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英文法の学習上の性質

  • 英文法は、全体〔マクロ構造〕さえわかれば、バカみたいに簡単で、学ぶべきポイントは少数有限だ。これは高校物理と似ている感じがする。
  • (1)形容詞が[名詞類〔体言〕]を修飾する。これを形容詞的修飾〔連体修飾〕という。
    • 日本語の活用語の連体形は、[活用語の形容詞用法]という側面をもつ。
    • 日本語の活用語の連体形は、英語における[準動詞の形容詞用法]に相当する語形である。
  • (2)副詞が[名詞類〔体言〕以外]を修飾する。これを副詞的修飾〔連用修飾〕という。
    • 日本語の活用語の連用形は、[活用語の副詞用法]という側面をもつ。
    • 日本語の活用語の連用形は、英語における[準動詞の副詞用法]に相当する語形である。
  • 文意の発生機序は、基本的には、(1)形容詞的修飾〔連体修飾〕・(2)副詞的修飾〔連用修飾〕の原理以外に存在しない。
    • つまり、[語・句・節どうしの修飾反応の連鎖]によって文意が発生する。
      • 修飾反応(1):形容詞的修飾〔連体修飾〕
      • 修飾反応(2):副詞的修飾〔連用修飾〕
    • 文〔sentence〕とは、[語・句・節どうしの修飾反応の連鎖]によって文意が発生する場〔field〕である。
  • ただし、英文法の内部では、格・準動詞・従属節〔従位節〕という形式で、品詞変換が行なわれる。
    • 【1】格とは、[名詞類〔体言〕]を形容詞化または副詞化する仕組みである。
      • 格の表現形式は、〈1〉語形・〈2〉語順〔文型〕・〈3〉広義の前置詞〔前置詞・従位接続詞〕の三つである。
    • 【2】準動詞とは、動詞の変化形を、名詞化または形容詞化または副詞化する仕組みである。
    • 【3】従属節〔従位節〕とは、節の述語動詞の中心をなす本動詞〔助動詞ではない動詞〕を、名詞化または形容詞化または副詞化する仕組みである。
    • [英文法がわからない]とは、【1】【2】【3】という[品詞変換の仕組み・全体像がわからない]ということである。
    • ところが、英文法書・総合英語〔高校で配られる英文法書〕でも、オックスフォード大学出版局〔Oxford University Press〕・ケンブリッジ大学出版局〔Cambridge University Press〕の英文法書でも、品詞変換という文法を支える基本概念を明確に説明しているわけではない。
    • いいかえれば、国内外の英文法書にも、総合英語にも、肝心なことは、何一つ説明されていない。
  • また英文法書・総合英語は、著者の目のつけどころが悪いために、理解しづらい状態になっている。
    • 具体的には、例えば、関係代名詞は、主節と関係詞節とを[接続する][結びつける]という世界観で英文法を説明しているので、本質がまったく見えない。
    • 限定用法〔制限用法〕の関係代名詞は、〈1〉関係代名詞の先行詞である名詞句を指し示す力〔指示力〕、および、〈2〉関係代名詞が形成する形容詞節が関係代名詞の先行詞である名詞句を形容詞的に修飾する力〔修飾力〕によって係留されているだけである。
      • 関係代名詞が形成する形容詞節がつながっているのは、その関係代名詞が先行詞としている名詞句に対してのみであり、これは主節と従属節が[接続されている][結びつけられている]わけではない。
      • 関係代名詞とは、節〔=文〕を形容詞化するための品詞変換語にすぎず、限定用法〔制限用法〕の関係代名詞を含んでいる文の中では、形容詞節が名詞句を形容詞的に修飾〔後ろから修飾=後置修飾〕しているだけなのである。
      • これを主節と従属節とが、関係代名詞によって[接続されている][結びつけられている]というふうに英文法書・総合英語では説明しているけれども、私はそれを[誤解を与える不適切な説明]だと考えている。
      • 先行詞である名詞句を、関係代名詞が導く形容詞節が後置修飾しているだけであり、関係代名詞が主節と従属節とを[接続している][結びつけている]という見方をするのは不合理である。
      • 限定用法〔制限用法〕の関係代名詞が何のためにあるのかというと、先行詞である名詞句を、形容詞節〔≒文〕として修飾したいからである。
      • いいずな書店の[総合英語 Evergreen][総合英語 be][総合英語 Harmony]では、形容詞節〔≒文〕が先行詞である名詞句を[×説明する]という教え方をしているけれども、これは限定用法〔制限用法〕の関係代名詞・関係副詞には当てはまらない。
        • [説明する]=[叙述する]=[描写する]に該当するのは、関係詞の継続用法〔非制限用法〕だけである。
        • 関係詞〔関係代名詞・関係副詞〕の限定用法〔制限用法〕は、[説明している]のではなく、[意味の範囲を限定/制限している]のである。
        • いいずな書店の[総合英語 Evergreen][総合英語 be][総合英語 Harmony]とその関連教材は、関係詞〔関係代名詞・関係副詞〕の解説において、初学者に誤解を与えかねない、致命的な説明ミスをおかしているので、オススメできない。
      • 限定用法〔制限用法〕の関係代名詞・関係副詞は、先行詞である名詞句に対して、形容詞節〔≒文〕を用いて条件を付け加えることによって、先行詞である名詞句の意味の範囲を狭めている。
        • 関係代名詞・関係副詞の限定用法〔制限用法〕は、修飾語になる形容詞の用法である、限定用法つまりAttributive Use〔アトゥりビュティヴ・ユース〕に匹敵するものである。
      • 継続用法〔非制限用法〕の関係代名詞・関係副詞は、先行詞である名詞句に対して、形容詞節〔≒文〕を用いて補足説明を付け加えている。
        • 関係代名詞・関係副詞の継続用法〔非制限用法〕は、補語になる形容詞の用法である、叙述用法つまりPredicative Use〔プリでぃカティヴ ・ユース〕に匹敵するものである。
        • 形容詞の側から見ると、叙述用法の形容詞は、SVC〔第二〕文型において、主語を直接叙述することはできず、必ずbe動詞またはSVC〔第二〕文型をとる動詞〔自動詞の一種〕を介して、主語を叙述する必要がある。
        • 形容詞の側から見ると、叙述用法の形容詞は、SVOC〔第五〕文型において、直接目的語を直接叙述しているようにみえるけれども、SVOCのOCの間には、be動詞またはSVC〔第二〕文型をとる動詞〔自動詞の一種〕が省略されていると考えると、SVOC〔第五〕文型の意味がわかりやすくなる。
      • いずれにしても、次のことがいえる。
        • 連体形容詞と述語形容詞
          • 上記の動画でいうlinking verb〔連結動詞〕とは、be動詞などSVC〔第二〕文型をとる動詞をいう。
          • I am in the park.〔私は公園にいます〕のような文のamというbe動詞は、[存在のbe動詞]とよばれ、linking verb〔連結動詞〕には含まれない。前置詞句in the parkは、ここでは副詞句とみなすのが自然であろう。
            • 格〔case〕の観点から説明すれば、前置詞inによってthe parkという名詞句が所格〔Locative Case〕を帯びて、副詞化されている、ということになる。
          • There is構文のisも[存在のbe動詞]とよばれ、linking verb〔連結動詞〕には含まれない。
