味での思考力を使うためには、解法を正確に大量に覚えておくことが前提条件となる。
- ゆえに受験勉強は、究極的には[暗記に始まり、暗記に終わる]といえる。
- 覚えた情報を思い出そうとして苦しむと、精神に負圧〔ふあつ:マイナスの気圧〕が作り出される。
- [知識を思い出したい][情報を知りたい・確認したい]という強い欲望〔渇望:かつぼう〕が生まれる。
- そのようにして、[情報への渇望を人工的に作り出しておいてから正解を見る]ことによって、正解〔暗記対象〕がアッという間に精神に吸い込まれていく傾向がある。
- 歴史科目などの暗記科目だけでなく、数学・物理の解法暗記においても、次のような行為は、正解の情報〔暗記するべき解法〕を吸い込むための準備活動として有効であろう。
- その問題が初見であれば、手持ちの知識の中から、無理やりにでも解答の方針を予想して箇条書きのメモを作る。
- その問題を少しでも知っていれば、その問題の解法として、手持ちの知識の中から、解答の方針を推測して箇条書きのメモを作る。
- 数学・物理・化学の単元には、単元を構成する複数の典型問題に通底する、核心をなす概念とでもいうべきツボが存在する。
- [【単元のツボ】が知りたい]という【知識に対する食欲】をかき立てながら、数々の典型問題に触れていくことにより、学習者の【知識に対する食欲】は【単元のツボ】だけでなく典型問題へも向かう。
- そのようにして学習者が【知識に対する食欲】を高ぶらせながら典型問題を食していくことによって、典型問題を消化吸収するスピードも高まろうというものである。
- 典型問題を消化吸収していくことにより、【単元のツボ】の断片が集まっていき、その単元を学び終えたときに【単元のツボ】の全体像がおぼろげながら見えてくる。
- そして典型問題を採録した印刷教材を何周回か解き直す・読み直すうちに、【単元のツボ】への確信が芽生えてくる。
- 何かを追い求めて突き進むとき、人間は人間以上の能力を発揮する。その大本には欲望・渇望がある。
- [知りたい][確かめたい]という欲望・渇望が牽引車となり、あなたを自動的に知識の泉の世界へといざなう。
- 知識の泉の世界では、知識が知識を呼び込み、巨大な知識群となって、さらに知識を呼び込む、好循環が始まる。
- 結晶化させるためには、核となるものが必要である。
- 知識を結晶化させ、大きな結晶を作るためには、長文読解・問題演習などを行なう前に、学習の初期段階において、基本知識を強制的に叩き込むスパルタンな姿勢が必要となる場面がある。
- 学問を楽しむ以前に、青息吐息になりながらも、基礎知識を詰め込む[つらい下積み時代]が必要になることは事実なので、これは受け容れるしかない。
- 歴史科目などの暗記科目だけでなく、数学・物理の解法暗記においても、次のような行為は、正解の情報〔暗記するべき解法〕を吸い込むための準備活動として有効であろう。
- 結局、初見の情報〔未習単元〕であっても、歴史科目でいえば、[【歴史のなぜ】が知りたい]→[【単元のツボ】が知りたい]などといった問題意識を、学習の初期に学習者に抱かせるような情報を与えることが、何よりも重要であろう。
- 新課程になってからの歴史科目は、学習の初期に問題意識を学習者に抱かせるような情報を与えることに着手したのだと思われる。
- まとめると、[脳内で記憶を受け入れることへ向けての準備が整う]ような【前段処置】を経てから学習を開始することによって、学習効果が大いに高まることが期待できる、ということになる。
- [自分が解くべき問題]を自分自身に与えたうえで[口頭で解答する〔自己講義(self-lecture / self-explanation)〕こと]を試みる。
- 解答を試みても解答できない場合、[覚えたことを思い出そうとして精神に負圧〔吸い込む力〕を作る]=[【知識に対する食欲】を高ぶらせる]ことになる。
- [負圧の部屋]が精神に作られたことは、[知識を吸い込むための空っぽの空間]が精神の中に作られた、ということでもある。
- その状態でテキスト/解答書などを見ると、大型のスポイトで白玉団子をスポン・スポンと吸い取るようなイメージで、テキスト/解答書の解答・解説が精神に吸い込まれていく。
- したがって、試験に適したテキストを選定し、そのテキストから【キーワード】を書き抜くなど、テキストの中で覚えるべき内容を解答としたときに、解答を呼び出すための【プロンプト〔対象者に解答することを求めるための投げかけ情報〕】となる[自分が解くべき問題]=【記憶のチェックシート】を用意することが、[勉強するための最重要準備項目]の一つになるであろう。
- 試験に適し、かつ、自分の使用教材にぴったり合った〔準拠した〕、しかも自分にとって有用な【記憶のチェックシート】が見つからない場合には、【記憶のチェックシート】を自作するのがよい。
- [山川一問一答 世界史|2024年1月|9784634032248|山川出版社]は有用だけれども、[81 山川 世探704 詳説世界史]の内容を細大漏らさず採録しているかというと、間引かれているし、[共通テスト]にとっては[余計な情報〔頻度数を表す★が少ない用語〕]もある。
- [共通テスト]の準備にかんしては[山川一問一答 世界史]は、有用なれども参考程度にしかならない。
- ヘルマン・エビングハウスの忘却曲線を考慮に入れながら、【自作した記憶のチェックシート】を使って、覚えたての知識が短期記憶から長期記憶へと至る峠〔とうげ〕を越えるのを、よく補助してやることを心がける。
