🟩 もくじ
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人間には二つのタイプがある
- 【1】:暗記事項を階層構造・樹形図にすると、それを地図の場所記憶として暗記することが得意なタイプ。
- このタイプの人は、検定済教科書をいくら読んでも、頭に入らないので、以下のような階層構造のある箇条書きタイプの印刷教材を最初から使ったほうがよい。
- [世界史要点図解整理ハンドブック|旺文社]:図解が多い。要点のみ。メルカリ等で買う。[本書の特長]から抜粋:この1冊だけで、文化史を含む高校世界史Bの全範囲を掲載しています。また、センター試験レベルの大学受験に対応出来る内容を網羅していますので、高校の定期試験用から大学受験まで、1冊で長い間使用することが可能です。
- [高校これでわかる世界史B|文英堂]:章・節の体系が参考になる。要点のみ。
- 箇条書きだけでは、途中の歴史物語に飛躍があり、つながらないと思ったときに初めて、AIを利用したり、 詳しく分厚い学習参考書を調べるために利用したりする。
- こちらは、視覚記憶優位のタイプかもしれない。
- このタイプの人は、検定済教科書をいくら読んでも、頭に入らないので、以下のような階層構造のある箇条書きタイプの印刷教材を最初から使ったほうがよい。
- 【2】:暗記事項を物語調の文章にしたとき、その物語のプロットを一本の長い線分として暗記暗記することが得意なタイプ。
- マンガ・アニメ・ドラマなどをたくさん読んだり見たりしてきた人は、物語のプロットを道順記憶として記憶することが得意であろう。
- そういう人は小説も好きであろうし、検定済教科書を読んで、そのまま暗記できるような記憶回路をもっていると思う。
- なお、このタイプの人は、データを俯瞰して、要点だけをかいつまんで話すことが苦手である傾向があると思う。
- 検定済教科書は、【2】のタイプに向けて作られているので、検定済教科書には、合う・合わないがある。
- こちらは、聴覚記憶優位のタイプかもしれない。
[センター試験/共通テスト]で[歴史総合,世界史探究]と[歴史総合,日本史探究]のうち、どちらを選択するか
- [共通テスト]での満点阻止問題の難度は[歴史総合,日本史探究]のほうが高く、[歴史総合,世界史探究]のほうが低い。
- [共通テスト]では、[歴史総合,日本史探究]を選択する受験生のほうが多く、[歴史総合,世界史探究]を選択する受験生のほうが少ない。
- つまり[歴史総合,世界史探究]は、完全なる不人気科目となっているため、[共通テスト]の主催者側が[歴史総合,世界史探究]の選択者を増やそうという[工作]として、[共通テスト]での満点阻止問題の難度を[歴史総合,世界史探究]において下げているのが実際である。
- [歴史総合,世界史探究]は、[歴史総合,日本史探究]よりも、系〔システム〕が複雑なので、初期の得点の伸びが悪く、結果として、習得に時間を要する。
- しかし[歴史総合,世界史探究]は、いったん安定領域に達すれば、コンスタントに9割台が維持できる科目であり、[共通テスト]の地理・歴史・公民の中で、いちばん安定しやすい科目である。
- 対策としては、中学時代から[歴史総合,世界史探究]の適切な対策を始める〔フライングスタート戦略〕のがよい。
- したがって、満点を狙いやすいのは[歴史総合,世界史探究]であって、[歴史総合,日本史探究]ではない。
- 満点を狙う場合は[歴史総合,世界史探究]を選択し、[歴史総合,日本史探究]は選択しないのが正解である。
- [共通テスト]の点数が圧縮されて合否判定に使われる場合には、[共通テスト]での地理・歴史・公民を軽視する受験戦略もある。
- しかし、不確定要素の多い、粗雑な受験戦略で失敗した場合、かなり後悔すると思われるので、中学時代から[歴史総合,世界史探究]の適切な対策を始める〔フライングスタート戦略〕をおすすめする。
- メリハリを付けざるを得ない状況に追い込まれるのは、スタートが遅いからにほかならない。
- [共通テスト]の点数が圧縮されて合否判定に使われるのだから[地理総合、地理探求]でいい、という合理主義をその段階で持ち出されても、その意見には賛成できない。
- [地理総合、地理探求]は、問題の当たり外れで、得点が大きくブレるし、下ブレすることが大半なので、事前に得点が読めない〔ボラティリティが高い〕。この部分だけでも、受験上不利である。
- 公民はなおさら、満点阻止問題の難度が高いと考えられる。
- また公民を選択すると志望校がかなり限定されてしまう。
- 地理歴史の三科目からの択一が現実的なラインであろう。
- [共通テスト]で失敗して志望校を下げる。それは[共通テスト]を受験する前から、学力において、決定していることである。
- つまり[共通テスト]で失敗した、というのは言い訳であり、実際には、スタートが遅く、ペースも遅かったので、学力が間に合わなかっただけである。
- 受験勉強は早くから始めておくのがよい。そうでなければ、妥協を強いられる。
[共通テスト]の範囲外を明確にする
[共通テスト][歴史総合,世界史探究]にかんしては、清水裕子先生の分析が最も信頼できて鋭い
- [共通テスト]において特徴的な知識の問われ方については、[流れと枠組みを整理して理解する|旺文社]の2冊がある。この2冊において[歴史総合]の内容は同じであり、違いは[世界史探究][日本史探究]の部分だけである。
- [共通テスト]を歴史科目で受験する場合には、以下の2冊のうち、どちらかを必ず買うことをおすすめする。
- この2冊には、大まかな流れが載っているので、通史を学ぶ前に何度も通読することにより、歴史の流れを把握することができる。
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[共通テスト]での得点力に直結しやすい印刷教材の筆頭格は過去問であり、過去問の範囲以外を勉強しても、得点力には直結しがたい
- [共通テスト過去問]の蓄積量が少ない昨今の対策としては、[センター試験過去問]を活用するのがいちばんである。それは誰でも同じ条件である。
- [センター試験過去問]として最も効率がよいと考えられるのは、次の2冊である。
- 〔1〕[大学入学共通テスト 世界史Bの点数が面白いほどとれる一問一答|KADOKAWA]:[センター試験過去問]を単元別に整理してある。最も得点に直結しやすい部分をになう。
- 〔2〕[大学入学共通テスト 日本史Bの点数が面白いほどとれる一問一答|KADOKAWA]:[センター試験過去問]を単元別に整理してある。最も得点に直結しやすい部分をになう。
- 〔1〕〔2〕の[任意の単元]の問題を先に解いてみて、[その単元]に該当する範囲を[高校これでわかる世界史B|文英堂]
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[センター試験/共通テスト]のレベルを知るための印刷教材
- [共通テスト]は[知識の問い方をストレートではなく、変化球にしている点が異なる]のみであり、試験で求められている知識としては、[センター試験]と[共通テスト]との間に大差はないように思われる。
- [共通テスト]の過去問の累積量が少ないため、[共通テスト]に本当の意味でフィットした[歴史総合,世界史探究][歴史総合,日本史探究]の印刷教材は、ごく一部にしか出ておらず、各出版社とも[共通テスト]専用の[歴史総合,世界史探究][歴史総合,日本史探究]のヒット作は出せていない感じである。
- [歴史総合,世界史探究]は、清水裕子先生の分析力が頼りになる。
- [歴史総合,日本史探究]は、金谷俊一郎先生の分析力が頼りになる。
- 結局のところ、[世界史Bにおけるセンター試験レベルの印刷教材][日本史Bにおけるセンター試験レベルの印刷教材]をうまく利用して、[共通テスト]の[歴史総合,世界史探究][歴史総合,日本史探究]の対策とするのが、現状、精一杯の対策となる、という状況ではないのか?
- 受検向きの検定済教科書は、以下であろうと思われる。なお、受検向きの検定済教科書は、難関私大にも対応可能な、広範な知識を取り扱うものであり、[共通テスト]の対策用としては、知識の範囲・深さにおいて過剰である。
- 【歴史総合】:
- [7 実教 歴総703 詳述歴史総合]とその改訂版
- [81 山川 歴総707 歴史総合 近代から現代へ]とその改訂版:情報過多。
- 【世界史探究】:[世界史探究]では、[世界史B]以上に、取り扱う国家・地域が目まぐるしく交代するため、各国通史・地域通史の流れが見えないように意地悪されているとみてよい。
- [7 実教 世探702 世界史探究]とその改訂版
- [81 山川 世探704 詳説世界史]とその改訂版
- 【日本史探究】:[詳説日本史]は、日本文化史に情報欠損があるため、単体では非受験向きとなった〔[詳説日本史]の凋落〕。
- [7 実教 日探702 日本史探究]とその改訂版
- [81 山川 日探705 詳説日本史]とその改訂版
- [共通テスト]に出ない範囲を間引いてあるテキストは、現実的には、[センター試験世界史B対策][センター試験日本史B対策]を意識した知識の範囲・深さに、その記述内容が抑制されている印刷教材に求めるのが、現時点での精一杯な策であろうと思う。
- 【[センター試験世界史B対策]を意識した知識の範囲・深さに、その記述内容が抑制されている印刷教材】:
- [高校これでわかる世界史B|文英堂]:章・節の体系が参考になる。要点のみ。
- [世界史要点図解整理ハンドブック|旺文社]:図解が多い。要点のみ。メルカリ等で買う。[本書の特長]から抜粋:この1冊だけで、文化史を含む高校世界史Bの全範囲を掲載しています。また、センター試験レベルの大学受験に対応出来る内容を網羅していますので、高校の定期試験用から大学受験まで、1冊で長い間使用することが可能です。
- [大学入学共通テスト 世界史Bの点数が面白いほどとれる一問一答|KADOKAWA]:[センター試験過去問]を単元別に整理してある。最も得点に直結しやすい部分をになう。
- 【[センター試験日本史B対策]を意識した知識の範囲・深さに、その記述内容が抑制されている印刷教材】:
- [高校これでわかる日本史B|文英堂]:章・節の体系が参考になる。要点のみ。
- [日本史要点図解整理ハンドブック|旺文社]:図解が多い。要点のみ。メルカリ等で買う。[本書の特長]から抜粋:この1冊だけで、文化史を含む高校世界史Bの全範囲を掲載しています。また、センター試験レベルの大学受験に対応出来る内容を網羅していますので、高校の定期試験用から大学受験まで、1冊で長い間使用することが可能です。
- [大学入学共通テスト 日本史Bの点数が面白いほどとれる一問一答|KADOKAWA]:[センター試験過去問]を単元別に整理してある。最も得点に直結しやすい部分をになう。
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印刷教材を使った勉強において互いに矛盾するアドバイス
- [薄い一冊/易しい一冊をとにかく最後まで終えよ]というアドバイスが正しいとしたら、[決めた一冊を繰り返せ]というアドバイスは成り立たない。
- [決めた一冊を繰り返せ]の[一冊]とは、[受験勉強全体において中心となる、詳しく高度な一冊]であるはずだからである。
- [自分のレベルに見合った印刷教材を選択せよ]というアドバイスが正しいとしたら、[決めた一冊を繰り返せ]というアドバイスは成り立たない。
- [決めた一冊を繰り返せ]の[一冊]とは、[受験勉強全体において中心となる詳しく高度な一冊]であるはずだからである。
- [自分のレベルに見合った印刷教材]のレベルを上げていくことによって、[受験勉強全体において中心となる、詳しく高度な一冊]が習得できるレベルまで到達する必要があるのだ。
- 結局、こうなるであろう。
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- 初学の段階では、[薄い一冊/易しい一冊をとにかく最後まで終えよ]ということがいえる。これは、記憶事項を収納する引き出しを作る段階であろう。
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- そして、基礎作りのために、[薄い一冊/易しい一冊をとにかく最後まで終える]かつ[この一冊を繰り返せ]ということを、[基礎の確立]を達成するまで行なう。
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- [基礎の確立]がしっかりしていると、[自分のレベルに見合った印刷教材]のレベルを上げたとしても、深く速く学び取ることができ、かつ、[この一冊を繰り返せ]の繰り返し回数も少なくて済むであろう。
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- そしていよいよ、[受験勉強全体において中心となる、詳しく高度な一冊]に取り組むこととなる。
- [基礎の確立]とその後のステップがしっかり行なわれている場合、[受験勉強全体において中心となる、詳しく高度な一冊]にかんしても、深く速く学び取ることができ、かつ、[この一冊を繰り返せ]の繰り返し回数も少なくて済むであろう。
-
- 逆算して考えてみると、次のような進み方がよいかもしれない。
- [基礎の確立]の段階において、遅々として進まぬ状況にあせることなく、しっかりと手抜きなく[基礎の確立]を行ない、その後の学習で加速度的に進捗する、というイメージを以て、着実に進む。
- ただし、手こずる単元があったら、いったん飛ばして先へ進む勇気も必要であろう。
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- 歴史科目だけでなく、どの科目にかんしても、学習の進め方は、単元ごとに[共通テスト]レベルまで一気に進めたほうがよい。
- 中国史〔明・清まで〕とイスラーム世界は、それぞれ手早く[共通テスト]レベルまで一気に進めたほうがよい。
- そして、[中国史なら得意][イスラーム世界なら得意]という感じで、単元/ブロックごとに[共通テスト]レベルまで、自信がもてる感じになるまで進める。
- これは忘却曲線を考えて、そのように推奨している。
- 短期記憶を長期記憶へと移行させる段階では、頻回の復習を行ない、忘れないうちに[共通テスト]レベルまでやったほうが、長期記憶が確立されやすい。
- [中国史という系][イスラーム世界という系]を、それぞれ[一応の完結]まで仕上げて、あとは[記憶の維持]と[細かい詰め]を残すだけにしておくと、[記憶の維持]コストが下がると思う。
- [単元の内容を忘れないうちに、一定レベル以上の段階まで進んでしまう][【入試基礎レベルまでならバッチリ】の単元を着実に増やしていく]というプランで進めるのが適切であろう。
- つまり、[初学者用][橋渡し用][受験用]という、少なくとも三つの難度の印刷教材を使うのが合理的であろう、ということになる。
- 例えば、[詳説世界史|山川出版社]の一冊だけを繰り返すことで私大入試に合格する人の真似をしないことが大切である。
- そういう[暗記が得意な才能]をもった人は、[詳説世界史]の一冊だけを繰り返すことで私大入試に合格することができる。
- しかし、大半の学習者は、[詳説世界史]を読んでも理解できないし、頭に入らないものである。
- そういう場合には、[初学者用][橋渡し用][受験用]という、少なくとも三つの難度の印刷教材を使うコースのほうが挫折・失敗を回避することができる可能性が高まると思う。
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- 英文法〔総合英語〕や歴史科目には、初学の段階で[薄い一冊/易しい一冊をとにかく最後まで終えよ]というアドバイスが妥当する。
- 英文法ならば英文法の知識体系が必要だし、世界史であれば、[各国史・地域史]ごとの[主要な王朝とその治世]からなる知識体系が必要である。
- [初学者用]の印刷教材を終えることにより、知識体系が確立されていると、その後の学習において細かい知識に出くわしたとき、知識体系という樹形図それぞれに、それら細かい知識を結びつけていくことができるので、[その後の学習において細かい知識に出くわしたことが無駄にならずに記憶に残る]ということが、かなり期待できる。
- 濃い食塩水に細かく枝分かれした枝を入れると、たくさんの食塩の結晶が、細かい枝それぞれにびっしりと結晶する。
- 先に予備知識がある者ほど、その後の学習において細かい知識に出くわしたとき、それら細かい知識を[整理された思い出しやすい記憶]として、記憶することができるようになる。
- だから先に、英文法の知識体系、あるいは、世界史における[各国史・地域史]ごとの[主要な王朝とその治世]からなる知識体系といった、樹形図を[初学者用]の印刷教材において確立しておくのが、手堅いやり方であろう。
- [共通テスト]だけで世界史が必要な場合、難関私大用の細かい知識は捨てて、[ENGRAM2250]の★★★と★★の用語までを習得範囲とするなど、細かい用語を捨てて、[単元別・センター試験/共通テスト過去問]の演習を繰り返すことによって、★★★と★★の用語までの相互連関を密に覚えたほうがよいと思う。
- 【1】[世界史単語の10秒暗記 ENGRAM2250|学研]の★★★と★★の用語までを習得範囲とする。[共通テスト]の場合は、★の用語は覚えないことにする。
- [共通テスト]だけで世界史が必要な場合、通史用の印刷教材としては[高校これでわかる世界史B|文英堂]を選択して、[高校これでわかる世界史B]の知識だけで[大学入学共通テスト 世界史Bの点数が面白いほどとれる一問一答|KADOKAWA]〔新版が出たら新版を採用〕の各問を解くことができるかどうかを検証しながら進み、不足の知識があれば、[高校これでわかる世界史B]に付箋で貼り付けていくのがよいかもしれない。
- [高校これでわかる世界史B]のような、[内容が簡素ながら、ある程度の網羅性を有する世界史印刷教材]をベースにして、過去問演習から得た[内容が簡素ながら、ある程度の網羅性を有する世界史印刷教材]に足りない知識を補っていくのが、無駄のないやり方であろう。
