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【OEM関連】:[旧仕様|MONO消しゴム|トンボ鉛筆]〔シード社製造のOEM製品〕と[Radar〔レーダー〕|シード]は、同一物です

[旧仕様|MONO消しゴム|トンボ鉛筆]は、シード社製造のOEM製品であり、[Radar〔レーダー〕|シード]と同一物です。

トンボ鉛筆は、[MONO消しゴム]を[シード社製造のOEM]から[トンボ鉛筆社製造の自社生産]に切り替えた、という噂があります。 その結果、[新仕様|MONO消しゴム|トンボ鉛筆]は[折れやすい・欠けやすい]という欠点を克服し、以前よりも[折れにくい・欠けにくい]という状態に変わったようです。

[紙面への食いつきをよくする〔摩擦係数を上げる〕]と[よく消せる]けれども[剛性が低く]なり、[折れやすい・欠けやすい]ことになるのは当然です。 この性質をもつ消しゴムには、[旧仕様|MONO消しゴム][Radar〔レーダー〕][2B~6Bに最適OMNI|PLUS]があると思います。

[折れやすい・欠けやすい]のを避けたい場合には、[旧仕様|MONO消しゴム][Radar〔レーダー〕][2B~6Bに最適OMNI]といった系統のプラスチック字消しを避けることです。

[旧仕様|MONO消しゴム][Radar〔レーダー〕][2B~6Bに最適OMNI]は、でこぼこの多い画用紙などに、4B・6Bなどの柔らかくて濃い鉛筆芯の粉が入り込んだのを、モチのように吸着して消しクズにする性質をもちます。

それで、小学校低学年の児童は、学校から鉛筆の【2B】指定を受けますので、[2B~6Bに最適OMNI]などが適しているのかというと、男子児童などは、きっと折ってしまうことでしょう。

ヒノデワシ社が製造する[まとまる]感じの一連のプラスチック字消しも、でこぼこの多い画用紙などに、4B・6Bなどの柔らかくて濃い鉛筆芯の粉が入り込んだのを、モチのように吸着して消しクズにする性質をもちます。

[まとまる]感じの一連のプラスチック字消しは、[旧仕様|MONO消しゴム][Radar〔レーダー〕][2B~6Bに最適OMNI]よりも[折れやすい・欠けやすい]ので、こういう壊れやすい文具を小学校低学年の児童に与えることそのものが間違っているのだと思います。

そして逆算すると、小学校低学年の児童に、鉛筆を使用することを強要することも、根本的に間違っていると思います。

小学校低学年の児童に向いている筆記具は、私が思うに、[uni FiELD〔ユニフィールド〕|三菱鉛筆]という大工用の2.0mmのシャープペンシルです。

[uni FiELD〔ユニフィールド〕]に、三菱鉛筆の芯ホルダーの【2B】の替芯を入れて使います。 三菱鉛筆の芯ホルダー替芯が[uni FiELD〔ユニフィールド〕]に適合することを、私自身が実際に確認しています。 三菱鉛筆の芯ホルダーの替芯は、後端部にストッパーが着いていますので、ストッパーを取り除いてから[uni FiELD〔ユニフィールド〕]に装着します。

芯削りとしては、[DPS6001P|三菱鉛筆]が最良です。

三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL M207001PHB [M20-700 1P HB]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL M207001P2H [M20-700 1P 2H]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL M207001P.15 [M20-700 1P 赤 15]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL ULN2B [ユニホルダー用 2.0mm 替芯(N) 2B]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL DPS6001P [ホルダー用ポケットシャープナー]
クツワ RB005BL [STAD 削り付鉛筆キャップ ブルー]
コクヨ KOKUYO HA-801 [鉛筆削り]
コクヨ KOKUYO HA-800 [鉛筆削り]
トンボ鉛筆 TOMBOW 8900-VP7/3 [赤青鉛筆 89007/3]

なお、赤鉛筆・青鉛筆や色鉛筆は学用品として使うことが求められているため、鉛筆削りから逃れることはできません。 赤鉛筆・青鉛筆や色鉛筆を削るために、本格的な鉛筆削りを買うのは、もったいないです。

