正しい道に導く星

現代語訳バージョン 奥義・十種奇神宝 作・智子 #voicevox四国めたん #自分の使命

現代語訳バージョン 奥義・十種奇神宝 作・智子 #voicevox四国めたん #自分の使命

奥義・十種奇神宝(とくさのくしかむだから)】

この秘術の原典となる十種神宝(とくさのかむだから)は、
「古事記」「日本書紀」と並ぶ史書「先代旧事本紀」に登場する、霊力を宿した十種類の宝です。

饒速日尊が天磐船で降臨する際、天神御祖(あまつかみみおや)から授けられたとされています。

現物は、国家の隆盛も滅亡も操作できるほどの霊力が備わった神器であり、
この神器を用いた秘術を授けられた者こそが、○神系の正統なる継承者であるとしています。

内訳は、鏡2種、剣1種、玉4種、比礼(ひれ)3種。
※比礼(ひれ)は、女性が首に掛けて、結ばずに左右から同じ長さで前に垂らすスカーフの様な物。

巷間の伝承では、病気平癒や死者を蘇生するほどの力を発揮するということが書かれていますが、
実際には、死人の蘇生は不可能です。

ただし、意識不明者の意識を呼び戻したり、心が死んでいる者を回復させる程度のことはできます。

この秘術の最大の特長は、十種類の神器による手数の多彩さと、使用者への負担の少なさです。
ある種のリミッターが付いているのか、最大出力で使用しても、
術者が疲労で気絶する程度で、命の危険がほとんどない良心的な神器です。

効果は様々で、十徳ナイフ的にいろいろな事を超ハイレベルに行えます。

術者の発想と応用力により、様々な目的や戦況に柔軟に対応する秘術であり、
機動性と即応性に極めて優れています。

この秘術は、ある程度の連続・継続使用が可能なため、味方を長期的にサポートすれば(術者は大変ですが…)、
力ずくで理を捻じ曲げ、様々な不可能を可能にして、通常では成し得ない奇跡的な成果をあげられます。


【補足】

伝承では、これらを「一二三四五六七八九十(ひとふたみよいつむゆななやここのたりや)」と唱え、ゆらゆらと振ることで、
死者をも蘇らせるとされています。 死者を蘇生するとはものの喩えで、実際は莫大な霊力が展開すると考えてください。