- [ある程度の体系性を保っている、適度に網羅性のある世界史印刷教材]をベースにして、過去問演習とともに、不足分を補う。これがよいやり方であろう。
- 世界史や日本史の[共通テスト]向けのKADOKAWAの黄色い本は、詳しすぎて、難関私大をも意識している印象を受ける。
- もっと過去問と密着した、無駄を省いた勉強を採用したほうが、[努力に見合った得点獲得が期待できる]という意味で、世界史や日本史の[共通テスト]向けのKADOKAWAの黄色い本は、やや疑問が残る。
- 世界史B〔4単位〕よりも世界史探究〔3単位〕のほうが教科書内容は薄まっているので、世界史Bの中でも[高校これでわかる世界史B]のようなベーシックな印刷教材は、世界史探究〔3単位〕にちょうどよいと思う。
- 文英堂が[高校これでわかる世界史B]の[世界史探究版]を出さないので、仕方がない。
- なお、[高校これでわかる世界史B]を読んで理解できる、暗記できる、という場合には、[神余秀樹の世界史教室][パノラマ世界史]という、歴史のエピソードを通じて記憶を助ける導入用印刷教材は、カットできると思う。
- つまり、[高校これでわかる世界史B]と[大学入学共通テスト 世界史Bの点数が面白いほどとれる一問一答|KADOKAWA]〔新版が出たら新版を採用〕の二冊を使えば、[共通テスト]の対策としては、ある程度、大丈夫であるように思う。
- ズバリ言って、少子化で企業経営が傾いている歴史教科書の出版社を救済するために、歴史総合をでっち上げたのだと思うので、今回の新課程は大失敗だな。
- 歴史総合と世界史探究を合わせると、結局、歴史総合の日本史範囲が増えたので、生徒・受験生としては、実質、負担増になった。最悪の新課程だな。
- ■教員の時間外勤務は労働時間 労基法での認定要求 2025.5.22
- ■阿部文科相 不適切発言で謝罪 女性議員への発言を撤回 | NHK | 国会
- 阿部文科相は、次の選挙で落とさなきゃいかんな。
- 文部科学省は、腐敗しまくっていると思う。
- 日本の高校世界史教育では、フランス革命やウィーン会議といったヨーロッパ近代史の出来事が非常に詳しく扱われる傾向がある。他方では、東南アジア史などは、完全に手抜き状態である。
- これは、フリーメイソンが行なったフランス革命を肯定するような史観、さらには、ウィーン会議で決定された国際秩序形成が正しいかのような史観を私たちに植え付けようとしている。
- そもそも高校世界史は、ヨーロッパ中心史観に偏っており、これを日本人に植え付けようというDS側の意向が反映されている。
- DSが弱体化したので、欧米列強がアジア・アフリカ・南北アメリカ大陸・オセアニアなどを占領していった、悪のはびこりの歴史として、世界史を書き直すことも必要である。
- フランス革命は、フランス王家をぶっ潰して、DSがフランスを支配するための謀略である。けっして褒められた革命ではない。
- ロシア革命も、ロマノフ王家をぶっ潰して、DSがロシアを支配するための謀略である。けっして褒められた革命ではない。
- 明治維新も、徳川家をぶっ潰して、偽天皇家を打ち立て、DSが日本を支配するための謀略である。けっして褒められた革命ではない。
- 総じていえることは、[アドバイスの成立要件を明らかにしないアドバイスは無効である][全体を見失い、部分だけを捉えたアドバイスは無効である]ということである。
- [自分のレベルに見合った印刷教材について【この一冊を繰り返す】ということを繰り返しながら、少しずつレベルを上げて、複数の印刷教材をこなす]というのが、実際の姿になる。
単元ごとに[共通テスト]レベルまで高めていく|モデルケースを示す〔ご自身に合わせて改変してほしい〕
- [中国史の明・清まで]を[共通テスト]レベルまで高めていく。
- [イスラーム世界]を[共通テスト]レベルまで高めていく。
- [ヨーロッパ中世・近世史]を[共通テスト]レベルまで高めていく。
- [産業革命以降、二つの世界大戦の直前までの歴史]を[共通テスト]レベルまで高めていく。
- [二つの世界大戦から冷戦までの歴史]を[共通テスト]レベルまで高めていく。
情報をそぎ落としすぎると、逆に覚えられない
- 歴史科目は、人間どうしの闘争の歴史を描く科目である。
- そこにあるのは、人間同士の感情のぶつかり合いである。
- [感情のぶつかり合い]こそが、歴史的イベントの発生原因なのである。
- [詳説世界史|山川出版社]などの検定済教科書では、[感情のぶつかり合い]など、本音ベースの描き方を避けているので、[詳説世界史]を読んでも覚えられないわけである。
- 近現代史は、クソ・イギリスが、ヨーロッパのライバルを叩いて植民地を独り占めにするプロセスであり、攻撃側は欧米列強、やられる側はアジア・アフリカ・新大陸であった。
- ぜんぶイギリスが悪い。これが近現代史である。
- 学習参考書を選ぶとき、感情要素を取り去った、山川出版社の印刷教材などは、初学者は絶対に使わないでほしい。
- 感情をともなわない記憶は、覚えにくく、忘れやすい。
- したがって、山川出版社の検定済教科書・用語集・サブノートなどのたぐいは、だいたい使わないほうがよい。
- もちろん、総仕上げのときには使う必要がある場合もあるけれども、山川出版社の印刷教材を使わないで、参考書ルートを組み立てるのがよい。
- つまり、[余計な説明をそぎ落として効率化を図った歴史科目の学習参考書]というのは、[記憶と記憶の想起のトリガーをぜんぶそぎ落とした、印象に残らない、覚えづらく忘れやすい記憶を作り出すための学習参考書]ということになる。
- 例えば、五面から光を当てて、まったく影のない商品写真を撮影したとき、撮像はのっぺりとした平板な撮像となり、商品の立体感がつかめない写真ができあがってしまう。
- 史観をもたずに、歴史的事実を羅列するだけでは、[前段を承けて、後段へと繋ぐ]という[前後の連関情報]=[流れ]が生まれない。
- [詳説世界史|山川出版社]など[流れ]なき歴史教科書は、記憶に残らない。
- [コンパクトにまとまっている]とかは、字数制限のある記述・論述問題の対策としては意味があるけれども、完全に著者の独りよがり、マスターベーションにすぎない。
- 教科書は初学者である読者のためにある。異論は認めない。
- 一読して意味が通らない文章が多い[詳説世界史|山川出版社]は、教科書としてオワっている。
- 山川出版社というのは、[東京大学の記述・論述問題の対策になる検定済教科書]という、他者の権威を借りるかたちで支持を集めてきた出版社であり、[詳説世界史|山川出版社][新世界史|山川出版社]が[東京大学の記述・論述問題の対策になる検定済教科書]である。
- 東京大学の権威の一部を借りようとする早稲田大学・慶應義塾大学が、山川出版社の教科書や用語集の一節を問題文に入れるなどして、文部科学省・山川出版社・大学らが悪ふざけをしてきた側面があるらしい。
- こういう[癒着]のような不健全な検定済教科書は、文部科学省が[公平性の観点から山川出版社に今後30年間、この業界を去ることを命ずる]などして、けじめをつける必要がある。
- 一読して意味のわからん文章の多い検定済教科書を、検定通過させた文部科学省の罪は重い。
- 斜めから光を当てて、影を作らなければ、商品の立体的な像を脳内に描くことができず、結果として、[写真と実物が違う写真]になってしまう。
- [斜めから光を当てる]とは、ある種の史観・偏見を以て歴史事実を描写することである。
- 中立的な歴史記述というのは、実際にはあり得ない。
- だったら、[思いっきり斜めから光を当てる]ことによって、感情を生起させる、ドラマティックな歴史記述を展開することによって、記憶に残りやすく思い出しやすい歴史参考書を作ったほうが、ずっといい。
- 個性を殺した、無味乾燥な歴史参考書・歴史教科書は、[勉強にならない]ので、必要ないと思う。
神余秀樹先生の参考書がなぜ覚えやすいのか?
- 神余秀樹先生の参考書がなぜ覚えやすいのか? それは、史実と感情エネルギーが結びつくように説明しているから。
- [詳説世界史|山川出版社]がなぜ覚えにくいのか? それは、史実から感情エネルギーの要素を引き剥がし、史実の羅列にわざとしているから。
- 歴史が暗記科目とバカにされる原因は、このような、感情エネルギーのない、情感のない文章を書く先生が多いから。
- 情感は、知性が高くなければ取り扱えない。
- 無味乾燥な史実の羅列なら、AIでもやる。
- 人間には、ハートがあり、ハートがあるからこそ、読者に情動を起こさせる文章が書けるわけである。
- 人間が書く以上、読者に情動を起こさせ、記憶に残らせるような書き方をする必要がある。
世界史の概略をいち早く知りたい場合|神余秀樹先生のルート
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- [神余秀樹の世界史教室]や[パノラマ世界史]で抜け漏れがある部分は、[高校これでわかる世界史B|文英堂]や[理解しやすい世界史(B)|文英堂]などで補うのが適切だと思う。
- 検定済教科書と[高校これでわかる世界史B]や[理解しやすい世界史(B)]との大きな相違点は、見出しの構造にある。
- [高校これでわかる世界史B]や[理解しやすい世界史(B)]では、見出しがきれいな樹形図になっており、その樹形図そのものが、問題文として利用できる。
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- [見出し]と[抜き書きしたキーワード]だけを見て、その内容の概略が語れるか。
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- [見出し]だけを見て、その内容の概略が語れるか。
- そのような、記憶のチェック機能を、各見出し・キーワードにもたせることができる。
- その樹形図が頭に入っていると、各見出し・キーワードを[場所記憶]として、記憶・想起することが期待できる。
- 検定済教科書がわかりづらいのは、見出しが大雑把で、見出しの内容が抽象的であるから、教科書の体系は、記憶のチェック機能をもっていないことになる。
- 文英堂の[高校これでわかる]と[理解しやすい]は、章立て・節立て・見出し・キーワードが、きれいな樹形図になっており、樹形図が頭に入っていると、各見出し・キーワードを[場所記憶]として、記憶・想起することが期待できる。
- [高校これでわかる世界史B]は、薄いけれども凝縮されており、[共通テスト]までなら、これでいける可能性もある。
- [神余秀樹の世界史教室][パノラマ世界史][高校これでわかる世界史B]のうち、二冊をこなしてみて、その知識の範囲で[単元別・センター試験/共通テスト過去問]で演習してみて、必要があれば[理解しやすい世界史(B)]、または、検定済教科書などを追加することも考えられる。
- 結局、得点力の大半は、[単元別・センター試験/共通テスト過去問]のやり込みの段階で身につくので、[理解しやすい世界史(B)]、または、検定済教科書などを追加するのは、オーバーワークになる危険性が高いので、慎重に決める。
- 検定済教科書と[高校これでわかる世界史B]や[理解しやすい世界史(B)]との大きな相違点は、見出しの構造にある。
- [超基礎がため神余秀樹の世界史教室|旺文社]は絶版であり、中古本を手に入れる必要がある。ただし、[パノラマ世界史]だけでも理解できる人は、[神余秀樹の世界史教室]は必須ではない。
- 抜け漏れが多く、易しい印刷教材である[神余秀樹の世界史教室]は、通読する苦労がとても少ない。
- [総合英語]〔高校生用の簡易英文法書〕も、世界史印刷教材も、とにかく最後まで読み切って、英文法体系・世界通史の構造を頭に入れておくことが、その後の学習を加速させてくれる。
- バラバラの知識を、整理棚のどの位置に収納すればいいのかが意識できることが、[覚えやすい][思い出しやすい]ことを保証してくれるからである。
- したがって、[世界通史を短期間でとにかく最後まで終える]という意味では、抜け漏れが多く、易しい印刷教材である[神余秀樹の世界史教室]は、情報漏れという短所を補って余りある長所をもつといえる。
- [総合英語]は、いちばんカンタンなのを選んで、それを何度も通読することで、英文法体系を頭に入れることが肝要である。
- それは、その後、[総合英語]の例文を暗記することで、例文に含まれている文法の論点・ルールを思い出すとき、英文法体系のどの位置に、その記憶が収納されているのかを映像化できることが、記憶の想起に結びつきやすいからである。
- 人間の記憶は[場所記憶]という[位置]にまつわる記憶と結びつきやすく、散歩をしながら、散歩の経路に登場する物体と、記憶事項とを連想で結びつけることを通じて、場所から記憶事項が逆検索できるようになる。
- [記憶事項]から[場所]が想起される。これが正引き。
- [場所]から[記憶事項]が想起される。これが逆引き。
- 学問が体系化されている場合、目次を暗記することが、[場所記憶]の代用になる。
- {1}英文法には、動詞を品詞変換する、準動詞〔動名詞・現在分詞・過去分詞(名詞用法・形容詞用法・副詞用法)〕・従属節〔名詞節・形容詞節(関係詞)・副詞節(従位接続詞)〕という概念がある。
- {2}英文法には、名詞を品詞変換する、格という概念があり、格を表現する方法として、【1】語順〔文型〕、【2】語形〔人称代名詞の格変化〕、【3】前置詞・従位接続詞といった格詞という3つがある。
- {1}{2}を体系として暗記しておけば、例文を暗記したとき、体系のどの部分に関連しているのかを脳内の整理棚空間を思い浮かべて、そこと関連付けておく。
- そうすると、[準動詞には論点がいくつあって]といったように、バラバラの知識に秩序・個数概念を加えることができるようになり、例文に含まれている文法の論点・ルールを思い出すときの思い出しやすさが増し、記憶の抜け漏れなどに対してコンシャスになることができる。
- 世界史の場合も、バラバラの知識に秩序・個数概念を加えるために箇条書きを多用しつつ、箇条書きという物理構造における[場所記憶]として暗記すると、歴史用語を思い出すときの思い出しやすさが増し、記憶の抜け漏れなどに対してコンシャスになることができる。
- 暗記物は、いかにして箇条書きをうまく使い、いかにして、バラバラの知識をいかにして[場所記憶]に変換することができるかで、覚えやすさ・思い出しやすさが違ってくる。
- 教科書のように、文章でだらだら説明されている印刷教材は、バラバラの知識を[場所記憶]に変換することができない。
- したがって、[書き込み式ノート教材]を併用したりするわけである。
- それから、[純粋理性批判]という大著をものしたカントは、毎日規則的な生活を行ない、とくに散歩を愛していた。
- 大きな広がりをもつ哲学的思索を、三次元空間の[場所]と結びつけて展開していたのではないか? ということがいえる。
- それは散歩コースが、自分の[思考のデスクトップ]になっていたのだということである。
- とにかく、人間は[場所記憶]を使って記憶・想起・思考を行なうので、学問の探究には、変化に富んだ散歩コースが必須であろうと私は思っている。
- それは結局、講義の音声データをウォークマンで聞きながら一人でゆっくりと散歩をすることによって、講義内容が頭に入ってきやすくなる、ということを意味している。
- 勉強は教室や机でだけ行なうのではなく、散歩をしながら音声教材を聞くことが、学習を加速してくれる側面をもっているのだということだ。
- 人間の記憶は[場所記憶]という[位置]にまつわる記憶と結びつきやすく、散歩をしながら、散歩の経路に登場する物体と、記憶事項とを連想で結びつけることを通じて、場所から記憶事項が逆検索できるようになる。
- どの暗記科目でも、暗記の記憶データを、[場所記憶]に置換することができたとき、[学習成功のめどが立つ]という傾向がある。
- それは、その後、[総合英語]の例文を暗記することで、例文に含まれている文法の論点・ルールを思い出すとき、英文法体系のどの位置に、その記憶が収納されているのかを映像化できることが、記憶の想起に結びつきやすいからである。
- 世界通史の体系が頭に入っていると、細かい知識を[場所記憶]に置換する素地を手にしていることになる。
- [歴史の大きな流れ]そのものではなく、分類法・分類体系の知識が細かい知識を[場所記憶]に置換する素地になるのである。
- [歴史の流れが見えるパノラマ世界史 古代~近代へ 改訂版]は、一つ前の版である[パワーアップ版]でもよい。
- [歴史の流れが見えるパノラマ世界史 近現代 改訂版]は、一つ前の版である[パワーアップ版]でもよい。
- [神余秀樹の世界史教室]や[パノラマ世界史]は、網羅性からいえば、抜け漏れがある世界史印刷教材である。
- [神余秀樹の世界史教室]ではルネサンスがまるっきりないなど、大胆にカットしてある。
- [パノラマ世界史]も、カットされた部分はある。
- しかし[カットされた部分]は、いちど[単元別・センター試験/共通テスト過去問]で演習してみて、必要があれば[検定済教科書に準拠した書き込み式ノート教材]などに取り組むことを通じて、教科書知識の抜け漏れをふさいでいくとともに、歴史の流れを再確認することでカバーできる。
- 抜け漏れを恐れて、わかりづらい[検定済教科書に準拠した書き込み式ノート教材]や検定済教科書そのものに早期から取り組むのは、自爆のもとになる。
- しかし[歴史の流れを面白く読めるようになっている]という点で、[神余秀樹の世界史教室]や[パノラマ世界史]は、世界史に嫌悪感・苦手意識がある人には、とても向いている。
- 結局、世界史の知識の整理棚を脳内に作るために、通史を最後まで速く終える。[神余秀樹の世界史教室]がその意味で最適である。
- 高校生向けの英文法書である[総合英語]にかんしても、薄い優しい[総合英語]を選択することを通じて、最後まで速く終えることで、英文法体系〔知識の整理棚〕を先に用意しておいたほうが、英文法知識を結びつける構造体ができあがるので、記憶が定着しやすい。
- [神余秀樹の世界史教室]は、抜け漏れが多く、易しい印刷教材であるため、これを軽視したり、馬鹿にしたりする人もいることであろう。