[削り付鉛筆キャップ ブルー|RB005BL|クツワ]は、鉛筆削りにもなるキャップであり、かつ、他の鉛筆削りの替え刃〔A KAI〕の供給源ともなります。

[A KAI]と刻印された替え刃は、プラスの精密ドライバー〔100均ショップにもある〕で取り外し・取り付けができます。

[A KAI]と刻印された替え刃に適合する鉛筆削りとして、私が確認したものは[コクヨ KOKUYO HA-801 [鉛筆削り]][コクヨ KOKUYO HA-800 [鉛筆削り]]の2点となります。

[HA-800]は透明のフタを紛失しやすいので、[HA-801]がおすすめです。

[HA-800][HA-801]の削り角度は、色鉛筆用角度と黒鉛鉛筆用角度の中間ぐらいで、どちらかというと、色鉛筆のように、ずんぐりとした円錐形になります。 これはこれで、[鉛筆の芯を折りにくい]というメリットがあります。

もっと黒鉛鉛筆用角度にしたい場合には、[トンボ鉛筆 ippo! Wシャープナー KSA-121]〔替え刃はJAPAN NJK〕がありますけれども、透明のフタを紛失しやすいので、どうかな、と思います。

[HA-801]はポリバケツとか、ポリ配管のような材質で、割れにくい、とても丈夫なもので、ゴミ箱部分も抜けにくいものであり、文房具には珍しく、何十年と型が変わっていません。 大人になってからも、色鉛筆用として使えるのが[HA-801]です。

小学生児童からしたら、[HA-801]は無味乾燥なデザインに思えるかもしれませんけれども、[HA-801]は長年使えるし、[削り付鉛筆キャップ ブルー|RB005BL|クツワ]が替え刃の供給源となるので、安心の選択だと思います。

かつらむきタイプの鉛筆削りの替え刃は、《1》[A KAI]と刻印された貝印社〔カミソリや包丁で有名〕の製品と、《2》[JAPAN NJK]と刻印されたなかじまじゅうきゅうどうの製品とに、2分されます。 近頃では、[JAPAN NJK]を採用する鉛筆削りが多くなってきたように感じています。

貝印株式会社 | kai corporation
Home | 中島重久堂

赤鉛筆・青鉛筆は、丸軸〔転がるので六角軸が好まれる〕でもかまいません。[削り付鉛筆キャップ ブルー]をかぶせておけば、転がりません。 赤ばっかり使って、青はあまり使いませんので、7:3のトンボの赤青鉛筆がいいかもしれません。

