英語学習論と日本語・学びのあり方
1. 英語の構造的欠陥とフォニックスの危険性
綴りが整備されたドイツ語と、未整備な英語
ドイツ語の綴りは[書かれた文字が音声記号そのもの]と言い換えられるほど整備されています。
これに対し英語は、caを[ケァ]と読んだり(cat, cabinet)、[ケイ]と読んだり(cake, cable)するなど致命的に不規則です。
アルファベットを発音記号のように利用するとしたら、例えば、cat→keat、cabinet→keabinet、cake→keik、cable→keibolなどが適切であろうと思います。
つまり、発音記号とドイツ語風の綴りが混ざったような感じになるわけです。
beat, heatなど、eaを[イー]と読むことそれ自体が邪道なんですよ。 read - read - readは[リード - レド - レド]というように、同じ綴りを違う読み方で読み上げる。 こういう部分に、英語がクソ言語だという証拠が、ありありと表れているわけです。
おまけに、break[ブレイク]やbreakfast[ブれクフぁスト]といった例外もある。
結局、「[ea]をどう発音するか」という観点から情報を整理すると、ゴチャゴチャになって、わからなくなるように仕組まれている、と考えるしかありません。
発音という視点から英語の綴りをみると、不規則性だらけであり、これが現代における先進的な国家の言語とは思えません。
それもこれも、英語を支配してきた英国や米国の怠慢によるものです。 英語というものが、言語の整備をするだけの文化的水準に達していない種族によって維持・管理されてきた、野蛮な言語である。 この認識が中立的であると考えられます。
フォニックス指導の破綻とリスク
このように、現状の英語は、綴りと音声記号との間に[1対多の多重登録]がなされています。 そのため、フォニックス(綴りのルールから音声を演繹する方法)を教えると、例外に直面して逆効果になる確率が非常に高くなります。 学習において[アンラーン(覚えた内容を忘れること)]は極めて難しいため、間違った発音を覚えて、学習が詰んでしまうような、そんなフォニックスによる危険な指導は絶対に避けるべきです。
推測の禁止が鉄則
つまり[guess(推測)してウソを覚えたらアンラーンできない]ので、発音やアクセントを知らない英単語の音声を、けっしてguess(推測)してはなりません。
これが英語学習の鉄則です。
そういう意味では、[フォニックスを採り入れて英語教育を行なう]という人は、頭の中まで骨でできています。
フォニックスは、発音・アクセントを知らない単語の発音をguess(推測)したくなる、悪魔の思考法なのです。
センター試験の発音問題の廃止が証明するもの
英語においてフォニックスが破綻していることは、センター試験の第1問として出題されていた発音問題が廃止されたことからも分かります。 発音問題がくだらないと評されたのは、選抜試験なので、例外を突くことになり、そうすると英語に対してフォニックスが逆効果だということが明らかになっていく。 そもそも、音声にかかわる能力を、発音問題という形式で問うことそれ自体がアホだということなのです。 発音問題は、綴りと発音との例外を突く陰険なものであり、そんな問題を出題すること自体に倫理的な問題があったのです。
2. 脳の仕組みに適合する正しい英語の習得法
音声先行の原則
人間が言語を習得する自然なプロセスは[音声が先で文字が後]です。 英語のようにルールに例外が多い言語に対しては、以下の3ステップによるアプローチが脳の仕組みに最も適合します。
- 【徹底的な音声のインプット】:文字を見る前に単語やフレーズの正しい音と意味を頭の中に蓄積する(頭の中に文字のイメージが存在しない状態)。
- 【1】まず音から学べ。音声教材を聞いて、自分でも音声教材の発音を真似て発音する。Nanami / ななみ先生が、英語学習における[本当のこと]を述べている。
- 【2】綴りから発音を推測するな、絶対に。ウソを覚えて、アンラーンできなくなるからだ。
- 【3】発音から綴りへの一方的な対応関係にのみフォーカスせよ。綴りから発音を逆算・推測するな、絶対に(例外が多すぎて詰む)。
- 【音声と文字列の丸ごとペアリング】:既知の音を聞きながら対応する文字列を目で追い、発音ルールなどの分析を挟まずに視覚的に記憶する(例:[ハヴ]という音を知る状態で
haveという文字列を見て納得する)。haveの発音を綴りからguess(推測)すると、[ヘイヴ]か[ハヴ]のどちらかになります。- このようにフォニックスを知っていたとしても、正解の候補が2つ以上出ることがある。だからフォニックスは逆効果になるんですよ。