- しかし、世界史の最も重要な部分だけを抽出した[神余秀樹の世界史教室]は、[世界史の知識の整理棚を脳内に作るために、通史を最後まで速く終えた人の頭の中に残る【世界史の構造体】]という、ほかでは得がたい果実が得られる。
- 基礎固めの段階では、[神余秀樹の世界史教室]ぐらいの易しくて、何度も通読できる印刷教材のほうが絶対にいい。
- 学ぶ順序〔一例〕:
- 【1】中国史を明・清までやる。これによって、古代から近現代までの時間軸が確立される。西欧史を学ぶときも[その頃、中国では?]と何かにつけて関連付けるなど、時間軸の目安としての中国史を先に覚えたメリットを生かすことができるようになる。
- 【2】イスラーム世界をやる。いつかやらねばならない面倒なイスラーム史を早めにやっておく。
- 【3】ヨーロッパ、中世・近世・近代、つまり、ゲルマン民族の大移動から帝国主義の直前までをやる。ここからが世界史のメインディッシュのようなもの。
- 【4】現代の前半、つまり、帝国主義・二つの世界大戦から冷戦の直前までをやる。
- 【5】冷戦から現在までをやる。
- 【6】古代をやる。[共通テスト]では各時代から出るので、古代もやる必要がある。
- 以上の【1】~【6】順序で進めながら、さらにその【1】などの内部において、細かい単元ごとに、[神余秀樹の世界史教室]を先に読み、[パノラマ世界史]を後から学ぶ、ということを繰り返していきながら、[パノラマ世界史]を苦もなく何度も通読できる状態にまでもっていく。
- この段階で[単元別・共通テスト過去問]が解けるようになっている可能性が高い。
- 以上の【1】~【6】順序で[パノラマ世界史]の知識をもとに[単元別・共通テスト過去問]つまり{1}を使って、知識を正確にしていく。
- {1}[大学入学共通テスト 世界史Bの点数が面白いほどとれる一問一答|KADOKAWA]〔新版が出たら新版を採用〕
- 最後に、[書き込み式ノート教材]を知識のチェックを兼ねて、自力で解いてみるなどしながら、[神余秀樹の世界史教室]や[パノラマ世界史]では抜け落ちていた情報を補う。
血みどろの世界史|近世・近代・現代は、欧米列強が、アジア/アフリカを武力で植民地化していく、侵略・略奪の黒歴史であった
- スペイン・ポルトガル、オランダ、イギリス、フランス、アメリカ、ドイツ、イタリア、ロシアというふうに、産業革命が始まっていく。
- グローバル経済システムが完成する直前で、グローバル経済システムと、その主催者であった、英米仏が、ともに転げ落ちていくようすを私たちは見ることになるのかもしれない。
- 植民地から搾取して栄えていたヨーロッパ各国は、そのカルマの清算として、困難を経験しなければならない。
- あれだけ虐殺して、強制労働をさせて、何もカルマが返ってこない、ということは、絶対にない。因果応報を知るべし。
- 近世・近代・現代は、英米仏が覇権を維持しようとして、新興勢力であるドイツ、日本、イタリアなどを叩くかたちで展開されてきた面がある。
- ここから宇宙が反転するので、搾取されていた側が、搾取していた側から、何らかの見返りを得るかたちになるであろう。
- 白人たちの国家が、アジア・アフリカ・南北アメリカ大陸・オーストラリア大陸・ニュージーランドなどなどに対して、どれだけ残虐なことをしてきたのかを中心に、[ぜんぶイギリスが悪い]といわれる近現代史を短期間でマスターする必要がある。
- アメリカは、英国ロスチャイルド家が大株主の株式会社である。
- 近現代のいざこざは、ぜんぶイギリスが原因である。
- すべてイギリスが悪い。すべてイスラエルが悪い。
- しかし、イギリスやイスラエルが、なぜそのような悪魔的な国家になっていったのかを見ていくと、イギリスやイスラエルが悪いというよりは、ネガティブな宇宙人が、イギリスやイスラエルを使って、地球でネガティブな感情波動が常に起こり続けるように、脚本を書いていたのであろうと思われる部分がある。
- ネガティブな感情波動をエネルギー源とする、ネガティブな宇宙人がイギリスやイスラエルやアメリカの背後にいたのであろう。
- これからは、イギリスやイスラエルやアメリカ、フランスがなしてきたことが、彼らの身に返ってくるターンである。
- 今後の地球文明を作っていくうえで、現在の惨状の把握を行なうとともに、その原因を近現代史に求めて、歴史をチェックし直すことは、必須の課題であろうと思う。
- [成長・進化]というのは、体験しただけでは起こらないらしい。
- 体験を振り返って考察したときに、[ああ、だから、現在、こうなっているのか]とわかることを通じて[成長・進化]が後から起こるものである。
- 自己の体験の振り返り、または、他者の体験の記録から、[ああ、だから、現在、こうなっているのか]とわかることを通じて[成長・進化]が発生する。
- 多動性障害を自慢にして、[行動することが重要だ]という言い訳をしているホリエモンがいる。
- ホリエモンは、ワクチンを推進したり、JAの民営化やアメリカ産米穀を輸入することを肯定している。
- これはホリエモンが、DSに金玉を握られて、DSの使いっ走りにされていることを意味している。
- ホリエモンだって、最初は反権力だったけれども、刑務所の中か、どこかでDS側に引き込まれてしまった。
- なぜ? 自分で振り返りを行なわなかったから。いいかえれば、内省を習慣化してこなかったから。
- [成長・進化]は体験ではなく、レビューによってこそ生まれる。
- 地球人が宇宙存在とファーストコンタクトを行なう日が数年以内に迫っている。
- そして、この三次元地球はあと5年で終わるらしい。
- アセンションして新地球に移る人と、地球と似た三次元惑星に転生する人とに、すでに分かれつつあるらしい。
- いずれにしても、この三次元地球は[閉店]されるので、ここを出て行く必要がある。
- いまさら世界支配を完成させようとして、宇宙の[進行]を妨害している、諦めの悪い人たちがいる。彼らの終焉は近い。
- 結局、アセンションする組、および、アセンション後の社会を建設していく組は、世に出ないで、潜伏していることが多い、ということ。
- それは、目立つとDS側に引き込まれるから。
スペイン〔16世紀〕
経済的隆盛の開始
- 1492年:コロンブスのアメリカ到達
- 16世紀:アメリカ大陸の銀・金略奪で[太陽の沈まぬ国]と呼ばれるほど繁栄
衰退の原因・主な出来事
- 1588年:アルマダ海戦でイギリスに敗北
- 17世紀:度重なる戦争と財政難、オランダ独立、ポルトガル分離で衰退
主な侵略・略奪の歴史
- 1519-21年:アステカ帝国征服
- 1532-33年:インカ帝国征服
- 16世紀:中南米で先住民支配と銀山開発
ポルトガル〔16世紀〕
経済的隆盛の開始
- 1498年:ヴァスコ・ダ・ガマがインド航路開拓
- 16世紀前半:アジア・アフリカ・ブラジルで交易独占
衰退の原因・主な出来事
- 1580年:スペインと同君連合、独立性低下
- 17世紀:オランダにアジア拠点を奪われ衰退
主な侵略・略奪の歴史
- 1510年:ゴア占領〔インド〕
- 1511年:マラッカ占領
- 16世紀:ブラジル植民地化、アフリカ西岸で奴隷貿易
オランダ〔17世紀〕
経済的隆盛の開始
- 1602年:東インド会社設立
- 17世紀:[オランダの黄金時代]貿易・金融で世界の中心
衰退の原因・主な出来事
- 1670年代:英蘭戦争でイギリスに海上覇権を奪われる
- 18世紀:フランス革命・ナポレオン戦争で没落
主な侵略・略奪の歴史
- 1621年:西インド会社設立、アメリカ・アフリカ進出
- 17世紀:インドネシア支配、アフリカ・南米で奴隷貿易
イギリス〔18-19世紀〕
経済的隆盛の開始
- 18世紀:産業革命開始〔1760年代~〕
- 19世紀:[世界の工場]と呼ばれる
衰退の原因・主な出来事
- 20世紀:二度の世界大戦と植民地独立で衰退
主な侵略・略奪の歴史
- 1756-63年:七年戦争で北米・インド支配
- 1840年:アヘン戦争〔中国〕
- 19世紀:アフリカ・アジア・オセアニア植民地化
フランス〔18-19世紀〕
経済的隆盛の開始
- 18世紀:カナダ・インド・カリブ海で植民地拡大- 19世紀後半:アフリカ・インドシナ半島進出
衰退の原因・主な出来事
- 1763年:七年戦争敗北で北米・インドの植民地喪失
- 20世紀:世界大戦・植民地独立で衰退
主な侵略・略奪の歴史
- 1830年:アルジェリア侵略
- 19世紀:西アフリカ・東南アジア〔ベトナム〕進出
アメリカ〔19-20世紀〕
経済的隆盛の開始
- 19世紀:西部開拓・工業化
- 20世紀:世界最大の経済大国へ
衰退の原因・主な出来事
- 20世紀後半:ベトナム戦争・経済摩擦などで一時的に成長鈍化
主な侵略・略奪の歴史
- 1846-48年:米墨戦争
- 1898年:米西戦争〔フィリピン・プエルトリコ獲得〕
- 19-20世紀:中南米・太平洋諸島介入
ドイツ〔19世紀末〕
経済的隆盛の開始
- 19世紀後半:統一・工業化〔1871年ドイツ帝国成立〕
衰退の原因・主な出来事
- 1918年:第一次世界大戦敗北、植民地喪失
- 1945年:第二次世界大戦敗北
主な侵略・略奪の歴史
- 1884年以降:アフリカ〔ナミビア・タンザニア等〕植民地化
- 1914-18年:第一次世界大戦
イタリア〔19-20世紀〕
経済的隆盛の開始
- 19世紀後半:統一後に工業化開始
衰退の原因・主な出来事
- 1943年:第二次世界大戦敗北、植民地喪失
主な侵略・略奪の歴史
- 1880年代:エリトリア・ソマリランド獲得
- 1911年:リビア侵略
- 1935年:エチオピア侵略
ロシア〔19世紀〕
経済的隆盛の開始
- 19世紀:農奴解放〔1861年〕後に工業化進展
衰退の原因・主な出来事
- 1917年:ロシア革命で帝政崩壊
- 20世紀:ソ連体制と冷戦
主な侵略・略奪の歴史
- 16-19世紀:シベリア・中央アジア征服
- 1853-56年:クリミア戦争
- 1904-05年:日露戦争
時期・戦争名 | 欧州本土での戦争 | 植民地・他地域での戦争 | 備考 |
紀元前3~2世紀ポエニ戦争 | ポエニ戦争〔ローマvsカルタゴ〕 | イベリア半島〔スペイン〕、シチリア、北アフリカなど | 地中海全域にわたるローマとカルタゴの覇権争い〔古代の[世界大戦]〕 |
17世紀末ファルツ戦争 | ファルツ戦争〔アウクスブルク同盟戦争〕 | ウィリアム王戦争〔北米〕、カリブでの英仏衝突 | ヨーロッパと北米・カリブで英仏が並行して戦闘 |
18世紀前半オーストリア継承戦争 | オーストリア継承戦争〔1740-1748〕 | ジョージ王戦争〔北米〕、第一次カーナティック戦争〔インド・南インド東海岸1744-1748〕 | ヨーロッパと北米・インドで英仏が並行して戦闘。第一次カーナティック戦争はこの時期。 |
18世紀中盤カーナティック戦争 | 〔オーストリア継承戦争終結後の局地戦〕 | 第二次カーナティック戦争〔インド・南インド東海岸1749/1750-1754〕 | オーストリア継承戦争後もインドで英仏抗争が継続。デュプレクスとクライヴが活躍。 |
18世紀七年戦争 | 七年戦争〔1756-1763〕 | フレンチ・インディアン戦争〔北米〕、プラッシーの戦い〔1757〕、第三次カーナティック戦争〔インド1758-1763〕 | 欧州・北米・インドで同時展開した世界初の[グローバル戦争]。インドで英仏抗争が決着。 |
20世紀第二次世界大戦 | 欧州戦域〔独ソ戦・西部戦線・イタリア戦線など〕 | 太平洋戦争、北アフリカ戦線、東南アジア | 欧州、アジア太平洋、北アフリカでの同時展開による世界大戦 |
英国・米国が日本を目の敵にして弱体化させてきた理由・目的の一つは、英国・米国が[西洋から東洋への覇権交代]を阻止し、まだ覇権を握り続けることにあった
- 英国・米国は、アトランティス文明が、宇宙の法を曲げてまでして、自分たちの文明を存続したところ、アトランティス文明が自爆・自滅したのと同じパターンを進みつつある。
- Make America Great Againはあり得ない。
- 英国・米国の没落は、地球の覇権交代パターンによって、天体的理由で起こるのであって、これにあらがうと、むしろ没落が早まる。
- 英国・米国は、日本の開国時から没落することが運命づけられていて、日本が世界王になることを阻止するために、日本を乗っ取り、天皇家を破壊する工作を試みていたようだ。
- そのカルマの反射を、英国・米国は必ず受ける。
- 英国・米国にはアトランティス文明の末裔の人々もたくさんいるであろう。
- 日本には、ムー・レムリア文明の末裔の人々がたくさんいる。
- 日本はアトランティス文明の要素をムー・レムリア文明の要素の中に採り入れ、統合・融合して、地球を平和に保つ使命を帯びているので、そうするであろう。
- その自然の流れを英国・米国が阻止するために、いろいろやっている。そのいろいろやっていることは[受け取りません。お返しします]で、すべて反射させる。
- Make America Great Againはあり得ない。なしてきたカルマの反射があるから。
- またMake America Great Againという、外側へ向けた強がり? こういうのは、これからの時代、最も力が出ないやり方である。
- 内側の充実を図った人ほど、自然と豊かになる。
- DSは、お金や情報を掌握すれば、人々を支配できると思っているけれども、それは土の時代の古い考え方である。
- すでに国民は、国家を必要とせず、コミュニティや家族や個人を大切にする志向に移ってしまっている。
- トランプが[強さ]をアピールしても、民主党支持者のアメリカ人からは、[バカ]だと思われているだけであろう。
- トランプは、自分が見えていないようにみえる。
- アメリカが落ちぶれた分だけ、中国が浮き上がった。
- こんにちの中国の[思い上がり]を生んだ原因は、ぜんぶアメリカにある。
- 中国のWTO加盟をアメリカが認めたことが、こんにちの大混乱を生んだ原因である。
- ■世界の粗鋼生産量:2022暦年生産量は18億8,540万トン | MIRU
- 粗鋼生産量の推移を見ると、その国の国力がわかるらしい。
- アメリカは粗鋼生産量を下げてしまったので、工業的後進国に転落したわけである。
- 粗鋼生産量をみずから下げておいて、Make America Great Againはあり得ない。
- 工業は[継続は力なり]の典型であり、いちど途絶えた技術を取り戻すには、相当な年月がかかるものである。
- アメリカは生産拠点を中国等の海外へ移した結果、産業の空洞化を生み、国力を完全に落とした。
- アメリカは日本の国力を削いだり、戦争という公共事業を繰り返すことで、戦争依存経済になり下がっていたことが、転落の原因である。
- 例えば、iPhoneを米国の国内で製造していれば、こんなことにはならなかった。
- もともと半導体製造技術は日本のものであり、半導体製造工場を台湾に置こうが、日本に置こうが、中国に置こうが、使われている技術は、もともと日本の技術である。
- インテルは、CASIOの電卓のCPUを真似て、初期のCPUを設計したらしい。
- 日本はアメリカと同じ轍を踏むことなく、国内の充実と整備を徹底して、[国内製造・国内消費の循環]つまり[内需主導型の経済]へと、一時的にでも舵を切る必要がある。
- とにかく、現在の情勢からみると、海外のことはさておき、内的充実を図り、これから始まる新地球の新文明の構築へ向けて、捨て去るべきを捨て去り、学ぶべきを学ぶべき時期に入っていると思う。
- 英国・米国は、アトランティス文明と同じ轍を踏み、自爆・自滅しつつある。改心しない、目覚めない英国・米国に、愛エネを送るしかない。
- 英国・米国は、いったん底辺まで没落して、歴史を振り返り、反省したほうがよい。
- 宇宙の法則が、英国・米国に教訓を与えるであろう。
- だいたい英国との背後にいる宇宙存在が、主立ったシナリオを書いており、トランプもイーロン・マスクも、英国ロスチャイルド系のロボットであるようだ。
- 世界のDSは、裏でつながっており、対立しているかのように演じて格闘演技をしているけれども、その主な狙いは、日本が地球の王者として、[地球を平和裏に運営する未来をつぶしたい]という宇宙存在に操られているだけ。
- 浙江財閥DS+青幇のケツモチは、リゲル星人であろう。
- イギリスロスチャイルドのケツモチは、シリウス系ネガティブ宇宙人〔最下層がレプティリアン〕であろう。
- [日本が世界王になる]というのは、現在のDSが行なっているような圧制・恐怖政治ではなく、[民族の解放/民族の自立]を基本とする世界統治を意味する。
- [日本が世界王]として役割を果たしている期間の世界統治というのは、世界各国の自主独立を基本としながら、周辺諸国に対して支配をし、圧制を敷くようなことを許さない、自由を根本とする統治である。
- 中国周辺でいえば、ウイルグル、モンゴル、チベットの独立にかんしては、日本が支援していくことになるであろう。
- 中国の属国化しているカンボジアは、ASEAN諸国の足並みを乱す点で問題である。
- 中国も自立するべきだし、カンボジアも自立するべきだ。
- 各国が自主独立の精神で、内需主導型の経済に立ち返り、他者・他国から金玉を握られないようにする必要があるし、金玉を握ってタカるような、アメリカや中国のようなスパイ活動は、[受け取りません。お返しします]の精神で、遮断していく必要がある。
- アメリカや中国の[外側ばかりに意識を向けて、共依存の関係を迫る、キショクの悪い国際関係]をやめよう。
■日露戦争以後の世界史は日本を閉じ込めることが主題となりました
- 週明けの月曜日は気分が優れず、体調もやや悪い。
- 季節は暖かくなる予想に反し、肌寒い日が続く。
- 翌日以降は30度を超える猛暑となる地域が多く、高齢者の熱中症リスクが高まる。
- 熱中症の発生件数は増加傾向。
- 世界的な動きの中で、人類の健康・幸福・豊かさを妨げ、特権を維持しようとする存在が浮かび上がる。
- こうした存在の実在は、徐々に現実味を帯びている。
- 日本の消費税政策は、民衆から特権階級への財産移転の仕組みとして機能。
- トランプ元大統領の「消費税は罰金・完税」との発言が契機となり、消費税の問題点が広く認識されるようになる。