        • 【1】関係詞〔関係代名詞・関係副詞〕の限定用法〔制限用法〕と形容詞の限定用法は、相似形の文法現象である。
        • 【2】関係詞〔関係代名詞・関係副詞〕の継続用法〔非制限用法〕と形容詞の叙述用法は、相似形の文法現象である。
        • そして、関係詞〔関係代名詞・関係副詞〕について、形容詞節〔≒文〕が先行詞である名詞句を[×説明する]という教え方をすることは、【2】のみを強調することによって、【1】という重要な関係詞の用法を[なきもの]とみるような、誤った文法観を学習者に対して植え付けることになりかねない。
        • したがって、いいずな書店の[総合英語 Evergreen][総合英語 be][総合英語 Harmony]とその関連教材は、非推奨である。
    • 関係代名詞の働きは、主節の一部をなす関係代名詞の先行詞と、関係代名詞とが、〈1〉指示力と〈2〉修飾力によって[接続されている][結びつけられている]だけである。
    • そして限定用法〔制限用法〕の関係代名詞は、節〔≒文〕を形容詞化したい、という品詞変換に、その狙いがあるわけである。
      • 厳密にいえば、関係代名詞が形成する節の述語動詞の中心をなす、本動詞〔助動詞ではない動詞〕を、動詞類から形容詞類に品詞変換するための代名詞なのである。
    • また限定用法〔制限用法〕の関係代名詞を使う狙いは、主節が含んでいる名詞句を、節〔≒文〕によって条件を付け加えることにより、意味の範囲を限定したい、狭めたい。
    • それが限定用法〔制限用法〕の関係代名詞を使う狙いなのである。
  • 結局、母語話者が母語の文法書を作っても、橋本文法のように、ろくなものができない側面があるのだ。
    • 橋本文法が学校教育で採用されてきたけれども、日本語の学習には、そこまで役立ってはいない。
    • 正しい日本語の用例を無数に収めたコーパスを無料公開して、小学生を含めた、誰もが正しい日本語を調べられるようにする。
    • そのような体制作りが大切であり、さらには、正しい用例をアナウンサーが朗読した、[耳から覚える日本語]を幼稚園・保育園よりも前の段階から聞いて覚えていく教育が必要である。
      • 文部科学省や文化庁は、そういうことを、しっかりやっているのであろうか? 
    • ある言語の文法書は、その言語からみた外国語を母語とする人によって書かれるべきであろう。そのほうが、客観的に文法を観察・描写することができるからである。
    • 内部の人ほど、その内部の構造を意識しづらい。そういう盲点がある。
    • だから日本の良さは、いったん外国へ出ないと理解できないのだろうと思う。
  • 英語には、次のような特徴がある。
    • ドイツ語・オランダ語・英語は、同じ祖先をもちながらも、それぞれが独自に発達してきた言語だけれども、ドイツ語を簡略化したものがオランダ語で、オランダ語を簡略化したものが英語の姿である。
    • 英語の中にはフランス語の語彙が大量に流入した。また英文法は、フランス語の文法の影響を受けている。
    • 英文法で理解できない部分がある場合には、ドイツ語とフランス語の文法書が助けになる、と考えてよい。
  • 英文法書・総合英語〔高校で配られる英文法書〕は、上記の(1)(2)の原理を使って、文中で修飾反応が起こるさまを、とてもわかりにくくまとめた本である。
    • 英文法書・総合英語は、薄いヤツで全単元を学び終えるのがよい。そうでなければ、英文法の全体〔マクロ構造〕が把握できず、英文法学習が終わらないことになる。
    • 【この1冊で完璧】文法書「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」の使い方を徹底解説
    • 英文法書・総合英語は、各章に不要不急のノイズ的情報が満載されているため、英文法の全体〔マクロ構造〕が把握できないように作られている。
    • 英文法書は、じつは小冊子ぐらいで済む。また初期の英文法学習は、小冊子のような[問題集]あるいは[書き込み式ノート教材]をまず一冊仕上げて、英文法の単元全体を概観できる[鳥瞰的視座]を獲得することが、英文法を理解する早道である。
    • 例えば、[英文法授業ノート|‎ ぺりかん社〔ネイティブ・チェックあり〕]などが、小冊子のような[問題集]にあたる。
      • 2019_01.pdf
      • 図書・出版 ぺりかん社
      • 英文法授業ノート【英語参考書ラジオ】
      • [英文法授業ノート]は、英作文をベースとして、総合英語と同じ文法体系で、高校英語を短期間で終わらせるための書き込み式ノート教材である。
      • [英文法授業ノート]は、English grammar book based on English composition〔英作文に基づいた英文法書〕であり、そういう[英作文を基調とした英文法学習]こそが、初期の英語学習には最適なのである。
      • 小学英語・中学英語は、できるだけ英文法を前面に押し出さずに英語を教えているけれども、これは英語力を落とすための謀略でしかない。
      • 結局、複雑な英文が話せる・書けるようになるためには、英作文ベースで英語学習を進めていく必要がある。
      • 英作文ベースで英語学習で大切なのは、最初は文法項目別に[英文法と英作文をリンクさせて学習を進めていくこと]である。
      • 名詞の可算用法・不可算用法は、実際に英作文をする段にならなければ、意識することがない。
      • 名詞の可算用法・不可算用法の使い分けは、英作文・発話を行なうときにこそ、身に染みてその重要性を感じ取ることができるものである。
      • 結局、知識は使って初めて、本当の意味で理解できるようになる。だから、アクティヴ・ラーニングが重要なのである。
      • 英文法への深い理解なしに、まともな英文が話せる・書けるようにはならない。
      • それは、英文というものが、動詞を圧縮しつつ名詞化・形容詞化・副詞化した準動詞句〔圧縮された準節〕、動詞を名詞化・形容詞化・副詞化した従属節〔名詞節・形容詞節・副詞節〕という、フラクタルに近い構造をもっているからである。
        • 英文は、同形反復の階層構造をなしている。
        • 英文の階層構造がわからなければ、複雑な言い回しは話せる・書けるようにはならないし、話せる範囲しか聞き取れない、書ける範囲しか速読できない、という大原則があるので、文法をないがしろにしたままでは、言語の四技能すべてがダメなまま[成長・進化]することがない。
      • [感覚やイメージで処理する部分]と[理詰めで処理する部分]との二者合成・二者統合がなければ、しっかりとした英語にはならない。
      • 文部科学省が何をしているのかというと、学習者〔児童・生徒〕の学力向上を阻止することによって、学習者の学力が、教師・出題者・採点者の学力を上回ることを阻止しようとしているのである。
      • 現在、その学習者の学力が、教師・出題者・採点者の学力を上回る現象が起こり始めており、日本の学校教育における英語の地位は、急激に低下しつつある。
      • A4判という大型本なので、必要な部分を縮小コピーして持ち歩くのがよいであろう。
      • こういう本は、正解英文を、和訳から口頭・筆記で再現できる[瞬間英作文可能状態]を達成して初めて効き目が出てくる。
    • 例えば、[SKYWARD 総合英語 スーパートレーニング|桐原書店〔ネイティブ・チェックあり〕]などが、小冊子のような[問題集]にあたる。

