英語の格変化|人称代名詞・who/whom〔whoever/whomever〕・one/one’s以外で、主格と目的格の形が明確に異なる〔=格変化を示す〕代名詞は存在しない
再帰代名詞は[主格]として統語的主語になることはない
- 【原則】:再帰代名詞〔myself、 yourself、 himself、 herself、 itself、 ourselves、 yourselves、 themselves〕は[主格]として統語的主語になることはない。したがって、再帰代名詞は実用上は[目的格だけをもつ特殊な代名詞]と覚えておく。
- 【例外】:しかし、I myself V+X+Xのような、Iとmyselfとが同格になっている、ある種の強調、あるいは、ある種の同格構文では、注目している再帰代名詞が、主格位置にある名詞類と同格になり、結果的に主格相当と解釈される。
- このとき、再帰代名詞は実用上は[目的格だけをもつ特殊な代名詞]という原則に対する例外が起こっているといえる。
再帰代名詞〔myself、 yourself、 himself、 herself、 itself、 ourselves、 yourselves、 themselves〕は、主格として統語的主語〔文の動詞の主体となる要素〕になることはありません。
再帰代名詞は、動詞や前置詞の目的語として、主語と同じ人物や物を指し示す場合や、強調の用法で用いられます。 以下に、再帰代名詞が主語として使えない例と、正しい用法を示します。