- テキストから【キーワード】を抜き書きした【キーワード群】を【記憶のチェックシート】としつつ、この【記憶のチェックシート】を見て、テキストの【キーワード】と【キーワード以外の地の文】をできるだけ忠実に口頭で再現できるように、何度も何度もしつこく練習する。
- 要は、覚えたての知識が短期記憶から長期記憶へと至る峠を越えるまでの間は、高頻度な反復学習をしつこく繰り返して、完全に定着するまで諦めない。
- 結果としてテキストをまるごと暗誦する。これが[共通テスト]の歴史科目の対策として最も有用な対策法であろう。
- どのような試験でも、試験の問題作成者〔出題者〕が拠り所としているテキスト、[共通テスト]でいえば検定済教科書をまるごと暗記するのが、結局は早道であるということがいえる。
- 市販の参考書を中心に勉強し、検定済教科書を軽視すると、痛い目を見る。
- 市販の参考書を中心に勉強する場合でも、最終仕上げは検定済教科書で行なうのが安全策である。
- そして、試験対策である以上、最も大事にするべき教材は、過去問である。過去問でグンと伸びる。
[共通テスト]の[歴史総合,世界史探究]のテキストを選定する
- [共通テスト]は[二次・私大対策]と同等の難度の試験であるため、[センター試験レベル]と同じ意味で[共通テストレベル]という言葉を軽々に使うものではない。
- ここで述べたいことは[共通テスト対策]だからといって、難度の低い検定済教科書を選択することはできない、ということである。
- [世界史探究]の検定済教科書で私が気に入ったのは[7 実教 世探702 世界史探究]である。
- [81 山川 歴総707 歴史総合 近代から現代へ][81 山川 世探704 詳説世界史][81 山川 日探705 詳説日本史]の三冊は、歴史科目の中で最も詳しい検定済教科書であり、かつ、大学入試の問題作成者が問題作りの基準としているであろう検定済教科書であるけれども、三冊とも【詳説山川文体】〔複合的な文構造の中に固有名詞を詰め込んだ難解な文体〕という特殊な文体で書かれているため、意味不明な記述がたまにあり、それが学習阻害要因となっている。
- [共通テスト]の難度に見合った詳細さをもちながら、それでいて読みやすい[世界史探究]の検定済教科書は、次の三つであろう。
- 《1》[7 実教 世探702 世界史探究]
- 《2》[46 帝国 世探703 新詳世界史探究]
- 《3》[2 東書 世探701 世界史探究]
- [歴史総合]と[世界史探究]と[日本史探究]の検定済教科書は、同一著者が[歴史総合]と[世界史探究]を執筆している、あるいは、同一著者が[歴史総合]と[日本史探究]を執筆している、といったように著者がカブっている〔→必然的に同一出版社でそろえる〕ことが好ましい。 それによって、記述の様式・記述内容に情報互換性が生まれるからである。
- [歴史総合]の検定済教科書との連携を考えた場合、《1》[7 実教 世探702 世界史探究]と《3》[2 東書 世探701 世界史探究]が残ることになる。
- 《2》[46 帝国 世探703 新詳世界史探究]は単独では良書だけれども、同じ出版社〔帝国書院〕による同じ方針で書かれた[日本史探究]の検定済教科書がないので、《2》[46 帝国 世探703 新詳世界史探究]は選に漏れた。
- [46 帝国 歴総706 明解 歴史総合]の内容は簡略すぎて、[共通テスト対策]には向かないと思う。
- [46 帝国 歴総706 明解 歴史総合]の著者陣:川手圭一・井上正也・木村直樹・黒木英充・小林亜子・瀧井一博・奈良岡聰智・松重充浩・青木一真・大橋康一・加藤健司・川島啓一・後藤誠司・野々山新・美那川雄一・笹川裕史・矢部正明・丹治達義。
- 《2》[46 帝国 世探703 新詳世界史探究]の著者陣:桃木至朗・杉本淑彦・指昭博・青野公彦・三田昌彦・清水和裕・吉澤誠一郎・山下範久・杉山清彦・末近浩太・青木一真・大橋康一・加藤健司・川島啓一・後藤誠司・野々山新・美那川雄一・笹川裕史・矢部正明・丹治達義。
- [46 帝国 歴総706 明解 歴史総合]《2》[46 帝国 世探703 新詳世界史探究]に共通した著者陣は教諭の方々だけで、教授陣に共通項はない。
- そして《2》[46 帝国 世探703 新詳世界史探究]のほうが詳しく、[46 帝国 歴総706 明解 歴史総合]のほうが簡略かというと、サライェヴォ事件の記述などは[46 帝国 歴総706 明解 歴史総合]のほうが詳しかったりする。
- 要は[46 帝国 歴総706 明解 歴史総合]と《2》[46 帝国 世探703 新詳世界史探究]の編集に秩序とバランスが欠けている。
- [日本史探究]の検定済教科書との連携を考えた場合、《1》[7 実教 世探702 世界史探究]が残ることになる。
- 《3》[2 東書 世探701 世界史探究]は単独では良書だけれども、同じ出版社〔東京書籍〕の同じ方針で書かれた、[日本史探究の易しいほうの検定済教科書]がないので、《3》[2 東書 世探701 世界史探究]は選に漏れた。
- 代々木ゼミナールの世界史・諸岡浩太郎先生は[81 山川 世探704 詳説世界史][46 帝国 世探703 新詳世界史探究][7 実教 世探702 世界史探究]が安心しておすすめできる教科書とのことで、諸岡先生が[2 東書 世探701 世界史探究]を加えておられないのだから、[2 東書 世探701 世界史探究]には何かあるのだろうと思う。