英文法の中の品詞変換〔word-class conversion〕

※大まかにいえば、形容詞類が名詞類〔体言〕を修飾し、副詞類が名詞類〔体言〕以外を修飾することによって文意が発生する。
※品詞が理解できていないと、文法が理解できない。文法とはおおよそ、品詞の修飾関係を把握するために存在する概念である。 修飾には、《1》[形容詞類の名詞類〔体言〕に対する修飾]=[形容詞的修飾]と《2》[副詞類の名詞類〔体言〕以外に対する修飾]=[副詞的修飾]の二つだけがあり、ほかには存在しない。 つまり、[形容詞的修飾]と[副詞的修飾]の連鎖による[意味の範囲の絞り込み]の累積として、文意が発生する。
※品詞が8個とか、品詞が10個とかいうのは明らかな嘘であり、英文法書の冒頭で品詞が8個とか、品詞が10個とかぬかしている著者は、本気で説明する気がないか、ボンクラかある。

〈1〉名詞類〔体言〕〔Nominal Class〕:

  • 名詞類〔体言〕の文中における運命【1】:格〔case〕を帯びて形容詞化されて[他の名詞類〔体言〕]を修飾する。
    • [名詞類〔体言〕]を修飾する主体を形容詞類〔Adjectival Class〕という。
    • 一言でいえば、[名詞類〔体言〕]を修飾する主体が形容詞・形容詞類である。
  • 名詞類〔体言〕の文中における運命【2】:格〔case〕を帯びて副詞化されて[名詞類〔体言〕以外]を修飾する。
    • [名詞類〔体言〕以外]を修飾する主体を副詞類〔Adverbial Class〕という。
    • 一言でいえば、名詞類〔体言〕を修飾する主体が形容詞・形容詞類である。

名詞〔noun〕

  • 名詞〔noun〕:名詞は、格〔case〕を帯びる主体の代表格だ。名詞・代名詞・名詞句・名詞節などを[名詞類〔体言〕]とよぶことにする。
    • 可算用法の名詞〔noun used as countable〕/可算用法〔countable usage〕:記号[C]〔Countable〕
    • 不可算用法の名詞〔noun used as uncountable〕/不可算用法〔uncountable usage〕:記号[U]〔Uncountable〕
      • 名詞という集合が、可算名詞と不可算名詞とに、きれいに分類できるかのような誤解を与えかねない、可算名詞・不可算名詞という用語は誤りである。
      • 一つの名詞には、可算用法で用いられている場合と、不可算用法で用いられている場合があり、名詞が可算と不可算の中間的な使われ方をする場合もある。