- 【パターンへの自然な帰納】:大量のペアリングを経験する中で、脳が文字列の不完全な規則性に自然と気づく。この段階で、綴りと発音についての深入りを停止するのが賢明なのです。
- つまり、英語の印刷教材を片手に、文字を読み上げる[音読]を中心にした学習は、必ず[自分の悪い発音を再学習する]という悪循環を生むだけなのです。
- 英語の印刷教材としては、音声教材がCD/DVDとして付属しているか、音声データがダウンロードできるか、音声付きアプリが使えるか、というものだけを選びます。
- つまり、英語の学習は音声だけを使って(印刷教材を参照しないで)学習を進めることが第一に行なうべき学習なのです。
- 文の意味はわからなくても、正確にto mimic(物まね)できるようにすることだけを第一の目標とするのが、正しい英語学習法です。
- 意味とか、文法とかは、覚えている[音声言語としての文]に付随する[拡張機能]でしかないので、後付けできるわけです。
- 言語の核になるのは音波であり、音波を脳内に録音することそれ自体が、語学の99%を占めるのだと考えてください。
- 英語の場合、音声言語からみると、綴りがメチャクチャであるため、綴りを中心に英語学習をすると、必ず英語学習が破綻するようにできています。
3. 英語教育に対する疑問と優先すべき優先順位
[国際的活躍]という前提の誤り
[国際的に活躍するために英語を学ぶ]という前提は誤っているのではないでしょうか。 まずは[国際的に活躍する]だけの何事かを先に身に付け、必要があれば英語を学ぶのが正常な順番です。 [お腹がすいていないのに物を食する]ような英語学習はうまくいきません。 ただし、英検準1級までの基礎力だけは、若いうちに身に付けておく必要があるでしょう。 英検準1級を取得しておくと、有名私大で英語の入試を受験せずに済む場合もあります。 武器がないまま英語や海外渡航のスキルばかり身についても、英語を教える人にしかなれず、成長・進化が滞る結果を生みます。 例えば、神保彰さんという、世界的なドラマーがいます。 神保彰さんは、CASIOPEAに所属していた時代から、突出した実力を発揮していました。 ドラミングのスキルが先にあるから、英語が必要になって、英語を学習した。 これが、神保彰さんの[順番]です。
■CASIOPEA(カシオペア)|ディスコグラフィー | 神保彰オフィシャルウェブサイト [Akira Jimbo Official Website]
学問の中身と両刀遣いへの転換
英語を実際に使う人は全学習者の5%程度と見積もることは、最低限のラインとして妥当です。 語学よりも、自分が文系なら理系を、自分が理系なら文系を学ぶ[両刀遣い]になって判断能力を養うほうが優先事項です。 海外情報を仕入れる必要が生じたときから英語を学べば十分です。 先達が作ってくれた[日本語を通じて西洋の学問を修める道]を利用するほうが圧倒的に効率的です。 そもそも、日本の大学に入学するというのは、[日本語を通じて西洋の学問を修める道]を選択するということなので、大学入試において、英語や外国語を課すというのは、完全に筋違いです。 日本語の術語(テクニカル・ターム)の意味がわからないとき、その術語の原語が英語であれば、英語で検索してみる。 こういう順番で、英語と対峙するのが自然ではないかと私は思います。
[英語学習の自己目的化]に注意する
英語というのは、何事かを知るため、あるいは、表現するための手段でしかありません。 それなのに、英語力を維持するためにTOEICや英検1級を受験し続けるなど、目的のない英語学習ループにはまっている人が大半です。 外資系企業で高給を取るために英語学習を進める。 これはDSが作った情弱ホイホイに捕まってしまった人たちの思考パターンです。 外資系企業の多くは、DSの世界侵略計画に基づいて行動しているので、外資系企業で高給を取ることそのものが、地球を破滅させる活動に協力しているに等しい行為なのです。 一言でいえば、[ロンドンのシティを中心とする世界全体を統一的に侵略するシステム]に加担するために、英語教育というものがある。 それぐらいに割り切って考えてもよいぐらいです。 今後は、英語と日本語が世界共通言語になります。 したがって、日本語をちゃんと教えることができる日本語教師が大量に必要になるでしょう。 日本語教師にも英語力は必要でしょうけれども、それよりも、古文を大量に暗唱しているとか、日本語の記事を大量に暗誦しているとか、そういう部分が、今後の日本語教師には必要になってくると思います。
日本語教育と古文・伝統の重視