- 消費税導入の背景には特定の意図が存在し、その実態が徐々に明らかになる。
- 1989年の導入は、日本とアメリカの力関係が逆転した年と重なる。
- 1989年には日本の国力低下を狙った政策が実施され、消費税導入や円高政策が日本経済に大きな影響を及ぼす。
- 国力は粗鋼生産量で測定できるとされ、1989年にアメリカと日本の立場が逆転。
- 消費税は一度導入されると税率が段階的に引き上げられる流れが予見されていた。
- アメリカは日本の台頭を抑制するため、1980年代後半以降、経済政策を強化。
- 20世紀は欧米列強による日本封じ込めの100年。
- 日露戦争や太平洋戦争を通じて、日本の台頭を抑える動きが続く。
- 日本が白人国家に勝利した事実は、アジア諸国にとって大きな希望となり、アジア解放の流れを生む。
- 太平洋戦争の目的の一つは、アジアから白人を追い出し植民地解放を目指すこと。
- この思想は中野学校で徹底的に教育されていた。
- 中野学校は中央集権的な軍人組織とは異なる視点を持つ教育機関で、アジア解放の理念が強い。
- 目標は「白人をアジアから追い出す」ことであり、その使命は天皇の命令よりも優先されると教えられる。
- 終戦後、日本が敗戦国となった際も、中野学校出身者は日本の独立とアジア解放を掲げて各地で戦闘を継続。
- インド、インドネシア、ビルマなどで独立戦争を支援し、現地に残った日本人も多い。
- 帝国陸軍の命令よりも中野学校の理念を重視し、終戦後も個別に活動を継続する例が見られる。
- 一部の中野学校出身者は北朝鮮建国にも関与。
- 北朝鮮は「白人をアジアから追い出す」という目的を唯一達成した国と位置づけられる可能性がある。
- 戦後の日本は外来勢力によって国家運営が左右され、日本人や国家自体を弱体化させる政策が継続。
- 消費税なども、日本人や消費に対する罰則として機能し、日本の国体を歪める手段となっている。
- アメリカへの従属や沖縄問題も、日本弱体化のための外交政策の一環。
- こうした政策は戦後80年以上続き、近年になって日本人の間に怒りが広がり始めている。
- 長年の圧力にもかかわらず、日本は経済大国としての地位を維持し続けており、潜在力は高い。
- 日本人や日本の能力は海外から見て非常に高く、白人社会からも恐れられている。
- 政府や財務省は日本人を貧しくすることを意図し、消費税はそのための重要な政策となっている。
- 現状を感情的にではなく、冷静に直視し、今後の生き方を考える必要性が高まっている。
- 世界情勢や陰謀論的な要素も含みつつ、現代社会においては善悪や公平さを見極める視点が求められる。
ポリティカル・コレクトネス
- 特定のグループ〔人種、性別、文化など〕に対して差別や偏見を助長しないように配慮する考え方を、ポリティカルコレクトネス〔political correctness:ポリコレ〕という。
- ポリティカルコレクトネスは、言論統制と、宇宙法則・自然法則との共振・同期を断ち切ることにより、生命活動を不自由にさせて、人々を支配するために使われている側面がある。
- SDGsは、自然環境を破壊し続けることを裏で推奨している考え方である。
- SDGsは、自然を搾取する考え方であり、これは地球を痛めつける無慈悲で乱暴な考え方である。
- 循環を生むためには、自然を破壊したら、自分で修復する、お礼肥を入れる、といったようなことであり、その考え方はSDGsにはないと思う。
- LGBTを擁護する考え方も、結局、女性空間に男性が入り込む言い訳であったりして、キショクワルイ。
- 女系天皇論:これは天皇という文化に対する破壊的干渉であり、ぶっ潰すしかない。こういうことは天皇家が決めることである。
- 選択的夫婦別姓:これは家族の結びつきや、家という文化対する破壊的干渉であり、ぶっ潰すしかない。こういうことは個々人が決めることである。
- 外国人参政権:これは侵略にすぎない。バカも休み休み言え。
- 移民受け入れ:移民は、移民先の土地の言語を覚える努力を怠る傾向があり、これによって教育を受け損ねると、ブラック職種にしか就くことができず、結局、移民は犯罪者になる傾向があり、治安の悪化、警察の負担の増大、刑務所費用の増大など、大きな社会的コストがかかることが経験的にすでにわかっている。
- 米国民主党系のDSが、このような思い上がったことを考える。
- 中国人が、このような思い上がったことを考える。
- 日本人のほうが、もともとの意識レベルが高いので、日本人を支配しようとした外国勢力は、ことごとく失敗する。
- いまその現実が展開されようとしている。
- つまり、米国民主党系のDSや浙江財閥DSが、あと一歩で日本が支配できると思ったその瞬間に、ひっくり返る、というシナリオに、最初からなっている。
- 結局、米国民主党系のDSや浙江財閥DSの悪事が、日本人を覚醒させるトリガーになっている。
1. 労働集約型産業の発展条件
- [無知で従順な労働者]の役割
- 歴史的に、労働集約型産業の発展には、低賃金で長時間働く労働力が不可欠であった。
- そのためには労働者が自分自身の権利や労働条件について十分な知識や意識をもっていないことが条件となる。
- つまり、無知で純粋な者を騙して労働力を搾取するのが資本主義である。
- ブラック企業大賞
- 2012年|東京電力|福島第一原発事故後の下請け管理のずさんさ、社員自殺
- 2013年|ワタミフードサービス|過労自殺、低賃金、パワハラ・セクハラの常態化
- 2014年|ヤマダ電機|労災認定や自殺の多発、長時間労働、低賃金
- 2015年|セブン-イレブン・ジャパン|長時間労働、加盟店オーナーへの過重な負担
- 2016年|電通|過労死、パワハラ、過重労働
- 2017年|引越社(アリさんマーク)|不当解雇、パワハラ、組合活動への圧力
- 2018年|三菱電機|過労自殺、長時間労働の常態化
- 2019年|三菱電機|長時間労働、過労死の多発(2年連続受賞)
- ブラック企業と噂される企業
- ユニクロ
- 建設業界
- 選別排除型の声を上げにくい環境下で、達成困難なノルマを与えることを通じて長時間労働・無給残業を強いるうえ、パワハラ、セクハラ、モラハラなどが組織的に行なわれる結果、労働者を自殺に追いやるケースもあるのが、ブラック企業の特徴である。
- [無知で従順]な労働者をブラックな環境下で無理矢理働かせるためには、発展途上国〔後進国〕という貧困層が多く、教育が普及していない地域が狙われやすい。
- 産業革命における生産拠点は、イギリスから始まり、アメリカ、日本、韓国、中国、そして現在は東南アジアや南アジア〔インド〕へと変遷してきた。
- 韓国、中国は、日本からの技術移転で人工的に産業革命を達成したような部分が大きく、[付け焼き刃の産業革命]に終わったような部分がある。
- これは、日本が韓国、中国を見下しているということではなく、工業化には、二種類あるという理論に基づくものである。
- その国・地域・コミュニティにおいて発明・発見が相次ぎ、技術革新がめまぐるしく進展するかたちの工業化を経験したのが、イギリス、アメリカ、日本であったように思う。
- それに対して、すでに特許が取られており、発明・発見のフロンティアが前方にまで、すでに移動してしまった段階から工業化を経験した、韓国、中国、東南アジア、インドでは、どうしても[下請け的な工業化]に終わりがちである。
- つまり、ゼロから工業化していった、[地に足の付いた工業化]と、すでにシステム化された工場プラントが、その土地にいきなり作られて、労働者だけが募集されるタイプの[付け焼き刃的な工業化]があり、韓国、中国、東南アジア、インドの工業化は、このかたちになった、あるいは、なりつつある、といえるだろう。
- 中国において、技術公開を強要するような法律が作られたため、中国に工場をもっていた企業たちは、こぞって中国を離れることとなった。
- 中国経済は、これにて終了であろう。
- 結局、中国経済は、他国から技術を盗み取り、パクリ製品〔模倣製品〕を市価よりも大幅に安くすることで外貨を稼いだ結果、一時的にお金を得て軍事大国化したけれども、これで打ち止め。
- だって中国経済の発展は、外国企業が中国に工場を多数展開することで成り立っていたのに、その経済発展のエンジン部分が失われたので、中国経済はこれでおしまい。中国は低成長にあえぐこととなり、おそらくは、英国DSの思惑どおり、数カ国に分割されるであろう。
- 中国から脱出した工場は、東南アジアやインドに移ったようだけれども、[無知で従順]な労働者をブラックな環境下で無理矢理働かせるビジネスモデルは、もう打ち止めになるであろう。
- インターネットの発達で、自分たちがどのような境遇に置かれているのかを、誰もが知るようになれば、不当な条件で労働する動機がなくなる。
- そして、宇宙の周期として、[無知で従順]な労働者をブラックな環境下で無理矢理働かせるような、そのような[強い者勝ち]の仕組みは通用しなくなる。
- 日本は第二次世界大戦の直前までは、かなり裕福で先進的な[和洋折衷の文化]を確立していた。
- 日清戦争・日露戦争・第一次世界大戦などで、日本は得をした。
- 第二次世界大戦というのは、新たに成り上がってきたドイツ、日本、イタリアを叩くために、無理矢理起こされた戦争、という側面があったのかもしれない。
- ドイツと日本は、ともに自動車・カメラ/レンズなどの精密機械/光学機器の設計・製造が得意であり、それらは英米仏にはない特徴であったから、英米仏は恐ろしかったであろう。
- 英米仏は、[多くの虐殺を繰り返して植民地を拡大してきた野蛮人の集まり]といった側面が否定できないので、リベンジに対する恐怖が潜在意識にこびりついているため、過度に攻撃的である。
- 悪事をなすと波動が下がるため、波長同通〔共振〕の原理によって、[宇宙人のクズ]のような宇宙存在との関係が深まる。
- というより、例えば、英国王室はレプティリアンというトカゲ型宇宙存在が、人間にシェイプシフトした人々という説もある。
- 私たちは、波動を落とさないために、悪事をなさぬように、慎重に生きていく必要があると思われる。
- 現在の学校教育は、産業革命を推進するために[無知で従順]な労働者を育成するための洗脳機関にすぎない。
- 現在の学校教育は、教育機関ではなく、洗脳機関であり、そこは人権侵害の場である。
- 現在の学校教育は、つぶす必要がある。
- 労働というものは、[必要だから行なわれている]という部分は、ごく一部であり、[労働しなければ生活していくことができないシステム]は、おもに靈的[成長・進化]を阻止し、魂を奴隷状態に留め置く目的で強制されている。
- 例えば、自由民主党・公明党が、何としても消費税を廃止しない理由は、中産階級の破壊にその狙いがあり、中産階級の破壊によって格差が異常に拡大するので、国民のQOLが下がる、イコール、国民の波動が下がることを狙ったものである。
- さらにいえば、DSを牛耳っているネガティブな宇宙存在は、魂を乗っ取る、魂を閉じ込めてエネルギー源にするなど、死後の靈体にまで干渉する意図をもって、私たちを支配しようとしている。
- そもそも中国が、このような悪辣な国家になったのは、第一にアヘン戦争・アロー戦争・日清戦争・第一次大戦の二一箇条の要求・第二次世界大戦の一部である日中戦争によって、清国・中国が痛めつけられたことに対して、中国人が恨みを抱いており、その仕返しという側面が大きい。
- 日本の政治家の少なからぬメンバーが、帰化人〔在日朝鮮人・在日中国人〕によって占められており、ここまで日本がやられているのも、日清戦争や日中戦争 日中戦争
- 後進国〔発展途上国〕での生産拠点
- グローバル資本主義の下、先進国企業はコスト削減のために発展途上国に生産拠点を移し、安価な労働力や規制緩和などを利用してきた。
- この過程で、現地の労働力の収奪や自然環境の破壊が進行してきた側面は否定できない。
- 半導体工場による、地下水の大量使用と、[水のリサイクル]と称する、地下水の汚染。
- 工場を誘致したことにより、田畑がつぶされ、自然環境が破壊されていく。
- 田んぼは、人間の食糧を生産する[人工]の場であるとともに、多様な生物をはぐくむバイオームの一部を担っていることから、[自然]という側面をも持ち合わせている。
- 田んぼは人工物とはいえ、[自然]の一部としても機能するので、田んぼを耕作放棄地にすることは、自然環境保全の意味でマイナスになる。
- 減反政策が誤りであったことは明らかであり、こんごは耕作放棄地となっている田んぼを復活させて、自然環境を復活させる必要がある。
- 自然の営みが盛んになるほど、その場は波動が高まるので、
- 自然と人工のはざまの田んぼ
- 田んぼは、人間が稲作のために整備した人工物ではあるけれども、水が張られることで多様な生物が生息・繁殖できる環境が生まれる。
- とくに渡り鳥は、刈り取り後の田んぼに落ちた稲穂や虫、ミミズなどを食べに集まる。
- こうした光景は、田んぼが[自然と人間の営みが交わる場所]であることを象徴している。
- 田んぼは、カエルやトンボ、魚類などにとっては産卵や子育ての場、餌場となり、鳥類にとっては休息や採餌の場となる。
- また、微生物や小動物による生態系の循環も活発である。
- このように、田んぼは人工的な農地でありながら、豊かな生物多様性を支える重要な役割を果たしている。
- ■夏休み 吉田 拓郎
- 田んぼに棲む主な生物
- 【両生類】:カエル〔アオガエル・アカガエル・アマガエル・ウシガエル・サドガエル・ツチガエル・トノサマガエル・ヤマアカガエル等〕、イモリ〔アカハライモリ等〕、サンショウウオ〔クロサンショウウオ等〕
- 【魚類】:メダカ・ドジョウ・モツゴ〔クチボソ〕・タイリクバラタナゴ
- 【甲殻類・貝類】:アメリカザリガニ・タニシ・カブトエビ
- 【昆虫類】:トンボ〔ヤゴ含む〕・タガメ・ゲンゴロウ・アメンボ・ミズスマシ・カメムシ類・トビイロウンカ〔害虫〕・モンシロチョウ
- 【その他の節足動物】:ミミズ・セスジアカムネグモ〔クモ類〕
- 【鳥類】:スズメ・サギ類・カモ類・シギ・チドリ類〔渡り鳥含む〕
- 【は虫類】:クサガメ・ニホンマムシ〔毒蛇〕
- 【微生物】:バチルス・チューリンギエンシス菌〔土壌微生物〕
- 半導体工場による、地下水の大量使用と、[水のリサイクル]と称する、地下水の汚染は、農業を壊し、そこに住めなくなる原因を作る。
2. 産業革命と富の収奪
- 世界史的な産業革命の展開
- 産業革命は、イギリスから始まり、アメリカ、日本、韓国、中国、そして現在は東南アジアや南アジア〔インド〕へと生産拠点が移動してきました。
- この過程で、労働力の収奪や自然破壊が繰り返され、富は資本を持つ側に集中する構造が続いてきました。
- [富の収奪]の構造
- 生産拠点の移動は、資本の論理に従い、より安価で従順な労働力を求める動きと重なります。
- これによって、先進国と発展途上国の経済格差が再生産される側面があります。
3. インターネットと労働者の意識変化
- 無知の解消と意識の向上
- インターネットの普及により、労働者は自身の権利や世界の労働条件についての情報にアクセスしやすくなりました。
- 労働者自身が[自分の境遇が不当である]と気づくことで、労働を放棄したり、より良い生活や生き方を模索する動きが広がる可能性があります。
- [地球人の民度]の向上と資本主義の限界
- 労働者の権利意識や生活水準が向上し、従順な労働力が減少すれば、従来型の資本主義や帝国主義はエネルギー源〔=安価な労働力〕を失うことになります。
- これは、資本主義が新たな段階に移行するきっかけとなる可能性もあります。
4. まとめ
- 労働集約型産業の発展には、従順で低賃金の労働力が不可欠であり、これは歴史的にも現代でも繰り返されてきた構造です。
- しかし、インターネットの普及によって労働者の意識が高まり、従順な労働力の供給が困難になることで、資本主義や帝国主義の存続基盤が揺らぐ可能性があります。
- [地球人の民度]が上がることで、従来型の資本主義は新たな転換点を迎えるかもしれません。
帝国主義時代のイギリスの概要|テスト
- イギリスは19世紀後半、産業革命による経済力を背景に[世界の工場]と呼ばれ、広大な植民地を支配する帝国主義政策を推進し、世界最大の植民地帝国を築いていった。
- 保守党の首相ディズレーリは、1875年にスエズ運河会社株を買収し、インドへの交通路を確保するなど、積極的な海外進出に転じた。
- 1877年にはヴィクトリア女王が皇帝を兼ね、インド帝国が成立し、イギリスの直接支配が強化された。
- アフリカ分割をめぐる列強の調整の場となったベルリン会議〔1884-85年〕では、イギリスもアフリカでの権益拡大を図った。
- 地中海の要衝であるキプロスは、ロシアの南下政策に対抗するため、1878年にイギリスがオスマン帝国から租借した。
- ロシアは南下政策でバルカン半島や中央アジアに進出し、イギリスと対立した。特にバルカン半島ではロシアの影響拡大を警戒し、イギリスはオスマン帝国を支援した。
- 中央アジアの覇権をめぐり、イギリスは第二次アフガン戦争〔1878-80年〕を起こしてアフガニスタンを保護国化し、ロシアの南下を阻止した。
- エジプトでは[エジプト人のためのエジプト]を掲げたウラービー運動〔1881年〕が起こったが、イギリスはこれを単独で鎮圧し、エジプトを事実上の保護国とした。
- 南アフリカでは、植民地相のジョセフ=チェンバレンのもと、ブール人〔オランダ系移民〕との対立から南アフリカ戦争〔1899-1902年〕が勃発し、イギリスは南アフリカの支配を強化した。
中国という国家が連綿と続いてきたわけではない|権力中枢民族は変化している|中華文明圏の歴史
中国歴代王朝と主要民族の時系列一覧
王朝 時代 権力中枢民族
殷・周 ~紀元前256年 漢民族
秦 紀元前221~前207年 漢民族
漢〔前漢・後漢〕 前206~220年 漢民族
三国〔魏・呉・蜀〕 220~280年 漢民族〔多民族混在〕
晋〔西晋・東晋〕 265~420年 漢民族
五胡十六国 304~439年 匈奴・鮮卑など異民族
南北朝〔南朝〕 420~589年 漢民族
南北朝〔北朝〕 439~589年 鮮卑など異民族
隋 581~618年 漢民族・鮮卑系
唐 618~907年 漢民族・鮮卑系
五代十国 907~960年 漢民族・異民族混在
宋〔北宋・南宋〕 960~1279年 漢民族