- ■【世界史探究の鉄板教材】
- [日本史探究の易しいほうの検定済教科書]とは、同一出版社から複数の[日本史探究]の検定済教科書が出ているケースにおいて、易しいほうの検定済教科書という意味であり、具体的には[7 実教 日探703 精選日本史探究 今につなぐ未来をえがく]と[81 山川 日探706 高校日本史]を意味する。
- [日本史探究〔全7冊〕][世界史探究〔全7冊〕][歴史総合〔全12冊〕]の検定済教科書を列挙する。
- ●●●:難関大学にも通用するのは[7 実教 日探702 日本史探究]と[81 山川 日探705 詳説日本史]であり、MARCHよりも下位レベルに到達可能なのが[2 東書 日探701 日本史探究][35 清水 日探704 高等学校 日本史探究]であるらしい。
- ■【おすすめ】「新課程版」日本史受験する人が揃えるべき教材まとめ【これだけでOK】
- [2 東書 日探701 日本史探究]
- [7 実教 日探702 日本史探究]
- [7 実教 日探703 精選日本史探究 今につなぐ未来をえがく]
- [35 清水 日探704 高等学校 日本史探究]
- [81 山川 日探705 詳説日本史]
- [81 山川 日探706 高校日本史]
- [183 第一 日探707 高等学校 日本史探究]
- ●●●:代々木ゼミナールの世界史・諸岡浩太郎先生は[81 山川 世探704 詳説世界史][46 帝国 世探703 新詳世界史探究][7 実教 世探702 世界史探究]が安心しておすすめできる教科書とのことで、諸岡先生が[2 東書 世探701 世界史探究]を加えておられないのだから、[2 東書 世探701 世界史探究]には何かあるのだろうと思う。
- ■【世界史探究の鉄板教材】
- [81 山川 世探706 新世界史]は論述対策用のマニアックな検定済教科書であり、一橋大などの世界史論述がとびきり難しい大学に挑戦するための特殊教科書であろうと思う。それと同時に、一橋大では数学・英語の出来が合否を大きく左右する関係から、[81 山川 世探706 新世界史]まで使って世界史に過剰投資を行なうことは、受験戦略上、致命的な悪手となる危険性がある。
- [2 東書 世探701 世界史探究]
- [7 実教 世探702 世界史探究]
- [46 帝国 世探703 新詳世界史探究]
- [81 山川 世探704 詳説世界史]
- [81 山川 世探705 高校世界史]
- [81 山川 世探706 新世界史]
- [183 第一 世探707 高等学校 世界史探究]
- ●●●:[共通テスト対策]としての[歴史総合]の検定済教科書は、同社の検定済教科書のうち詳しいほうを選択するのがよい。[2 東書 歴総702 詳解歴史総合][7 実教 歴総703 詳述歴史総合][81 山川 歴総707 歴史総合 近代から現代へ]は、[共通テスト対策]として十分に詳しいと私は考えている。
- [2 東書 歴総701 新選歴史総合]
- [2 東書 歴総702 詳解歴史総合]
- [7 実教 歴総703 詳述歴史総合]
- [7 実教 歴総704 歴史総合]
- [35 清水 歴総705 私たちの歴史総合]
- [46 帝国 歴総706 明解 歴史総合]
- [81 山川 歴総707 歴史総合 近代から現代へ]
- [81 山川 歴総708 現代の歴史総合 みる・読みとく・考える]
- [81 山川 歴総709 わたしたちの歴史 日本から世界へ
- [183 第一 歴総710 高等学校 歴史総合]
- [183 第一 歴総711 高等学校 新歴史総合 過去との対話、つなぐ未来]
- [221 明成社 歴総712 私たちの歴史総合]
- [日本史探究の易しいほうの検定済教科書]である[7 実教 日探703 精選日本史探究 今につなぐ未来をえがく]または[81 山川 日探706 高校日本史]は「[歴史総合]の検定済教科書の【近現代日本史】の記述の薄さを補完するため」の補助教材として使う。
- [歴史総合]の検定済教科書の66.66%程度は【近現代世界史】であるため、残りの33.33%程度である【近現代日本史】は、[歴史総合]の検定済教科書の中での記述が飛び飛びになってしまい、【近現代日本史】の【歴史の流れ】がわからない状態におちいりやすい。
- つまり【近現代日本史】にかんしては、[歴史総合]の検定済教科書を読んでも【歴史の流れ】がわからないので、[日本史探究の易しいほうの検定済教科書]で【近現代日本史】の[通史]を先に学んでおく必要がある。
- さて東京書籍の場合、[日本史探究]の検定済教科書が[2 東書 日探701 日本史探究]という一種類しかなく、この[2 東書 日探701 日本史探究]は、初学者が【歴史の流れ】を学ぶには詳細すぎる。
- 「[歴史総合]の検定済教科書の【近現代日本史】の記述の薄さを補完するため」という限定付きの検定済教科書なのであるから、内容が簡素で、適度に間引かれた[日本史探究]の検定済教科書であらねばならない。【歴史の流れ】を見失うほど詳細であっては困る。
- 初学者が【歴史の流れ】を学ぶのにふさわしい簡略さをもった[日本史探究]の検定済教科書は、[7 実教 日探703 精選日本史探究 今につなぐ未来をえがく]と[81 山川 日探706 高校日本史]である。