日本でしか話されていない日本語を護ることが、日本人に与えられた第一の課題です。 英語教育よりも日本語教育に力点を置き、古文の暗誦まで行ってチャネリングで登場する日本の神々の言葉が理解できるようにしたほうが、全体としてバランスがよいといえます。 また、封印されている秘技・秘法を復活させ世界平和・宇宙平和のために活かす役割も、日本人にはあるため、日本人として、古文書が読み解けるようになることも尊いことだといえます。 これまでは、先進的なものが西洋から流入してくるように錯覚させられてきました。 しかし、これからは、先進的なものは、日本の伝統の中から掘り起こされる、あるいは、宇宙存在から日本に伝えられ、それが世界に広まる。 このような情報の流れになるのだと、私は予想しています。
英語という言語そのものへの評価
結局、英語は綴りと発音において腐敗し切った言語であり、しかるべき機関がルールを策定して全面改定しない限りフォニックスが正常に機能することはありません。 単語の全面改定を経ない英語を学べと言われても、私は断ります。 宇宙的視点から見れば、日本語は広く使われているため、英語ができなくても、大きなハンディキャップはないと思います。 それよりも、英語を学んでいる時間に、数学や物理や化学を学び、知見を広め、深めたほうが、実りある人生になるのではないか、と思うちょります。
人生の時間について、何にどれだけを割り振るかは各自が考えればよいことです。 ※なお、人生における選択は自由であり、異なる考え方があるからこそ多様性が生まれ貴重であると考えています。
具体的にどうするか?
英検準1級を取得することだけを目標に学習計画を立てる
英検準1級ぐらいであれば、小学校高学年、中学1年ぐらいで、優秀な学習者であれば取得できます。 受験戦略的に、高校に入ってから英語に取り組んだのでは、完全に手遅れです。 英語は中学のうちに、英検準1級を取得することを目指します。
基礎学力を高めるために中学受験はしておいたほうがよい
[国語(とくに漢字)][算数+中学数学][中学英語]などといった基本的な部分は、小学校の高学年ぐらいまでに修めておく必要があると私は思います。 これには、くもん式を利用するのが一般的でしょう。 くもん式よりも安価で効果的なプリント学習システムを開発し、くもん式と張り合っていけば、日本の学習体制は、より改善されることでしょう。 AIを使えば、チョチョイのチョイです。 文部科学省などは関係ありません。 彼らが何を策定しようとも、現代人として身に付けるべき科目を身に付けていくだけのことです。 官僚はチマチマとパソコンに向き合って、くだらないルールを作っていないさい。 現場はそんなことを無視して、ガンガン進んでいきますけぇ。 何か目標がないと頑張れないので、中学受験を目標にするのが、1つのやり方でしょう。 中学受験するだけで、公立校に進学してもいいのです。 中学受験で、勉強する姿勢・コツ、あるいは、自分の長所・短所、自分がどれだけ頑張れるかを把握できることそのものに価値がありますので。
国語に弱点があると、全科目が不調に終わる
小学生にとって、日本語で大量の音声言語を浴びることが必要です。 これは学校教育では無理であり、[ゆる言語学ラジオ](YouTube)など、知的で遊び心のある、テンポの速い会話を大量に聞く必要があると思っています。 英単語の学習方法と、漢字の学習方法は同じであり、音声言語としてよく知っている漢字・漢字の熟語を、後から書いて学ぶ。 ここでも音声言語の優先原則が求められます。
学校教育は音声教育をしていない
学校教育というものは、英語も国語も、辞書や印刷教材を大量に売りさばき金儲けをするための利権の場としてのみ機能しています。 日本の学校教育は、製紙業界や印刷業界と関係が深く、印刷教材を大量に一括採用させることそのものが自己目的になっています。 したがって、検定済教科書や副教材にかんして、英語教材にも、国語教材にも、音声教材が付属していないのが大原則です。 完全に腐っちょりますね。 結局、言語とは音声言語だということが大前提だというのに、印刷教材を売るのが第一だから、音声教材には、まるで力点が置かれていない。 この段階で、学校教育は詰んでいるわけですね。
だから学校には期待せず、YouTubeやAIを活かした、自己プロデュースによる学習をお勧めする
結局、勉強は自分でするものなので、文部科学省が定めたことを、ことごとく無視して、自分が大学で何を身に付けたいのか。 そこから逆算して、勉強計画を自分で打ち立てていくしかないのですね。 誰も助けてはくれません。 自分でやるしかねぇってことです。はい。