遼 916~1125年 契丹族〔異民族〕
金 1115~1234年 女真族
元 1271~1368年 モンゴル族
明 1368~1644年 漢民族
清 1616~1912年 女真族〔満洲人〕
因習神官三国志・濃い色南北線がずっと来ない。そうだったら料金の元が取れないのは明らかだから切符を清算する
[歴史総合,世界史探究]デジタルノート/問題集の作り方
- 以下のコードを
*.html
ファイル〔UTF8-BOMなし/CR+LF〕にコピペして、インターネットブラウザーで開く。 - クリックすると答えが出る、問題集兼用デジタルノートを自作することができる。
- [共通テスト]用の完璧な印刷教材は存在しない。
- マーク式特有のいやらしい訊かれ方を反映した問題集を自作するしかない。
- それが、[歴史総合,世界史探究]デジタルノート/問題集である。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>クリックで正解表示</title>
<style>
.answer {
border-bottom: 1px dotted #555555;
cursor: pointer;
color: #F3F2F1; /* 背景色と同じ色で隠す */
background-color: #F3F2F1; /* 空欄背景色 */
transition: color 0.3s, background-color 0.3s;
/* user-select: none; ← 削除!選択できるようにする */
}
/* クリックされたら正解を表示 */
.answer.show {
color: #FF8000;
background-color: #FFFFFF;
}
/* 選択時は色を強制的に出す */
.answer::selection {
color: #FF8000; /* 正解の色 */
background: #B3E6FF; /* 選択時の背景色(好みで) */
}
</style>
<!-- ▼追加▼クリックすると正解が浮かび上がる HTML -->
<script>
document.addEventListener('DOMContentLoaded', function () {
document.querySelectorAll('.answer').forEach(function(el) {
el.addEventListener('click', function() {
el.classList.toggle('show');
});
});
});
</script>
<!-- ▲追加▲クリックすると正解が浮かび上がる HTML -->
</head>
<body>
<p>
アメリカ独立宣言は<span class="answer">トマス=ジェファーソン</span>が起草。<br>
<span class="answer">基本的</span>人権や<span class="answer">革命</span>権<br>
フィリップ4世が対立した教皇は<span class="answer">ボニファティウス8世</span><br>
フィリップ4世は<span class="answer">カペー</span>朝の最盛期<br>
</p>
</body>
</html>
土井昭先生が見落としている点
- ■【予備校講師の参考書レビュー】『世界史用語 マルチ・トレーニング』旺文社
- 土井昭先生が見落としている点は、[各国史〔一人称視点〕]が基礎であり、[同時代史〔俯瞰始点〕]が応用であるという点である。
- 自分が慣れている視点のほうが基礎に思える、かつ、自分が慣れていない視点のほうが応用に思える。これは認知のバイアスとしてありがちである。
- 自分をメタ認知で観察し直すことによって、認知のバイアスを補正することができる人は[大人]である。
- [主観をごり押しする][主観を他者に押しつける]のではなく、論拠をはっきりさせて、事実ベースで説明すればよいだけである。
- [各国史〔一人称視点〕]の相互関係が[同時代史〔俯瞰始点〕]なのであるから、順番としては第一に[各国史〔一人称視点〕]をそれぞれ学び、第二に[同時代史〔俯瞰始点〕]を学ぶのが手順というものである。
- 土井昭先生は、[世界史用語 マルチ・トレーニング|旺文社]〔近く改訂版が出る〕について、難度は[基礎~標準]なのに、各国史という応用レベルのことを取り扱っている[齟齬]という論点で、否定的な意見を述べておられた。
- [世界史用語 マルチ・トレーニング]は、文章において無駄がそぎ落とされているため、頭に残りにくい印刷教材である。
- したがって、他書で[世界史探究]を学習し終えた人が、各国別世界史の形式で[世界史探究]の全体の詰めを行なうための高度な印刷教材である。
- [世界史用語 マルチ・トレーニング]には、[共通テスト]だけを対象にした基礎編が必要であろうと思う。
- ただし対策書が充実してくると[共通テスト]の[歴史総合,世界史探究]の難度が上がってしまうので、陰でこそこそ対策して、本番でぶちかますしかない。
- [パノラマ世界史〔全二冊〕|学研]+[これでわかる世界史B|文英堂]などで通史を終えてからでないと、[世界史用語 マルチ・トレーニング]を使うのは無理である。
- 現状の[世界史用語 マルチ・トレーニング]は、難関私大向けである。
- [共通テスト]だけを対象とした、各国別・地域史ベースの世界史印刷教材が必要であることは確かである。
リンク
[世界史探究]の近現代史通史の学習を先に終えてから[歴史総合]の学習を開始するのが物事の順序というものであろう
- 高校課程[歴史総合]は、近現代史〔18世紀以降〕を中心に、日本史と世界史を統合的・横断的に扱う、応用的・探究的な側面が強い科目である。
- [歴史総合]では、[近代化][国際秩序の変化][グローバル化]といった大きなテーマごとに、複数の出来事や現象を比較・考察する学習が重視される。
- しかし[歴史総合]という科目は、[時系列順の史実の暗記]が未完了である学習者が、[時系列順の史実の暗記]を行ないつつ、それと並行して[テーマごとに日本史と世界史を統合的・横断的に扱いながら、テーマごとの統合的・横断的な考察を深めていく]という、応用的・探究的な側面が強い科目である。
- ド素人に、二つの難しいことをさせようとしている点で、[歴史総合]を考え出した官僚は、物事の機序を無視した、完全なる愚か者であり、[歴史総合]それ自体が、完全に企画倒れの科目だといえる。
- 基礎の確立を得ていない学習者に、日本近現代史・世界近現代史を統合的・横断的に取り扱ったテーマ史を与えて、何事かを考察させる? そんな芸当ができるもんか!
- [歴史総合,世界史探究]を前提にした[歴史総合]を開始する場合を考える。
- メインは世界史探究〔世界史〕とはいえ、[歴史総合]を開始する前提として、[日本史B]または[日本史探究]の[近現代]以降を、時系列順に概略的にでも学んでおく必要があると、私は思う。
【点】と【線分】
- 歴史上の知識は、【点】と【線分】とに二分することができる。
- 【点】:[事象]=[歴史用語]
- 【線分】:[事象と事象との連関]=[歴史用語どうしが織りなす歴史のストーリー]
- 【線分】を因果関係として説明することは困難である。
- それは[表の歴史]の背後に、必ず裏の事情があり、[こういうことにしておこう]という偽装が行なわれる場合が多いからである。
- したがって、歴史上の【点】と【点】とを、力尽くで因果関係として結びつけることによって、そこには必ず[でっち上げ][ウソ]が入り込む構造になっている。
- 困難は分割せよ〔デカルト〕。事案を着手可能な細かさにまで分割してから事案に着手せよ。
- 語学の得意な人は、語学において、【点】〔単語/熟語/構文の暗記〕と【線分】〔短文/長文の暗記〕とを同時に並行処理できる。
- それは結局、単語/熟語/構文集等における単語/熟語/構文の暗記〔最小単位の情報の暗記〕、単語/熟語/構文集等における例文の暗記、つまり、短文/長文の暗記などを、同時に並行処理できるタイプの人なのである。
- そういう人は、マルチタスク処理が可能な頭脳の構造をしており、かつ、暗記が得意なタイプなのである。
- 歴史科目の得意な人は、歴史科目において、【点】〔用語/年代/地図上の位置の暗記〕と【線分】〔歴史短文・歴史長文の暗記を通じての歴史ストーリーの暗記〕とを同時に並行処理することができる。
- それは結局、講義系参考書なり検定済教科書なりを、初学の段階からグングン読み進み、読んだ端から【点】〔用語/年代/地図上の位置の暗記〕と【線分】〔歴史短文・歴史長文の暗記を通じての歴史ストーリーの暗記〕とを同時に並行処理できるタイプの人なのである。
- そういう人は、マルチタスク処理が可能な頭脳の構造をしており、かつ、暗記が得意なタイプなのである。
- しかし凡人の場合、【点】の確立〔用語/年代/地図上の位置の暗記〕が終わっていない状態のままで、【線分】の確立〔歴史短文・歴史長文の暗記を通じての歴史ストーリーの暗記〕に着手すると、二つの異なる作業を同時にこなす必要が生じてしまい、過負荷が原因で情報処理が不成功となり、事がうまく運ばないケースが多い。
- 人間の頭脳/パーソナリティには、シングルタスク型とマルチタスク型とがある。
- 飲食系のバイトなどに適応できないのが、シングルタスク型の頭脳/パーソナリティ人であろう。
- そして、シングルタスク型とマルチタスク型というパーソナリティと、暗記力という一種の能力の掛け算で、語学や歴史科目における暗記のパフォーマンスが決まるのかもしれない。
- したがって、自分の強みと弱みを客観的に調べ〔=知り〕、自分に合ったやり方を模索する必要がある。
- 歴史科目を学習する場合には、歴史用語の意味・定義を暗記し、おもだった年代を暗記し、地図上の位置を暗記してから、講義系参考書なり検定済教科書なりを読み始めるのが安全であろう。
- それは【点】をしっかりと描いてから、後で【線分】を描いていくことを意味する。
- しかし世の中の歴史科目についての学習アドバイスは、一問一答問題集をやたらに否定して、先に【線分】を描くことだけが正しい勉強法であるかのような[感情的な強弁]として聞こえてくることが多い。
- 勉強法にかんしては、たった一つのやり方が[普遍的な正解]ということはあり得ない。
- 勉強法は、自分の個性と密接に関係しているので、自分の強みと弱みを客観的に調べ〔=知り〕、自分に合ったやり方を模索する必要がある。
- 学習の冒頭に概説書を通読して、【線分】:[事象と事象との連関]=[歴史用語どうしが織りなす歴史のストーリー]
- [センター試験/共通テスト]のレベルが明確に定義されているのは[世界史用語集 Dio|河合出版]であり、その[★]の歴史用語が[センター試験/共通テスト]のレベルに該当する。
- ★|標準[大学入試共通テスト〔センター試験〕]レベル
- ★★|応用[私大入試]レベル
- ★★★|発展[難関私大入試]レベル
- [センター試験/共通テスト]のレベルが明確に定義されているのは[世界史用語集 Dio|河合出版]であり、その[★]の歴史用語が[センター試験/共通テスト]のレベルに該当する。
マルチトレーニング
[線分]=因果関係 [点]=出来事、 [点]=要素、[線分]=構造 [点]=ファクト、[線分]=ネットワーク
橋脚と橋桁〔きょうきゃく・と・はしげた=Piers and Girders|ピアーズ・アンド・ガーダーズ〕
理系で[歴史総合,世界史探究]は[共通テスト]のみという場合の[割り切った考え方]
-
理系の受験生で[歴史総合,世界史探究]は[共通テスト]でのみ必要という場合、検定済教科書の使用を学習工程の終盤に置くのが早道かもしれない。
- 受験向きの日本史教科書は、[81 山川 日探705 詳説日本史]とその改訂版、[7 実教 日探702 日本史探究]とその改訂版からの二者択一とされる。
- [81 山川 日探705 詳説日本史]は文体が読みづらいのと、日本文化史にかんする情報欠損が多いとのことであり、大きな問題を抱えた検定済教科書だといえる。
- 難関私大の場合、あえて[81 山川 日B309 詳説日本史 改訂版]という旧課程の検定済教科書を使う方法もある。この旧課程版の場合、日本文化史にかんする情報欠損のリスクが回避される。
- 消去法で[7 実教 日探702 日本史探究]となるけれども、京都大学・大阪大学の文系学部にも使えるぐらい詳しいので、[共通テスト]の[歴史総合,世界史探究]には情報過多である。
- つまり受験日本史向きの[日本史探究]の検定済教科書は[共通テスト]に対しては情報過多である。
- 情報過多な検定済教科書を使うと、[その検定済教科書を、どこまで詳しく読み込む/覚え込む必要があるのか]に配慮する必要があり、その判断は素人には不可能であることから、受験指導者が必要になってくる。
- そこには、学校教育で使われる検定済教科書をそのまま受験に利用することが邪魔されており、受験産業に依存せざるを得なくなる[貧富の格差が教育格差に直結する仕組み]が存在するのだ。
- [共通テスト]や国公立大学の入試問題では、たしかに検定済教科書が出題の根拠になっているけれども、しかし検定済教科書そのものは、たいへん扱いづらい印刷教材であるといえる。
- 検定済教科書が読めるようになるための準備勉強が必要になる、と考えてよい。
-
そうなると、検定済教科書の範囲は超えないけれども、[共通テスト]向きに情報を厳選した印刷教材が必要になる。
- しかし、[歴史総合,世界史探究]なり[歴史総合,日本史探究]なりの場合、学習の初期段階から講義系参考書なり検定済教科書を使うのは挫折を生みやすいやり方である。
- 歴史科目では、歴史用語の意味・定義を前提として語ることなしに、いきなり本題を始める悪習がまかり通っている。
- したがって、歴史科目の講義系参考書/検定済教科書/厚物参考書を通読する前に、語学でいう語彙増強の段階を経る必要が、どうしてもある。
- 歴史科目を[語学としての歴史科目]として再定義し、語学的アプローチを応用して、歴史科目に対峙する、新たな学習スタイルを確立する必要がどうしてもある。
- 英語学習では、総合英語・英熟語集・英語構文集の例文を暗記するための準備として、[まずは単語集を覚える]というアプローチは有効である。
- センター試験レベルとされる1500語よりも、やや基礎力を重視した英単語集として[必携 英単語 LEAP Basic|数研出版]〔1400語〕があり、この1400語は、高校生・大学受験生として、何を置いても先に覚える必要があると思われる。
LEAP Basic [必携 英単語 LEAP Basic|数研出版]
-
英語/古文学習で[まずは単語集を覚える]
-
【1】[世界史単語の10秒暗記 ENGRAM2250|学研]の★★★と★★の用語までを習得範囲とする。[共通テスト]の場合は、★の用語は覚えないことにする。
-
【2】[日本史単語の10秒暗記 ENGRAM2200|学研]の★★★と★★の用語までを習得範囲とする。[共通テスト]の場合は、★の用語は覚えないことにする。
-
【1】【2】は採録用語数を絞ってあるので、志望大学によっては、用語に不足を感じる場合があるかもしれない。
-
これ以降の説明は、理系の受験生で[歴史総合,世界史探究]は[共通テスト]でのみ必要という場合に限定して話を展開することとする。
- [歴史総合,日本史探究]の受験者数は多く、[歴史総合,世界史探究]の受験者数は少ない。
- 各科目で平均点をほぼ揃えるような難易度調整を加えるとなると、受験者数の多い[歴史総合,日本史探究]の問題は難化しやすく、満点阻止問題の難度が異常に高まる傾向が出てくる。
- 各科目で平均点をほぼ揃えるような難易度調整を加えるとなると、受験者数の少ない[歴史総合,世界史探究]の問題は難化しづらく、満点阻止問題の難度は、さほどでもないため、満点が取りやすい。
- 理系で[共通テスト]に歴史科目を使う場合、[共通テスト]での得点を高位で安定させたい意図があるものと思われる。それなら[歴史総合,世界史探究]一択であろう。
- そういう意味で、以下の説明においては、[歴史総合,世界史探究]を中心に説明を展開し、[歴史総合,日本史探究]については、「[歴史総合]の一部を学ぶための日本史学習」という点から、サラッと触れる程度になる。
[センター試験/共通テスト]の過去問から判断すると、[歴史総合,世界史探究][歴史総合,日本史探究]は、歴史科目の試験とはみなさないほうがよい、という結論になる
- 運転免許試験〔学科〕は、自動車学校の教本を読んでも合格点は取れないようになっている。
- 運転免許試験〔学科〕は、過去問でその癖をつかんで、過去問を作成した人間〔論理的思考力がやや足りない出題者〕の出題の癖と、彼・彼女が何を正解と定義しているのかを忖度しながら回答する訓練が必要となる。
- 運転免許試験〔学科〕の対策としては、道路交通法を覚えるのではなく、過去問に対応するコツを、過去問演習を通じて身につけるかたちになる。
- この運転免許試験〔学科〕への対策法が、歴史科目の[共通テスト]への対策法に応用できる。
- [センター試験/共通テスト]の世界史は【誤肢〔誤謬選択肢〕を見つけ出すために使う世界史の正確な知識】を問うだけであり、世界史に対する深い理解を直接求めている試験では必ずしもないという側面がある。
- [81 山川 世探704 詳説世界史]や[7 実教 世探702 世界史探究]という受験用検定済教科書をマスターしさえすれば、[共通テスト]で高得点が取れる、とまではいえない。
- そもそも[81 山川 世探704 詳説世界史]や[7 実教 世探702 世界史探究]という受験用検定済教科書をマスターするのは、文系学部の志望者で、二次試験でも[歴史総合,世界史探究]を使う人に限定される。
- 理系の受験生で[歴史総合,世界史探究]は[共通テスト]でのみ必要という場合に限定すると、少なくとも文体に癖があり学習が進みづらい[81 山川 世探704 詳説世界史]は使わないほうがよいであろう。
- [共通テスト]の[歴史総合,世界史探究]に検定済教科書を使うとしたら、[7 実教 歴総703 詳述歴史総合]+[7 実教 世探702 世界史探究]、または、それらの改訂版がふさわしいであろう。