- ということは、東京書籍の検定済教科書で歴史科目を統一的に学んでいくプランが、そこで破綻することになる。
- [81 山川 日探706 高校日本史]は単独では良書だけれども、[81 山川 歴総707 歴史総合 近代から現代へ]が【詳説山川文体】〔複合的な文構造の中に固有名詞を詰め込んだ難解な文体〕で書かれているので、そこが問題である。
- また[歴史総合,日本史探究]で[共通テスト]を受験する場合であっても、[81 山川 日探706 高校日本史]は単独では良書だけれども、[81 山川 日探705 詳説日本史]が【詳説山川文体】で書かれているので、そこが問題である。
- [歴史総合,日本史探究]を[国公立二次・私大対策]で使う人は、とりあえず[7 実教 日探702 日本史探究]で学習を進めておき、一定以上の実力になったら、もしも必要があれば、[81 山川 日探705 詳説日本史]をサブで取り入れるのが安全策だと思う。
- 田中一平先生が指摘していたのは、[81 山川 日B309 詳説日本史 改訂版]からみて[81 山川 日探705 詳説日本史]の文化史において大幅な情報の削減があった件である。
- 文化史にそこまで大きな穴があるのであれば、[81 山川 日探705 詳説日本史]の【詳説】たるゆえんが、すでに失われていると考えてよい。
- ■【おすすめ】「新課程版」日本史受験する人が揃えるべき教材まとめ【これだけでOK】
- [歴史総合,日本史探究]を[国公立二次・私大対策]で使う人は、東大・早慶以外が第一志望なら、[7 実教 日探702 日本史探究]を選択しておくのが安全策なのかもしれない。
- 《3》[2 東書 世探701 世界史探究]は単独では良書だけれども、同じ出版社〔東京書籍〕の同じ方針で書かれた、[日本史探究の易しいほうの検定済教科書]がないので、《3》[2 東書 世探701 世界史探究]は選に漏れた。
- 歴史科目を同一出版社の検定済教科書で統一的に学んでいくと、文体・記述順序・記述内容がほぼ一致しているため、[既知の情報]と[未知の情報]との区別が容易であり、各教科書の[情報の差分]を楽に把握することができるので、学習効率が爆上がりする。
- ただし、複眼的な視点で歴史を立体的に知りたい場合には、異なる出版社の検定済教科書を読むのがよいけれども、歴史科目に過剰に時間・体力を使うことは避けたい。
- [7 実教 歴総703 詳述歴史総合]の執筆者の六名が[7 実教 世探702 世界史探究]の執筆者と重複している。
- [7 実教 歴総703 詳述歴史総合]の執筆者の六名が[7 実教 日探702 日本史探究]の執筆者と重複している。
- [7 実教 歴総703 詳述歴史総合]の執筆者の十九名が[7 実教 歴総704 歴史総合]の執筆者と重複している。
- [7 実教 歴総704 歴史総合]の執筆者の一名が[7 実教 日探702 日本史探究]の執筆者と重複している。
- 結局、[7 実教 歴総703 詳述歴史総合]は、[7 実教 世探702 世界史探究]と[7 実教 日探702 日本史探究]の執筆者が六名ずつ携わって書かれている、かなり気合いの入った[歴史総合]の検定済教科書だということがわかる。
- [81 山川 歴総707 歴史総合 近代から現代へ]も、[81 山川 日探705 詳説日本史]と[81 山川 世探704 詳説世界史]の執筆者が五名ずつ携わって書かれている、かなり気合いの入った[歴史総合]の検定済教科書である。
- しかし問題は、[81 山川 歴総707 歴史総合 近代から現代へ][81 山川 日探705 詳説日本史][81 山川 世探704 詳説世界史]の三冊が【詳説山川文体】〔複合的な文構造の中に固有名詞を詰め込んだ難解な文体〕という読みづらい文体で書かれており、初学者には読めたものではない、という点である。
- 東京書籍には、[日本史探究の易しいほうの検定済教科書]がない。
- 山川出版社には、詳しくて読みやすい[歴史総合][日本史探究][世界史探究]の検定済教科書が存在しない。
- 消去法の結果として、実教出版の歴史教科書を組み合わせて、歴史科目の効率的な攻略を考えるしかない、というのが現状である。
- [7 実教 歴総703 詳述歴史総合]と[7 実教 世探702 世界史探究]とを連携させると、著者陣が多数カブっており、かつ、[歴史総合]が世界史中心であることと相まって、[共通テスト対策]としての検定済教科書の最強タッグになる可能性がある。
- 実教出版の検定済教科書を使った[共通テスト対策]としての[歴史総合,世界史探究]の準備方法を考えてみる。
- まずは[7 実教 日探703 精選日本史探究 今につなぐ未来をえがく]の[第4編 近現代の地域・日本と世界]〔[ペリーの来航]〕以降をしっかりと暗記するのがよい。
- [7 実教 日探703 精選日本史探究 今につなぐ未来をえがく]は、とても読みやすく、【歴史の流れ】がよくつかめる。
- 中学課程の[歴史]に穴があったとしても、[7 実教 日探703 精選日本史探究 今につなぐ未来をえがく]を使うかぎり、たぶん大丈夫であろう。それぐらい平易に書かれているのが[7 実教 日探703 精選日本史探究 今につなぐ未来をえがく]である。
- 【近現代日本史】は、【1】[1900年~1904年][1905年~1909年]など五年紀〔五年間〕を一区切りとして、その五年紀内の【歴史上の出来事】をまとめる、かつ、【2】その内閣の存続期間内の【歴史上の出来事】をまとめる。この二つのレイヤー〔層〕で【歴史上の出来事】を整理しながら学ぶのがよい。