削りカスを出すのがいやなら、丈夫な[HA-801〔鉛筆削り〕|コクヨ]〔購入時に色指定はできません〕を使いましょう。

なお、色鉛筆は芯が折れやすいので、[DPS1021P.24]〔替え刃はJAPAN NJK〕を使った、かなりずんぐりした削り方のほうが、ムダがないし安心です。

ヨドバシ.com - DPS1021P.24 [色鉛筆専用ポケットシャープナー DPS-102 1P]のレビュー | まんまる林檎

【OEM関連】:三菱鉛筆・PLUS・サンスター文具の消しゴムは、ヒノデワシ社製造のOEM製品であるらしい

三菱鉛筆・PLUS・サンスター文具の消しゴムは、ヒノデワシ社製造のOEM製品であるらしいです。

[エアイン〔AIR-IN〕系統の消しゴム][まとまる系統の消しゴム]は、ヒノデワシ社製造のOEM製品である確率が高いようです。

ヒノデワシ社製造のOEM製品である[W AIR-IN|PLUS]は、最近になって、硬度を上げた新仕様になったようです。

  • [旧仕様|W AIR-IN|PLUS]は、【剛性が低く】【紙面への食いつきがいい】ので、よく消せるけれども、[折れやすい・欠けやすい]という欠点がありました。
    • 【紙面への食いつきがいい】【消しクズのまとまりがいい】【剛性が低い】は、セットで表れる性能です。ただし、その常識を打ち破ることは可能でしょう。
    • 軟化剤をたくさん配合すれば、紙面への食いつきがよくなり、モチのように粘る消しクズが出て、消しクズがまとまるけれども、[折れやすい・欠けやすい]わけです。
    • 実際、ヒノデワシ社が製造し、OEM供給もしているであろう[まとまる]感じの一連のプラスチック字消しは、B・2B・4B・6Bなど、柔らかくて濃い鉛筆芯の粉を、ごっそりと吸着する性質をもっています。
    • [旧仕様|MONO消しゴム][Radar〔レーダー〕][2B~6Bに最適OMNI|PLUS]は、ヒノデワシ社の[まとまる]感じのプラスチック字消しほどではないにしても、軟化剤が多く、コシがない〔剛性が低い〕ので、[折れやすい・欠けやすい]のですけれども、B・2B・4B・6Bなど、柔らかくて濃い鉛筆芯の粉を、ごっそりと吸着する性質をもっています。
  • [新仕様|W AIR-IN|PLUS]は、【剛性が高く】【紙面への食いつきが悪い】ので、よく消せる性能は低下したけれども、[折れにくい・欠けにくい]という長所を手に入れました。
    • 【紙面への食いつきが悪い】【消しクズのまとまりがない】【剛性が高い】は、セットで表れる性能です。ただし、その常識を打ち破ることは可能でしょう。
    • 軟化剤を抑制して配合すれば、紙面への食いつきが悪くなり、パラパラと細かい消しクズが出て、消しクズはまとまらないけれども、[折れにくい・欠けにくい]わけです。

ここでは、[W AIR-IN|PLUS]の新仕様にかんして、改悪されたものと見なし、エアインシリーズ全般を、検討の対象からはずします。

【OEM関連】:[ラビット・フォームイレーザーダブル|サクラクレパス]とそのOEM製品

ラビット株式会社は株式会社サクラクレパスのグループ会社です。

[ラビット・フォームイレーザーダブル|サクラクレパス]をラビット社が製造している。 それが根底にあるようです。

  • [ラビット・フォームイレーザーダブル]と完全に同一なのが[フォームイレーザー|パイロット]であるようです。
  • [アーチ消しゴム|サクラクレパス]は、[ラビット・フォームイレーザーダブル]と同一物または近いものであるようです。
  • [アーチ消しゴム|サクラクレパス]と完全に同一なのが[小学生学習字消し|サクラクレパス]であるようです。
  • 結局、ラビット株式会社は、[ラビット・フォームイレーザーダブル]をいろいろな会社にOEM製品として供給しているようです。

日本字消工業会-会員企業ご紹介

消しゴムと修正テープの株式会社シード|〒561-0894 大阪府豊中市勝部3-2-17【日本字消工業会No.01】
有限会社アミン - Google 検索|〒300-3561 茨城県結城郡八千代町平塚札野4806-2【日本字消工業会No.02】
消しゴムはんこ『はんけしくん』のヒノデワシ株式会社|〒131-0032 東京都墨田区東向島1-7-8【日本字消工業会No.06】
オリジナル文房具制作、高品質低ロットなら|株式会社ヤジマ|〒124-0022 東京都葛飾区奥戸1丁目18番5号【日本字消工業会No.07】
ラビット株式会社|〒578-0901 東大阪市加納7-18-47【日本字消工業会No.11】
ぺんてる株式会社|〒103-8538 東京都中央区日本橋小網町7-2【日本字消工業会No.13】

以下のプラスチック字消しが、ラビット株式会社の[フォームイレーザーダブル]と、基本的には同じ内容のプラスチック字消しだとしたら、ヨドバシで最も安い、[アーチ消しゴム60|RAF60|サクラクレパス]を買うのが正解であろう、というのが結論です。

この記事では、[ラビット・フォームイレーザーダブル|サクラクレパス]と[アーチ消しゴム|サクラクレパス]とを完全に同一物と見なします。

[ラビット・フォームイレーザーダブル|サクラクレパス]と[アーチ消しゴム|サクラクレパス]の硬さについて

[ラビット・フォームイレーザーダブル]や[アーチ消しゴム]は、[硬い]=[剛性が高い]=[コシがある]ので、[折れにくい・欠けにくい]のですけれども、これだと一般的には、消えづらいように思えるけれども、実際には、よく消えます。

[ラビット・フォームイレーザーダブル]や[アーチ消しゴム]よりも、[リサーレ・プレミアムタイプ|コクヨ]のほうが【剛性が低い】ので、それを好む人は、高額ながらも[リサーレ・プレミアムタイプ]を選べば、満足できると思います。

