使い回しのきく筆記具の合理的選択
油性ボールペンはPILOTのBSRFを選択するのが最良の選択の1つ
- ■BSRF
- ■油性 多色・多機能・ダウンフォース用替芯
- ■油性 多色・多機能・ダウンフォース用替芯
- ■スーパーグリップGシリーズ
- PILOTの油性ボールペンの替え芯には2系統ある。※長手〔ながて〕/短手〔みじかて〕。クリンプ〔crimp〕→バネ止めの突起。
- 長手芯〔全長:143.5mm/最大径:3.1mm|キャップ式スーパーグリップG、パティント、オプト、デスクボールペン〕
- BPRF|長手芯〔B・R・L〕:クリンプなし:0.5・0.7・1.0・1.2→BPRF
- BPRF|長手芯〔B・R・L〕:クリンプなし:1.6→BPRF〔同一型番でこれだけ価格が高い〕
- 短手芯〔全長:98.5mm/最大径:3.1mm|ノック式スーパーグリップG、レックスグリップ、スーパーノック〕
- BSRF|短手芯〔B・R・L〕:クリンプあり:0.5・0.7・1.0・1.2・1.6→BSRF
- 短手芯〔全長:98.5mm/最大径:3.1mm|スーパーグリップG多色、4+1ライト、ダウンフォース〕※ダウンフォース=加圧式。
- BKRF|短手芯〔98.5mm/B・R・L・G〕:クリンプなし:0.7→BKRF
- 長手芯〔全長:143.5mm/最大径:3.1mm|キャップ式スーパーグリップG、パティント、オプト、デスクボールペン〕
- BSRFは短手芯〔B・R・L〕:クリンプあり:0.5・0.7・1.0・1.2・1.6である。緑色〔G〕がない。
- BSRFを[スーパーグリップG多色][4+1ライト][ダウンフォース]など、クリンプなしの本体に使うことも可能である。
- つまりPILOTの油性ボールペンの体系では、クリンプがあっても邪魔になることはない。
- 結局、緑色を除き、BKRFをあえて購入する必要はなく、ぜんぶBSRFでそろえておけば、線幅が自由に選べる。
- 緑色〔G〕には[クリンプなし:0.7]しかない、というのが特殊なだけである。
- BSRFでそろえておけば、[ノック式スーパーグリップG][レックスグリップ][スーパーノック]にも、[スーパーグリップG多色][4+1ライト][ダウンフォース]のどれにでも使える。
- [スーパーグリップG多色]は、G2・G3が細軸の同一径、G4だけが太軸であり、細軸のほうが握りやすいためG2・G3がオススメ。
- [スーパーグリップG多色]をノックすると、芯が湾曲するかたちで押し出されるため、芯先のガタつきが自動的に抑制される。
- 【結論】:BSRFは短手芯のB〔黒〕の0.7または1.0が大量演習やノート取りに向く。
- ダウンフォースは、太軸なので握りづらい面もあるけれども、ドクターグリップ的な[手のひら全体で書く書き方]をするなら、疲れにくい。
- ダウンフォースは、ノックする都度加圧するタイプの加圧式ボールペンであり、インクの出が良くなるので筆圧を弱めても書けるから楽である。
- スーパーグリップG3〔0.7〕のボディからL〔青〕の芯を抜いて[BSRF|短手芯〔B〕:クリンプあり:1.0]に置き換えておくと、黒字でも線幅が選べる。
- 低粘度の油性ボールペンのインクは、経年変化によるにじみ・裏抜けなど、何らかの不具合を後から露呈する傾向がある。
- 通常粘度の油性ボールペンのうち、最もインクが柔らかいPILOTの油性ボールペンを使うことが、トラブルなくスラスラ書く方法である。
- ただしPILOTの油性ボールペンは、真の先端が太いため、PILOTのボールペンボディにしか適合しないと考えたほうがよい。
- このようにPILOTの油性ボールペンの芯には互換性がないけれども、パイロットの油性ボールペンインクが最も柔らかで固化しにくく筆跡がクッキリしている。
- BSRFは短手芯のR〔赤〕の色味は、マゼンタに近い赤であり、不完全ながら赤シートで消える。
- ただしBSRFのR〔赤〕の通常粘度の赤ボールペンなので、インク溜まり〔ボテ〕が出ることも多い。
- このインク溜まり〔ボテ〕のように、濃く書いた筆跡については、赤シートで影のように見えてしまう。
地理歴史・化学・生物などの書き込み式ノート教材に書き込むための筆記具
0.38mmのフリクションボール〔オレンジまたは赤〕が最適解
- 書き込み式ノート教材は、記入欄が狭いことも多いため、細書きである0.38mmの線幅のフリクションボールを選ぶのがよい。
- 山川出版社には、欄外に解答記入欄をもつ仕様の書き込み式ノート教材が多い。
- しかし視線移動で疲れるので、記入欄が狭くとも、狭い記入欄に直接、細書きのフリクションボールで書き込むのが最適解の1つであろう。
- 三菱鉛筆の硬質赤鉛筆〔消しゴムで消える〕でもよいけれども、0.38mmのフリクションボールの精密な文字と比較すると、所詮、色鉛筆だという結果になる。
- つまり地理歴史・化学・生物などの書き込み式ノート教材に書き込むための筆記具は、0.38mmのフリクションボール〔オレンジまたは赤〕である。
- 0.38mmのフリクションボールが適合するボディを列挙する。
- ★★★【単色】:[フリクションボールスリム 038]:★注意★:替え芯のほうが単価が高いことがある。
- ■パイロット PILOT LFBS18UFO [フリクションボール スリム 038 O 超極細0.38mmボール ノック式] ×3本セット
- ■パイロット PILOT フリクションボールスリム用 替芯 0.38mm オレンジ LFBTRF12UF-O
- ★★★【多色】:[フリクションボール2 038][フリクションボール3スリム 038][フリクションボール4 038]
- ※多色ボールペンの場合は、オレンジ色の替え芯、または、フリクションボールスリム 038を購入して、どれかの色と入れ替える。
- ■フリクションボール2 038
- ■フリクションボール3スリム 038
- ■フリクションボール4 038
- 赤シートで確実に消えるのは、0.38mmのフリクションボールのオレンジである。
- しかし【多色】:[フリクションボール2 038][フリクションボール3スリム 038][フリクションボール4 038]に付属もしている0.38mmのフリクションボールの赤でも、実用上、赤シートで消えるとみなしてよい。
- 0.38mmのフリクションボールの赤は、赤シートで、影のような濃淡の差として、筆跡がうっすら見えることは見える。気になる場合には、素直に0.38mmのフリクションボールのオレンジの替え芯を買ったほうがよい。
まるつけ用赤鉛筆は三菱鉛筆またはトンボの硬質赤鉛筆がよい
- 三菱鉛筆の硬質赤鉛筆は、水溶性で、水にふやける。濃い色を出そうと思ったら、芯をなめると濃く出る。
- 大工仕事などで、耳に赤鉛筆を挟んでいる場合、三菱鉛筆の硬質赤鉛筆は汗でふやけて、芯が溶け出してくる。
- 水に強いのは、トンボの硬質赤鉛筆である。
- 三菱鉛筆の硬質赤鉛筆:水溶性芯:芯の硬度が適度に硬く、芯があまり減らない:筆跡は中ぐらいの濃さ:消しゴムで消えやすい
- トンボの硬質赤鉛筆:脂溶性芯:芯の硬度がとても硬く、芯がなかなか減らない:筆跡は薄い:消しゴムで消えにくい