代名詞〔pronoun〕

  • 代名詞〔pronoun〕:代名詞は、格〔case〕を帯びる主体の代表格だ。代名詞には、名詞類〔体言〕を代入することができる。
  • 格変化〔Casal Declension:格を表示するための語形変化〕を行なう代名詞は、人称代名詞〔Personal Pronoun〕・who・whoever・oneだけである。

〈2〉動詞類〔Verbal Class〕

  1. 動詞〔verb〕:動詞は、動作や状態を表す。主格〔nominative〕・与格〔dative〕・対格〔accusative〕といった[格を帯びた名詞類〔体言〕]から副詞的修飾を受けるのが動詞である。
    • 動詞のまわりを主格・与格・対格などの格を帯びた名詞類〔体言〕が取り囲み、格を帯びたことによって副詞化した名詞類〔体言〕が、動詞を副詞的に修飾するのが、文型の仕組みである。
      • 主格〔ガ格〕を帯びた名詞類〔体言〕は、副詞類として動詞を修飾する。
      • 与格〔ニ格〕を帯びた名詞類〔体言〕は、副詞類として動詞を修飾する。
      • 対格〔ヲ格〕を帯びた名詞類〔体言〕は、副詞類として動詞を修飾する。
    • 文型とは、副詞類たちが動詞を前後から取り囲み、その副詞類たちが動詞を、前後から副詞的に修飾する過程をいうのである。
    • 動詞を中心とした語順〔語句の配列順序〕を文型という。
    • 文型とは、[動詞が決める名詞類〔体言〕の語順]であるため、文型のことを動詞型〔どうしがた〕ともいう。
    • 文型とは、[動詞を中心として、その前後に名詞類〔体言〕を配置する語順〔語句の配列順序〕]であり、語順をなすそれぞれのポジションに主格・与格・対格などの格が割り振られている。
      • 文型を表現するときに使用するS・V・O・C・Mの各記号
        • 【S】:[主語〔Subject〕:記号S]:さブジェクト
        • 【V】:[述語動詞〔predicate Verb〕:記号V]:プれディケ(イ)ト・う゛ぁーブ
        • 【O】:目的語〔ほご〕は、実際には二種類ある。
          • 【O|2-1】[間接目的語〔indirect Object〕:記号O〔オー〕]:インダイれクト・おブジェクト
          • 【O|2-2】[直接目的語〔direct Object〕:記号O〔オー〕]:ダイれクト・おブジェクト
        • 【C】:補語〔ほご〕は、実際には二種類ある。
          • 【C|2-1】[主格補語〔subjective Complement〕:記号C]:サブじぇクティヴ・こんプルメント
          • 【C|2-2】[目的格補語〔objective Complement〕:記号C]:オブじぇクティヴ・こんプルメント
        • 【M】:[修飾語〔Modifier〕:記号M]:まデファイヤー
      • (1)SV文型=Onionsの第一文型
        • SVL文型〔所格:Locative〕:Where do you live? I live in Osaka. / There are some books on the desk.
          • どこに住んでいますか?私は大阪に住んでいます。/ 机の上に本が何冊かあります。
        • SVT文型〔時格:Temporal〕:What time did you go to bed last night? I went to bed around midnight.
          • 昨夜は何時に寝ましたか? 私は真夜中ごろ寝ました。
      • (2)SVC文型=Onionsの第二文型
        • 主語に対する補語を、[主格補語〔subjective Complement〕]といい、文型理論では[記号C]で表す。
        • 主語と主格補語は、自然性・数・格という三つの属性において一致するのが原則である。
      • (3)SVO文型=Onionsの第三文型
        • 英文の中で最も出くわすことが多いのがSVO文型である。
      • (4)SVOO文型=Onionsの第四文型
        • SVOO文型のVとして使われる動詞を、とくに授与動詞〔give verb〕または与格動詞〔dative verb〕とよぶ。
          • SVOO文型をとる動詞が、[授ける・与える]という意味を直接的にまたは間接的に表すことが多いので授与動詞とよぶ。
        • SVOO文型のVとして使われる動詞を、とくに二重他動詞〔ditransitive verb:ディトゥらンズィティヴ・う゛ぁーブ〕または二重目的語動詞〔double object verbs〕とよぶ。
      • (5)SVOC文型=Onionsの第五文型
        • 目的語〔直接目的語〕に対する補語を、[目的格補語〔objective Complement〕]といい、文型理論では[記号C]で表す。
        • 主語と目的格補語は、自然性・数・格という三つの属性において一致するのが原則である。
        • SVOC文型のOCには、SVC文型が圧縮されて内蔵されていると考えてよい。
        • SVOC文型のOCの間にbe動詞をおぎなうことにより、OCに圧縮・内蔵されていたSVC文型が復活することもある。
    • 格〔case〕とは、名詞類〔体言〕を形容詞化または副詞化する品詞変換過程をいう。
      • [誰が/何が]【疑問/関係-代名詞】:who / what:主格:nominative case:ガ格|副詞相当
        • 主格を帯びた名詞類〔体言〕を、文型理論では[主語〔Subject〕:記号S]で表す。
      • [誰の/何の]【疑問/関係-代名詞】:whose / of what:属格〔genitive case〕or所有格〔possessive case〕:ノ格|形容詞相当
      • [誰に/何に]【疑問/関係-代名詞】:whom / to whom / to what:与格:dative case:ニ格|副詞相当〔間接目的語〕
        • 与格を帯びた名詞類〔体言〕を、文型理論では[間接目的語〔indirect Object〕:記号O〔オー〕]で表す。
      • [誰を/何を]【疑問/関係-代名詞】:whom / what:対格:accusative case:ヲ格|副詞相当〔直接目的語〕
        • 対格を帯びた名詞類〔体言〕を、文型理論では[直接目的語〔direct Object〕:記号O〔オー〕]で表す。
      • [どこ-で]【疑問/関係-副詞】:where:場所格/所格:locative case:〔場所〕デ格|副詞相当
      • [いつ/年月日時-に]【疑問/関係-副詞】:when:時間格/時格:temporal case:〔年月日時〕ニ格|副詞相当
      • [(だ)から]【疑問/関係-副詞】:why:原因格/因格:causative case:〔理由〕(ダ)カラ格|副詞相当
      • [どの-ように]【疑問/関係-副詞】:how:様態格/様格:modal case:ヨウニ格|副詞相当
    • つまり、動詞の前が主格だとか、動詞の後ろが対格である文型をSVO文型というとか、動詞の後ろが与格である文型をSVOO文型といい、その動詞をとくに授与動詞とよぶとか、そういうことである。
    • 補語〔complement〕というのは[be動詞の目的語]のようなものであり、その[補語をとるbe動詞]は[belong(s) to〔~に属している〕]という意味を表す。
    • つまり補語は、主語が属する先の集合を表す名詞類〔体言〕または形容詞類を意味する。
      • 主語は補語に属している。これがSVC文型の意味である。
      • SVC文型のVを省略してSCにしたものを、SVO文型のOに代入したものがSVOC文型である。それには、以下の式変形をする。
        • SVC文型 → SC
        • SVO文型 → OにSCを代入してSVSC文型 → SCのSをOに置換してSVOC文型
      • つまりSVOC文型のOCは、SVC文型を圧縮したものであり、OCの間にはbe動詞であるVが隠されていると見立てるとよいことが多い。
    • 補語の本質は形容詞類だと述べる人もいる。
      • この花は、赤い。
    • しかし補語の本質を、私は名詞類〔体言〕だと考える。
      • この花は、赤い花だ。
  2. 助動詞〔auxiliary verb〕:動詞にニュアンスを与えるのが助動詞である。動詞の語形変化は広い範囲にわたるのに対して、助動詞の語形変化は狭い範囲でしか起こらない。