- しかし教科書の内容は膨大なので、少なくとも学習の初期段階では、検定済教科書は使わないで、他の学習参考書で補ったほうが安全であろう。
- それは[センター試験/共通テスト]の世界史で誤肢〔誤謬選択肢〕を作り出す〔意地悪をする〕ためには、[歴史事象の発生時刻にかんするウソを盛り込む][受ける印象・名称が類似しており、混同・誤解されやすい歴史事象を盛り込む]など、意地悪の手口が限定されているからである。
- [歴史学習上、意義深い出来事だから、その出来事の出題率が高い]ということではなく、[中国国民党と中国共産党の取り違え][コミンテルンとコミンフォルムの取り違え]など、誤肢〔誤謬選択肢〕が作りやすい〔引っかけ問題が作りやすい〕から[その歴史用語・その論点]が頻繁に出題されるという仕組みになっているわけである。
- 要は受験生が勘違いしやすい部分を突いてくる、陰険な出題が行なわれている部分も[センター試験/共通テスト]にはあるのだということである。
- 受験生に得点を取らせないための引っかけ問題の集合体が[センター試験/共通テスト]の世界史なのであるから、理系で[歴史総合,世界史探究]は[共通テスト]のみという場合には、[割り切った考え方]で学習に取り組む必要がある。
- ということは、[センター試験/共通テスト]において誤肢〔誤謬選択肢〕が作られやすい論点をできるだけ数多く習得しておくことが、楽に高得点を獲得する道となる。
- これは運転免許試験〔学科〕のテキストをいくら学習しても、試験は別の観点から作られいるので、結局、過去問だけをやったほうが早道であり、運転免許試験〔学科〕に合格することと、道路交通法を詳しく知ることとが、大きく乖離しているのと、完全にパラレルな現象である。
- [歴史総合,世界史探究]を本気で勉強しようとせず、[センター試験/共通テスト]において誤肢〔誤謬選択肢〕が作られやすい論点をできるだけ数多く習得しておくことが、[共通テスト]での高得点につながりやすい。
- これは[共通テスト]という試験が[歴史総合,世界史探究]の学習プロセスを大きくゆがめている諸悪の根源だという意味である。
- 結局、[センター試験]の世界史Bにおいて、攻略本が発達した結果、平均点が上がってきたので、平均点を下げるために[歴史総合]という不要な科目を作り上げて、世界史の試験範囲を広くした、ということなのである。
- 文部科学省や教育委員会などは、いったん全員クビにしなければならない。
- 理系で[歴史総合,世界史探究]は[共通テスト]のみという場合、[検定済教科書を読んで世界史の流れを理解する]という正攻法は、必ずしも得策ではない。
- 学習の初期から[センター試験/共通テスト]の世界史過去問を単元ごとに整理した問題集を使い、陰険な[共通テスト]に見合った、要領のよい学習を心がける必要がある。
世界史を学ぶときの大きな方針
- When〔いつ〕、Where〔どこで〕、Who〔誰が〕、What〔何を〕、Why〔なぜ〕、How〔どのように〕をまとめて5W1Hという。
- 5W1Hは、[When:時格][Where:所格][Who/What:主格][Whom/What:対格][Why(Because):因果関係格][How:様態格]という、主要な[疑問代名詞][疑問副詞]に対応する格〔case〕の概念を実用的なかたちで見繕った[格の集合体]である。
- 歴史学習でおろそかにされがちでありながら、とても重要なのは、[When:時格][Where:所格]という二つの格である。
- 時格〔temporal case〕:年表参照・年代暗記を丁寧に行ない、歴史用語の発生時刻〔t〕を年表上の座標として視覚的に覚えるとともに、年代暗記という数値の知識にも手を抜かない。
- 世界史では、中国史が古くからの殷・周の時代から続いているので、他の国の歴史を学ぶとき、[その頃中国では何が起こっていたか?]を意識しながら学ぶと、時刻の感覚がつかみやすくなって、その後の学習が加速しやすい。
- つまり世界史では、清の滅亡あたりまでの[概略的な中国通史]を、世界史学習の冒頭で終えてしまうのが[時刻の物差し]を最初に手に入れることになるので、それが得策である。
- 所格〔locative case〕:歴史地図を常に参照し、かつ、白地図への記入練習を積み重ねる。常に世界地図上の座標〔白地図でおおよその位置を指し示すことができるように訓練する〕を意識しながら歴史用語を暗記する。
- 高校世界史において、地図に強い世界史資料集は帝国書院のものである。
- ■最新世界史図説 タペストリー 二十三訂版|株式会社帝国書院
- 高校世界史において、年表に強い世界史資料集は浜島書店のものである。
- ■アカデミア世界史 | 浜島書店
- ■ニューステージ世界史詳覧 | 浜島書店
- 時格〔temporal case〕:年表参照・年代暗記を丁寧に行ない、歴史用語の発生時刻〔t〕を年表上の座標として視覚的に覚えるとともに、年代暗記という数値の知識にも手を抜かない。
- 山川出版社の[詳説世界史]だけが正しい世界史教科書という考え方を捨て去り、出版社にかんする固定観念を捨て去る必要がある。
- 山川出版社の検定済教科書である[歴史総合 近代から現代へ][詳説世界史][詳説日本史]は、固有名詞を詰め込みすぎた悪文が多いため、理解・暗記しづらいため実用的とはいえない。
- [7 実教 歴総703 詳述歴史総合][7 実教 日探702 日本史探究][7 実教 世探702 世界史探究]は、読んでわかる文体で書かれているので、実用的であろうと思う。
- しかし、山川出版社や実教出版の受験用の検定済教科書は、詳しすぎる面があるので、それよりも入試過去問から自作した[世界史短文]を蓄積していったほうが実力伸張が確実に起こることであろう。
- 【1】私が思うに高校世界史の主要単元にかんして、各単元が含んでいる[入試頻出という視点で、とくに重要な世界史用語]を用いて[世界史短文]を自作していき〔小論述トレーニング〕、その[世界史短文]を集めた[世界史短文集]を、ノートなり、データなりで作り上げてしまうのが、世界史学習を加速してくれるように思う。
- [世界史短文]は、5W1Hを考慮して作成する。 -[5W1Hを考慮して]について:[When:時格|年表上の位置〔世紀/年代/月日〕][Where:所格|地図上の位置][Who/What:主格|動作・状態の主体][Whom/What:対格|動作・状態の客体][Why(Because):因果関係格|なぜそうなったか〔原因の考察・特定〕/それがその後どういう結果を招いたか〔次なる因果〕][How:様態格|どのようにして]という観点から[世界史短文]を作文する。
- 結局、歴史用語を暗記するだけだと短期記憶から長期記憶へと移行する度合いが低いけれども、[世界史短文]を作文するという[情報をアウトプットする行為]を経ることによって、歴史用語どうしの有機的なつながりとして、歴史用語を暗記することができる。
- 【2】[世界史短文集]の構成要素である[When:時格〔世紀/年代/月日〕][Where:所格〔地図上の位置〕][その他の格を構成する、重要な世界史用語]をいくつかピックアップして、特定の[世界史短文]を思い起こすためのトリガーにする。
- 百人一首カルタのように、上の句が読み上げられたら、下の句がすぐに思い出せるようにトレーニングをする。
- そのような方法で、特定の[世界史短文]を思い起こすためのトリガーとなる[世紀/年代/月日][地図上の位置][その他の格を構成する、重要な世界史用語]のどれか一つが与えられたら、特定の[世界史短文]が即座に思い出せるように[世界史短文]を徹底的に覚え込む。
- また自分にとって未知の情報を知った時点で、関連する[世界史短文]を書き換えていき、[世界史短文]を更新し続ける。
- このやり方が、暗記科目のどれに対しても使える、最も汎用的なやり方であろう。
- それは結果として、[自分が作文した教科書]が、そのまま頭に入るようなものであるから、忘れがたく、しかも、かなり応用のきく知識になるであろう。
- 短文作成には、俳句・和歌を作るときのような、[必要最小限の語句を使って当を得た文を作る楽しみ]があり、これがモチベーションの維持につながるであろう。
- この[短文作成法][小論述式学習法]は、特定の印刷教材に縛られず、入試問題から得た[現場の情報]をもとに、自分だけのオリジナル印刷教材を作り上げていくことができるので、省力的だし、勉強に張り合いが出るであろう。
世界史にかんする初学の段階に向いた印刷教材|2-1[MEMORY TRAIN 300のできごとで理解する!つながる世界史用語|学研]
- 世界史にかんする初学の段階に向いた印刷教材としては、[MEMORY TRAIN 300のできごとで理解する!つながる世界史用語|学研]が一つの候補になる。
- [MEMORY TRAIN 300のできごとで理解する!つながる世界史用語]の採録語数は3000語とされ〔盛っていると思う〕、記述は[各国別世界史]を基調としているので、地域ごとの歴史の流れが把握しやすい。
- 【参考】:大学入試世界史に必要な用語数:約2,000~3,000語〔難関大学では3,000~4,000語〕
- 【参考】:大学入試日本史に必要な用語数:約2,000~3,500語〔難関大学では3,000語以上〕
- [MEMORY TRAIN 300のできごとで理解する!つながる世界史用語]の採録語数は3000語とされ〔盛っていると思う〕、記述は[各国別世界史]を基調としているので、地域ごとの歴史の流れが把握しやすい。
- [共通テスト]は検定済教科書がベースになっているので、最終的には、何らかの検定済教科書を通読する必要がある。とくに[81 山川 日探705 詳説日本史]のように、日本文化史関連の情報・写真が欠損している検定済教科書は危険なので、[7 実教 日探702 日本史探究]をメインにするのが無難であろう。
- 難関私大文系受験にかんする実際問題としては、[81 山川 日探705 詳説日本史]を使うぐらいなら、旧課程ながら情報の豊富な[81 山川 日B309 詳説日本史 改訂版]を使ったほうがよいと思う。
世界史にかんする初学の段階に向いた印刷教材|2-2[タテヨコ 世界史 総整理 文化史 改訂版|旺文社]
- 世界史にかんする初学の段階に向いた印刷教材としては、[タテヨコ 世界史 総整理 文化史 改訂版|旺文社]が一つの候補になる。
- [世界史の整理棚]は[世界地図というXY平面]が[時刻ごとにレイヤー〔層〕として積み重なっている]という構造をとっている。
- [世界史の整理棚]を組み立てるときは、世界地図を俯瞰しつつ、世界地図に[手前〔今〕と奥〔昔〕]という深さ〔depth〕がある立体として設計することに、どうしてもなる。
- ところが世界文化史の情報は、検定済教科書では章末にまとめて登場するため、[世界史の整理棚]の[時刻〔t〕]=[深さ〔depth〕]の情報、あるいは、[地図上の座標〔x-y座標〕]が、世界文化史の情報にかんしては曖昧になってしまう傾向がある。
- マーク式の世界史試験・日本史試験の正誤問題において、[時刻のウソ][地図上の座標のウソ]を含めて誤肢とするパターンがある。
- 世界文化史の情報において、[タテヨコ 世界史 総整理 文化史 改訂版]に載っているような、【1】[時刻〔t〕]=[深さ〔depth〕]と【2】[地図上の座標〔平面座標〕]を明確にさせるための図解・表〔テーブル〕そのものを覚えてしまうことは、試験対策としてとても有用である。
- この[世界文化史の情報を時刻と平面座標とを明確にしながら暗記する]過程で、副次的に[概略的な年表]を暗記することとなる。
- この[概略的な年表]を暗記する作業を世界史学習の冒頭に行なうことが、そのまま[歴史の大きな流れ]を暗記する、いいかえれば、[世界史の整理棚]を世界史学習の冒頭に確立することとなる。
- 通常の観念では、各国史といえば、政治史・経済史・外交史が中心になり、文化史はどうしても[おまけ程度の扱い]になりがちである。
- しかしそこを逆転の発想〔糸川英夫博士〕で、文化史という軽量なデータを題材にして、通史の概略を先に覚えてしまうというのが、[タテヨコ 世界史 総整理 文化史 改訂版]を世界史学習の冒頭において使う意義となる。
- [タテヨコ 世界史 総整理 文化史 改訂版]は、冒頭から中国文化史が4講分続く。最初から中国の王朝をいやでも覚える構造になっている。中国文化史は当然、漢文の文学史にも関係しているので、間接的に国語の得点力を高める。
- 中国史の通史〔ただし明~清のアヘン戦争・太平天国の乱 まで〕を早期に覚えること その頃
- そもそも[世界史の教育・入試の構造]は、こうなっている。
- [世界史の教育・入試]では、[検定済教科書と入試問題とで、データのソート順序を違えるよう情報操作をすることを通じて生徒・学習者に対する学習妨害を行ない、これにより平均点を下げて入試の選抜機能を維持する]という謀略が行なわれている。
- 高校課程[世界史]の検定済教科書は、[世界史B]の時代ですら、各国史〔タテの世界史〕の連続性が失われるように、わざわざ同時代史〔ヨコの世界史〕を強調する章立てになっていた。
- [世界史B]から[世界史探究]になったことで、同時代史〔ヨコの世界史〕のスライス幅〔期間〕が短くされ、[世界史B]のありさまにも増して、地域がめまぐるしく変わる章立て・節立てに、わざわざされている。
- 要するに文部科学省は、生徒・学習者に対する学習妨害を行ない、これにより平均点を下げて入試の選抜機能を維持する]という謀略を、よりあからさまに行なうようになったといえる。
- 文部科学省は、廃止してよい。
世界史における時代区分〔原始・古代・中世・近世・近代・現代〕
原始:【始点】=人類の誕生|【特徴】=文字のない時代。狩猟採集社会。
古代:【始点】=新石器革命〔農耕・牧畜の開始〕|【特徴】=文字や都市、国家の成立。ヨーロッパではローマ帝国滅亡まで。
中世:【始点】=西ローマ帝国滅亡〔476年〕|【特徴】=封建制、キリスト教社会の成立。近世への転換。
近世:【始点】=ルネサンス・大航海時代・宗教改革〔15~16世紀〕|【特徴】=絶対王政、世界規模の交流、科学革命。
近代:【始点】=フランス革命・産業革命〔18世紀末~19世紀〕|【特徴】=市民革命、国民国家、資本主義の発展。
現代:【始点】=第一次世界大戦終結〔1918年〕または第二次世界大戦終結〔1945年〕|【特徴】=国際協調、冷戦、情報化社会。
[高校課程・世界史]の主要4ブロック
- 以下の項目立てを[手持ちの検定済教科書や学習参考書]に合わせて、あるいは、自分なりに改変することを通じて、[歴史の大きなブロック]と[歴史の大きな流れ]を把握するのがよいであろう。
- [高校課程【歴史総合】の6割~7割が近現代世界史を取り扱っている]ことから、[共通テスト]で歴史科目を選択する場合は、[歴史総合,世界史探究]のほうが有利であろう。
- [センター試験/共通テスト]について、[歴史総合,日本史探究あるいは日本史B]と[歴史総合,世界史探究あるいは世界史B]とを、年度ごとに満点取得者の数で比較すると、[歴史総合,世界史探究あるいは世界史B]は受験者数〔母数〕が少ないにもかかわらず、満点取得者が[歴史総合,日本史探究あるいは日本史B]のそれよりも多い傾向があるようだ。
- つまり世界史は不人気であり、日本史の受験者数のほうがずっと多いので、世界史では満点が取りやすいように問題の難度が細工されている。各科目で平均点を揃えようとしたら、そうなるわな。
- 日本史と比較して、世界史のほうが、明らかに[素直な問題が出やすい傾向]がある。
- つまり[歴史総合,日本史探究あるいは日本史B]では、満点阻止問題として、エグい難問が出る傾向が強い。
- [高校課程【歴史総合】の6割~7割が近現代世界史を取り扱っている]ことから、【歴史総合】と【世界史探究の近現代史】とを並行して学ぶのが合理的であろう。
- 大きな方針として、情報量が少ない[原始・古代・中世]をとりあえず放置して、情報量が膨大な[近世・近代・現代]という苦しいところを先にやってしまうのがよい。
【1】西欧史
- 古代ギリシア・ローマ
- ポリス社会の成立と民主政
- ヘレニズム文化
- ローマ帝国の成立と拡大、キリスト教の誕生
- 中世ヨーロッパ
- ゲルマン民族の移動とフランク王国
- 封建制度と荘園制
- 教会の権威と十字軍
- ルネサンス・宗教改革・大航海時代
- ルネサンス〔文芸復興、人間中心主義〕
- 宗教改革〔ルター、カルヴァン〕
- 大航海時代〔新航路開拓、植民地拡大〕
- 絶対王政の時代
- スペイン・ポルトガルの海外進出
- フランス・イギリスの絶対王政
- 市民革命と啓蒙思想
- イギリス革命・アメリカ独立戦争
- フランス革命とナポレオン
- 啓蒙思想と社会契約説
- 産業革命と社会の変容
- イギリス産業革命
- 労働問題と社会主義の誕生
【2】イスラーム史
- イスラームの成立と拡大
- ムハンマドとイスラーム教の誕生
- ウマイヤ朝・アッバース朝
- イスラーム世界の拡大〔スペイン、インドなど〕
- イスラーム帝国の展開
- オスマン帝国の成立と発展
- サファヴィー朝〔ペルシア〕
- ムガル帝国〔インド〕
- イスラーム世界の文化と交流
- アラビア科学・数学の発展
- 東西交易〔シルクロード、香辛料貿易〕
- イスラーム文化のヨーロッパへの影響
【3】アジア史〔中国・東アジア・南アジア〕
- 中国史
- 古代中国〔殷・周・秦・漢〕
- 隋・唐の繁栄と国際交流〔シルクロード、遣唐使〕
- 宋・元・明・清の王朝交代
- 科挙制度と儒教思想
- 近代中国〔アヘン戦争、辛亥革命〕
- 東アジア史
- 日本〔縄文~現代まで、特に江戸・明治維新〕
- 朝鮮〔三国時代~李氏朝鮮、近代化〕
- ベトナム〔中国の影響と独立〕
- 南アジア史
- インダス文明
- 古代・中世インド〔マウリヤ朝、グプタ朝、仏教・ヒンドゥー教〕
- ムガル帝国とイギリスによる植民地化
【4】近現代史
- 産業化と社会の変化
- 産業革命の世界的拡大
- 都市化と労働問題
- 帝国主義と植民地支配
- ヨーロッパ列強のアジア・アフリカ進出
- アメリカの台頭
- 戦争の時代
- 第一次世界大戦と国際連盟