- 内閣ごとに【歴史上の出来事】をまとめるさいに手本になるのが、[新詳歴史総合|浜島書店]〔202~207〕であり、これは学校一括採用品なので、メルカリ等で入手するなど工夫が必要になる。
- それは【近現代日本史】について【1】五年紀内の【歴史上の出来事】と、【2】その内閣の存続期間内の【歴史上の出来事】という二つのレイヤーで覚えておくと、その知識が核になり、[歴史総合]で【近現代世界史】を学んだときに、自分が学んでいる内容を、日本史のタイムライン上の位置と関連づけて暗記することができるからである。
- 日本史でいえば、[内閣]と[五年紀]という二重の尺度で【近現代日本史】を先に覚えておくことによって[知識の時間軸]を打ち立てておけば、この[知識の時間軸]に関連づけて【近現代世界史】の【歴史上の出来事】を覚えることで、頭の中に年表が描かれやすい状況になる、ということである。
- 世界史でいえば、【中国通史】を先に覚えておくことによって[知識の時間軸]を打ち立てておけば、この[知識の時間軸]に関連づけて【世界史】の【歴史上の出来事】を覚えることで、頭の中に年表が描かれやすい状況になる。
- 【中国通史】を適切な時代区分〔世紀・半世紀・四半世紀・十年紀・五年紀といったタイム・スパン〕で区切ることによって、【中国通史】の中の【歴史上の出来事】が発生したおおよその時期〔例:何世紀中盤、千八百何十年代など〕が把握できる【1】。
- それプラス[紀伝体の本紀の記述形式]=【2】[統治者とその業績]という形式でもまとめると、より頭の中に年表が描かれやすい状況になる。
- 【中国通史】以外の世界史を学ぶとき、その【歴史〔世界史〕上の出来事】が起こったとき、中国では何時代の誰それの治世であった、という具合に、【中国通史】に関連付けて覚えれば、【歴史上の出来事】の前後関係がわかりやすくなる。
- 期間の用語〔time period terminology〕
- 五年紀=5年〔half-decade = lustrum = 5 years〕
- 十年紀=10年〔decade = 10 years〕
- 四半世紀=25年〔quarter-century = 25 years〕
- 半世紀=50年〔half-century = 50 years〕
- 世紀=100年〔century = 100 years〕
- 千年紀=1000年〔millennium = 1,000 years〕
- 【中国通史】を適切な時代区分〔世紀・半世紀・四半世紀・十年紀・五年紀といったタイム・スパン〕で区切ることによって、【中国通史】の中の【歴史上の出来事】が発生したおおよその時期〔例:何世紀中盤、千八百何十年代など〕が把握できる【1】。
- [7 実教 日探703 精選日本史探究 今につなぐ未来をえがく]は、とても読みやすく、【歴史の流れ】がよくつかめる。
- [7 実教 歴総703 詳述歴史総合]だけでは、これに含有される日本史分野の【歴史の流れ】が把握しづらいので、事前に[7 実教 日探703 精選日本史探究 今につなぐ未来をえがく]を覚えておいたのだった。
- ただし[7 実教 日探703 精選日本史探究 今につなぐ未来をえがく]は、[第4編 近現代の地域・日本と世界]〔[ペリーの来航]〕以降のみに取り組む。
- [7 実教 日探702 日本史探究]〔田中一平先生が京大・阪大にぴったりだと言って推薦しているヤツ〕は[81 山川 日探705 詳説日本史]に次ぐ[詳しい日本史探究の印刷教材]であり、[共通テスト]の[歴史総合]をおぎなうには、あまりにも詳しすぎる。
- したがって[7 実教 日探702 日本史探究]は不適。そこから[7 実教 日探703 精選日本史探究 今につなぐ未来をえがく]や[81 山川 日探706 高校日本史]といった、詳細を省いた[日本史探究の易しいほうの検定済教科書]しか、[共通テスト]の[歴史総合]をおぎなう用途には適さないということになる。
- [7 実教 歴総703 詳述歴史総合]をはじめとする[歴史総合]の検定済教科書は、そのほとんどの記述が【近現代世界史】であるため、【近現代世界史】を学ぶためのテキストとしてもすぐれている。
- つまり、いきなり[7 実教 世探702 世界史探究]を使うとその情報量に圧倒されてしまうので、[7 実教 歴総703 詳述歴史総合]を使って近現代史の概略を覚えたうえで、[7 実教 世探702 世界史探究]を使うと無理がないであろう。
- 以上が、実教出版の検定済教科書を使った[共通テスト対策]としての[歴史総合,世界史探究]の概略である。
- 使用する検定済教科書は、著者がカブっており、記述の様式・記述内容に情報互換性がある、次の三冊である。
- [7 実教 日探703 精選日本史探究 今につなぐ未来をえがく]:ただし[第4編 近現代の地域・日本と世界]〔[ペリーの来航]〕以降のみ。
- [7 実教 歴総703 詳述歴史総合]
- [7 実教 世探702 世界史探究]
- 以上の三冊を【キーワード群】を【プロンプト〔対象者に解答することを求めるための投げかけ情報〕】としつつ、【キーワード】+【キーワード以外の地の文】を口頭で再現する訓練をしながらマスターしていくことで、[教科書的内容の字句の把握]は十分であろう。
- あとは図版・地図を覚えていく必要はある。