〈3〉形容詞類〔Adjectival Class〕

  1. 形容詞〔adjective〕:[名詞類〔体言〕]を修飾するのが形容詞である。
  2. 冠詞〔article〕:冠詞を含めた冠詞相当語句を限定詞〔determiner〕といい、所有格や代名詞の形容詞用法などが限定詞として知られている。
    • 定冠詞〔definite article〕:可算用法・不可算用法の別によらず、既出・既知の情報を指し示すtheを定冠詞という。
    • 不定冠詞〔indefinite article〕:可算用法で用いられている名詞の単数形では、原則的に必須となる形容詞a・anを不定冠詞という。
    • 英語の不定冠詞a・anと、フランス語の不定冠詞・数詞であるun・uneは、遠い昔へ遡ると、同じ語源から発生していると考えられる。

〈4〉副詞類〔Adverbial Class〕

  1. 副詞〔adverb〕:[名詞類〔体言〕以外]を修飾するのが副詞である。adverbは、[動詞に加えたる語]を意味し、実際に副詞類はおもに動詞を修飾する。

〈5〉格詞類〔Casal Class〕

  1. 前置詞〔preposition〕:名詞類〔体言〕に格〔case〕を帯びさせる=名詞類〔体言〕を形容詞化・副詞化する。
  2. 接続詞〔conjunction〕
    • 従位接続詞〔subordinating conjunction〕:従位接続詞は[名詞節であるthatなしのthat節の前に置かれて、その名詞節であるthat節に格を帯びさせることで、名詞節を副詞化して副詞節にする品詞だ。
      • whether・if〔~かどうか〕・that〔witの頭文字で覚える〕という三つの従位接続詞だけが名詞節を形成する。
      • whether・if〔~かどうか〕は、疑問詞の一種と考えたほうが合理的であり、whether・if〔~かどうか〕が形成する名詞節は、間接疑問の一種であると割り切ることもできる。
        • 直接疑問〔direct interrogative / direct question〕:ふつうの疑問文における疑問の様態を直接疑問という。
        • 間接疑問〔indirect interrogative / indirect question〕:疑問詞が形成する名詞節としての疑問のあり方を間接疑問という。つまり文中の従位節〔subordinate clause〕または従属節〔dependent clause〕になっている疑問のあり方を間接疑問という。
          • 疑問詞〔interrogative word〕:疑問代名詞と疑問副詞を合わせて疑問詞という。
            • 疑問代名詞〔interrogative pronoun〕:疑問代名詞={who、which、what}
            • 疑問副詞〔interrogative adverb〕:疑問副詞={when、where、how、why}/関係副詞={時格・所格・様格・因格}
            • 間接疑問専門の疑問詞:whether・if〔~かどうか〕。
      • そうなると、従位接続詞のうち、名詞節を形成するのはthatだけであることになる。
      • whether・if〔~かどうか〕・thatという三つの従位接続詞以外は、すべて副詞節を形成する。この副詞節は、that節である名詞節からthatを取り去った名詞節に、前置詞である従位接続詞によって格を帯びさせた結果、名詞節が副詞節に品詞変換されたものだとみなすこともできる。
      • 前置詞は名詞句を、形容詞化または副詞化する。
      • 従位接続詞は名詞節を、もっぱら副詞化するのみである。
      • 前置詞も従位接続詞も、それとペアを組む名詞類〔体言〕に格を帯びさせることを通じて、品詞変換をすることが目的である品詞とみなすこともできる。
    • 従位接続詞の実例
      • 時を表す従位接続詞〔副詞節を形成する〕
        • when〔~のとき〕
        • since〔~以来、~してから〕
        • after〔~の後に〕
        • before〔~の前に〕
        • until〔~まで〕
        • while〔~の間〕
        • as〔~のとき、~ながら〕
        • as soon as〔~するとすぐに〕
      • 譲歩を表す従位接続詞〔副詞節を形成する〕
        • although〔~にもかかわらず〕
        • though〔~だけれども〕
        • even if〔たとえ~だとしても〕
      • 条件を表す従位接続詞〔副詞節を形成する〕
        • if〔もし~なら〕
        • unless〔~でない限り〕
        • once〔いったん~すれば〕
      • 理由を表す従位接続詞〔副詞節を形成する〕
        • because〔~なので〕
        • since〔~なので〕
        • as〔~なので〕
      • 目的を表す従位接続詞〔副詞節を形成する〕
        • so that〔~するために〕
        • in order that〔~するために〕
      • 場所を表す従位接続詞〔副詞節を形成する〕
        • where〔~するところに〕
        • wherever〔~するところはどこへでも〕
      • 比況を表す従位接続詞〔副詞節を形成する〕
        • as if〔まるで~のように〕
      • 内容を表す従位接続詞〔名詞節を形成する〕
        • that〔~ということ〕
      • 選択を表す従位接続詞〔名詞節を形成する〕
        • whether〔~かどうか〕
        • if〔~かどうか〕

〈6〉分岐詞〔Brancher〕

  1. 接続詞〔conjunction〕
    • 等位接続詞〔coordinating conjunction〕:
      • 等位接続詞の定義である、[文法的に対等な文法要素〔語、句、節、文〕をつなぐ]という要件は、[その等位接続詞が言語的分配則を実現する場合の【分岐部品】として機能するか否か]を問題にするときには大切である。
      • but〔対比〕・yet〔譲歩〕・for〔理由〕・so〔結果〕は、具体的な使い方は重要であるけれども、but・yet・for・soの左右が文法的に対等な文法的要素〔節・文〕であるかどうかは、無意識のうちにわかっているので、それは言語学習上、あまり意味をもたない。
      • 言語学習上、等位接続詞にかんして大切なのは、[その等位接続詞が言語的分配則を実現する場合の【分岐部品】として機能するか否か]であり、but〔対比〕・yet〔譲歩〕・for〔理由〕・so〔結果〕の品詞分類については、言語学習において、あえて問題にする価値がない。
      • 例えば、等位接続詞[and]は、[eat an apple and an orange]における[and]のように、言語的分配則を実現する場合の[分岐部品]として機能する。
      • そこから、等位接続詞の別名として分岐詞〔brancher〕という名称を新たに設定する。