[ラビット・フォームイレーザーダブル]や[アーチ消しゴム]よりも、[リサーレ・プレミアムタイプ]のほうが、よく消せる性能は、ほんの少しだけ高いように思えます。 しかし、わずかな差しかないと思いますので、[ラビット・フォームイレーザーダブル][アーチ消しゴム]の系統のうち、最も安いものを買えばいいでしょう。

いずれにしても、[リサーレ・プレミアムタイプ|コクヨ]か[ラビット・フォームイレーザーダブル|サクラクレパス]か[アーチ消しゴム|サクラクレパス]のうち、どれかを買えば、たぶん正解でしょう。

試験で大量に消して書き直すときに最も頼りになる消しゴム|[リサーレ・プレミアムタイプ|コクヨ]が消し効率が最良

  • [リサーレ・プレミアムタイプ|コクヨ]は消し効率がとても高いので、試験で大量に消して書き直すときに最も頼りになる消しゴムだといえます。
  • しかし[リサーレ・プレミアムタイプ]は、消しクズが大量に出て、減りが異様に早く、お値段が高いので、普段使いの消しゴムとしては、経済的な[ラビット・フォームイレーザーダブル|サクラクレパス]≒[アーチ消しゴム|サクラクレパス]で決まりではないかと思います。
  • ここ一番の試験では[リサーレ・プレミアムタイプ]を使い、普段使いのプラスチック字消しとしては、[ラビット・フォームイレーザーダブル|サクラクレパス]≒[アーチ消しゴム|サクラクレパス]が経済的であり、正解だと思います。

メルカリなどでプラスチック字消しを買わないで!|消しゴムの買い方|数ヶ月以内に使う分だけ[60サイズ〔Sタイプ=小型タイプ〕]を頻回に買う

  • プラスチック字消しは、製造日から時間が経過すればするほど、[成分の揮発]のせいなのか、固化して紙面への食いつき〔グリップ力〕が失われ、消しにくくなっていきます。
  • したがって、いくら[未使用]といっても、メルカリなどで中古品のプラスチック字消しを買うのは、じつにもったいないことです。
  • プラスチック字消しは、使い切れる分だけ、小口に分けて頻回に買うのが安全です。
  • よっぽど消費量が多いというのでないかぎり、プラスチック字消しの箱買い・買いだめなどは、避けたほうが安全です。
  • プラスチック字消しは、[手脂の付着]によって、固化して紙面への食いつき〔グリップ力〕が失われ、消しにくくなっていきます。
  • いつも新鮮なプラスチック字消しを使うためには、短期間で使い切ることです。
  • その発想からすると、大型のプラスチック字消しではなく、プラスチック字消しは[60サイズ〔Sサイズ=小型〕]を購入するのが最良だと思います。
  • [60サイズ〔Sサイズ=小型〕]とは、定価で税抜き60円〔税込み66円〕で売られている、最も小型のプラスチック字消しを意味します。
    • [ラビット・フォームイレーザーダブル|サクラクレパス]の[60サイズ]は[19.5mm X 45.0mm X 10.0mm]でした。
  • プラスチック字消しは、なくしやすいものです。小型のほうが紛失しても気が楽です。

小口でも送料無料なのはヨドバシです。 文具はヨドバシで、必要になった都度、買っていくのがおすすめです。

なお、鉛筆、シャー芯、芯ホルダーの芯は、まったく劣化しません。

水性ジェルボールペンの替芯は、開封しなければ、そこまで劣化しませんけれども、インク後端が透明ジェルであるような水性ジェルボールペンの替芯は、長持ちしづらい面があります。 それは、とくに夏に暑い場所に水性ジェルボールペンを長時間放置しておくと、水性ジェルボールペンのインク後端でフタをしている透明ジェルが劣化して、インクが漏れ出すことがあるからです。

  • [ジェットストリーム〔JETSTREAM〕|三菱鉛筆]
  • [アクロボール〔Acroball 〕|パイロット]
  • [スラリ〔Surari〕|ゼブラ]
  • [ビクーニャ〔VICUÑA〕|ぺんてる]