- [教科書的内容の字句・図版・地図の把握]が終わったら、単元別に編集された[センター試験過去問][共通テスト過去問]の誤文〔incorrect sentence〕訂正を口頭で丹念に行なっていくことを通じて、[共通テスト]での得点力は劇的に上昇するであろう。
- [共通テスト]は検定済教科書の【キーワード以外の地の文】がよく出ることを痛感しながら、検定済教科書の復習を定期的に行なうと、さらに効果が上がる。
- 歴史科目は時間をかければ、誰でも安定して得点源にすることができる科目である。
- 中学生のうちから実教出版の歴史教科書に親しんでおくことで、高校時代の理系科目の勉強の邪魔にならない[共通テスト]の[歴史総合,世界史探究]の対策ができるであろう。
- まずは[7 実教 日探703 精選日本史探究 今につなぐ未来をえがく]の[第4編 近現代の地域・日本と世界]〔[ペリーの来航]〕以降をしっかりと暗記するのがよい。
色鉛筆を使ったマーキング
- [世界史探究]の検定済教科書を複数出しているのは山川出版社だけであり、詳細を省いた[世界史探究の易しいほうの検定済教科書]は[81 山川 世探705 高校世界史]だけしか存在しない。
- 以下は[世界史探究]の検定済教科書の一覧である。
- ■【世界史探究の鉄板教材】
- [2 東書 世探701 世界史探究]
- [7 実教 世探702 世界史探究]
- [46 帝国 世探703 新詳世界史探究]
- [81 山川 世探704 詳説世界史]
- [81 山川 世探705 高校世界史]
- [81 山川 世探706 新世界史]
- [183 第一 世探707 高等学校 世界史探究]
- [81 山川 世探704 詳説世界史]を要約したものが[81 山川 世探705 高校世界史]であり、この二冊の検定済教科書の章立ては共通している。
- [共通テスト対策]としては、[センター試験過去問][共通テスト過去問]で問題演習をしながら、[易しい検定済教科書にセ試/共テの出題事項を書き足す]のではなく、[詳しい検定済教科書の紙面において、セ試/共テの出題箇所を薄い色の色鉛筆などでアンダーライニング/マーキングする]などのほうが作業がラクである。
- そのことを考えた場合、同一出版社から難度の異なる[歴史総合]の検定済教科書が出ている場合には、いちばん難度の高いものを選んでおくのが無難だということになるだろう。
- といっても、詳細を省いた[世界史探究の易しいほうの検定済教科書]は[81 山川 世探705 高校世界史]だけしか存在しない。
- そして[81 山川 世探705 高校世界史]を購入して検証した結果、[81 山川 世探705 高校世界史]は[共通テスト]レベルの知識を網羅するには至っていないことがわかった。
- 代ゼミの世界史・諸岡浩太郎先生の説を採用すると、大学入試に安心しておすすめできる[世界史探究]の検定済教科書は、[81 山川 世探704 詳説世界史][46 帝国 世探703 新詳世界史探究][7 実教 世探702 世界史探究]の三つに絞られるとのこと。
- ■【世界史探究の鉄板教材】
- そこから、[共通テスト対策]としては、[センター試験過去問][共通テスト過去問]で問題演習をしながら、[81 山川 世探704 詳説世界史][46 帝国 世探703 新詳世界史探究][7 実教 世探702 世界史探究]の三つのうちどれかを自分で選び、セ試/共テの出題箇所を薄い色の色鉛筆などでアンダーライニング/マーキングすることが、一つの[おすすめ勉強法]ということになるであろう。
- 普通紙コピー機やスキャナは、モノクロモードでも、カラーモードでも、[水色の色鉛筆][水色のマーカー]など[薄いシアン系の色彩]がスキャンされにくい〔画像として写りにくい〕。
- シアン〔C|Cyan〕とは、四色印刷でいう[青み]のことで、マゼンタ〔M|Magenta〕が[赤み]、イエロー〔Y|Yellow〕が[黄み]、そしてブラック〔K|Key Plate/Key Tone〕が[黒み]である。
- グラフ用紙・漫画原稿用紙などの罫線が薄い水色で印刷されているのは、普通紙コピー機やスキャナによって、薄い水色が拾われにくい、という性質を利用するためであろう。
- アニメ業界・漫画業界では、下書きに[水色のシャープペン芯]や[水色の色鉛筆]を多用してきた。
- アニメ業界では[三菱鉛筆 硬質色鉛筆〈グラフ用鉛筆〉7700 8 水色]〔生産中止で在庫かぎり〕が絶大な信頼を得ていたようだ。
- ■三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL 色鉛筆7700 #8 水色 12本入 K7700.8
- 三菱鉛筆の色鉛筆880は、色つき・発色が良好ではあるけれども、プラスチック字消しで消しにくく、いくら消しても色の跡が残る。
- プラスチック字消しで消しやすいのはトンボの色鉛筆1500であり、トンボの色鉛筆1500において[三菱鉛筆 硬質色鉛筆〈グラフ用鉛筆〉7700 8 水色]に最も近い色は[14 うすあお]である。
- ■トンボ鉛筆 TOMBOW 色鉛筆 1500 単色 薄青 12本入り 1500-14
- ■トンボ鉛筆 TOMBOW ippo! ミニ削り器Wシャープナー クリアブルーパック KSA-121A