      • 等位接続詞は、and・or・nor・but・yet・for・soの七つとされるけれども、but・yet・for・soは分岐詞〔brancher〕にならない点を理由に、等位接続詞ではないと結論づけることができる。
        • 言語的分配則を実現する場合の[分岐部品]として機能するがゆえに、分岐詞〔brancher〕というカテゴリーに分類しても不自然でない等位接続詞は[and・or・nor]の三者だけに限定される。
    • 等位接続詞と、それと同じ意味を表す従位接続詞の使い方の例。
    1. The movie was long, but it was entertaining.:評価:とても自然な表現。長さと面白さの対比を明確に示している。
      • Though the movie was long, it was entertaining.:評価:とても自然な表現。譲歩の意味を明確に示している。
      • The movie was long, yet it was entertaining.:評価:不自然ではない表現。butとほぼ同じ意味だが、やや文学的な印象を与える。
    2. He tried hard, but he couldn’t succeed.:評価:とても自然な表現。努力と結果の対比を明確に示している。
      • Though he tried hard, he couldn’t succeed.:評価:とても自然な表現。譲歩の意味を明確に示している。
      • He tried hard, yet he couldn’t succeed.:評価:不自然ではない表現。butとほぼ同じ意味だが、失敗の意外性がより強調される。
    3. She’s strict, but fair.:評価:とても自然な表現。厳しさと公平さの対比を簡潔に示している。
      • She’s strict, yet fair.:評価:不自然ではない表現。butとほぼ同じ意味で、対比がより強調される。
      • (注: この短い文では、接続詞を前に移動させた自然な表現はありません。)
    4. It’s past your lunch break, yet you are still eating.:評価:とても自然な表現。予想外の状況を強調している。
      • Though it’s past your lunch break, you are still eating.:評価:とても自然な表現。譲歩の意味を明確に示している。
      • It’s past your lunch break, but you are still eating.:評価:不自然ではない表現。yetとほぼ同じ意味だが、対比がやや弱くなる。
    5. He promised he would be home for dinner, yet he isn’t.:評価:とても自然な表現。約束と現実の対比を強調している。
      • Though he promised he would be home for dinner, he isn’t.:評価:とても自然な表現。譲歩の意味を明確に示している。
      • He promised he would be home for dinner, but he isn’t.:評価:不自然ではない表現。yetとほぼ同じ意味だが、対比がやや弱くなる。
    6. It’s a very sad and yet beautiful story.:評価:とても自然な表現。悲しさと美しさの共存を示している。
      • It’s a very sad but beautiful story.:評価:とても自然な表現。悲しさと美しさの対比を簡潔に示している。
      • (注: この文では、接続詞を前に移動させた自然な表現はありません。)
    7. I am really tired, for I have been working for about 18 hours.:分析:最も自然で一般的な表現。理由を formal に説明している。
    8. He must be hungry, for he hasn’t eaten all day.:分析:自然な表現。推測とその根拠を formal に示している。
    9. The ground is wet, for it rained last night.:分析:自然な表現。結果とその理由を formal に説明している。
    10. I am really tired, since I have been working for about 18 hours.:分析:自然な表現。「for」よりも少しカジュアルな印象。
    11. He must be hungry, since he hasn’t eaten all day.:分析:自然な表現。推測とその根拠をカジュアルに示している。
    12. The ground is wet, since it rained last night.:分析:自然な表現。結果とその理由をカジュアルに説明している。
    13. I am really tired, because I have been working for about 18 hours.:分析:最も一般的で直接的な表現。理由を明確に示している。
    14. He must be hungry, because he hasn’t eaten all day.:分析:一般的で直接的な表現。推測とその根拠を明確に示している。
    15. The ground is wet, because it rained last night.:分析:一般的で直接的な表現。結果とその理由を明確に説明している。
    16. He was tired, so he went to bed early.:分析:自然な表現。原因と結果を簡潔に示している。
    17. It was raining, so we stayed indoors.:分析:自然な表現。状況とそれに対する行動を簡潔に説明している。
    18. She studied hard, so she passed the exam.:分析:自然な表現。努力とその結果を簡潔に示している。
    19. He was tired; therefore, he went to bed early.:分析:やや formal な表現。原因と結果を明確に示している。
    20. It was raining; therefore, we stayed indoors.:分析:やや formal な表現。状況とそれに対する行動を明確に説明している。
    21. She studied hard; therefore, she passed the exam.:分析:やや formal な表現。努力とその結果を明確に示している。
    22. Since he was tired, he went to bed early.:分析:自然な表現。理由を先に述べることで、結果を強調している。
    23. Since it was raining, we stayed indoors.:分析:自然な表現。理由を先に述べることで、行動の必然性を強調している。
    24. Since she studied hard, she passed the exam.:分析:自然な表現。理由を先に述べることで、結果の当然性を強調している。

