Espansoポータブル版〔espansod.exe〕運用ガイド|Espansoポータブル版〔espansod.exe〕は、実行ファイルが存在するフォルダ内の.espansoディレクトリで全ての設定が完結するため、サービス登録コマンドによる自動起動の設定と、matchフォルダへの.ymlファイル配置によるカスタマイズ、および適切な権限階層への設置が運用の鍵となる。

ポータブル版は、espansod.exeがあるフォルダ内で全てが完結するのが最大の特徴です。

1. 導入とサービス登録〔初回のみ〕

コマンドプロンプトでespansod.exeがあるフォルダへ移動し、以下のコマンドを実行します。

  • サービス登録:espansod service register
  • これを実行することで、Windowsのバックグラウンドサービスとして登録され、自動起動の準備が整います。
  • 起動:espansod start
  • 状態確認:espansod statusを打ち、“espanso is running"と出れば成功です。

2. 重要:カスタマイズは[.espanso]フォルダで

ポータブル版において、自分のスニペット〔辞書〕を有効にするには、フォルダ内の.espansoディレクトリを直接編集する必要があります。

  • 設定の核:.espanso/match/フォルダ
  • ここに自前の.ymlファイル〔例:base.ymlteikeiku001.yml〕を配置しない限り、カスタマイズした入力補完は機能しません。
  • ※リストにある.txtファイルは、.ymlから参照して読み込むための素材として管理します。
  • 動作設定:.espanso/config/default.yml
  • 特定のアプリでの無効化設定などはここで行います。

3. よく使う運用コマンド

パスが通っていない場合は、フォルダ内で./espansod [コマンド]と打つか、フルパスで指定してください。

操作 コマンド 備考
再起動 espansod restart .yml編集後の内容反映に必須
停止 espansod stop 動作を一時的に完全に止める
パス確認 espansod path どの設定ファイルを見ているか確認
ログ確認 espansod log 置換が効かない時のエラー調査

4. Windowsでの注意点

  • 実行ファイル名:通常のespansoではなくespansod 〔daemonのd〕として実行してください。
  • 配置場所:C:\Drawers...のように、ユーザーがフルコントロールできる階層に置くことで、管理者権限のトラブルを防ぎ[神経質さ]を回避できます。

この文章の要約

導入とサービス登録の手順はコマンドプロンプトから開始する

ポータブル版の運用では、espansod.exeが存在するディレクトリへ移動してコマンドを実行する。 サービス登録には、espansod service registerというコマンドを用いる。 この操作により、Windowsのバックグラウンドサービスとして登録が行われる。 登録が完了すると、システムの自動起動に向けた準備が整う。 起動を確認するには、espansod startを実行した後にespansod statusを入力する。 ステータスにespanso is runningと表示されれば、正常な起動が証明される。

スニペットのカスタマイズには.espansoフォルダの直接編集が必要である

ポータブル版において自作のスニペットを有効化するには、.espansoディレクトリを操作する。 設定の中核は、.espanso/match/フォルダの中に存在する。 このフォルダ内に、base.ymlやteikeiku001.ymlなどの自前ファイルを配置する。 自前の設定ファイルを置かない限り、カスタマイズした入力補完機能は動作しない。 リストにある.txtファイルは、.ymlから参照するための素材として管理を行う。 特定のアプリでの無効化といった動作設定は、.espanso/config/default.ymlで行う。

運用コマンドの実行はパスの指定やフルパスの利用で行う

パスが通っていない環境では、ディレクトリ内で./espansod [コマンド]と入力する。 設定ファイルである.ymlの編集内容を反映させるには、espansod restartを実行する。 動作を一時的に完全に停止させる場合には、espansod stopというコマンドを用いる。 どの設定ファイルを参照しているかを確認するには、espansod pathを使用する。 置換が機能しない際のエラー調査には、espansod logによるログ確認が有効である。

Windows環境での実行ファイル名と配置場所に注意を払う

実行ファイル名は、通常のespansoではなくdaemonを意味する末尾にdが付いたespansodとする。 ファイルの配置場所は、C:\Drawersなどのユーザーがフルコントロール可能な階層を選択する。 適切な階層への配置は、管理者権限に起因するトラブルの防止に寄与する。 この配置により、権限問題に関連する運用上の煩雑さを回避できる。

フォルダー構造とファイルの配置場所:

Microsoft Windows [Version 10.0.19045.6937]
(c) Microsoft Corporation. All rights reserved.

C:\Users\pure>cd C:\Drawers\Freeware\Writing\Espanso\espanso-portable

C:\Drawers\Freeware\Writing\Espanso\espanso-portable>tree /f
フォルダー パスの一覧
ボリューム シリアル番号は 4438-2F16 です
C:.
│  concrt140.dll
│  espanso.cmd
│  espansod.exe
│  msvcp140.dll
│  msvcp140_1.dll
│  msvcp140_2.dll
│  msvcp140_atomic_wait.dll
│  msvcp140_codecvt_ids.dll
│  README.txt
│  setupscript.iss
│  START_ESPANSO.bat
│  vccorlib140.dll
│  vcruntime140.dll
│  vcruntime140_1.dll
│
├─.espanso
│  ├─config
│  │      default.yml
│  │
│  └─match
│      │  base.yml
│      │  doobly.txt
│      │  hirei.txt
│      │  ika.txt
│      │  ike.txt
│      │  iki.txt
│      │  iko.txt
│      │  iku.txt
│      │  me01.txt
│      │  saya.txt
│      │  sekaishi01.txt
│      │  takka.txt
│      │  takki.txt
│      │  teikeiku001.yml
│      │  TourokuPhrase.txt
│      │
│      └─packages
└─.espanso-runtime
    │  disabledv2.ico
    │  espanso-daemon.lock
    │  espanso-worker.lock
    │  espanso.log
    │  formv2.ico
    │  iconv2.png
    │  icon_no_backgroundv2.png
    │  normalv2.ico
    │  search.png
    │  tray_explain_image.png
    │  wizardv2.ico
    │
    └─kvs
            has_completed_wizard
            has_displayed_welcome
            has_selected_auto_start_option


C:\Drawers\Freeware\Writing\Espanso\espanso-portable>