be動詞の図解分類〔draw.ioで作図しています〕

  • [本動詞としてのbe動詞]は、《1》[等号と同じ意味のbe動詞]と《2》[存在を表すbe動詞]とに分かれます。
  • 《1》[等号と同じ意味のbe動詞]は、[等号と同じ意味のbe動詞]の右側に、補語〔complement〕を要求します。 [等号と同じ意味のbe動詞]は、その右側に、補語を必要としているわけです。
    • [等号と同じ意味のbe動詞]は、[linking verb〔けいごう動詞ないしは連結動詞〕]または[copula〔コピュラ;けい〕]とよばれます。
  • 《2》[存在を表すbe動詞]は、[それが存在する座標]=[場所情報・位置情報]=[場所を表す副詞類]=[しょかく〔locative〕を帯びた名詞類]を要求します。 副詞類は、ワイヤレス修飾ですから、文のどの位置に副詞類を置いていても、遠隔修飾できます。 ですので、副詞類を置く位置は、比較的自由です。
  • 英語圏の英文法書でも、日本の中学教科書やその関連教材でも、《1》[等号と同じ意味のbe動詞]と《2》[存在を表すbe動詞]とをしっかり分けて教えていませんね。
  • だから余計に混乱するわけです。
  • それから、英語圏の英文法書でも、日本の中学教科書やその関連教材でも、所格〔locative〕について、修飾語〔modifier〕としてわいしょうして教えており、まったくセンスがないと思います。
  • Whereで始まる疑問文、There is構文、here・in Tokyoなどは、すべて[所格〔locative〕を帯びた名詞類]であり、それらが格を帯びた結果として副詞相当になるだけであり、最初から副詞・副詞句なのではありません。
  • このあたりの意味発生の機序について、英語では、かなりごまかして説明していますので、だからわかりづらいわけです。