〈7〉その他

  1. 間投詞〔interjection〕:間投詞を私は割込詞〔intruder〕とみなしている。間投詞が、語と語との間に、文法とは関係のない割り込み方をするようにみえるからである。

[接続詞]や[つなぐ]という言葉遣いの紛らわしさ

  • 文法の世界における[接続]という言葉は、多義的であり、誤解を招きやすい。
    • 古典文法における[助動詞・助詞の接続]の接続は、[後ろの語〔下接語〕が、前の語の活用形を指定する]という文法現象である。
    • 古典文法や現代語の国文法でいう[接続詞]は、実際には[接続副詞]であり、品詞としては副詞にすぎない。
      • このように、古典文法や現代語の国文法の品詞分類には、不可解な点がある。
      • 国文法では、[接続]という概念をしっかり定義することなく、[意味における接続]と[文法における接続]とを混同したまま、恣意的な品詞分類が行なわれている。
      • このような、腐った国文法を学校教育で採用しているのは、文部科学省に批判的な精神が欠如しているからであろう。
    • 英語の文法において、等位接続詞と従位接続詞は、まったく異なる品詞である。
      • 従位接続詞を接続詞に分類した英語圏の文法家・辞書の出版社は、誤っていると思う。
      • 従位接続詞は[つなぐ]のではなく、副詞節を形成する従位接続詞にかんしては、後続する名詞節に格を与えるのである。
      • 等位接続詞〔and・or・nor・but・yet・for・so〕に分類されている品詞については、二つのグループに分けることができると私は思う。
        • 接続副詞つまり副詞を等位接続詞に分類してしまった、分類ミス。but・yet・for・so
  • 私が提唱する英文法では、[つなぐ]という概念を使わない。

従位接続詞の分類を以下のように再表示します:

派生語を作る接頭辞・接尾辞などを単語に付けるのではなく、文法的な仕組みによって起こる品詞変換には名詞化・形容詞化・副詞化の三種類しかない

  • 名詞類〔体言〕が格を帯びると、形容詞化または副詞化される。
    • 前置詞は名詞句を、形容詞化または副詞化する。
    • 従位接続詞は名詞節を、もっぱら副詞化するのみである。
  • 定動詞〔時制をもつモードの動詞〕は名詞化・形容詞化・副詞化され、名詞節・形容詞節・副詞節となる。名詞節・形容詞節・副詞節を従位節または従属節と総称する。
  • 準動詞〔時制をもたないモードの動詞〕は名詞化・形容詞化・副詞化され、動名詞・現在分詞・過去分詞・不定詞になる。
    • 前置詞の目的語になる唯一の準動詞が、動名詞である。
    • ing形の名詞用法を動名詞という。
    • ing形の形容詞用法・副詞用法を現在分詞という。
    • en形の名詞用法・形容詞用法・副詞用法を過去分詞という。
      • en形の名詞用法は、私の独自見解で、完了形のhaveの目的語〔対格〕になっている過去分詞句は、en形の名詞用法とみなすことができる。
    • to-V形を不定詞といい、名詞用法・形容詞用法・副詞用法をもつ。