以上4点のような低粘度油性ボールペンは、買い置きしておいても、少ししか劣化しません。 しかし、低粘度油性ボールペンは、とりわけ[ビクーニャ〔VICUÑA〕]にかんして、きわめてインクだまり〔ボテ〕が出やすく、[ジェットストリーム〔JETSTREAM〕]もまたインクだまり〔ボテ〕に悩まされます。 数学や理科の大量演習では、このインクだまり〔ボテ〕を手でこすってしまい、手が汚れるし、紙面も汚くなります。 かといって、[サラサドライ|ゼブラ][エナージェル|ぺんてる]など、速乾性の水性ジェルインクだと、紙面の裏までインクが抜け通ってしまい、その意味できたなくなるのです。

しかも[ジェットストリーム〔JETSTREAM〕]は筆跡が、真っ黒ではなく、[マゼンタ〔赤み〕の強い黒]≒[濃いパープルの黒]という色味であり、しかもLEDの室内照明に対して光を妙に反射するので、視認性が最悪です。 [ジェットストリーム〔JETSTREAM〕]の筆跡は、見づらいので、私は嫌いです。

また低粘度油性ボールペンは、筆跡の経年変化で、筆跡から周囲に向かって、黄色い油染みを生じることが多いので、長期保存の記録には、低粘度油性ボールペンではなく、通常の油性ボールペンを使ったほうが安全です。

通常の油性ボールペンについて。

他社製の通常の油性ボールペンに比べて、パイロットの通常の油性ボールペンだけ、インク粘度が低い、サラサラ系であるように感じます。 低粘度油性ボールペンのスベリ感が好きではあるけれども、筆跡の経年変化が怖い人は、パイロットの通常の油性ボールペン、しかも加圧式を使うと、幸せになれるかもしれません。

通常の油性ボールペンの替芯は、[経年により溶剤の揮発が進行してインク粘度が高くなる][気温が低いとインク粘度が高くなる]という具合に、経時劣化が著しいし、温度によって性能が変わってしまいます。 したがって、[通常の油性ボールペン][通常の油性ボールペンの替芯]は、よっぽど消費量が多いというのでないかぎり、まとめ買い・買いだめなどは、避けたほうが安全です。

[経年により溶剤の揮発が進行してインク粘度が高くなる]ということを避けたい場合、パイロットの通常の油性ボールペンを選ぶのもいいかもしれません。

ただし、パイロットを除く、他社製の油性ボールはペン先をなす金属部分が直径3.0mmと、細身です。 対して、パイロットの通常の油性ボールペンだけは、ペン先をなす金属部分が直径3.1mmと太いため、パイロットの通常の油性ボールペンには、パイロットの替芯しか適合しません。 そこだけは要注意です。

なお、ゼブラの通常の油性ボールペンは、たしかにインクが固化しやすいのですけれども、筆跡から油染みが出るようなことがなく、[ゼブラの通常の油性ボールペンの筆跡は、経年変化にとても強い]という印象を私は受けています。

ゼブラの通常の油性ボールペンで、加圧式のものを色違いで3本も私は持っています。 それは、ゼブラの通常の油性ボールペンが、結局はいちばん安全だと思っているからです。 この加圧式にはヒモが通せるので、首からぶら下げられるし、金属とプラスチックを使った頑丈なボディをもちます。

総合的に考えて、低粘度油性ボールペンは[やめとけ]だと思います。

数学や理科の大量演習には、uni-ball SigNoの0.38mmブルーブラック〔キャップ式〕が、最も使いやすいと思います。 [サラサドライ|ゼブラ][エナージェル|ぺんてる]など、速乾性の水性ジェルインクだと、紙面の裏までインクが抜け通ってしまい、その意味できたなくなります。

日本語では漢字も用いるし、日本語の漢字には簡体字がないので、[日本語の文字は平均して画数が多い]といえます。 要するに、日本語は[単位面積あたりに書き込むべき線分の密度が高い言語]だといえるでしょう。