- 第二次世界大戦と枢軸・連合
- 冷戦と現代世界
- 米ソ冷戦と核軍拡
- アジア・アフリカの独立運動
- グローバル化と情報化社会
文法の成り立ち
- 言語全体のルールを**文法〔grammar〕**という。
- **文法〔grammar〕**の内容は大きく二つに分けられる。単純化すれば、[文法=形態論+統語論]といえる。
- 語の構造〔word structure〕に関わるルールを扱うのが形態論〔morphology:モーフォロジー〕。
- 語がどのような構造をもち、語形〔語の形〕がどのように変化して適切な語を得るかというルールが形態論。
- 語は次のような構造をもつ:
- 接頭辞〔prefix〕
- 例:enlarge→大きくする。〔動詞〕:動詞化の接頭辞en-
- 語幹〔stem〕
- 例:large→大きな。〔形容詞〕:語幹
- 接尾辞〔suffix〕
- 例:enlargement→大きくすること=拡大。〔名詞〕:名詞化の接尾辞-ment
- 接頭辞〔prefix〕
- 語幹に接頭辞や接尾辞を付け加えることによって、派生語を作ることができる。
- 派生語を作ることによって、語の品詞を変換することができる。
- 派生語の作成メカニズムを模倣することによって、新しい語を造語することができる。
- 文の構造〔sentence structure〕に関わるルールを扱うのが統語論〔syntax:シンタックス〕。
- どのような語順〔語句の並び〕で文を作るかというルールが統語論。
- 例:英語入試で出題される語句整序問題は、統語論の知識を問うている。
- [構文]について。
- 句〔phrase〕は、文の一部を構成し、主語・述語の関係〔主語+動詞〕をもたない語群で、全体として一つの品詞的役割〔名詞句、形容詞句、副詞句など〕を果たす。
- 英熟語〔set phrase〕とは、語群全体として一つの品詞的機能をもつ慣用表現〔idiom〕をいう。熟語は、句の範囲にとどまる慣用表現〔idiom〕をいう。
- 英語構文〔formula / syntactic pattern〕とは、句の規模を超えて使われる定型表現で、文全体や文の一部として機能するけれども、特定の品詞に分類されない慣用表現〔idiom〕をいう。
- 例:It is~for … to …構文、too~to …構文、There is/are …構文など。
- 文構造=文の構造〔sentence structure〕とは、文を構成する要素〔主語・述語・目的語・補語など〕の配置や関係性を指し、統語論〔syntax〕が分析・記述する範囲である。
- 例:SVO〔主語-動詞-目的語〕、SVC〔主語-動詞-補語〕など。
- 日本語の[構文]という用語は、〔1〕文構造〔sentence structure〕を意味する場合にも使われ、かつ、〔2〕英語構文〔formula / syntactic pattern〕を意味する場合にも使われる。
- [構文]が何を意味するのかを、文脈から判断しなくてはならない。
- syntax〔シンタックス〕の訳語としての構文は、文構造という意味である。
- 高校受験・大学受験において、英語構文集〔formulaを集めた本〕は必要であるけれども、学習参考書界隈では、以前ほどまでには重視されなくなった。
- 英熟語と英語構文との境界は曖昧になりがちである。
- 例えば、if only~など、従位接続詞相当の慣用句を、英熟語とするか、英語構文とするかは、意見が分かれる。
- 従位接続詞は副詞節を導くので、従位接続詞相当の慣用句にかんして、その慣用句単独では従位接続詞相当の英熟語だけれども、それが導く副詞節を全体として捉えれば英語構文と見なすことができる。
- 英熟語と英語構文との境界は曖昧になりがちであるため、英熟語集と英語構文集は、統合されて一つの本になっているべきである。
- しかし便宜上・商業上の理由から、英熟語集と英語構文集とを分けて出版されていることが多い。
- 英熟語集と英語構文集を兼ねている英熟語集として、[英熟語 Always 1001|河合出版][ランク順 入試英熟語1100 改訂版|学研][速読英熟語[改訂版]|Z会出版]がある。
- [語彙はActive Vocabulary〔書く・話すことができる語彙〕として身につけなければ、リスニング・コンプリヘンションで聞き取りがうまくいかずに大失点しやすい]ので、[苦しくても語彙はActive Vocabularyとして身につける]ことを推奨する。
- [語彙はActive Vocabularyとして身につける]という発想からすると、[速読英熟語[改訂版]]の[長文の中で覚える]というコンセプトだと、学習負荷が大きい割に実効性が低いので、[速読英熟語[改訂版]]は却下である。
- 昨今の英語入試では、リスニング・コンプリヘンションの配点が大きいことを考えると、[英熟語 Always 1001]の[音声教材なし]という仕様は論外である。
- [ランク順 入試英熟語1100|学研]や[ランク順 入試英熟語1100 改訂版|学研]は、無料音声がダウンロード〔zipファイルなので解凍するのにPCが必要〕できるよう公開されている。
- ■音声再生アプリ my-oto-mo DL用特設ページ
- [英熟語集を、音声言語として例文ごと耳から覚える]という方法は、リスニング・コンプリヘンションの対策としても、英熟語対策としても、とても有用である。
- [ランク順 入試英熟語1100|学研]と[ランク順 入試英熟語1100 改訂版|学研]は、内容的に大きな変更点がないような感じなので、旧版である[ランク順 入試英熟語1100|学研]でも十分だと私は思う。
- 語の構造〔word structure〕に関わるルールを扱うのが形態論〔morphology:モーフォロジー〕。
そもそも英語は、中学時代に大学入試レベルまで仕上げておくのがよい
- つまり中学3年までに英検準1級レベルまでを習得するのが理想である。
- 以下には、中学生にも理解できる明快な印刷教材だけをセレクトしてある。
入試英熟語1100 改訂版または入試英熟語1100〔旧版〕|音声がダウンロードできる|耳で例文を覚えて瞬間英作文できるようにする
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セレクトプラス英語構文76 (シグマベスト)|英語構文集の中でいちばん無難で無駄がない|音声がダウンロードできる|耳で例文を覚えて瞬間英作文できるようにする
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必携 英単語 LEAP Basic|改訂版 必携 英単語 LEAP|両方とも用例が瞬間英作文できるように練習する|英作文に使える用例が豊富
- ■必携 英単語 LEAP Basic|チャート式の数研出版
- ■改訂版 必携 英単語 LEAP|チャート式の数研出版
- 数研出版はダウンロードにかんして厳重な警戒をしているようなので、こんな意地悪なことをするのなら、Google翻訳で用例を読み上げさせて、それをAudacityで録音したほうがよい。
- 無料の録音ソフトとして、Audacityがある。ヘッドセット〔ヘッドホン+マイク〕を購入して、VB-Audio VoiceMeeter Bananaをインストールすれば、ループバックができるので、うまく録音できると思う。
- ■「Audacity」無料の音声編集ソフト - 窓の杜
- ■VB-Audio VoiceMeeter Banana
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すでに英語力がある人はDUO 3.0が英単語集・英熟語集を兼ねるので効率的|ただし最新の英単語は別の英単語集で補う!
- DUO 3.0の音声教材は、お金を出して買うほどのものでもないので、Google翻訳で例文を読み上げさせて、それをAudacityで録音したほうがよい。
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総合英語は分厚いのをやっても完全に無駄|結局、英語は語彙力なので、文法をやる暇があったら、英単語集・英語構文集を例文ごと覚えよう!
- 総合英語は、ごちゃごちゃした説明は、読まなくてよい。
- 総合英語は、罫線で四角く囲われた[代表例文]を瞬間英作文できるようにすればよい。
- 英文法の要点は、以下にコンパクトにまとめてある。
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5W1Hとともに歴史用語を暗記する
8W1H〔WH語〕と英語の8格システム
- 英語において、とくに名称が与えられた格は、8つある。
- 主格・所有格〔属格〕・与格〔間接目的格〕・対格〔直接目的格〕が、人称代名詞において格変化が行なわれる範囲である。
- 英語では与格と対格は同形となり、一体化してしまった。
- 疑問副詞・関係副詞に分類されるWH語は、[場所を表す疑問代名詞・関係代名詞]が、[時間格〔時格〕・場所格〔所格〕・様態格〔様格〕・原因格〔因格〕]という格を帯びることによって、副詞化された結果と捉えるとわかりやすい。
- 疑問副詞・関係副詞の副詞とは、[述語動詞の中心をなす動詞を修飾する副詞]という意味である。
- つまり、所有格〔属格〕だけは形容詞相当だけれども、それ以外の[主格・与格〔間接目的格〕・対格〔直接目的格〕][時間格〔時格〕・場所格〔所格〕・様態格〔様格〕・原因格〔因格〕]の7つは、[述語動詞の中心をなす動詞を修飾する副詞]に相当する。
- [主格・与格〔間接目的格〕・対格〔直接目的格〕]も副詞相当であり、それは[述語動詞の中心をなす動詞を修飾する副詞]に相当であることを意味する。これらは名詞・代名詞に分類されている。
- [主格・与格〔間接目的格〕・対格〔直接目的格〕]は、格を語順として表現するため、これらは名詞・代名詞に分類されている。
- [時間格〔時格〕・場所格〔所格〕・様態格〔様格〕・原因格〔因格〕]も副詞相当であり、それは[述語動詞の中心をなす動詞を修飾する副詞]に相当であることを意味する。これらは副詞に分類されている。
- [時間格〔時格〕・場所格〔所格〕・様態格〔様格〕・原因格〔因格〕]は、語そのものがそれぞれの格を表すため、これらは副詞に分類されている。
- しかし人称代名詞は、語そのものがそれぞれの格を表すにもかかわらず、これらは代名詞に分類されている。
- 英文法の分類は、根本的にこのように重大な矛盾〔統一性・一貫性のなさ〕を含んでいるため、英文法はそもそも、理解不能になるように作られている、とみなすことができる。
- [英文法が理解できる]と堂々と言っている人は、頭が悪いので矛盾に気づかないか、矛盾を隠して説明している大嘘つきであり、どちらにしても、ろくなもんじゃない。
- 正しくは、人称代名詞の主格・与格〔間接目的格〕・対格〔直接目的格〕にかんしては、人称代副詞である。
- 正しくは、人称代名詞の所有格〔属格〕にかんしては、人称代形容詞である。
- そして格とは、名詞・代名詞・名詞句・名詞節を、形容詞化または副詞化する文法作用である、といえる。
- 大まかにいえば、節〔の中心をなす述語動詞が含んでいる動詞〕を形容詞化するのが、制限用法〔限定用法〕の関係詞〔関係代名詞・関係副詞〕である。
- 大まかにいえば、節〔の中心をなす述語動詞が含んでいる動詞〕を副詞化するのが、従位接続詞〔縦続接続詞〕であり、従位接続詞は名詞節を副詞化するための[節前置詞]だといえる。
- つまり、[名詞句〔名詞・代名詞を含む〕を形容詞化または副詞化するための前置詞]と[名詞節を副詞化するための従位接続詞〔節前置詞〕]は、対応する関係にある。
- [述語動詞の核心をなす動詞]を[格を帯びた結果として副詞化された名詞句〔名詞・代名詞を含む〕・名詞節]が修飾するありさまが展開されるのが、文〔sentence〕という場の性質である。
- 名詞句〔名詞・代名詞を含む〕・名詞節を形容詞的に修飾するために、[格を帯びた結果として形容詞化された名詞句〔名詞・代名詞を含む〕]や[制限用法〔限定用法〕の関係詞節]=[形容詞節]や[形容詞用法の準動詞(句)]が存在する。
- 分詞構文とは、[従位接続詞〔縦続接続詞〕が導く副詞節]を分詞を用いて圧縮的に表現した副詞句である。
- 分詞構文とは、[圧縮された副詞節]をいう。
- 格とは何か? 名詞類を形容詞化・副詞化するための文法作用である。
- 従位節〔従属節〕とは何か? 節の核心をなす述語動詞のさらに核心をなす動詞を、名詞化・形容詞化・副詞化することを通じて形成された、名詞節・形容詞節・副詞節を従位節〔従属節〕という。
- 準動詞とは何か? 動詞を不定詞化・過去分詞化・-ing化することにより、動詞を、名詞化・形容詞化・副詞化することを通じて形成された、名詞(句)・形容詞(句)・副詞(句)を準動詞(句)という。
- 従位節〔従属節〕・準動詞とは、動詞を品詞変換して、名詞化・形容詞化・副詞化するための文法作用である。
- 格とは、名詞類を形容詞化・副詞化するための文法作用である。
- 英文法の知識のエンジンとなる部分は、おおよそ以上の記述に集約される。
- 分厚い[総合英語]には書かれていない、英文法のメタな視点からの要点が以上にまとまっている。
人称代名詞が格変化を行なう範囲
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- [誰が/何が]【疑問/関係-代名詞】 who / what|主格〔nominative case〕|ガ格|副詞相当|
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- [誰の/何の]【疑問/関係-代名詞】 whose / of what|属格〔genitive case〕または所有格〔possessive case〕|ノ格|形容詞相当|
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- [誰に/何に]【疑問/関係-代名詞】 whom / to whom / to what|与格〔dative case〕|ニ格|副詞相当〔間接目的語〕|
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- [誰を/何を]【疑問/関係-代名詞】 whom / what|対格〔accusative case〕|ヲ格|副詞相当〔直接目的語〕|
疑問副詞/関係副詞とよばれる格変化の範囲
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- [いつ-〔に〕]【疑問/関係-副詞】 when|時間格〔temporal case〕|ニ格|副詞相当|
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- [どこ-で]【疑問/関係-副詞】 where|場所格〔locative case〕|デ格|副詞相当|
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- [どの-ように]【疑問/関係-副詞】 how|様態格〔modal case〕|ヨウニ格|副詞相当|
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- [〔だ〕から]【疑問/関係-副詞】 why|原因格〔causative case〕または因果関係格|ダカラ格|副詞相当|
5W1H
- 5W1Hの内容は、When〔いつ〕、Where〔どこで〕、Who〔誰が〕、What〔何を〕、Why〔なぜ〕、How〔どのように〕であるから、以下のようになる。
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- [いつ-〔に〕]【疑問/関係-副詞】 when|時間格〔temporal case〕|ニ格|副詞相当|年表上の位置〔世紀/年代/月日〕
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- [どこ-で]【疑問/関係-副詞】 where|場所格〔locative case〕|デ格|副詞相当|地図上の位置
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- [誰が/何が]【疑問/関係-代名詞】 who / what|主格〔nominative case〕|ガ格|副詞相当|動作〔する〕・状態〔ある〕の主体
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- [誰を/何を]【疑問/関係-代名詞】 whom / what|対格〔accusative case〕|ヲ格|副詞相当〔直接目的語〕|動作〔する〕・状態〔ある〕の客体
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- [〔だ〕から]【疑問/関係-副詞】 why|原因格〔causative case〕または因果関係格|ダカラ格|副詞相当|動作〔する〕・状態〔ある〕のわけ
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- [どの-ように]【疑問/関係-副詞】 how|様態格〔modal case〕|ヨウニ格|副詞相当|動作〔する〕・状態〔ある〕のありさま
歴史学習で最も大切な情報は時格〔時間格〕と所格〔場所格〕である
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- [いつ-〔に〕]【疑問/関係-副詞】 when|時間格〔temporal case〕|ニ格|副詞相当|年表上の位置〔世紀/年代/月日〕
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- [どこ-で]【疑問/関係-副詞】 where|場所格〔locative case〕|デ格|副詞相当|地図上の位置
- 歴史学習では、時格〔時間格〕の情報を最も大切にする必要がある。それは、歴史学習では、年表暗記・年代暗記を熱心に行なう必要がある、という意味である。