- ■三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL 芯ホルダー ユニホルダー MH-500 2.0mm 芯色:黒 硬度:HB MH500HB
- ■北星鉛筆 KITA-BOSHI PENCIL 大人の色鉛筆13 替え芯 水 3本入 OTP-IE150LB
- トンボの色鉛筆1500において[三菱鉛筆 硬質色鉛筆〈グラフ用鉛筆〉7700 8 水色]に2番目に近い色は[13 みずいろ]である。
- ■トンボ鉛筆 TOMBOW 色鉛筆 1500 単色 水色 12本入り 1500-13
- [14 うすあお]はシアン〔青〕が強く、[13 みずいろ]はシアンが弱めでイエローが混ざっている。
- [トンボの色鉛筆1500の36色|01 しろ|02 れもんいろ|03 きいろ|04 やまぶきいろ|05 おうどいろ|06 きみどり|07 みどり|08 ときわいろ|09 まつばいろ|10 ふかみどり|11 なんどいろ|12 あおみどり|13 みずいろ|14 うすあお|15 あお|16 ぐんじょういろ|17 あいいろ|18 むらさき|19 すみれいろ|20 ふじむらさき|21 ふじいろ|22 ももいろ|23 あかむらさき|24 べにいろ|25 あか|26 しゅいろ|27 うすべにいろ|28 だいだいいろ|29 うすだいだい|30 あかちゃいろ|31 ちゃいろ|32 こげちゃいろ|33 くろ|34 ねずみいろ|35 ぎんいろ|36 きんいろ]
- 水色系と黄色系は、普通紙コピー機やスキャナに写りにくい色であろうと思う。色鉛筆等でのテキストへのアンダーライニング/マーキングには、普通紙コピー機やスキャナを意識する場合には、水色系と黄色系が適切であろうと思う。
- [書きこみ教科書][書き込み式ノート教材]は、答えを書き込むことで、莫大な時間・体力を溶かすので、これらの導入は慎重に考えたほうがよい。
- ただし、[書きこみ教科書][書き込み式ノート教材]を問題集として利用し、想起トレーニングの一環として[書いて解く]のであれば、[書きこみ教科書][書き込み式ノート教材]の導入も肯定されるべきである。
- つまり[書いて覚える]には二種類ある。
- 【1】[作業として書いて覚える]→覚える効果が低い〔莫大な時間・体力を溶かす〕→音声言語として用語を覚えて、その音声記憶の綴り方を覚えているかどうかを確かめるために[書く]のが本筋である。
- 【2】[書き込み式の印刷教材]を問題集として利用し、想起トレーニングの一環として[書いて解く]、かつ、覚えていないことが判明した用語・事項には特別な印を付けるなどの[仕分け作業を行なう]のであれば、[書きこみ式の印刷教材]を使って[書いて覚える]ことは肯定されるべきである。
- インプットとしての[書いて覚える]は時間・体力を溶かす。
- アウトプットとしての[書いて覚える]+[仕分け作業]ならば生産的である。
- つまり[書いて覚える]には二種類ある。
- ただし【詳説】には[早慶入試向けの細かい用語]も多分に含まれているので、【詳説】を直接使って学習を進めるのは、[共通テスト対策]としては[やりすぎ危険]=[オーバーロード〔過負荷〕]だといえる。
- 【詳説】とは、次の三冊と定義する。[81 山川 歴総707 歴史総合 近代から現代へ][81 山川 日探705 詳説日本史][81 山川 世探704 詳説世界史]。
- [共通テスト]の[歴史総合,世界史探究]で10割を目指すのは文系志望者だけであり、文系志望者・文系出身者を[進路選択を誤った人たち]だと見なすならば、文系志望者・文系出身者が開陳している勉強のやり方を絶対に模倣しないことだ。
- 【詳説】を使うにしても、[早慶入試向けの細かい用語]は思い切って切り捨て、[共通テスト]の[歴史総合,世界史探究]で[九割台が取れれば満足]とする割り切り精神をもとう。
- [共通テスト]で[地理総合,地理探究]を選択すると、七割台・八割台で得点の伸びが停止し、そこから九割台に乗せるには、[国公立二次・私大対策]並みの努力が必要になる。
- [共通テスト]の[地理総合,地理探究][公共,倫理][公共,政治・経済]は、本番での運・不運により得点に大きなゆらぎがあり得る不安定な科目であり、こういう[運ゲー科目]に自分の運命を委ねるのは愚かだといえる。
- 手堅くいくなら、[共通テスト]の地歴公民は[歴史総合,世界史探究]が第一候補、[歴史総合,日本史探究]が第二候補であり、それ以外は[本番での運・不運により得点に大きなゆらぎがあり得る不安定な科目]だと見なすべきであろう。
- [歴史総合,世界史探究][歴史総合,日本史探究]は、勉強の開始時期を早めさえすれば、誰でも高得点が取れる[安定的な科目]である。
- 試験準備の負担は重たいけれども、それだけに、学習し切った人にとっては九割台が安定的に狙える科目が[歴史総合,世界史探究][歴史総合,日本史探究]なのである。
- 受験では、[運ゲー要素]を極力減らすこと〔ボラティリティを下げること〕が大切である。
- 例えば、[英語][古文][漢文][無機化学][有機化学]は得点が安定しやすい。
- [数学][物理][理論化学]は得点が不安定になりやすい。
- [物理]を安定させる方法として、[式にいちいち単位を付ける]という[化学の橋爪健作先生のおもに理論化学の解き方]を[物理]にも適用したような方法がある。
- ■【高校物理】絶対にやってはいけない勉強法3選