  • [アルファベット言語の筆記において必要なペン先の太さ]が0.7mmだとすると、
  • [漢字言語の筆記において必要なペン先の太さ]は0.4mm前後ぐらいになるでしょう。
  • [0.7mm][0.5mm][0.4mm][0.38mm][0.35mm]とあったら、[0.4mm][0.38mm][0.35mm]あたりが、[漢字言語の筆記において必要なペン先の太さ]になると思います。
  • [0.4mm]は、ゼブラ、ぺんてる、パイロット、サクラクレパスなどが採用しています。
  • [0.38mm]は、三菱鉛筆が採用しています。
  • [0.35mm]は、ぺんてるが採用しています。
  • [0.3mm]になると、ペン先がガリガリ引っかかる感じになりますし、ペン先が乾燥して固まりやすい感じもします。
  • そして[0.3mm]になると、線が細すぎて視認性が下がります。
  • ノートがB罫〔6mm幅の罫線〕だとして、日本語できれいなノートを作る場合、[0.4mm]または[0.38mm]ぐらいの線幅が適していると思います。

しかし外出時にuni-ball SigNoの0.38mmブルーブラックを使うには、RT1またはRTを選んだほうがいいでしょう。

クリーム色のフールス紙〔ツバメノートなど〕にuni-ball SigNoの0.38mmブルーブラックで書くと、高級感があり、uni-ball SigNoのインクは顔料インクなので、光による褪色が最小限で食い止められます。

小学男子には、製造過程で切り落とされた[切れ端消しゴム]で十二分

多くの小学男子は、消しゴムを毎日なくしてきます。

また公立の小学校には、いろいろな児童がいますので、立派な消しゴムだと盗まれます。

したがって、100均やAmazonその他で売られている、製造過程で切り落とされた[切れ端消しゴム]を大量に購入して、それを使うのが経済的です。

昔は茅ヶ崎のダイクマ〔すでに存在しない〕で[切れ端消しゴム]を買ったものです。

あるいは、[100均ダイソーのERASER〔消しゴム〕BORRACHA]〔かなり薄手の消しゴムですけれども10個入り〕でもいいでしょう。 私はこの消しゴムを切って、プログラマブルキーボードにマスキングテープで貼り付けて、押したら出る機能の名前を書いています。

消しゴム(10個) | 【公式】DAISO(ダイソー)ネットストア

あるいは、[アイ・エスのプラスチック消しゴム〔PLASTIC ERASER〕|IER-S|4560436801542]は、ドンキホーテで20円+税だったら買ってもいいかな、とは思います。

ドン・キホーテの20円消しゴムの検証
歴15年マニアが絶叫!ドンキ「スティックのり」「消しゴム」が他店の半額 | くふうLive!

しかし、ヨドバシではアーチ消しゴムが、けっこう安いので、22円も出して三流品を買うよりも、アーチ消しゴムを買ったほうがいいと思います。

サクラクレパス RAF60 [アーチ消しゴム60]

小学生には、1ダース〔12本〕が500円未満の鉛筆を買い与える

鉛筆については、[小学校入学当初などは、【Bまたは2B】などの指定を学校がしてくる]けれども、そんな濃い鉛筆は高学年になると、たぶん使わなくなるので、立派な鉛筆など必要ありません。

※【2B】よりも【B】のほうが、芯が硬くて筆跡が薄くなります。

※【B】よりも【2B】のほうが、芯が柔らかくて筆跡が濃くなります。

なお【2Bのみ】と指定する学校もあると思うので、買うなら【B】よりも【2B】にしておいたほうが無難でしょう。

鉛筆は1ダース〔12本〕が500円未満でないと、割高です。

三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL K9800EW2B 鉛筆2B
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL K9800EWB 鉛筆B

鉛筆の場合、芯が木軸の中で折れている粗悪品が多いので、必ず三菱鉛筆の鉛筆しか買わないようにすることをおすすめします。

鉛筆といえば三菱鉛筆であり、三菱鉛筆以外の鉛筆は、不良品が多いと私は感じています。

例えば、トンボ鉛筆は、芯が木軸の中で折れている粗悪品が混ざっている場合があり、またトンボ鉛筆は、芯の中にガリガリ引っかかる素材が混入しています。

したがって、[1ダース〔12本〕が500円未満であるような三菱鉛筆〔Bまたは2B〕]を選ぶのが合理的です。

さらに、書写の時間には、4Bまたは6Bが必要になるようです。

三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL K55604B [鉛筆5560 6角 PLT PB 4B]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL K55614B [鉛筆5561 6角 PLT PP 4B]

三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL K55606B [鉛筆5560 6角 PLT PB 6B]