- 歴史学習では、所格〔場所格〕の情報を2番目に大切にする必要がある。それは、歴史学習では、歴史地図の暗記・白地図への地名記入を熱心に行なう必要がある、という意味である。
- 歴史情報は、地図というXY平面が、時刻〔t〕ごとにミルフィーユ状に重なったデータであり、歴史情報は必ず、[地図というXY平面上のどこであるのか?〔所格〕][それは何年・何月頃なのか?〔時格〕]という情報をともなって暗記する必要がある。
- 時格・所格のない歴史情報は、歴史情報としての価値を失っている状態にあるとみてよい。
- 時格・所格をはっきりさせることを間違わなければ、知識がごっちゃになるリスクの大きな部分は回避される。
- 脳内に世界地図が思い浮かび、主要な国家の位置、首都の位置、半島・島嶼の位置、川の位置、海・湖の位置を白地図にしっかり再現できるまで練習してから、歴史地図を暗記するのがよい。
- つまり、世界史学習の前に、世界地理をザッとさらっておく必要がある。
- つまり、日本史学習の前に、日本地理をザッとさらっておく必要がある。
- そして歴史学習では、時格がとても大切であるから、年表上の位置の確認と、年代暗記は、怠らずに熱心に取り組む必要がある。
- ムンディ先生の歴史のテキストには、年代が載っていないので、ムンディ先生の歴史のテキストは非推奨である。
- 歴史の真実は隠されており、歴史における真の因果関係は、隠蔽された歴史情報の中に隠されている。
- したがって、ムンディ先生のように、年代暗記を回避して、因果関係だけで前後関係を把握しようとすると、必ず[ウソの因果関係]をでっち上げることとなる。
- XY平面が、時刻〔t〕ごとにレイヤー〔層〕として積み重なっていくのが、歴史情報の整理棚の構造であるのだから、レイヤー番号としての年代を暗記しないのは単なる逃げであり不利になるばかりである。
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歴史科目といえども[範囲を歴史科目に絞った語学]にすぎない
- 歴史科目といえども[歴史用語を用いた語学]だといえる。
- 言語の学び方の原則は、[音声言語から始めて、音声言語を文字言語に変換する過程を覚え、応用することによって身につける]というものである。
- 例えば、漢字を使った熟語について、誤った読み方を覚えてしまう理由は、漢字を使った熟語にかんして、[第一に音声言語として覚え、第二に、覚えた音声言語を書き記す練習をする]という順序を守らない点にある。
- つまり、国語教育において、音声教材が無料で配布されることになれば、国語教育の質的向上は、アッという間に達成される。
- 国語教育において、教師・講師は必ずしも必要なく、国語の音声教材が無料で配布されれば、たいていの問題は片付くであろう。
- 赤子は、音声言語を先に身につけて、文字言語を後から身につける。この順番を間違えているから、歴史用語が覚えられないのである。
- 歴史用語は、音声教材を使って覚えることが先決問題であり、音声言語として歴史用語を覚えた後で、それをどう綴るかを[必要があれば覚える]だけのことである。
- [日本史は漢字が覚えられない]というのは、日本史を避ける理由にならない。それは世界史でも中国史には大量の漢字が登場するからである。
- 歴史学習において大切なことは、[歴史は耳で/から覚えよ]ということである。
- これは現代文・古文・漢文・漢字・ことわざ・定型句・文学史・歴史・地理・公民・生物・化学・地学など、あらゆる暗記科目において、音声教材が無料で配布されれば、教育の質的向上は、アッという間に達成される。
- 暗記科目においては、必ずしも教師・講師は必要ない。
- 学習は、教師・講師から教わるよりも、自分の疑問をAIとのチャットで解決していくほうが速く、かつ、身につきやすい。
- 教育は、学習者個々人が、数ある印刷教材〔無料音声教材が付属している〕の中から自分の性格に合ったものを選び、音声教材を聞きながらテキストを読み、自分の疑問をAIとのチャットで解決することで進んでいくかたちに変更したほうがよい。
- そして、何度でも受けられるオンライン検定試験のスコアを向上させていきながら、スコアが揃ったら、上級学校の入試を受験する資格を得るかたちにするのがよい。
- 学校という空間に通学して勉強するスタイルは、それを好む人だけが選択する。
- そして、学習者は、自分が心地よいと思う学習スペース、カフェ、電車やバスの車中、自宅などで、音声教材とその印刷教材を使って学習を進めていく。
- 電車やバスの車窓から見える景色と、音声教材を通じて覚えた知識は、かなり結びつきやすいので、高速バスなどを利用して、旅をしながら学習を進めていくのも、新時代の学習スタイルとして推奨できる。
- また客船・フェリーでは、沿岸部を除き、携帯電話の電波が届きづらいため、デジタルデトックスとともに、学習に集中することができる環境を手軽に手に入れることができる。
- 青春という貴重な時間を、勉強ばかりではなく、旅の体験にも使うことは、人生をより豊かにするうえで大切な要素だといえる。
- また[作業をしながら音声教材を聞くと、逆に音声に集中できる]という傾向があるので、農作業などの労働をしながら音声教材を聞くことを通じて、学習と労働を同時進行させる方法もある。
- 学習はその効率さえ確保できれば、固定観念にとらわれることなく、自由なスタイルを許容することが大切である。
- 抑圧的な洗脳的学校ならば、そんな学校はつぶしてよい。抑圧的な洗脳的学校を展開しているのであれば、文部科学省はつぶれなさい。
- マーク式の試験対策が前提である場合、歴史用語の漢字表記は、Passive Vocabulary〔受動的語彙〕として身につければ十分であり、歴史用語を漢字で書けるところまでやり込む必要はない。
- 歴史用語を見て[あれだ]とわかれば、その歴史用語を書けるようになるまでやり込む必要はない。
- 文盲〔非識字〕は、[音声言語は扱えるけれども、文字言語は扱えない]という状態を意味する。
- 文盲〔非識字〕という状態が存在することから、音声言語を耳と脳で覚えて身につけることは容易であり、文字言語を身につけることは困難であることがわかる。
- 赤子が言語を身につけていく順番が、音声言語が先であり、文字言語は後であることから、音声言語を耳と脳で覚えて身につけることは容易であり、文字言語を身につけることは困難であることがわかる。
- 平易なことから始めて、徐々に難解なことへと発展させていくのが、自然な学習の順番だといえる。
- 文〔sentence〕は、語〔word〕や句〔phrase〕によって構成されている。
- 部分を完成させてから、部分どうしを組み上げて全体の完成にこぎ着けるしかない。
- いいかえれば、文の構成要素である、語〔word〕や句〔phrase〕を一定程度まで覚え終えてから、例文の暗記というかたちで、語や句を覚え直すのが自然な手順である。
- 単語・熟語を[最初は例文としてではなく単独で、しかも音声言語を通じて覚えていく]のが自然である。自然ではない学習法は、どこかで破綻を迎える。
- [単独の単語の知識][単独の熟語の知識]がある程度、頭に入ったら、単語・熟語・構文〔formula〕を[例文を音声言語として覚える]かたちで暗記する。これは和訳から英文が瞬間作文できるようにすることを意味する。
- 歴史学習というものを[歴史用語を組み合わせて行なう、歴史作文の学習]だとみなすと、[よく提唱されている歴史学習]の不備がみえてくる場合がある。
- 歴史学習は、英語学習でいう英単語・英熟語の暗記に匹敵する、[歴史用語の定義・意味を暗記する学習]から始める必要がある。
- 歴史学習の初期に[歴史の流れを押さえる]ことを強調する人が多いけれども、それは学習者が歴史用語の多くをすでに知っている場合にのみ当てはまる、特殊なやり方である。
- 単語力・熟語力がないのに、英文法書や英語長文に挑んでも無駄であることを考えれば、歴史学習の初手は[歴史用語の定義・意味を暗記する学習]でなければ、[歴史の流れを押さえる]ことすらおぼつかないことは、理解できるであろう。
- [一問一答]問題集には二種類ある。
- 〔1〕用語の定義が問題文になっていて、用語を答えさせる[一問一答]→これを[純正な一問一答]=[山川出版社方式の一問一答]とよぶことにする。
- 〔2〕空所補充の小問集合を[一問一答]とよぶ→これを[擬似的な一問一答]=[東進ブックス方式の一問一答]とよぶことにする。
- 歴史の学習法を語る文脈において、[一問一答]問題集が強く否定される場面がよくあるけれども、その文脈における[一問一答]問題集とは、〔1〕である[純正な一問一答]=[山川出版社方式の一問一答]であろう。
- 歴史のマーク式の入試問題は、正誤問題〔知識と知識との整合・不整合を問う〕・整序問題〔年代の知識を問う〕・空所補充問題〔空所に当てはまる用語を選択させる〕などに分類することができるであろう。
- 〔2〕である[空所補充の小問集合]=[擬似的な一問一答]=[東進ブックス方式の一問一答]までをも否定してしまったら、入試そのものを否定することになるので、論が成り立たない。
- 歴史学習は、[歴史の流れを押さえる]学習を開始するための前提として、英語学習でいう英単語・英熟語の暗記に匹敵する、[歴史用語の定義・意味を暗記する学習]から始める必要がある。
- [歴史用語の定義・意味を暗記する学習]=[歴史科目における語彙増強〔expanding vocabulary〕]で使いやすいと考えられるのは、次の二冊である。
- 【1】[世界史単語の10秒暗記 ENGRAM2250|学研]
- 【2】[日本史単語の10秒暗記 ENGRAM2200|学研]
- 【1】【2】は採録用語数を絞ってあるので、用語に不足を感じる場合があるかもしれない。
- しかし、採録用語数を絞ることによって、[誰にでも必要な歴史用語が、反復しやすく、定着させやすい分量で掲載されている状態]が作られているのだと考え直すのがよい。
- 検定済教科書は難関私大向けに詳しく書かれていることが多いので、【1】【2】を教科書の代用としながら、単元別に編集し直した[センター試験/共通テスト]の過去問で記憶をチェックを行なうのが適切であろう。
- もちろん、最終的には検定済教科書を読む必要はあるけれども、それは学習過程の後半でよいと私は思う。
- 【1】【2】は[一問一答]と[用語集]とを兼ねており、英単語集のような対訳式の構成であり、見開きページが一つのユニットで、大見出しのないページは9レコード〔本の長辺を9分割してある〕で構成されている。
- 1レコードは、左ページとして[用語〔見出し語〕とその意味]対訳式二段組み、右ページとして[用語〔見出し語〕とその関連語を含んだ入試問題文]が掲載されている。その関連語は朱刷りなので赤シートで消える。用語〔見出し語〕は空所。
- つまり[用語][用語の意味]が左ページ、[用語とその関連語を含んだ入試問題文]が右ページという構成になっている。
- 学習者の作業としては、左ページの[用語]をトリガーとして、[用語とその関連語を含んだ入試問題文]が瞬間作文できるように練習すれば一丁上がり〔記憶完成〕という仕組みになっているのである。
- [用語とその関連語を含んだ入試問題文]は、[用語とその関連語]を含んでいさえすれば、自分なりに語順を替えるなどして、自分なりのキーワード作文をするのもよいであろう。
- とにかく、見出し語をトリガーとして、関連用語をグループとして、芋づる式に思い出せるように練習することができる[世界史単語集][日本史単語集]が【1】【2】である。
- 私が思うに、[歴史の流れを押さえる学習]は学習過程の後半に回して、とりあえずは歴史的事実関係をしっかり暗記する、いいかえれば、[見出し語をトリガーとして、関連用語をグループとして、芋づる式に思い出せるように練習すること]を短期目標とする。
- それには、【1】または【2】を使って用語を覚えながら、同一単元について、即時、単元別に編集し直した[センター試験/共通テスト]の過去問で記憶をチェックを行なうのが適切であろう。
- 歴史知識は、単に覚えただけでは不十分である、即時、[センター試験/共通テスト]の過去問で[歴史科目の試験に耐えうる知識]へと変換しなければならない。
- 歴史知識を覚えたての状態こそ、知識の可塑性が高いので、ある単元において【1】または【2】を使って用語を覚えたら、即座に[センター試験/共通テスト]の過去問で[歴史科目の試験に耐えうる知識]へと変換するべし。鉄は熱いうちに打て。これは鉄則である。
- 単元別に編集し直した[センター試験/共通テスト]の過去問としては、以下が使いやすい。
- {1}[大学入学共通テスト 世界史Bの点数が面白いほどとれる一問一答|KADOKAWA]〔新版が出たら新版を採用〕
- {2}[大学入学共通テスト 日本史Bの点数が面白いほどとれる一問一答|KADOKAWA]〔新版が出たら新版を採用〕
- [英単語・古文単語等]のように、構成要素相互が連関をもたないデータにかんしては、一気に100語を高速でチェックするなどのビッグステップ法が向いていると思われる。
- [歴史用語]のように、構成要素相互が有機的に連関したデータにかんしては、[ルネサンス][宗教改革]などの単元ごとに、50語以下の狭い範囲を8~9割の正答率を目指して短時間で反復しながら進む、スモールステップ法が向いていると思われる。
- つまり「今日は[ルネサンス]をやる」と決めたら、例えば1時間の勉強時間中に[ルネサンス]だけを何度も復習して、できるだけ長期記憶にまで結びつけるようにするだけでなく、翌日・翌々日ぐらいまでは、しつこく復習し続けることによって、長期記憶への移行を全力で促進する。
- 記憶力は筋力に似て、鍛えれば鍛えるほど増大していくものである。
- また記憶というものは、復習回数が飽和に至るまでは、定着しないけれども、一定の閾値に達すれば、記憶がウソのように定着することが知られている。
- 覚えられないのは[反復回数が少ない]または[短期記憶が長期記憶へ移行する前に努力をやめてしまい、完全忘却に至る]という、弱気で不毛な努力を続けているからである。
- 記憶は、エスカレーターを逆走するような行為であり、いつも忘却の圧によって押し戻される。上階へ到達するまでは、けっして歩を緩めてはならない。つまり、長期記憶へ移行するまで、復習の手を緩めてはならない。
- 歴史科目の場合、学習の冒頭に[歴史マンガ]や[概説書]などを通読するやり方は、時間短縮・省力化の観点からすると、まったくおすすめできない。
- 歴史科目の学習の冒頭で大切なのは[歴史用語の定義・意味を暗記する学習]=[歴史科目における語彙増強〔expanding vocabulary〕]によって、[日々の確実な取れ高]=[暗記実績]を着実に積み上げることだけである。
- それは語学系でも同じであり、言語学習の冒頭で大切なのは[語彙の意味を暗記する学習]=[語彙増強〔expanding vocabulary〕]によって、[日々の確実な取れ高]=[暗記実績]を着実に積み上げることだけである。
- 英語の音声を聞いて覚える目的で、英語の音声を聞くことは推奨できる。
- しかし、英語の音声をただ単に聞き流すだけでは、英語の意味〔画像・イメージ〕とともに覚えないので、語学的には[日々の確実な取れ高]=[暗記実績]にはならない。
- [日々の確実な取れ高]=[暗記実績]を着実に積み重ねていく、[塵積もりて山となる]〔チリツモ〕の精神をけっして忘れてはならない。
- 歴史科目にせよ、語学にせよ、大筋においては語学なのであるから、[見出し語と例文を読み上げた音声教材]を自作して、スキマ時間に音声教材を聞き込むことを通じて、音声言語として例文を暗記していくのが手っ取り早いであろう。
- ※ここでいう[例文]とは、[世界史単語の10秒暗記 ENGRAM2250|学研]や[日本史単語の10秒暗記 ENGRAM2200|学研]で右ページをなす[用語〔見出し語〕とその関連語を含んだ入試問題文]のことである。
- 例文を馬鹿正直にぜんぶ読み上げる必要はない。自分なりに語順を整え直す、単語だけで構成するなどの工夫をして、例えば[南満州鉄道・長春・旅順・ポーツマス]を一語の単語として音として覚えてしまうなどのことも考えられる。
- 自分が暗記できれば十分なので、[世界史単語の10秒暗記 ENGRAM2250|学研]や[日本史単語の10秒暗記 ENGRAM2200|学研]で右ページをなす[用語〔見出し語〕とその関連語を含んだ入試問題文]を、できるだけ圧縮したデータ集を自分で、表計算ソフトなどで作成するのもよい。
- LibreOffice Calcは無料の表計算ソフトである。
- ■download | LibreOffice - オフィススイートのルネサンス
- 結局、歴史の学習は、語学の語彙増強と同じことをする。ここに帰着するわけである。
- 無料の読み上げソフトを使って音声教材を自作することも考えられる。
- ただし、歴史用語を読み上げソフトに正しく読み上げさせるには、単語登録が膨大な量、必要になるので、読み上げ用の文字列は、本当の文字列をひらがな表記した、特殊な記法で書き直す必要があるだろう。
- 無料の録音ソフトとして、Audacityがある。ヘッドセット〔ヘッドホン+マイク〕を購入して、VB-Audio VoiceMeeter Bananaをインストールするなどすれば〔不要かもしれない〕、うまく録音できると思う。
- ■「Audacity」無料の音声編集ソフト - 窓の杜
- ■VB-Audio VoiceMeeter Banana
- 歴史学習は、英語学習でいう英単語・英熟語の暗記に匹敵する、[歴史用語の定義・意味を暗記する学習]から始める必要がある。
- 歴史の検定済教科書は、語句の意味を定義せずに記述されている。これは、山川出版社が用語集の利権のために行なっていることを文部科学省が容認しているせいであり、犯罪的な行為である。
- 検定済教科書単独では、意味がわからないような、そんな検定済教科書を検定通過させている文部科学省と、利権のためにそのような検定済教科書を出版している山川出版社は、態度を改めるか、さもなくば、教育現場から立ち去ってほしい。
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