🟩 もくじ
[81 山川 日探705 詳説日本史]またはその改訂版は日本文化史の情報量不足によって、受験対策用ではなくなっているので、[7 実教 日探702 日本史探究]またはその改訂版のほうが安全であろう
- 受験用の[日本史探究]の検定済教科書は【1】【2】からの二者択一であるらしい。
- 【1】[81 山川 日探705 詳説日本史]またはその改訂版
- [81 山川 日探705 詳説日本史]は、おそらくは、盛り込むべき大量の情報が先にあって、その情報を最密構造的に充填したような、不自然な悪文が多い。
- このように[81 山川 日探705 詳説日本史]では、[歴史の流れ]が見えなくなるぐらい、固有名詞を盛り込みすぎているため、文章に流れがなく、そのため読みづらく、理解しづらい検定済教科書だといえる。
- [81 山川 日探705 詳説日本史]は、[どの教科書よりも詳しくあらねばならない]という強迫観念によって執筆されたのであろう。
- ただし[81 山川 日探705 詳説日本史]は、少なからぬ日本文化史の情報に欠損が認められるため、資料集で日本文化史の情報を補填する必要がある。
- [81 山川 日探705 詳説日本史]が有効なのは、東京大学文科・一橋大学・早稲田大学ぐらいであろうとされる。
- 東京大学文科・一橋大学・早稲田大学を除く大学では、[7 実教 日探702 日本史探究]のほうがよいらしい。
- 【2】[7 実教 日探702 日本史探究]またはその改訂版
- 東京大学文科・一橋大学・早稲田大学以外の入試を受験する受験生には、[7 実教 日探702 日本史探究]が向いているらしい。
- 実際、[81 山川 日探705 詳説日本史]よりも、[7 実教 日探702 日本史探究]のほうが、余計な細かい知識が書かれておらず、文章に文脈があって読みやすく、理解しやすい。
- [マイベスト よくわかる日本史【新旧両課程対応版】|石川晶康〔古代~近世:著〕|野島博之〔近現代:著〕|学研|9784053036803]を高速で何度も通読して[歴史の流れ]と[知識の核]を身につけてから[7 実教 日探702 日本史探究]を読むと、[7 実教 日探702 日本史探究]で展開される[細かい知識]が、[マイベスト よくわかる日本史【新旧両課程対応版】]で培った[知識の核]の周りに付着して、きれいな結晶になることが期待できる。
- [マイベスト よくわかる日本史【新旧両課程対応版】]は、予備校講師が執筆しているだけあって、[部・章・大見出し・中見出し・小見出し]の構造が洗練されており、情報の整理が行き届いていると感じられる。
- [マイベスト よくわかる日本史【新旧両課程対応版】]をベースにして、[7 実教 日探702 日本史探究]で展開される[細かい知識]や図版などを追加的に覚えていく勉強の仕方のほうが、楽で効率的に学習が進むことが期待できる。
- 【1】[81 山川 日探705 詳説日本史]またはその改訂版
- [歴史総合,日本史探究][歴史総合,世界史探究]ともに、初学の段階から検定済教科書を使うのは、時間短縮・省力化の点から、まったく奨められない。
- 初学の段階においては、情報量の絞り込まれた、幾度でも復習できる薄い印刷教材で、[他の知識を吸着する核となる知識]をしっかり身につけてから、講義系参考書や検定済教科書を使う段階に入るのが安全である。
- 【1】[81 山川 日探705 詳説日本史]や【2】[7 実教 日探702 日本史探究]など、受験に対応できる検定済教科書は情報量がとても多く、基礎力〔予備知識〕なしに検定済教科書を読むと、[歴史の流れ]がわからなくなる場合が多い。
- 初学の段階においては、[マイベスト よくわかる日本史【新旧両課程対応版】]のような、情報量を制限した基本的な印刷教材を何度も通読して、[日本史という旅路の道順]を覚え込むのがよいであろう。
歴史総合の日本史的分野学習〔日本近現代史〕は[マイベスト よくわかる日本史【新旧両課程対応版】|石川晶康〔古代~近世:著〕|野島博之〔近現代:著〕|学研|9784053036803]の[見出しごとの要約文]を通読すると[歴史の大きな流れ]が把握しやすい
- [マイベスト よくわかる日本史【新旧両課程対応版】|石川晶康〔古代~近世:著〕|野島博之〔近現代:著〕|学研|9784053036803]は、[部・章・大見出し・中見出し・小見出し・本文]という構造・構成になっている。
- 分担執筆の区分は、以下の動画内容によって裏付けられる。
- ■【石川晶康✖野島博之】印税●億⁉『日本史実況中継』伝説や講談社現代新書執筆の裏側に迫る!
- [マイベスト よくわかる日本史【新旧両課程対応版】]の第4部 近現代〔p.237~p.392〕の中身が、[9・10・11・12・13]の各章に分かれており、この部分が野島博之師〔近現代:著〕の執筆部分である。
- 野島博之師の専門は、日本近現代史である。
- [マイベスト よくわかる日本史【新旧両課程対応版】]では、[中見出しごとの要約文]が掲載されている。
- [マイベスト よくわかる日本史【新旧両課程対応版】]の[中見出しごとの要約文]を通読すれば、歴史総合の日本史的分野学習〔日本近現代史〕の[歴史の大きな流れ]が野島博之師の視点で把握できる。
- また[マイベスト よくわかる日本史【新旧両課程対応版】]では、[中見出し・小見出し]の部分を樹形図にして一覧すれば、暗記事項としての歴史用語を、どの[記憶の整理箱]に入れるのが適切であるのかを知ることができる。
- 中見出し→【身分制の解体】などのように墨付き括弧で示される。
- 小見出し→濃いオレンジ色〔黄土色的なオレンジ色〕の細長い角丸背景に白抜き文字で示される。
- [マイベスト よくわかる日本史【新旧両課程対応版】]における、この[部・章・大見出し・中見出し・小見出し・本文]という構造・構成が、[記憶の整理箱]として有用である。
- つまり[マイベスト よくわかる日本史【新旧両課程対応版】]の[部・章・大見出し・中見出し・小見出し・本文のキーワードの抜き書き]を樹形図にして整理すると[日本近現代史のまとめ]ができあがる。
- [部・章・大見出し・中見出し・小見出し・本文のキーワードの抜き書き]の樹形図〔体系〕こそが、[日本史学習の基礎]なので、歴史総合の日本史的分野にかんしては、[マイベスト よくわかる日本史【新旧両課程対応版】]の近現代部分〔第4部〕の樹形図〔体系〕を暗記するところから始めるのが適切であろうと思う。
- [マイベスト よくわかる世界史【新旧両課程対応版】|鶴間和幸(監修)|学研|9784053036797]は、[大見出しごとの要約文]が掲載されているだけなので、[大見出しごとの要約文]を通読するだけだと、世界史にかんする[歴史の大きな流れ]が把握しやすいとはいえない。
- [マイベスト よくわかる日本史【新旧両課程対応版】|石川晶康〔古代~近世:著〕|野島博之〔近現代:著〕|学研|9784053036803]はおすすめである。
- [マイベスト よくわかる世界史【新旧両課程対応版】|鶴間和幸(監修)|学研|9784053036797]は非推奨である。
リンク