名詞・代名詞・名詞句・名詞節などの名詞類〔体言〕が、文法的な仕組みによって、形容詞化・副詞化される。この仕組みを格〔case〕という

  • 英語において、格〔case〕を表現する方法には、語順・語形・前置詞〔従位接続詞〕の三つがあり、それ以外に格〔case〕を表示する方法は英語にはない。
  • 名詞類〔体言〕が[格〔case〕という属性をもつこと]を、私は[名詞類〔体言〕が格を帯びる]と表現する。
  • イメージとしては、名詞類〔体言〕が[格〔case〕という属性をもつこと]は、[金属が帯磁する〔=磁気を帯びる〕]ようなものである。
  • 名詞類〔体言〕が格を帯びたとき、その名詞類〔体言〕は形容詞化または副詞化される。この二者択一であり、それ以外にない。
  • 《1》格を帯びることで形容詞化された〔帯磁した〕名詞類〔体言〕は、[名詞類〔体言〕]に引き寄せられて、その[名詞類〔体言〕]を修飾する〔意味を付け加えて、意味の範囲を狭める〕。
    • an apple on the table〔テーブルの上のリンゴ〕
    • an appleが名詞類〔体言〕で被修飾語。
    • 前置詞句on the tableは、前置詞onによって、名詞句the tableが形容詞化されたひとかたまりで、この前置詞句は、全体として名詞句である。
    • [形容詞化される]という帯磁のしかたをすると、その磁力は言語の世界では[名詞類〔体言〕]への修飾力となる。
    • 形容詞化された名詞類〔体言〕は、形容詞類として、他の名詞類〔体言〕を形容詞的に修飾する。
  • 《2》格を帯びることで副詞化された〔帯磁した〕名詞類〔体言〕は、[名詞類〔体言〕以外]に引き寄せられて、その[名詞類〔体言〕以外]を修飾する〔意味を付け加えて、意味の範囲を狭める〕。
    • go out by car〔車で出かける〕
    • go outは自動詞+副詞で、全体として自動詞。
    • 前置詞句by carは、前置詞byによって、名詞carが副詞化されたひとかたまりで、この前置詞句は、全体として副詞句である。
    • [副詞化される]という帯磁のしかたをすると、その磁力は言語の世界では[名詞類〔体言〕以外]への修飾力となる。
    • 副詞化された[名詞類〔体言〕以外]は、副詞類として、他の[名詞類〔体言〕以外]を副詞的に修飾する。

名詞・代名詞・名詞句・名詞節などの名詞類〔体言〕が、文法的な仕組みによって、形容詞化・副詞化される。この仕組みを格〔case〕という

従位節〔subordinate clause〕または従属節〔dependent clause〕
  • [時制という属性をもつタイプの動詞]〔定動詞〕が名詞化・形容詞化・副詞化される。この仕組みを従位節〔subordinate clause〕または従属節〔dependent clause〕という。
  • 従位節〔従属節〕には、名詞節・形容詞節・副詞節の三種類しかない。また名詞節・形容詞節・副詞節の三種類を、従位節〔従属節〕と総称する
    • 副詞節を導く〔副詞節を形成する=副詞節を作る〕主体は、従位接続詞だけであり、それ以外に副詞節を導く主体は存在しない。

      • なお、従位接続詞は、後続する名詞節を副詞化する、従位節〔従属節〕の前に置かれる[節の前置詞]と考えたほうが実質的である。
      • つまり従位接続詞は、[節の前置詞]として、[後続する名詞節を副詞化する]という機能をもつ。
      • 従位接続詞を[つなぐ][結びつける]と考えるのは、私からみれば、不合理な考え方にすぎない。
      • 従位接続詞は後続の名詞節を副詞化する前置詞の一種である。
    • 名詞節は原則として、whether・if〔~かどうか〕・thatという三つの従位接続詞が導く。[名詞節を導く]とは[名詞節を作る]と同じ意味である。

準動詞〔verbal〕

準動詞〔verbal〕

動名詞〔gerund〕 現在分詞〔present participle〕 過去分詞〔past participle〕 不定詞〔infinitive〕

述語動詞が文の中心となり、副詞類から修飾を受けることを通じて、英文の意味が発生する

一つの述語動詞につき、本動詞〔助動詞でない動詞〕は一つだけである

ただし[本動詞 and 本動詞][本動詞 or 本動詞][本動詞 nor 本動詞]のように等位接続詞による並列つなぎはあり得る

本動詞とは、動作または状態を表す動詞であり、本動詞でない動詞を助動詞という

助動詞は、動作または状態を表すことができない、動詞モドキである

助動詞は、動作または状態を表す本動詞の意味に、変化を加えることによって、より細かい動作・状態を表すことを助ける、動詞モドキである

助動詞には、ガチの法助動詞と、ガチの法助動詞とともに併用することができる、法助動詞の代理熟語がある

プロキシ modal auxiliary verb proxy idiom

代理コード be able toはcanの 代理熟語

  • will be able to
  • may be able to
  • should be going to
  • might have to

will be able to would be able to 第一 法助動詞 一つの述語動詞内で、will be able to do soなど、法助動詞を2つ使いたい場合、canをbe able toなどに置き換えるときのbe able toなどの熟語を全部知りたい。

一つの本動詞に対して使える、ガチの法助動詞は一個だけである

と、ガチの法助動詞とともに併用することができる、法助動詞モドキがある

〈1〉名詞類〔体言〕

〈2〉動詞類

〈3〉形容詞類

〈4〉副詞類

〈5〉格詞類〔casal〕

Subject !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! predicate Verb !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! indirect Object !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! direct Object !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! subjective Complement !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! objective Complement !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! Modifier !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!