- [化学]の橋爪健作先生も、[理論化学〔物理化学〕]の計算問題を中心として、単位付きで立式する方式を提唱しておられる。式の文字や数値の意味が強調される点で、単位付きの立式は、[物理][化学]の両方において、有力な立式方法であるといえる。
- ■旧版でひどかった誤植が大きく改善されています
- 入試の[数学]が六問制だとして[無完答+部分点のみ]や[一問完答+部分点]でも合格するような、そういう[シフト]で各科目への時間・体力の按分割合を最適化していくやり方もある。
- これは[数学]がそれだけ得点の不安定な科目であるということを表すための極端な例ではある。しかし現役生の場合、このやり方には、きわめて現実的な部分もある。
- それは[数学]の難しい問題集をやるより、[英語][古文][漢文][無機化学][有機化学]など、慣れと暗記だけで確実に得点できる[非実力者にも優しい科目]に時間・体力をドクドクと注ぎ込むことが、戦略上、功を奏することもある、という意味である。
- [慣れと暗記だけで勝てる部分]をぜんぶきれいにつぶしてから、[思考も使わなければ勝てない部分]に取りかかるような、そんなイメージで取り組むわけである。
- なお【詳説】は【詳説山川文体】〔複合的な文構造の中に固有名詞を詰め込んだ難解な文体〕で書かれており、こういう文体はとても読めたものではなく、学習には適さない。
- [歴史総合]と[世界史探究]の連続的・統一的・一括的な学習を考えた場合、次の組み合わせが考えられる。
- 【1】:著者が共通している度合いが高い、[7 実教 歴総703 詳述歴史総合]と[7 実教 世探702 世界史探究]との併用。この二冊は、検定済教科書にしては読みやすい部類である。
- なお、[7 実教 歴総703 詳述歴史総合]など[歴史総合]の検定済教科書の日本史分野は、記述が飛び飛びになっており、【歴史の流れ】がわかりづらいので、[7 実教 日探703 精選日本史探究 今につなぐ未来をえがく]の[第4編 近現代の地域・日本と世界]〔[ペリーの来航]〕以降のみを利用して、【近現代日本史】の【歴史の流れ】を把握しておくのが理想だと思う。
- これは古書なので推薦しがたいけれども、参考情報として、[日本史〈近現代史〉歴代内閣図解整理ハンドブック|旺文社]によって【近現代日本史】の【歴史の流れ】を把握する方法もあることを記録しておく。
- ただし[日本史〈近現代史〉歴代内閣図解整理ハンドブック]は[日本史B]を選択した人に向けたものであり、[共通テスト対策]としては詳しすぎる。
- 内閣ごとに【歴史上の出来事】をまとめる手本にするべきなのは、やはり[新詳歴史総合|浜島書店]〔202~207〕であり、これは学校一括採用品なので、メルカリ等で入手するなど工夫が必要になる。
- 【2】:著者が共通している度合いが高い、[81 山川 歴総707 歴史総合 近代から現代へ]と[81 山川 世探704 詳説世界史]との併用。これは【詳説】の併用。この二冊は、【詳説山川文体】〔複合的な文構造の中に固有名詞を詰め込んだ難解な文体〕で書かれており、すでに歴史知識が豊富な人〔既修者〕にしか読みこなせないであろう。
■詳説日本史 改訂版 日B309 | 山川出版社
■詳説世界史 改訂版 世B310 | 山川出版社
■日本史探究 詳説日本史 | 山川出版社
■世界史探究 高校世界史 | 山川出版社
- 印刷教材の紙面へのアンダーライニング〔下線引き〕/マーキング〔蛍光ペンの使用など〕について:
- 歴史科目の印刷教材の重要な部分にアンダーライニング/マーキングを行なうと、アンダーライニング/マーキングされた【キーワード】に対してのみ注意が払われ、アンダーライニング/マーキングされた【キーワード以外の地の文】に対する注意が散漫になり、結果として[テキストに対する読みが甘くなる]ため、【歴史の流れ】を把握し損ねる危険性がある。
- [2 東書 歴総702 詳解歴史総合]など、一部の例外を除き、歴史科目の検定済教科書では、【キーワード】を太字〔ゴシック体〕で印刷している。
- この[【キーワード】を太字で印刷する行為]もまた、【キーワード】に対してのみ注意が払われ、【キーワード以外の地の文】に対する注意が散漫になり、結果として[テキストに対する読みが甘くなる]ため、【歴史の流れ】を把握し損ねる危険性があるといえる。
- [2 東書 歴総702 詳解歴史総合]は、【キーワード】も細字〔明朝体〕で印刷しており、妙な強調がない分、かなり通読しやすい。
- [2 東書 歴総702 詳解歴史総合]は、【歴史上の出来事】の歴史上の意義・位置づけなど、[時代に対する俯瞰視点]からの学術な論評〔論述試験のネタになりそうな文言〕が豊富な[歴史総合]の検定済教科書である。
- そういう意味において、[2 東書 歴総702 詳解歴史総合]の書かれ方は、山川出版社でいう歴代の[新世界史]の書かれ方に、そのテイストに似ている。
- 必要以外のアンダーライニング/マーキングを避け、印刷教材の紙面をプレーンな状態に保つよう心がけたほうがよい。
- 印刷教材の紙面をカラフルにしても、効率的な暗記のためには、むしろ邪魔である。
- 【詳説】の【キーワード】を三菱鉛筆プロッキー〔青〕で塗ることを通じて、赤シートで【キーワード】が隠せるようにする早慶向けの勉強法を紹介しているYouTube動画がある。
- そのやり方は、私大文系向き〔用語知識が問われる試験向き〕の勉強法であり、[共通テスト]向きの勉強法ではない。