なお、学校では、キャラクター鉛筆、おもしろ鉛筆などは禁止されていることが多いと思います。 単色・無地の塗装、あるいは、無塗装の地味な鉛筆が無難です。

お金が余っている人は、三菱鉛筆なら、[ナノダイヤえんぴつ]や[uni★star]が、高性能ながら安価であり、コストパフォーマンスが高いです。

[uni★star〔B〕]と[ナノダイヤえんぴつ〔2B〕]とを比較すると、[ナノダイヤえんぴつ〔2B〕]のほうが筆跡が濃い感じがします。 それは単に、[ナノダイヤえんぴつ〔2B〕]の芯の硬度が【2B】と柔らかいだけの理由ではない感じがします。

芯の成分である黒鉛の色味にかんして、[uni★star〔B〕の黒鉛の色味]よりも[ナノダイヤえんぴつ〔2B〕の黒鉛の色味]のほうが、よりダークな色味であり、それゆえに、紙面の白とのコントラストが高い筆跡が残せるのだと思います。

[uni★star〔B〕]の黒鉛は、濃い灰色っぽくて、文字を書くには、やや黒みが足りない感じです。

したがって、[uni★star〔B〕]は、デッサンなどの画材としても、文字を書くのにも使える一方で、[ナノダイヤえんぴつ〔2B〕]は、文字を書く専用の鉛筆だという感じがします。

三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL K69062B [ナノダイヤ鉛筆 6角 NDH 青 2B]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL K69072B [ナノダイヤ鉛筆 6角 NDH ピンク 2B]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL K69022B [鉛筆6902 NDST ピンク 2B]
三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL K69012B [鉛筆6901 NDST 青 2B]

[uni★star]はたぶん、[uni]と同じ芯、または、[uni]に近いクォリティの芯を使用しながらも、木軸のグレードを下げた鉛筆だと思います。 [uni★star]は、安いのに書き味がいいです。

三菱鉛筆 MITSUBISHI PENCIL US2B [ユニスター 2B]

水性ジェルボールペンと鉛筆は三菱鉛筆

ぺんてるの水性ジェルボールペン〔エナージェル〕のインク〔染料インク〕は、裏抜け〔紙面の反対側まで染み通ること〕します。 つまり[エナージェル|ぺんてる]や[サラサドライ|ゼブラ]の思想は、インクを紙面に吸い取らせることで、速乾性を実現するものです。

ぺんてる以外の水性ジェルボールペンの大半は、顔料インクだと思います。

[エナージェル|ぺんてる]や[サラサドライ|ゼブラ]などとは逆に、三菱鉛筆の[uni-ball SigNo]は、紙面表層で乾燥し、紙面の内奥にまでは浸透しない、というインク〔顔料インク〕を使っています。 このため、[uni-ball SigNo]は、にじみが少なく、インクが載った部分と白い紙面との境界線がクッキリしている〔エッジが立ってコントラストが高い〕ので、視認性が高いわけです。 また[uni-ball SigNo]は、インクの発色が鮮やかな傾向があります。

ぺんてるの水性ジェルボールペン〔エナージェル〕は、染料インクなので、発色はいいけれども、にじんでいるのですよ。

そして、黒鉛の鉛筆は三菱鉛筆が高性能であり、トンボ鉛筆は、やや劣ります。 ですので、黒鉛の鉛筆は、とりあえずは、三菱鉛筆を買っておいたほうが安全です。

他方、三菱鉛筆の色鉛筆は、発色は鮮やかな〔ギラギラと輝くような押しの強さがある〕のですけれども、消しゴムで消えないのですよ。

トンボ鉛筆の色鉛筆は、強く描いても色づきが悪く、つまり、色のりが悪いのですけれども、消しゴムで簡単に消える傾向があります。 [消しやすい]という意味で機能性が高いのは、[三菱鉛筆の色鉛筆]よりも[トンボ鉛筆の色鉛筆]です。

つまり、赤鉛筆・青鉛筆だったら、[三菱鉛筆の色鉛筆]よりも[トンボ鉛筆の色鉛筆]です。

[三菱鉛筆の色鉛筆]の発色とは異なり、[トンボ鉛筆の色鉛筆]の発色は、派手さがなく、自然であり、植物などを自然物をナチュラルな色彩で描くのに向いています。